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五十嵐徹也 ( 医療担当副学長附属病院長 ) 39 1/4 2 つくばスチューデンツ 平成 24 年度 5( 通巻 641 号 )

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つ く ば ス チュー デ ン ツ

2 0 1 2

1 1

月 号

第38回雙峰祭の様子 p.2-3

学 生 諸 君 へ   医 療 担 当 副 学 長 ・ 附 属 病 院 長 か ら の メ ッ セ ー ジ

p.4-5

学 園 祭 報 告 /

p.6-7

第 3 6 回 秋 季 ス ポ ー ツ ・ デ ー を 終 え て

p.8-9

2 0 1 2 筑 波 大 学 安 全 キ ャ ン ペ ー ン 週 間

p.10-11

卒 業 生 だ よ り /

p.12-14

つ く ば の 仲 間 た ち

p.15-16

つ く ば ア ク シ ョ ン プ ロ ジ ェ ク ト

p.17

保 健 管 理 センター だより

p.18-23

イ ン フ ォ メ ー シ ョ ン つ く ば /

p.24

H ow to u se CA R I O Wo rks h eet

第38回雙峰祭マスコットキャラクター 「つっくん」 後夜祭花火 松美池ステージにて 当日の様子 UNITEDステージ発表

(2)

つくばスチューデンツ・平成 24 年度 № 5(通巻 641 号) 2  キャンパスの皆さんは心身に問題を抱えると,ま ず保健管理センターを訪ねるでしょう。学校の保健 室や会社の健康管理室,あるいは相談室に相当する 施設です。同じキャンパスの中にある附属病院も, もちろん皆さんの病気の相談や健康管理に関わるこ とはできますが,主たる機能は広く社会にある病院 と同様に保険診療を行うことです。しかし大学が併 設する病院ですから市中の病院とは異なる性格を 持っており,「特定機能病院」と呼ばれる所以がそこ にあります。  わが国では大学設置基準の第39条で「医学又は歯 学に関する学部」を置く大学には,「医学又は歯学に 関する学部」の教育研究に必要な施設として,附属施 設である「附属病院」を置くものとすると記されてい ます。そして多くの大学病院は,ほとんどの専門領 域をカバーできる総合病院となっており,このよう な総合臨床力と医学・生物学領域の先鋭的研究力を背 景に,他院では実施することが困難な高度先進医療 を提供することが求められています。本学附属病院 ではその代表的な治療施設として陽子線センターが ありますが,我が国でも草分け的存在であり,長期 に亘る実績と成果を誇っています。患者さんは遠方 から,あるいは海外からも訪れます。陽子線治療は 特に小児のがん患者さんにとって,極めて負担の少 ない有効な治療法です。しかし子供さんのがんのよ うな診療にはご家族の長期に亘る付き添いが必要で, たとえば病院の近隣に家族が一緒に過ごせるような 施設を整備する必要があります。つまり高度な診療 の提供といっても治療施設だけがあれば十分という ことではないということです。これを大学病院だけで 準備することは容易ではないため,しかるべき理解 者の協力を得るということも考えていかなければな りません。「特定機能病院」の意味合いは,単に教育 研究病院,高度医療提供だけで定義づけられるもの ではなく,フローとしての医療が高度であり続け,し かも満足できる治療成果を実現するために何が必要 かを考える社会的責任も必要条件だと思っています。  いま進められている大学の機能強化,大学改革の 議論の中で,附属病院は本当に国民の理解を得られ ているのだろうか,国民の期待に応えているのだろ うかという問いかけに直面しています。全国国立大 学病院長会議では数年をかけ,「国立大学附属病院の 今後のあるべき姿を求めて」と題する報告書をまと め,その検討領域として,教育,診療,研究,地域・ 社会貢献,国際化,そして運営という6つをあげて います。キャンパスの皆さんに深く関わる部分とし ては,特に医学,医療を学んでいる皆さんにしっか りとした成果をもたらしているだろうかということ になるでしょう。幸いにも筑波大学の医学群は創設 以来先進的な医学教育法を導入し,長く国内の規範 となってきた経緯があり,医師国家試験の合格率は 常に上位を保ち,累積ではトップを守ってきました。 そのような優秀な卒業生の半数が附属病院を初期研 修の場として選び,長期的にも国内外の大学,医療 機関,研究施設,そして行政の場で大活躍をしてく れています。また県内の医師のおよそ1/4が本学の卒 業生である点も,筑波ならではの地域に根ざした医 学教育の成果のひとつではないかと思います。  医療現場ではチーム医療という概念が重視されて います。古典的な医療担当者である医師,看護師だ けでは今の医療ニーズに責任を持って応えることが できない,十分な安心と満足を提供できないという ところからクローズアップされてきており,国の医 療政策にも色濃くその支援が明示されています。こ のことは大学での教育,実習プランにも反映され, 従来にもまして医療を担う多職種の学生,研修生の 受け入れを拡大しています。医学群では医師,看護 師,臨床検査技師を育成していますが,臨床現場で はその他に薬剤師,栄養士,放射線技師,理学療法 士,臨床心理士,ソーシャルワーカー,医学物理士, 診療情報管理士,医療事務職…全てを数え上げるこ とが困難なほど多職種が連携して仕事をしています。 最近は医療現場で頻発するコンフリクトに対して医 療提供側と受療側の間に入って調整役になっていた だくメディエーターといった職種も必須となりつつ あります。こういう方々のための研修の場としても 大学病院は重要で,まさに働きながら教育し合い, さらなる専門性を目指して勉強をする方々が数多く おられます。  我が国の医療機関は欧米に比べて各職種の人数が 極端に少ないため,多忙を極める医療現場での職員

