Title
沖縄県の小学校における「宮良長包音楽」の実践状況と
方向性(3)−小学校音楽担当教諭へのアンケート調査に基
づいて−
Author(s)
大山, 伸子
Citation
沖縄キリスト教短期大学紀要 = JOURNAL of Okinawa
Christian Junior College(40): 3-25
Issue Date
2012-01-31
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12001/9746
沖純キリスト教短期大学紀要第4()号(2012)
沖縄県の小学校における「宮良長包音楽」の実践状況と方向性(3)*
一 小 学 校 音 楽 担 当 教 諭 へ の ア ン ケ ー ト 調 査 に 基 づ い て 一
大 山 伸 子 * *
Abstract 筆者は先行研究として、「沖縄県の幼稚│亜│における'(;良長包音衆の実践状ル。とノj向性1一幼 稚園教諭へのアンケート調査に基づいて」(註')、「m(2)一保育実践の可能性を探る」(註2)の論文 発表を行った。 本論文はその後続研究として、('I'洲Ui.の小学校現」ルにおいて、「cイ良長包青楽」がどのように取 り入れられているか、その実践状#dをi*縄県所在の公私立小学校279校の音楽in当教諭に行ったア ンケート洲査に基づき、その実態をlリjらかにした。 その結果、「宮良長包音楽」の小学校における実践率は37.8%で、実践形態は82.2%が不定Ⅱ寺(随m に実践していることがわかった。また、学校教育に収IQ入れる必嬰'14は、74.8%が「必要」と答え、 きわめて肯定的に捉えている。 「宮良長包音楽」の作ハaについては、「温かい」、「旋律が美しい」、「なつかしい」、「親しみやすい」 の評fffiが圧倒的に多く、「長包音楽」との接点は、「人II'J接点」、「メディア的接点」共に豊富である ことがわかった。 一方で、実践しないfflltlとして、「ゆとりがない」、「授業時│H1配分の困難さ」、「教材・資料が少 ない」などが挙がり、学校現場での時IHl的な困難さは深刻である。さらに、教材・資料の作成は急 務 で あ り 、 実 践 の 可 能 性 を 広 げ る 大 き な 課 題 と な ろ う 。 1−1.調査概要(小学校)
沖 縄 県 の 小 学 校 に お け る 「 宮 良 長 包 音 楽 」 の 実 践 状 況 に つ い て ア ン ケ ー ト 調 査 目 的 沖 縄 県 の 小 学 校 で 「 宮 良 長 包 音 楽 」 が ど の よ う に 実 践 さ れ て い る か 調 査 し 今後の実践の可能性を探る 調 査 期 間 2 0 0 9 年 8 月 2 0 1 1 ∼ 9 月 2 0 日 対 象 件 数 沖 縄 県 所 在 の 公 私 立 小 学 校 2 7 9 校 回 答 者 音 楽 担 当 教 諭調査方法質問シート方式。質問Q1∼Q17を郵送、|可答者が返送
質 問 シ ー ト 形 式 実 施 前 に 小 学 校 音 楽 担 当 教 諭 に 予 備 調 査 を 行 い 質 問 事 項 を 筆 者 作 成 【巻末資料l参照】 有効回答数119名(回答率42.7%)1−2.結果と考察
データの結果・分析による【図1∼5】は本文'I'に、【表1∼15】は巻末に表記した。 'TheDirectionandCircumstancesinwhichChohoMiyarasMusicisPracticedinElementarySchool inOkinawaPrefecture(3) −BasedonaSurveyofElementarySchoolMusicTeachers-"NobukoOyama − 3 −w縄キリスト教短期大学紀要縮10号(2012) ポ イ ン ト L 有 効 回 答 率 02の有効回答率は、427%1190答/279校)であった。【表l】 因みに、幼稚園は55.0%(153回答/278H)となっている(縦3)。 回答者の占有率を沖縄県市部、郡部に分類すると、市部は78名(655%)、郡部は11名(345%) で市部の│ロ│答が多い。【表2】 また、市部のうち、石垣lliが15校ともっとも多く、郡部では、竹富町の7校が多いが、さら に、与那国町の2校を力││えると八重山地区が最も多い回答数になっている(占有率/20.2%)。 それはとりもなおさず、石垣市が宮良長包の故郷であることが起因し、「宮良長包音楽」への 意識の高さが反映されていると推測できる。 ま た 、 勤 務 校 名 を 回 答 者 全 員 が 記 名 し て い る こ と は 、 ア ン ケ ー ト を 集 計 す る 上 で デ ー タ の 裏 付 け が 明 確 に な り 、 本 調 査 ( 本 論 文 ) の 貴 重 な 要 素 と な っ た 。 ポ イ ン ト 2 . 回 答 者 年 代 Qlのlul答者年代の質│川に対して、有効│Ⅲ│答者数119名のうち、30代が-15名、50代以上が 27名、10代が21名、20代が23名となっており、最も│回│答の多い30代は全体の37.8%を占 めているが、50代以上は227%、10代20.2%、20代は19.3%の順となっている。【表3】 ポ イ ン ト 3 . 回 答 者 出 身 地
Q4の│n│答者川身地の質│川に対して、沖純県内が107名、県外出身が10名、記載なしが2
名であった。【表4−①】 この質問の意図は、県外出身者は、「宮良長包音楽」について関心度はどうであるか、親し み を 持 っ て い る か 、 そ れ ら が 実 践 に 反 映 さ れ て い る か 、 な ど 県 内 外 出 身 者 の 差 異 に つ い て 確 認 す る こ と に あ っ た 。 その結果、県外I¥¥身者について、05「実践している」は30%、Q10「長包音楽との接点」は、 人的接点(6件)が全体の結果より少ないが、メディア的接点(17件)は豊富で、on「長包 音楽の感想」は、「温かい」、「旋律が美しい」など肯定的に捉えており(15件)、012「取り入 れる必要性」は、「はい」と「わからない」が半数ずつあり、Qi7run名の認知」については、 平均4111|知っており、全体の平均│lll数6.8llllをやや下│Ⅱ│っている。【表4−②】 総体的に、「宮良長包音楽」には好意的で、県内外川身者の差異はほとんど見られない。 ポ イ ン ト 4 . 実 践 率 と 実 践 形 態 05の「宮良長包音楽」を音楽の授業に取り入れているか、の質問に対して、「取り入れてい る」のN答が15名で37.8%、「取り入れていない」が71名で59.7%で、「取り入れていない」 が高率だった。また、「取り入れている」の[ill符中、定時(カリキユラム化)は5名、不定時(随 時)は37名で(82.2%)、不定時に実践しているケースが際立っている。 この結果から、小学校では「取り入れていない」が多く、「取り入れている」のうち、不定 時(随時)の実践形態が多いことがわかった。【表5】 ポ イ ン ト 5 . 授 業 内 容 Q6の「どのような授業内容か」は、使川教材、使用曲名、使用楽器、指導内容の事項につ − 4 −^lil:沖細県の小学校におけるr内'良長包音楽」の実践状#Lとノ/lMltt(3) いて考察した。 ①使用教材: 楽譜19件、CD15件、工工四(三線の楽譜)6件、「宮良長包作llll全集』ほか作品集4件、 本2件、テキスト1件などとなっている。【表6−①】 楽譜、CDの活川度が上位を占め、]冒工│ノLIの使用は三線指導がなされていることを裏付ける もので、沖純の伝統楽器が学校現場で11W川されていることがよくわかる。 ②使用曲名: 「えんどうの花」33件、「安里屋ユンタ」23件、「汗水節」6件、「鳩間節」2件、「発音唱歌」、 「琉球木造歌」、「なんた浜」、「綾雲」、「Ojの子守唄」、「校歌(西表小・中学校)」、「大麿小膳」 がそれぞれ1件あった。