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島嶼における情報ネットワーク

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Academic year: 2021

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島嶼における情報ネットワーク

著者

萩野 誠

雑誌名

奄美ニューズレター

1

ページ

16-16

URL

http://hdl.handle.net/10232/17446

(2)

奄美ニューズレター No.12003年12月

■特集:研究プロジェクト:研究グループ紹介

○仮説と方法 島喚における情報ネットワーク研究グ ループは、島蝿地帯において情報化は、 消費の選択権の確保として機能すると いう仮説を設定し、研究をおこなう。 すでに、企業を中心とした情報化の流 れに奄美群島区も巻き込まれている。と くに、電子商取引は、BtoB、BtoOCtoC というさまざまな形態で離島経済にイン パクトをあたえている。従来の通信販売 を超えた可能」性を示していることはいう までもない。 また、'情報産業という観点からすれば、 奄美群島区は、北部と南部にわかれた発 展パターンをくりひろげている。北部は 鹿児島経済圏の影響をうけ、南部は沖縄 経済圏の影響が濃い。情報機器の販売網 がこれを反映しており、それが新たな情 報産業の立地を呼び込んでいるのである。 情報ネットワークの研究する分野とし て残されたのは、消費者行動である。消 費者行動については、主たるものとして、 通信販売からの電子商取引への移行とい うものがある。しかし、離島では都市部 の通信販売とは違った特徴がある。つま り、生活物資までも通信販売を活用する ことがあるという点である。都市部では 通信販売ではなく、スーパー・コンピニ が生活物資を提供している。ところが、 離島ではその部分も一部では通信販売が 担っていたのである。以前、南大東島で

定期船からの荷おろしを港で見学する機

会をえられたが、おびただしい通信販売 のダンボールが陸揚げされる姿は衝撃だ った。離島・島填での通販の意味はわれ われの想像を超えたものがある。 情報化のなかで電子商取引は、この通 信販売をこえるものを実現しようとして いる。たとえば、CtoCで代表的なオー クションは、すでに業者による廉価販売 と化しており、対消費者としてBtoCの 立場を脅かしている。また、CtoCの場 合、企業の信用にひびくことが少なく、 出品品目の制限が緩い。この影響は確実 に奄美群島区まで及んでおり、本研究グ ループとしては、この点に対象を絞って 研究をすすめ、仮説を裏付けたい。 ○研究の副産物 さらに、研究の過程では、島唄地区か らのBtoCおよびCtoCの可能`性につい ても研究をすすめたい。奄美群島区から 提供する電子商取引については、依然と して一昔前の特産品販売をおこなってい る。ほとんどの業者は、WebPageをたち あげればどうにかなるだろうというもの である。すでに、電子商取引は独自のマ ーケティングをつくりあげようとしてい る。それを踏まえないと、市場からの退 出のために参入するようなものである。 島喚という地理的な条件をつかったマー ケティングについて、奄美群島区に絞っ た研究をすすめたい。 16

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