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投資と利子-香川大学学術情報リポジトリ

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(1)

︵未 完︶

第 叫 節 投資の問題蛙

投資の問題はケインズの﹁ニ堅埋諭﹂を掠って論議孟彗警と周知の通・芸ある。それは;に︰践、投資 品番の均等中間題とLて多くの人言よづ最上げ克、花。就中、高田望、ラナー、オりり毒の論究は影 車力の強いものである。二つには一校資戎数の開放として、例へぼ、ハアバラアーブレしシアニ;芸ニ、スト ォン、芸アトソン等の人這よつて葦上げらーれた。しかも其の乗数思考は雷投資に紺するにとどまらず、例 〆 投琴と利子 ︼ 第 ↓ 節 第 〓 節 琴±ニ節

投 資 と 利 子

日 没 蕾 の 間送性 若−† の∵ 愴 投函∵利子叩危険︵カレツキーの場合︶

松∵ 披 巽 東

(2)

笥二十仙巷 第二批

へぼハロッドの貿易理論への携張の如き、適用範囲むか奉り焼くして釆てゐる。もとより乗数思考が単にケイン ズに於いて始まつ牢のではなく、カーンの慮僻乗数に於いて明確な形一を輿へられたことは腰七指摘されるとこ ちであるが、ケインズ﹁叫般理論﹂の投資乗数が新たなる則戟む提供したことは、是を看過し難いであらう。と ころで、この祓な投賓の問題は、ケインズ埋論の叫つの特徴と云はれる親機的へa竃egate︶把墟に於いて魔埋 されて釆たことを、それの性格としてゐる。併し、玄に裸上げる投資の問題は、むしろ、極めて部分的な把捉に 待つものである。即ち一騎者竺足軽済祀愈全般に慮るところの、言はば、宜祀的嘩撃とするならば、後者は、 叫企発着の、碩硯的問題と言はるべきである。この威に限定された意味の投資の場合、投資螢決定と利子との組 係が如何にある・かを問題の蚤瓢として吟味したい。 ところで、通常の見解に従へ.ぼ、投資は資本の限界生産力乃至限界数傘と利子との関係に於いて決定される。 両し七、投資は経済憺系に於ける被決定者で挙り、反之、資漆の限界致率及び利子率はそれの決定者として働 †り く。しかも、これらの決定者ほ、その倦む相軍小ら引出されな小意味軋於いて猫立だと見られてゐ倉︵。例へぼ ケインズに於いては、利子は流動性避凝と貨幣の存在数盈とに依って輿へられ、匂れを資本の限界効率に依存せ しめ・㌢とする見解からは平離Lてゐる。而して資承の限界数率は将来期待の現在的影響七莞され、利子 ︶ 2 3二‥ . ざ f、 に の iゴt訂丁訂。Hy。呵Ec。n。邑c句−uc−邑i声CF座︶ を跡づげ吟晩計試みるヱとによつて、﹁投資と利子﹂の問 題解明の叫つの準備としたいのである。 註血 J宗eyn声丁訂G喜era−TheOryOfEmp−Oyme計Interestand芽莞yn﹃勺巾ヒ品1−00A. そ れ と し  ̄こ 輿 一つの悠件とし七考慮しようとするカレツキーの見解がある。そ抄投資決定論︵M.内alecki︶EssaYS へられる︵。個別的企漂着の投贅沢定の場合、更に、賂来期得の叫要因として危険要素

(3)

わ∴軒d.P勺り一会Ⅰ芸か. ′.ヽ

ヽノ、

ぴ、−′インズの場合にも、投貞穏た影響するところの危険の鶉﹁欝由盲して、企業者乃至借手の危険が考慮されてゐるが カレツキーの場合と必ずしも同じではない。︵内β邑s︸。p.Cit.PP∴念Ⅰ−余.︶

