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Microsoft Word P_R4101_黄色ブドウ球菌エンテロトキシン_ doc

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コード番号:4412P(R4101) (170612-170914)

RIDAスクリーン黄色ブドウ球菌エンテロトキシン(SET ABCDE)取扱説明書

(R-Biopharm社製)

(翻訳版:必ず原文をご確認ください。万一、内容が原文と異なる場合は原文を正とします。なお、仕様・価格 は予告無く変更される場合があります。) RIDAスクリーン黄色ブドウ球菌エンテロトキシン(SET ABCDE)は固体・液体食品および培養液中の黄色ブ ドウ球菌エンテロトキシンA,B,C,D,E(以降、SET ABCDEと略す)の同定のための酵素免疫測定法キットで す。 酵素免疫測定法に必要なすべての試薬が試験キットに収められています(12回の検定分)。 定量にはマイクロプレート(ストリップ)用フォトメーター(吸光度計)が必要です。 試料の調製方法:(訳注:以下の2つの方法があります。) 簡便法: 試料を緩衝液でホモジナイズして,遠心分離する。 (9.試料の調製を参照) 欧州公定法: 透析濃縮など(9.5.欧州公式スクリーニング法を参照) 所要時間 :試料の調製;(訳注:以下の2つの方法があります。) 簡便法: 約1時間 (10試料の場合) 欧州公定法: 約19時間 (1夜の透析工程を含む。)(10試料の場合) :試験操作: 2時間45分 (インキュベーション時間) 検出限界 :簡便法:液体試料 :0.25 ng toxin/mL試料 固体試料 :0.375ng toxin/g 試料 培養液上清:0.25 ng toxin/mL試料 :欧州公定法:液体試料 :0.05 ng toxin/mL試料 固体試料 :0.05 ng toxin/g 試料 特異性は、バッファー系でそれぞれの物質の交差反応を測定し求められました。実際の試料では、マトリク ス効果によりバッファー系とは異なる値になる場合もあります。交差反応物質の測定前に、個々の試料マトリ クスにおいてその検出限界と回収率を求めておく必要があります。このキットでは、目的物と交差反応物質と の区別はできません。

ELISA測定に際して、その品質を向上させるため”Good ELISA Practice(GEP) Manual”を参考にしておりま す。r-Biopharm社のELISAキットを使用してELISA測定を行う際の最小限必要な条件が列記してあります。こ のELISA実践マニュアルについては、アヅマックス㈱にお問い合わせください。

関連製品

-RIDASCREEN SET Total(R4105:96測定) -RIDASCREEN SET Total(R4106:48測定)

1.用途

RIDAスクリーン黄色ブドウ球菌エンテロトキシン(SET ABCDE)は、固体・液体の食品および培養液中のSE T ABCDEの同定のためのサンドイッチ酵素免疫測定法です。本キットの感受性は、検出限界が0.1mg/mLで ある免疫拡散法よりも、明らかに優れています。

2.概説

Staphylococcus aureusとS. hyicusは1種以上の熱に安定なタンパク エンテロトキシン(毒素)を産生します。 これらエンテロトキシンは多くの食中毒の原因となっています。 ブドウ球菌による食中毒はサルモネラに次いで発生しています。一般的に、食品1gあたり5x105の菌濃度に おいて、毒素産生が起こると考えられています。しかしながら、他の研究によれば、毒素が100-200ngでも食 中毒の症状を引き起こすとされています。 SETによる中毒は、パスタ、食肉加工品、ハム、パイ、鶏肉加工品、魚、魚加工品、乳、乳製品、アイスクリー ム、鶏卵加工品、サラダ、ペーストリー、ケーキ充填材、およびそれらを使用した製品で、しばしば認められ ています。A,B,C,D,Eの血清型のエンテロトキシンは非常に重要です。

