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フリーセルプロの使い方

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FreeCell Pro の使い方

日本語初版:2011 年 2 月 (作成者註: マイケルケラー氏のホームページにはFreeCell Pro という無料でダウンロードして使用出来るプログラム(英語版の み)があります。このプログラムは2002 年に開発されたようですが、独立した説明書がありませんので、ご本人と著作権者の許可を 得てヘルプ内(FCPRO.HLP)の記述(FreeCell Pro6.4 には組み込まれているが、6.5 にでは欠落している)を翻訳すると共に、その 他の情報をピックアップして独自に作成しました。誤訳がある可能性があります。その節はご容赦ください。) z FreeCell Pro は日本製のフリーセル 1000 とは異なった特長と機能を持ったフリーウェア

(http://solitairelaboratory.com/fcpro.html から FreeCell Pro をダウンロードできますし、そのページに特 長(改訂:2009 年 2 月 3 日)が書いてあります。以下にその訳を追加しておきます。)

FreeCell Pro は Microsoft の FC と同様にプレイでき、同じゲーム番号(0 番を除いて)を持っています。 Windows 3.1 では動作しません。FreeCell Pr は、0 と 9 に対するキーボードのサポート、フリーセルにカード を送るオプションのダブルクリック、および勝ち負けの統計値を含めて、Microsoft の FreeCell と互換性があ る多数のオプションを持っています。また、多くの追加機能も持っています。 【特長】 1) 標準の記述法でプレーヤーの解決結果を記録します。 注意:ゲームを終了してその解法を保存したい場合、「コピー」コマンド(Ctrl-C)を使ってその解をクリップ ボードにコピーし、あとでテキストファイルに貼り付けるか、またはメールのメッセージとして送ることができ ます。xxxxxlog.txt ファイルは信頼しないでください。我々は時々ログファイルが事実を曲げる原因になる バグが排除されることを期待していますが、これに自信がありません。 2) 0∼80 億+番以上のゲームを持っていますが、1∼32000 番は標準的なマイクロソフトのゲーム (Windows XP では 100 万まで)と同じです。ユーザの選択で、勝負は 0∼32000 番の範囲、0∼100 万 番または 0∼80 億+(8,589,934,591)番の範囲から選択することができます。(註:0 番のゲームがある のはFreeCell Pro のみです。) 3) 利用できるフリーセルの数をゼロ(!)から7まで設定することができます。 4) ソルバー(Don Woods 著作)が組み込まれています。

FreeCell Pro 6.5 は、Adrian Ettlinger によって開発された最終の実験的なソルバーの評価版で、2 つ の追加ソルバー(Shlomi Fish と Tom Holroyd)を持っています。このバージョンが利用できる説明書は 無く、我々はそれをサポートしません。プレーヤー自身の判断で使用してください。F8 キーは Fish ソルバ ーを起動しF9 キーは Holroyd ソルバーを起動します。

5) 開始位置に戻るやり直し(Restart Game)と、直近の移動まで戻る Undo(または Back space キー)を持 っています。ユーザの好みに応じて、アンドゥは、1 つの移動に限定する、無限にするか、そして完全に使 用不能にするかを選ぶことができます。 6) いつでも戻れる任意の勝負でのプレーヤーの盤面を保存します。 7) 同じ順位の全てのカードを強調するカードファインダーを持っています。 8) 長い順列を移動する場合に空列の最大限の長所を利用するスーパームーブを持っています。 9) 競技を援助します(列が移動でき、またそれらの何枚が移動できるかを示す矢印と線)。 10) 次のゲーム命令(F5)により、各々のゲーム番号を入力することなく順番に勝負をすることができます。

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11) 何回の試みが各々のゲームに対して行われたかの経過を追跡します。

12) カスタムゲーム命令を持っているため、任意のランダムな勝負を入力することができます。

註: FreeCell Pro は、Wilson Callan 氏と Adrian Ettlinger 氏によって設計されました。Michael Keller 氏は Jim Horne 氏のカード采配コードと Don Wood のソルバーコードを得て、FreeCell Pro のベータをテストするのを 援助しました。