第三節 投資。利子。危険︵カレツキーの場合︶

ヵレ、ッキーと共把、山人の企業意が、成る叫建期間、従事する投資の大きさは、如何にして決定されるかを問題

の焦鮎之サる。例へ、ぼ、雷該企業者が∵足の生産物む生産するエ場を遊て1常該生踵物を典籍しようとする場・片 その親桟は如珂にLて決定されるかを問題とする。その場合、常該生産物の腰格、努質の水準、原料の偵格、蓮

地物建設の費局、利子率等々む含むところ仇、典へられた摘場條僻に企業者は寧掌るで

これらの緒偵格や諸費用の可能な野諾欒化に威いてはーむしろ、漠琴とした観念しか持ってゐない。而して、

基等の智識な・り観念なりが、校数さるペき資本の紙盤︵それをkで表はし、貨幣の項目で計られるものとする︶ ヽノ 4 及び適用さるべき年産方訟の選捲の基礎とき篭如ち、投資計富の條件になる︵。

今憤りに、資本の﹁定螢と這の生産方法とが輿へられるとする。企業者は、それらを用ひて計芸恕立ゼ、計

董せるエ場の耐用年限の閻正、蕗の僻乗報酬・︵fut莞r巾冒n︶軍票・⋮守.を見疎る。それら幣紙蛍 上︵reく溜eS︶と姦費用ノぺきc・訝c。StS︶と′沖差警Lて威掌る。此の扇の報酬む割引しでー投下慧

螢k姦るが如基を缶で示し、之姦想利潤率び︵虻遥象諸星⋮首き︶と呼ぶこと写る。それと

共に、漆恕利潤を等現像せ.ぼ、それは、kと6の積を表示する。︵肖=k甲︶ 扱、次に、企業者は輿へられた投資盛kに封して、預想利潤率を極大ならしむるやうな生産方法む選持すると 控=資と利子

(4)

四 鰐〓十仙名第〓牧 憧走する。さうする.と、kの如何なる憤他に勤しても、確走的なる極大感福利潤.伽が呼臆する。生踵方法が刷沈 嚢盈kのすべての債値に対して接ばれてゐ畠とすれぼ、企業者は、最も好まLいkの大きさ、即ち、投資の大

き草を準鱒し琵琶筈氾靂琴躍、・相場利芸β蒜誉れる資湾魚雷ねぼ警ぬ歳時に、危渦

の割引若し寄れぼ篭ぬ。この露割引警告よつて撃写沌。さうすると、企著の慧利得

︵昌tr竜毒neu誌p岩SpeCti完gain︶ gの大童さは次の如くで・ある。 g=計⊥も十㌔︶k√ かくて、企巣窟が極大の利得敏雄得するkの大きさは、次の方程式を満足するところのk螢でなけれぼ寧bぬ。

韓=も+へ

︶ 7 而して†かかるkの大きさが、投資の最も好蓋しや放である︵。 の、慧利潤率である。此の軸・を、限豊懇親潤率︵m温邑匂r。Sp亀iノ⋮a訂。首。茸或は、簡潔 \−ノ のため、限界利潤率へma温na=a巾eOぶTO雪と呼ぶこむにする讐︵是は、その構想に於いて、ケイrズの 安泰の限界故率穿ynes︶ma温邑島iciency乳cap甘1.及びフィシヤーの費用超過収益率叫・﹃is訂呵︶邑命 ○ご付冒n\○完H C邑忙通するものである。︶投資の大き苧針粗衣を以一つて示ぜぼ√疫資の大きさkは、限界利潤

率が、利芸ぞ危像率〆と骨髄し違に於いて、誉れる絆︵第東風︶

次の甲山鱒かなる如く、投烹さるべき慮も好蓋しい盈転が有限であるの政、kが或る⊥衷畳を超える時、限界

利潤率が下落する場合こ鳴る。ところで、此の眼界刊潤率の下落は、通常の見解む以ってすれぼ、事貨、生起す

は、kも■k+d甘も、共に、汲邁生紹方法で投禿される場今投資螢k把封する、小さき資本増分赦 り射きご﹀ゝ二..⊥﹂︶ d頴m こー▲㌻㌻は㌻n.=‖J汀封ヨニミ一\..≡巨﹂.′一⋮−﹀﹀↑ト﹀⋮㌻﹀b⋮﹀㌘ノ 乾£,有望

