地方自治体の健康づくり事業に適合した個人データ集積管理システムの導入
6
0
0
全文
(2) 釧路論集一北海道教育大学釧路校研究紀要一第36号(平成16年) KushiroRonshu−JournalofHokkaidoUniversityofEducationat Kushiro−No.36:101−105.. 地方自治体の健康づくり事業に適合した. 個人データ集積管理システムの導入. 平 岡 亮1・北 揮 一 利1・小 洋 治 夫1 藤 山 由紀子2・松 本 修3・牛 崎 千 史4 1北海道教育大学釧路校保健体育科 2北里大学医療衛生学部 3標茶町教育委員会社会教育課 4標茶町保健福祉課. Theintroduction of theindividualdata accumulation controIsystem which conforms to the health promotion of thelocalgovernment 1Akira HIRAOKA,1KazutoshiKITAZAWA,10zawa HARUO,. 2Yukiko FuJIYAMA,30samu MATSUMOTO and4chifumiUsHIZAKI IDepartment ofHealth and PhysicalEducation,Kushiro Campus,Hokkaido University ofEducation. 2schoolofAllied Health Sciences,Kitasato University 3TheBoard ofEducation socialeducation section,Shibecya−Cho Public Office 4Health welfare section,Shibecya−Cho Public Office. 要 旨. 自治体における健康づくり事業を評価する場合、自治体が提供した事業サービスに関わる無駄の削減・効 率化・均等化・均質化を求める「いわゆる行政型評価」を離れ、住民の個人的な健康の変化に焦点を絞った 「評価」が必要であろう。しかし、住民個人の身体に生じた変化の追跡がその条件となるため、健康づくり 事業がもたらす効果の本質に言及することはなかなかに困難であった。今回、我々は、標茶町の協力の下で、 大学の設備と人的資源を使って「自治体住民の健康データを収録し健康状態の変化を個別に追跡するシステ. ム」を開発した。本システムは標茶町と釧路校にて遂行中の連携事業(標茶町健康づくりプロジェクト)に 導入され、住民の健康に現れる変化を評価因子とする「健康づくり事業の本質的評価」に歩を進めることと なった。. 今回は、開発したシステムが持つ特徴について概説するとともに、連携する事業項目のひとつである「健 康診断および体力測定」に本システムを導入することによって解決が図られた課題等を報告する。システム を導入することにより、健康づくり事業において自治体が提供し得るサービスの可能性は広がるはずである。 本システムは、時と場所を選ばず入力可能で、個人の健康データを識別し経年的変化を追跡できるよう構成 されている。これまでの自治体による健康づくり事業では成しえなかったサービスと評価が期待される。. しされ、現在ではどの市町村でもきわめて多くの頻度で行 われており、自泊体が発行する広報紙をみれば、関係の催. 1.はじめに 高齢化に伴い高額化する医療費負担を軽減するため、全 国の市町村で住民の健康づくり事業が進められている。一 連の取り組みには、自治体の保健福祉関係部署が中心となっ て行う「健康教室」の体裁をとるものが主流である。こう した健康づくり事業は、介護保険や国保の補助事業に後押. し物や健康診断に関する記事が必ず掲載されているとみて よいだろう。. 過去の事例からいえば、一般的にこうした健康づくり事 業は、効果がどれくらい達成されているかを評価すること が難しい。同様の問題については、80年代からすでに認識. −101−.