M

ESSAGE

M

学生諸君へ

ESSAGE

医療担当副学長・附属病院長からのメッセージ

M

ESSAGE

M

学生諸君へ

ESSAGE

医療担当副学長からのメッセージ

筑波大学という大学の中の病院

五十嵐 徹也

(医療担当副学長 附属病院長)

(3)

のストレスはかなりのものがあります。職種によっ てその程度は異なりますが,驚くことにその差は入 院ベッドあたりのスタッフ数で欧米の1/5∼10レベル なのです。我が国の医療制度そのものが,十分な人 手を雇用できるようには設計されていないためです。 このことは近年,医療に対する要求の高まりと,そ れに応えきれない医療サイドとの間のギャップとし て顕在化してきました。高機能なパソコンや快適な 自動車は多少無理しても購入する国民が,命のかか る医療を快適に受けるのに必要な負担(これは金銭だ けではありません)を十分にしていないように,多 くの医療者は感じています。そんな中でも安全な医 療を守り続けることは必須ですから,合理的な病院 経営を通じて得られた収益を,職員を増やすことに できる限り再投資してきました。このようなことが 可能になったのは法人化のおかげであるとも言えま しょう。日々進歩する医療技術にも遅れるわけにい かないので,高額な機器類も計画的に導入を図って きました。さらには我々だけでは実現困難な高額な 技術,さまざまなサービスの導入を産学連携という 形で実現してきました。高機能で専門性の高い臨床 検査ラボラトリーあるいはPET(Positron Emission Tomography)を中心とする次世代イメージングセン ターなどがそれにあたります。これらは単に診療の ための施設ではなく,大学内外,あるいは海外から の研修生や学生のための教育・研修施設としても機能 し,さらには研究・開発のための役割も担っておりま す。大学病院の力だけではこのようにタイムリーに 整備することはできなかったでしょう。そして9月 の末に完成し,開院準備に追われている新しい入院 棟「けやき棟」はまさにそうした連携の粋であります。 詳しくは述べませんが,国立大学病院としてははじ めてPFI(Private Finance Initiative)という手法で 建築し,その運営を委託するというものです。従来 の国のやり方ではこのようなスピード感をもって最 先端の病院作りを一気に進めることは不可能でした。  さて,筑波大学と附属病院との間の相互メリット という視点で考えてみたいと思います。筑波大学の 特徴の一つとして,全国でも希なほど広範囲の教 育,研究エリアをカバーしているという点があげら れるでしょう。附属病院は先にも触れましたように 極めて多職種からなる組織であり,発展の仕方次第 では新たな職種が必要になることも十分予測されま す。言い換えれば筑波大学の広い領域から卒業され る方々には,就職先として一考していただけるかも しれません。また,医療は医学知識・技術だけで十二 分に実践できるものではなく,経済学,法学,工学, 物理学,心理学,さらには芸術,体育までが関わる ことによってさらに発展あるいは改善が期待でき る,極めてポテンシャルに富んでいる事業というこ とができましょう。そういう意味からも,まさに筑 波大学こそ附属病院にとって最適な環境ではないか と考えています。実際にここ数年は,附属病院とい う場とシステムに,芸術,システム情報,工学など の領域の教員,学生の皆さんとのコラボレーション が展開されつつあり,附属病院にとっても新しい気 流を作っていただきありがたく思っております。ま たそれぞれの領域の方々にとっても病院,医療とい う新しい活動エリアを発見していただくことによっ て,多くの教育,研究成果が期待されるのではない でしょうか。  大学が地球規模の問題解決のための力になれるか, 大きく問われる時代になっています。そういう意味 で医療は直接効果を日々感じられる大変魅力的な場 であると思っています。昨年の震災を経験して一層 この感が強くなりました。今年の医学・生理学領域で ノーベル賞に輝いた山中教授の「まだたった1人の 患者さんも救っていない」とは極めて重い言葉でしょ う。我々の世界では病からの回復,健康の維持とい うことが救うことなのでしょうが,それぞれの研究 科,学群で学ぶ諸君にはどういうプロフェッショナ ルを目指し,そして人々にどんな幸せをどのように もたらすことができるかをぜひ考えていただきたい と思います。