【表6−②】 使用曲の特徴は、「えんどうの花」33件、「安里屋ユンタ」23件が上位を占めており、この 結果は、後述するポイント15のQ16「宮良長包の認知度」の結果に比例するものであり、教 師の認知llllの上位2曲が、使用llllとして頻度の高いことがわかる。 ③使用楽器: a教師便ノIJは、「ピアノ」27件、「三級」8件、「CDJ3件、「キーボード」、「リコーダー」、 「パーランクー」がそれぞれ1件となっている。ピアノの活用度がもっとも高く、三線や、 エイサーで使われるパーランクーなど沖純の楽器の使用頻度も高い。【表6−③a】 (b)学習者使用は、「三線」10件、「リコーダー」8件、「ピアノ」4件、「パーランクー」3 件、「歌唱」3件、「オルガン」2件、「木琴」2件、「鉄琴」2件、「大太鼓」2件、「小太鼓」、 「締め太鼓」、「キーボード」、「鍵盤ハーモニカ」、「ボンボン」が各1件あった。【表6−③b】 沖縄の楽器である三線やパーランクー、1)1.1洋楽器の旋律楽器や打楽器など、使用楽器が豊 富に使われていることがわかる。 ④指導内容: 類型化すると、「えんどうの花」が歌唱指導で29件でもっとも使われており、合奏指導で4件、 リコーダー指導1件、鑑賞指導が1件と続く。「安里屋ユンタ」は、歌唱指導6件、三線指導(リ コーダー、歌唱)6件、合奏指導2件、エイサー指導2件、鼓笛隊指導1件で授業形態が豊富で ある。 また、「宮良長包の生涯について」が5件あり、社会科の時間と組み合わせていて興味深い。 「汗水節」が劇の指導で1件、歌詞指導で1件、歌唱指導で1件あり、「鳩間節」が踊り指導 で1件、リコーダーとヴァイオリン指導が1件、「鷲の烏」は、合Ⅱ,'1指導1件、鑑賞指導1件、 音読指導1件と件数は少ないが、指導内容が多様である。【表6−④】 ポ イ ン ト 6 . 発 表 す る 機 会
Q7の「宮良長包音楽」を発表する機会の有無について、「はい」の回答は27名(60%)、「い
いえ」8名(17.8%)、「無回答」10名(22.2%)で、「実践している」のうち、発表する機会は6割を,',めており、比較的発表の場は多いようだ。【表7】
また、「無N答」の10名について、N答者が質問シートの裏m(2ページ目)に気づかず、 回答なしのケースがあり、貴重なデータだけに残念である。 発表の場は、学校行事、地域行事、その他、発表する機会がないm¥u、について分類した。 − 5 −『'純キリスト教短期大学紀要第10サ(2012) ①学校行事で発表: 「運動会」10件、「学芸会」7件、「音楽朝会」6件、「音楽発表会」5件、「学習発表会」2件、「卒 業式」1件等があり、また、「内1延長包集会」1件は、学校の教育方針として重視していること が伺える。【表8−①】 ②地域行事で発表: 「敬老会」、「公民館祭り」、「宵良長包音楽劇の出演」、「カジマヤーのパレード」、「入植記念 祭」等があった【表8−②】・カジマヤー(1'│瓶の長寿祝い)にパレードで参加している例は、 いかにも沖縄県の風習そのもので、地域社会との関わりの濃密さが表れている。 ③その他で発表: 「モーニングコンサート(老人会交流)」や「阿良長包音楽祭」が挙げられていた。【表8−③】 ④発表の機会がない理由: 「行事等が多いことや地域の歌が優先になる」、「指導内容が詳しくない(教材研究していな い)」、「発表するためにやっているのではなく、4,5学年でit縄の誇る音楽家を音楽の授業の 中で指導することが大切。機会があればやる予定」等の│Ⅱ│答があった。【表8−④】 ポ イ ン ト 7 . 授 業 に 取 り 入 れ て い な い ( 実 践 し て い な い ) 理 由 08の「宮良長包汗楽」を実践していない理Illについて、「ゆとりがない」が41件24.6% と最も多く、「時│Ⅲ配分の困難さ」33件(19.8%)、「教材、資料が少ない」21件(14.4%)、「宮 良長包音楽そのものをよく知らない」17件(10.2%)、「指導ノJ不足」16件(9.6%)、「その他」 13件(7.8%)等となっている。【図l】【表9−①】 【図1】授業に取り入れていない理由 % 2.4% ゆ と り な し 授業に取り入れていない理由 育 的 意 義 24.6% 3.0% 他に優先あり 、 5.4%/
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教 材 資 料 14.4% 、 、 「ゆとりがない」がトップ.である結果は、教員の│引々の多忙さをうかがい知ることができる し、「宮良長包音楽そのものを知らない」のllll答も、1960年代に盛んに学校教育で実践された 「宮良長包音楽」が、現況の学校教育においては、次世代に継承されていない結果と捉えるこ とができるだろう。 − 6 −大Ill:沖純県の小学校における「宮良長包音楽」の実践状況と方向性(3) 自由記述では、「教科書以外の活用の余裕がない」、「高学年で実践していたが、授業削減で 難しくなった」、「CD、楽譜がmnされればやりやすい」、「是非、取り入れたいと常々から思 い は あ り ま す が 、 ど の よ う に 扱 う か 、 教 材 研 究 不 足 の た め 、 時 を 逃 し て い ま す 」 等 が あ っ た 。 授業時間に余裕がない中でも、実践への取り組みに意欲を持っている様子がうかがえる。【表 9−②】 ポ イ ン ト 8 . 「 宮 良 長 包 音 楽 」 の 指 導 方 法 に 活 用 で き る も の 09の指導力法に活用できるものについて、「楽譜」61件、「CDJ58件、「DVDJ42件、 「資料」36件が上位を占め、「研修研究会」5件、「本」3件、「映像」2件等となっている。【表 10】 楽譜、CD、DVDが活用し易いものとして上位を,',-め、研修・研究会や映像資料の必要性 を望んでいる回答が多かった。この結果は、ポイント7の08「実践していない理由」に、「教 材・資料が少ない」の回答が反映されているといえるだろう。 ポイント9.「宮良長包音楽」との接点について Q10の「宮良長包音楽」との接点についての項目は、人的接点、メディア的接点、その他に 分類し考察を行った。 人的接点とは、人との関わりや人を介して「宮良長包吾楽」を知った場合で130件あり、そ の内訳は、「学校で教わった」63件、「家族から教わった」27件、「先輩・知人から教わった」 22件、「地域の人から教わった」18件となっており、「学校で教わった」が圧倒的に多い。 また、メディア的接点とは、メディアなど物理的なものを介して「宮良長包音楽」を知った 場合で162件あり、その内訳は、「波奏会で聴いた」53件、「ラジオ・テレビで知った」37件、 「評伝や作llll集で知った」27件、「映pillで鑑賞した」23件、「CD・DVDで知った」22件となっ ており、「減奏会で聴いた」の多さが目立つが、メディア的接点の内容の豊富さがうかがえる。 【図2】【表11−①】 【図2】「宮良長包音楽」との接点 「宮良長包音楽」との接点
p■■271
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園 撒 1 1
人 的 接 点 ①家族から ② 学 校 で ③ 地 域 の 人 ④ 先 輩 ・ 知 人 メ デ ィ ア 的 接 点 ⑤ ラ ジ オ ・ テ レ ビ ⑥ 映 画 で 鑑 賞 ⑦ 演 奏 会 で 聴 い た ⑧CD-DVD ⑨評伝・作曲集 接点ない,記載なし他 ⑩ 覚 え て い な い ⑪ 接 点 な い ⑫ そ の 他 ’130 '63 ’162 3 23 ! ' 5 3 1 「 一二二コ皿
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一匡戸 150 200 50 100 0 − ワ ー イ沖縄キリスト教短期大学紀要第40号(2012) 人的接点に比べて、メディア的接点が多いという特徴があり、反面、「接点がない、記載な し」が33件あり、その内訳は、「よく覚えていない」10件、「接点なし」4件、「その他」19 件であった。その数字の多さが気になるが、「宮良長包音楽」に関心がない、とも取れようか。 その他の自由記述には、「合唱を経験しており、演奏会でもよく歌っている」、「数年前に沖 縄キリスト教学院の宮良長包講座を受講した」、「小学校の皿、NHKに「みんなのうた』の楽 譜がほしい、という手紙を送った時、宮良長包の楽譜も送らオしてきた」、「教員採用試験で知っ
