スパイクが打てる楽しさに重点を置いたバレーボールの授業実践とその評価 : 三段攻撃に近い動きが頻出する小学生対象の課題ゲーム開発を通して
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(2) ①情意面. の到達度調査」では単元平均で84.4%の児童が『「ア. 「態度測定による体育の授業診断」の診断結果は、. ッワカッタ」とか「アア、ソウカ」と思ったことが. 3学級とも態度スコアはr高いレベル」で、授業の. あった』と回答していた。なお、その内容記述にお. 成否は「成功」と診断された。また、「よい体育授業. いては、ブロックなどの認識度について、下降傾向. への到達度調査」では、第5時から単元終了まで90%. が見られ、ここでも、改善の必要性が示唆された。. 前後の児童がrせいいっぱい、全力をつくして運動. 個人技術認識テストでは、アンダーハンドパス時. することができた」と回答したさらにrアタック. のボールの運び方に関する技術認識などが他の技術. ボールに関する質問紙調査」では、92.4%の児童が. 認識に比べ低い数値を示した。. 「今回のアタックボールは楽しかった」と回答し、. 5 結論と改善案. その理由記述については、スパイクについての内容. 研究目的の評価項目「①スパイクを楽しみ、進ん. が2番目に多く、スパイクが打てる楽しさを感じる. で運動に取り組めた」ことについては、達成できた. ことができていたと考えられる。. と考える。また、評価項目r②パスをつなぎ、スパ. ②技能面. イクで返球することができる。」については、三段. 「セットプレイゲーム(第2時∼第5時)」におい. 攻撃に近い動きでスパイクを打つことに関しては、. ては、mによるゲーム様相の分析から、三段攻撃. 概ね達成できたものの、ズレを創ることやねらった. に近い動きの完了率について、本課題ゲームの前後. ところに打つことに関しては達成度が低く、「スパイ. で向上が見られた(15,3%→33.鰍)。また『よい体育. ク&ブロックゲーム」の改善が必要となった。評価. 授業への到達度調査」における「わざや力をのばす. 項目③rバレーボールの基礎的な個人技能を培うこ. ことができましたか。」の記述において、三段攻撃を. とができる。」ことについては、概ね達成はできた. 行うためのポジショニングなどが見られ、戦術をも. ものの、さらなる技能向上が望まれる。. とに連動していることも推察された。ただし、自チ. 上述したことから、開発した課題ゲームを通して,. ームからのサービス時の完了率を向上させることや. スパイクが打てる楽しさや技能の向上が見られる授. 1打目のミス率を減少させることでさらに技能が伸. 業実践を行えたことから、研究目的を概ね達成でき. びることも示唆された。. たと考える。しかし、研究の評価項目②と③につい. 「スパイク&ブロックゲーム(第6時∼第10時)」. ては、課題もあることから、表2に示した留意点を. においては、ゲーム様相の分析より、ズレを創った. もとに課題ゲームとドリル学習についての改善案を. 攻撃完了率は、本課題ゲーム前後で0.6%から9.3%の. 作成した。. 向上に留まった。これは、低いトスからのスパイク. 表3 改警業作成にあたっての賀意点. が少なかったことやブロックの成功率も上がらなか 評価項目②. ったため、ブロックの必要度が高くなかったことが 原因であった。また、課題ゲーム自体がねらったと ころにスパイクを打つことが頻出する仕組みになっ. サービスの指導. 課題ゲーム ブロックプレイヤーの配置. ていないことも示唆された。しかし、「よい体育授業. 評価項日③. キャッチ&トスをオーバーハ ンドパス(トス)により近㌧ 動きにするためのルール変更 (スパイク&ブロックゲーム). (スパイク&ブロックゲーム). への到達度調査」において、ズレを創るための作戦. ドリルゲーム開発 (自チームからのサービス、柏手のポジショニングやスペース を意識して連動できるもの). やねらったところに打つことができたとの記述が時 ドリル学習. 間経過に伴い増加した。このことから、ゲーム中に1. 度でも作戦を遂行できたチームは増えていることが. ・低いトスからのスパイクの ・1打目のミスを減らすための. 指導 指導. 推察された。. 6.今後の課題. 個人技能に関しては、単元前後のスキルチェック. 作成した改善案を現場で実践し、その有効性を. において、有意な向上を示した。しかし、先行研究. 検証した上で、一層の改善を図る必要がある。. との比較から、さらなる技能向上が望まれる。. ③認識面. 修学指導教員 伊藤博之・佐藤真. 技能面を支える認識面において、「よい体育授業へ. 指導教員増澤康男.
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