(5)

l ころの管理の困難に税率だ持つ、と通常覇へられてゐるが一 之亦、例へば十のエ場が、T∧の代りに、十人の猫立管理者を以て出致すれば、管理の因井注解ぬすると冨ふ。 ただ、現存諾企業の空均的大きさに造か畔上位するが如き産業的玄人む構菰する場合にのみ、此の管理の囚雑は 準用し得る。従つて、通常の規模に於ける企業の場今この管理の困難の故の大規櫻不敗折の理山は、根城が開 い主旨ふ。琴一の、不完全競争に就いては、不完撃と晋ふことが薄弱であ針、莫大凍猪企滋が計貴されるであら ヽ−′〟 l ぅし1奉賛に於いて、這の床菜には、同時に、大小の詔企業が開始されるn∵かくて、カレ 限界利潤率曲線が、或る鮎を過ぎると右下り 程〓資と利子 五 第 −−・ 問 〆一〆−−一 、≠ .__K

転 見て姦礎叩む持つてゐないと貫ふ。犬との機械は一つの段通の

るものであり、且つ、︵こ大規模不経済盲rge scale dis・

ec昌。邑es︶︵二︶不完全簡単ハimp監ec−cO握邑iOn′の二

っの理狛によつて生起すると、信ぜられてゐる。此の限兇利

潤率曲線が、或る鮎を過ぎると右下りに下降する傾向を侍つ

皇再ふ通常の見解檻勤して、カレツキ1は次の如く、修正を

試みる。即ち、第﹁の、大規模不粁商の押由は、エ襲塾的に

大きさを持つて柊ゐるが、其の最適Q型の、数多の疇械を働か せて柿はぬで、はないか。従つて、エ寮費的に見て、.大規模不 ヽ︼ノ 経研と冨ふのは非現茸的であり、成立しかいと冨ふ川。同時 に、大規模不粁困の理由は、大規模企業に於いて生起すると

(6)

第二十叫怨 第二既 発の大きさを制約する他の要素を考慮しなけれぼならぬことになる。 .

右の考察に於いては、虚率は投若漂翌で驚こと巌足してゐる。即ち、〆按針葦行なる革礫

を以つて示されてゐること第咄掛の示す如くである。此の慣琴ぼ、通常用ひられるところであるが、カレツキーの 主張の如く、限暴利潤琴曲扱が、撃菜下りの傾向を持たぬとすれば、投資魚は灘限と見倣さなければならぬ。 投賓象限定の現驚的な解決む得るためには、此の仮定計数来Lなければならぬ。カレツキーの投資畳決定に於け る着眼の盈鮎はへ この鮎にある。 鼓忙、投資される資本温の増加す牒と共に、′限界危険︵margi邑計k︶は増大すると冨ふ恨定を毅入する。 認数的に見て、平均利潤率︵a完藁e邑¢0叫竹rO詳∵が甘落して利子率ぬ及ぼぬ場合町なれば、援資が大なれ \−ノ ば大なるはど、企巣窟の自己資本から生する企柴者所得︵en−握ぎ票rごncOme︶は愈と多く縮少する空港 をカレツキーは、次の如き兵髄的な場合を設けて説明してゐる。即ち、﹁利子率は∽竹e:g﹀ 企発着の自己 資本は呈万ポンド、獲得された信用もー層万ポンド、とせよ。若し、平均報酬率 ︵a責a駕邑の○ニet亡且 が“℃e:昌t−とすると、企業者の地所待は、彼が何も借入れてゐないと仮定した場合の≡ガボンドに比べて、 完ポンドと冨ふことになる。然る忙、︵自巳安永百万ポンド投下の・上?・∵筆者挿入し琶ガボンドの信用を 以つてする繁昌は彼竺ガポシドの純損失︵邑−OSS︶藍驚ことになり、十分に長斯竺且り、それを損げる ヽ,ノ なら、其の損失は彼を破算に追込むであらう揮。﹂ 此の危険増大の原則︵p旨ci甘。〓ncreasin恥骨k︶は、′カレツキーが彼の﹁景気贋動の慧巴Ath竃﹃ ○ご訂芽slnessCyc訂・R乱茎○−Ec昌OmicS邑iβぎー.P芦ドに於いて既に用ひ、プライエ声 ]詳記iナ占inB釘旨冠g2uけJ存否2iのd訝G監・さd・河apilaぎa旨乳∴ N卦sc買許f軒家IiOnalOekOnOmiヂ 六

