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おもしろいと思うところを、しょうかいしよう「三年とうげ」

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Academic year: 2021

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小学部第3学年 国語科学習指導案

1 単元 おもしろいと思うところを、しょうかいしよう「三年とうげ」(光村図書3年下) 2 指導観 ○ 児童観 本学級は2名で構成されている。2名とも音声と手話を併用しながらコミュニケーションを取っており、積 極的に相手に話しかける姿が見られる。音声だけで話すこともあり、分からない時には「手話をつけて話して ほしい。」「もう一度言ってほしい。」などのやり取りが見られる。授業の中では、分かったことや考えたことを 積極的に発言することができている。意見や考えを単語のみで発言することが多いが、文章で話すように促し たり、難しい場合にはモデル提示をして模倣させたりすることで、正しい文章で答えることができるようにな ってきている。 国語科の話すこと・聞くことに関して、2名とも経験したことや考えたことについて積極的に話したり、相 手の話を聞いたりすることができている。話を聞く際は、話の中心を意識したり繰り返し聞いたりすることで、 大事な内容であることに気付き、注意して聞くことができている。 書くことに関して、A児は文章を書くことに苦手意識をもっており、経験したこと等、順序を整理して文章 を書くことが難しいが、教師とやり取りをすることで、内容を整理し、順序立てて書くことができている。B 児は経験したことや想像したことについて順序を整理して書くことができているが、構成を考えることが難し く、内容の説明ばかりになることや、出来事の理由が書かれていないことがある。 読むことに関して、A児は身近なことについての簡単な文章は読んで理解することができるが、物語文を読 んで場面の様子を読み取ることに課題がある。しかし、言葉の意味を一つ一つ丁寧に確認した上で、登場人物 の発言や行動を色分けして内容を整理したり、実際に動作化したりすると理解することができている。B児は 文中の言葉を手掛かりにして状況や内容を理解することができるが、物語文において登場人物の心情を捉える ことが難しい。2名とも、経験したことがない状況における心情の読み取りが難しいため、その状況を想像で きるような写真や絵を提示したり、劇化したりする活動が必要である。 ○ 単元観 本単元では、主人公の様子や心情の変化を想像しながら読み取り、民話の面白いと思うところを伝え合うこ とをねらいとしている。 児童は、第1学年の「おおきなかぶ」や第2学年の「スーホの白い馬」において、民話に親しみ、興味をも って読むようになっている。第3学年になってからは、「ちいちゃんのかげおくり」において、場面の移り変 わりに注目しながら場面の様子や登場人物の心情を読み取る学習を行っている。これらの学習を基に、本単元 においては、登場人物の様子や心情の変化を読み取り、その中で面白いと思う所を伝え合う学習を行う。 本教材は、事件の発生や解決の過程で主人公の様子や心情の変化が描かれている。本教材のテーマである 「主人公が三年とうげで転ぶ」場面については、言い伝えを信じて気を付けていたのに転んでしまう第2場面 と、言い伝えの考え方を変えてわざと転ぶ第4場面があり、主人公の様子や心情が対比的に描かれている。そ れらの場面を比較することで、出来事の前後で主人公の様子や心情が大きく変化したことが読み取り易い作品 となっている。そのため、登場人物の心情を理解したり、様子や心情の変化を読み取ったりすることが難しい 本学級の児童にとって意義深い教材である。また、言葉のリズムやテンポの良さや、主人公が言い伝えを信じ 込んで病気になったり、たった一言の助言ですっかり元気になったりする様子、「三年で死ぬということは、 三年生きられる」という逆転の発想などから、民話の面白さを感じながら読むことができる作品となってい る。 ○ 指導観 本単元の指導に当たっては、登場人物の心情を理解したり、様子や心情の変化を読み取ったりする力を身に 付けさせたい。そのために、登場人物の様子や心情を表す叙述を見付けたり、場面ごとの様子や心情の違いを 見付け、変化の理由を考えたりする学習を行う。この時、自分自身を主人公の立場に置き換えて考えさせるこ とで、主人公の心情を理解させたい。また、心情を読み取った後、主人公の言動について客観的な視点で考え させることで、主人公が言い伝えを信じて一喜一憂する面白さに気付けるようにしたい。