(3) 平岡 亮 他 されており、83年の「老人保健法」の施行以来、評価に関 するさまざまな取り組みが報告されてきた。例えば永井ら は、保健所管内を単位とした小地域レベルで老人保健事業 の総合評価を行うような方法を提案している。山形大学医. 必要とするが、大学の備品として特に活用したオリジナル 項目である。. 学部公衆衛生講座が行った例では、当時県と市町村で別々. 本研究では、健康診断と体力測定を、標茶町が毎年開催 している「健康まつり」を利用して行うことにした。「健康 まつり」は、ほとんどの市町村で行われているイベントで. に行われていた保健事業を個々に検討するのではなく、トー. あるが、婦人会のバザーや障害者が製作した商品の陳列、. タルに評価する試みを行っている。しかしながら、いずれ. 栄養のデモンストレーション、歯科医の検診、健康相談な. の例でも評価するのは、無駄がなく、効率がよく、必要な. どが一度に集結するにぎやかなまつりである。今回、大学 の学生と標茶町の職員が協力して機材を設置し、従来の項 目に数項目を加えて、当日の測定を実施した(表1)。. ところに、必要な量のサービスが行き届いているかといっ. た「行政」の評価であり、サービスを受けた住民の個人的 な「健康」に現れた変化を評価するわけではない。. 健康づくり事業のもっとも難しい点は、単に行政サービ. 3.体力測定の実施に向けた準備. スを均等に均質に一定頻度で行えばよいというのではなく、 ないところにある。そのためには、健康を診断測定するデー. 「健康まつり」における体力測定は、大学の保健体育科 内に連携事業を担当する組織を設置することから始め、体. タの収録、その経年的蓄積といった技術的な問題をクリア. 力測定の測定項目と実施方法などについて具体的にデモン. しなければならず、また、住民がそうした活動に参加する. ストレーションを行った。. 住民個人の身体に生じた変化を追跡して行かなければなら. ような啓発や働きかけといった意識的な問題もクリアしな ければならない。そこで、これらの問題を解決し、自治体 の健康づくり事業の効果を評価分析する為に、本研究では 北海道の東にある梗茶町の協力の下で、大学の設備と人的 資源を使って住民の健康データを収録し、健康状態の変化. を個別に追跡するシステムの開発を試みた。. 2.健康体力測定データの収録 本システムに求められるのは、①個人のデータを識別し かつ経年的変化を分析、蓄積できること、②データの入力 が簡便で、入力と同時にデータ処理された結果が印刷され 出力されること、③個人の検索と抽出が可能なこと、④個 人情報を守るセキュリティーが管理されていること、⑤デー タ管理に伴う本人の同意を明確にすること、などの条件で ある。 本研究では、市販ソフトMicrosoft Accessを使用し、デー タベースプログラムを作成した。個人情報項目は、「住所」、 「電話番号」、「年齢」、「性別」、「健康データ提供の同意書 の有無」の5項目である。また、健康診断基礎項目として は、「身長」、「体重」、「血圧」、「除脂肪体重」、「骨密度」、「重 心動揺」の6項目である。最後に体力測定項目は、「10m歩 行」、「長座体前屈」、「握力」、「レツグパワー」の4項目であ る。このうち「レツグパワー」は、測定には特殊な設備を. 「健康まつり」に向けて解決しなければならない課題が. あった。保健体育科専攻学生が連携事業に参加できるよう に準備することであり、学生の測定技術を満足しうるレベ ルまで訓練することができるがどうかである。健康まつり の体力測定に関わっては、測定器具の取り扱いや計測技術. 習得のための講習会を設けること、被測定者(町民)への 応対に関わるコミュニケーショントレーニングを実施する ことで学生のスキルアップを行った。. なお、体力測定に関わっては次に挙げるような準備も行. われた。「健康まつり」が開催される標茶町の施設を数回訪 問し、可能な限り具体的なシミュレーションを行ったのが そのひとつであった。参加する住民が「楽しく」「快適に」. 「スムースに」測定を受けることができる動線の設定と、 それらに必要なスタッフの配置を行った。当日をリハーサ. 表1 システムが採用したデータ項目. 住所、電話番号、年齢、性別、健康 個人情報項目 健康診断項目. 体力測定項目. ルすることで問題点の解消も図った。また、町の職員と打 ち合わせを重ね、新たに使用する測定機器のデモンストレー. データ提供の同意書の有無. 身長、体重、血圧、除脂肪体重、骨. ションを行うとともに、データ処理システムを試験稼動さ. 硬度、重心動揺. せた。これらの作業は、保健体育科で準備しつつも標茶町 職員(担当者)を含めた形で進められていった。. 10m歩行、長座位体前屈、握力、レツ. グパワー. その結果、当日の健康まつりでは、体力測定という具体. −102−.
