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ボランティア養成セミナー1日目

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Academic year: 2021

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平成26年度淡路青少年交流の家教育事業 実施報告書 1 事業名 プログラム体験会 2 日 時 平成26年8月 1日(金) 9:00~15:30 8月 5日(月) 9:00~15:30 3 参加者 24名(募集定員各20名) 4 参加者内訳 男性 20名(小・中学校教員) 女性 4名(小学校教員、兵庫県職員) 5 講師 国立淡路青少年交流の家 職員(事業推進室長、企画指導専門職) 6 実施プログラムの内容 <1日目> 午前中(9:00~11:50) 【人間関係づくり】「淡路アドベンチャーラリー」 自然学校等で行われている課題解決型の活動に人間関係づくりの視点を取り入れ ることの意味や効果的な運営について知っていただくために、参加者に課題解決型 のゲームである「淡路アドベンチャーラリー」に取り組むこととし、そこで以下の 4つの課題解決ゲームを実施した。 ① 交通渋滞 ② ブラインドスクウェアー ③ 時限爆弾 ④ 島わたり この日初めて出会った参加者にあえて自己紹介をせずに、まず前半2つのゲームを 実施した。ここで参加者から、自己紹介をしていないのにコミュニケーションが取れ ていることへの驚きの声が出てきたために、こちらの「ねらい」について説明した。 課題解決ゲームに取り組む中で、参加者間のコミュニケーションが自然に深まってい ることを実感してもらうことができた。 その後、簡単な自己紹介をし、後半のゲームに取り組んだ。 4つの課題解決ゲーム終了後、人間関係づくりを目指す場合の留意点について説明

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した。まず、指導者はルール説明や安全に関すること以外については、できるだけ 子どもたちを見守る姿勢が大切であることを挙げた。 これにより、 ・集団の中で子どもたちが互いに直接言葉をかけたり、仲間への心配りが生まれ るとともに、多様な考え方を認め合う雰囲気が出てくること。 ・相手の意見を聴くこと、粘り強く待つ大切さを確認すること。 ・小・中学生に、複数の課題解決ゲームに取り組ませることにより、短時間で効 果的にコミュニケーション能力の向上を図れること。 ・課題解決ゲームを実施する際には、課題を解決する活動だけでなく、必ず自分 やグループの様子をふりかえる時間をとり、集団の中では互いに直接コミュニ ケーションをとることや学校生活の中で、よりよい人間関係をつくることの大 切さについて、考えさせることが肝要であること。 ・簡単に課題解決ゲームは実施できるので、校内や当施設を利用した自然体験活 動に、よりよい人間関係による集団を形成するために、取り入れてほしいこと。 を説明した。 ○初めて出会った参加者で「淡路アドベンチャーラリー」がスタート ○課題解決ゲーム「時限爆弾」 ○「ブラインドスクウェアー」 ○「交通渋滞」 ○「島わたり」

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午後(13:00~16:00) 【防災教育】 小学生を対象に新しく開発した、「防災教育プログラム」を試行した。 プログラムの流れは下記の通りである。 ① 地震について理解する。(施設周辺で発生した過去の大地震から、地震は「い つどこで発生するかわからない天災であることを知る。) ※地震の発生について普段から危機意識を持つことが大切であることを知る。 ② 津波について理解する。(地震はゆれだけでなく、海辺の地域では津波の被害 を想定する必要があることから、施設周辺の予想津波高 5.8mをもとに実測す ることにより、通津波の脅威について体感し、早く安全なところに避難するこ との大切さを学ぶ。) ③ 揺れについて理解する。(地震発生から多く犠牲者が想定されているのが、揺 れによる家屋の倒壊である。そのことから家庭でできる減災ということで、自 分の部屋の間取りを描き、そこから揺れに弱いところを考える。) ④ 地震に備える。(③をもとに、実際揺れに強い間取りを考え、家庭で提案する ことにより家族間での防災意識を高める。) ⑤ 地震の発生後の生活に備える。(サバイバル野外炊飯「カンコンロ炊飯」を通 して、地震発生後の生活について体験する。) (まとめ) ・「日頃から地震に備える」「自分の身は自分で守る」等防災意識を高めることを目 的とした防災教育を実施した。 ・まず、導入として南あわじ市の古地図から、地震はいつ発生するかわからない災 害であることを意識させた。その後、津波の高さを実感する体験や家庭の間取り などから被害の大きさや地震の脅威について考え、最後に地震発生後の生活体験 としてサバイバル野外炊飯を行った。 ・参加者からは、「5.8m津波の高さについて、想像以上高く早く非難することが大 切だとあらためて認識した」「古地図や過去に発生した地震の導入について、生 活している地域とは異なっているが、子どもたちには身近な資料として効果的で はないか」「地震についての専門的な講義を受ける機会はあったが、津波の実測、 間取り、カンコンロの炊飯体験など、座学だけでなく体験を交えての内容だった のが分かりやすく良かった」「子ども向けの内容と説明を受けたが、大人でも同 様の内容で防災意識が高めることができると感じた」など意見が出された。

