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タブレット端末を活用し,情報活用能力を高める社会科授業

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Academic year: 2021

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1.研究の目的 本研究の目的は社会科においてタブレット 端末をどのように活用すれば情報活用能力を 高めることができるのかを明らかにすること である。 では,社会科で問われる情報活用能力とは どのようなものであるのか。小学校学習指導 要領解説社会編には「問題を解決するために 各種の必要な情報を集めて読み取ったことを 的確に記録し,比較・関連付け・結合しなが ら再構成することや自分の言葉でまとめ伝え 合うことにより互いの考えを深める1)」力が 必要であると書かれており,社会科における 情報活用能力がどのようなものか示されてい る。情報とは地図や写真,動画,グラフや表, 文書資料などである。子どもたちはそれらの 資料を活用して,社会的事象に対する理解を 深めたり,自分の考えをまとめたりしていく のである。ここで重要となることは学習の中 でどのようにタブレット端末を使用すればよ いのかという点である。キー・コンピテンシ ー2)や21世紀型スキル3),21世紀型能力4)な どにあるような学力の世界的な潮流から情報 機器を活用する能力が求められているからタ ブレット端末を活用するという考え方や,ま ずは子どもたちがタブレット端末を一つの学 習ツールとして当たり前の存在と認識し,使 えるようにしなければならないからだとする 考え方もあるであろう。しかし,タブレット 端末を学習の中で有効活用するためには,教 科のねらいを達成するために必要であり,こ れまでは難しかった学習方法を容易に行うこ とができるといったことができなければ莫大 な予算を使って教育現場にタブレット端末を 導入することへの大きな意味を見出すことは 難しい。 そこで本研究は,社会科で求められている 情報活用能力を高めるためにタブレット端末 を有効活用するには,どのように授業を構成 すればよいのか,どのような資料を作成すれ ばよいのかを検討する。対象は甲賀市立小原 小学校の 5 年生, 6 年生(タブレット端末は 一人一台)を基本とし,その他に甲賀市立綾 野小学校,貴生川小学校の 6 年生,水口小学 校 5 年生(タブレット端末は二人一台)にお いて授業実践を行い5),社会科におけるタブ レット端末使用の有効性について考察する。 原 著 論 文

タブレット端末を活用し,

情報活用能力を高める社会科授業

† Takaaki KOBAYASHI キーワード:タブレット端末,ICT,情報活用能力,社会科 †社会科教育専修 教科教育専攻 指導教員:岸本 実

Enhancement of the information literacy by using of

the tablet computer in social studies lessons

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2.社会科におけるタブレット端末の有効活用 タブレット端末の特長を社会科で活かすた めには,どのような点が挙げられるだろうか。 筆者がこれまでに行ってきた社会科における ICT教材の活用や「ICTを活用した教育推進 に関する懇談会 報告書(中間まとめ)」6), 「ICTを活用した教育の推進に資する実証事 業 報告書」7)などから以下の 6 点を考えた。 ①資料提示の調節が容易であること ②一人一人のペースで学習を進めることが 容易であること ③情報量を多くすることが容易であること ④情報を蓄積することが容易であること ⑤子どもが主体的に操作しながら考えたり, 判断したりすることが容易であること。 ⑥学習したことをまとめたり,表現したり することが容易であること 本研究では①②を活かして動画を使用し知 識理解を深めること,③を活かしてタブレッ ト端末に多くの情報を入れ,多面的,多角的 に自分の考えを構築すること,③⑤を活かし て多くの資料を自ら操作し,社会的事象の変 容を読み取らせることについての授業実践を 行うこととする。 3.動画から必要な情報を得る授業実践 (1)授業実践のねらい 本授業実践のねらいは 2 の①資料提示の調 節が容易であること,②一人一人のペースで 学習を進めることが容易であることを活かし て,子どもたちの知識理解を深めることであ る。 動画資料は文章だけでなく写真,映像,ア ニメーションなどを施すことも可能であり, より多くの情報を視覚と聴覚から取得するこ とが可能になる。また,子どもたちの興味関 心や疑問に合わせて作成・編集すること,子 どもたちが再生,早送り,早戻しを行うなど 自分のペースで学習を進めることが容易であ る。 授業実践は 6 年生の単元「世界に歩み出し た日本」において,子どもたちの疑問を解決 するための一つのツールとして動画機能を 使 っ た 調 べ 学 習 を 行 う。動 画 に つ い て は NHK for schoolの電子黒板にある日清戦争, 日 露 戦 争 の 動 画8)を 使 用 す る。N H K for schoolの動画は分かりやすくコンパクトにま とめられているが調べ学習をする際に必要最 小限の内容になるよう 2 分程度に編集し使用 することとした。これは45分という授業時間 の中でこれ以上長くしてしまうと情報量が多 すぎ,調べきれないと考えたからである。 (2)単元計画 本単元では教科書,資料集に加えてNHK forSchoolの動画を学習の中で活用した。 1 時間目の導入では予習でノルマントン号事件 の絵からの気づき,疑問をまとめておき,そ れらについて発表するところから授業を始め た。そして子どもたちの疑問を解決するため のツールとしてタブレット端末に文書資料や 年表資料を送信し,なぜノルマントン号事件 が起きてしまったのかを調べ,明治政府は不 平等条約を改正するためにはどのようなこと を行ったのかを予想した。子どもたちは「条 約を改正するために,諦めず交渉した。」や 「日本を強くして他の国に負けなくした。」 ということを述べていた。そこで,単元を貫 く学習のめあてを「明治政府がどのようなこ とを行い,不平等条約を改正したのか」とし, 調べ学習を行うこととした。 2 ・ 3 時間目は ビゴーの風刺画「魚釣りの会」から気づきや 疑問を考え,日本,ロシア,中国,朝鮮の関 係がどのように変化していったのかを調べる こととした。調べ学習を行う際には子どもた ちが普段見慣れていると思われる動画を使う こととした。動画資料はNHK forSchoolの日 清戦争,日露戦争についての映像を短く編集 し,子どもたちの疑問を解決できるようにし た。動画から子どもたちは不平等条約を改正 するまでに清やロシアと戦争を行ったこと, 戦争に勝利した日本が不平等条約を改正する ことができたことを学んだ。動画だけで不十