【取扱説明】 (バージョン

6.4 のヘルプファイルに加筆・修正)

索引 ・ FreeCell Pro について ・ 新機能 ・ 歴史と原理 ・ ファイルメニュー ・ ゲームメニュー ・ オプションメニュー ・ ウインドウメニュー ・ ヘルプメニュー ・ 命令ライン ・ ソルバーの先進機能 ・ ソルバーの限界 ・ 既知のバグ [FreeCell Pro について]

FreeCell Pro は、Paul Alfille によって人気のカードゲームのソリティアを実現したものです。詳細情報について はMichael Keller<fomalhaut@earthlink.net>または Wilson Callan<griscruf@mediaone.net>にお問い合 わせください。

バージョン番号6.4、2001 年 8 月 15 日

ウェブサイト:<http://home.earthlink.net/~fomalhaut/fcpro.html> 情報:<http://home.earthlink.net/~fomalhaut/fcpro.zip>

ソフトウェアファイル:

Wilson Callan と Adrian Ettlinger によるプログラミング、Donald Woods によるソルバーのルーチン、 Jim Horne によるダイアログのルーチン、Michael Keller によるテスト

(3)

FreeCell Pro の初期画面: ♦ 左図はデフォルトの FreeCell Pro の初期画面でゲ ーム番号を#1にした画面です。 ♦ File、Game、Options...のコマンドラインの下に はカードファインダーの列があります。 ♦ 最下部にはステータスバーがあります。 ♦ 盤面の右端を右方向にドラッグして広げると、ゲー ム番号、試行回数、カードの移動記録などを見える ようにできます。 ♦ この盤面の色々な表示パラメタは変更することがで きます。 [新しい機能] バージョン6.1 の新機能: - 新しいゲームの確認を排除するオプション - 最高 7 つのフリーセルでプレイできる バグ修正: - 違法な移動を生成しない完全な解 - カード配りのルーチンは、現在適切に 232(バージョン6.5 では 233)の異なった勝負を生成 バージョン6.0 の新機能: - スーパームーブは、移動可能な最大数のカードの移動をするように改善 - ソルバーに結果ファイルの濃縮されたフォーマットのオプションを追加 - 複数のユーザ用の統計値を新たに用意 - フリーセルの番号範囲設定をラジオボタンに変更 - 最大 6 個(バージョン 6.5 では 9 個)のフリーセルで遊べる バグ修正: - ゼロからより多くのフリーセルへ移動する場合の暴走を除去 - スーパームーブから記録する際のフォーマット問題を除去 バージョン5.0 の新機能: - ウインドウにヘルプファイルを追加 - 次の番号のゲームは F5 を使用して即座に選択が可能 - カスタムメイドのゲームはテキストファイルからのロードが可能 - ゲーム番号はコマンドラインで入力可(バージョン 6.5 にはありません) - フリーセルの数と多くの他のオプションは Windows のレジストリ(HKEY_CURRENT_USER¥Software ¥Wcallen¥FCPro)に保存 - 元に戻す(Undo)は 1 つ前に戻るに限定、全部戻す(バージョン 6.5)、完全に禁止から選択 - 新しいゲームのオプションは、ゲームを 32000、100 万または 40 億(6.5 では 80 億+)の範囲から選択可能 - 全てのオプションは 1 つの設定ダイアログに集約

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バグ修正: - ログファイルの修正 * 試行番号は、再度ログ/保存ファイルから読み込み * 記録を使用禁止にした場合、Undo を行うとプログラムがハングアップを起こす件 * ゲームを再開することなく作業の記録を使用禁止 * ログファイルの問題を修正(スーパームーブによって発生するいくつかの) - ソルバーの修正 * ウインドウのタイトルは新規にソルバーの範囲を表示 * ソルバーの誤動作はソルバーを中止 - オプションの修正 * カードサイズの変更をすぐに表示 * プロエイドの更新スクリーンを使用可能に * プロエイドの塗り直しは派手に変更 * フリーセルの削減を修正 * フリーセルの塗り直しを入力直後に発生 * ソルバー用のフリーセル番変更後の再開(restart)を不要に * 「プレーヤーの負け」をダイアログボックスに表示 * ホームセル中のプロエイドの矢印が動作しなかった [歴史と原理] (註:この部分は単なる【読み物】ですので、興味のある方はお読みください。)

