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生活実感から言葉を芽生えさせることの試論 ―美術科との教科融合の試み ―

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Academic year: 2021

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(1)Title. 生活実感から言葉を芽生えさせることの試論 ―美術科との教科融合の試 み ―. Author(s). 花坂, 歩; 藤井, 康子. Citation. 国語論集, 17: 19-28. Issue Date. 2020-03. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/11242. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) 小 学 校 二 年 生 の K 君 は 、 く わ が た 虫 は ど ん な も の を た べ る の. 照 射 対 象 を 誤 っ た 場 合 、 言 葉 の 教 育 は 空 虚 な も の に な る 。. 効 率 化 を 図 る 上 で 望 ま し い こ と で は あ る 。 し か し 、 そ の 目 的 設 定 の. お い て も 、 目 的 的 な 授 業 を 見 る こ と が 多 い 。 そ の こ と 自 体 は 指 導 の. 線 、 中 略 は 稿 者 に よ る 。. く わ が た 虫 を 見 た と き の エ ピ ソ ー ド と し て 以 下 を 紹 介 し て い る 。 傍. ま た 、 田 近 ( 一 九 七 五 ) は 、 知 人 の 家 で 虫 か ご の 中 に 飼 わ れ て い る. と の 授 業 に お い て も 、 書 く こ と の 授 業 に お い て も 、 読 む こ と の 授 業 に 感 じ 取 っ て い る こ と が わ か る 。. 近 年 、 指 導 と 評 価 の 一 体 化 が 進 め ら れ て い る 。 話 す こ と ・ 聞 く こ 的 で は あ る が 、 「 こ と ば 」 に 対 し て 、 あ る 種 の 生 命 感 の よ う な も の を. 二 問 題 の 所 在. 西 尾 に 依 っ て い る た め に 、 「 人 間 の 知 ・ 情 ・ 意 」 の よ う に 、 や や 観 念. 試 み て い る 。 本 稿 は 、 そ の ( ※ 内 1 、 ) 。 国 語 科 教 育 か ら の 関 与 に 焦 点 を 当 て. 展 開 さ せ な が ら 、 こ れ か ら の 時 代 に 求 め ら れ る 資 質 ・ 能 力 の 育 成 を. 本 研 究 で は 、 「 色 」 を テ ー マ に 美 術 科 と 国 語 科 の 授 業 を 融 合 的 に. る も の で あ る 。 ( 四 七 頁 ). い う こ と で は な く し て 、 人 間 の 知 ・ 情 ・ 意 と 一 体 と な っ た 、 し か. 語 や 語 句 を 分 析 し た り 、 そ れ ら を 知 的 に 技 術 的 に 操 作 す る と. て 、 主 に 、 花 坂 が 論 述 す る. も 実 態 的 な 概 念 を 追 求 す る こ と に お い て 同 一 志 向 の 線 上 に あ. −19− (1). 一 は じ め に. 美 術 科 と の 教 科 融 合 の 試 み ―. か 調 べ て い る の だ と い う 。 自 分 で も 虫 博 士 と い う ほ ど の た い へ ん. 桑 原 ( 一 九 九 八 ) は 、 西 尾 ( 一 九 二 九 ) に 即 し て 、 「 こ と ば 」 に つ い て. ―. 次 の よ う に 述 べ て い る 。 傍 線 は 稿 者 に よ る 。. そ れ は 人 間 存 在 と 切 り 離 し て 、 分 析 的 抽 象 的 に 取 り 出 し た. 藤 花 井 坂 康 歩 子. 生 活 実 感 か ら 言 葉 を 芽 生 え さ せ る こ と の 試 論.

(3) 八 ) 、 浜 本 ( 一 九 九 六 ) 、 田 近 ( 二 〇 一 九 ) と 、 お よ そ 九 十 年 も の 間 、. も 述 べ て い る 。 こ う し た 言 語 教 育 観 は 田 近 ( 二 〇 一 九 ) に お い て も 変. に よ る 飼 育 は 模 倣 で あ り 、 直 接 経 験 に 即 し た 飼 育 は 創 造 を 生 む と. い る 。 西 尾 ( 一 九 二 九 ) を 含 め れ ば 、 田 近 ( 一 九 七 五 ) 、 桑 原 ( 一 九 九. し 、 併 せ て 、 「 言 葉 の 生 ま れ る 場 」 に 学 習 者 を 立 た せ る こ と を 求 め て. を 言 お う と し て い る 。 さ ら に 、 こ の 言 説 の 後 に は 図 鑑 か ら 得 た 知 識. 浜 本 は 「 言 語 化 能 力 ( ※ 2 ). 」 を 「 人 間 固 有 の 潜 在 的 な 能 力 」 と み な. 田 近 は 「 直 接 経 験 」 と い っ た 言 葉 を 使 っ て 、 図 鑑 で 得 た 知 識 の 限 界. も 生 き 続 け ら れ る か も 知 れ な い の で あ る 。 ( 七 三 七 四 頁 ). あ の 虫 た ち は 、 秋 ま で で も 、 あ る い は う ま く い け ば 来 春 ま で で. 人 間 の 側 に 、 直 接 経 験 に 支 え ら れ た 知 識 と 想 像 力 が あ れ ば 、. あ る 程 度 虫 の 生 活 を 想 像 す る こ と が で き る だ ろ う 。 ( 中 略 ). 林 の 中 に は い っ て い っ て く わ が た 虫 を 探 し た 経 験 の あ る 子 な ら 、. 虫 か ご が よ ご れ る か ら だ 。 ( 中 略 ) 実 際 に 、 く ぬ ぎ や な ら の. ⾔語⽂化. ぶ ん K 君 は そ れ を 実 行 し な い だ ろ う 。 私 は そ ん な 予 感 が し た 。. 土 と 適 当 な し め り け が 必 要 な こ と を 教 え て や っ た 。 し か し 、 た. 思 っ た 。 私 は か ご の 中 で は だ め な こ と 、 虫 が 住 む に は 木 の 葉 や. ち は 間 も な く 死 ぬ だ ろ う 。 夏 休 み が 終 わ る ま で も 、 も つ ま い と. あ と 、 し か し 、 私 は 何 と な く 寒 々 と し た 感 じ が し た 。 こ の 虫 た. 題 に し て 、 お と な も 加 わ り 、 ひ と し き り に ぎ や か に た の し ん だ. 違 う の か を 、 図 鑑 を 持 ち 出 し て き て 説 明 し て く れ た 。 / 虫 を 話. た ・ こ く わ が た と 、 つ ぎ つ ぎ に 名 前 を あ げ て い き 、 そ れ ら が ど う. う 。 ( 三 二. 立 た せ 、 言 語 化 能 力 を 目 ざ め さ せ 、 豊 か に し て い く こ と で あ ろ. め に ど う す れ ば よ い か 。 そ れ は 、 言 葉 の 生 ま れ る 場 に 学 習 者 を. あ る と 見 な す の で あ る 。 ( 中 略 ) で は 、 そ の 目 標 を 達 成 す る た. あ っ て そ れ ら を 生 み 出 し 運 用 す る 人 間 固 有 の 潜 在 的 な 能 力 で. 図 の よ う に 、 「 言 語 文 化 」 ・ 「 言 語 生 活 」 ・ 「 言 語 体 系 」 の 基 礎 に. の 根 基 と な る も の を 見 出 し た い 。 ( 中 略 ) 言 語 化 能 力 を 、 第 三. 私 は 、 ソ シ ュ ー ル の い う ラ ン ガ ー ジ ュ に こ れ か ら の 国 語 科 教 育. -. 言 語 の 教 育 は 生 活 と の 関 連 に お い て 説 か れ 続 け て い る 。. わ ら ず 見 ら れ る 。. -. 次 は 浜 本 ( 一 九 九 六 ) の 言 説 で あ る 。 中 略 、 傍 線 は 稿 者 に よ る 。. ⾔語⽣活 ⾔語体系 ⾔語化能⼒ <第 三 図> 図1 浜本(1996)による概念図. −20− (2). 三 三 頁 ). な 物 知 り で 、 み や ま く が た ・ の こ ぎ り く わ が た ・ ひ ら た く わ が.

(4) し た の が ② の 「 言 語 活 動 」 で あ る 。 言 語 活 動 を さ ら に 分 析 す れ. 一 般 的 な 原 理 と し て い え る こ と は 、 ① → ② → ③ と 求 心 的 に. 言 語 生 活 は 営 ま れ て い る 。. 現 実 態 の 言 語 生 活 か ら 、 言 葉 を 営 む 主 体 的 活 動 と し て 抽 出. さ ら に 桑 原 は 以 下 の よ う に 続 け る 。. 営 ま れ て い る と 説 明 し て い る 。. 混 在 し て い る の が 実 態 で あ る 。 そ し て 、 具 体 的 な 情 況 の な か で. が 言 語 生 活 で あ る 。 言 語 生 活 は 日 常 的 で 、 さ ま ざ ま な 価 値 が. 常 的 で 、 さ ま ざ ま な 価 値 が 混 在 し て い る 」 、 「 具 体 的 な 情 況 」 の 中 で. こ こ で 注 目 し た い の は 、 ① の 「 言 語 生 活 」 で あ る 。 桑 原 は そ れ を 「 日. り の 部 分 に 言 葉 が 介 在 し て い る 。 そ の 言 葉 の 介 在 し て い る 生 活. 四 頁 ) 。 傍 線 は 稿 者 に よ る 。. 私 た ち は 何 ら か の 生 活 を し て い る 。 そ の 生 活 に お い て 、 か な. 「 言 語 」 の 三 つ の 概 念 ( 次 元 ) で 捉 え よ う と し た ( 桑 原 一 九 九 六 、 一. 桑 原 は 国 語 教 育 を 以 下 に 示 す よ う な 「 言 語 生 活 」 、 「 言 語 活 動 」 、. 三 三 ・ 「 一 言 起 語 点 生 と 活 し 」 て の 充 の 「 実 言 に 語 向 生 け 活 て 」. ① ② ③ ⾔語. ⾔. ⾔. 語. 性 を 感 じ て い る 。 本 稿 に お い て 、 現 状 打 開 の 糸 口 を 探 っ て い き た い 。. 動 活 活. ⽣. 語. 図2 桑原(1996)による概念図. −21− (3). 一 九 九 八 ) 、 「 言 葉 の 生 ま れ る 場 」 ( 浜 本 一 九 九 六 ) の 再 考 の 必 要. や 文 法 体 系 な ど と し て 存 在 し て い る 。. 一 九 七 五 ) 、 「 人 間 の 情 意 性 に 深 く 根 ざ し た 全 人 的 な も の 」 ( 桑 原. る よ う に 思 わ れ る 。 「 直 接 経 験 に 支 え ら れ た 知 識 と 想 像 力 」 ( 田 近. 習 状 況 調 査 開 始 以 降 、 教 育 現 場 は 測 定 可 能 な 学 力 に 翻 弄 さ れ て い. あ る 。 そ れ は 個 人 個 人 の 手 を 離 れ て 、 日 本 語 と し て 文 字 体 系. 主 体 者 で あ る 人 間 存 在 と は 切 り 離 し て 抽 出 さ れ て く る 体 系 で. ③ ( 引 用 者 注 : 「 言 語 」 の こ と ) は 、 ② の 言 語 活 動 か ら 、 活 動 の. 二 〇 〇 三 年 の P I S A シ ョ ッ ク や 、 二 〇 〇 七 年 か ら の 全 国 学 力 ・ 学. 翻 っ て 、 現 代 の 国 語 科 教 育 は ど う か 。. ば 、 聞 く ・ 話 す ・ 読 む ・ 書 く と い っ た 四 つ の 活 動 に 分 け ら れ る 。.