た」など、教員採川試験の問題にも取り入れられていることがわかった。【表11−②】
数年前、東京の試験問題作成会社から、筆者に「宮良長包の“桑の実”はヨナ抜き旋法です か?」と問い合わせがあったが、「宮良長包音楽」が、いよいよ教員採用試験にも導入されて いるという事実がある。 ポイント10.「宮良長包音楽」の感想について onの「宮良長包音楽」の感想について、肯定的感想と否定的感想、その他に分類し考察を 行った。 肯定的感想として264件あり、その内訳は「温かい」85件、「旋律が美しい」74件、「なつかしい」54件、「親しみやすい」46件、「独創的」5件となっている。【表12−①】
否定的感想として11件あり、その内訳は「難しい」6件、「古い」4件、「親しみにくい」1 件となっている。否定的感想に比べて肯定的感想が圧倒的に多く、「宮良長包音楽」に好感を 持っていることが顕著に表れている。【│叉'3】 【図3】「宮良長包音楽」の感想 「宮良長包音楽」の感想 ⑧ 難 6 ⑦ 親 し み ⑥ ∼ ⑧ 否 定 的 4 ① ∼ ⑤ 肯 定 的 ①懐かしい54 5 lハ 85 ③ 親 し み や す い 46 旋 律 が 美 し い 74 また、「そ の他」は「わからない」が8件あったが、自由記述には、「考えたことがない」、「わ からないが旋律も歌詞も良さそう」、「ゆったりする」、「旋律がn性的」、「琉球音階に近い」な ど比較的評価されている回答や、「日本的すぎる。沖縄らしさがもっとほしい」など、問題提 起として捉える│M│答もあった。【表12−②】 − 8 −大Ill:沖縄県の小学校における「宮良長包音楽」の実践状況と方向性(3) ポ イ ン ト 1 1 . 「 宮 良 長 包 音 楽 」 は 、 学 校 教 育 で 取 り 入 れ る 必 要 が あ る か 012の「宮良長包音楽」を学校教育で取り入れる必要性について、「はい」の回答が89名 (748%)で、「いいえ」0名、「わからない」29名(244%)、「記載なし」1名(0.8%)であっ た。必要性を感じている音楽教諭が圧倒的に多く、7割を超えていることがわかる。 「いいえ」が0件であることは、回答者が「はい」ではないが、「必要性がある」と考えてい ると判断でき、実践方法の工夫によっては、今後の可能性に繋がりそうだ。「わからない」も 29件あり、その数字は実践解明のヒントになるだろう。【表13】 ポイント12.学校教育に取り入れる必要について「はい」の理由 Q13の「はい」の項'三│について、文化的要素と教育的要素、その他に分類し考察を行った。 文化的要素として147件あり、その内訳は、「郷土愛」81件、「長包音楽の継承」18件、「長 包の教育理念の継承」15件あった。 また、教育的要素として36件あり、その内訳は、「音楽の多様性」32件、「教育の活性化」 2件、「資質向上」が2件あった。必要性の理Illとして教育的要素より、文化的要素に共感し て い る こ と が わ か る が 、 特 に 、 「 郷 土 愛 」 は 高 い 数 値 を 示 し 、 沖 細 の ア イ デ ン テ ィ テ ィ ー の 意 識の高さがうかがえる。【表13】 ポイント13.学校教育に受け入れる必要性について「いいえ」の理由 Q14の「いいえ」の理由は回答が0件であったため、記述はなかった。 ポイント11.「宮良長包音楽」は、これからの世代に受け入れられるか Q15の「宮良長包音楽」はこれからの世代に受け入れられるか、の質問について、「はい」 が73名(61.3%)、「いいえ」1名(0.8%)、「わからない」39名(32.8%)であった。【表11−①】 「次世代受入れ」は肯定的に捉えているが、’'1時に、「わからない」の回答も多い。この結果 は、ポイント11の012「学校教育で取り入れる必要があるか」の回答と同じ傾向にあり、「わ からない」の│川│答が、今後の実践の鍵を握っているのではないだろうか。 また、円,│,記述のうち、「はい」の理由を次のように分類し、まとめた。【表14−②】 ①宮良長包とアイデンティティー: 「郷土愛、伝統青楽の継承が大切だと思う」、「国際理解教育の中で、郷土を知ることが相手 を理解する上で大切だと思う」、「ウチナンチュなら体のIj'に生まれつき懐かしさや温かさを感 じ取れる力を持っていると思う」、「沖縄の先人として広く知れ渡っていく必要がある」等、多 数挙げられていた。 ②「宮良長包音楽」を評価: 「沖縄の気候風土に合った旋律だと思います」、「なつかしく、温かく、旋律が美しい」、「時 代に関係なく、素晴らしい音楽なので受入れられると思う」、「宮良長包の音楽には普遍的な要 素があると思う」、「宮良長包の楽曲は旋律の美しさもさることながら、郷土を愛する気持ちが 込められている」、「沖縄発の声楽曲として残っていくと思う」等があり、特に、「旋律が美し い」、「親しみやすい」、「なつかしい」は多数挙げられていた。 ③課題と可能性:
「受入れてほしいという希望(筆者注釈:願う者?)ですが、少しずつ受入れが難しくなる
− 9 −沖縄キリスト教短期大学紀要鋪40号(2012) と思う」、「受入れられるという前に、こういう音楽があることを教えてあげなければ、すぐに は受入れられないと思う。教えてあげることで受入れ易くなると考えている」、「三線が若い世 代にも人気が出てきているので(受入れられると思う)」、「沖縄の音楽が大和の音楽の影響を 受 け な が ら も 沖 縄 の 思 い や 、 沖 縄 メ ロ デ ィ ー を 大 切 に し て く れ た 宮 良 長 包 は 素 晴 ら し い と 思 う から」等、多数あった。 また、「いいえ」の川答は0件だったが、理''1が1件記述されていた。【表14−③】 さらに、「わからない」の理由を次のようなに分類し、まとめた。【表11−④】 ①受入れられる: 「現代風なリズムや楽器でアレンジしたのを聞いて、興味を持った時、原曲にも興味がわく のではないでしょうか」、「長包脊楽を身にする(体'験する?)機会をつくっていけば│と│然に受 け入れられるとは思う」等があった。 ②受入れは難しい: 「部活で合唱をしてみたが、やや抵抗感があったような…」、「"えんどうの花”は歌いやすい が、難しいメロディーが多いのが印象的です」、「指導者が意図的に指導すれば興味を持ってく れる子もいるだろうが、接点がないと厳しい」等があった。 ③その他: 「llI:代というより、環境によって左右されると思う」、「本校は、音楽専科教諭が常勤ではな いので、担任が音楽担当となっておn勉強不足です」等が挙げられていた。 ポイント15.知っている「宮良長包音楽」の曲名について 【図4】「宮良長包音楽」の曲名認知度(10位まで) 120 100 80 60 40 20 0 11只
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「宮良長包音楽」の曲名認知度旧LB告畠
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016の「宮良長包吾楽」の認知状況について、llll数総計809件のうち、10位までを記述す ると、「えんどうの花」118件、「安里屋ユンタ」112件、「鳩間節」75件、「汗水節」66件、「なんた浜」62件、「鷲の烏」36件、「桑の実」36件、「泊りハ1-J33件、「赤ゆらの花」28件、「唐船」
