フロアホッケー スペシャルオリンピックスの公式スポーツルールは、全てのスペシャルオリンピックスフ ロアホッケー競技において適用される。フロアホッケーの運営主体はスペシャルオリンピ ックス国際本部である。 セクションA−公式種目 以下はスペシャルオリンピックスにおける公式種目の一覧である。 これらの種目は、あらゆる競技能力のアスリートに競技する機会を提供することを目的として いる。各国プログラムは提供する種目、および必要に応じて、それら種目の運営方針を決定す ることができる。コーチは、それぞれのアスリートの技術と興味に応じて、適切なトレーニン グの提供と種目を選択することに責任がある。 1. 個人スキルコンテスト 2. チーム競技 3. ユニファイドスポーツ®チーム競技 セクションB−競技施設 1.フロアホッケー競技エリアの公式寸法: a. 競技エリアはフロアホッケー用の正確なマークのサークルのある最大 20m×35m、 最低12m×24m(バスケットボールのコート規格)のコートである。 b.競技エリアは競技中にプレーヤーの妨害となる物が置かれてないこと。 4.3m ∼35m ∼20m
c.競技エリアはラインかバウンダリー(境界)ボードで区切ること。バウンダリー ボードは頑丈な素材で作られて、高さ1.1m∼1.2m であることが望ましい。他に バウンダリーボードとなるものを使用する場合には、負傷を防止するためにも気 泡ゴムや段ボール紙のような柔軟性のある素材に限る。適切な素材がない場合、 マーキングテープを使用することも可能である。 d.ゴール裏でプレーをできるためにエンドラインとゴールの間に 1.2m のスペース がなければならない。 e.ゴールは競技エリアの幅の中心に置く。 f.ゴールは幅 1.8m×高さ 1.2m×奥行き 0.6m である。公式アイスホッケー用ゴール を利用することも可能。ゴールの横と後ろ部分は適切なネットが張られていること。 g.センターラインは競技エリアを均等に 2 分割し、両エンドのゴールとエンドライ ンはセンターラインから同じ距離にある。 h.センターサークルスポット:センターラインと垂直の長さ 10cm のラインか、半 径10cm の円形をセンターラインの中心にマークする。 i.センターフェイスオフゾーン:センターフェイスオフ・サークルの周囲に半径 75 cm の円を、幅 5cm のラインでマークする。 j.フェイスオフゾーン:センターフェイスオフ・サークルの外側に半径 1.5cm の円 を、幅5cm のラインでマークする。 k.ゴールライン:ゴールのポストの間に幅 5cm のラインをマークして、そのライン をゴールクリースの輪郭まで延ばす。 l.ゴールクリース:ゴールクリースはゴールラインの中心から半径 1.8m の半円であ らわすこと。 m.フェイスオフ・サークル:フェイスオフ・サークルは半径 10cm の円形のスポッ トか、長さ10cm のラインで各円に記される。フェイスオフ・サークルは各チー ムの陣営に2 つずつ置いて、ゴールライン中心から角度 45 度の所に置く。フェ イスオフスポットはゴールライン中心の左右から4.3m、そしてセンターライン
に向かって4.3m の所にマークする。フェイスオフ・サークルは半径 75cm で、 センターラインと平行に、フェイスオフの中心を廻るように線を引く。 n.ペナルティボックスエリアにも適応される。 セクションC−用具 1.パックは円形なフェルトで中心に穴が開いているもの寸法は次の通りである: a.直径:20cm b.中心の穴:10cm−皮で強化してもよろしい。 c.厚さ:2.5cm d.重さ:140∼225g 2.ゴールキーパー以外のスティックは木製かファイバーグラス製の棒または dowel で、 次の寸法である。 a.円周:7.5cm∼10cm b.長さ:90∼150cm c.スティックのグリップ側の先(スティックの下部分)は、ゴールキーパー用ステ ィック以外は丸めないといけない。スティックの太さは一様であること。