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参 考 図 書 紹 介
養蜂 の科学絵本
松番光夫 :ミツバチ利用の昔と今.
農山漁村文化協会.32pp.1998.2,000円 (税別).
lSBN4-540-97123-9
この本 は農林水産省農林水産技術会議事務局
監 修 の 自然 の中の人 間 シ リーズ 『昆虫 と人間
編』(全 10巻)の中の第3巻 として発行 された
ものである.
紀元前6000年頃描かれた と思われているス
ペイ ンの-ニー- ンテ ィングの壁画で始 まる ミ
ツバチの創世期の項 には, ヨーロッパ, アフ リ
カの国々で古 い時代か らミツバチが利用 された
ていた こと,その原始養蜂時代か ら,19世紀 に
なって,可動巣枠,巣礎,遠心分離器の三大発
明によって,近代養蜂の進 出へ と発展 したこと
がまず紹介 されている.
日本の養蜂の歴史,特 に江戸時代 までのニホ
ンミツバチによる養蜂, そ して明治にセイ ヨウ
ミツバチが輸入 され,移動養蜂 (転地養蜂) の
発達 した経過が述べ られ, さらにアジアは ミツ
パ テの宝庫 で開放空 間 に 1枚 の巣 をつ くる も
の と閉鎖 空 間 に複数 の巣 板 を造 る2つの タイ
プがあ り,最近発見 された新種 を含めて9種が
共生 していることが,その分布図 と鮮明な写真
で紹介 されている.
後半 には, セイ ヨウ ミツパテを例 にとって ミ
ツバ チの社会生 活,ミツバ チの生 産物 につ い
て, ミツバチと花 そ して人間の関係, ミツバチ
の害敵 と網羅 され,最後 に ミツパテと環境 につ
いて,聖書 には 「乳 と ミツの流れ る地」が理想
郷 と書かれているよ うに, この理想郷 こそ,覗
在の地球上でわれわれ人間が常 に考え続 けなけ
ればな らないことだ と結んである.
それぞれのページに,鮮 明な写真,わか りや
すいイラス トがオールカラーでふんだんに使わ
れ,小学生 に も読 めるように漢字 にはル ビがふ
られている.子供か ら大人 まで,楽 しくミツバ
チ利用 の昔 と今が学べ る好書である.
なお, 自然の中の人間 シ リーズ 「昆虫 と人間
編」 は,本書 の他
,
「昆虫 たちの超能力
」
「暮 ら
しの中 の昆 虫 た ち」
,
「カ イ コで作 る新産業」,
「虫で虫を退治す る」
,
「昆虫のにおいの信号」,
「昆虫が身 を守 るふ しぎな力」
,
「昆虫 のバ イオ
テクノロジー」
,
「昆虫 ロボ ッ トの夢」
,
「都市 の
昆虫 ・田畑 の昆虫」の9巻 か らなる意欲的な構
成で昆虫 と人間の関わ りを伝えている. さ らに
自然 の中の人間 シ リーズには
,
「微生物 と人間
編」
,
「土 と人間編」
,
「森 と人間編」
,
「川 と人間
編」
,
「海 と人間編」があ り, いずれ も学校図書
館 などでの利用 に向いた大判 の科学絵本 シ リー
ズで,人 と自然の関わ りをわか りやす く解説 し
ている.
(酒井 哲夫)
お 知 ら せ
電話番号 (
市外 ・市 内局番)の変更
のお知 らせ
町田市,相模原市 の市外 ・市 内局番の変更 に
伴 い,玉川大学 ミツバチ科学研究施設 の電話番
号・FAX番号が次のようにな りま した.
042-739-8685 (FAXとも)
市外か らおかけの場合 にはまった く変更 はあ
りません.
ミツバチ科学研究施設, アジア養蜂研究協会
ともに同 じ電話番号です. おかけの際はお間違
えのないようにお願 いいた します.