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分な部分については文書資料等を用意し確認 をした。 4 時間目については日本が朝鮮への 影響力を増大させ,ついには植民地とするこ と,植民地にされた朝鮮の人々の思いについ て考えながらも当時の政界情勢から日本も欧 米の国々に負けじと勢力拡大を狙っていたこ とを学んだ。そして当時の世界情勢,植民地 支配をされた人々の思いという複数の視点か ら日本の勢力拡大について自分の考えをまと めた。 5 時間目についてはまず,日本の勢力 拡大についての考えをグループで交流し,考 えをタブレット端末にまとめた。その後,大 型テレビにグループごとの考えを表示させ, 考えを述べさせた。最終的には各グループの 考えたことを一人ひとりのタブレット端末に 送信し,日本の勢力拡大に対する自分の考え を練り直すといったことを行った。 6 時間目 はこれまでの学習から日本が不平等条約を改 正できた理由について自分の考えをまとめ, 交流した。 7 時間目には明治時代から大正時 代にかけての生活の変化や日本の発展や世界 の発展に尽力した人物についての調べ学習を 行った。人物についてはグループで調べる人 物を分担して調べ,後に交流するといった学 習を行った。 (3)本時の学習展開 本時の学習は「日本と清(中国),ロシア との関係がどうなったのか調べよう」をめあ てとし,学習を展開した。対象は2014年度甲 賀市立小原小学校,綾野小学校,貴生川小学 校の 6 年生である。 本時導入において教科書に掲載されている ビゴーの風刺画「魚釣りの会」を使って気づ きや疑問を考えさせた。子どもたちは「さむ らいがいる。」「ロシア人がいる。」「魚を釣ろ うとしている。」「一体, 3 人は何を釣ろうと しているのか?」といったことを発言してい た。そこで,風刺画に描かれている人物や魚 は国を表していることを伝えた。すると子ど もたちは「なぜ日本とロシアと中国が朝鮮を 釣ろうとしているのか?」といった疑問を 持った。その後,清,ロシアとは戦争になっ たことを伝え,戦争の結果を予想した。子ど もたちは「日本が勝ったんじゃないか?」 「清は大きな国だから簡単には勝てなかった のではないか。」ということを述べていたの で,予想を解決するために日清戦争について 詳しく調べることにした。調べ学習はNHK forSchoolの日清戦争についての動画を編集9) したものを活用した。動画についてはあらか じめタブレット端末に入れておき,調べ学習 を行う際に一人ひとりがそれぞれのペースで 学習を進めることができるようにした。そし て,調べてわかったことをまとめ,全体で交 流した。 (4)授業実践の考察 授業実践ではタブレット端末に動画を入れ, 調べ学習を行ったが,どの子も動画を食い入 るように見ている姿が印象的であった。また, 動画から分かったことをノートに大量に書き 込むなど普段よりも情報を多く自分のものと して取り入れることができていた。本時の最 後に分かったことをまとめたが,子どもたち は日清戦争が起こった原因や戦後の賠償など についてよく理解することができていた。こ れはNHK forSchoolの動画が分かりやすかっ たことに加えて,子どもたちにとって映像か ら情報を入手すること頻繁にあることや一人 ひとりのタブレット端末に動画を入れたこと により,自分のペースで調べ学習を行うこと ができたことが要因であると考えられる。動 画自体の長さは 2 分程度のものであったが, 調べるためには10分程度かかっており,動画 を使って歴史の調べ学習を行うには程よい長 さといえる。この長さであれば子どもたちは 動画という情報から必要な内容を探し出し, まとめることができるのである。今回の取り 組みでは動画を子どもたちの実態に合わせて 調節し,教材化することで子どもたちの関心 意欲や必要な情報を選び出す力(情報活用能 力)が高まり,知識理解も深まることを示せ た。 しかし, 2 分程度の動画であっても情報が 多くなったことで何を調べるべきであったの かが分からなくなってしまった児童もいた。 これは慣れもあると思われるが,聴覚と視覚

