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IRUCAA@TDC : 東京歯科大学口腔がんセンターにおける口腔がん肺転移症例の臨床的検討

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

東京歯科大学口腔がんセンターにおける口腔がん肺転移

症例の臨床的検討

Author(s)

大金, 覚; 齋藤, 寛一; 河地, 誉; 関川, 翔一; 池田,

雄介; 小坂井, 絢子; 髙野, 正行; 野村, 武史; 片倉,

朗; 柴原, 孝彦; 髙野, 伸夫; 寺嶋, 毅; 江口, 圭介;

青柳, 裕

Journal

歯科学報, 116(3): 240-240

URL

http://hdl.handle.net/10130/4006

Right

(2)

目的:近年,口腔がんに対する手術療法,放射線療 法,化学療法の進歩により治療成績は著しく向上し ている。その一方であらゆる治療法をつくしても良 い治療効果が得られない症例も多く存在する。口腔 がんの予後因子としては,組織型,原発巣進展度, 頸部リンパ節への転移の有無および遠隔転移の有無 などが挙げられる。特に遠隔転移として多い肺転移 例では制御不能症例が多い。頭頸部領域において所 属リンパ節への転移と予後との関連について検討し た報告は数多くみられるが,肺転移症例に対する予 後について検討した報告は比較的少ない。今回われ われは,しばしば遭遇する口腔がんの肺への遠隔転 移に注目し,臨床的検討を行ったので報告する。 方法:2006年4月から2015年12月までに東京歯科大 学口腔がんセンターで診断された口腔がん原発の肺 転移症例12例である。背景因子,治療法,予後な どについて retorospective に検討を行った。肺病巣 は,東京歯科大学市川総合病院の呼吸器内科,呼吸 器外科にて経気管支鏡的または経皮的生検,外科的 切除のいずれかを施行し,組織学的に原発巣の病理 組織と比較検討を行い,転移性腫瘍であると確認し た。 結果:肺転移症例は12例であった。原発部位では, 舌癌5例,下顎歯肉癌3例,上顎歯肉,口底,顎下 腺,上唇各1例であった。肺転移腫瘍に対しての治 療は,外科的切除が5例,化学療法が4例,化学放 射線同時併用療法が2例,ベストサポーティブケア (BSC)が1例であった。 考察:治療法の選択として,外科療法および放射線 療法は条件を満たせば有効であるが,多発性のもの や局所制御ができていないものに対して適応はな い。化学療法においては生存期間には多少寄与する が,腫瘍の制御までは期待し難い状況である。現段 階ではまだ有効な治療法の確立はされていない。今 後は,予後ならびに QOL を向上させるため早期発 見に努めるとともに,他診療科とより密接な連携を もち,外科療法,放射線療法,化学療法による有効 的な集学的治療を確立していかなければならないと 考える。 目的:東京歯科大学口腔がんセンター(Oral

Can-cer Center;以下 OCC)は,開設から10年目を迎え た。OCC は,医科各科と連携しながら,口腔がん 全般に対する治療に加えて,顎口腔形態の再建,摂 食・嚥下機能訓練および顎補綴等の術後の機能回復 に至るまでの包括的な医療を提供している。今回わ れわれは,口腔がんセンターとして高い水準でがん 医療を提供するため OCC における最近5年間の口 腔がん患者の動向について調査・検討したので報告 する。 方 法:平 成23年4月∼平 成28年3月 の5年 間 に, OCC において加療を行った口腔がん患者を対象と した。患者数および手術件数の他,診療録から性 別,年齢,病期,原発部位,治療法等の臨床指標を 抽出し,検討した。 結果:調査期間中の初診患者数は433例であり,平 成23年度64例,平成24年度75例,平成25年度96例, 平成26年度84例,平成28年度114例と増加していた。 このうち一次症例は292例であり,全初診患者の 67.4%を占めていた。一次症例の受診経路として は,市川総合病院口腔外科からの移行が全体の63 %,水道橋病院が21%,千葉病院が15%,その他が 1%であった。一次症例の原発部位については,平 成26年度および平成27年度いずれも舌が最も多く, それぞれ19例(43%),27例(39%)であった。手 術件数についても,平成23年度58例,平成24年度84 例,平成25年度86例,平成26年 度104例,平 成28年 度106例と増加傾向を示し,腫瘍の切除が広範囲に 及んだ場合の再建手術についても増加していた。 考察:口腔がんは,全がんの約1∼2%を占めると される比較的稀ながんであるが,本邦では患者数は 増加傾向にある。口腔がんは発生部位から他がんと 比較し直視直達が容易であり,さまざまな診断ツー ルの開発により早期発見が進んでいるものの,進行 例も多く経験するのが現状である。OCC において も初診患者数は年々増加しており,初期がんだけで なく進行がんに対する手術(再建手術)も増加して いた。また高齢患者等に対する手術以外の治療選択 肢としての放射線療法や,後療法としての化学放射 線療法なども増加していることがわかった。OCC は今後も高い水準でのがん医療を提供すべく努めて いきたい。

№23:東京歯科大学口腔がんセンターにおける口腔がん肺転移症例の臨床的検討

大金 覚1),齋藤寛一1),河地 誉2),関川翔一3),池田雄介2),小坂井絢子3),髙野正行1)3) 野村武史1)2),片倉 朗1)4),柴原孝彦1)3),髙野伸夫1),寺嶋 毅5),江口圭介6),青柳 裕7) (東歯大・口腔がんセンター)1)(東歯大・オーラルメディシン口外)2) (東歯大・口腔顎顔面外科)3)(東歯大・口腔病態外科)4)(東歯大・市病・内科)5) (東歯大・市病・外科)6)(東歯大・市病・放科)7)

№24:東京歯科大学口腔がんセンターにおける最近5年間の臨床的検討

関川翔一1),小坂井絢子1),池田雄介3),井口達也5),齋藤寛一3)4),河地 誉3)4),大金 覚1)4) 髙野正行1)4),野村武史3)4),片倉 朗2)4),柴原孝彦1)4),髙野伸夫4)(東歯大・口腔顎顔面外科)1) (東歯大・口腔病態外科)2)(東歯大・オーラルメディシン口外)3)(東歯大・口腔がんセンター)4) (東歯大・口健・摂食嚥下)5) 学 会 講 演 抄 録 240 ― 74 ―

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