スティ ックの下部をテープ、紐や他の物を付けて太さを大きくする事は禁止されている。 3.ゴールキーパーのスティックは公式アイスホッケーのゴールキーパーのスティックを 利用する。ゴールキーパーのスティックは幅8.9cm 以下で、スティックのヒールの幅 11.4cm 以下であること。ブレードの長さはヒールから 39.3cm 以下までで、そのブレ ードにカーブ(曲がり)は測定しない。他のスティックの部分の寸法は測定する可能 性があり、違反の場合、ペナルティが与えられる。スティックのシャフトの太い部分 が幅8.9cm まで、長さはヒールから 66cm 以下であること。
4. 防具:ゴールキーパーはフェイスマスク付きヘルメットと防護グラブをつけることが 必要である。その他、ゴールキーパーはアイスホッケーのゴールキーパーの防具、ま たはそれに似ている防具(ストリートホッケーやクリケットの防具、野球グローブな ど)を付けることが認められている。ゴールキーパーの脚に付けるパットは幅31cm (12 インチ)以内であること。その他のプレーヤーはゴールやシールド(枠)から 安全にするため、フェイスマスク付きヘルメット、または顔面全体をおおう顔面シー ルドと足・膝プロテクターを付けることが必要である。競技中、競技エリアではラン ニングシューズのような正式な運動靴を着用すること。底が黒い靴は、競技エリアの 床にマークをつけるので勧めない。防護グラブ、エルボー(肘)パット、マウスピー スの着用を勧める。 5. それぞれの試合前に、審判が適切な用具かどうかチェックする。 セクションD−役員 1.2 人の有資格の審判が必要である。服装は同じものを着ること。例えば、黒いズボンと 黒白ストライプの審判用のシャツなど。 2. 2 人のスコアキーパーと 1 人のタイムキーパーが必要である。スコアキーパーはプレ ーヤーのライン組みをモニターしなければならない。 セクションE−競技ルール 1.チーム競技 a.プレーヤーとラインローテーション 1)1 チームには競技エリアに 6 人のプレーヤーがいることである:ゴールキー パー1 名でプレー中、立っている状態にあること、ディフェンス 2 名、フォ ワード3 名(センター1 名、ウイング 2 名) 2)試合中、ゴールキーパーは常に必要である。ただし、試合終了 2 分前から(第 9 ライン)にゴールキーパーの代わりにフォワードプレイヤー1 名加えるこ とができる。この入れ替わりはプレーが中断されたあとか、フェイスオフの 時しかできない。 3)プレーヤー全員は独自のチームカラーとマーキングで、背中に大きさ 15cm ∼20cm のプレーヤーナンバーのついたユニフォームを着る。
4)試合終了まで、1 試合通してプレーすることになっているゴールキーパーを 除くプレーヤーは、他のメンバーがプレーしている合計ライン数よりも2 つ 以上多くプレーすることはできない。ゴールキーパーは試合時間を全部プレ ーするか、または他のゴールキーパーと時間を分けることもできる。もし試 合に2 人のゴールキーパーが任命されたら、試合終了までお互い1ライン内 にプレーしなければならない。 5)ラインのローテーション a)試合開始のとき、1 チームは最低 11 人、最高 16 人のプレーヤーがいる こと。ラインのローテーションは次の通りが望ましい。 11 人制(11 人目はゴールキーパー) ピリオド1 ピリオド2 ピリオド3 ライン1 ライン2 ライン3 ライン1 ライン2 ライン 3 ライン1 ライン2 ライン3 競技者 1.2.3.4.5 6.7.8.9.10 1.2.3.4.5 6.7.8.9.10 1.2.3.4.5 6.7.8.9.10 1.2.3.4.5 6.7.8.9.10 1.2.3.4.5 12 人制(12 人目はゴールキーパー) ピリオド1 ピリオド2 ピリオド3 ライン1 ライン 2 ライン3 ライン1 ライン 2 ライン3 ライン 1 ライン2 ライン3 競技者 1.2.3.4.5 6.7.8.9.10 11.1.2.3.4 5.6.7.8.9 