(4)

つくばスチューデンツ・平成 24 年度 № 5(通巻 641 号) 4

学園祭を振り返って

櫻井 俊輔

(平成24年度筑波大学学園祭実行委員会委員長

社会学類 2年)

S O H O * S A I  皆様こんにちは。平成24年度筑波大学学園祭実行 委員会委員長の櫻井です。  10月の6,7,8日に開催された筑波大学学園祭『雙 峰祭』はいかがでしたでしょうか?今年度の雙峰祭の テーマは,学園祭でつくばの魅力を発信したいとい う思いを込めた「筑波協奏」でした。この3日間を通 して,少しでも筑波大学の,そしてつくばの魅力が 皆様にお届けできたなら幸いです。また,今年度は 初日から雨に見舞われ,企画の皆様や来場者の方々 をはじめとする多くの方にご迷惑をおかけしました。 しかし,2日目の午後からは無事晴天となり,全日 を通して本当に多くの来場者の方を迎え,大成功を 収めたことをご報告いたします。  私は学園祭期間中のほとんどを第1エリア案内所 で過ごしたのですが,案内所テントの前を通ってい く来場者の方々の笑顔や受け取ったパンフレットを 開いて楽しそうに企画を探す姿を見たり,無線機か ら流れる業務中の学実委メンバーの頼もしい声を聞 いたりしていると,学園祭を運営しているという実 感と,そして学園祭が成功へ向かっているという喜 びを感じることができました。  また,今回の学園祭の成功を迎えるまでに本当に 多くの方に助けていただきました。  学園祭を盛り上げてくれた企画運営者の皆様,各 地から足を運んでくださった来場者の方々,施設や 機材の貸し出しなどさまざまな面で学実委に協力し てくださった大学の各支援室の教職員や学生生活課 の皆様,学実委に関する議案について共に考え,審 議してくれた全代会の方々,この学園祭に関わった 全ての方へ感謝します。  最後に,共にこの3日間を作り上げてくれた学実 委のみんなへ。最後まで支え続けてくれた同期たち, 当日遅くまでサポートをして下さったOB・OGの皆さ ん,そして1年生。みんながいたから,学園祭が成 功したのだと思います。また,「学実委に入って良かっ た」,「来年も続けたい」と言ってくれる1年生が多く いることは,私たち2年生にとってこの上ない喜び です。来年は2学期制移行という大きな変化がある 年ですが,陰ながら見守り,今度は私たちが支えて いきたいと思います。  本当にありがとうございました。 当日の様子(会館エリア) 平成24年度学実委集合写真 当日の様子(第1エリア)

