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Latin Hypercube Designの3次元空間への拡張

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Academic year: 2021

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(1)情報処理学会第 80 回全国大会. 1H-01. Latin Hypercube Design の 3 次元空間への拡張 三輪. 恵律也†. 望月. 大義†. 藤井. 昭宏†. 田中. 輝雄†. 工学院大学†. 1. はじめに. 大域探索において初期点の選択は,探索効率 に影響を及ぼす.良い初期点は,探索にかかる 時間を減少させ効率的にする.我々が対象とす るのは,離散点から成る多次元空間において, 方向探索と 1 次元探索を繰り返して最適値を求め る探索アルゴリズムとする[1].そのため,初期 点の候補の集合として,規則的ではない分散し た配置を得る手法を考える必要がある. このような配置を評価する手法として Latin Hypercube Design(LHD)がある.LHD には多くの パターンが存在し,LHD のすべての配置が有用 であるとはかぎらない.そのため LHD では配置 の分散度合いを評価する式が用いられている. さらに目的とするアルゴリズムは配置の自由 度が増す 3 次元以上を対象としており,LHD のパ ターンも多くなる.これにより,分散した有用 な配置の LHD を見つけること自体が難しくなる. そこで,本研究では効率的に目的とするアル ゴリズムの初期点候補の配置を得るために,条 件を付加することで,有用な配置を得ることを 目標とする.. 2. では離散点から成る,3 次元空間内を対象とする. 3 次元(x,y,z)n×n×n 立方体上の n 点の配置の場合, z 軸上にも複数の点を取らない配置とする.対象 の 3 次元は配置の自由度が高いため,本研究では LHD に条件を付加することで,良い評価値の分 散した配置を得ることを目標とする.. 3. 提案手法 LHD に以下の条件を順次付加していく.. 条件1 ベクトルではなく平面で点の位置を制限 ベクトルではなく xy,yz,zx 平面の 3 面に複数の 点が存在しない配置とする.図 1 は立方体の中心 に点を配置した場合に,他の点を配置しない範 囲を示している.図 1(a),(b),(c)が条件 1 の配置制 限となる. 条件2 複数の点が存在しない平面を追加 条件 1 に加えて,45 度傾けた 6 つの平面上にも 複数の点が存在しないように点を配置する.図 1(d)から(i)が条件 2 の追加された配置の制限とな る.よって,条件 1 と合わせて合計 9 面に複数の 点が存在しない配置となる.. Latin Hypercube Design. LHD とは,2 次元(x,y)n×n 正方形において行お よび列上に複数の点が存在しない n 点の配置であ る.ランダムに分散している配置もあれば,条 件は満たすが規則的な配置もある. LHD では分散度合いを評価するために,点間 の距離を用いた以下の式がある[2]. 𝑚 −𝑝. (a). (b). (c). (d). (e). (f). 1 𝑝. 𝛷𝑝 = [∑ 𝐽𝑘 𝑑𝑘 ] 𝑘=1. 𝛷𝑝 の値が小さいほど分散した配置となる.𝑑𝑘 は 点間の距離,𝐽𝑘 は同じ距離の個数を表している. 引用元の論文[3]に準じてpの値は 50 とする.ここ Extension of Latin Hypercube Design to 3D Space Eriya Miwa†, Masayoshi Mochizuki†, Akihiro Fujii† and Teruo Tanaka† †Kogakuin University. 1-31. (g) (h) (i) 図 1 中心の赤点に対する他の点の配置禁止範囲. Copyright 2018 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..

