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別紙標準様式(第7条関係)
会 議 録
会 議 の 名 称 平成 29 年度第1回枚方市文化財保護審議会 開 催 日 時 平成 29 年 11 月 29 日(水) 14 時 00 分から 15 時 05 分まで 開 催 場 所 輝きプラザ3階 教育委員会室 出 席 者 会長:土井委員、副会長:井上委員、 委員:高委員、奥田委員、田委員、川畑委員、高田委員 欠 席 者 柏木委員、宮野委員 案 件 名 報告(1)鍵屋主屋の修理及び別棟の改修について (2)田中家住宅鋳物工場及び主屋の耐震・改修工事及び 展示更新について (3)枚方田中邸のむくについて (4)台風21号の被害について (5)国登録文化財(建造物)の候補について (6)特別史跡百済寺跡再整備事業について (7)磨崖仏について 提 出 さ れ た 資 料 等 の 名 称 鍵屋主屋の修理及び別棟の改修について 田中家住宅 鋳物工場及び主屋の耐震・改修工事及び展示更新に ついて 枚方田中邸のむくについて 台風 21 号の被害について(牧野車塚古墳) 田中家住宅建築調査報告書 百済寺跡整備工事各年度施工状況 決 定 事 項 報告(1)から(7)について報告を受けた。 会議の公開、非公開の別 及 び 非 公 開 の 理 由 一部非公開。枚方市情報公開条例第6条第1号及び第6号に規定 する非公開情報が含まれる事項について審議・調査を行うため。 会議録の公表、非公表 の別及び非公表の理由 一部非公表。枚方市情報公開条例第6条第1号に規定する非公開 情報が含まれる事項について審議・調査を行うため。 傍 聴 者 の 数 0人 所 管 部 署 ( 事 務 局 ) 教育委員会 社会教育部 文化財課 枚方市ホームページ掲載 会議録(部分公表)2 審 議 内 容 土井会長: それでは、審議会を開会する。本日の委員の出席状況および事務局の出席状況の報告 を求める。 (事務局より委員の出席状況および事務局の出席状況の報告) 土井会長: 次に、資料の確認をお願いする。 (配付資料の確認) 土井会長: さて、本審議会は「枚方市審議会等の会議の公開等に関する規程」に基づき運営を行 うため、会議の公開・非公開については、原則公開としているが、前回の審議会で枚方 市情報公開条例第6条の規定による非公開情報が含まれるもの、すなわち「個人に関す る情報」または「意思形成過程情報」に該当するものは非公開とすることに決定した。 本審議会の案件・報告の公開・非公開について確認したいので、事務局案をお願いする。 〈事務局〉:本審議会の公開・非公開については事前に会長・副会長に確認していただいているが、 委員の皆様にも確認をお願いする。「報告(5)国登録有形文化財(建造物)の候補に ついて」は枚方市情報公開条例第6条第1号の「個人に関する情報」に該当するため、 また、「報告(6)特別史跡百済寺跡再整備事業について」は同条例第6条第6号の「意 思形成過程に関する情報」に該当するため、非公開が適当であると考えるがいかがか。 土井会長: ただいま説明のあった内容について、委員の皆様からご意見、ご質問等はあるか。 (意見、質問等なし) 土井会長: 異議なしでよろしいか。そのように取り扱う。また、公表する会議録についても、同 様とする。 土井会長: それでは、報告に移る。「報告(1)鍵屋主屋の修理及び別棟の改修について」から「報 告(4)台風 21 号の被害について(牧野車塚古墳)」までは公開となる。傍聴を希望さ れる方は入室をお願いする。 (傍聴人なし) 報告(1):鍵屋主屋の修理及び別棟の改修について 土井会長: 「報告(1)「鍵屋主屋の修理及び別棟の改修について」事務局から説明をお願いする。 〈事務局〉: 報告(1)鍵屋主屋の修理及び別棟の改修について報告する。まず、報告(1)の1.