(5) あ る 。 傍 線 は 稿 者 に よ る 。. 次 に 示 す の は 、 野 外 教 育 を 専 門 と す る 森 田 ( 二 〇 一 〇 ) の 言 説 で. 活 全 般 の 関 わ り に お い て 述 べ て い る 。. 中 原 、 小 久 保 も 共 通 し て 、 「 言 語 環 境 」 を 教 室 や 学 校 を 越 え た 生. 語 の 充 実 に 先 立 っ て 、 言 語 生 活 ( ※ の 3 「 ) 。 場 」 や 「 情 況 」 、 「 人 間 関 係 の 拡. 「 膨 張 し 豊 か に な っ て い く 」 と い う 。 桑 原 は 、 ② の 言 語 活 動 や ③ の 言. 動 」 、 「 言 語 」 へ と 進 展 さ せ て い く こ と で 、 同 時 的 に 、 「 言 語 生 活 」 が. の 社 会 的 環 境 、 文 化 行 政 ・ 施 設 ・ 経 済 ・ 交 通 ・ 通 信 等 の 文 化. 会 的 ・ 文 化 的 環 境 を い う 。 具 体 的 に は 、 田 園 ・ 農 山 村 、 海 浜 ・. 個 人 の 言 語 発 達 、 言 語 生 活 全 般 に 影 響 を 与 え る 自 然 的 ・ 社. 大 」 に 関 心 を 寄 せ て い る の で あ る. 三 ・ 二 「 言 語 生 活 」 概 念 の 拡 張. 的 環 境 で あ る 。 ( 小 久 保 二 〇 一 五 、 六 三 頁. 漁 村 、 都 市 ・ 商 工 業 地 帯 等 の 自 然 環 境 、 家 庭 ・ 学 校 ・ 地 域 等. −22− (4). 桑 原 は 国 語 教 育 の 起 点 を 「 言 語 生 活 」 に 置 く 。 そ こ か ら 、 「 言 語 活. る 。 ( 中 原 二 〇 〇 一 、 一 〇 頁 ). 生 活 と い う も の が 膨 張 し 豊 か に な っ て い く の で あ る 。 ( 一 五 頁 ). と 求 心 的 に 高 ま っ て い く の と 同 時 的 に 、 一 番 外 側 の 主 体 の 言 語. は 言 語 の 運 用 能 力 が 深 ま り 高 ま っ て い く の で あ る 。 ①. 発 展 し て い く と こ ろ に 、 ③ の 言 語 に 関 わ る 理 解 や 認 識 、 ② さ ら ③ に. 容 が 多 様 化 し 活 性 化 し て い く 。 そ し て 、 ② の 言 語 活 動 が 豊 か に. や 情 況 、 人 間 関 係 が 拡 大 す る に つ れ 、 ② の 言 語 活 動 の 質 や 内. 学 習 が 進 展 す る と い う こ と で あ る 。 ① の 言 語 生 活 に お け る 場. 及 ぼ す 多 大 な 影 響 を 考 え 、 言 語 環 境 を 整 え て い く 必 要 が あ. る 。 こ の よ う な 言 語 環 境 が 児 童 、 生 徒 の 言 語 発 達 、 言 語 生 活 に. ど が 影 響 し て 、 一 人 ひ と り の 言 語 活 動 、 言 語 生 活 が 構 築 さ れ. 囲 の 人 々 の 言 語 使 用 が 手 本 と な り 、 自 然 に 言 語 を 習 得 す る 。. 語 教 育 の 出 発 点 で あ る 家 庭 に お い て は 、 家 族 を は じ め と す る 周. に よ る 影 響 、 映 像 と の 関 係 を 考 え て い か な け れ ば な ら な い 。 言. →. 体 験 活 動 の 目 的 は 、 一 人 前 の よ り よ い 社 会 人 に 成 長 さ せ る. 言 語 発 達 、 言 語 活 動 、 言 語 生 活 に 多 大 な 影 響 を 及 ぼ す 生. 「 言 語 生 活 」 を 最 大 限 に 広 く 考 え ら れ る よ う に し た い 。 以 下 に 示. ). た め に 必 要 な 、 好 奇 心 、 行 動 、 理 解 、 納 得 ( 感 動 ) 、 使 命 感 等 の. 活 環 境 を い う 。 児 童 、 生 徒 を 取 り 巻 く 言 語 環 境 は 、 家 庭 、 学. す 中 原 ( 二 〇 〇 一 ) と 小 久 保 ( 二 〇 一 五 ) に よ っ て 試 み ら れ た 「 言 語. →. 校 、 地 域 社 会 に 及 び 、 こ と に 情 報 化 社 会 の 今 日 、 マ ス メ デ ィ ア. 環 境 」 の 定 義 は そ の た め の 示 唆 を 与 え て く れ る 。 傍 線 は 稿 者 に よ る 。. 学 校 、 地 域 社 会 に お い て は 、 学 習 、 文 化 、 地 域 性 、 人 間 関 係 な.