(7)

かぐて、投資驚は、限界利潤率が、賢危瞼傘〆と利墓♪との合計品等しい去ふ條件誓つて、 輿へちれるが、も十q曲線は、危傲増大の原則を導入すること賢つて、爵忘の如き水準曲放ではなく、計 上りの上向傾斜曲紘にな告河して、軋の曲線と限界利潤率曲線との交瓢は、大規模不経済及び不完全競争の存 、﹁ノ 5 しない場合の投資畢を決定する0。︵第二園参照︶ K 授章阜利子 評nd

marginalrate ofpIOfit

. 彼の所得を損ずる危険は大である。私的資本︵pri邑のCap† 謂自己資本bWnCapi邑.と蓄横︶が小さけれぼルい軋ど、 k蚤忙投資してゐる企発着の私的資本pri貴命Capital︵所

邑︶が小さいほどーゝ十へ曲線ほ、より高く昇り、投資 蚤転は、より小さくなるであらう。かくて、∵定の産米に甘 敬する緒企栄は、夫との私的資本︵p賢a打つapi邑︶が相等 しくないから、投資の大きさ、即ち、企菜の規模は、相等し \ ヽノ ′0 いものではないn。 第叫固の、場合、限界利潤率の天美の鮎危相違せる生産方韓 が呼癒するけわども、攣一期の場合は、不攣の報酬︵c昌S。 ヒ

(8)

第二十膚巷 第〓耽 、 入 音芝昆曇宏︶と不完全翫寧の除去と藍肌接してゐる。不攣の報酬と完全競寧のあるところ、カレツキ一に依れぼ 生産技術踵、投資される堂につ勅て攣化するこ・とはなぴ。梯大利潤率︵員数ヨ∈ゴ邑e。叫℃註i︷︶ 拭企琴の硯 \ ノ 桟がどうあらうとー同﹁の生産方法の適用によつて獲得される描。此の転な條件の下で、利子率が狸勤する場合 投東灘への影響が如何なるものかを吟味する。恨・り忙、利子率が引下げられたならば、どう・放るかを考察すると

ふよ昔牒言蒜行して、それと覧針琴嬰の交封は方正移管㈹Q︵讐繋︶

′ 、 欒の報酬の場合転澱㌫ても、 。.

′−−● の ‘ ば︸

衝の十分なる條僻むなす。即ち、限界生鐘カと不欒の報酬との

ところが、此の触諭は、資本及び弊働の限界坐床カ の古典班論とほ矛盾す冤やうに思はれる・。即ち、それ 於い′ては、生産物教最は、常該生産に使用される蜜 に 質資本及び労働の数蚤の、限定函数であると言ふ、葦 純化された蕉産のモデルが梢謂さー一かる。 勢なる仮借は、各馨素の限界生産力と生産物憺格から 分輿挙れる各要素慣壷との均等に祥する。しかし、不 即ち不攣の報酬が行督亘り。而して、不完全競争 の影響を帥き去る狼.りに於㌦ては、利子率の褒動︰ば、 企菜︰甘によつて柁ばれる錬磨方法に拭影響しないけれ ども、計鑑される投資の大きさにのみ影樹する。