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からの情報を取り入れる際に認知負荷が高 まってしまってしまったことが考えられる。 また聞くことが苦手な子にとっては何が大切 な情報であるのかがか分かりにくくなってし まったことが要因ではないかと考える。小原 小学校での実践では聴覚に弱さを持つ児童が 2 名いたことも影響していると思われる。タ ブレット端末を活用する事で情報量を増やす ことができるが,どのように増やすのかにつ いては課題が残ったといえる。また今回は動 画資料を教師から一方的に与えるという方法 をとったことも課題である。子どもの主体性 を失うことなく,情報量の多さを活かしたタ ブレット端末の活用法を 5 年生の実践におい て考えていくことにした。 本授業実践を行うことでタブレット端末の 利用は,基本的には一人一台がよいと判断し た。二人一台でタブレット端末を使った児童 からは「一人一台にしてほしい。」という声 が上がっており,全ての児童がタブレット端 末の操作方法を理解し,使いたいときに使え る環境を整えることで意欲的に学習に取り組 むことができたり,自分が必要な情報を探す ことができたりすると考えたからである。た だ,「二人一台で学習することが楽しい。」と している児童もおり,どの使い方がよいのか については更なる研究が必要である。 3.多くの資料から自分自身の 考えを構築する授業実践 (1)授業実践のねらい 本授業実践のねらいは1の③情報量を多く することが容易であることを活かして,多く の資料から自分自身の考えを構築することで ある。 PC及びタブレット端末は教科書や資料集 に比べ,情報を多くすることが容易である。 社会科の授業においては子どもたちが疑問に 思ったことを中心に調べ学習が行われるが, より多角的・多面的に社会的事象を捉えるこ とが難しい。甲賀市立小原小学校,綾野小学 校,貴生川小学校の実践においては教員が編 集した動画を使用し,自分のペースで調べ学 習を行わせたが情報量が増えてしまい,何を 調べればよいのか分からなくなったり,動画 を与えられたことにより児童は意欲的に活動 を行う反面,主体性が低くなったりしてしま うということが起こった。そこで,本実践に おいてはグラフ資料や表資料,文書資料など 数種類の資料をタブレット端末に配信し,児 童に自ら資料を選ばせることにより主体性を 高めることや児童が学習課題から自分の力で 調べ,考えを判断しやすくするために,より 具体的な資料を用意することにした。 (2)単元計画 本単元で使用した資料は教科書や資料集, 指導書,森林・林業学習館10)などから作成 した。 導入において学校や身の回りにある木製品 について考えたり,タブレット端末に配信し た航空写真から小原学区とその周辺の森林を 見たりすることで,子ども自身が森林との繋 がりを身近に感じることができるようにし た。 2 時間目には小原小学校とその周辺と比 べ,日本の国土は森林に恵まれているかにつ いて予想し,タブレット端末に日本の森林の 割合や土地利用を表すグラフ・地図資料11) を配信し,日本の森林が恵まれているのかに ついて調べた。 3 時間目には日本の森林学習 を行った。そこは増えているのか減っている のかについて学習を行った。また,人工林と 天然林の違いや天然林にも原生林と呼ばれる 基本的には人の手が入っていない森林と人の 手が入った里山が存在していることについて も学んだ。調べ学習を行う際にはタブレット 端末に日本の森林面積の推移と森林備蓄12) についてのグラフ資料を配信した。この学習 では終結の部分において日本の森林の問題点 について話し合った。 4 時間目には日本の林 業の課題について学習を行った。調べ学習を 行う際にはこれまでよりも多くの資料《林業 で 働 く ひ と の 数 の 変 化13),林 業 所 得 の 推 移14),国産の木材と輸入木材の変化15)》を 用意し,子どもが調べる資料を一つ選び日本 の林業の課題及びその理由について学んだ。 5 時間目に行った本時の授業ではこれまでの