-10−ノ<iij:沖縄県の小学校における「寓良長包音楽」の実践状況と方ll'l性(3) 27件となっている。【図4】【表15−①】 特に、1位の「えんどうの花」と2位の「安取屋ユンタ」を合わせると230件('''1数総計809曲) で、全体の約3割(284%)を占めている。いかに、両曲がポピュラーなllllであるかがわかる。 その結果は、ポイント5の06「授業内容」の使用曲について、「えんどうの花」がトップで、 2位は「安里屋ユンタ」であり、|而l様である。しかし、3位から10位のうち、使用曲として 活用度が少ない││││は、「鳩間節」、「なんた浜」、「鷲の烏」、「汗水節」であり、使用曲として活 用されていないllllは、「桑の実」、「赤ゆらの花」、「泊り舟」、「唐船」となっている。この結果 から、「えんどうの花」と「安里屋ユンタ」は、教師の認知lllIと使川││││は一致しているが、そ の他は活用度が少ない、あるいはまったくない、という共通結果が出ている。教師が知ってい る曲でも、教材化が難しいという判断ができるだろう。それらを実践に結び付けるための教材 化 の 取 り 組 み が 必 須 で あ る 。 【図5】「宮良長包音楽」を知っている曲数(学校別平均一人当たり) 知っている曲数(学校別平均)
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5,1 中学 高 Illi 数 小学校 校 校 一 刈功雑 稚園 【図5】の付表 ※1【表15−②】の「曲数×人数」の総合計 また、lll│認知の割合は、31曲選択のうち、「えんどうの花」の99.2%をトップに、30位の「駅 路(うまやじ)」まで、すべての曲を認知していることになる。【表15−①】 最少に認知している曲数は1曲の1名で、最大に認知しているllll数は29llllの1名だった。(ア ンケートでは、31llllを選択曲として提示)。【表15−②】 さらに、知っているllllの平均的な認知llll数は6.8llllである。(119名/累計809till)因みに、|│││認知の学校別の平均(一人当たり)は、幼稚園5.Iffl'註4)、小学校6.8曲、中学校
1 1 -a 曲 数 の 総 合 計 ※ 1 b回答者数 c平均(a÷b) 幼 稚 園 786 153 5.1 小 学 校 809 119 6.8 中 学 594 69 8.6 高 校 248 27 9.2 学 校 合 計 2,437 368 6.6沖純キリスト教短川大学紀要第4()号(2012)
8.6l1ll註5)、高校9.2曲(註6)で、学校合計の平均は、6.6iJllだった。【図5】【図5の付表】
一人当たりのllll認知は、小学校音楽担当教諭が平均にもっとも近い。また、幼稚園から高校 になるに従って、教師の認知度は高くなっている。 Ⅱ ま と め ここで、今一度、本論文をまとめておきたい。 1.有効回答率は、279校中119名で42.7%、H答者の占有率は市部(65.5%)が高く、市部で 最も回答が多かったのは石垣市であり、郡部の竹富町と与那国町を合わせると八重山地区が 最も多かった(占有率/20.2%)。宮良長包の故郷であることも背景にあり、八重山地区は認 識が高いと判断できるのではないか。 2.│n│答者年代は、30代が最も多く、全体の37.8%を占めている。 3.│Ⅱ│答者の出身地は、沖縄県内が107名、県外が10名であったが、「実践率」、「宮良長包音楽 との接点」、「長包音楽の感想」、「長包音楽を取り入れる必要性」、「曲名の認知度」について も県内外出身者震の差異はほとんど見られず、「宮良長包音楽」には好意的である。 4実践率は、119名中15名で37.8%、そのうち実践形態は、不定時(随時)の導入が(82.2%)、 圧倒的に多い。 5.授業内容について、①使用教材は、楽譜、CDの活用度が│位を占め、工工四(三線の楽譜) は三線指導がなされていることを裏付けるもので、沖縄の伝統楽器が学校現場でよく活用さ れていることがわかる。②使川曲の特徴は、「えんどうの花」、「安里屋ユンタ」が上位を占 めており、この結果は、後述する「宮良長包の認知曲」の結果に比例するものであり、教師 の認知曲の上位2曲が、使川教材曲としても頻度の高いことがわかる。③使用楽器の教師 使用は、ピアノの活用度がもっとも高く、三線や、エイサーで使われるパーランクー等、沖 縄の伝統楽器も豊富に使用されている。学習者(生徒)使用は、三線やリコーダーが上位を 占め、ピアノやパーランクー、木琴、鉄琴、大太鼓、小太鼓、締め太鼓、キーボード、鍵盤 ハーモニカなど多様に楽器を洲IJしている。④指導内容は、「えんどうの花」が歌唱指導で もっとも多く、「安里屋ユンタ」は、三線指導やエイサー指導に活用されているが、社会科 の時間とクロスして指導している例もあった。 6.「宮良長包音楽」を発表する機会は6割(60%)あり、比較的発表の場は多い。 発表の場が学校行事の場合、「運動会」、「学芸会」、「音楽朝会」、「音楽発表会」が多く、地 域行事の場合、「敬老会」、「公民館祭り」に力││えて、「カジマヤーのパレード」などが挙げら れており、沖縄独特の地域社会と濃密なつながりを表している。 7.「宮良長包音楽」を実践していない理山について、「ゆとnがない」がもっとも多く、「時間 配分の困難さ」、「教材・資料が少ない」、「寓良長包音楽そのものをよく知らない」、「指導力 不足」と続く。「宮良長包音楽そのものを知らない」の│川雰からは、1960年代に沖縄県の学 校教育で盛んに実践された「宮良長包音楽」が、現況の学校教育においては、次世代に継承 されていないと捉えることができるだろう。 8.指導方法に11用11できるものについて、「楽誹」、「CD」、「DVD」が活川し易いものとして 上位を占め、「教材・資料」、「研修・研究会」、「映像」等の必要性を望んでいる回答が多かっ た。 1 2-大山:沖縄県の小学校における「宮良長包音楽」の実践状況と方向性(3) 9.「宮良長包音楽」との接点について、人を介して関わりを持つ「人的接点」より、メディア など物m¥りなものを介して│乳lわし)を持つ「メディア接A〔」が高い数値を示している。メディ ア''1り接ル(のうち、「演奏会で聴いた」がもっとも多く、「人的接点」では、「学校で教わった」 がもっとも多かった。 10.「宮良長包青楽」の感想について、肯定的感想が圧倒的に多く、「温かい」、「旋律が美しい」、 「なつかしい」が上位を占めており、否定的感想として「難しい」、「古い」、「親しみにくい」 があった。否定的感想に比べでM定的感想が圧倒的に多く、「宮良長包音楽」に好感を持っ ていることが顕著に表れている。 11.「宮良長包音楽」を学校教育で取り入れる必要性について、必要性を感じている音楽教諭 が圧倒的で7割(74.8%)を超えていることがわかる。また、「わからない」も29名と多く、 その数字の解明が実践につながるヒントになりそうだ。 12.「宮良長包音楽」を取り入れる必要性について「はい」の理由は、文化的要素として147 件あり、「郷土愛」、「長包菩楽の継承」、「長包の教育m念の継承」が多かった。教育的要素 として36件で、「帝楽の多様17│i」、「教育の活性化」、「資質Inj上」が挙げられていた。特徴と して、「郷土愛」が最も高い数仙を示し、沖縄のアイデンティティーへの意識の高さが表れ ていた。
13.「宮良長包音楽」はこれからの世代に受入れられるかについて、「はい」が6割(61.3%)