3 鍵屋主屋屋根瓦及び軒樋の修理についてをご覧いただきたい。 (1)の破損の経緯についてだが、去る平成 29 年6月 10 日土曜日に、市指定有形文 化財である鍵屋主屋にて、道路に面した側の屋根瓦と軒樋が破損しているのが発見され た。損傷の状況は、資料左側の4枚の写真のとおりである。前日の資料館閉館時には、 このような状況が見られなかったことから、9日金曜日の資料館閉館後から、10 日の朝 にかけての出来事と考えられ、枚方公園駅前交番へ被害を届け出た。 鍵屋資料館主屋の道路を挟んだ向かい側の敷地には駐車場があり、宅配業者のトラッ クが荷物の配達時に頻繁に出入りしている。樋の傷の位置等から、トラックが後退しな がら駐車場を出た際にできた傷と推定していたが、後日、荷台後部の上方の角に擦過痕 のあるトラックを発見し、警察による現場検証等も行ったが、犯人の特定には至らなか った。 次に、修理についてだが、平成 29 年9月 19 日火曜日に実施した。破損した屋根瓦2 枚と、銅製の軒樋1本を交換し、なるべく現況に近付けるように修理を行った。なお、 軽微な修理であることから、現状変更の手続きは行わなかった。修理後の状況について は、資料右側の3枚の写真のとおりである。 続いて、2の鍵屋別棟多目的トイレ改修工事について、現在、鍵屋資料館のトイレ施 設については、障害のある来館者が利用できるような多目的トイレがなく、現行の男子 トイレを改修して設置するものである。なお、工事期間中は資料館を休館とする。工事 概要については、表にあるように、現在ある小便器を三つから二つに、大便器を二つか ら一つに減らし、洗面台を小型化して多目的トイレ一つのスペースを確保し、設置する ものである。工事期間は平成 30 年1月4日から1月 19 日を予定している。以上で鍵屋 主屋の修理及び別棟の改修についての報告を終わる。 土井会長: ただいまの説明のあった内容について、委員の皆さんから質問等はあるか。 田委員: 多目的トイレとはどういう用途が入っているのか。車椅子用やオストメイトに対応し ているのか。 〈事務局〉: 車椅子対応でオストメイトも入っている。 田委員: 男性用の小便器一つと大便器一つ、計二つの便器を潰して障害者用のトイレができる ということか。
4 〈事務局〉: それに加えて洗面台のスペースもできる。 田委員: 平面図はあるか。 〈事務局〉: まだ平面図入手できていない。 田委員: そうか。 報告(2):田中家住宅鋳物工場及び主屋の耐震・改修工事及び展示更新について 土井会長: それでは、引き続き「報告(2)田中家住宅鋳物工場及び主屋の耐震・改修工事及び 展示更新について」事務局から説明をお願いする。 〈事務局〉: 報告(2) 田中家住宅 鋳物工場・主屋の耐震・改修工事及び展示更新について、説 明する。まず、耐震・改修工事の概要についてだが、報告2の1をご覧いただきたい。 工事期間は平成 28 年 10 月~平成 29 年8月まで実施した。工事の内容はお示ししてい る内容のとおり、鋳物工場の耐震補強として格子パネルを設置し、また、建物の保全を 目的として、傷んだ部材の取替えなどを行った。次に、平成 29 年度の工事状況を説明 する。2.主な工事の状況をご覧いただきたい。鋳物工場だが、一つ目は正面出入口の 敷居が腐食し、溝も擦り減ってきていたため、新しいものに取り替えた。二つ目は出入 口前の石橋が縞鋼板と石材の継ぎはぎでデコボコになっていたため、新しい石材で架け 直した。三つ目は、展示室内の照明を蛍光灯から LED に取り替えた。四つ目は、資料右 上に移るが、前年度工事の続きとして格子パネルの設置を行った。また、設計変更とし て、当初、来館者の利便性を考慮して正面入口に雨樋を設置する予定だったが、素材と なるステンレスの色調が江戸時代の建物の風情に合わないため、設置を取りやめた。