(5)

青天の夜空に届いた「筑波協奏」

松田 裕雄

(学園祭警備担当 体育系 講師)

S O H O * S A I  開始2日間は天候に恵まれなかったものの,最終 日は,待ってましたとばかりの大青天!!絵にかいた ような縁日となり,大盛況でした。日頃の遊びの成 果から,趣味,研究の成果までと,どれも「一所懸 命」をカタチにした元気で生き活きとしたブースが数 多く出されていました。どうも一番人気は2つのお 化け屋敷だったようで,常に数十人の行列が出来て おり,TDL(東京ディズニーランド)のようにファス トパスでも作った方がいいのではないか?という位 の盛況ぶりでした。  また一体感を感じさせたのは,後夜祭のオープニ ングでした。異分野・異業種の技を音楽で繋いだ芸 当はとてもいいアイディアで,見ている人もやって いる本人もワクワクしながら楽しめたのではないで しょうか?そして最後の花火は,業者の方の良き計 らいで例年以上の数をサービスいただいたようで, 中身もミッキーやら何やらかわいらしい色んなキャ ラクターが青天の夜空にうち上がり,これまた目の 離せない景色が眼前に広がりました。  犬も歩けば棒に当たる!の如く「松田も歩けば学生 に当たる」ではないですが,展開授業柄とにかく警備 中に,3分に一度は顔見知りの学生や知人に出会い, 色々お話が聞けました。  そこで印象的だったのは,お友達の発表,出店/ 出展を観に行こうという仲間同士の繋がりが生んだ 来訪がとても多かったことです。これは,寮生仲間, 授業仲間,クラブ仲間,バイト仲間などさまざまな コミュニティが,近距離に住み合い,気軽に「行動」 を促せる「学生の街」という 本学の特徴だからこそ成せる 技であると思います。  この特徴を特長として捉 え,さらに活かせれば,課題 である「筑波大学内における 教職員・学生の大学祭に対す る認知・理解・参加度の低さ」を解消し,筑波大学の 「お祭り」としてもっと学内プレゼンスを高められる のではないかと思いました。大学における学生の学 業の集大成は「卒業式」,しかし自主活動の集大成は 「雙峰祭」!!というブランディングができると,さら に一体感は醸成されていくと思います。そのアイデ ンティティの元に,つくば市,近隣市町村に住まわ れるご家族・中学高校生に御来訪いただき,筑波大生 の日ごろのさまざまな成果をお披露目することがで きれば次世代の筑波大学ファンをもっと効果的につ くっていくことができますね。  最後になりますが,こどもから大人まで,学生か ら教職員,一般市民の方々まで,とにかく笑顔が多 く,絶えないお祭りでした。今年のテーマである「筑 波協奏」という理念が見事に具現化された3日間であ り,それを象徴する締め(後夜祭)だったのではない でしょうか。ただ,恥ずかしがり屋と書かれている マスコットキャラクター『つっくん』は,その特徴に 恥じない恥ずかしがり屋なのか,警備をしていても 一度も見つけられませんでした。  出店者/出展者・実行委員・来訪者皆さんで創り上 げた楽しいひととき,良き賑わいをありがとうござ いました。

(6)