を占め、「わからない」も3割(32.8%)あった。「次世代受入れ」は肯定的に捉えているも のの、「わからない」の回答も多い。 11.「宮良長包」の曲の認知状ルdは、「えんどうの花」、「安里屋ユンタ」が圧倒的で、認知 度はそれぞれ99.2%、94.1%で、最もポピュラーな'''1であり、教育現場で多川に教材化 されていることがわかった。しかし、「鳩間節」のように、よく知っているが、授業で活 用度が少ないllllや、「泊り舟」のようにまったく活用していないという結果もでており、 教材化が難しい曲と判断できるだろう。 一方、小学校音楽担当教諭の平均的な認知曲数は6.81111で、幼・小・中・高校別に見てみると、 もっとも平均的な数値だった。 Ⅲ お わ り に 本論文では、沖縄県の小学校音楽担当教諭を対象にアンケート調査を行ない、「宮良長包音 楽」実践の実態を明らかにした。筆者の先行研究で幼稚│刺現場の実践状況をはじめ、さらに、 中学校・高校での実態を把握し、幼稚園から高校まで縦I'lllの「宮良長包音楽」の音楽教育の在 り方を追求していきたい。 そして、幼少連携の必要性、さらには中高連携が強調されている現今、「宮良長包音楽」が、 今後の学校教育にどのように位置付けられるか、さらなる「宮良長包研究」の研讃に努めたい。 【謝辞】沖縄県所在の公私立小学校279校の音楽担当教諭をはじめ、特に、ご回答くださった 119名の諸先生方、ご丁寧な回答と愛情ある熱心な記述の数々、誠に有難うございました。ま た、勤務校名をすべての先生が記述してくださったことは、アンケートを集計する上で、デー タの裏付けが│リ1確になり、本論文の貴重な要素となりました。心から、感謝申し上げます。 1 3-沖細キリスト教短期大学紀要第40号(2012) 【報告】本研究は、沖純キリスト教学院特別研究助成によるものです。 【註】 (1) イ ワ 1 、 当 ノ (3) (4) (5) / / 、 、 (Dノ 大山伸子「沖縄県の幼稚│束│における宮良長包音楽の実践状況と方向性(1)−幼稚園 教諭へのアンケート調査に基づいて−」オt純キリスト教短期大学紀要第38号、2010年、 3∼27頁 大山伸子「沖縄県の幼稚園における宮良長包音楽の実践状況と方向性(2)−保育実 践への可能性を探る−」沖純キリスト教短期大学紀要第39号、2011年、3∼22頁 (1)に同じ。4頁及び19頁 (1)に同じ。12頁及び11頁 大山伸子「沖縄県の中学校・高校における宮良長包音楽の実践状況と方向性(4)− *学校・高校青楽担当教諭へのアンケート洲査に基づいて−」沖純県立芸術大学紀要 第20号、2012年3月発行(投稿済) (5)に同じ 【参考文献】 L大IllイEl」子「沖縄県の中学校における郷土音楽導入の現状と方向性」沖縄県立芸術大学紀要 第2号、1994年、15∼71頁 2大lll伸子「学校教育における郷士音楽学習のあり方一八重Illの小.,1,.高校と地域社会の 関わりを通して−」沖縄県立芸術大学紀要第3号、1995年、85∼110頁 3大山伸子「宮良長包の音楽教育活動に関する研究(1)−校歌作品を中心に−」沖縄県立 芸術大学紀要第7号、1999年、89∼112R 4大Ill伸子「宮良長包の音楽教育活動に関する研究(4)−作品研究1(Iリl治・大正篇)−」 沖縄県立芸術大学紀要第16号、平成20(2008)年、187∼206頁 5大lll伸子「宮良長包の音楽教育活動に関する研究(5)−作品研究Ⅱ(昭和篇一①)−」 沖純キリスト教短期大学紀要第36号、2008年、39∼58頁 6大Ill伸子「宮良長包の音楽教育活動に関する研究(6)一作lil'l研究Ⅲ(BH和篇一②)−」 沖縄キリスト教短期大学紀要第37号、2009年、31∼60頁 7.大Ill伸子「宮良長包の音楽教育活動に関する研究(7)一作,品,研究Ⅳ(昭和篇一③)−」 沖縄県立芸術大学紀要第18号、平成22(2010)年、163∼182頁 1 4
-大山:m純県の小学校における「宮良長包音楽」の実践状況と方向性(3) 【表1】有効回答(Q2) 【表3】年代(QD 項目 人数(割合) 年齢 人数(割合) 対 象 件 数 279 20代 23(19.3%) 有 効 回 答 数 119 30代 45(37.8%) 回 答 率 (42.7%) 40代 24(20.2%) 50代以上 27(227%) 合 計 119(100%) 【表2】回答者勤務校の所在地 市 町 村 名 人 数 市 町 村 名 人 数 市町村名 人 数 市 町 村 名 人 数 那 覇 市 12 国 頭 村 2 北 中 城 村 0 伊 是 名 村 1 うる ミ市 12 大宜味村 2 中 城 村 0 久 米 島 町 1 沖糸 市 8 東 村 1 西 原 町 3 渡 嘉 敷 村 2 石 垣 市 15 今 帰 仁 村 0 八 重 瀬 町 2 座 間 味 村 1 浦 添 市 4 本 部 町 3 与 那 原 町 0 伊平屋村 0 宮 古 島 市 6 納村 3 南 風 原 町 1 多 良 間 村 0 南 城 市 1 宜 野 座 村 1 伊 江 村 1 竹 富 町 7 糸 満 市 6 金 武 町 1 粟 国 村 0 与 那 国 町 2 宜野湾市 4 読 谷 村 2 渡名喜村 0 群部計 (34.5%)41 豊 見 城 市 4 嘉手納町 1 北 大 東 村 1
』
名 護 市 6 北 谷 町 2 南 大 東 村 1 記載なし 0 市 部 計 (655%)78 合 計 119 【表4−①】出身地(Q4) 【表5】実践の有無(Q5) 出 身 沖 縄 県 人 数 107 授業に取り入れている蕊 錯 準 45 (378%) 県外 10 定時(カリキュラム化) 5 記載なし 2 不定時【随時】 (82.2%)37 合 計 119 内容の記載なし 3 71 【表4−②】県外出身者(Q4) 授業に取り入れていない (59.7%) 実践率 実践しない理由 「長包音楽」との接点 理由記載あり 69 「よく知らない」5件 人 的 接 点 6 件 理由の記載なし 2 30% 「ゆとりない」5件 メディア接点17件 記載なし 3 「長包音楽」の感想 取り入れる必要性 曲名認知 総 合 計 119 肯 定 的 1 5 件 否 定 的 5 件 「 は い 」 5 件 「わからない」5件 平 均 4 曲 1 5-沖縄キリスト教短期大学紀要第4()号(2012) 【表6−①】使用教材(Q6−①) *楽譜19件(合奏川楽譜、ワークシート)*CD15件*工工│ノ3(三線の楽譜)6件 *作ffl集4件(大山伸子編・校訂『宮良長包作llll全集」2件、『おきなわのうた』1件、『宮 良長包作品集』1件)*本2件(『にこぼん先生の沖縄メロディ」1件、他1件) *歌詞カード2件(教室掲示月]含む)*テキスト1件(プリント配布) * パ ワ ー ポ イ ン ト 教 材 1 件 【表6−②】使用曲名(Q6−①) *「えんどうの花」33件 件 * 「 発 音 唱 歌 」 1 件 *fillの子守唄」1件* * 「 安 里 屋 ユ ン タ 」 2 3 件 * 「 汗 水 節 」 6 件 * 「 琉 球 木 造 歌 」 1 件 * 「 な ん た 浜 」 1 件 「校歌M表小・中校)」1件*「大鷹小鷹」 【表6−③】使用楽器(Q6−①) < a . 教 師 使 用 > * 「 鳩 間 節 」 2 *「綾雲」1件 1件 * ピ ア ノ 2 7 件 * 三 線 8 件 * C D 3 件 * キ ー ボ ー ド 1 件 * リ コ ー ダ ー 1 件 * パ ー ラ ン ク ー 1 件 < b 学 習 者 使 用 > * 三 線 1 0 件 * リ コ ー ダ ー 8 件 * ピ ア ノ 4 件 * パ ー ラ ン ク ー 3 件 * 歌 唱 3 件 * オ ル ガ ン 2 件 * 木 琴 2 件 * 鉄 琴 2 件 * 大 太 鼓 2 件 * 小 太 鼓 1 件 * 締 め 太 鼓 1 件 * キ ー ボ ー ド 1 件 * 鍵 盤 ハ ー モ ニ カ 1 件 、 * ボ ン ボ ン 1 件 【表6−④】指導内容(Q6−①) *「えんどうの花」を歌唱指導29件(合唱指導、斉唱指導)、合奏指導4件、リコーダー 指 導 1 件 、 鑑 賞 指 導 1 件 、 学 芸 会 の 劇 の 幕 間 に 合 奏 1 件 、 三 線 と 器 楽 合 奏 唱 1 件 、 金 管 の 伴 奏 や ピ ア ノ 伴 奏 1 件 *「安里屋ユンタ」を歌唱指導6件、三線指導(リコーダー、歌唱)6件、合奏指導2件、 エ イ サ ー 指 導 2 件 、 鼓 笛 隊 指 導 1 件 * 「 宮 良 長 包 の 生 涯 に つ い て 」 5 件 *「汗水節」を劇指導1件、歌詞指導1件、歌唱指導1件 *「鷲の烏」を合",",指導1件、鑑賞指導1件、音読指導1件(全校) *「鳩間節」を伽り指導1件、リコーダーとヴァイオリン指導1件 * 「 な ん た 浜 」 を 鑑 賞 指 導 2 件 * 「 大 鷹 小 麿 」 合 唱 指 導 1 件 * 「 山 の 子 守 唄 」 歌 唱 指 導 1 件 * 「 琉 球 木 遣 歌 」 合 唱 指 導 1 件 * 「 発 音 唱 歌 」 合 唱 指 導 1 件 * 「 校 歌 」 1 件 ( 頻 繁 に 歌 う ) *授業の単元で指導5件①5イ│ミ「││本の歌llll」でllllll耕搾、滝廉太郎と同格に宮良長包 を取り上げている。②4年はクロス学習として安」'1屋ユンタを歌う。③音楽の授業で郷 土の音楽(4年)で汗水節を歌って聞かせ歌わせた④5年「│-│本の歌曲」の題材、5年「日 本の歌曲」の題材、⑤4年社会科とクロス「安里屋ユンタ」 1 6