3.試験の原理

この試験は抗原抗体反応を利用しています。マイクロタイターストリップのウェルのA~EおよびHは黄色ブド ウ球菌エンテロトキシンA,B,C,D,Eに対する抗体で次のようにコーティングされています。FとGは陰性コ ントロールです。 プレート枠 左端の記号 A : 抗SET A B : 抗SET B C : 抗SET C D : 抗SET D E : 抗SET E F : 羊IgG(陰性コントロール) G : 羊IgG(陰性コントロール) H : 抗SET(陽性コントロール) マイクロタイターストリップをフレームに入れると上記のように並びます。ストリップの小さい端を奥に、大きい 端を手前にしてフレームに取り付けます。フレームのA~Hの記号が左端になるように置きます。試料溶液を A~Gのウェルに、陽性コントロールをHのウェルに入れます。トキシンが含まれていれば、そのトキシンに 対応するウェルの抗体と結合します。非結合の夾雑物を洗浄して除きます。結合したトキシンはビオチンで 標識された各種SET抗体の混合物とさらに結合します。続いて、ペルオキシダーゼで標識したストレプトアビ ジンを加え、ふたたび洗浄して非結合の夾雑物を除きます。発色基質液をウェルに添加しインキュベートす ると結合したペルオキシダーゼ標識ストレプトアビジンは赤色の基質を青色に変えます。反応停止液を添加 すると色が青から黄色に変わります。450/620nm+/-10nmでの吸光度をフォトメーターで測定します。吸光度 は試料中のSETの濃度に比例します。

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4.キット内容

12回の測定に必要な試薬が含まれています。(1回の測定には8ウェルのストリップ1本が必要です) 内訳 キャップの色 仕様/濃度 容量 マイクロプレート Microtiter Plate - 即使用可 96ウェル 陽性コントロール Positive control 赤 即使用可 赤色溶液 2 mL 洗浄バッファー Wash Buffert 茶 要調製 10倍濃縮液 100 mL 酵素複合体1 Conjugate 1 赤 即使用可 緑色溶液 11 mL 酵素複合体2 Conjugate 2 黒 即使用可 青色溶液 11 mL 基質発色液 Substarte/Chromogen 茶 即使用可 赤色溶液 13 mL 停止液 Stop solution 黄 即使用可 14 mL

5.必要な機器及び試薬(キットに含まれていません)

5.1.機器: -分析用天秤と秤量容器 -試料をホモジナイズするためのブレンダー、ミキサーまたは同様のもの(粉末乳清などの混合しにくい試料 を混合する場合は、高性能のホモジナイザー(turrax等)が必要です。) -50mL容量の試験管 -滅菌フィルター・カートリッジ(オプション) -100µLのマイクロピペット -インキュベーター 35~37℃ -マルチ・チャンネル・ピペットまたはマイクロタイタープレート・ウォッシャー -マイクロプレートリーダー(450/620+/-10 nm) (オプション) 欧州公式スクリーニング法(EOSM)第5版、2010年9月、に従って試料調製する場合は、以下の機材も必要 となります。 一般的留意点: トキシンの吸着を避けるために、試験器具(例、試験管、漏斗、ビーカー、バイアル)は、ガラス製かポリプ ロピレン製をご使用になるように、強くお勧めします。 -ビーカー用振とう機(室温で使用) -冷却遠心分離機(4℃、3130~10,000xgで運転ができるもの)と遠心管 -透析膜(MWCO(分画分子量):6~8kD、平面幅:23+/-2mm、のもの)(例、スペクトラム社のスペクトラポア13 2650 同等品) -透析膜のクローザー:35mm(例、スペクトラム社のスペクトラポア132736 同等品) -pHメーター -漏斗 -グラス・ウール -トレイ -冷蔵庫(5+/-3℃)と冷凍庫(-18℃以下) -試験管ミキサー(例、ボルテックス等) -マイクロプレートリーダー(450/620+/-10 nm) 5.2. 試薬: ・リン酸緩衝生理食塩水(PBS) pH 7.4(リン酸2水素1ナトリウム・1水塩(NaH2PO4・H2O)を 0.55g、リン酸1水