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学習を踏まえて,ゴルフ場は森林を壊してい るのかについて考えることにした。調べ学習 については児童が自ら調べたい資料を選び, 進めることができるようにした。調べ学習を 行う際には最初にタブレット端末に配信した 資料の中から一つ選び,そこから更に他の資 料を調べることで学びを深め,ゴルフ場に対 しての自分の考えをまとめられるようにし た。 6 時間目の学習では前時にまとめたゴル フ場は森林を破壊しているか,していないの かについての自分の考えをグループ内で交流 し一つの考えにまとめ,その後全体で交流し た。各グループからの発表を聞き,最終的な 自分の考えをまとめる際には全てのグル―プ の考えをタブレット端末に配信し,自分以外 の考えをできる限り活かすことができるよう にした。 (3)本時の学習展開 本時の学習は「ゴルフ場は森林を壊してい るといえるのか」について自分なりの判断を 行うことをめあてとし,学習を展開した。対 象は2014年度甲賀市立小原小学校,水口小学 校の5年生である。 ゴルフ場については単元導入に子どもたち が航空写真を見て「山が削られている。」「何 か気持ち悪い」「これはゴルフ場だ。」と興味 を示していた。信楽にはゴルフ練習場やゴル フ場の看板が多くあることもあり,子どもた ちはゴルフ場に実際に行ったことはないもの の存在自体はよく知っている。本時の導入で はゴルフ場は森林を壊しているのか,壊して いないのかについて,自分の立ち位置を明ら かにするため数直線にネームプレートを貼ら せた。その後に理由について発表させた。子 どもたちは「山の木を切ってゴルフ場を作っ ているから壊している。」「森林を削っている から壊している。」という意見が多く,ほと んどがゴルフ場は森林を壊しているという考 えを持っていた。次にタブレット端末に入れ た資料から本当にゴルフ場は森林を壊してい るのかについて調べ学習を行った。調べ学習 については①ゴルフ場と農薬16)②ゴルフ場 と土砂災害17)③ゴルフ場と生態系18)の三つ から自分自身で調べたいものを選び学習を進 めることとした。選んだ後は①②③でそれぞ れグループとなり調べ学習を行った。①②③ の資料を調べ,もっと調べてみたいことや分 からなかったことについてはタブレット端末 に配信してある別の資料《ゴルフ場で確認さ れた動物19)(絶滅危惧種),ゴルフ場で確認 された植物20)(絶滅危惧種),ゴルフ場にお ける農薬使用量の変化21),ゴルフ場を建設・ 運営するときのきまり22),森林が何に転用 されたのか23)》で詳しく調べることとした。 グループで調べる際には,できる限り一人一 人別の資料を調べ,後にグループで交流させ, より多くの客観的な根拠からゴルフ所が森林 を壊しているのかを判断させるようにした。 グループでの調べ学習の次には全体での交流 を行った。①②③それぞれのグループから調 べて分かったことを発表させ,全てのグルー プの意見を参考にしながらゴルフ場が森林を 壊しているといえるのかについて改めて考え させ,もう一度数直線で自分の立ち位置がど うなったのかを確認した。結果はゴルフ場は 森林を壊してない,もしくはどちらともいえ ないといった意見に多くの子どもが変わって いた。子どもたちは多くの資料から分かった ことを基にして「ゴルフ場を建設する時に森 林を60%以上残さなければいけないから,森 林を壊していない」「今は農薬の使用がきび しくなっているけど農薬のことが問題になっ ているから壊していると壊しているの半分」 等,根拠を明らかにして自分なりの判断をし ていた。 (4)授業実践の考察 本時の学習では前時までに学んできた日本 の森林の問題点や森林の持つ役割を基盤とし て,「ゴルフ場は森林を壊しているのか。」に ついて,複数の資料を根拠として自分なりに 判断する学習を行った。子どもたちは課題を 解決するためにタブレット端末に配信された 8 種類の資料(調べ学習開始時は3種類)か ら調べたいと考えたものを自分で選択して, いくつかの資料を調べたり,グループで調べ たことを交流したりすることによって,ゴル

