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スパイクが打てる楽しさに重点を置いたバレーボールの授業実践とその評価 : 三段攻撃に近い動きが頻出する小学生対象の課題ゲーム開発を通して

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Academic year: 2021

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(1) スパイクが打てる楽しさに重点を置いたバレーボールの授業実践とその評価   一三段攻撃に近い動きが頻出する小学生対象の課題ゲーム開発を通して一                                 教育実践高度化専攻                                 授業実践リーダーコース.                                 P11026E 小林 大吾 1.. 研究の背景                        表1鵬した級ゲーム.  現任校のネット型ゲームの実践ではバレーボール を取り上げてきた。その実践では、ドリル練習にお. 教育内容. いて、意欲的にスパイクをする姿が見られた。しか. ←一. きていないことが課題となった。これを踏まえ、児. を打つためには、それ自体の技能だけでなく、パス. O. 用具・場. O O. ゲ 1. O. ム 内. 蓉. セ , ,. 1. ●. O  O. ●  ●. o. ●. ,. ソ ;’. O. . ●. ■. 1. シ ● 4人ΨS4人. 人数. 一.. サービスはフリーポール 1回目のみワンバウンド可. (レシーブ)や、トスなどでスパイクにつなげる技 ノレーノレ. 2回か3回で返球 2打目は両手キャッチ. 能が必要である。. 可,.  そこで近年では、ボール操作の緩和を行ったゲー ムの実践について報告されている。. 一…{. r王VB公翻キッズハレー5号使用 ・ネットの高さ 1皿55㎝ バドミントンコート使用. スパイクを打つまでに至らず、その楽しさを実感で. れる授業をつくりたいと考えた。ゲームでスパイク. プ回ックとのズレを創って、相手 コートのねらったところに返すため の毎識と技術を身につける。. 二段攻撃に近い動きを使っ て、相手コートに返すため の知識と技術を身につけ る、. し、実際のゲームでは、ボレー操作が困難なため、. 童がゲームでスパイクを打ち、その楽しさを感じら. rスパイク&プロツクゲーム」. 『セットプレイゲーム」. 課題ゲーム名. 得点. ・セッターゾーン内での キャッチ&トス→アタック での得点は2点. それ以外は1点. 2. 研究の目的. ・3回以内で返球. 2回日は両手キャッチ可 但し3秒以内に頭の上でトス。. ブロックでの得点、キャッチ&ト ス→アタックは3点。 {但し、トスは上から). それ以外は1点.  小学校を対象としたスパイクが打てる楽しさに重. (2)課題ゲームを取り入れた単元計画. 点を置いた「バレーボール」の課題ゲームを開発し、.  単元名をアタックボールとし、第1次をオリエン. それを取り入れた授業実践と評価を行うことを目. テーション(1時間)、第2次に「セットプレイゲ. 的とする。評価については以下の3項目で行う。. ーム」(4時闘)、第3次に「スパイク&ブロックゲー. ①スパイクを楽しみ、進んで連動に取り組める。                    (情意面). ②パスをつなぎ、スパイクで返球することができ   る。           (技能面、認識面). ③バレーボールの基礎的な個人技能を培うことが. ム」(5時間)の課題ゲームを取り入れた全10時間 の単元計画を行った。なお、技能向上を図るため、. 単元を通してドリル練習を行った。 (3)授業実践とその評価.  兵庫県下のF小学校の6年生3学級(nO名)の児.   できる。         (技能面、認識面). 童を対象とし、平成24年5月から6月に実施した。. 3.研究の計画・方法.  学習成果の測定は、表2に示したように情意面、.  (1)課題ゲームの開発. 技能面、認識面について行った。.  (2)課題ゲームを取り入れた単元計画.        表2学習成果の測定.  (3)授業実践とその評価  (4)改善案の作成. 情意面. ・態度測定による体育の授業診断(単元前後) ・よい体育授業への到達度調査の設問1(毎時間〕 ・アタックポールに関する質問紙調査(単元後〕. 技能繭. ・スキルチェック(単元前後) ・VTRによるゲーム様相の分析(毎時間) ・よい体育授業への到達度調査の設問2(毎時間). 認識面. ・よい体育授業への到達度調査の設問3(毎時間) ・個人技術認識テスト(単元後). 4.研究の概要  (1)課題ゲームの開発.   表1に示したように三段攻撃に近い動きを身に つけさせるrセットプレイゲーム」と意図的なセ  ットからの攻撃を学ばせる「スパイク&ブロック  ゲーム」を開発した。.