(9)

均等笹企業者刹怨︵昌tre喝rかne象a−首ヱを排除して均腎協たらすぃ1。

長期均衡む構想する苗胤ハ理論に於いて∵利子率下落の場合﹂如何なる欒劫が生起す﹂タか。生琴方法む於いて叫

徴発東家的方法が探用され、従つて、資本の限界生産力は、より低く翠\努働のそれは、逆に、より拓くなろ。 努働と資本の雇鵬患比率に於いて、後者が、より大になる。Jこの浣な新しい薫別均衡への移行が密現されるじ併 し、此の場合、新Lき長潮均衡が考察の中心になつてをり、企森永わ計諒迂及ぼす溶接の影攣払、畢釘関学とし てゐないのである。報酬不欒の恨兄を設ける場合、利子率下落は如何なる攣動を結琴7−るか。カレウキー・掟依れ

ぼ、危険轍大の政則を考慮佐入れぬとすれぼ、無限の大京の投要が計記される傾向が生起するであらうし、鎮境

\ノ 0

親模無限大の場合には如何をる生産方法も釈限の利潤を興へるが故に、生産力政は不定と冨ふととになる澤。と

ころが生産物の産銅盤が急.に増加した後には、常該盆産物憤格は下落し、此の下落は、眼界生産力方程式を満足 ヽ−ノ l するが如き他の長期均衡の回復を可能恋うしめるぴ。

カレツキーの問題ほ∴反斯均衡ではないところの、輿へられた状態に於ける企来者の計‡に存する。其の場

今計古に於ける投資藍決定が危険檜吠の原則に綻ふと冨ふので一める㍉而して此の決定要因正、古典期論に於い

ては、不欒の報酬・と長期均衡で季芯蓮の上に立つ企薬を考放する場合にも存在しないと見るのである。古典矧

論では、佐和子挙が、ょり資本家的生産方法を使用する原因をなすと鬼るが、之拭、罫に長斯均衡状態に於いて

のみならず、不均衡︵di等号−ib計m︶に於ける企業藩ゐ計昔の場・含にも横浜されてねる。しかし、カレツキ一

によれば、此の撰張は誤謬である。即ち、不発藍別寧を抽き卑り、而して、危険増大の原則む導入する限り、利 針

子率下落は、企業者の計憲に於いて採用される生嘩方法に・は頃牧の影響はないと見る浮。侍、利子率下落は生産

方法には影轡せすして、投資の大脅さの争に影響む持つと冨ふカレツキーの主張は、m単に計某だけに関する秒で 痕譜と知子

(10)

山○ 第〓†−巷 鰐〓牧 あゎ、計宣の軍規から生起する状態には閲しない。この祓に、カレツキーの場合は、竃典理論のそれと相違して ゐる。 ⊥般的に言つて、企共著によつ七行はれる投資は、常該企柴にとつて、始めてのそれではない。従つて、企菜 の拾ふ危険の負捧榛、単に硯期に計還される投資にのみ依存するものでほない。ところが、如上の所論でぼ、− 定の首已琴不︵gi諾nCa号al。fit00。Wn︶を以つて﹂新しく出資する企菜の投資新開題として釆たのである。 言はぼ、企業の投資の特殊0場合む考察して来たのである。そこで、問題を叫摸化すれぼ如何及る蘭論が得られ るかが次に間はるペきである。 カレツキーは、此の問題を次の如く見る。金森の過去及び現在の短資から、常該企業の現在の自己琴本︵OW芦 釘 で語entC鼠tal︶を引き去つたものを雷該企菜の﹁拘束﹂︵c。mmitments︶と呼ぶ鐙。企業の危険負括は、かか る普昧P﹁拘束﹂の結果と考へる。その﹁拘束﹂を更に立ち入つて分析すれぽ、それは、常該企菜の垂木設備と 晋鱒望の投資証文乃至最近の投資証文とを相加へたものヰ釘包含する過去の投啓費細から、常設企業抄出教時鮎に 於ける自己資本︵。きc骨taごと其の後の苔瞭愚と忙よつて構成される私的資本︵pri邑e capi邑︶彗引ま ったものに等しいと貫ふことになる。危険増大曲線︵cur完Of incr窒Si宗旨k︺が開興するのは、右の如き内 容を持つ﹁拘束﹂の聾者一掛る。限界利潤率と利子率との差額を限界純利潤カ︵margi邑=邑宣邑i邑i音︶ 4呼ぶならば、今、行はれる投資計音は、﹁拘克﹂繁限界危険率が限界純利潤力に相等しくなる瓢藍で、押し ヽノ 4 造るが如きものでなければならぬほ。 荘 ㈹胸 声Ka−ec粁㌃Essays首tFeThe。ry〇︻Ec。︸岩mic廿一−uc−uati芦廿⋮芦 り乃釘 ibid.P.欝. ︵′人′\