素2ナトリウム・2水塩(Na2HPO4・2H2O)を2.85g、塩化ナトリウム(NaCl)を 8.7gに、蒸留水を加えて1Lとし、pH

7.4を確認する。) -蒸留水または逆浸透水(滅菌水:オプション) -n-ヘプタン (脂肪の多い試料用) -ブレイン・ハート・インフュージョン(BHI)培地、トキシンを産生する可能性のあるブドウ球菌の前培養に用い ます。試薬取扱業者にお尋ね下さい。 欧州公式スクリーニング法(EOSM)では、以下の試薬も使用します。 -塩酸(5Nおよび1Nのもの) -水酸化ナトリウム(5Nおよび1Nのもの) -ポリエチレン・グリコール(PEG)20,000(合成用)

6.取扱い上の注意

このキットは、化学実験の経験がある方を対象としています。取扱説明書に従って測定してください。このキ ットには、有害な成分が含まれている場合があります。含まれている物質の危険、有害性情報は、この製品 のSDS(安全データシート(MSDS))をご参照ください。詳細はアヅマックス㈱にお問い合わせください。

7.保存時の注意事項

キットは2~8℃で保存してください。いずれの試薬も凍結させないこと。 未使用のマイクロタイターストリップはホイルバッグに戻し、付属の乾燥材とともにシールし2~8℃で保存し てください。 赤色を帯びた発色基質液は光に鋭敏なので、直射日光など強い光への曝露を避けてください。 キットに表示してある有効期限を過ぎたキットの品質は保証できません。 試薬の希釈やコンタミは感度の低下をもたらします。 異なるロット番号をもつキット間で個々の試薬を入れ換えないでください。

8.試薬の不良、劣化

-赤色を帯びた発色基質液が使用前に青く着色している場合は劣化しています。 -陽性コントロールの発色が450/620nm+/-10nmの波長で吸光度1.0未満の場合は試薬の劣化を示している

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可能性があります。

9.試料の調製

試料は冷蔵保存してください。抽出する前に試料についた霜を完全に取り除いてください。 重要な注意点: 固形分を良く沈澱させるために、または異なる溶媒層を完全に分離させるために、必要に応じて遠心分離 の速度・時間を増加して下さい。 食品蛋白はトキシンまたはキットの抗体と結合する可能性があります。その場合、トキシンの検出に重大 な影響を与えることがあります。それゆえ、「欧州受託分析機関のためのコアグラーゼ陽性ブドウ球菌類の 欧州公式スクリーニング法」(Official European Screening Method of the European Reference Laboratory for Coagu- lase-positive Staphylococci)に従って食品試料を調製されるよう強くお勧めします。(9.5.を参照)

9.1.-9.3.にある簡易抽出法は、複雑な母材(例、魚、チョコレート、酸性の漬物やピクルズ)には適していま せん。これらの食品では回収率が低くなるのに加えて、母材蛋白が抗体に非特異的に結合することが認めら れています。 いろいろな種類の食品母材でのSETの回収率のデータは、アヅマックス㈱にお問い合わせください。 9.1、牛乳簡易抽出法 -10~25mLの牛乳を、特に原乳の場合には冷却して、3,500xg、10分間、10℃で遠心分離。(冷却遠心機がな い場合は、試料を前もって冷却することが必要です。) -上部のクリーム層を思い切って多めに除去。 -1ウェル当たり100µLをキットで検査します。 9.2. パスタ、米(炊飯済)、肉、アイスクリーム、加工食品など油脂含量が40%以下の食品の簡易抽出法 -切り刻んだ10~25gの試料に、試料1g当たり1.5mLのリン酸緩衝生理食塩水(pH 7.4)を加える。(例えば10g の試料に15mLの緩衝生理食塩水を加える) -15分間振とうする。 -10℃で3,500xg、10分間遠心分離 -必要に応じ脂肪層を取り除く -1ウェル当たり100µLをキットで検査します。 9.3. 油脂を40%以上含む食品の簡易抽出法 -切り刻んだ10~25gの試料に、試料1g当たり1.5mLのリン酸緩衝生理食塩水(pH 7.4)を加える。(例えば10g の試料に15mLの緩衝生理食塩水を加える) -15分間振とうする。 -10℃で3,500xg、10分間遠心分離 -上清を別の遠沈管に移し、同じ容量のn-ヘプタンを加え5分間激しく振とう -10℃で3,500xg、5分間遠心分離 -ヘプタン層を思い切って取り除くか、またはピペットを刺してヘプタン層を吸い込まないようにして水層をとり、 新しいバイアルに移します。採取した水層の表面にヘプタンがないことを確かめて下さい。 -1ウェル当たり100µLの水層をキットで検査します。 9.4. 細菌培養液