10.11.1.2.3 4.5.6.7.8 9.10.11.1.2 3.4.5.6.7 8.9.10.11.1 13 人制(13 人目はゴールキーパー) ピリオド1 ピリオド2 ピリオド3 ライン1 ライン2 ライン3 ライン1 ライン2 ライン3 ライン1 ライン2 ライン3 競技者 1.2.3.4.5 6.7.8.9.10 11.12.1.2.3 4.5.6.7.8 9.10.11.12.1 2.3.4.5.6 7.8.9.1011 12.1.2.3.4 5.6.7.8.9 14 人制(14 人目はゴールキーパー) ピリオド1 ピリオド2 ピリオド3 ライン1 ライン2 ライン3 ライン1 ライン2 ライン3 ライン1 ライン2 ライン3 競技者 1.2.3.4.5 6.7.8.9.10 11.12.13.1.2 3.4.5.6.7 8.9.10.11.12 13.1.2.3.4 5.6.7.8.9 10.11.12.1 2.3.4.5.6 15 人制(15 人目はゴールキーパー ピリオド1 ピリオド2 ピリオド3 ライン1 ライン 2 ライン3 ライン1 ライン2 ライン3 ライン1 ライン2 ライン3 競技者 1.2.3.4.5 6.7.8.9.10 11.12.13.14.1 2.3.4.5.6 7.8.9.10.11 12.13.14.1.2 3.4.5.6.7 8.9.10.11.12 13.14.1.2.3 注意:もし、ゴールキーパーが2 名いる場合、最低 1 ゲームごとにローテーションされな ければならない。1 ゲーム内に同じプレー時間でローテーションができる。ラインの入れ 替わりの時に交代する場合、時間を無駄にしないように、両ゴールキーパーが防具をつけ ることが必要である。
b)各チームは公式のスコアシートを試合 10 分前にスコアキーパーに提出す る。スコアシートには、チーム名、監督名ラインのローテーションを表す 全プレーヤー名と背番号を記入する。スコアシートのコピーは1枚をスコ アキーパーへ、1 枚は対戦するチームのコーチへ、1 枚は自分のチームの コーチに渡す。もし、時間内にスコアシートを提出しない場合、1分間の ベンチペナルティとされる可能性がある。 c)プレーヤーの怪我、試合退場などによって、試合のチームローテーショ ンに影響がある場合審判がプレーを中断して、タイムキーパーは試合時 間を止める。そこで、チームのコーチはゴールキーパーを除く残りのプ レーヤーが、お互い1ライン内にプレーできるように登録簿を調整する。 ライン内の交代は3 つ以上同時にペナルティが起きた場合のみ許可する。 交代の際も試合時間を止める。 d)プレーヤーがペナルティ時間を取っているときにラインチェンジがあっ た場合、次のラインのプレーヤーの1 人が代わりに、残りのペナルティ 時間を引き受ける。もし、ペナルティを取ったプレーヤーが、時間後に ラインチェンジによってプレーに復活できない場合、コーチが次のライ ンのどのプレーヤーが残りのペナルティを引き受けるか決める。 e)チームのベンチにはその試合に出場できるプレーヤーしか(最高 16 名ま で)座ることができない。試合に出場しないプレーヤーは、スコアー表の 下に補欠プレーヤーとして名前を列挙しておく。もしチームに補欠プレー ヤーがいる場合、最低それぞれの試合で交代しなければならない。 f)国際競技など高レベルの競技に参加する資格として、チームは 11 人制度 の国際ルールに従うよう、次の下のレベル(地区、地方など)で最低11 人の競技に参加していなければならない。 b.ディビジョニング 1)チームは、個人スキルコンテストのチームスコアとレベル分け予選ラウンドに よって分けられる。 2)チームのコーチは競技前にチーム登録簿の各個人スキルコンテストの結果を提 出すること。チームスコアは、プレーヤー全員の個人スキルコンテストのスコ アを足してプレーヤーの人数で割る。