FreeCell Pro 開発の初期の推進力は、「難解」のフリーセルを Wilson Callan のウェブサイトに掲載したいという 要望からもたらされ、Adrian Ettlinger の努力によって解法が用意されました。Adrian は、解法を記録した多く の他の人を間違いなく少しがっかりさせる解法の記録処理を編み出しました。がっかりさせた理由は、多数の試行 や間違いが不用意に使用されており、いつ移動を記録するかまたは記録しないかを判断するのが難しかったから です。Wilson と Adrian がお互いに議論して、フリーセルがプレイされている間に解法を自動的に記録する可能性 について熟考を始めました。一つの試みは、標準のフリーセルプログラムでマウスのクリック位置を捕捉する「スパ イ」を作成することで、これは最終的に実現されましたが、実際の移動のクリックの解釈は、現実的には実行可能 でないと結論づけられました。この調査の課程で、最初に、移動とフリーセルの位置の経過を追跡するソフトウェア のルーチンが標準的なフリーセルを追跡して、与えられた 1 対のクリックが実際に移動を引き起こしたかどうかを 確認するプログラムの一部となるように意図して、Adrian はルーチンの開発を開始しました。これらのルーチンを テストするために、Adrian は「試験台」として英数字を使用する位置を示したプログラムを構築し、その後、実際に フリーセルゲームをプレイする手段を「試験台」に取り込むのはたいした拡張にならないと気づきました。まだ英数 字方式での表示でしたが、このプログラムはFreeCell Pro の最初のバージョンになりました。この時点で、ユーザ フレンドリーな実際のカードを使用して、かつ、より密接にマイクロソフトの標準的なフリーセルを模倣した外見に近 くなるように、Wilson は率先してそのバージョンを作成するイニシアティブをとりました。 ユーザは、FCPro がなぜ「空のコラムへの移動」ボックスを 1 度も提示しないのか、また、このオプションの欠如は プレーヤーが勝つのを妨げるのではないかと不思議に思うかもしれません。実際には、一つ以上のフリーセルが 空のときにそれを提示でき、従って1 つのフリーセルは常に 1 枚のカードに対して使用出来ますので、このオプショ ンは必要ではないのです。このため、この割込みを排除することは競技の速度を上げるのに役立ちます。 [ファイルメニュー(File Menu)]

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ファイル | ロード (File | Load) 再生するファイルをロードします。ファイルは「#」の文字に対してファイル内の一番 下から探索されますので、ログ(記録)ファイルをプレーヤーの直近の試行に戻る ために使用することができます。そしてゲーム番号はそのファイルから読み込ま れて、ゲームの進行が展開されます。ログ機能が使用可にされていると、プレー ヤーがゲームを続けることができるように、ログファイルは再びロードしたファイル から移動状態を取得します。ログファイルのロードを開始すると、ゲーム番号ライ ンの前に"Load '<loadfilename>'を追加します。試行番号はログファイルとロー ドファイルに次大きな番号を割り当てますが、移動を加えるまで新しい試行とみな しません。FreeCell Pro のキーボードサポートは標準の表記法と同じですので、 手動再生はそれほど難しくないことに注意してください。左図のLoad Solution の ダイアログは、解法ファイルの検索やプレーヤーに連続して再生するための移動 数を入力するオプションを用意します。−1 のデフォルト値のままにしておくと、全 ての移動は連続的に再生されます。ロードファイルにその移動数よりも小さな番 号を入力すると(解法を見直すのに役立ちます)、メッセージボックスが各追加の 移動の前にこの移動を希望するか、再生をやめるか、またはこの質問を繰り返さ ないかを合わせします。 ファイル | 開く (File | Open) 下図のダイアログボックスのようにプレーヤーに編集するファイル名を求め、それから Windows 標準のメモ帳 (NotePad.exe)を起動します。 ファイル | 保存 (File | Save)