トキシンを産生する可能性のあるS. aureusは (S. hyicus S. intermediusも同様に)、最適な産生量を得るた

めに、ブレイン・ハート・インフュージョン培地(BHI)で前培養する必要があります。 重要な注意点: 試験の前に、すべての被検菌株が純粋培養であることを確かめて下さい。 -微生物の液体培地を5分間、10℃で3500×gで遠心分離します。 -沈澱しきれなかった微生物細胞が試験の反応を阻害することがありますので、上清液の無菌ろ過を強くお 勧めします。 -1ウェル当たり100µLのろ液をキットで検査します。 注意: 無菌ろ過した上清をリン酸緩衝生理食塩水でさらに希釈すると、バックグランド効果(陰性コントロール で高い値が出る)を避ける効果が期待できます。また、緩衝生理食塩水で希釈することで、OD値を本キット の線形定量範囲(約3.0以上)に調節することができます。 培養液と同様に試料抽出液は、48時間以内に分析すれば、5+/-3℃で保管できます。より長く保管したい場 合は、それを-18℃以下で冷凍します。 冷凍試料または凍結培養液上清は完全に解凍し、分析前に室温になっていなければなりません。一度、解 凍した試料は直ちに本キットで分析してください。その試料を再び冷凍してはなりません。 RIDAスクリーン黄色ブドウ球菌エンテロトキシンSETトータル・キットの分析で調製した試料液または培養液 は、本キットの分析でもそのまま使用できます。 9.5. 欧州公式スクリーニング法(第5版、2010年9月)による試料調製法 9.5.1. トキシン抽出のための準備 黄色ブドウ球菌エンテロトキシンは試料中に不均一に分布しているので、もし可能ならば試料全体を、ある いはその代表的部分を、ミキサーで混合してください。 混合した試料25g+/-0.1gを量り採り、ビーカーに移します。 留意点1: 皮付きチーズの場合は、皮の割合をチーズ全体の10%にしてください。 留意点2: 粉末試料の場合は、試料12.5gに蒸留水12.5gを加えて試料とするか、あるいはメーカーの 指示があればそれに従ってください。(例:粉乳では10%)

留意点3: Staphylococcal Food Poisoning Outbreak (SPFO) (黄色ブドウ球菌大規模食品汚染)が 疑われる場合に分析する試料の最少量は12.5gです。 9.5.2. 試料の抽出 あらかじめ38℃+/-2℃に温めておいた蒸留水またはPBS40mLを試料に加え、ブレンダーまたはストマッカ ーで均一に混合します。 留意点1: 液体試料の場合は40mLの水を加えないでください。 少なくとも30分間は室温で試料液を振とうし、トキシンが拡散するようにしてください。 酸性化工程: 試料液に希塩酸(5.2を参照)を滴下し、pHを3.5~4.0にします。 留意点2: 酸性化工程でエンテロトキシンを良い状態で保つために以下の注意をはらってください。 i) pHメーターをご使用のこと。 ii) 次の遠心分離の前にpHが3.5~4.0になっていることを確かめてください。 pHが3.0以下にならないようにご注意ください。もしpHが3.0以下になったら、9.5.1.の25gの試料を採るところ