3) 最初に、チームの個人スキルコンテストの平均スコアによってチームを分ける。 その後、レベル分け予選ラウンドを行い、クラス分けを完成する。 4)レベル分け予選ラウンドでは、各チームがすくなくとも 6 分以上の試合を1試 合以上する。その試合では、個人スキルコンテストのチームの平均スコアに含 まれているプレーヤー全員をプレーさせなければならない。 c.競技時間 1)試合は 3 ピリオドで、1 ピリオド 9 分で行う。ピリオド間には 1 分間の休憩があ る。第3 ピリオド(第 9 ライン)の前に両チームのコーチが放棄しなければ、 第3 ピリオドの 9 ラインの 3 分間はストップタイムになる場合がある。タイム アウトは、1 チーム 1 分を、1 試合につき 1 回与えられる。タイムアウトを取る ときは、コーチが審判に向けて手をT字型に組む。タイムアウトはプレー中断し ている時のみ認められる。 2)チームのライン交代は 1 ピリオドに 3 回行われる。交代はタイムキーパーが笛・ タオルホイッスルで示す。プレーは、プレーが中断された地点から最も近いフェ イスオフサークルから再開する。 3)各ピリオドのプレーはセンターフェイスオフ・サークルから始める。(ライン1, 4,7 と延長) 4)各チームは各ピリオドの終了後、エンドを交換できる。もし、チームがエンド 交換を望むなら、ヘッドコーチはプレー開始前までに審判に伝えておかねばなら ない。もし両チームが望まなかったら、試合中通してチームは試合を始めた側に とどまる。 5)試合時間はランニングタイム(プレー中断でも試合時間は止まらない)で行わ れる。しかし、ゴールした場合かペナルティがあった場合、試合時間は中断する。 プレーの再開は、フェイスオフで審判が笛を吹いてから始める。その他、試合時 間はタイムアウト、ライン交換、審判の判断によって止める。 d.フェイス−オフ 1)フェイス−オフは次の時に行う: a)試合開始、ピリオド開始はセンターフロアーフェイスオフ・サークルから 行う。
b)試合中、ゴール以外のプレー中断の場合、一番近いフェイス−オフサーク ルから行う。 c)ゴールの後はセンターフェイスオフ・サークルから行う。 d)マイナー、メジャーペナルティの後は、反則を起こしたチームのディフェ ンスエリアで行う。 e)スティックが折れたり、ひびが入ったり危険な状態が発生したり、審判の 判断によってプレーを中断した場合、中断したときのパックの位置から一 番近いフェイスオフ・サークルから、プレーを再開する。 2)フェイス−オフの場合、プレーヤーは完全にスティックと身体をフェイス−オ フラインから自分のチーム側に置かなければならない。プレーヤー2 人(各チー ム1 人ずつ)がフェイス−オフに参加する。両プレーヤーのスティックのエン ドはフェイスオフ・サークル内同じエリアに置くことができるが、スティック はフェイスオフ・サークルの自分のチーム側に置かなければならない。フェイ スオフ中、プレーヤーはパックを動かさなければならない。彼らはフェイス− オフ中、相手プレーヤーのスティックを妨害してはならない。 3)フェイス−オフをするプレーヤーは完全にフェイスオフ・サークルの外に位置 してなければならない。フェイス−オフするプレーヤーのスティックは、フェ イス−オフゾーン内に置いているパックから同じ距離でなければならない(下 の図参照)、各プレーヤーのスティックは自分のサイドに置かなければならない。 (フェイスオフ・サークルのセンターラインの自分側)笛が鳴るまでフェイス −オフに関わっているプレーヤーしかフェイスオフ・サークルに入ることがで きない。 (注)チームのプレーヤーは、矢印の範囲をどこでも位置取りできる。