(11)

第三節 若 干、の 吟 味

以上にぬいて、カレツキーの個別的投資決忌論の、吉日む跡づけたのであるが、その論旨の雷鮎に就いて若干の 吟味を試みる。 第仙に、カレツキーの所謂限界危険率曲線乃至危険増大曲線の性質を採り上げる。此の限界危険が、カレツキ ーの個別的投資盈決定の尚題に於いては最も重琴なる役割を括つてゐる・こと、眈に、是散見た如くであるが、そ れは、企柴の投資のうち、自己琴本及び常該企業の蓄積︵この二つ︰軋、カレツキトの所謂私的資本の内容をなす

投だと利子

一一 (24)(22)(20)(19)(17)(16)(】3)(11)(9) (23)(21) (18) (14)(12)(10.) し15〕 ibid.P.¢叫. ibid.Pり や甲 iケ邑.P抽 選 山b−d.P”10〇. 詳id.増ルーON. ibid.P一−○㌣ ibid.P⋮lOふ. iF︼d.P.−0∽. i訂d.勺.−○ひ.

(12)

叫こ 夢二十一名 第〓娠 こと眈に見た如くである︶に角はぎる部分、即ち、二疋の市場利子率む常に負捺してゐる部分に就いて見積られ るものであつた。即ち、カレツキーは、企柴の﹁拘束﹂に於いて、危舷嬰系の源泉畝謝めようとする。ところで カレツキ﹂の構想の故初の恨定竺・疑の臼己琴鱒む以つて、新たに投資に提琴せんとする企業に開すかもので撃 つた。それ故、筒己資本のみ歓以つて投資に綻ふ限りに於いては﹁拘束﹂はあ・り待−ず、捉つて、危険曲組も問題に ならぬ。即ち、第二間及び第三国に於ける危険曲線が、縦軸から⋮定の間隔歓以て始童るの瞳、.このためであら ぅ。次に、山先の利子む負挺するところの、借入れ資金による投糞が増大すればするはど、限界値除曲紡が愈モ 右上りの傾斜を描くことは、投資盈の増大につれて、常該企東の営む事業の不成功も亦、可能性む増すことを前 提とすると見なければならぬ。同時に又∵投資を急遽資即する必要の惹超する場合、一定商品抄その顧な場合 祓、損失を免れぬであらう。従つて、投資増大は非施敵性の危・娠の増大をも意味する。ヘロc呂○計caJぎー. と同 ヽノ 5 Ⅰ亘 ぎ・−のV葬a訂cki﹀ThのPrincip訂○ニnc蒜aSi#g㌘s粁.P・思ド︶ほ \−ノ 筒、カレツキーは、葱㈹文に於いて、時間のm単位懲りの川裟炭基準禦甘柿想しまうと読みでゐるが、国ssa︶・S in・The↓F会ryO巧EcOnOmicF−宍tLlatiOnSに於ける投資決定論では、それを撤回してゐる。 此の限界危扱の構想の秩抵掟存するところの、企辣料ゐ投資に於ける危険要素は、笛典理論には造を摺め難い とカレツキーは考へるのであるが、例へぼ、カーリンの論文﹁貯蓄及び投資のストックホルム矧諭に開すゑ着菅 の覚書﹂ ︵出e邑OEin︶S。mの誉tes。n l訂Sざc町h。訂Th砦呵︸。fSa亘訂g芸n︵=n表旨宗︷.Ⅰ.り訂E・ ・/ e牒micJ。彗邑︶ノ甘−・㍍L≦Ⅰ・︶に於いては、右畢素に耽を、蛮予の関心が寄せられてはゐるが、未解決の間 顧として、必すしも承認されてはをらす、従つて、それ底柁貿汲定には象興してゐない。仰︹、ノオーリンがカレ ッキーの所謂危険要素む腱望してゐろのは、カレツキーの論文寿命買n.c−でe。h Increas5.泊Risk・に於ける 一