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からやり直してください。 試料液を3130xg、4℃または室温で15分間、遠心分離してください。得られた上清をビーカーに移します。 留意点3: それぞれの操作で、トキシンをできるだけ回収するために、容器を水ですすいでください。 留意点4: 上清が濁っていたら上記の条件で再度、遠心分離してください。 留意点5: 遠心分離後のpHは4.5以下でなければなりません。もしそうでない場合は、pH3.5~4.0に なるまで酸性化して上記の条件で再び遠心分離してください。 中和工程: 上清を水酸化ナトリウム溶液でpH7.4~7.6になるように中和してください。再び、上記の 条件で遠心分離し、上清の全部を得てください。 留意点5: 中和工程でエンテロトキシンを良い状態で保つために以下の注意をはらってください。 i) pHメーターをご使用のこと。 ii) 中和工程が終わったらpHが7.4~7.6になっていることを確かめてください。 pHが9.0以上にならないようにご注意ください。もしpHが9.0以上になったら、9.5.1.の25gの試料を採るところ からやり直してください。 9.5.3. 透析濃縮工程 それぞれの試料について -30%(w/v)PEG(ポリエチレングリコール)を用意する。(30g PEG/100mL蒸留水) -透析膜の50~60cmを切り取っておく。 -透析膜をメーカーの取扱説明書に従って(室温で少なくとも30分)蒸留水に漬けます。 -透析膜を蒸留水で内側・外側共に蒸留水ですすぎます。 -透析膜の片側末端をクローザーで閉じ、9.5.2で調製し中和した水層を、懸濁している微粒子を除くためにラ ス・ウールを少量入れた漏斗を使用して、透析膜の中に入れます。残りの末端をクローザーで閉じます。 留意点1: 分析対象の試料が塩分または糖分が多い場合は、1時間に2回、それぞれ2Lの蒸留水を撹拌しながら、透析し てください。 -30%(w/v)PEG液が入ったトレイに試料が入った透析膜を寝かせます。 -それを5+/-3℃で一夜静置して、抽出液を濃縮します。 留意点2: 抽出液が十分に濃縮できない場合は、さらに長時間静置するか、あるいはPEG液をもっと注いで下さい。 -透析膜をPEG溶液から出して、膜の外側を蒸留水ですすいで膜についている微量のPEGを洗い落としま す。 -透析膜の一端に針で穴をあけ、出てくる液を注意深く容器で受けます。 -膜の内部に付着しているエンテロトキシンをできるだけ回収するために透析膜を指でしごいて下さい。 -膜の内部に付着しているエンテロトキシンをできるだけ回収するために透析膜の内側を、乳製品が試料の 場合はPBS液を、それ以外の試料は蒸留水を数回注いで下さい。 -得られた濃縮液をガラス・バイアルに注意深く入れてください。 留意点3: SPFO (黄色ブドウ球菌大規模食品汚染)などで、初めの試料の量が25g以下の場合(9.5.1参照)、濃縮液の重量 が1/5になっているか、ご留意ください。 SPFO (黄色ブドウ球菌大規模食品汚染)または試料の量が25g以下の場合は、初めの試料の量と濃縮液の重量の比が以 下の表のようになります。 はじめの試料の量 濃縮液の量 17.5g~25.0g 3.5g~5.0g (比率は5:1) 12.5g~17.5g 3.5g (最大3.5g) 留意点4: 48時間以内に濃縮液を分析する場合は、それを5+/-3℃で保管してください。それ以外の場合は、-18℃以下で 保管してください。抽出液は分析前に完全に霜を取り除きホモジナイズしてください。

