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IRUCAA@TDC : TDC卒後研修セミナー2006「総合治療 必要な技術とライフステージに対応した歯科医療へ」 : 診査・診断編「臨床・画像診断と咬合診断」「日常臨床におけるX線診査~デンタル,パノラマのワンポイントアドバイス~」より

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Academic year: 2021

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(1)Title. Author(s) Journal URL. TDC卒後研修セミナー2006「総合治療 必要な技術とライ フステージに対応した歯科医療へ」 : 診査・診断編 「臨床・画像診断と咬合診断」「日常臨床におけるX線 診査∼デンタル,パノラマのワンポイントアドバイス ∼」より 小林, 顕 歯科学報, 107(1): 53-56 http://hdl.handle.net/10130/35. Right. Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/.

(2) 5 3. TDC卒後研修セミナーレポート. TDC卒後研修セミナー2 0 0 6 「総合治療 必要な技術とライフステージに対応した歯科医療へ」 診査・診断編「臨床・画像診断と咬合診断」 「日常臨床における X 線診査∼デンタル, パノラマのワンポイントアドバイス∼」より 小林. 要旨:日常診療において,初診時の診察,検査を基. 〔主な講演項目〕. に行う診断は,治療方針を立案する上で重要なプロ. ・歯科における診察とは. セスです。しかし,歯科疾患≒慢性疾患と捉えた場. ・X線写真から見えること. 合,治療過程の中で処置方針の変更をすることもあ. ・X線診査とテクニック. 顕. るのではないでしょうか。治療方針立案において必. ・最新画像診断(コーンビーム CT,MRI). 要な情報の中から,今回は画像診断と咬合診断を中. ・咬合診断の実際と活用. 心に,「初診時に何が見えて,何を診れば良かった. ・長期症例からみた咬合の様態とX線写真の価値. のか」「治療方針の変更がなぜ必要であったのか」. 〔各講師の講演内容〕. について考えてみたいと思います。. 「歯科における診察とは」. (鈴木. 尚). 「日常臨床におけるX線診査」. (小林. 顕). 講演では,画像診断について,X線写真から読み. ∼デンタル, パノラマのワンポイントアドバイス∼. 取れることを整理し,良いX線写真とは何か,撮影 法のコツも含めてスキルアップを図ります。また,. 「最新の画像診断」 「私の咬合診断」. (榎本一彦). ∼咬合から何がわかり,何を活かすのか∼. 咬合診断は口腔機能の回復と維持において,補綴 物の設計あるいはその予後を良好にする上で重要な. 司). ∼CT,MRI を中心に∼. 最新のディジタル技術についても取り上げ,画像診 断の今後についても知見を広めていただきます。. (佐野. 「長期症例からみた咬合の様態とX線写真の価値」 (鈴木. 要素といえます。そこで,咬合診断の実際を症例か. 尚). ら理解し,咬合様式と力の解析法について理解を深 め,咬合診断を処置の中で反映することの有効性に ついて検証してみたいと思います。. 1.標準口内撮影 (デンタル撮影) のワンポイント アドバイス 図1は,フィルム設定を誤ったために根端部を撮. キーワード:歯科X線撮影,標準口内撮影法,デンタル 撮影法,パノラマX線撮影法 東京都 (2 0 0 6年9月4日受付) (2 0 0 6年9月2 5日受理) 別刷請求先:〒1 7 5 ‐ 0 0 4 5 東京都板橋区西台4−2−3 コーヨーハイツ1階 小林 顕. Akira KOBAYASHI : TDC-Post-graduation Study Seminar2 0 0 6. General Treatment and Techniques Required to Provide Dental Care for Life. Clinical, Image-and Occlusion-based Diagnosis(Based on X-ray Examinations in Everyday Clinical Practice : Dental and Onepoint Panoramic Advice) (Tokyo) ― 53 ―.

(3) 5 4. 小林:デンタル,パノラマのワンポイントアドバイス. 余裕がない。すなわち,図2に模式図として示すよ うに,デッドスペース(フィルム端から咬頭頂まで の距離) は6mm 以下にする必要がある。ところが 図1では,デッドスペースが1 0mm 以上ある。フィ ルムを位置づけた時点で根端部を撮影し損ねること が確定していたと言える。 ところで,下顎第1大臼歯部の撮影の際,デッド スペースが6mm 以下になるようにフィルムを位置 づけると,図3に示すように,フィルム下端が下顎 骨下縁付近に位置することになる。口腔内でこのよ 図1. うに位置づけるには,図4に示すように,舌下ひだ. 下顎第1大臼歯部の X 線写真. の内側にフィルムを挿入する。 影し損ねたX線写真である。下顎第1大臼歯全長の. 2.パノラマ X 線撮影のワンポイントアドバイス. 平均値は約2 0mm である。根端周囲組織の画像は5. 回転パノラマ X 線撮影は断層方式である。その. mm 以上欲しい。一方 Kodak デンタルフィルムの. ため,断層域内に位置する構造物の像が鮮明に見え. 短径は3 1mm であるから,差し引き最大6mm しか. る。図5に Panorex!2の断層域2)を示す。断層域は. デッドスペース 6mm 以下. 下顎大臼歯平均全長 約2 0mm. 根端周囲組織 5mm 以上 図2. 下顎第1大臼歯部の良好な X 線写真の模式図. a.頬面観. b.舌面観 図3. 下顎第1大臼歯部撮影におけるフイルムの位置づけ ― 54 ―.

(4) 歯科学報 挿入方向. フィルム. Vol.1 0 7,No.1(2 0 0 7). 5 5. フィルムの正しい 位置. 舌. 舌 下 ひ 図4. 図5. だ フィルムを舌下ひだの内側に挿入する(文献1より引用一部改変). Panorex!2(continuous mode) の断層域 図6. バイトブロックを上下顎中切 歯の切端で噛み,顔面平面を垂 直にする. ① ② ③ ④ 図7. ― 55 ―. 左右対称 硬口蓋の陰影が直線 切端・尖頭・咬頭頂を連ねる 線が軽く下に凸 前歯部の像が明瞭 位置づけの良好なパノラマ X 線写真.

(5) 5 6. 小林:デンタル,パノラマのワンポイントアドバイス. 歯列弓および顎骨の形態に類似している。断層厚さ. なお,パノラマ X 線撮影において上手に位置づ. は前方で狭く,後方へいくにしたがって広くなる。. けできると,図7に示すような写真を得ることがで. 最近のパノラマ X 線撮影装置の断層厚さは,中切. きる。. 歯部で5mm 程度,大臼歯部で1 0mm 程度と思われ る。このため,中切歯の位置づけに注意を払う必要 がある。すなわち,前方に傾斜する上下顎中切歯全 体を5mm 幅の断層域内に位置させることは不可能 である。そこで,上下顎の中切歯根端部が均等に断 層域内に位置するように患者を位置づけるのであ る。そのために,図6に示すように,切端咬合の状 態で顔面平面を垂直にすると良い3)。. ― 56 ―. 文. 献. 1)黒柳錦也:歯科X線撮影の実際第1版(Manson-Hing, L. R. 著) ,6 0,書林,東京,1 9 8 1. 2)小林 顕:パントモ撮影装置における2軸回転方式と1 軸連続移動方 式 の 比 較 検 討,歯 科 学 報,8 6:7 3 7∼7 4 0, 1 9 8 6. 3)Manson-Hing, L. R. : Panoramic dental radiography 2nded., 56, Charles C Thomas, Springfield,1 9 8 0..

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