(13)

危険概念成立の臆初形態と見倣されるところの、彼の論文AきeOHy Oごbα㌘sin窪Cyc︸eリR彗i票⋮f .\ノ EcOnO2.CS邑i命斡・ぎー・傘㌧ワ訂・柏・を対象としてゐると解せられる璧 ォーリンに埠紬ぼ、その過程分析︵p喜eSSana官s︶成於いて、壷紹親裁へe監旨p−enOme凰む故ふ場 合に投資計讃が搾り上げられてゐる。即ち、投棄計責はー何よりも児づ、利潤期待曾○慧遥eCtat仰○旦に基

礎づけられる。しかし、利子率む麗過して報酬む生ずるで・めらうと企発音が考へるところの、魔ての投資を計遷

すると限定するのほ鋲謬であると見る。即ち、利潤を見込怠るるすべての可能撲寛が、悉て計査されるのではな

い。企業の現在の現金及び信用資渡が、更に大庵る投寧鼻すほど大ではないと言ふ尊貴が制約者とし七働く。

次隼、利潤ありと考へられる投貿に尉し芸大なる願基易に借入れ得るが如き明大なる企蔑も、共の負債の増

加を嫌ふ傾向がある。カレツキ1は﹂正に、菟に危険増大の原即む導入したのごあるが′、オーリンは、しかし、 企業育の負債の増血が、投煮を利潤なきものにする明謹として、瑠へ縛らるるかどうかは1庸、未解決の問題と \−ノ

見る

第二に、カレツキーの個別的投資決整澗に於ける副手率の取扱を吟味する。普請胡問に放ける利子率の大きさ

は企共にとつ七、典へられたもので哲篭是は、市場利子率に償面し七投桑許諾む樹立する企菜の規準からし■て、

もとより雷戯の想定である。問題は、例へぼ、調子挙が引下げて輿へられた場合、古典理論との封比に於いて、

ヵレツキーの場合が如何にあるか乾布する・。由者にあつては、適應の過程が十分の時間要素を婁求し、∵應資本

家的な生産方痕が採用されるところの新しき均衡へ.移行が驚挽きれる。ところで此の場合、企業の報酬不婁登別 鑓すれぼ、投資規模は無限で−めり、生鐙方法は不定であると一應考へられる。即ちー無限大の投資の場合、平均

欒蕾∵三朝デ

ー畠

(14)

壷二十山雀 夢二統

一四

費用儀小、従つ七生産物凍位借り用潤極大ヾを導く隕如き生嘩方法を選接しなくとも、正の罵位語り利潤さへあ \ノ nフ れば、飽利潤の極大は獲得される持。従つて生産方衰不定と考へて芸文へない。