つくばスチューデンツ・平成 24 年度 № 5(通巻 641 号) 6  みなさんこんにちは。スポーツ・デー学生委員会 委員長の石井です。この度は,第36回秋季スポーツ・ デーに参加していただいた方,協力していただいた 方,本当にありがとうございました。  今回のスポーツ・デーは2日間ともに晴天に恵まれ, 無事に2日間全日程を予定通りに進めることができ ました。結果から申し上げますと,参加者数は延べ 人数で,正式種目3,142人,学生委員会企画2,320人, サークル企画206人,合計5,668人でした。数字だけを 見ると昨年度秋季スポーツ・デーを2,000人強超える 結果となりました。昨年度は1日目に雨が降ったの に対し,今年度は2日間ともに晴天だったことが大 きな要因と考えられます。  正式種目では,延べ人数で200人近くの増加でし た。特にバドミントンの参加者の増加が著しく,女 子部門スタンダードカップを除くすべての部門・カッ プで大きく増加していました。  学生委員会企画では,1日目のSports Fieldが大変 賑わっており,1日で参加者数2,000人を超えました。 2日目の全学エリア企画は第二エリア,第三エリア を使い,4つの競技を行う新しい試みを行い,約200 人の参加者が楽しんでくれました。  サークル企画では,開会式でパフォーマンスをし てくれた体操部のラート・Gボールを使った体験教 室が大人気でした。参加者数も,昨年度を大きく上 回る人数で,普段なかなか触れることのできないス ポーツを大いに楽しんでいました。今後とも,サー クル企画がさらに広まっていくことを期待していま す。  これらスポーツ・デー3本柱のどの会場も大変盛り 上がっており,時には真剣に,時には笑い声が聞こ え,参加者が心の底からスポーツを楽しんでいるの が伝わってきました。運営の立場の私としましても, 非常に満足しています。  また,今回のスポーツ・デーでは,けが人が少な かったことが印象的です。参加者のみなさまが入念 に準備運動をしていたことが理由として考えられま す。けがには至らずとも,大勢の方が次の日一日中 筋肉痛で動けなかったことでしょう。これに懲りて 今後参加するのをやめるのでなく,今後とも積極的 にスポーツ・デーに参加していただき,体を動かす良 い機会としていただけたら本当の意味でのスポーツ・ デーの成功と言えるかと思います。  最後に私事となりますが,私は今回のスポーツ・ デーで運営側に回るのは最後となります。さまざま な方の支えもあり,無事に1年間スポーツ・デーをや り遂げることができました。この場を借りてお礼を 申し上げます。ありがとうございました。私の学生 委員としてのスポーツ・デーはこれで終わりですが, スポーツ・デーはこれからも続いていきます。10年 先も,20年先もスポーツ・デーが筑波大生みんなに 愛されるものであることを心より願っています。

36回秋季スポーツ・デーを終えて

石井 康平

(第36代スポーツ・デー学生委員長

社会工学類 3年)

(7)

正式種目入賞チーム・ペア一覧

種目 部門 優 勝 準優勝 第3位 駅伝 男子 百花繚run! ただのつくマラ受講生 ジョギングクラブA 女子 ジョギングクラブB ジョギングクラブA ゆりーぷ ミニ バド同駅伝支部 地球選抜 ジョギングクラブB キックベース つくば野鳥を見守る会 かっとばせ 15ポンターズ KSC サッカー 男子 スタンダード ロラパルーザB にしやース ナイナ―ズ FCTKA ビギナーズ 高橋化成宮崎勤務 チームだいきち Forest蹴球部 VIETNAMFC 女子 あかりんご コオリヤマの壁 今年こそ!風船! ぐぐぐぐっち ソフトテニス 男子 ナクイ・スズキ グンジ・タマダ アリムラ・シンサコ オオクマ・クボ 女子 ナカミガワ・ツカ ゴトウ・ムラタ バドミントン 男子 スタンダードビギナーズ ヒライ・フルカワアカシ・ハットリ ヒラキ・ミナガワミキ・ムラタ イワムロ・スガヤササキ・ナカガワ アカハネ・ヨダチバ・オオガ 女子 スタンダードビギナーズ マツオ・シロモトハヤシ・キクチ オオヌキ・タカギキクチ・キムラ イシカワ・シミズタカノ・ノラ フナイ・ツナシマ 混合 スタンダード コアクツ・ツボイ オオアサ・オダカ フクナガ・ヤナギサワ ビギナーズ カネコ・マツモト ミョウ・ヤギ サカキバラ・サトウ 教職員・大学院生 ワダ・サトウ ノグチ・ナガノ ハシモト・ミヤハラ コミヤマ・オバタ バレーボール 男子 スタンダード えぞリス ユーリス バケツプリン ゆにばれ ビギナーズ 7PIECE YES筒井クリニック 排球拳いくわよーっ!! 踊る大腿四頭筋 女子 スタンダードビギナーズ フィジカリスファンシー 7Pieceユリ組島田楽器 たんたかたん♪SSWの休日 アイホマネでGO !