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フ場は森林を壊しているのかという問いに対 して多面的に考えることができていた。また 次時に行われた学習では①②③別々の視点か ら分かったことについて交流する中でゴルフ 場は森林を壊しているのかという問いに対し て多角的に考えることもできていた。最終的 な判断をする際には資料や他のグループの意 見を取り入れて考えをまとめている子どもが 多かった。今回の実践を通して子どもたちは 多くの資料から情報を集め,自分なりの考え を構築できたことから,社会的事象を多面 的・多角的に捉えられる力や調べて分かった ことをまとめる技能が高まることを示せた。 しかし,中には資料が多いことで根拠が何 であるかが曖昧になってしまったり,本時ま での学習を取り入れて最終的な判断ができな かったりした児童もいたことが今後の課題と いえる。根拠が曖昧になるということは資料 を上手く活用することができなかったという ことに繋がる。多くの資料を活用しながらも, 自分の考えに根拠を持てる単元,教材作りを 行わなければならないと考えた。 4.スライド資料の操作から社会的事象の 変容を読み取る授業実践 (1)授業実践のねらい 本授業実践のねらいは 1 の③情報量を多く することが容易であること,⑤子どもが主体 的に操作しながら考えたり,判断したりする ことが容易であることを活かして,子どもた ちに社会的事象の変容を読み取らせることで ある。 タブレット端末にインストールできるアプ リの数は100万種類を超えており,教科のね らいや子どもたちの実態に合わせて簡単にカ スタマイズすることができる。 2014年度の 5 年生(小原小学校,水口小学 校)に行った実践の課題として,資料を多く した事によって自身の判断が曖昧なものに なってしまう子どもがいたため,本授業実践 ではどの子も多くの資料を活用して学習課題 を解決できる方法を考えた。そこで,本授業 実践ではプレゼンソフト24)をタブレット端 末にインストールし,子どもたち自身が資料 を操作しながら,主体的に調べ学習を行い, 多くの資料からの理解や思考を深められるよ うにした。 タブレット端末の使用については2014年度 の授業実践の結果,一人一台の使用がよいと 判断したため,小原小学校でのみ実践を行う 事とした。 (2)単元計画 本単元では教科書や資料集に加え,甲賀市 にある信楽給食センターから毎月発行されて いる給食の献立,給食センターで使われてい る食材の量や食材の産地についての資料25) を用意した。本時では信楽町の米穀店への聞 き取り26)や米穀機構米ネットにある地図資 料27),「数字で見る日本の百年」28)にある統 計資料を使用した。 導入∼ 2 時間目においては給食センターの データを資料として活用し,普段何気なく食 べている給食に使われている食材への興味関 心を高めた。献立だけでは子どもたちは多く の気づきや疑問を持つことが難しかったが, 実際に使用されている食材の量や産地を読み 取ることによって「量が一番多いのは米だ。」 「野菜では玉ねぎや人参が多い。」「肉もなか なか多い。」という気づきや「これだけ多く の食材はどこからきている?」「給食センタ ーはどうやって仕入れているのか?」といっ た疑問を持つことができた。 3 時間目に行った本時の導入では,家庭で 食べている米の銘柄や信楽にある米穀店で扱 われている米の種類から日本の中で米作りが 盛んな地域はどこかを予想した。その後,米 作りの盛んな地域についてスライド資料を 使って調べる学習を行った。そして,もとも と暖かい地方で生産されていた米が日本では 寒いと言われる地域で盛んで作られている理 由について考えた。 4 時間目には米以外の食料について教科書 にある野菜,果物,畜産物から一つを選び調 べ学習を行い,分かったことについてグルー プで交流する活動を行った。

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(3)本時の学習展開 本時の学習は「日本で米作りが盛んな地域 はどこか調べよう」をめあてとし,学習を展 開した。対象は2015年度甲賀市立小原小学校 5 年生である。 本時の導入では子どもたちが家で食べてい る米の銘柄や信楽のお米屋さんで扱っている 米の銘柄から普段食べているお米が全国各地 から届いていること確認し,米作りが盛んな 地域はどこかを予想させた。その後に行った スライド資料での調べ学習では,明治時代か ら現代までの米の生産量の変化29)について 一人一人がタブレット端末を用いて,生産量 の変容を読み取り,分かった事や疑問に思っ たことをまとめた。子どもたちは「米の生産 量が少しずつ北に動いている。」「散らばって いる米の生産量の多い場所が東北や北海道に 集まってきている。」「新潟はずっと米の生産 量が多い」などと発言し,明治時代から現代 にかけて徐々に米の生産量が北へと移動して いることを読み取っていた。次に米が日本で は東北や北海道で盛んに作られているが,日 本で作られている米はもともと暖かい地方で 作られていることを伝え,なぜ日本では暖か い地方よりも寒いと言われる地方で米が盛ん に作られているのかを予想させ,次時以降の 学習問題を作った。子どもたちからは「米を 作り変えたのではないか。」「品種改良したの ではないか。」などの発言があった。 (4)授業実践の考察 本時の学習ではタブレット端末に米の生産 量の移り変わりの様子を読み取るためのスラ イド資料入れ,調べ学習を行った。子どもた ちは資料を与えられ,読む・見るだけでなく 自分たちで操作をしながら調べたり,考えた りすることができていた。授業の中で初めて スライド資料を扱うということで児童が混乱 したり,操作が上手くできずやる気を失った りすることも心配されたが,どの子も意欲的 にかつ集中して学習を進めることができてい た。また,子どもたちはスライドを使ってい る最中にもっとよく見える方法はないかと考 え,資料を拡大したり,スライドを次々とめ くることでスライド資料をアニメーションの ように見たりと「もっとわかりたい。」「もっ と調べたい。」という思いを持って学習を進 めることができていた。これはスライドを使 うことを終了したときの子どもたちの発言か らも分かる。子どもたちは「もっと調べた い。」「時間をもうちょっとちょうだい。」「ま だ調べられる。」といったことを口々に言っ ており,主体的に学習に臨むことが学びを深 める上で非常に重要であることが改めて分 かった。また,スライド資料から分かったこ とをまとめる際には,どの子も米の生産量の ベスト 5 が時代を経るごとに北海道,東北方 面に集まっているという生産量の変容を読み 取り,現在の日本で米の生産量が多い地域が どこであるのかをまとめることができた。こ れらの事から,本授業実践では子どもたちの 主体性や情報活用能力を高め,知識理解を深 められることを示せた。 今後の課題としては,資料を作る手間をど れだけ減らせるのかという点とアプリ(ソフ ト)を教科のねらいや児童の実態に合わせて 使用できるかという点が挙げられる。今回の 資料に限らず資料を作る際には従来の資料を 作成するよりも多くの時間を要している。教 員の負担感を減らすことができなければ,タ ブレット端末は積極的に使用されない恐れが ある。かといって,何でも使えばよいという ものではなく各教科のねらいを達成するため でなければならない。また,アプリに関して ではあるが,児童用のタブレット端末一台一 台にアプリをインストールしていくことは時 間がかかり手間もかかるので,教科のねらい や子どもたちの実態に合わせて必要なアプリ を精選することが重要である。 5.本研究の成果と課題 本研究の成果はタブレット端末に情報を入 れ活用することによって,情報活用能力が高 まることを示せた点である。また情報活用能 力を高めることによって意欲・関心や思考・ 判断,技能,知識・理解の高まりが見られた ことから情報活用能力と意欲・関心や思考・