4)プレーは審判が笛を吹いた後から開始する。 a) 聴覚障害者のプレーヤーがいる場合、審判がプレー開始の直前に腕を挙げ る。そして笛を吹いた瞬間、パックに向けて腕を降ろしてプレー開始を表 明する。 5) フェイス−オフの際、パックを掃くようにフェイスオフ・サークルから外に出 す。そのとき、スティックはパックの中心に入らないようにする。フェイス− オフをしなかったプレーヤーはパックがフェイスオフ・サークルの外にでるま でコンタクトできない。その後、フェイスオフしたプレーヤーがパックとコン タクトできる。フェイス−オフしているプレーヤーは、パックがフェイスオ フ・サークルから外に出るまで、パックを掃くことができる。また、最初にパ ックを掃いた後、フェイス−オフしたプレーヤーがパックを足でフェイスオ フ・サークルから外に出すことができる。 e.ゴール 1) パック全体がゴールラインを越えたとき、ゴールとして認める。また、ライン やピリオド終了などプレー中断の合図が聞こえる前にパックが完全にゴール 内に入らないと、ゴールとして認めない。1 ゴールは 1 点と数える。 2) 攻撃をしているプレーヤーはゴールクリースの外からスティックでパックをゴ −ルに入れなければならない。パックを蹴ったり、投げたりしてゴールに入れ ることは禁止である。プレー中にはパックを足で蹴ることは許されるが、攻撃 しているプレーヤーが相手のゴールにパックを蹴ることは禁止されている。も し、パックが偶然に相手プレーヤーまたは味方プレーヤーに当たってゴールに 入った場合、そのゴールは認める。 3) 守りのプレーヤーが自分のゴールにパックを入れた場合、相手のゴールとする。 f.マイナーファ一ル 1) 次のことが起きた場合、プレーを中断して一番近くのフェイスオフ・サークル でフェイス−オフを行う。 a)ゴールキーパーが、パックを前にいるチームメイトに投げた場合。ゴールキ ーパーはパックをサイド(角度45 度)にいるチームメイトに投げること ができる。しかしこの場合は、パックは守備側フェイスオフ・サークルのセ ンタースポットの後ろにあること。
b)ゴールキーパー以外のプレーヤーがパックを手で持った場合、またはチーム メイトへパックを、手を使ってパスした場合。 c)プレーヤーがパックの上に立った場合。 d)プレーヤーがパックを 3 秒以上持った場合。 e)スティックにひびが入った場合、または折れた場合。 f)プレーヤーがパックの近くに倒れた(転んだ)場合。 g)ゴールクリース違反。攻撃しているプレーヤーまたはそのプレーヤーのス ティックが、ゴールクリースラインを越えて、ゴールクリースラインも含 めたゴールクリース内に入った場合。または守りのプレーヤーがゴールク リース内に入った場合。しかし守りのプレーヤーは、パックをゴールクリ ースエリアからクリアするため、スティックをゴールクリース内に入れる ことができる。この違反のフェイス−オフは、違反したプレーヤーの陣地 で行う。 2) 試合中、クリースでの違反 (上述) がパックコントロールしていない守備側で なされたときは、審判は腕を挙げることで「ディレード(遅延)ファウル」を 示す。最も近いフェイスオフ・サークルで守備側がバックコントロールするま で、試合は中断されない。
g.マイナーペナルティ 1) マイナーペナルティの場合違反を起こしたプレーヤーは、1 分間試合を退場 しなければならない。ペナルティが呼ばれた後のフェイス−オフは、違反を 起こしたプレーヤーのチーム陣地のフェイスオフ・サークルで行われる。次 の逢反がマイナーペナルティとする。 a)ホールディング(相手のプレーヤーの動きを妨げる) b)トリッピング c)チャージング (相手のプレーヤーに走り込むか飛び込むか、またはポジショ ンが固定しているプレーヤーにチャージングをした場合) d)インターフィアランス (パックを持っていないプレーヤーの動きを妨害した 場合) e)パックの上に立ったり、横たわったり、またはわざとパックをプレーエリ ア外に出して試合の流れを妨害すること。 f) フッキング(スティックで相手をひっかける)、スラッシング(パックをコント ロールする相手プレーヤーのスティックを上からたたいた場合)、またはキ ッキング (相手を蹴った場合) g)ハイスティッキング (プレーヤーはスティックを肩の高さより上に上げて はならない) h)ラフィング (例えば肘などの体の一'部を使って相手にぶつかったり、また 接触することで相手の動きを変えた場合) i)ゴールキーパーがゴールクリース外に出た場合 (両足はゴールクリース内に 入ってなければならない)。もし、相手のチームがパックを特っていたとき・ ゴールキーパーがゴールクリース外に出た場合、後になってからペナルティ (退場)を受けることとなる。 j)後方からチャージングをした場合。