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第一次では、単元の目標を理解し、学習の見通しをもつことができるようにする。そのために、目標や計画 をまとめたものを提示し、どのような目標や流れで学習を進めていくのかを理解できるようにする。この時、 第1・2学年で学習した民話を想起させて親しみ易さを感じさせたり、範読によってリズムの良さを感じさせ たりすることで、本単元の学習に興味をもつことができるようにする。 第二次・第三次では、各場面における主人公の様子や心情を理解したり、様子や心情の変化を読み取ったり することができるようにする。そのために、場面ごとに、本文中の言葉の意味や場面の状況の読み取りを行っ た後、主人公の様子や心情、その変化を読み取る学習を行う。まず、言葉の意味や場面の状況の読み取りにお いては、身近な例を使って新しい言葉を用いた文作りをさせたり、登場人物の行動を動作化させたりすること で、文章の内容を正しく理解できるようにする。次に、主人公の様子や心情、その変化の読み取りにおいては、 主人公の言動を実際に劇化させたり、ペープサートを操作させながら会話文を音読させたりする活動を行い、 体験したことのない状況でも様子や心情を具体的に想像できるようにする。また、表情図や吹き出し、感情の メーターを用いることで、各場面の主人公の様子や心情の変化を視覚的に捉えることができるようにする。 第四次では、民話の面白さに気付き、それを文章に書いて表現することができるようにする。そのために、 本教材の面白いと思ったところや心に残った表現を書き出す活動を行った後、他の民話や昔話も同様に書き出 し、それを基に紹介文を書く学習を行う。この時、他の学年の友達に紹介するという目標をもたせることで、 紹介文を書く意欲を高められるようにする。また、紹介文を書く前に例文を提示することで、自分が面白いと 思う理由も併せて分かり易く伝えられるようにする。 3 単元の目標 ○ 民話の面白さを進んで見つけたり、紹介したりしようとする。(関心・意欲・態度) ○ 場面の移り変わりに注目し、主人公の様子や心情の変化を読み取ることができる。(読むこと) ○ 主人公の心情を想像し、工夫して音読することができる。(読むこと) ○ 民話や昔話の面白いと思うところについて、紹介する文章を書くことができる。(書くこと) 4 単元の計画(全12時間) 第一次 単元の目標を理解し、学習の見通しをもつ。 2時間 第二次 場面ごとに読み、主人公の様子や心情を読み取る。 7時間 1 第1場面(三年とうげや言い伝えの紹介)・・・・・・・・・・・・・・1時間 2 第2場面(三年とうげで転び、病気になるおじいさん) ・・・・・・・2時間 3 第3場面(トリトルから助言を受けるおじいさん)・・・・・・・・・・2時間 4 第4場面(わざと三年とうげを転ぶおじいさん)・・・・・・・・・・・2時間(本時2/2) 第三次 場面の移り変わりや登場人物の人柄について振り返り、感想を伝え合う。あああ 1時間 第四次 好きな民話や昔話の紹介文を書き、面白いと思うところを紹介し合う。 2時間 5 本時 (1) 本時の指導観 本時では、トリトルから助言を受けたおじいさんが三年とうげをわざと転がり落ちるという第4場面にお いて、おじいさんの様子や心情を読み取る学習を行う。児童は前時までに、第1場面から第3場面における 主人公の様子や心情の読み取り、第4場面における言葉の意味の学習や場面の状況の読み取りを行っている。 そこで、本時では、叙述を基に第4場面の主人公の様子や心情を読み取り、第2場面との比較を通して主人 公の様子や心情の変化やその理由を理解することをねらいとする。また、小さなきっかけで主人公の心情が 大きく変化する場面であるため、その面白さにも気付くことができるようにしたい。 導入段階では、第3場面までの主人公の様子や心情、第4場面の言葉の意味や場面の状況を振り返る。そ のために、場面の状況、主人公の様子や心情を場面ごとにまとめた既習図を並べて提示することで、場面の 移り変わりにも注目できるようにする。この時、主人公の心情を表情図や心情曲線で表すことで、一目で各 場面の主人公の様子や心情が理解できるようにする。 展開段階では、まず、第4場面を読んで、主人公の様子や心情を読み取る学習を行う。この時、様子や心 情が表れている叙述を基に、説明できるようにしたい。そのために、主人公の言動を音読や動作化によって 表現する活動を行う。次に、第2場面と第4場面の比較を通して、第4場面の主人公の様子や心情への理解 を深める学習を行う。二つの場面の違いを挙げた後、その間に起こった出来事は何かを本文中から見付ける