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判断,知識・理解とが繋がっていることも示 すことができた。「学びのイノベーション事 業実証報告書」や個別の報告書において個々 の評価観点についての効果が挙げられていた が,各評価規準との関わりについては十分に 検証されているとはいえなかったのである。 本研究が上記の成果を示すことができた要 因は次の 2 点である。 1 点目は単元全体の流れの中でタブレット 端末の活用法を計画したことである。タブ レット端末を効果的に活用するには教科や単 元の目標に合わせて単元計画を作成すること が必要である。タブレット端末を使用するこ とで目標が達成されるのではなく,単元計画 の中で目標を達成するためのツールとしてタ ブレット端末の活用法を考えることが重要で ある。本研究についてはタブレット端末の機 能ありきではなく,まずは教科のねらいから 単元を構成し,本時の授業の流れを考えた。 その中でタブレット端末を使うことでより学 習のねらいに近づける,または深まるにはど の機能を使えばよいのかを吟味した。結果的 には大きな効果が出ない場合もあると考えら れるが,これは従来の学習でも同じことであ る。わざわざタブレット端末を使うからこそ の意図,意味がなければ莫大な費用を投じて 教育現場でタブレット端末を使用する意味が なくなってしまう。 2 点目はタブレット端末やICT機器を学習 で使用することによって,従来の学習では難 しいと思われる教材を作成できたことである。 本研究では個人に配布する教材,個別学習で 使用することが難しいと思われる動画資料や 多くの資料,スライド資料を使用した。この 実践を通してタブレット端末を活用すること により,教材の選択肢を拡張できるというこ とを明らかにすることができた。動画資料は 映像と音声を活用する事,多くの資料から選 ぶ資料では一つの画面を使って 8 つの資料を 活用する事,スライド資料ではスライドを自 ら操作する事を行ったが,どれも教科書や資 料集だけでは行えなかったり,用意できたと しても作業が煩雑になったりしてしまうなど 従来の学習法では容易に行うことができない ことは明らかである。また,今回はタブレッ ト端末を活用したが,この点も成果を上げる 大きな要因となった。パソコンを使っても同 様のことはできるかもしれないが,タブレッ ト端末はパソコンに比べて操作が簡単であり, 初めて使う際でも基本的な操作方法さえ理解 できれば,あとは子ども自身が学習を進めて いくことができたからである。直感的に操作 をすることができることや携帯性が高いこと は教室の中で学びのツールの一つとしてタブ レット端末を活用する際の大きな利点といえ る。 ただし,タブレット端末に入れた情報を活 用する際には留意することが 2 点ある。 1 点目は,タブレット端末は万能ではなく, 使用する機能やタイミングなどを単元や本時 の流れに合わせて活用しなければ教科のねら いを達成することが難しいということを教員 が理解することである。タブレット端末はい つでも,どこでも使えばよいということでは ない。例えば,社会科において拡大縮小機能 を使おうとする際には,絵や写真が拡大する だけの価値があるのかという事や資料の読み 取りをしようとする際にはタブレット端末に 資料を配信する事がよいのか,教科書や資料 集を使用した方がよいのかなどを見極める必 要がある。 2 点目はタブレット端末を使用する際には 一人に一台の使用を基本とすることである。 学びのイノベーション事業においても一人一 台とされていたが,先行実践や先行研究にお いては複数人でタブレット端末を使用してい る場合もあり,どの使用法がよいのかは曖昧 であった。しかし,今回の授業実践を通して 社会科でタブレット端末を活用する際には基 本的には一人で調べ,まとめていく方が効率 的にかつ意欲的に取り組めることが,授業中 の姿や授業後の子どもたちの記述から分かっ た。ただし,タブレット端末を複数人で使用 することにより,考えを交流したり,調べて 分かったことを交流したりすることが容易に なるということもあり,学習のねらいによっ て使い方を変えていく必要がある。 本研究全体を通しての課題は以下の 5 点で