k) クロスチェッキング(プレーヤーがスティックを地面と水平に持ち、相手を押 した場合) l) ゴールキーパーがプレー中に座り込んだり、膝を地面につけたり、または スティックを地面と水平に置いた場合。ゴールキーパーはセーブするとき、 又はパックを囲むときには地面に足以外がついても良い。最初は、審判か ら注意を受ける。 m)審判に攻撃的な態度をとったり、またスポーツマンらしくない行為(アンス ポーツマンシップ・コンダクト)をした場合。もしプレー中のプレーヤーに 対してこのペナルティが課せられた場合は、スポーツマンらしくない行為 をしたプレーヤーが退場する。ペナルティがベンチで起こった場合は、プ レー中のプレーヤーの1 人が代わりにペナルティとして退場する。退場す るプレーヤーはコーチが決める。 n) チームが、審判にスコアシートを 10 分前に提出しない場合、またはヘッ ドコーチ以外のコーチが、試合中に審判とルールやルールの解釈について 討論しようとする場合。この際、ペナルティのため退場するプレーヤーは コーチが決める。 2)プレーヤーがペナルティによる退場中のとき、ラインも交代があった場合、 次のラインに出るプレーヤーの1 人が、残りのペナルティの時間を代わりに 退場する。 3)もし、あるチームがペナルティによってプレー中のプレーヤーの数が少ない とき(ショートハンド) にゴールを入れられた場合、退場中のプレーヤーはペ ナルティ時間が終了していないのにかかわらず、プレーに復活することがで きる。ペナルティの数にかかわらず、プレー中は1 チーム 4 人未満 (ゴール キーパーを含む) にならないようにする。もし、同時に 2 人以上の同じチーム のプレーヤーがペナルティにより退場になる場合、ペナルティは1 人ずつ順 番に受ける。 注意:定義−“ショートハンド”とは、ゴールが入った時チームのプレーヤー の数が相手チームの数よりも少ない場合である。次の例を参照のこと。
a. 同時にマイナーペナルティが起こった場合、ペナルティで両チーム同 じ人数になる。 そのプレーヤーはゴールが入ったまたは入らないに関わらず完全に1 分間のペナルティとなる。 b.チーム A がマイナーペナルティを起こし、“ショートハンド”となる。 チームB はその 30 秒後マイナーペナルティを起こす。両チームペナル ティで同人数となるが、チームAのペナルティが終わり、同時にチー ムBがペナルティのため、残りの30 秒は“ショートハンド”となる。 4)もし、ゴールキーパーがマイナーペナルティを起こした場合、ペナルティ発 生時(同じライン)のフィールドプレーヤー1 人を、ゴールキーパーの代わ りに1 分間退場させることができる。 5)もし、パックをコントロールしていないチームのプレーヤーが違反した場合 は、審判が「ディレード(遅延)ペナルティ」を示して片腕を挙げ、ペナル ティを起こしたチームがパックを所有するまでペナルティのコールをしない (プレーを止めない)。そしてペナルティのコールがされてから(プレーが止 められた後から)、ペナルティタイムを測る。 6) 試合前、試合中、試合後のチームの行為はヘッドコーチの責任となる。審判 がチームのプレーが乱暴で不適切と決定した場合、審判はヘッドコーチに警 告を与える。それからヘッドコーチにスポーツマンらしくない行為に対し 1 分間のペナルティを与えることもある。もしこのようなことが続くなら、ヘ ッドコーチは2 分のメジャーペナルティを受け、試合から退場せねばならな い。 h.メジャーペナルティ 1) 次の行為をしたプレーヤーが試合退場になり、審判がプレーを中断し、タイ ムキーパーが試合時間を止める、ヘッドコーチは、ゴールキーパー以外のプ レーヤーのプレー回数の差が1 ライン以内になるように、ラインメンバーを 調整する。退場したプレーヤーの代わりに別のプレーヤーが2 分間試合を退 場する。フェイスオフは違反を起こしたプレーヤーのディフェンスエリアで 行われる。もし、2 分間のペナルティタイム中に相手が得点を入れても、退 場したプレーヤーはペナルティタイムが終了するまでにプレーを復活でき ない。2 分間退場するプレーヤーはコーチが決める。