-人Ill:illI縄県の小学校における「宮良長包音楽」の実践状況と方向性(3) *その他の指導3件①年間行事に宮良長包集会を位置付け長包メロディーを地域の方(音 楽活動している方)に演奏してもらいながら長包についてのお話を高学年が発表。 ②石垣島,T,身であることを伝える③沖縄にもこんな素敵なllllを作る作曲家がいたのよ… という紹介もかねて行う 【表7】発表する機会(Q7) 人 数 は い 27(600%) い い え 8(17.8%) 無 回 答 10(222%) 合 計 45(100%) 【表8−①】学校行事発表はどのような場で行われているか (Q7−①) *運動会10件:「安」I'.屋ユンタ」をエイサー 隊で発表。「安T-.屋ユンタ」を踊る。「汗水節」 里 屋 ユ ン タ 」 を 油 奏 。 *学芸会7件:三線を油奏等。劇の間奏曲。 (大太鼓、小太鼓)。「安里屋ユンタ」を鼓笛 をエイサー。パーランクーでエイサー。「安 *音楽朝会6件: * 音 楽 発 表 会 5 件 「えんどうの花」を全員で歌う。「えんどうの花」を全体斉唱。 :「Illの子守唄」を横笛。 * 全 体 斉 唱 音 楽 集 会 1 件 * 学 習 発 表 会 2 件 *卒業式1件:BGMに * 宮 良 長 包 集 会 1 件 年 間 行 事 計 画 の 中 に 「 宮 良 長 包 集 会 」 を 入 れ 、 船 蔵 公 園 の 宮 良 長 包 会を持った→「えんどうの花」合Ill",,「大だか子だか」音読、高学年 ,、立ち説明、ケストをおよびしての歌の鑑賞。 碑 前 に て 全 児 童 で 集 会 を 持 っ た → に よ る 長 包 先 小 の 雄 い 立 ち 説 明 、 / *地区学校1件:横笛も入れて発表。 *道徳の授業参観1件 「汗水節」 【表8−②】地域行事発表はどのような場で行われているか(Q7−①) * 「 え ん ど う の 花 」 の 石 碑 が あ る た め 、 い ろ い ろ な 場 で 歌 う 機 会 が 多 い * 敬 老 会 で 「 え ん ど う の 花 」 を 合 唱 * 公 民 館 祭 り 少 年 少 女 合 唱 祭 、 那 覇 市 文 化 協 会 音 楽 劇 「 宮 良 長 包 」 出 演 ( 首 里 少 年 少 女 合 唱 団 ) * カ ジ マ ヤ ー の パ レ ー ド 鼓 笛 演 奏 * 入 植 記 念 祭 で 「 安 里 屋 ユ ン タ 」 を エ イ サ ー 【表8−③】その他発表はどのような場で行われているか(Q7−①) *モーニングコンサート(老人会との交流コンサート)で、全体合唱として歌う *宮良長包汗楽祭で校歌を演奏*毎月1Nの朝の音楽習会で、11月に山の子守唄、えん どうの花の││││を予定しています*全校で音楽朝会 1 7
-川I縄キリスト教短期大学紀要第40号(2012) 【表8−④】発表の機会がない理由は何か(Q7−②) * 行 事 等 が 多 い こ と や 、 地 域 の 歌 が 優 先 に な る た め * 今 の と こ ろ 発 表 す る ま で の 指 導 が 十 分 で な い * 宮 良 長 包 集 会 * 授 業 で の 紹 介 の た め * 指 導 内 容 が 詳 し く な い ( 教 材 研 究 し て い な い ) * 他 の も の を 発 表 す る か ら * 発 表 す る た め に や っ て い る の で は な く 、 4 , 5学年で沖縄の誇る吾楽家を音楽の授業の中で指導することが大切。機会があればやる予定 【表9−①】実践していない理由(Q8)※複数回答 取り入れていない理由 件数(167件) ①時間配分 33(19.8%) ② 教 材 。 資 料 24(14.4%) ③使いづらい 4(24%) ④ゆとりなし 41(246%) ⑤ 教 育 的 意 義 5(30%) ⑥よく知らない 17(102%) ⑦活用事例 4(24%) ⑧指導力不足 16(9.6%) ⑨賛同得られず 0 ⑩共感得られず 0 ⑪保護者・地域のニーズ 0 ⑫時代に合わない 10.6%) ⑬他に優先あり 9(5.4%) ⑭その他 13(ス8%) 【表9−②】実践していない理由(Q8の自由記述) *小規模校のため音楽の専PIが不在で指導ノJがない*是非取り入れたいと常々から思い は あ り ま す が 、 ど の よ う に 取 り 扱 う か 、 教 材 研 究 不 足 の た め 、 時 を 逃 し て い ま す *今年度は取り組んでいない*(以前に実践)えんどうの花がいい>i<CD、楽譜が配 布 さ れ れ ば や り や す い * 教 科 書 以 外 の 活 川 の 余 裕 が な い * へ き 地 で 音 楽 を 一 人 で 担 当 ゆとりなし*各学年担当で未確認*ili'il人的には取り組みたいが、時数が足りない *4月に赴任、2学期から予定*時数減でゆとりなし*授業以外、部活動(金管バンド) ではえんどうの花(編llil)を演奏しました*高学年で実践していたが、授業削減で難し く な っ た 1 8
-大Ill:沖純県の小学校における「(RiJ赴包i''i楽」の実践状#Lとノnリ性(3) 【表10】指導方法に活用できるもの(Q9) *楽譜61件:合奏や歌唱の楽譜。編llllされた楽譜。伴奏譜付き2件。ピアノ伴奏譜付。簡 単な楽譜《青楽専科がないので難しいし厳しい》。様々なパターンの合唱、同声2部、混 声 *CD58件 * D V D 4 2 件 : 児 童 が 理 解 し や す い よ う 術 成 さ れ た も の 。 長 包 先 生 の 生 い 立 ち な ど の D V , 。 学 級 川 道 徳 資 料 と し て 活 用 で き な い か 。 長 包 の 人 生 や 音 楽 を ま と め た D V D *資料36件:実践《先進》事例5件。過去に出版された作'''1集や作品集《3冊持っています》 文献等参考資料にしています*llllができるきっかけ等の資料、言葉の意味 *生い立ちやその'''1にまつわるエピソードが小学生でもわかる資料*宮良長包が沖純音 楽 に ど の よ う に 貢 献 し た か 知 り た い *研修・研究会5件:指導要領との関連のある研修 * 本 3 件 : 歌 詞 の 情 景 が 想 像 で き る よ う な 楽 譜 付 き 絵 本 * 映 像 2 件 : 映 画 等 を 導 入 に 活 用 し て み た い * 工 工 四 1 件 * 歌 詞 集 1 件 * 頭 声 的 発 声 1 件 * 音 源 1 件 * 視 覚 ・ 聴 覚 で 感 じ ら れ る も の 1 件 * そ の 他 1 件 : 鑑 賞 の 時 間 で の 活 川 又 は 学 芸 会 で の 扱 い は 可 能 で あ る と 恩 い ま す が 、 限 ら れ た 授 業 時 数 で は 扱 い た く て も 扱 え な い 状 況 【表11−①長包音楽との接点】(Q10)※複数回答 人を介して(人的接点) 130 ①家族から 27 ②学校で 63 ③地域の人 18 ④先輩・知人 22 メディア介して(メデイア的接点) 162 ⑤ラジオ・テレビ 37 ⑥映画で鑑賞 23 ⑦演奏会で聴いた 53 ⑧CD・DVD 22 ⑨評伝・作曲集 27 接点ない,記載なし他 33 ⑩覚えない 10 ⑪接点ない 4 ⑫その他 19 1 9