続 いて主屋だが、前年度工事の続きとして、瓦の葺替と部材の取替を行った。そのうち(1) の瓦葺替えでは、既存の瓦をできるだけ再利用した。また、主屋の東側の部材は当初か ら白蟻の害を受けていると考えられていたが、工事の中で予想以上にその害が進行して いると判明したため、(2)①にあるように桁の部分的な取替えや、(2)②にあるように 梁への薬剤の注入を行っている。次頁をご覧いただきたい。三つ目としては、これまで 模型だったカマドを、実際に使用できるカマドに復元した。10 月7日(土)にお披露目 を兼ねて飯炊き体験会を開催したところ、親子を中心に多く参加があり好評を得た。四 つ目は排水溝の設置である。主屋では、地面からの湿気が柱や漆喰に影響を及ぼしてい
5 たため、湿気避けのために周辺溝を作った。五つ目は傷んだ水切り庇の取替え、六つ目 は漆喰の塗り直しである。このような内容で平成 29 年度は工事を実施し、予定通り8 月 10 日に完了している。続いて、資料右上の3.展示更新についてをご覧いただきた い。耐震工事で鋳物工場内に格子パネルを設置することから、展示室のレイアウトを変 更することとなり、全体の展示構成を見直して展示更新を実施した。委託期間は平成 28 年9月~29 年9月まで、現場作業は 29 年8月から実施した。展示レイアウトは(1)の 図のとおりである。リニューアルのポイントは(2)に示している。次の(3)に写真を載 せているが、梵鐘の製作工程を紹介する映像コーナーを新設した。これにより、鋳型を つくるところから、溶けた銅を流し入れ、余分なバリの除去や磨きなどの工程を経て、 梵鐘が出来上がる様子を6分程度で紹介している。また、当資料館は小学校の見学が多 いことから、子どもに親しみを感じてもらうことが課題の一つであったため、金属に触 れたり、叩いて音を鳴らしたりできる体験コーナーを新設した。また、わかりやすい展 示を目指し、展示物や解説パネルの見直しを行うとともに、照明を LED に変えたことで 展示室が明るくなり、見やすさが向上した。そして、市内で出土した鋳物関係の考古資 料を加えることにより、江戸時代以前の枚方における鋳物の歴史の展示に厚みを持たせ ることができた。耐震工事・展示更新が完了後、平成 29 年 10 月3日(月)、約1年ぶ りにリニューアルオープンしている。最後に、4.復元竪穴住居の更新についてご覧い ただきたい。この復元竪穴住居は、本市田口山遺跡の弥生時代の竪穴住居を復元したも ので、経年劣化で傷みが進んでいたが、29 年9月から約2ヵ月間、葺き替え委託を実施 した。田中家住宅 鋳物工場・主屋の耐震・改修工事及び展示更新についての報告は以 上である。 土井会長: ただいま説明のあった内容について、委員の皆さんから質問等はあるか。 高委員: 細かいことを言うようだが、まず、最初のページの左側について、2の主な工事の状 況ということだが、(1)正面出入口の敷居の取替えというのは、作業中ではなく作業前 だと思う。改修前状況と写真に書いてある。それと関連するのだが、(2)出入口前の 石橋についても、ある程度撤去した後の写真になっているが、作業前はこうであったの が完成したらこうなったということがわかるように、もし、作業中の写真を入れるので あれば3枚入れるべきだと思う。そうしないと現状変更前と後がどうなったか確認でき