移動結果を新規保存(Save As...)で入力した最近のファイル名を保存します。プレーヤーが新規保存(Save As...) を走らせたことがない場合、<game>.txt のファイル名を使用します。いずれかのファイルに上書きする前には確 認を要求します。ゲームを変更した場合、そのファイル名は<game>.txt に履行されません。「Moves Saved(移動 の保存完了)」は、成功完了時にステータスバーに表示されます。

ファイル | 新規保存 (File | Save As)

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<game>.txt のファイル名をお勧めしますが、プレーヤーが望む任意のファイル名を使用することができます。

ファイル | 自動保存 (File | Save Auto)

ファイル名を入力するダイアログが開き、それから、現在のユーザの移動と自動移動(FreeCell Pro が移動を発 生)をそのファイルに保存します。<game>aut.txt のファイル名をお勧めしますが、プレーヤーが望む任意のファ イル名を使用することができます。これは FCPro をデバッグするためにのみ使用されます!ファイルは、「Auto」 を大見出しにして保存します。ファイル内の自動移動を違法にする自動移動が発生しますので、自動移動ファイル は再生できません。 ファイル | 終了 (File | Exit) FreeCell Pro を終了します。 [ゲームメニュー(Game Menu)]

ゲーム | 新しいゲーム (Game | New Game)

新しい任意のゲーム番号を開始します。F2 キーが使用出来ます。

ゲーム | ゲーム選択 (Game | Select Game)

どのゲーム番号を開始したいかをプレーヤーに尋ねます。バージョン 4.3 では、選 択可能なゲーム数を65,535 から 4,294,967,296 まで拡大しました。バージョン 6.3 では、これを8,589,934,592 に増やしました。F3 キーが使用出来ます。

ゲーム | 次のゲーム (Game | Next Game)

次のゲーム番号に進みます。F5 キーが使用出来ます。

ゲーム | ゲームのやり直し (Game | Restart Game)

現在のゲームをやり直します。ダイアログボックス内でShift + R キーが使用出来ます。

ゲーム | 特注ゲーム (Game | Custom Game)

プレーヤーが希望する任意のゲームに仕立てることができます。ゲームは、下記のようにテキストファイルのフォ ーマットから読み込まれます。左から右へ8 列で、左の 4 列のみが下方に 7 段重ねになります。(注:10はTと示さ れます。カード番号が先頭でその後にマークが続きます。) ImpDeal AH AS 4H AC 2D 6S TS JS 訳者註: この機能は、通常『回答不能』のゲーム#11982, 3D 3H QS QC 8S 7H AD KS #146692, #186216, #455889, #495505, #512118, #517776, KD 6H 5S 4D 9H JH 9S 3C #781948, #1000001 などにトリックを施した後のゲームを JC 5D 5C 8C 9D TD KH 7C 解く場合に使用することが出来ます。(2012 年 6 月 1 日追記) 6C 2C TH QH 6D TC 4S 7S JD 7D 8H 9C 2H QD 4C 5H KC 8D 2S 3S ここで、ImpDeal はプレーヤーのクレージーなゲームに付ける名称にすることができます。

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ゲーム | 元に戻す (Game | Undo) 直前の有効なクリックを元に戻します。最後のクリックが選択されるとそのカードは単純に選択除外されます。最後 のクリックが移動を完了すると、すべてのホームセルへの自動積み上げは未処理となり、自分が移動したカードは 未処理となりますが、最初のカードは選択されたままになります。どれが未処理になっているのかを見るのを手助 けするために、移動は逆方向にプレイされます。1 つ以上の移動未処理は新しい試行とみなされます。(?) ゲーム | やり直し (Game | Redo) 未処理のクリックをやり直します。プレーヤーが元に戻す/やり直しの後で1つの移動をすると、それ以降の移動 のやり直しをすることができません。この機能は、タブ(Tab)またはページダウン(Page Down)キーを使用して実行 さすることができます。 ゲーム | 10 手元に戻す (Game | Undo 10) 小文字の『u』は 10 手の移動を元に戻します。 ゲーム | 10 手のやり直し (Game | Redo 10) 小文字の『r』は、10 手の移動をやり直します。