-川'純キリスト教短期大学紀要館4()号(2012) 【表11−②】宮良長包音楽との接点(Q10その他の自由記述) *私自身が合'唱を経験しており、演奏会等でもよく歌っています*少年少女合唱団に所 属 し て い た 時 に 教 わ っ た * 合 唱 団 に 所 属 し て い た の で 、 そ こ で よ く 歌 っ た *長包帝楽劇/1950∼60に「南l墾│の花」が副教材として*学の音楽の先生による取組であっ た*サークル活動で合Iin*研修先(特別養護老人ホーム)*数年前に貴校(沖縄キリ ス ト 教 短 大 ) で 開 講 さ れ た 講 座 を 受 講 し ま し た * 沖 純 キ リ ス ト 教 短 大 の 識 座 に 参 加 *学生の頃から歌っていた*小学生の時に、N1IKに「みんなのうた」の楽譜がほしい という手紙を送った時に「みんなのうた」のllllと汽良長包の楽譜がいっしょに送られてきて、 Illご界が広がった*自分で勉強した(出版本など、インターネット) * 家 に レ コ ー ド が あ っ た * 教 員 採 用 試 験 * 地 域 川 身 だ か ら * 教 員 に な っ て 職 場 等 * 映 画 撮 影 * 本 な ど 【表12−①】長包音楽の感想(Q11)※複数回答 肯 定 的 感 想 ※ 件数(264件) ①なつかしい 54 ②温かい 85 ③親しみやすい 46 ④旋律が美しい 74 ⑤ 独 創 的 5 否 定 的 感 想 ※ 件数(11件) ⑥古い 4 ⑦親しみにくい 1 ⑧難しい 6 ⑨その他.わからない 8 記載なし 3 【表12−②】(Q11その他わからないの自由記述) * わ か ら な い 4 件 * ゆ っ た り す る と ほ し い * わ か ら な い が 旋 律 も 歌 詞 も 良 さ そ う * 考 え た こ と が な い * 旋 律 が m 性 的 * 琉 球 音 階 に 近 い * s 本 的 す ぎ る 、 沖 縄 ら し さ が も つ 2 0
-人Ill:i'l'純II.の小学校における「寓良長包音楽」の実践状況と方fi]性(3) 【表13】取り入れる必要(Q12)(Q13)※複数回答 【表14−①】次世代受入れ(Q15) 必 要 「 は い 」 文 化 的 要 素 ※ ① 音 楽 継 承 ② 理 念 継 承 ③ 郷 土 愛 教 育 的 要 素 ※ ④多様性 ⑤活性化 ⑥ 個 性 伸 長 ⑦ 資 質 向 上 ⑧ そ の 他 不要「いいえ」 わからない 記載なし 89(74.8%) 147 48 15 84 36 32 2 0 2 0 0 29(244%) 1(0.8%) 次 世 代 に 受 け 入れられるか は い い い え わからない 記載なし 【表14−②】これからの世代で受け入れられる(Q15「はい」の理由記述) 人数(割合) 73(613%) 1(08%) 39(328%) 6(5.0%) *郷土愛4件(伝統音楽の継承が大切だと思う)*情操教育の一つとして、これからも大 切 に し て い か な け れ ば い け な い も の だ か ら * 沖 縄 の 気 候 風 土 に 合 っ た 旋 律 だ と 思 い ま す 。 世 代 を 超 え て 受 け 継 い で い く こ と が 大 切 だ と 考 え ま す * な つ か し く 、 温 か く 、 旋 律 が 美 し い 。 マ ス メ デ ィ ア を 通 し て も っ と 広 げ て ほ し い * 時 代 に 関 係 な く 、 素 晴 ら し い 音 楽 な の で 受 け 入 れ ら れ る と 思 い ま す * 受 け 入 れ て ほ し い と い う 希 望 で す が 、 少 し ず つ は 受 け 入 れ が 難 し く な る と 思 い ま す * 何 と い っ て も 旋 律 が 美 し い こ と で す * 地 域 出 身 だ か ら *国際理解教育の中で、郷土を知ることが相手を理解する上で大切だと思う *「受け入れられる」の前に、こういう音楽があることを教えてあげなければ、すぐには 受け入れられないと思う。教えてあげることで受け入れやすくなると考えている * 三 線 が 若 い 世 代 に も 人 気 が で て き て い る の で * 旋 律 が あ た た か く て 親 し み や す さ が あ ると思います。歌詞も沖純のIii風景を見ることができるので*旋律が美しいから *宮良長包の音楽には神通│'│りな要素があると思います。沖縄のみでなく本│菟、海外にも通 じるように思います*宮良長包の楽llllは旋律の美しさもさることながら、郷土を愛する 気持ちがこめられている*学校外浦動(合唱団)で4∼5曲歌った(発音唱歌、大騰小脳) 長 包 の 歴 史 を 真 面 │ | に 聞 い た * 誰 の 音 楽 、 ど の 時 代 の 音 楽 だ か ら で は な く 単 純 に い い も の は い い と 思 う * 音 楽 の 先 生 、 合 唱 団 が 歌 う 機 会 が あ る の で 受 け 継 が れ て い く と 思 う *安里屋ユンタなど観光に使われて耳にする機会が多い*111!、歌詞そのものが素晴らし い * 美 し い メ ロ デ ィ ー は 普 遍 的 だ と 思 う * 山 田 耕 作 と 並 ぶ 作 曲 家 * 伝 え た い 音 楽 が 多い*沖縄発の声楽llllとして残っていくと思う*曲を聴けば誰もが知っていると思う か ら * ウ チ ナ ン チ ュ な ら 体 の 中 に 生 ま れ つ き 懐 か し さ や 温 か さ を 感 じ 取 れ る 力 を 持 っ て い る と 思 う * 次 世 代 に し っ か り 継 承 し て い か な け れ ば い け な い 素 晴 ら し い ( 沖 縄 の フ オ 2 1
-沖純キリスト教短期大学紀要輔4()号(2012) スターと呼ばれる歴史上の人物)*旋律の美しさや原点を知ることで八重Ill民謡も含めて 受 け れ ら れ る と 思 う ( 入 れ て 欲 し い ) * 舞 踊 や エ イ サ ー で よ く 耳 に す る 音 楽 で 親 し み が あ る * 誰 が 聞 い て も 美 し い 旋 律 が 多 く 民 謡 に 比 べ て 歌 詞 が 分 か り や す い た め * 郷 土 の 偉 人 伝 み た い に * 沖 縄 の 音 楽 な の で * 沖 縄 の 先 人 と し て 広 く 知 れ 渡 っ て い く 必 要 が あ る と 思 う * 宮 良 長 包 音 楽 だ け で は な く 、 郷 土 音 楽 の 継 承 の た め に も 受 け 入 れ て ほ し い と い う 願 い を 込 め て * 三 線 を * 心 と す る 郷 土 音 楽 の 一 環 と し て * い つ の 時 代 も 変 わ ら な い 心 と い う も の が あ る と 思 う か ら * 郷 土 の 音 楽 と し て 親 し み や す い か ら * 長 包 の 理 念 継 承 の た め * メ ロ デ ィ ー が と て も き れ い で あ る * メ ロ デ ィ ー も き れ い で 親 し み や す い *「はい」と答えたのは願望。沖純の音楽が大和の音楽に影響を受けながらも沖縄の思い や 沖 縄 メ ロ デ ィ ー を 大 切 に し て く れ た 宮 良 長 包 は 素 m ら し い と 思 う か ら * 体 の 中 に あ る 音 階 だ か ら 受 け 入 れ や す い の で は * 「 宮 良 長 包 音 楽 」 は 人 の 心 を 和 ま せ る 。 今 だ か ら こ そ必要。ずっと伝えていきたい>K-/ih縄県が三線でウチナー歌を取り入れるようにどんど ん 宮 良 長 包 音 楽 も 推 薦 で き る 環 境 に す る * 俗 っ ぽ く な く て 普 遍 性 が あ る 。 情 感 が あ る *旋律が美しく、温かいから歌い継いでもらいたい 【表14−③】これからの世代で受け入れられる(Q15「いいえ」の理由記述) 但し、回答ではo件 *30代までの若い先生は歌さえも知らないし興味を持たない雰囲気があるように思う I表14−④】これからの世代で受け入れられる(Q15「わからない」の理由記述) * 世 代 と い う よ り 、 環 境 に よ っ て 左 右 さ れ る と 思 う * 現 代 風 な リ ズ ム や 楽 器 で ア レ ン ジ したのを聞いて、典│床を持った時、原llllにも興味がわくのではないのでしょうか。