反■りん、カレツキーの瘍合は、十分の時間要素を琴り入れ、計富秒貨硯の結果をも考慮に入れるところの、長期

均衡のそれではない。ただ、一定の寛解約状態の下に放ける企菜箸の計丑だけを問題にしてゐる。従つて、計寄

匿於ける投資決定嬰因としては、利子率む攣助に應ずる生唾方法の欒化む考慮する代・りに、危険増大の原則む導

入する。ここに、利子率が投資蒐決定に随係する仕方に於いて、古典璧㈹の場合とカレツキ一灯それとの明瞭恵

墓異見る盲で一芝。即ち、カレツナ

第三に、投資の限界利潤率︵カレツキパは前掲論文PrincipleO=nc乳量欝kに於いては、是を・投資の 一 覧故率喜昔l集ciency。−i彗星men−と呼ぶ。計n。mica∵。p・Ci−■p去この逓減姦芸い鮎 を吟舞する。カレツキーの投資決蜜珊では、限界利潤率曲嘩は横軸に平行であると恨走Lてゐる。此紆仮定の根

城は、既に見た如く、大規模不経済の否定及び不完全競争の否定である。ところで、前者に戯けるエ彗塾的純角

量らの否定は、暫く問題の外に蟹くとして、管理機カの有限性を香定することには、侍、多く・の問題を埠してゐ

ると考へられる。カレツキーの言ふ如く、各経東部門に夫モ管理者を従事せしめるとしても、企蒸全般の政商の

管理者は依琴として棲めて少数である筈である。呑吐能力の人的有限性は、カレツキlの所謂産菜的宜人の場合 ならずとも、是を否定し得ない軋のである。後者、即ち▼不完全親密︵C訂計訂ユinはカレツキーの不完全兢寧 ヽノ ∧U 概念に就き輿論を述べてゐる望の否定に就いては、・理論的正接側應忽足し得るとしても、東軍加ら接着干の鹿

(15)

離がーあ鳶従つて、′限界利潤率不輿の前捉佗は、∴かなりの問題が伏在してゐるや若し﹂此の蹄寧を認め得一甲とす れば、カレツキー′の澱糞決定論の相貌は、攣欝象らざるむ得ないであらう。二販的に見てーカレツキlの問題 の鷹嘩は、すべて.諸倣件を極めて単純化した上で行はれ七ゐる。牒とよ・ク、革純化を待た跡ぼ理論的な毘結を 得ることは困難であるけれども、ぞの程度に於いて問題が増されてゐるひ ︶ 監 25 右の論文は、E冨竃山−:heThe。↓y。叫Ec呂。m訂ヨ邑uaど誘>CF舟.の原初形腰ど見るべきであるが、後者に於 ︵ いて、かなり、加除が行は布てゐる。 投資と剰二子 (30)(29)(28) (27) ヽノ ′0 2 ′一\ Ka︼e紆叫﹀T訂P旨cip訂。f∴鼠c詔盲点カ⋮sk−Ee湾mica−吉−.Ⅰくハリ訂.−か.Pル会ヾ 戸Obi小n㍍。me2。t諾。nt訂StOCk宗0−mTh苫巧yO叫SPま虚00andIヨeStm告t﹂.≠eEcOnOmic訂喜nal、ざL ㍍Lくーh.℃.かー. はV Op● Cit◆Pり巴. 封 KaleckJ如ss牒S・P・−声f宣−n喜・

チ;バリソによれば︵E・昏am訂rlin.等。p邑iO邑ty.芋︼S打者andEc喜mi誌Of Sca㌻ The曾言責

JO宅邑。叫Ec。望m岩S・ざr L雲−“句eどua章一澄∞.ぎ・N・︶カレツキーほ共存する大小請企業の、相違性を説明 する叫撃東として﹁不完全奈軍を省みぜること﹂む萬上げてゐるが、その場合、不完全旗竿と猫占的窃撃とを同叫化 する過誤を犯してゐると言ふ。︵C訂ヨ訂㌢○ヤCi−・憎・N声︶ しかし、此のチェンバリン秒批判は、′彼自身の不完全説寧の概念に特徴あることを含みたる上で、妹ほるべきであ ︷ る0 ︵未完︶

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