ゲーム | すべてを元に戻す (Game | Undo All) ホームキー(Home)は全ての移動を元に戻します。

ゲーム | すべてやり直し (Game | Redo All) エンドキー(End)は全ての移動をやり直します。 ゲーム | コピー (Game | Copy) クリップボードに現在の移動状況を保存しておきます。 [オプションメニュー(Options Menu)] オプション | 成績表 (Options | Statistics) プレーヤーの現在の勝敗の統計を表示します。標準的なフリーセルの成績表ボック スと同様に設計されたボックスを開きます。統計値を収集するルールは、マイクロソ フトのフリーセルのルールと同じです。

オプション | 成績表 | 使用可/不可 (Options | Statistics | Enable/Disable) 現在のユーザ用の成績をとっておくかどうかを決定します。

オプション | 成績表 | ログオン警告 (Options | Statistics | Sign-On Alert) プログラムの開始時に、プログラムは成績表がオフになっていることをユーザに警告 するかどうかを決定します。この警告はユーザ名が存在するときのみ実施されます。

オプション | 成績表 | ゲーム終了確認 (Options | Statistics | Quit Game Confirm)

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最下段の Streaks は「連 勝・連敗の記録」です。

プログラムはユーザが現在の勝負をやめたいかどうかをユーザに尋ねるかどうかを 決定します。成績表がオフになっていると稼働しません。

オプション | 成績表 | ユーザ (Options | Statistics | User)

10 セットの統計値を 10 個のユーザ名で保存可能です。ユーザ名は最大 15 文字の 長さに制限されています。ユーザ名は英文字で開始する必要があります。ユーザリ ストは、名前ボックスの下向きの矢印をクリックして見るか、あるいは上下矢印キー でリスト全体をスクロールすることができます。ユーザ名は追加(Add)・削除(Delete) をできますが、一度特定するとユーザ名を変更できません。

オプション | 成績表 | ユーザ | 追加 (Options | Statistics | User | Add) 名前をユーザリストに追加します。ドロップダウンリストが表示されない間に、名前を 入力する必要があります。

オプション | 成績表 | ユーザ | 削除 (Options | Statistics | User | Delete) 現在のユーザ名を削除します。ユーザ名を削除するには、まずそのユーザの全ての 統計値を削除する必要があります。

オプション | 設定 (Options | Settings)

下図のようなダイアログボックスが開き、下記のオプション設定を可能にします。

オプション | 設定 | コントロール | ポップアップメッセージを使用 (Options | Settings | Control | Enable Popup Messages)

『違法な移動』のダイアログを稼働/非稼働にします。この設定はレジストリに保存されます。これを使用すると、 解法ファイルをデバッグするときに役立ちます。最初の違法な移動が行われると再生は停止します。試行された移 動はダイアログに表示されます。移動を試みたカードはステータスウインドウに示されます。

(9)

(Options | Settings | Control | Generate Automatic Log File) ファイルへの移動の記載を稼働/非稼動にします。このファイルには常に<game number>log.txt という名前が 付けられます。記載を稼働にしておくと、ゲームを始めるときに既存のファイルを探します。ファイルがない場合、 試行番号は 1 に設定されます。ファイルがある場合、ファイルは「:」の文字を末尾から調べ、そして最後の試行番 号がファイルから読み取られます。このログファイルは常時FreeCell Pro があるディレクトリにあります。 オプション | 設定 | コントロール | 一括移動を元に戻す (Options | Settings | Control | Undo Whole Move At Once)

選択されたカードを残さないという「元に戻す」のタイプを稼働/非稼動にします。言い換えると、全ての移動は、1 つのバックスペースキース(Back space)を押せば元に戻ります。これはやり直し(Redo)にも作用します。

オプション | 設定 | コントロール | ProAids を使用して移動可能なカードを表示 (Options | Settings | Control | Use ProAids to Show Possible Moves)