(4) 地方自治体の健康づくり事業に適合した個人データ集積管理システムの導入. 的イベントを経験することにより、事業の輪郭が暖昧であっ. 意味はないが、最高血圧の値は、年齢が高くなるにつれて. た初期の連携状態が進展し明確になった。健康まつりを迎. 増加傾向にあること、握力も60代以降は減少が明らかであ. えるにあたって、保健体育科は町に幾つかのプランを提示. ることなどの概要はつかむことができる。なお、この受診. した。体力測定の測定項目について、測定機器の手配にっ. 者の中には知的障害者が含まれており、全体の人数がすく. いて、測定データの処理方法についてなどがその内容であっ. ないので平均値がそれによって左右されやすい結果となっ. た。町が用意していた健康まつりの内容に保健体育の提案 を盛り込むことで実施内容が策定され、町の職員、保健体 育の学生及び教員がスタッフとして配置され、「健康まつり」. ている。. 表2 測定受診者の年齢構成. を成功させることができた。. 度 数. 年齢構成. 4.測定データの概要と実施結果. 20代. 5. 3.8. 30代. 11. 8.4. 40代. 17. 13.0. 50代. 22. 16.8. 本システムの試験運用は、平成15年10月5日の「標茶町. 健康まつり」と、平成16年4月26日の「筋力アガレンジャー」 と称する体力測定の2回行われた。各実施日の参加人数は 表3のとおりである。のべ125人の参加者は必ずしも十分と はいえないが、機器の中には重心動揺計のように測定時間. 60代. 40. 30.5. 70代. 26. 19.8. 80代. 4. 3.1. 125. 95.4. 小 計. を要するものがあり、何分も待たなければ測定できないこ とを考えると、これ以上の参加者では対応が難しいともい. える。 また、各項目の平均値を性別にし表3に示した。10月と. パーセント. 無回答. 6. 4.6. 合 計. 131. 100.0. 4月では、受診参加者の数が違い、また、必ずしも同じ参. 加者が受診しているとは限らないため、比較することは不 可能であった。4月の測定は平日に行われたため、参加人 数は10月の半分近くにとどまった。4月の測定では、初め て参加する受診者の方が多いため、個別の比較が可能なケー. スも限られている。 年齢別の平均値を処理したものが表4−1と表4−2で. ある。この表は、2回の測定を受診したすべてのデータか ら求めたものである。表4−1を見ると、男性は70代が最 も多く14人で全体のほぼ半数を占めており、ついで60代が 25%を占めている。それぞれの測定項目の比較には大きな 表3 平均値の比較. 女. 性. 男. 測 定 日 時. 05−OCT−2003 64人. 年. 齢. 身. 長 重. 体. 脂. 肪. 率. 最 高 血 圧 最 低 血 圧. 骨硬度(m/s). 重心動揺面積 握. 10 m 歩 行 長座位体前屈 レツグパワー. 力. 56 152.79 53.94 29.33 127.02 78.31 1488.90 1.86 25.35 7.00 37.22 296.57. 性. 測 定 日 時. 26−APR−2004. 05−OCT−2003. 26−APR−2004. 31人. 24人. 12人. 62 152.51 56.48 30.66 139.90 81.35. 56 162.90 68.74 23.47 131.00 74.61. 68 162.17 63.54 20.40 143.83 82.08. 1497.29 2.08 25.87 5.78 36.74 224.48. 1513.75 2.88 38.53 6.37 31.11 453.61. 1513.67 1.80 32.67 6.29 25.58 346.33. −103−.
(5) 平岡 亮 他 表4−1 男性の年齢別平均値 年 齢 構 成 と 人 数. デ ー. タ 項 目. 20代. 30代. 2人. 平均値 身. 長. 体. 重. 脂 肪 率. 最 高 血 圧. 標準偏差. .00 40.10. .00. 平均値. 8.65. 26.93. .00. 8.50. 平均.値. 80.00. 標準偏差. .00. 標準偏差. 平均値. 重心動揺面積. 握. 標準偏差 力. 10 m 歩 行 長座位体前屈. レツグパワー. 3人. 7人. .00 1531.00. 11.17. 7.80. 1.41. 123.67. 14.85. 21.04. 19.79. 1.36 0.58. .00 .00. 9.29. 45.57. 36.05. 5.91 0.86. 4.50. 34.17. 83.93. 1509.57. 2.18 1.16. 36.53. 10.81 6.31 1.40. 11.00. .00. 31.14. 平均値. 73.00. 499.17. 355.50. 716.00. 502.14. .00. 286.14. 484.37. 496.39. 85.30. 1514.23. 24.60 2.47 3.02. 33.47 23.90. 7.30 6.28 1.04. 29.04. 21.00. 7.87. 16.45. 77.62. 1538.00. 