6 ない。 最後に、作業前後の写真を同じ場所から同じ方向に撮影するのは、建築では当たり前 のことなのだが、今はデジタルカメラなので、前にどんな写真を撮ったかわかるし、同 じポイントからで同じ角度で撮らないとどう変わっているか分からないので、これは不 備ではないかと思う。 〈事務局〉: 以後、気をつける。 井上委員: 最初のページの(1)正面出入口の敷居の取替えの右側、完了時の写真に、足を拭くマ ットとも言えない、昔よくあったようなものが写っているが、これは今も置いてあるの か。 〈事務局〉: マットは、今はない。 井上委員: それはよかった。 土井会長: 復元竪穴住居の葺き替えをされたようだが、前回はいつ頃しているのか。 〈事務局〉: まず、最初に復元したのが昭和 50 年代で、その後平成 14 年ごろに半分葺き替えてい る。北側の面だけがかなり傷んでいた。その後そのままになっていて、茅が抜けてき たり、穴が開いたりしている状態が続いていた。 土井会長: 復元して 3、40 年程経過しているということか。 〈事務局〉: そうである。 奥田委員: 竪穴住居であっても伊勢神宮の屋根であっても、茅葺であれば同じようなもので、周 りの木が問題である。木の下に館がある所は、湿気てしまって 20 年程もたたずに腐っ ている。私の意見としては、ここの場合も、なるべく竪穴住居の付近には木や草を生 やさず、湿気させないように、保たせた方がいいと思う。だから、周りに大きな木が あって、雰囲気がいいようになっているから、という感じでいたら日陰になるので、 この茅は全部だめになりやすい。もう一つは、そばに大きな木があって倒れたりした ら、竪穴住居も倒れるので、なるべく低くしてもらえたらいいのではないかと思う。 高委員: 奥田委員に関連して私も日陰の話だが、中で火を焚いて燻すと結構保つという話をよ く聞くので、体験で定期的に火を焚くようなことをされたらいかがか。 土井会長: 茅葺の場合は、それはよく聞く話だ。 奥田委員: 油煙がつき、それで長持ちするという。合掌造りもそうだ。よく煙があがるから長く
7 保つ。 土井会長: 害虫がつかなくなるという話も聞くので、行事の一環として入れていくような案を考 えてもらえればと思う。他にご意見はあるか。 井上委員: 梵鐘の製作工程を紹介する映像コーナーを新設されたということだが、そこで流され ている映像は最近撮り直されたものか、昔撮っておられたものか、どちらか。 〈事務局〉: 滋賀県の西澤梵鐘鋳造所、現在は鋳造しておられない所だが、民博が以前に撮影した ものを加工させてもらい、6分間に縮めたものだ。 土井会長: 資料館については、本日見学に行くのか。 〈事務局〉: 審議会終了後に行く。 土井会長: それでは、またその時にということで。 報告(3):枚方田中邸のむくについて 土井会長: それでは「報告(3)枚方田中邸のむくについて」事務局から説明をお願いする。 〈事務局〉: 報告(3)枚方田中邸のむくについて、説明する。報告3をご覧いただきたい。田中 邸むくは、田中家鋳物工場・主屋が元々建っていた枚方上之町に所在する。枚方田中 邸むくは、ニレ科の落葉喬木で、高さが 33m、幹周りが5mを超える、むくとしては 府内でも例をみない巨樹で、推定樹齢 600 年とも言われ、府の天然記念物に指定され ている。平成 12 年に所有者の田中氏から「個人で管理することが限界」との申し入れ があり、市が寄贈を受けた。それ以降、資料のとおり、市が保護保全事業を行ってき た。 平成 12 年に寄贈を受けた際には、樹木医によって、枯れ枝の除去、主幹や枝周りの 付け根部の木固め、折損のおそれがある危険な枝のワイヤーによる吊り上げ、枝の切 り縮めなどを行った。しかし、10 年が経過した平成 23 年には、平成 12 年の事業に携 わった樹木医からワイヤーを緩めるよう指導を受け、今年には、枝の開口部を塞いで いた養生素材が風により剥がれるなど、養生素材にも劣化がみられるようになった。 また、平成 26 年以降は、枯れ枝や折れ枝の発生が多くなり、樹勢に衰えがみられる。 樹木医からは、10 年に一度は点検が必要との助言も受けた。 これらのことから、樹木の保護保全を図るために、現状の把握や、過去の保護処置の