プロプレイ(Pro Playing)の補助を稼働/非稼動にします。プロプレイ補助は、プレイ速度を上げるための FreeCell Pro の付加機能です。1 枚のカードが選ばれると、青い矢印が移動を行える各列の上部またはホーム位 置に現れます。また、各列の底部にある移動可能な順列は、列の右側の青い線によってマーキングされます。ハ ッシュマーク(短い横線)は、空のフリーセルと列の数およびスーパームーブが使用可能になっているかどうか次 第で、列のどれだけ多くが移動可能であるかを示します。空列がない場合は2 本のハッシュマークが現れます。少 なくとも1 つの空列があると、二重のハッシュマークは、列にある何枚が他の空がない列へ移動できるかを示し、1 本のハッシュマークは、何枚が空列へ移動できるかを示します。この位置が同一である場合は3 本のハッシュマー クが現れます。 プロプレイとハッシュマークの例 オプション | 設定 | コントロール | 同時に最多のカードを移動させるスーパームーブを使用可にする (Options | Settings | Control | Allow SuperMove to Move the Most Cards At Once)

非可視型ですがもう一つのプレイ補助を稼働/非稼動にします。これは、FreeCell Pro が列を移動する場合に空 列を利用するようにします。この動作が行われる場合、標準的なマイクロソフトのフリーセルと互換性を持つよう に、複数の移動がその解法で見られます。注:バージョン4.0 と 5.0 はバグを持っており、これらでのこの機能は状 況によっては適切に動作しませんでした。これはバージョン6.0 で修正されています。

オプション | 設定 | コントロール | カードアニメーション (Options | Settings | Card Animation)

4 つのラジオボタンのうちの 1 つにチェックを入れると、アニメーションのレベルを選択できるようになります。アニメ ーションは移動中にカードを表示することです。「全移動のアニメーション」、「解法のローディングをアニメ化しない

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(「元に戻す」をアニメーション)、「派手な移動(フローリッシュ)のみのアニメ表示」、および「移動をアニメーションし ない」など4 つの選択枝があります。「フローリッシュのみ」のオプションは、カードをホームに最終的に自動積み上 げする移送中のカードを表示できるようにします。言い換えると、このオプションを選択すると、移送中にプレーヤ ーが見える唯一のカードは、ゲーム終了後にホームに置かれているカードになります。解決策をロードした場合に そのプレイを見なければなりませんが、フローリッシュを見ることはできません。

オプション | 設定 | 元に戻す (Options | Settings | Undo)

3 つのラジオボタンのうちの 1 つにチェックを入れることによって「元に戻す」レベルを選べるようになります。1 回だ け元に戻す(制限)ように Undo を設定することができます。これは、最初の Undo 以降の無制限の Undo におい て、試行番号が大きくなるのを防ぎます。完全にUndo を使用禁止にすることもできます。

オプション | 設定 | ランダムゲームの範囲 (Options | Settings | Random Game Range)

勝負番号を最高32,000、100 万、または 80 億+から選択する新規のゲームの範囲を選ぶことができます。

オプション | 設定 | フリーセル数 (Options | Settings | Number of Freecells)

0 から 9 (Version 6.5)までのフリーセル数をラジオボタンで選択できるようにします。プログラムの開始時のデフ ォルトは 4 ですが、選択された値はレジストリに保存されます。追加のフリーセルは、標準の表記法で e、f、g、h、 およびi と指定されます。

オプション | 設定 | ダブルクリック (Options | Settings | Double-click)

カードをダブルクリックした場合にどのように処理するかを選ぶことができます。FCPro26 を初めて立ち上げた場 合のデフォルト(初期状態)では何の動きもしません(No Action)が、プログラムを 1 枚のカードをホームセルに送る (許可されていれば)か、空きのフリーセル(マイクロソフトのフリーセルのように)に送るかの設定をすることができ ます。プレーヤーが選んだ動作選択はレジストリに保存され、FCPro を走らせるときはいつでも有効になります。

オプション | 設定) | ゲーム (Options | Settings | Game)