a)不敬や不快な言葉を発した場合 b)相手のプレーヤーにわざとケガをさせるような違反を起こした場合。 c)ケンカした場合。 d)あるプレーヤーが他のプレーヤーにスポーツマンらしくない行為をさせ るような、行為を起こした場合。 e)マイナーペナルティの中で、わざと他のプレーヤー、コーチ、審判に怪 我をさせるような意志を持った危険な行為だと審判が判断した場合。 f)わざと他のプレーヤーにスティックを投げたり、振った場合。 g)一回の試合につき3 つ以上のマイナーまたはベンチペナルティを受けた場 合。 . ⅰ.延長 1)延長は1 ピリオド 9 分間で、ラインの交代は規定のローテーションで行う。 最初に得点したチームが勝ちとなる。もし延長時間が終了してもスコアが引 き分けで、勝利チームを決める必要がなかった場合、試合はそのまま引き分 けとし、勝利チームを決める必要がある場合、ゴールが入るまでプレーを続 ける。 2.個人スキルコンテスト a.ゴール周辺からのシュート 1) 目的:アスリートのシュートの正確さと、限られた時間内にいかなる角度から もゴールを決める力があるかを評価するため。 2) 道具:フロアホッケースティック、パック 5 個、テープ、ストップウォッチ、 ゴール 3) 説明:アスリートはゴール回りの 5 カ所からパックをシュートする。パックは ゴールの中心から6m 離れた位置に置く。それぞれの線は、ゴールラインかも しくは事前に引いた線に30 度になるように引く。アスリートは 10 秒以内に全 部のパックをシュートしなければならない。パックはアスリートがシュートす る前に各スポットに置かなければならない。
4) スコアリング:パックが完全にゴールラインを越えてゴールに入った場合、5 点のスコアになる。スコアはシュート5 本の合計となり、最高スコアは 25 点 である。(パックが先にシュートされたパックにより進路がそれ、本来入るはずだ ったゴールが阻止されたと審判が判断した場合、5 点のスコアになる。) 5)図: b.パス 1) 目的:アスリートがパックをパスするとき、そのコントロールと正確さを測 る。 2) 道具:フロアホッケースティック、パック、テープ、マーカーコーン 2 個 3) 説明:アスリートはラインの後ろから 5 回パスをする。アスリートはライン から 8m 離れたマーカーコーン 2 個の間 (コーン同士は 1m 離れている) に パスを通す。 4) スコアリング:パックがコーンに当たらずに、コーンの間を通ると 5 点の得 点になる。もし、パックがコーンに当たってコーンの間を通ると3 点の得点 になる。スコアはパス5 本の合計にする。最高スコアは 25 点である。
5)図: c.スティックハンドリング 1) 目的:アスリートのパックハンドリングのスピードと能力を評価する。 2) 道具:フロアホッケースティック、パック、マーカーコーン 6 個、テープ、 ストップウォッチ、ゴール 3) 説明:アスリートは、スターティングラインからマーカーコーンの設置によ って決められたコースを、パックをハンドリングしてゴールにシュートする。 スタートラインからゴールまでの距離は21m である。マーカーコーンは (ス タートラインとゴール間の) 直線 3m ずつの位置に置く、ストッブウォッチ はパックがゴールラインを越えたときに止める。 4) スコアリング:得点は 25 点から所用時間を引いた数字である。(例えば 15 秒かかった場合、得点は25−15=10 点 ) ハンドリング中にマーカーコーン をミスした場合、1 個 1 点の減点になる。アスリートがパックをゴールに入 れた場合、5 点のボーナスが与えられる。 5 回パスする パスが成功するごとに5 点得る