素人な の で 、 そ ん な こ と が ど れ く ら い た い へ ん な の か わ か り ま せ ん が ・ ・ ・ * 一 部 の 子 ( 部 活 ) で 合 唱 し て み た が 、 や や 抵 抗 が あ っ た よ う な ・ ・ ・ * 指 導 者 が 意 図 的 に 指 導 す れ ば 興 味 を 持 っ て く れ る 子 も い る だ ろ う が 、 接 点 が な い と 厳 し い * 流 行 歌 、 歌 手 が ど ん ど ん 入 れ 替わる今日、なかなか受けれてもらえない部分もあるが、郷土の作曲家であり郷愁を誘う 作品も多いので教育現場で触れさせる必要がある*私│坐│身がよくわかっていなので *本校は、音楽専科の教諭は常時勤務ではないので、fi任が音楽担当となっており勉強不足 で す * 分 か ら な い が 受 け 入 れ ら れ る よ う に し て い か な く て は い け な い の で は な い で し ょ う が … * 「 え ん ど う の 花 」 は 歌 い や す い が 、 難 し い メ ロ デ ィ ー が 多 い 印 象 で す * 長 包 音楽を身にする機会をつくっていけば自然に受け入れられるとは思う − ワ ワ ー 白 白
大山:沖縄県の小学校における「宮良長包音楽」の実践状況と方lhl性(3) 【表15−①】曲の認知度(Q16) 順 位 齢蕊罰蝿…
曲 名 一
謎 , 識 , , 件 数 1 えんどうの花 118 2 安 里 屋 ユ ン タ 112 3 鳩 間 節 75 4 汗 水 節 66 5 な ん た 62 6 の 烏 36 7 桑 の 実 36 8 泊 り 舟 33 9 赤 ゆ ら の 花 28 10 唐 船 27 11 琉 球 木 遣 歌 26 12 南 国 の 花 23 13 首 里 古 城 21 14 校 歌 16 15 那 覇 市 市 民 歌 15 16 オランダ屋敷 14 17 猫ユンタ 14 18 稲 刈 歌 14 19 山 の 子 守 唄 14 20 コイナユンタ 10 21 母恋し 9 22 発 音 唱 歌 8 23 嘆 き の 海 8 24 春 小 雨 8 25 荒 磯 の 歌 5 26 八 重 山 音 頭 3 27 嵐 の 歌 / 嵐 の 曲 3 28 朝 暁 の 歌 3 29 綾 雲 1 30 駅 路 1 31 春深し 0 32 そ の 他 0 曲 数 総 計 蕊 809 。 ‐ 粥 1 F 嘉鱗 認知度(%) 99.2 94.1 63.0 55.5 52.1 30.3 303 27.7 23.5 22.7 218 19.3 17.6 13.4 126 11.8 11.8 11.8 11.8 8.4 7.6 6.7 6.7 6 7 4.2 2.5 2.5 2 5 0.8 0.8 0.0 0.0一 一
−23− 【表15−②】知っている曲数(Q16) 曲数 29 23 21 20 18 15 14 13 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 合 計 一 ¥ 平均曲数 頚需鋼” / 、 蛾 韓 一 一 堂 甘 △ 、 . ご 塁 ……漂 噛轄 紫 坪1 蕊 … 渦 浦露諜墓鰹蛙L… 1 2 2 1 1 1 3 5 2 6 7 6 6 13 16 14 18 14 1 。 蔀 辛 … … 評 ' ' 1 く 蝿 ≦ 1 1 9 軽 蝿 8沖縄キリスト教短期大学紀要第40号(2012)
【巻末資料1】
沖縄県の学校教育における「宮良長包音楽」の実践についてアンケート調査
2009年8月19日 作成:大Ill伸子 < 本 論 文 で は 記 述 欄 と ス ペ ー ス は 省 略 > 記 入 方 法 : 該 当 す る 欄 □ に ′ を つ け る 。 【 】 及 び 欄 は r i m 記 述 Q1先生の年代をお教えください。 □ 2 0 代 □ 3 0 代 □ 4 0 代 □ 5 0 代 以 上Q2先生の勤務校をお教えください。○をつける−1
口 幼 稚 │ 東 ’ 口 小 学 校 口 中 学 校 口 併 置 校 ( 小 ・ 中 ) 口 高 等 学 校 0 3 先 生 の 勤 務 校 を 市 町 村 名 で お 答 え く だ さ い 。 【 】 0 4 お 差 し 支 え な け れ ば ご 出 身 地 を お 教 え く だ さ い 。 口 沖 縄 県 口 沖 縄 県 外 □ そ の 他 【 】 05「宮良長包音楽」を音楽の授業に取り入れていますか。 □ は い □ い い え L → 0 6 と 0 7 ^ ^ 0 8 ^ 0 6 0 5 で 「 は い 」 と ご 回 答 の 方 の み お 答 え く だ さ い 。 口 定 時 ( カ リ キ ユ ラ ム 化 ) 口 不 定 時 ( 随 時 ) ① ど の よ う な 授 業 内 容 で す か a)使用教材(例:テキスト、楽譜、工工四、CDの名称等) b使用llll名( 016参照) c 使 用 楽 器 ( 例 : ピ ア ノ 、 三 線 、 パ ー ラ ン ク ー 、 リ コ ー ダ ー 等 ) イ 教 師 使 川 ロ 学 習 者 使 用 d 指 導 内 容 を 具 体 的 に お 教 え く だ さ い 。 (例 「えんどうの花」を合唱指導、「安里屋 ユンタ」を吹奏楽指導、等) 0 7 0 5 で 「 は い 」 と ご 回 答 の 方 の み お 答 え 下 さ い 。 「宮良長包音楽」を学習して発表する機会はありますか。 □ は い □ い い え L → ① へ L 倭 ② ①発表はどのような場でどのように行われていますか。 口学校行事(例;運動会で「汗水節」をエイサーでパーランクーと踊り等) 口地域行事(例:○○祭りのパレードに参力Ⅱ) □ そ の 他 ②発表の機会がない理由は何ですか。 0 8 0 5 で 「 い い え 」 と ご 回 答 の 方 の み お 答 え く だ さ い 。 ①「宮良長包吾楽」を実践していないm.¥¥¥は何ですか。※複数I'll答可 口 授 業 時 i r . n v 分 の 困 難 さ 口 教 材 、 資 料 が 少 な い 口 教 材 と し て 使 い づ ら い 口教科書'I'心でゆとりがない□「宮良長包青楽」の教育的意義がわからない −24−^lil:沖細りI.の小学校における「宮良長包i‘1楽」の実践状#&とノm性(3) □ 「 宮 良 長 包 音 楽 」 そ の も の を よ く 知 ら な い 口 活 川 事 例 が 少 な い 口 指 導 力 不 足 □In]僚から賛In]が得られない口子供(小徒)から共感が得られない 口 保 護 者 や 地 域 の ニ ー ズ か ら 外 れ て い る 口 今 の 時 代 の 音 楽 に 合 わ な い 口 他 に 優 先 し て 取 り 糸 I I . む 音 楽 が あ る 【 】 □ そ の 他 【 】 09「宮良長包音楽」の指導方法に活川できると思うものは何ですか。 (例:楽譜・資料、CD^DVDの活川、研究会等での継続的な研修実施など) Q10先生自身がご記憶の「宮良長包音楽」との接点をお教えください。 ※複数M答nl 口 家 族 か ら 教 わ っ た 口 学 校 で 教 わ っ た 口 先 輩 ・ 知 人 か ら 教 わ っ た ロ ラ ジ オ . テレビで知った口映仙i鑑賞した口評伝や作llll集で知った□よく覚えていない 口 接 点 が な い □ そ の 他 【 】 Q11「宮良長包音楽」について、どのような感想をお持ちですか。※複数回答可 □ な つ か し い 口 温 か い 口 親 し み や す い 口 旋 律 が 美 し い 口 独 創 的 口 古 い 口 親 し み に く い 口 難 し い □ そ の 他 【 】 Q12「宮良長包音楽」は、学校教育で取り入れる必要があると思いますか。 □ は い □ い い え □ わ か ら な い