このオプションにチェックを入れることによって、すべてのホームセルへの自動移動を禁止することができます。こ れによって「スパイダー」モードでフリーセルが遊べるようになりますが、目的はカードを 4 つの交互の色でキング からエースまで配列することです。このオプションを選択した場合にはソルバーは動作しません。

オプション | 設定 | カード発見ツールバーの表示 (Options | Settings | Show CardFind Toolbar) ツールバーの表示を稼働/非稼働にします。このツールバーは、選んだ値のすべてのカードを発見できるようにし ます。たとえば2の位置をクリックすると、マウスのカーソルがその番号上にある間は、盤面にあるすべての2 番の カードが反転表示されます。

オプション | 設定 | 状態表示 (Options | Settings | Show Status)

ステータスバーの表示を稼働/非稼働にします。ステータスバーは、プレーヤーがフリーセルの前の1手で何をし たかを教えます。このバーは、移動するカードを選ぶと「Selected...」と表示し、カードの移動を無効にすると 「Deselected!」と表示し、カード/列を移動(クラブの 3 をダイヤの 4 の上へ)すると「3C->4D: Okay Move」と表示 し、違法な移動(スペードのジャックをハートの10 の上へ)をしようとすると「JS->10H: No Good」と表示します。フ リーセルからまたはフリーセルへの移動は「FC」と表示され、ホームセルへの移動は「HC」と表示されます。

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オプション | ソルブ (Options | Solve)

(註:ヘルプ内に説明がありませんが、FreeCell Pro のバージョン 6.5 では従来のソルバーに2つの新しいソルバ ーが追加されています。これらの動作を筆者が試しましたが、使用方法を完全に理解できませんでした。単独で動 作するソルバーのプログラム(Faslo FreeCell Autoplayer、autoplayer.exe)がネット上にあり、簡単に評価した 結果、遙かに使いやすくベターな解法アドバイスしてくれるようです。したがって、ここではオリジナルの記述を大幅 に変更・削除させて頂きました。)

現在位置、結果のみ、F7 キー(Current Position, result only, F7) ゲーム番号範囲(Game Number Range)

solvlist.txt ファイルから(From File solvlist.txt) 現在位置、完全解(Current Position, full solution) 最大A 時間[秒](Max. A Time [sec.])

最大A 手札(Max. A Hands) モード(Mode)

最大B 時間[秒](Max. B Time [sec.]) 最大B スペース(Max. B Space)

Solrange.txt ファイルのフォーマット(Solrange.txt File Format) 全ゲーム、選択、ダイアログ(All Games, Selective, Diag.)

たとえば、あるゲーム番号を選び、このソルバーのダイアログボックスで、Current Position, full solution のラジ オマークにチェックを入れ、Max. A Time、Max. A Hands、Max. B Time、Max. B Space それぞれを1に設定 し、Mode を W に設定します。Solrange.txt File Format にあるラジオボタンはデフォルトの Selective のままに しておきます。そして OK ボタンをクリックしてみてください。すると、カードの移動が自動的に始まって、解法が見 つかると「あなたの勝ち」のメッセージが表示されます。OK をクリックして、FreeCell Pro のディレクトリの下にある FCSolve.txt を開くと、解法の解析結果が標準のフォーマットで記録されているのが分かります。他のゲームを実 行したり他のソルバーを使用したりするとこのファイルは上書きされます。

オプション | ソルブ2 (Options | Solve2)

(Freecell solver by Shlomi Fish)

現在位置、結果のみ、F8 キー(Current Position, result only, F8) ゲーム番号範囲(Game Number Range)

solvlist.txt ファイルから(From File solvlist.txt) 現在位置、完全解(Current Position, full solution) 最大A 時間[秒](Max. Time [sec.])

最大相互作用(Max. Interactions) モード(Mode)

Solrange.txt ファイルのフォーマット(Solrange.txt File Format) 全ゲーム、選択、ダイアログ(All Games, Selective, Diag.)