8 点検などの樹木診断を来年度に実施する計画をしている。最近あちこちで枯れ枝が落 下して事故に繋がったというようなことがあるため、これも喫緊の課題と考えている。 枚方田中邸むくについての報告は以上である。 土井会長: むくの木の保全等について、委員の皆さんからご意見等ご質問はないか。 奥田委員: この木は、根元のほうに分け枝が出ているか。 〈事務局〉: 斜面の際に立っている木だが、根元から枝は出ていない。 奥田委員: 根元の付近から出ておらず、途中からも出ていないか。それと、この木の倍くらい の面積の所に他の建造物はあるか。 〈事務局〉: 建造物としては、資料左側の写真にあるように、田中氏の家が建っているだけだ。 奥田委員: それでは、後は普通の斜面地ということか。木の根元の方で建造物を建て替えたり、 石垣を積み替えたりすると、根が弱ってしまって、枯れ枝が沢山できてくるというよ うな現象があるらしい。奈良県のNPO法人うちのの館が管理する藤岡家住宅の、大 きな樹齢 500 年超えるといわれる紅梅も、根元の庭のところをいじるから、上の方ま で養分が上がらずに、上の方の枝が枯れてきて、下の方からそれをもたそうと分け枝 が出るという、そんな状態を起こしていた。そんなことがあるので、このむくも、上 の方だけが枯れており、むくが下の方から分け枝が出るかどうかはわからないが、上 の方が枯れるのは下の方の根から養分が上がりにくいために枯れてくるという例はよ くあるらしい。 土井会長: 来年度、樹木医による診断を計画されているそうなので、そのあたりも注意し、何 らかの形で報告してもらえればと思う。これについてはこのあたりでよろしいか。 (意見、質問等なし) 報告(4):台風 21 号の被害について 土井会長: それでは、引き続き「報告(4)台風 21 号の被害について(牧野車塚古墳)」事務 局から説明をお願いする。 〈事務局〉: 報告(4)の資料をご覧いただきたい。平成 29 年 10 月 22 日、近畿に最接近した 台風 21 号の影響で、国史跡牧野車塚古墳の墳丘及び周溝に自生している樹木の内、6 本が風で倒れ、6本が枝折れするといった被害を受けた。そのため、同年 10 月 30 日
9 付で毀損届を大阪府教育庁に提出した。 被害状況の写真を資料に添付したので、ご覧いただきたい。倒れた樹木の大半は、 右上や左下の写真のように、根元から倒れており、それらの中には地面が窪んだもの、 園路の一部が破損したものがみられる。また、右下の写真のように前方部の園路に横 たわるように倒れ、園路を塞ぐものもあった。これらの樹木は、公園を利用する市民 の安全を確保するために、11 月7日から9日にかけて撤去、処分した。 樹木が根元から倒れ、地面が窪んだものには、平面が楕円形で、最大で2m×1.1m、 深さが 50cm のものがある。それらに雨水などが流れ込み、墳丘の損壊に繋がることが 懸念されることから、文化庁及び府と協議を行い、真砂土で埋め戻しを行う予定であ る。台風 21 号の被害についての報告は以上である。 土井会長: ただいま説明のあった内容について、委員の皆さんから質問等はあるか。 川畑委員: 地面が窪んでいるこの写真の部分だが、今は覆いか何かをしているのか。 〈事務局〉: 当初は立ち入らないように印をしており、テープで入らないようにしたり、コーン を置いたりしていた。 川畑委員: 雨が降りそうな前とかは、養生するのか。 〈事務局〉: はい。 奥田委員: ここは史跡の指定を受けているが、史跡になっている古墳の墳丘の破損状況はどう なのか。 〈事務局〉: ここ以外のことか。 奥田委員: この木の倒れた所のことだ。 〈事務局〉: 倒れた木の根が起きて、その部分がへこんでいる。 奥田委員: それが墳丘まで達しているのか。それとも墳丘の上の盛り土の部分か。 〈事務局〉: 盛り土の部分だ。 奥田委員: 現在の盛り土か、中世以降の盛り土かということもあるので、それは確認しておい た方がいいのではないか。 〈事務局〉: 概ね表土の範囲で収まっている。 奥田委員: 表土の範囲であったか。台風等で木が倒れたらもともとの墳丘の葺石もひっくり返 って上げてしまったり、埴輪が出土したりする。