10.酵素免疫測定手順

10.1. 測定時の注意事項 使用前にすべての試薬を室温にします。 洗浄バッファーは10倍濃縮液です。使用前に蒸留水で10倍に希釈して下さい。(例、濃縮液10mLに蒸留水90 mLを加える) 結晶が残る場合は37℃の温浴で完全に溶かしてください。希釈後は、2-8℃で約4週間有効で す。 10.2. 試験手順 酵素免疫測定法の再現性はマイクロウェルの洗浄操作にかかっています。試験手順に記述された洗浄手順 に従ってください。操作ステップ間でマイクロウェルが乾燥しないように注意してください。 1. 1試料あたり1つのマイクロタイターストリップをフレームに入れます。 2. 100µLの試料をA~Gのウェルに、100µLの陽性コントロールをHのウェルに加えます。内容がこぼれない よう手でやさしくプレートを回転させて混ぜたのち、プレートをアルミホイルなどでカバーし35-37℃で1時間 インキュベートします。 3. ウェル中の液体を捨て、マイクロタイターストリップをフレームに入れたまま吸水紙(ペーパータオルなど) によくたたきつけ(続けて3回以上)、ウェルの液体をよく除きます。すべてのウェルにマルチ・チャンネル・ピ ペットで300µLの希釈した洗浄液を入れ、上記同様にして洗浄液を除きます。この操作をあと4回繰り返しま す。 4. 100µLの酵素複合体1液を各ウェルに加えて、内容がこぼれないよう手でやさしくプレートを回転させて混 ぜたのち、プレートをアルミホイルなどでカバーし、35-37℃で1時間インキュベートします。 5. ウェル中の液体を捨て、マイクロタイターストリップをフレームに入れたまま吸水紙(ペーパータオルなど) によくたたきつけ(続けて3回以上)、ウェルの液体をよく除きます。すべてのウェルにマルチ・チャンネル・ピ ペットで300µLの希釈した洗浄液を入れ、上記同様にして洗浄液を除きます。この操作をあと4回繰り返しま す。 6. 各ウェルに100µLの酵素複合体2液を加えます。内容がこぼれないよう手でやさしくプレートを回転させて 混ぜたのち、プレートをアルミホイルなどでカバーし、35-37℃で30分間インキュベートします。 7. ウェル中の液体を捨て、マイクロタイターストリップをフレームに入れたまま吸水紙(ペーパータオルなど) によくたたきつけ(続けて3回以上)、ウェルの液体をよく除きます。すべてのウェルにマルチ・チャンネル・ピ ペットで300µLの希釈した洗浄液を入れ、上記同様にして洗浄液を除きます。この操作をあと4回繰り返しま す。 8. 各ウェルに100µLの発色基質液を加えます。内容がこぼれないよう手でやさしくプレートを回転させて混 ぜたのち、プレートをアルミホイルなどでカバーし、35-37℃で15分間インキュベートします。 9. 各ウェルに100µLの反応停止液を加えます。内容がこぼれないよう手でやさしくプレートを回転させて混ぜ たのち、空気をブランクとして450/620+/-10 nmの吸光度を測定します。読み取りは反応停止液を添加して から30分以内に行ってください。

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11.結果

R-Biopharm社のELISAキット”RIDAスクリーン”全製品に対応した解析ソフト、“RIDAソフトWin.net(Z9996)”が、 本キットの結果解析にもお役に立ちます。 11.1. 試験の品質管理 (コントロールの有効範囲) 1.陽性コントロールの吸光度値は1.0以上であることを確認してください。 2.陰性コントロールの吸光度値は0.2以下であることを確認して下さい。 上記の条件に合致シない場合は、以下のことを確認されてから再試験してください。 -キットの有効期限日を確認する。 -キット試薬が室温になるまで充分な時間をかける。 -試料、コントロールの相互汚染を防ぐため必ず新しいピペットチップを使用する。 -洗浄バッファーに汚染がないか確認する。(滅菌水を使用する) -ウェルの洗浄が不十分又は洗浄回数が少ない。 -ピペットが汚染している。 11.2. しきい値の計算 ウェルF,Gの陰性コントロールの吸光度値の平均を求めます。平均値に0.15を加えた値をしきい値としま す。 (例) F:陰性コントロール=0.008 G:陰性コントロール=0.010 平均値=0.009 しきい値=0.009+0.15=0.159 11.3. 結果の判定 450/620+/-10 nmの吸光度値がしきい値未満の試料は陰性と考えられます。 450/620+/-10 nmの吸光度値がしきい値以上の試料は陽性と考えられます。