あるゲーム番号を選び、このソルバー2のダイアログボックスで、Current Position, full solution のラジオマーク にチェックを 入れ、Max. Time、Max. Interactions それぞれを1に設定し、Mode を 3 に設定します。 Solrange.txt File Format にあるラジオボタンはデフォルトの Selective のままにしておきます。そして OK ボタン をクリックしてみてください。すると、カードの移動が自動的に始まって、解法が見つかると「あなたの勝ち」のメッセ

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ージが表示されます。OK をクリックして、FreeCell Pro のディレクトリの下にある FCSolve.txt を開くと、解法の解 析結果が標準のフォーマットで記録されているのが分かります。他のゲームを実行したり他のソルバーを使用した りするとこのファイルは上書きされます。

オプション | ソルブ3 (Options | Solve3)

(Pat solve)

現在位置、結果のみ、F9 キー(Current Position, result only, F9) ゲーム番号範囲(Game Number Range)

solvlist.txt ファイルから(From File solvlist.txt) 現在位置、完全解(Current Position, full solution) 最大時間[秒](Max. Time [sec.])

最大相互作用(Max. Interactions) モード(Mode)

Solrange.txt ファイルのフォーマッ(Solrange.txt File Format) 全ゲーム、選択、ダイアログ(All Games, Selective, Diag.) ソルバー3 では Mode のデフォルトは「S」になりますが、正しく動作させることができませんでした。

[ウインドウメニュー(Window Menu)]

ウインドウ | カードサイズ (Window | Card Size)

カードをより大きくするかより小さくするかのサイズを変更できる左図のような ダイアログが開きます。入力値はレジストリに保存され、以降 FreeCell Pro が走る度に呼び出されます。システムのデフォルトのカードサイズを回復する には、ダイアログのRESET ボタンをクリックしてください。プレーヤーはカード の移動を順番に記録/保存されるのを見る必要がないのを思い出してくださ い。カードが非常に小さいと埋設されたカードのマークを見るのが難しくなりま すが、これらのカード全体を表示するには、そのカードの上でマウスの右ボタ ンを押してしてください。小型スクリーンの上では、標準サイズで全体の解法 を見るのは難しく、そのためにカードサイズを入力する 2 つのモードがありま す。一旦、解法を全く見えないように「ノーマル(Normal)」のカードサイズを入 力し、すべての解法を見えるように「縮小(Reduced)」のカードサイズを入力 し、ウインドウ(Window) | 縮小(Reduced)または F6 キーで両モード間を切り替えできます。変更を反映するため に、FreeCell Pro を再起動する必要がたまに発生します。盤面の右端を右方向にドラッグして広げると、ゲーム番 号、試行回数、カードの移動記録などを見えるようにできます。 ウインドウ | 縮小 (Window | Reduced, F6)

F6 キーを押すかこのオプションで Window | Card Size にあるカードサイズ縮小の設定を稼働/非稼働にできま す。

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左図のように、プレイする盤面の色およびフリーセルを列から分離 しているバーの色の赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の量を調整す るのに使用できるダイアログが開きます。マイクロソフトのフリーセ ルを真似るには、0、125、0 です。これらの設定はレジストリに保 存されます。FreeCell バーを HomeCell バーと同じにするには、 0、225、0 を使用してください。すべての窓に入力できる数値は 255 以下です。 [ヘルプメニュー(Help Menu)] ヘルプ | ヘルプ (Help | Help) このヘルプファイルを開きます。 ヘルプ | バージョン情報 (Help | About) バージョン番号と著作権者名を表示します。 [ソルバーの高度な機能] (註:この項のオリジナルの説明は、バージョン 6.4 にも 6.5 にも対応していませんので削除しました。) [ソルバーの制限事項(Solver Limitations)] (註:この項もバージョン 6.4 にも 6.5 にも対応していませんので削除しました。) [既知のバグ(Known Bugs)] (2) あるシステム上で(Windows 2000?)プログラムが初めて走る場合、狭い長方形がスクリーンの左側に対し てつまってしまうカードが出現するかもしれません(これはレジストリ問題かもしれません?)。カードサイズを 96− 71 に設定すると、この問題を永久に解決できます。 製作・編集: あれちゃん、(有)テクノアートの援助を得ました。

参照

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