10 〈事務局〉: 一応確認はしているが、葺石の露出等は見られなかった。 奥田委員: そうか。昨日はあったのに、翌日調査に行くと埴輪が無くなっていた、という例があ るそうで、倒れたとなれば、すぐ現地に行く必要がある。 土井会長: 資料の上部に、古墳全体の航空写真があるが、それのだいたいどの位置にあるのか。 〈事務局〉: 概ね写真の上が西の方角になっているのだが、北側の樹木がかなり被害を受けてい る。近年、こんなにたくさん倒れたというのは記憶にない状態である。 土井会長: ご意見がないようであれば、次に行きたいと思うが、よろしいか。 (意見、質問等なし) (報告(5)、非公開) 報告(6):特別史跡百済寺跡再整備事業について 土井会長: それでは、引き続き「報告(6)特別史跡百済寺跡再整備事業について」事務局か ら説明をお願いする。 〈事務局〉: 報告(6)特別史跡百済寺跡再整備事業について報告する。報告6の1枚目の資料 をご確認いただきたい。特別史跡百済寺跡では、遺構の保存と古代寺院の景観が体感 できる史跡公園を目指し、平成 27 年度から再整備工事に着手している。 今年度の平成 29 年度再整備工事については、平成 28 年度第2回目の審議会で説明 したとおり、10 月より、堂塔院部分の整備工事に着手している。資料の平面図をご覧 いただきたい。これまでの工事の施工状況を平面図に示している。 まず、史跡の北側、緑色で着色している部分は、平成 27 年度整備工事の区域で、 既に開放している。次に、黒線で囲っている部分については、盛土造成、樹木伐採等 の基盤整備を平成 28 年度整備工事で完了している。緑色の円の部分だが、平成 29 年 度の再整備工事として 10 月より着手している。四つ円がある右側の東塔・真ん中手前 の中門の基壇復元をし、左側の円の西の塔、西塔の整備を実施する計画で手続きを進 めている。平面図の右に小さいが、イメージ図を掲載しているので、ご参照いただき たい。 次ページに、平成 30 年度工事内容を示している。平成 30 年度は、まず堂塔院の残
11 りの部分の完成を目指す。回廊の西側を法面芝張、東半分を切石積基壇復元し、礎石 レプリカを設置する。また、仕上げとして全体的に土系舗装を行う。また、順次北東 隅より、盛土造成等の基盤整備を予定している。説明は以上である。 土井会長: ありがとうございました。ただいま説明のあった内容について、委員の皆さんから ご質問等はあるか。 高委員: このイメージ図の一枚目にある、築地塀の東南が復元されている工事は、何年度か ら始めるのか。 〈事務局〉: 今現在、復元について復元検討委員会にかけていまして、施工場所の整備はもう少 し先になるので、その後、最終年度から近い年度からと思っている。トータルのスケ ジュールだが、着手当初の平成 27 年度の時点から若干工事に遅れがあり、最終完成年 度を見直している。おそらく平成 33 年ぐらいになるかと思っている。 高委員: 立体的に復元するのか。 〈事務局〉: はい。 土井会長: はい、他にご質問はあるか。 (意見、質問等なし) (報告(7)、非公開) 土井会長: 以上で、本日の案件はすべて終了した。これで、平成 29 年度第1回枚方市文化財保 護審議会を終了する。