3.03. 41.03. 5.98 5.65 1.03. 136. 23.02. 1.25 0.83. 36.50. 158.00. 88.00. 6.88. 13.00. 3.54. 152.29. 28.87. 44.55. 24.50. 22.39. 25.50. 平均値. 17.68. 17.20. 6.95. 標準偏差. 7.17. 14.97. 18.94. 1509.71. 5.30 6.35 0.07. 66.49. 6.98. 21.43. 1.44. 23.69. 52、80. 140.43. 73.29 34.16. 162.60. 7.40. 22.53. 16.20. 1516.67. 9.86 10.65. 7.36. 8.50. 標準偏差. 1489.50 30.41. 159.00. 4.69. 123.67. 28.54. 35人. 1人. 162.09. 6.15. 29.16. 60.81. 1527.83. .00 3.76 .00 13.80. 14人. 158.67. 3.27. 115.50. 合計. 80代. 10.71. 2.00. 32.30. 10.78. 平均値. 70代. 168.30. 59.00 81.80 43.00 83.33. 棲準偏差. 表4−2. 2人. 15.06. 標準偏差. 平均値. 60代. 4.73 77.70 70.15 77.23 69.3162.21 16.98 18.31 18.81 15.71. 標準偏差. 平均値. 50代. 159.20. 6.94. 平均値. 標準偏差. 骨硬度(m/s). 167.58. 標準偏差. 平均値. 最 低 血 圧. 6人. 161.60. 40代. 29.3. 10.91 366.79. 196.00. 415. 230.10. 128.53. 女性の年齢別平均値 年 齢 構 成 と 人 数. デ ー. タ 項 目 平均値. 身. 重. 標準偏差. 平均値 脂 肪 率. 標準偏差. 平均値. 最 高 血 圧. 標準偏差. 平均値. 最 低 血 圧. 標準偏差. 平均値. 握. 10 m 歩 行 長座位体前屈 レツグパワー. 40代. 50代. 60代. 70代. 80代. 合計. 2人. 6人. 2人. 3人. 7人. 14人. 1人. 35人. 157.33. 158.14. 53.93. 9,90. 62.07. 8.41. 33.30. 106.67. 標準偏差 平均値. 29.77. 28.64. 標準偏差. 平均値 標準偏差. 平均値 標準偏差. 72.80. 1.59. 1.10 27.42. 41.80. 6.18. 3.46 336.33. 3.36 6.34 1.22. 426.20. 41.49. 1.51. 1.03 27.61. 4.87 5.88 1、47. 27.60. 305.00. 275.06. 123.15. −104一. 1506.00. 1.86. 1.03 24.91 3.37 6.28 1.47. 3.19 2.80 21.67 4.64 7.62 1.29. 39.89. 10.54. 6.77. 256.15. 139.73. 83.67. 78.12. 79.61. 11.83 1452.67. 9.07. 2.33 1.16 19.27. 2.67 10.30 1.35 37.09. 11.68. 192.82. 131.62. 21.19. 23.29. 1477.33. 15.83. 1491.48. 162.99. 1.90 1.45 25.66. 5.03 6.51 1.62 24.67. 37.1. 9.24. 152.23. 70.97 34.02. 29.7. 5.65. 134.33. 81.09. 54.7. 8,27. 32.35. 11.41. 23.14. 35.56. 6.45. 143.73. 84.06. 10.15. 1510.63 23.41. 33.69. 9.84. 200.42. 81.67. 9.18. 1424.23 394.89. 6.20 標準偏差 9.32 6.12 5.40 0.70 1.45 40.00. 44.17. 9.53. 22.11 13.59. 152.63.. 5.03. 54.96. 5.12. 139.87. 19.55. 10.97. 7.07 28.74. 平均値. 144.60. 3.80. 54.39. 7.58. 131.44. 11.22. 68.00 1555.25. 力. 115.23. 9.74. 1.96 1.02. 55.52. 9.62. 150.06. 4.91. 6.77. 116.60. 9.87 61.33 3.21. 5,51. 30.26 31.14 28.47 30.80 5.60 4.79 4.78 10.86. 5.72. 6.58. 152.79. 3.17. 55.16. 9.04. 27.40. 151.55. 3.93. 47.51 1.08 0.57. 平均値. 154.31. 1\78. 1557.00. 骨硬度(m/s). 重心動揺面積. 30代. 3.51 標準偏差. 長 平均値. 体. 20代. 120.28. 269.23.