(2) ①情意面. の到達度調査」では単元平均で84.4%の児童が『「ア.  「態度測定による体育の授業診断」の診断結果は、. ッワカッタ」とか「アア、ソウカ」と思ったことが. 3学級とも態度スコアはr高いレベル」で、授業の. あった』と回答していた。なお、その内容記述にお. 成否は「成功」と診断された。また、「よい体育授業. いては、ブロックなどの認識度について、下降傾向. への到達度調査」では、第5時から単元終了まで90%. が見られ、ここでも、改善の必要性が示唆された。. 前後の児童がrせいいっぱい、全力をつくして運動.  個人技術認識テストでは、アンダーハンドパス時. することができた」と回答したさらにrアタック. のボールの運び方に関する技術認識などが他の技術. ボールに関する質問紙調査」では、92.4%の児童が. 認識に比べ低い数値を示した。. 「今回のアタックボールは楽しかった」と回答し、. 5 結論と改善案. その理由記述については、スパイクについての内容. 研究目的の評価項目「①スパイクを楽しみ、進ん. が2番目に多く、スパイクが打てる楽しさを感じる. で運動に取り組めた」ことについては、達成できた. ことができていたと考えられる。. と考える。また、評価項目r②パスをつなぎ、スパ. ②技能面. イクで返球することができる。」については、三段.  「セットプレイゲーム(第2時∼第5時)」におい. 攻撃に近い動きでスパイクを打つことに関しては、. ては、mによるゲーム様相の分析から、三段攻撃. 概ね達成できたものの、ズレを創ることやねらった. に近い動きの完了率について、本課題ゲームの前後. ところに打つことに関しては達成度が低く、「スパイ. で向上が見られた(15,3%→33.鰍)。また『よい体育. ク&ブロックゲーム」の改善が必要となった。評価. 授業への到達度調査」における「わざや力をのばす. 項目③rバレーボールの基礎的な個人技能を培うこ. ことができましたか。」の記述において、三段攻撃を. とができる。」ことについては、概ね達成はできた. 行うためのポジショニングなどが見られ、戦術をも. ものの、さらなる技能向上が望まれる。. とに連動していることも推察された。ただし、自チ.  上述したことから、開発した課題ゲームを通して,. ームからのサービス時の完了率を向上させることや. スパイクが打てる楽しさや技能の向上が見られる授. 1打目のミス率を減少させることでさらに技能が伸. 業実践を行えたことから、研究目的を概ね達成でき. びることも示唆された。. たと考える。しかし、研究の評価項目②と③につい.  「スパイク&ブロックゲーム(第6時∼第10時)」. ては、課題もあることから、表2に示した留意点を. においては、ゲーム様相の分析より、ズレを創った. もとに課題ゲームとドリル学習についての改善案を. 攻撃完了率は、本課題ゲーム前後で0.6%から9.3%の. 作成した。. 向上に留まった。これは、低いトスからのスパイク.       表3 改警業作成にあたっての賀意点. が少なかったことやブロックの成功率も上がらなか 評価項目②. ったため、ブロックの必要度が高くなかったことが 原因であった。また、課題ゲーム自体がねらったと ころにスパイクを打つことが頻出する仕組みになっ. サービスの指導. 課題ゲーム ブロックプレイヤーの配置. ていないことも示唆された。しかし、「よい体育授業. 評価項日③. キャッチ&トスをオーバーハ ンドパス(トス)により近㌧ 動きにするためのルール変更 (スパイク&ブロックゲーム). (スパイク&ブロックゲーム). への到達度調査」において、ズレを創るための作戦. ドリルゲーム開発 (自チームからのサービス、柏手のポジショニングやスペース を意識して連動できるもの). やねらったところに打つことができたとの記述が時 ドリル学習. 間経過に伴い増加した。このことから、ゲーム中に1. 度でも作戦を遂行できたチームは増えていることが. ・低いトスからのスパイクの  ・1打目のミスを減らすための. 指導         指導. 推察された。. 6.今後の課題.  個人技能に関しては、単元前後のスキルチェック.  作成した改善案を現場で実践し、その有効性を. において、有意な向上を示した。しかし、先行研究. 検証した上で、一層の改善を図る必要がある。. との比較から、さらなる技能向上が望まれる。. ③認識面. 修学指導教員 伊藤博之・佐藤真.  技能面を支える認識面において、「よい体育授業へ. 指導教員増澤康男.

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