(6) そ ら く 不 可 能 で あ ろ う 。 時 代 の 変 化 を 好 機 と み な し 、 美 術 科 と の. 広 い も の で あ る 。 国 語 科 と い う 一 つ の 教 科 で そ れ を 背 負 う こ と は お. に 依 拠 す れ ば 、 学 校 に 限 定 さ れ る も の で は な く 、 そ れ よ り は る か に. 訴 え て い た 。 そ の 言 葉 の 教 育 の フ ィ ー ル ド は 、 「 言 語 環 境 」 と い う 言 葉. 要 と な る の は 「 実 の 場 」 と い う 考 え 方 で あ る 。. 小 括 す る に 、 桑 原 、 田 近 、 浜 本 は 生 活 に 根 ざ し た 言 葉 の 教 育 を. 拡 張 し た 言 語 生 活 概 念 を 国 語 科 の 授 業 構 想 に 適 用 さ せ る 上 で 、 が 考 慮 さ れ て い る こ と で あ る. 必 然 性 が な い こ と が 見 え て く る 。. 三 ・ 三 「 実 の 場 」 と し て の 焦 点 化. ず か ら の 可 能 性 を 伸 ば し 続 ( ※ け 4 る ) 。 」 に 示 さ れ る よ う に 、 学 び の 持 続 性. よ う に 、 そ こ に 学 習 者 の 主 体 性 が 在 る こ と 、 最 後 に 、 「 言 葉 の 力 と み. 「 学 習 者 の 一 人 ひ と り が 夢 中 に な っ て 学 習 に 打 ち 込 み 」 に 示 さ れ る. 三 者 に 依 れ ば 、 学 び の 場 や 素 材 を 「 教 室 」 や 「 教 科 書 」 に 限 定 す る と 、 そ し て 、 「 学 習 者 が 自 己 の 生 活 目 的 の た め に 立 ち 上 が る 姿 勢 」 や. 「 体 力 や 精 神 力 」 の 向 上 に ま で 拡 大 さ せ て い る 。. 徳 心 」 、 「 自 然 や 人 、 郷 土 愛 」 、 「 生 活 文 化 」 、 「 情 緒 や 情 操 の 心 」 、. 森 田 は 、 「 体 験 活 動 」 の 意 義 を 「 言 語 能 力 」 の 向 上 に と ど め ず 、 「 道. の 境 を 越 え て 」 に 示 さ れ る よ う に 、 そ こ に 豊 か な 人 間 関 係 が 在 る こ. 葉 の 力 を つ け る た め の 具 体 的 な 活 動 の 場 」 で あ る こ と 、 次 に 、 「 優 劣. こ こ に は 注 目 す べ き 点 が 四 点 あ る 。 ま ず は 、 そ の 学 び が 「 生 き た 言. −23− (5). 七 や な 上 七 精 生 さ 頁 神 活 せ 力 文 、 の 化 道 養 を 徳 成 体 心 を 得 を 促 さ 養 し せ 成 て 、 し 、 情 、 人 緒 自 間 や 然 力 情 や を 操 人 向 の 、 上 心 郷 さ を 土 せ 豊 愛 る か を こ に 培 と 培 い で い 、 あ 、 習 る 体 慣 。 力 的. 心 理 作 用 を 四 つ の 型 で 起 こ さ せ る こ と に よ っ て 、 言 語 能 力 を 向. と で あ る 。 / 少 年 教 育 に 必 要 な 体 験 活 動 の 目 的 は 、 こ の よ う な. 心 理 作 用 を 精 神 的 ・ 身 体 的 ・ 知 能 的 ・ 社 会 的 に 起 こ さ せ る こ. て 、 言 葉 の 力 と み ず か ら の 可 能 性 を 伸 ば し 続 け る 国 語 科 授 業. の 一 人 ひ と り が 夢 中 に な っ て 学 習 に 打 ち 込 み 、 優 劣 の 境 を 越 え. す 。 単 元 学 習 の 実 践 の 場 か ら 生 ま れ た 言 葉 で あ る 。 / 学 習 者. し て 、 生 き た 言 葉 の 力 を つ け る た め の 具 体 的 な 活 動 の 場 を 指. ). 連 携 に よ っ て 実 の 場 の 実 現 を 試 み た 。 そ れ を 以 下 に 報 告 す る 。. 学 習 者 が 自 己 の 生 活 目 的 の た め に 立 ち 上 が る 姿 勢 に な っ て. 「 実 の 場 」 に つ い て は 、 『 国 語 教 育 辞 典 』 ( 日 本 国 語 教 育 学 会 編 、 朝. (. い る 主 体 的 な 学 習 の 場 を い う 。 形 式 的 な 学 習 の 場 、 虚 の 場 に 対. 倉 書 店 、 二 〇 〇 一 ) に 以 下 の よ う に あ る 。. ( 橋 本 暢 夫 に よ る 、 一 九 八 頁 ). と る こ と と な り 、 そ の 生 き た 学 習 の 場 が 「 実 の 場 」 な の で あ る 。. が 工 夫 さ れ る よ う に な っ た 。 そ の 授 業 組 織 は 単 元 的 な 展 開 を.