(2) 情報処理学会第 80 回全国大会. 表 1 𝛷50 の最大値,最小値,平均値. 条件3 2 点を結んだ直線上に 3 点以上の配置禁止. 手法 1. 上記条件のみだと,点が直線上に規則的に並 ぶ配置のパターンが存在する.本研究で想定す る方向探索と 1 次元探索を繰り返す探索アルゴリ ズムは,直線上に点が並ぶと効率が悪くなる. そこで,2 つの点を結んだ直線上に 3 点以上の配 置を禁止する条件を追加する.. 4. 頻度. 4.3 初期値による実験結果 三次元関数の問題 Griewank において,16 点の うちで最小の初期値 300 パターンに関する分析の 結果を表 2 に示す.どの配置においても,最小値 と平均値はほとんど同じであるが,最大値は条 件を付加した手法を用いた方が小さい.このこ とから,条件を付加した方が分散した配置とな り,良い初期値の点を含んだ配置となっている ことが分かる. 300. 手法1. 160. 手法2. 140. 手法3. 120. 通常LHD. 100. ランダム配置. 80 60 40 20 0 0.3. 0.4. 0.5. 0.6. 0.7. 0.8. 0.9. 1. 1.1. 評価値. 図 2 実験対象による𝛷50 の度数分布. 1-32. 通常 LHD. ランダム 配置. 最大値. 0.590. 0.278. 0.278. 0.707. 1.014. 最小値. 0.230. 0.221. 0.221. 0.408. 0.244. 平均値. 0.407. 0.270. 0.270. 0.421. 0.600. 手法 1. 4.2 実験結果 実験結果を図 2 の度数分布に示す.手法 2 と 3 の LHD は 300 パターン全ての評価値𝛷50 が 0.3 未 満となり,他に比べて分散した配置となった. また表 1 から,条件を付加した方が分散した配置 が得られることも確認できる.. 手法 3. 表 2 三次元関数の問題 Griewank における 選択した初期値に関する分析結果. 実験. 4.1 実験対象 実験対象は以下の 5 つの配置とする. ① 条件 1 を付加した手法 1 ② 条件 1,2 を付加した手法 2 ③ 条件 1,2,3 を付加した手法 3 ④ 条件を付加していない通常の LHD ⑤ 乱数によって n 点を配置するランダム配置 対象とする立方体は 16×16×16 とし,16 点の配置 とする.300 パターンの配置の評価値で比較を行 う.. 手法 2. 最大値 最小値 平均値. 5. -0.131 -0.890 -0.640. 手法 2 -0.148 -0.890 -0.613. 手法 3 -0.148 -0.890 -0.621. 通常 LHD -0.129 -0.890 -0.629. ランダム 配置 -0.064 -0.890 -0.630. おわりに. 本研究では,3 次元空間の初期点の候補の集合 を対象とした.方向探索と 1 次元探索を繰り返し て最適値を求める探索アルゴリズムを想定する. 初期点の候補の配置を評価する手法として LHD が存在する.LHD では分散度合いを評価する評 価式が用いられている.本研究では効率的に目 的とするアルゴリズムの初期点候補の配置を得 るために,条件を LHD に付加することで,分散 した配置を得ることを目標とした. 条件の付加の仕方をそれぞれ手法 1,2,3 とした. 各手法と通常 LHD と乱数によって決めた座標に 配置するランダム配置の評価値を比較した. 16×16×16 の立方体に 16 点を配置する 300 パター ンで実験を行った.実験結果から,手法 2 と 3 が 他と比べて分散した配置となることが分かった. 三次元関数の問題 Griewank における 16 点のうち の最小の初期値 300 パターンの分析の結果では, 最大値は条件を付加した方が小さい初期値とな っている.このことから条件を付加したことで 分散した配置となっているため,良い初期値の 点を含みやすいことが分かる. 今後の課題として,直方体や 4 次元以降の LHD においても実験を行う必要がある. 謝辞 本研究の一部は JSPS 科学研究費 16H02823 の助成を受けて行われた. 参考文献 [1] M. Mochizuki, A. Fujii, T. Tanaka, Fast Multidimensional Performance Parameter Estimation with Multiple Onedimensional d-Spline Parameter Search, in Proc. IPDPSW2017, pp. 1426-1433, (2017). [2] M.D. Morris, T.J. Mitchell, Exploratory designs for computational experiments, Journal of Statistics Planning and Inference, Vol. 43(3), pp. 381-402, (1995). [3] R. Chen, D. Hsieh, Y. Hung, W. Wang, Optimizing Latin hypercube designs by particle swarm, Statistics and Computing, Vol. 23, pp.663-676, (2013).. Copyright 2018 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..

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