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活動を行う。この時、2つの場面の挿絵を見比べさせたり、ペープサートを用いて2つの場面の主人公の会 話文を音読する活動を取り入れたりすることで、2つの場面の主人公の様子や心情の変化を理解できるよう にする。 終末段階では、本時の学習を振り返り、次時の学習内容を確認する。この時、吹き出しの中に主人公の心 情を表す台詞を考えて書く活動を行うことで、第4場面の主人公の様子や心情を振り返ることができるよう にする。 (2) 本時の目標 〇 叙述を基に、第4場面の主人公の様子や心情を読み取ることができる。 〇 第2場面と第4場面を比較することで、第4場面の主人公の心情の理由を理解することができる。 <個別の目標> A児 〇 本文中の叙述を基に、嬉しそうに転がり落ちる主人公の様子や心情ついて説明することができる。 〇 2つの場面の主人公の様子の違いから、主人公の悲しみが喜びに変化したことを理解し、その理由とな る出来事に気付くことができる。 B児 〇 本文中の叙述を基に、嬉しそうに転がり落ちる主人公の様子や心情ついて説明することができる。 〇 2つの場面の主人公の様子や心情の違い、その変化の理由を説明することができる。 (3) 準備 ①前時までの既習図、②拡大本文、③挿絵、④児童用学習プリント、⑤ペープサート (4) 展開 配時 学習活動・内容 指導者の支援及び留意事項 評価 準備 5 5 20 1 前時までの学習内容を振り返り、 本時の学習のめあてを話し合う。 ○ 各場面における主人公の様子 や心情を振り返る。 ○ 本時の学習内容を知る。 2 本文中から主人公の様子や心情 が読み取れる叙述を見付け、学習プ リントに線を引く。 ○ 叙述を基に、おじいさんの様子 や心情を想像する。 3 第4場面の主人公の心情や様子 について話し合う。 ○ おじいさんの楽しそうに転が り落ちる様子やうれしい気持ち を読み取る。 ・自ら進んで何度も三年とうげを転 がるおじいさん ・三年とうげで何度も転ぶことで 長生きできると気付いたことの嬉 しさ ○ 第4場面までにどのような出来事 があったかを振り返ることができる ように、場面の移り変わりが視覚的に 分かる既習図を提示する。 ○ 主人公の様子や心情を表す叙述に 線を引かせることで、根拠を基に様子 や心情を想像できるようにする。 ○ 「はね起きる」とはどのような様子 か動作化させることで、主人公の心情 を理解できるようにする。 ○ 「すっかりうれしくなりました」と 「あんまりうれしくなった」の表現の 違いに注目させることで、おじいさん がどんどん嬉しくなっている様子に 気付かせる。 ○ 「転がり落ちてしまいました」の表 現に注目させることで、おじいさんが ○本時のめあて を理解するこ とができる。 (A児) ○本時のめあて を考えて発表 することがで きる。(B児) ○様子や心情の 根拠となる叙 述に線を引く ことができる。 ○動作や表情を 表す叙述を基 に、嬉しそうに 転がり落ちる 主人公につい て説明するこ とができる。 (A児) ○叙述を基に、嬉 しそうに転が ① ③ ④ ① ② ③ ④ ⑤ めあて 第4場面のおじいさんの気持ちや、その理由を読み取ろう。 めあて

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12 3 4 第2場面と第4場面を比較し、主 人公の様子や心情の変化について 話し合う。 ○ 2つの場面の違いや、そのきっ かけとなった出来事を理解する。 ・うっかりつまずいてしまったおじ いさん(第2場面) ・自ら三年とうげを転がり落ちるお じいさん(第4場面) ・「何度も転べば、ううんと長生きで きる」というトリトルの助言が、お じいさんの考え方を変えたこと 5 本時の学習を振り返り、次時の学 習内容を確認する。 ○ 本時の学習を振り返る。 〇 次時の学習の見通しをもつ。 を 夢中になって転がっている様子を想 像することができるようにする。 ○ 「けろけろけろっとした顔」につい て、第2場面の真っ青な顔やおいおい 泣いている顔を比較させることで、落 ち込んだ気持ちがなくなり、病気もす っかり良くなったことに気付かせる。 ○ 「にこにこ笑いました」の表現に注 目させることで、おじいさんの嬉しい 気持ちを読み取れるようにする。 ○ 感情のメーターを用いておじいさ んの喜びの程度を考えさせることで、 視覚的に心情を捉えられるようにす る。 ○ 「わざとひっくり返り」や「けろけ ろけろっとした顔」の表現に注目させ ることで、第2場面との違いを理解で きるようにする。 ○ 2つの場面の挿絵を提示し、主人公 の様子が大きく異なることに気付く ことができるようにする。 ○ ペープサートを操作しながら転ぶ 場面を音読させることで、主人公の心 情の違いを理解できるようにする。 ○ 2つの場面の間にどのような出来 事があったか、既習図を用いて振り返 らせることで、主人公の様子や心情の 変化の理由に気付くことができるよ うにする。 ○ 感情のメーターを用いて2つの場 面の主人公の心情を比較させること で、変化に気付くことができるように する。 ○ 第4場面の主人公の気持ちや台詞 を吹き出しの中に書く活動を行うこ とで、本時の学習を振り返ることがで きるようにする。 り落ちる主人 公の様子や心 情ついて説明 することがで きる。(B児) ○主人公の悲し みが喜びに変 化したことを 理解し、その理 由となる出来 事に気付くこ とができる。 (A児) ○様子や心情の 違い、その変化 の理由を説明 することがで きる。(B児) ○主人公の様子 を想像しなが ら、表情や声の 速さ、抑揚など を工夫して音 読することが できる。 ○主人公の気持 ちを考えて書 くことができ る。 ① ③ ④ ⑤ ① ④ (5) 座席表 おじいさんは トリトルの話を聞いて、 「何度も転べば長生きできる。」と、うれしい気持ちになっ た。 まとめ 黒板 T1 B児 A児

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