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○防災教育 ○缶コンロ作り 缶コンロに点火 缶コンロでの炊飯 <2日目> 午前中(9:00~11:50) 【カッター研修】 ① 艇長・通信係レクチャー 研修の目的の確認、安全管理や役割、使用する道具類、専門用語、操船、無線操 作について説明 ② 全体レクチャー 研修の目的の確認、道具類、安全な乗船下船の仕方、漕ぎ方などカッター研修の 内容について説明 ③ 洋上研修 ④ 研修のまとめ カッター研修の振り返りを通して、研修のまとめを行う。 ○最後にカッター研修が中止となった場合のプログラム例をいくつか紹介した。 (まとめ) ・達成感、協調性、責任感などが育まれ、集団づくりの基礎が学べることや自然を 直接体感することができる当施設を代表するプログラムであり、多くの利用者が 活用している。 ・参加者からは、「カッター研修は天候に左右されるが、ぜひとも子どもたちに体験 させてやりたい。」「予想以上に体力を使いそうだが次年度の自然学校で実施した

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い。」「艇長は短い時間で覚えなければならないことが沢山あり大変そうだった。」 などの声があった。 ○艇長・通信係レクチャー ○全体レクチャー ○モデル艇を使ってのレクチャー ○洋上研修の様子 午後(13:00~15:30) 【環境学習】(つくろう Zoo&Aquarium) 自らの課題を見つけ、解決する能力、コミュニケーション能力の向上を図ることが できることや利用目的に応じたプログラム提案ができること等を説明した。 プログラム内容について説明した後、課題を示す。 ①グループでテーマを決める。 ②施設内を中心に製作に用いるオブジェ(生き物)の材料を集める。 ③グループで課題に応じて製作するオブジェを決め、施設内でオブジェの材料を集め、 架空の動物園、水族館を完成させる。 ④他のグループを見学し感想をシェアする。 ⑤活動のまとめ。 (まとめ) ・活動のまとめを振り返り用紙を使用し、活動のまとめを行うことで、学校等での 活用について意見交換を行った。 ・参加者からは「子供にとって興味深い活動である」「グループ単位で行うことで 子ども間のコミュニケーションや仲間意識を高めることに効果ある」「身近にある 漂流物や木切れ等を材料に製作することで自然を身近なものとして直接体感する ことができる」等、好意的な意見が出された。

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○グループごとに製作物を決める ○吹上浜で材料を集めている様子 ○製作の様子 ○製作物 ○製作物 7 参加者の声 ・実際にやってみることでカッターもクラフトもわかることも多く、よかった。 ・人間関係づくりで、本当に(参加者同士の)人間関係・チームワークがよくなり、と ても楽しく充実した研修を受けることができた。 ・座学だけでなく体験を通して防災に対する理解を深めることができた。 ・アドベンチャーラリー、防災教育とも自然学校にいかせそうでした。 ・環境教育プログラムが興味深かったです。 ・一つ一つがよく考えられていて楽しかった。 8 担当者所感 このプログラム体験会は、本年度初めて実施した事業である。 当施設で実施できるプログラムを先生方に体験いただき、それぞれのねらいに応じた プログラムの実施の方法について知っていただくとともに、自然学校等で行われている

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活動に防災や環境などの視点を加える事で、より充実したプログラムになることを知っ ていただくことをねらいとして実施した。 アドベンチャーラリーとカッターのプログラムでは、仲間づくりや協力することの大 切さを子どもたちに実感させるために、指導者が気をつけなくてはいけないことを説明 した。また、防災と環境についてのプログラムでは、自然学校や学校で行われている学 習活動に新たな視点を組み込むことができることなどを体験していただいた。 参加者からは、ねらいを持って活動を行うことの大切さ、防災や環境などの視点を従 来からの活動に織り込むことの有効性を感じたとの感想が多くあり、事業のねらいに近 づくことができたと考える。 課題としては、次の点が挙げられる。 今回は晴天を想定したプログラム体験であった。実際の自然体験活動では、雨天等も 想定されることから、同じねらいを達成できる雨天時プログラムの紹介も必要であった。 今回の事業の広報については、すでに当施設を利用いただいている学校や教育委員会 等が主になった。当施設での活動をより実りあるものにするために、役立てていただけ る内容であったとは考えているが、新規のご利用を想定し、さらに幅広く広報を行うべ きであった。 より多くの人に参加してもらい、淡路でのプログラムを安全かつ効果的に実施いただ くため、夏休みだけではなく、他の時期にも実施できないか、また、この4つのプログ ラムだけでなく、例えば、自然学校で一番使われることの多いプログラムで、効果の高 い手法を提案することも考えていく必要がある。

参照

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