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ある。 1 点目は本研究の実践授業が個別の研究で あったことから,児童の絶対数が少なく,小 原小学校,貴生川小学校,綾野小学校,水口 小学校の一部の児童しかタブレット端末を使 用しておらず,効果が偏ってしまった可能性 があることである。学年についても 5 , 6 年 生だけでなく本研究の成果をより汎用性のあ るものをするためには大規模な実証研究が必 要となる。この点については筆者が勤務する 甲賀市内だけでなく滋賀県内の他市町村にお いてもタブレット端末の配備が進んでくるこ とから少しずつではあるが絶対数が多くなり, タブレット端末を使うことによる効果を一般 化できるようになると考えられる。 2 点目は少数ではあるがタブレット端末を 使って学習することに対して分かりにくい, タブレット端末を使いたくないと考えている 子どもがいることである。難しいことではあ るが学習に取り組むすべての児童が「分か る。」「もっと学びたい。」と思える単元構成, 教材作成,情報機器の活用が必要である。タ ブレット端末を活用することにより,意欲を 失ったり,分からなくなったりしてしまうの ではタブレット端末を使用する意味がなく なってしまう。これはタブレット端末を活用 した授業に限ったことではないが聴覚に弱さ を持つ児童がいる場合には視覚からも情報を 取り入れることができるよう動画に字幕を入 れる事や児童の実態に合わせて配信する資料 を変える事などユニバーサルな視点が必要に なる。 3 点目は情報活用能力を高めるためのタブ レット端末の使用期間が短く継続した取り組 みが行えなかったことである。子どもたちが タブレット端末を上手く活用するにはある程 度の慣れが必要である。しかし,今回の実践 では一単元での授業実践しか行えておらず, 十分にタブレット端末を活用するスキルが身 についたとはいえない。今後は社会科の学習 において単元レベルではなく年間を通した研 究や 3 ∼ 6 年生の系統性を考えた研究が必要 である。更に,全教科を対象としてタブレッ ト端末を学びのツールとして使用するための スキルを身に着けさせる計画を作成すること も求められるであろう。 4 点目は子どもたちがタブレット端末を 使って情報を活用できるということは明らか になったが,どのレベルまで高まったのかを 十分に明らかにできなかったことである。授 業での様子や授業後の記述からタブレット端 末を活用し,情報活用能力を高めることが意 欲・関心や思考・判断,技能,知識・理解を 高めることに繋がることを示すことができた が,どこまで到達したか,どのように高まれ ばよいのかが曖昧である。今後は調査方法を 見直し,児童の変化を追う必要がある。 5 点目は 2 で社会科におけるタブレット端 末の有効活用法として提示した 6 点うち,④ と⑥についての授業実践を行えなかったこと である。今回の使用したタブレット端末の機 種では④と⑥を使った授業が難しかったこと が主な原因だが,この点については今後の授 業実践において活用できる場面があれば取り 入れて検証を行う必要がある。 おわりに 今後,タブレット端末の導入は各自治体で も進んでいくことが予想される。そうすれば 多くの実践が行われ授業が改善されると思わ れる。そのためにはICT環境の整備が不可欠 で あ る。し か し,OECD は「Students, Computers and Learning Making the Connection30)」において学校現場にICT環境 を整えていても学力が劇的に上がっていない ことを報告している。その原因の一つとして 教員が上手に使いこなせていないことが挙げ られていた。まずは環境を整えることが重要 になるが,それを使う教員が児童の力を伸ば すために,どのようにICT及びタブレット端 末を使用するのかをしっかりと考えていかな ければならないのである。また,今後タブ レット端末を活用した実践や研究を多く行い, その結果を蓄積してくことも重要となる。タ ブレット端末を使った授業を行うことはまだ 始まったばかりなのである。タブレット端末 を販売する事業者,教育用ソフトを開発する