(7) 美 術 科 と の 連 携 に よ っ て 、 実 物 作 品 と の 対 面 か ら 得 ら れ る 直 接. 四 ・ 二. と し お 、 画. 的 な 感 覚 や 場 の 雰 囲 気 、 気 配 等 の 前 言 語 的 な 状 況 を 国 語 科 に 持 ち. 包 す る 想 起 で あ る 。 ま た 、 「 さ わ や か な 風 」 ( 触 覚 ) 、 「 船 が き て き を. ( 視 覚 ) は 、 た だ の 想 像 で は な く 、 実 際 に そ の 様 子 を 見 た 可 能 性 を 内. て 心 中 に 浮 か び 上 が っ て く る か ら で あ る 。 鑑 賞 文 に あ る 「 ゆ っ く り 」. 鑑 賞 文 の 場 合 は そ の 限 り で は な い 。 体 験 が 疑 い よ う の な い 事 実 と し. 込 む こ と が で き る 。 以 下 に 示 す の は 、 南 壽 敏 夫 氏 ( な す. き 地 起 科 る 域 点 で 。 や と の 生 し 学 活 な び に が を 根 ら 英 ざ も 語 に し 、 各 た 教 置 授 科 き 業 等 換 を が え 独 そ て 自 れ 表 に ぞ 現 構 れ さ 想 の せ ・ 教 た 実 科 り 施 の と し 特 い て 質 う い に よ く 合 う こ わ に と せ 、 が て 色 で 、 を. 国 語 科 と 美 術 科 の 連 携 ( 言 語 作 品 例 ). 在 に と ど め さ せ る の が 指 導 の 基 本 と な る が 、 体 験 を 背 景 に 据 え て の. あ る 」 、 「 山 が あ る 」 、 「 海 が あ る 」 、 「 す す き が あ る 」 と い っ た 事 物 の 存. 通 例 、 事 実 描 写 の 作 文 は 、 む や み な 想 像 を 戒 め る た め に 、 「 船 が. 察 ・ 紹 介 す る 文 章 を 作 成 し た り 、 例 え ば 英 語 科 で は 、 そ う し た 他 教. の 色 ( 成 分 ) を 調 べ た り 、 国 語 科 で は 地 域 文 化 ( 絵 画 や 風 景 ) を 観. に は 多 様 な 学 習 可 能 性 が あ る 。 例 え ば 、 理 科 で は 地 域 特 有 の 岩 石. し 等 、 生 徒 の 身 近 な 生 活 の 中 に あ る 様 々 な 「 色 」 の こ と で あ る 。 そ こ. お け る 「 色 」 と は 、 地 域 の 自 然 や 伝 統 文 化 、 美 術 、 産 業 、 人 々 の 暮 ら. 象 は 大 分 県 津 久 見 市 内 の A 中 学 校 の 一 ~ 二 年 生 で あ る 。 本 研 究 に. め て い る ( 藤 井 他 二 〇 一 八 、 二 〇 一 九 、 永 松 二 〇 一 九 ) 。 実 践 対. が ら 、 美 術 科 が 主 導 し て の 教 科 融 合 的 な 学 習 プ ロ グ ラ ム の 開 発 を 進. 化 ス ポ ー ツ 振 興 財 団 ( 大 分 県 立 美 術 館 ) 、 市 教 育 委 員 会 と 連 携 し な. 本 研 究 で は 中 核 テ ー マ に 「 色 」 を 据 え 、 大 分 大 学 、 大 分 県 芸 術 文. 写真1 作品「朝」と生徒の鑑賞文の集録. の 光 景 が 見 え て く る よ う だ 。. ん で 行 く 。 い つ も の 津 久 見 の 朝. て い る 光 景 、 雲 が ゆ っ く り と 進. が さ や さ や と 音 を た て て ゆ れ. 景 だ 。 そ し て 、 手 前 の ス ス キ な ど. −24− (6). 鳴 ら し て ゆ っ く り 進 ん で 行 く 光. 見 え て く る の は 、 船 が き て き を. じ て 想 像 し て み て ほ し い 。 ま ず 、. い る 光 景 が 想 像 で き る 。 目 を 閉. 進 ん で 、 さ わ や か な 風 が ふ い て. こ の 絵 か ら は 、 船 が ゆ っ く り. 四 四 ・ 一 試 み プ と ロ し グ ラ て の ム 教 の 科 概 要 融 合 型 学 習. 〇 年 前 の 大 分 県 津 久 見 市 の 風 景 が 描 か れ て い る 。. 家 、 津 久 見 市 出 身 ) の 作 品 「 朝 」 の 鑑 賞 文 で あ る 。 作 品 「 朝 」 に は 約 四.

(8) 成 さ れ て い る 。 「 一 度 食 べ た ら 忘 れ ら れ な い ほ ど お い し い 」 、 「 感 動 す. 前 に 挙 げ た 鑑 賞 文 と 同 様 、 こ の 作 文 も 体 験 に 根 ざ し た 表 現 で 構. 時 折 聞 く 。 そ の 際 、 何 か の 活 動 を し て い れ ば 、 そ の 報 告 を し な さ い と. 国 語 科 の 授 業 で は 、 「 何 を 書 い た ら い い か 、 わ か ら な い 」 と い う 声 を. 次 に 紹 介 す る の は 、 地 元 津 久 見 の P R 作 文 で あ る 。. 写真2 生徒によるひゅうが丼の絵. わ れ る 。. 動 」 と あ る が 、 正 確 に は 「 ピ グ メ ン ト づ く り と い う 活 動 」 で あ る 。. は 津 久 見 の 自 慢 で 、 一 度 食 べ た ら 心 を 奪. し 、 美 術 科 の 授 業 で 顔 料 に し た 。 な お 、 こ の 作 文 で は 「 ピ グ メ ン ト と い う 活. が 、 や っ ぱ り 海 の 幸 の 方 が お い し い 。 こ れ. ※ 「 ピ グ メ ン ト 」 と は 、 顔 料 の こ と で あ る 。 理 科 の 授 業 で 岩 石 を 観 察 ・ 採 集. 久 見 は 海 の 幸 だ け で な く 、 山 の 幸 も あ る. も 貴 重 な 体 験 に な っ て よ か っ た で す 。. 食 べ れ ば ほ っ ぺ が お ち る ほ ど お い し い 。 津. 体 験 し て い な か っ た ら 、 こ ん な こ と 感 じ な か っ た と 思 う の で と て. 具 が 入 っ て お り 、 上 か ら 甘 い タ レ を か け て. て よ か っ た で す 。 自 分 だ け の 色 を 作 っ て み て 、 楽 し か っ た で す 。. 丼 は ご は ん の 上 に 鮪 、 ご ま 、 ね ぎ な ど の. か な い 自 分 で ひ ろ っ た 津 久 見 の 石 で そ ん な ス テ キ な 体 験 が で き. 久 見 の 郷 土 料 理 に し て も 良 い 。 ひ ゅ う が. か げ で 、 知 れ て よ か っ た な っ て 思 う し 、 な に よ り 、 世 界 に 一 つ し. 刺 身 に し て も 良 い が ひ ゅ う が 丼 と い う 津. と を 知 ら な い ま ま だ っ た と 思 い ま す 。 