(6) 地方自治体の健康づくり事業に適合した個人データ集積管理システムの導入. り処理することができる;健康まつりだけではなく様々な 運動教室やイベント時に入力するデータを共用することが できる ③タイミングを選ばず新規のデータを入力するこ. とができる;モニターの新規登録がいつでも可能である ④モニター番号を共用することで他データとリンク可能で. ある;法的根拠を背景にするならばいかなるデータとのリ. ンクも可能である ⑤ノート型コンピュータと無線LAN を用いたシステム構成なので場所を選ばない;入力を要す る場所にコンピュータを携行するだけでシステムを利用す. ることができる(標茶町という広大な土地に適合させた特. 徴)、などである。残念ながら、現在は事業がスタートした ばかりでモニター数が十分ではないため、統計的分析を行 うことができない. 。しかしながら、これまでどこの市町村. でも不可能であった、住民の健康状態の変化について、個 別に追跡して評価することが可能となった。これは、モニ. ター数が少なくとも可能なのである。 最後に、このシステムを健康まつりに導入することによっ. て、副産物として得られた成果についてもふれておきたい。 今回、標茶町では経費の節減(高額な測定機器を大学が用. 意したこと、人件費の削減)、測定項目の適正化(不必要な 項目や危険性のある項目の削除、活用しうる項目の適用)、 健康まつりにおける講演者の確保、および多数の学生が測 定者として意欲的に参加したことにより創出された活気(若々. しく元気で明るいイメージ:極めて好評であった)などに. 同じように、女性の平均値を見てみると(表4−2)、60 代の人の受診が最も多く全体の3割近い33人をしめていた。 50代、60代において血圧が高くなる傾向が見られ、10m歩行 の成績も、レツグパワーの成績も加齢とともに低下してい ることがわかる。. ついて一定の感触を得ることができたようである。. 永井正規ほか、市町村が実施する老人保健事業の評価、「癌 の臨床」、第35号、p248−252、1989年. 新井宏朋、岩崎清、阿彦忠之、老人保健事業の行政科学的 評価∵. 5.本システムの長所と有効性について. 山形県内市町村の保健事業ならびに地. 域住民組織活動の分析から、「公衆衛生」、Vol.52. 平成14年度の標茶町の「健康まつり」までは、健康診断 と体力測定のデータは、当日住民に返されてその役を終え ていた。平成15年度は、本システムを導入した結果、デー. p685−688、1988年. 工藤啓、地域保健法時代の保健事業評価−その視点と方 法をめぐって(特集 保健事業をどう評価するか. タを一元化して管理蓄積することが可能となり、同時に住. 一地域特性を反映した事業展開のために)、「へ. 民に毎回フィードバックを行うことができるようになった。. るす出版生活教育」、Vol.43、p7−11、1999年 野口尚、高齢者保健福祉等市町村の保健福祉行政の評価、. この点は、今日行政に求められている質の高いサービスの. 提供にむけて大きな前進であると考えられる。野口は、「住 民が自分たちの町の政策の中身、行政の現状を把握し、評 価し、選択できることが重要であり、その有効な方法があ ることが本当の地方分権につながる」とした上で、事業の 効果指標を定量的に行うことが必要であり、住民への説明 責任を果たすことにつながると述べている。 本システムの長所をあらためて整理しておきたい。シス. 社会事業研究、Vol.42、p44−47、2003年. テムの構成及びその特色は、個人のデータがデータベース 化されて蓄積されるため ①いつでも好む形で個人の情報. を引き出すことができる;モニターが望む形で欲しいとき に個人情報を還元できる ②望む質や大きさで母集団を作. 一105一.
(7)
関連したドキュメント
研究計画書(様式 2)の項目 27~29 の内容に沿って、個人情報や提供されたデータの「①利用 目的」
何日受付第何号の登記識別情報に関する証明の請求については,請求人は,請求人
はじめに ~作成の目的・経緯~
「基本計画 2020(案) 」では、健康づくり施策の達 成を図る指標を 65
当財団では基本理念である「 “心とからだの健康づくり”~生涯を通じたスポーツ・健康・文化創造
EV収集車 法人 地方自治体 または. 従来ディーゼル収集車
アクション 「計画」の 審議・決定 定例調査審議 定例調査審議 上半期中途. 振返り 定例調査審議 上半期総括 定例調査審議
ライフ・プランニング・センターは「真の健康とは何