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事業者などICTに関わる多くの人々が児童の 学力を伸ばすためにはどのような機能が必要 であるのか,どのような教材が必要であるの かを教員と共に考えていくことも必要である。 今回,シャープソリューション株式会社より 借用したタブレット端末には児童に送りたい 資料や画面を簡単に配信したり,回収したり することができる機能をはじめとして,資料 への書き込み,資料の蓄積などの優れた機能 に加えて,アプリを導入しやすい簡単な設定 など現場の教員がタブレット端末を活用しや すいものとなっていた。これからの新しい学 びを構築していく際には多くの壁があると思 われるが地道に乗り越え,児童が情報活用能 力を高めることができるよう尽力していくこ とが求められる。 最後に本研究を通して改めて重要だと分 かったことは,授業を構築する教員が教科の ねらい,単元のねらい,本時のねらいに合わ せた形でICT教材やタブレット端末を活用し なければならないということである。授業作 りをしっかりと行えない教員がタブレット端 末を使っても効果的に使用することはできな いのである。 http://jouhouka.mext.go.jp/school/ict_ substantiation/(2015年9月参照) 8)NHK for schoolの電子黒板の小6社会 ユニッ ト10明治時代 自分でやってみよう 子どもモ ードの中にある日清戦争、日露戦争の動画を編 集し使用。 http://www.nhk.or.jp/syakai/dcontent/6nen/ unit010/kids/page_24.html(2014年10月参照) 9)動画の編集にはフリーソフト「Bandicam」を 使用した。 10)森林・林業学習館ホームページhttp://www. shinrin-ringyou.com/(2015年1月参照) 11)同上10にあるグラフ・地図を使用した。 12)同上10にあるグラフを使用した。 13)株式会社文溪堂『調べ、考え、すきになる社会 科資料集 2014 5年』P.111のグラフを使用 した。 14)同上10にあるグラフを使用した。 15)同上13 P111のグラフを使用した。 16)田中淳夫(2009)『ゴルフ場は自然がいっぱい』 ちくま新書より資料を作成。 17)八木俊彦(1992)「森林のゴルフ場開発に係わ る環境保全と林地開発許可制度」鳥取大学農学 部演習林研究報告書 No21 PP.125−137よ り文書資料を作成した。 18)同上16より文書資料を作成した。 19)社団法人ゴルファーの緑化促進協力会(2010) 『環境と人にやさしいゴルフとゴルフ場』P.4 より資料を作成した。 20)同上19 P4より資料を作成した。 21)東京都環境局(2014)「農薬使用量経年変化」 平成24年度ゴルフ場農薬使用量調査結果のグラ フを使用した。 22)日本文教出版『小学社会 教師用指導書 研究 編 5年下』PP.138−139より文書資料を作成 した。 環境庁(2013)「ゴルフ場で使用される農薬に よる水質汚濁防止に係わる暫定指導指針」より 文書資料を作成した。 23)環境省(2008)『平成20年版環境統計集』より グラフ資料を作成した。 24)android版KINGSOFTofficeアプリをタブレッ ト端末にインストールし、使用した。 25)献立表(2015年6月分)は甲賀市内で配布され ているものを使用した。食材の量や仕入れ先に ついては信楽給食センターのデータより資料を 作成した。 26)信楽町長野にある米穀店米長で扱っている米に ついての聞き取りを行い資料を作成した。 27)米穀機構米ネットHPにある「お米物知りゾー ン」内の地図資料、「お米Q&A」内の質問と 答えから地図資料、スライド資料を作成。 http://www.komenet.jp/(2015年6月参照) 28)矢野恒太記念会(2000)『数字で見る日本の100 年−20世紀が分かるデータブック』国勢社より 参考文献・引用 1)文部科学省(2008)『小学校学習指導要領解説 社会編』P.4 東洋館出版社 2)ドミニク.S.ライチェン ローラ.H.サルガニ ク(2006)『キー・コンピテンシー 国際標準 の学力を目指して』PP.88−90 明石書店 3)P.グリフィン他2名(2014)『21世紀型スキル 学びと評価の新たなかたち』北大路書房 4)勝野頼彦(2013)「社会の変化に対応する資質 や能力を育成する教育課程編成の基本原理」 『平成24年度プロジェクト研究調査研究報告 書』国立教育政策研究所 5)本研究で借用できたタブレット端末が17台で あったため学校によって使用条件が異なること になった。 6)ICT を 活 用 し た 教 育 推 進 に 関 す る 懇 談 会 (2014)「ICTを活用した教育推進に関する懇 談会 報告書(中間まとめ)」 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/ 08/__icsFiles/afieldfile/2014/09/01/1351684_ 01_1.pdf(2015年9月参照) 7)NTTラーニング(2015)「ICTを活用した教育 の推進に資する実証事業報告書」

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スライド資料を作成した。

29)矢野恒太記念会(2000)『数字で見る日本の100 年−20世紀が分かるデータブック』国勢社より スライド資料を作成

30)OECD(2015)「Students, Computers and Learning Making the Connection」

http://www.oecd.org/education/students-computers-and-learning-9789264239555-en.htm (2015年12月参照)

参照

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