ピ グ メ ン ト と い う 活 動 の お. て 食 べ る と 感 動 す る く ら い お い し い 。 鮪 は. く だ い て 、 粉 々 に し て 、 に か わ と 混 ぜ る と 色 を 作 れ る と い う こ. −25− (7). 刺 身 に し て 、 カ ボ ス や 甘 口 し ょ う 油 に つ け. も し 、 上 の よ う な 体 験 を し て い な か っ た ら 、 私 は 、 ま ず 、 石 を. た ら 忘 れ ら れ な い ほ ど お い し い 。 モ イ カ は. さ れ た 鮪 「 ヨ コ ヅ ー ナ 」 。 そ れ は 一 度 食 べ 「 上 」 と あ る の は 、 こ の プ ロ ジ ェ ク ト の 一 連 の 取 り 組 み の こ と を 指 す 。. 津 久 見 で と れ た モ イ カ 、 津 久 見 で 養 殖 よ う な 体 験 を し て い な か っ た ら 」 で 書 き 始 め る よ う に 指 示 を し た 。. 次 に 紹 介 す る の は 、 体 験 回 顧 の 作 文 で あ る 。 生 徒 に は 「 も し 、 上 の. わ っ て く る よ う で あ る 。. と し た 体 験 的 事 実 と し て 想 起 し て き た と 考 え る こ と も で き る 。. 私 た ち に は 実 感 で き な い が 、 津 久 見 で 育 っ た こ の 生 徒 に は 、 あ り あ り. 鳴 ら し て 」 ( 聴 覚 ) 、 「 さ や さ や と 音 を た て て 」 ( 聴 覚 ) と い っ た 表 現 も. て も お い し い か ら ぜ ひ 食 べ て み て ほ し い と い う 思 い ) が あ り あ り と 伝. 体 験 を 想 起 し て の 「 お い し い 」 で あ る 。 言 葉 を 越 え た 含 意 ( こ こ で は と. る く ら い お い し い 」 、 「 ほ っ ぺ が お ち る ほ ど お い し い 」 は 、 実 際 に 食 べ た.

(9) よ り 、 己 れ を 深 め 豊 か に し て い く 」 ( 三 一 頁 ) と も 述 べ て い る 。 さ ら. こ の 後 、 中 田 は 、 「 子 ど も の 生 」 は 「 体 験 と し て 意 識 さ れ る こ と に て お か な け れ ば な ら な い 。 中 田 ( 一 九 九 六 ) は 、. ( 三 一 頁 ). 認 識 方 法 や 思 考 方 法 を 自 ら 体 験 す る こ と が ま ず 必 要 で あ る 。. 想 像 し て い く た め に は 、 彼 自 身 が 様 々 な 教 材 に 出 会 い 様 々 な. 究 め 尽 く し 難 い 子 ど も の 生 を 子 ど も 自 身 に 意 識 さ せ 豊 か に. 以 下 は 、 教 育 哲 学 者 の 中 田 ( 一 九 九 七 ) の 言 説 で あ る 。. 五 お わ り に ( 成 果 と 課 題 ・ 展 望 ). あ 根 は 石 る ざ 津 で 。 し 久 そ た 見 ん 言 の な 葉 自 ス テ や 慢 キ 、 「 で な 教 」 は 体 科 郷 験 書 土 が 」 へ で だ の き け 愛 て で 着 よ は を か 生 思 っ み わ た 出 せ 」 や し る 前 に 表 掲 く い 現 の 学 で P R び あ 作 が る 文 こ 。 「 こ 生 の に 活 こ は に れ. な っ て い る 。 さ ら に は 、 「 世 界 に 一 つ し か な い 自 分 で ひ ろ っ た 津 久 見 の. 国 語 科 の 授 業 で は で き な い こ と が 、 美 術 科 と の 連 携 に よ っ て 可 能 と. け ら す 的 は は 「 う 生 る 故 ら な 。 み 。 郷 ば ま れ ば よ ・ 、 、 調 生 ば 、 う 本 本 現 和 活 出 こ お れ と 、 た 質 物 物 」 し ら の 本 、 な い 、 と に か に に は 対 稿 調 ら に 、 的 と た い 根 本 体 の に る く 閉 話 で 和 な し う ざ 稿 い じ 、 は 性 い て 験 異 調 美 言 し に 和 、 。 な 対 術 葉 自 の 、 、 お 子 反 る と 作 で た 話 ら 分 現 あ け 言 れ 物 省 レ と ど で た 自 る 品 あ る た 体 を い プ を る 葉 あ も 身 考 の る 教 の る 験 に 経 う リ 国 。 察 て 確 カ 語 対 教 。 室 学 美 を 質 に ゆ 空 育 術 信 と の 、 は 悔 が の 科 象 を え 間 習 作 対 高 に 調 原 に 、 履 品 話 い し あ 和 教 身 考 理 育 を え 、 与 歴 と と 体 さ る 相 え と 言 的 験 や か と の 浸 て の 応 ら の 対 い な 場 を 喜 ら で い の れ 対 話 換 限 に す く び で は さ 、 と 上 意 た 話 え 界 持 が あ 体 せ 言 義 教 を 、 が 自 る る 実 る 験 ち っ で 深 科 例 ら こ あ 感 。 込 て 、 か の さ 書 示 が と る 、 さ 中 質 ん も 重 そ れ 田 と だ 良 要 が 教 し 生 が こ れ て の し 。 と 認 材 た ま 許 に を く 言 て そ い も め だ こ れ さ 。 な 考 る 説 、 の 本 る 理 ら け と 育 れ え の が 根 意 稿 の 解 れ で に っ る な な 示 本 図 で は よ は な た な し. −26− (8). 石 を 砕 く こ と は な く 、 に か わ と 混 ぜ て 色 を 作 る こ と も な い 。 お よ そ. 想 を 述 べ た 文 と な っ て い る 。 国 語 科 で は よ ほ ど の 工 夫 を し な け れ ば 、. ま す 」 は 、 事 実 を 踏 ま え 、 「 知 ら な い ま ま だ っ た と 思 い ま す 」 と い う 感. か わ と 混 ぜ る と 色 を 作 れ る と い う こ と を 知 ら な い ま ま だ っ た と 思 い. い う よ う に 指 示 す る こ と が で き る 。 「 石 を く だ い て 、 粉 々 に し て 、 に. よ う に も 述 べ て い る 。. ん で し ま っ た こ と を 、 時 と し て 悔 や ん だ り 喜 ん だ り す る 」 ( 一 五 頁 ) の. け て 、 「 そ れ ゆ え 、 私 は 、 反 省 に よ り 、 ま ぎ れ も な い 私 が 或 る 生 を 営. 他 の 誰 で も な い 私 自 身 に よ っ て 主 題 的 に 露 に さ れ る 」 ( 一 五 頁 ) に 続. に 、 中 田 ( 一 九 九 七 ) で は 「 私 に 直 接 感 じ ら れ て い る ま ま の 私 の 生 は 、.