チーム数と参加者数

正式種目 部門 チーム数 前年度増減 参加者数 前年度増減 駅伝 男子 17 -7 93 -42 女子 5 2 22 5 ミニ 14 4 51 20 キックベース 57 -6 707 19 サッカー 男子 スタンダード 30 5 325 76 ビギナーズ 64 -8 679 -79 女子 5 -3 43 -14 ソフトテニス 男子 18 1 36 2 女子 2 -1 4 -2 バドミントン 男子 スタンダードビギナーズ 2240 16-1 4480 32-2 女子 スタンダードビギナーズ 58 -38 1016 16-6 混合 スタンダード 5 -1 10 -2 ビギナーズ 20 20 40 40 教職員・大学院生 8 4 16 8 バレーボール 男子 スタンダード 8 -1 96 -5 ビギナーズ 58 -2 616 5 女子 スタンダードビギナーズ 115 -21 3696 -142 小計 402 26 3020 59 学生委員会企画 参加者数 前年度増減 サークル企画 参加者数 前年度増減 みつどもえ!おにごっこ 61 サ企ツアー 6 密告中 33 弓道部 12 怪盗ロワイアル 53 ライフル射撃部 20 WSG 53 ラグビー部 フリスビーターゲット 163 女子ハンド部 スピードガン 164 柔道部 ストラックアウト 144 フィールドホッケー部 6 スピードボール 72 アーチェリー部 24 ミニサッカー 334 卓球部 1 ミニバスケ,3on3 348 男子ハンド部 3 ミニバレー 290 体操部 134 水合戦 148 小計 206 191 キックターゲット 68 フリースロー 165 追っかけ玉入れ 95 チャンバラ合戦 129 参加者数 前年度増減 小計 2320 1818 合計 5546 2068

(8)

つくばスチューデンツ・平成 24 年度 № 5(通巻 641 号) 8

2012筑波大学安全キャンペーン週間

実施期間:12月3日(月)∼7日(金)

筑波大学セーフティプロジェクト,学生生活支援室共催

 学生生活支援充実の一環として,学生の事件・事故に対する予防策を中心にさまざまな活動を「安全キャンペー ン週間」として実施いたします。期間中,学内随所にて以下のとおり,キャンペーンを行いますので,ご協力並 びに積極的なご参加をお願いいたします。 ○朝の交通安全指導(駐輪指導)  日時:12月3日(月)∼ 12月7日(金)     8:10∼8:40  場所:第1エリア,第2エリア,第3エリア,     体芸エリア,医学エリア ○飲酒マナー講習会  日時:12月3日(月) 18:15∼19:15  場所:1H201講義室 ○セーフティパトロール  日時:12月3日(月) 19:30∼  ○夜間の交通安全指導  日時:12月4日(火) 17:30∼18:30  場所:県道平塚線沿いの交差点(大学会館前,大学公園南,柴崎) ○第3回自転車環境シンポジウム  日時:12月5日(水) 16:45∼18:45   場所:1D201講義室     「安全ポスターコンテスト表彰式」を冒頭10分間(16:45∼16:55)で開催 ○安全ポスター展  日時:12月3日(月)∼ 12月7日(金)  会場:1A,2B,3A,体芸,医学,春日エリアの     学内食堂など,本部棟に展示 ○「安全のしおり:STUDENTS安全特集号・冬号」   キャンペーン期間中に第1,第2,第3,体芸,医学, 春日エリアの学内食堂付近および学内スタンドボック スにて配布 ○「安全のしおり:ダイジェスト版三角ポップ」  1A,2B,3A,体芸,医学,春日の学内食堂および平砂共用棟,一ノ矢共用棟のテーブルに配置 昨年度安全ポスター展 展示の様子 (写真は体芸エリア) 鍵のかけ忘れにご注意! さらに二重ロックが安心 です。

TSUKUBA UNIVERSITY SAFETY CAMPAIGN!