5)図 d.正確なシュート 1) 目的:アスリートが、指定されたエリアにパックをシュートする正確さ、パ ワー、ゴールを決める能力を評価する。 2) 道具:フロアホッケースティック、パック、ゴール、テープかロープ 3) 説明:アスリートは、ゴールから前方に直線で 5m 離れた地点から 5 回シュ ートをする。ゴールは下の図面通り、テープかロープで6 つのエリアに分け られている。上下に付けるロープかテープはゴールポストから45cm 離れた 所に付ける。水平に付けるロープかテープは地面から30cm 上に付ける。 4) 得点方法: a)ゴールは次のようにポイントセクションに分けられる: ⅰ.ゴールの上の角のいずれかに入れば5 点 ⅱ.ゴールの下の角のいずれかに入れば3 点 ⅲ.ゴールの上の真ん中のセクションに入れば2 点 ⅳ.ゴールの低い真ん中のセクションに入れば1 点 b)パックがゴールラインを越えるのをロープかテープが妨げる場合を除い て、アスリートが得点を得るためには各シュートが完全にゴールライン を越えなければならない。パックがゴールラインを越えるのをロープか テープが妨げる場合、より低い方のセクションのポイントを与える。得 点は5 回のショットの合計にする。最高得点は 25 点である。
5)図: e.ディフェンス 1) 目的:パックを奪う、相手にプレッシャーをかける、スティックで阻む、相 手の間にとどまるようなディフェンスに関連するアスリートのスキルを評 価する。 2) 道具:フロアホッケースティック 3 本、パック 3 個、コーン 4 個、ストップ ウォッチ。 3) 説明:テストされているアスリートからパックを保持しようとする 2 人を相 手に、アスリートはパックを奪う(パックを保持する)機会が2 回与えられ る。プレーエリアの片側(12m×12m)にあるフェイスオフ・サークル内に いる相手がパスし合うパックを、1 回につき 15 秒以内でスチールする。 4) 得点:各スチールは 10 ポイントとなる。スチールできない場合、アスリー トは下記の得点を得ることができる。 a)相手のパスや動きにプレッシャーをかけることに対して 1 ポイント b)相手の間にとどまろうとすることに対して 1 ポイント c)パックを持った相手をスティックで阻もうとすることに対して 2 ポイン ト d)最高得点は 20 ポイント
5)図: 注意:コーチは同じレベルの相手を出場させる。 f.最終得点 1) プレーヤーの最終得点は個人スキルコンテストを構成する 5 種目の得点を合 計したものとする。 セクションF−ユニファイドスポーツ®チーム競技 a) 名簿は SO アスリートとユニファイドスポーツ®パートナーの数が同数でな ければならない。 b) 競技中は常にパートナーの人数は 3 人以下とする。セクション E.1.のト ラディショナルフロアーホッケーチームについて記載されてる、同様の競技 ルールがゴールキーパーも含む全てのプレーヤーに適用される。 c) それぞれのチームには、競技に出場しないへッドコーチが必要である。 d) フロアホッケーのユニファイドスポーツ®トレーニングと競技には、近似の年 齢と能力の SO アスリートとユニファイドスポーツ®パートナーの選択をしな ければならない。適切なアスリートとパートナーの組み合わせがなされてなか った場合には、深刻な負傷のリスクを負うことになる。 <スペシャルオリンピックスのスポーツプログラムを実施するに当たっての留意点> ス ペ シ ャ ル オ リ ン ピ ッ ク ス の 正 式 な ス ポ ー ツ プ ロ グ ラ ム と し て 活 動 す る 場 合 に は 、 事前に最寄りの地区組織事務局、又はスペシャルオリンピックス日本事務局にご連絡くださ い。 パックをスチールする 1 回 15 秒 1 人 2 回