(10) (. き に し 、 「 言 語 を 生 み 出 し 運 用 す る 根 源 的 な 能 力 」 浜 本 一 九 九 六 、. 桑 原 隆 ( 一 九 九 八 『 ) 言 語 活 動 主 義 ・ 言 語 生 活 主 義 の 探 究. 桑 原 隆 ( 一 九 九 六 ) 『 言 語 生 活 者 を 育 て る. 語 教 育 論 の 展 開 と 発 展 』 、 東 洋 館 出 版 社. 西 尾 実 国. ゲ ー ジ の 地 平 』 、 東 洋 館 出 版 社. 言 語 生 活 論 & ホ ー ル ・ ラ ン. 識 ・ 技 能 ) に つ い て も 別 途 考 え な け れ ば な ら な い 。 引 き 続 き 、 子 ど も. 引 用 ・ 参 考 文 献. い 。 桑 原 が 言 う と こ ろ の 「 言 語 」 の 教 育 ( 国 語 科 が 扱 う べ き 特 有 の 知. を 示 そ う と し た だ け で あ り 、 そ の 射 程 の す べ て を 示 し た わ け で は な. 発 が 行 わ れ て き た 史 実 を 積 極 的 に 評 価 ・ 発 信 し て い く べ き で あ る 。. 併 せ て 、 本 稿 に お け る 考 察 は 国 語 科 に お け る 極 め て 重 要 な 原 点. 重 な る 部 分 も 多 い 。 我 が 国 に お い て 、 「 実 の 場 」 と い う 概 念 で 授 業 開. −27− (9). は 、 同 時 に 、 学 校 教 育 の 限 界 を も 露 呈 さ せ る 。. ※ 4 詳 述 は し な い が 、 こ の 四 点 は. に よ る キ ー ・ コ ン ピ テ ン シ ー と. と 述 べ て い る 。 こ の 指 摘 は そ の と お り で あ る 。 言 語 生 活 概 念 の 拡 張. と に し か な ら な い 。 ( 三 頁 ). す で に 、 実 生 活 上 の き び し い 現 実 か ら 学 習 の 場 を き り 離 す こ. カ リ キ ュ ラ ム や 教 育 方 法 を 工 夫 す る と い う こ と 自 体 か ら し て 、. 学 校 で 行 わ れ る か ぎ り 、 リ ア リ テ ィ ー の 欠 如 は 解 消 さ れ な い 。. し た り 教 育 方 法 を 工 夫 し た と し て も 、 授 業 が 閑 暇 の 場 と し て の. ど れ ほ ど 子 ど も た ち の 実 生 活 を 考 慮 し て カ リ キ ュ ラ ム を 編 成. ( に 義 桑 主 原 体 」 の よ 一 的 う 九 な に 九 言 批 六 語 判 、 生 し 一 活 、 「 五 者 つ 頁 ね ) の と 育 に 主 成 学 張 を 習 す 見 者 る 据 の 。 え 言 語 て 生 い 活 か な に け 基 れ 盤 ば を な 求 ら め な 、 同 い 時 」. 語 科 の 授 業 に つ い て は 「 学 習 者 不 在 の 言 語 分 析 的 授 業 」 、 「 唯 言 語 主. ※ 3 も あ そ る う 。 し た 考 え の 桑 原 で あ る か ら 、 言 語 生 活 か ら 切 り 離 さ れ た 国. は 「 言 語 の 分 節 化 能 力 」 の こ と を 言 う 。 「 言 語 活 動 」 と 訳 さ れ る こ と. 三 二 頁 の よ う に 定 義 さ れ て い る 。 な お 、 「 ラ ン ガ ー ジ ュ 」 は 、 一 般 的 に. ). の 現 在 生 活 に 根 ざ し た 授 業 の 在 り 方 を 模 索 し て い き た い 。. DeSeCo. 小 久 保 美 子 ( 二 〇 一 五 ) 言 語 環 境 、 高 木 ま さ き 他 編 『 国 語 科 重 要 用 語. ※ 1 注 こ れ ま で の 研 究 成 果 は 藤 井 他 ( 二 〇 一 八 、 二 〇 一 九 ) 、 永 松 ( 二. ―. 国 語 教 育 へ の 視 座 』 、 新. 事 典 』 、 明 治 図 書 出 版. 〇 一 九 ) を 参 照 。 ま た 、 花 坂 に よ る 他 領 域 と の 融 合 的 研 究 に つ い て は. ―. 田 近 洵 一 ( 一 九 七 五 ) 『 言 語 行 動 主 体 の 育 成. 花 坂 ・ 大 路 ( 二 〇 一 八 ) 、 花 坂 ・ 永 田 ( 二 〇 一 六 ) 、 花 坂 ・ 熊 本 ・ 中 尾. ―. そ の 再 生 と 創. 光 閣 書 店. ( 二 〇 一 八 ) を 参 照 。. ―. 田 近 洵 一 ( 二 〇 一 九 ) 【 講 演 要 旨 】 生 活 主 義 の 国 語 教 育. ※ 2 こ こ で 言 う 「 言 語 化 能 力 」 は 、 ソ シ ュ ー ル 言 語 学 の ラ ン ガ ー ジ ュ を 導.