12.抗体の交差反応性

トキシンA抗体はトキシンEにも、トキシンE抗体はトキシンAにも、トキシンB抗体はトキシンCにも、トキシン C抗体はトキシンBにも、10~50%の交差反応性があることが知られています。ある種の食品母材(例、乳、 ソーセージ)では、交差反応性が増強されたり、あるいは減少したりすることもあります。もしも、交差反応性 が疑われた場合は、試料液をさらにリン酸緩衝生理食塩水(PBS) で希釈して、再試験して下さい。 最高吸光度が1.5~2.5の間にないと、交差反応と実際の反応との区別ができません。吸光度が2.5以上の試 料は、吸光度が1.0-2.5の範囲内に収まるように希釈してください。 例1 トキシンAとトキシンEとの交差反応がある場合: A)初期の測定結果 トキシンA抗体の吸光度:4.1 トキシンE抗体の吸光度:3.6 B)吸光度1.0-2.5に収まるように希釈した測定結果 トキシンA抗体の吸光度:2.5 トキシンE抗体の吸光度:1.0 考察:試料はトキシンE抗体に対しては吸光度1.0と高い陽性ですが、トキシンA抗体に対しての吸光度の4 0%ですので試料にはトキシンAのみが含まれています。 例2 トキシンAとトキシンEとの交差反応がない場合: A)初期の測定結果 トキシンA抗体の吸光度:4.1 トキシンE抗体の吸光度:3.6 B)吸光度1.0-2.5に収まるように希釈した測定結果 トキシンA抗体の吸光度:2.5 トキシンE抗体の吸光度:1.9 例2についての例1との違いは、トキシンE抗体に対する吸光度1.9で、これはトキシンA抗体の吸光度の50%を 超えていますので交差反応ではありません。試料には、トキシンAとトキシンEが含まれています。 本キットはドイツR-Biopharm社の製品で、アヅマックス㈱が輸入・国内販売しています。

輸入・販売元:アヅマックス株式会社

〒290-0044 千葉県市原市玉前西1-6-13

(ご注文・お問合せ)

アヅマックス株式会社東京営業所

〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町3-2-10 鉄鋼会館5F

TEL.03-6661-1090 FAX.03-6661-1091 E-mail:[email protected]

ご注意

吸飲したり、皮膚と接触したりすると有害である試薬類が含まれています。

使用前に、取扱説明書等をよくお読みいただき、注意事項をお守りください。

責任ある管理者の指導のもとに、保護手袋、保護メガネ等を着用して取り扱ってください

開封後は、各容器を密閉し、取扱説明書とともに保管してください。

廃棄する場合には、衛生面、環境面に十分配慮し、法規を遵守してください。

身体に異常を感じた場合は、ただちに医師の手当を受けてください。

テスト結果の判断と運用はすべてお客様自身の責任で行ってください。

保証について アヅマックス㈱は、販売製造後1年以内あるいは記載有効期限のいずれか短い期間内に、キット添付の取扱説明書に基づ き使用された場合において、製造物流保管等作業の不具合等による部材等の瑕疵に対してのみ補償いたします。 取扱説明書、ユーザーガイド、検査手順およびアプリケーションは、購入者のためのガイドラインとしてのみを目的として作 成されておりますので、購入者の皆様には、各検査手順やそれぞれのアプリケーションにおいての妥当性を、自ら検証して いただくようお願いいたします。テスト結果の判断と運用はすべてお客様自身の責任によるもので、この商品の使用による すべての直接的および間接的な結果としての経済的損失や財産の損害などあらゆる損害に対し、明示的にもあるいは暗示 的にも、一切補償するものではありません。また、なんら特定目的への適合性や商品性の保証も致しておりません。

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補償に関する唯一の義務は、有効期限内において作業の不具合等による部材等の瑕疵が証明され弊社にすみやかに告 知された場合のみであり、購入品あるいはその一部に対し、交換か返金がなされます。

参照

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