(11) 究. の す す め 』 、 三 和 書 籍. 教 科 融 合 型 学 習 の 研 、 究 『 日 ( 1 本 ) 美 術 地 教 域 育 の 鉱 研 物 究 か 論 ら 集 顔 』 料 、 五 を 一 作 、 り 二 、 八 色 一 名 を 考 え る 事 例 か ら. 藤 井 康 子 ・ 木 村 典 之 ・ 永 松 芳 恵 ( 二 〇 一 八 ) 中 学 校 美 術 科 と 国 語 科 の. 浜 本 純 逸 ( 一 九 九 六 『 ) 国 語 科 教 育 論 』 、 溪 水 社. 大 学 教 育 学 部 研 究 紀 要 』 、 三 八 、 四 七 -. −28− (10). 二 八 六 頁. ―. 野 外 文 化 人. の 教 製 科 作 融 合 、 『 型 日 学 本 習 美 の 術 研 教 究 育 ( 2 研 ) 究 論 津 集 久 』 見 、 色 五 辞 二 典 、 と 一 八 ア 九 ー ト と 一 言 九 葉 六 新 頁 聞. 藤 井 康 子 ・ 木 村 典 之 ・ 永 松 芳 恵 ( 二 〇 一 九 ) 中 学 校 美 術 科 と 国 語 科 の. ―. 本 稿 は 、 藤 井 と の 協 議 を 経 て 、 花 坂 が 執 筆 し た も の で あ る 。. 森 田 勇 造 ( 二 〇 一 〇 ) 『 野 外 文 化 教 育 と し て の 体 験 活 動. 子 ど も の 生 の 解 明 』 、 東 京 大 学 出 版 会. 中 中 田 田 基 書 基 七 会 造 昭 店 昭 頁 編 『 ( ( 教 一 一 月 室 九 九 刊 を 九 九 国 、 七 六 語 生 ) 『 ) 『 教 き 現 教 育 た 象 育 研 生 学 の 究 活 現 か 』 の 、 場 象 ら 五 授 学 七 に 業 〇 す 授 の 、 る 業 世 東 た を 界 洋 め 育 へ 館 に む 対 出 、 子 話 版 日 ど に 社 本 も お 、 国 た け 六 語 ち る 四 教 』 教 、 育 川 師 六 学 島 と. -. 附 記. 中 原 國 明 ( 二 〇 〇 一 ) 言 語 環 境 、 日 本 国 語 教 育 学 会 編 『 国 語 教 育 辞. ―. な お 、 本 研 究 の 国 語 科 と 美 術 科 に よ る 教 科 融 合 型 の 授 業 開 発 は 公. 典 』 、 朝 倉 書 店. -. 益 財 団 法 人 博 報 児 童 教 育 振 興 会 に よ る 第 一 二 回 児 童 教 育 実 践 長. 学 習 へ の 挑 戦 五 ~ 八 、 『 頁 教 育 美 術 』 、 二 〇 一 九 年 一 二 月 号 ( № 九 三 〇 ) 、 五 二. 永 松 芳 恵 ( 二 〇 一 九 ) 「 ア ー ト と 言 葉 」 ~ 色 を テ ー マ と し た 教 科 融 合 型. ―. 19k02735. ) の 助 成. 期 継 続 助 成 を 受 け て 進 め て い る 。 そ の 他 、 本 稿 に お け る 国 語 の 原 理. 西 尾 実 ( 一 九 二 九 『 ) 国 語 国 文 の 教 育 』 、 古 今 書 院. -. -. 的 研 究 の 部 分 に お い て は 、 科 研 費 ( 基 盤 研 究 ( C ) ・. 橋 本 暢 夫 ( 二 〇 〇 一 ) 実 の 場 、 日 本 国 語 教 育 学 会 編 『 国 語 教 育 辞 典 』 、. ―. ―. ( は な さ か あ ゆ む / 大 分 大 学 ). 朝 倉 書 店. 、 『 国 語 論 集 』 、 一 五 、 一 五 問 二 題 意. を 受 け て の 成 果 で あ る 。. ( ふ じ い や す こ / 大 分 大 学 ). 識 の く す ぐ り と 言 語 化 の 試 み. 花 坂 歩 ・ 大 路 直 輝 ( 二 〇 一 八 「 ) 道 徳 科 」 に お け る 言 葉 の 学 習. -. 一 二 頁. 一 六 一 頁. ―. -. ― 、 『 大 分. 環 境 」 考 、 『 国 語 の 研 究 』 、 四 三 、 五. 花 坂 歩 ・ 熊 本 大 樹 ・ 中 尾 雅 宏 ( 二 〇 一 八 ) 学 習 材 開 発 の た め の 「 言 語. ―. ― 社 会 教 育 施 設 に お け る 読 書 活 動 推 進 事 例 の 検 討. 花 坂 歩 ・ 永 田 誠 ( 二 〇 一 六 ) 読 書 コ ミ ュ ニ テ ィ の 創 出 に 向 け て の 基 礎 的 研. 五 八 頁.

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参照

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