TSUKUBA UNIVERSITY SAFETY CAMPAIGN!

本当に安全?つくばセーフティスタイル総点検!

安全なキャンパス、つくばの人々とつくる筑波大学

Safe Enough? Really? Double Check!

A Safer Campus together with the People of Tsukuba

720cm

90cm

90cm

(9)

今年度も「自転車環境シンポジウム」を開催します

 筑波大学生の足は,圧倒的に「自転車」です。約7割の学生 がほぼ毎日自転車を利用しています。たいへん便利な半面,学 内ではペデストリアンの渋滞,駐輪場の不足などが恒常的な問 題として存在しています。  学生生活支援室では,これまで2回のシンポジウムを開催 し,さまざまな方から多岐にわたる提言をいただきました。第 3回目となる今回は,構内に1万台以上も乗り入れられている 自転車の管理方法について,参加者の皆様から意見を伺いたい と考えています。学生・教職員の皆様の参加をお待ちしており ます。

 本学においては,急性アルコール中毒症状で病院へ緊急搬送されるケースが多数発生しております。過去には 飲酒後に路上で寝てしまい凍死した例や,脳に障害が残った例ばかりでなく,飲酒が原因と思われる事件(ハラ スメント,暴力事件など)も数多く発生しており,加害者や被害者となってしまう例も報告されています。  飲酒についての正しい知識と飲酒をする際のマナーについて学び,飲酒トラブルを起こさないための意識を持 つことを目的に本講習会を開催します。  なお,今回はアルコールに対する自己体質の理解と未然予防のため,参加者に対してアルコール・パッチテス ト(無料)を行います。  また,本講習会には,課外活動団体代表,学類クラス代表者会議代表学生,学類新入生歓迎委員会代表学生は 必ず出席をしてください。

「飲酒マナー

(人とお酒のイイ関係)

講習会」を実施します!

TSUKUBA UNIVERSITY SAFETY CAMPAIGN!

TSUKUBA UNIVERSITY SAFETY CAMPAIGN!

本当に安全?つくばセーフティスタイル総点検!

安全なキャンパス、つくばの人々とつくる筑波大学

Safe Enough? Really? Double Check!

A Safer Campus together with the People of Tsukuba

720cm 90cm 90cm 横断幕 OK 案

開 催 日 時:

12月3日(月) 18:15∼19:15

会   場:

1H201教室

プログラム:(1)開会挨拶   鈴木 久敏  副学長(学生担当)       (2)講演       Ⅰ「飲酒トラブルの現状 ∼本学での事例から∼」         土子  昇  学生生活課専門員       Ⅱ「適正飲酒セミナー ∼人とお酒のイイ関係∼」         小沼 克年 氏           アサヒビール(株)社会環境部 副部長       (3)質疑応答       (4)閉会挨拶   加賀 信広  学生生活支援室長 昨年度シンポジウム パネルディスカッションの様子

(10)

つくばスチューデンツ・平成 24 年度 № 5(通巻 641 号) 10  在校生の皆さん,こんにちは。この度はSTUDENTS に寄稿する機会をいただきました。私の経験やアドバイ スが少しでもお役に立てれば幸いです。 在学中の思い出  在学中は,専攻の国際関係にとどまらず,さまざまな 授業を受けました。国語,翻訳(英語→日本語),映画, 昆虫学,ダンスetc..どれも一流の授業内容で,貴重な経 験だったと思います。ゼミは潘亮先生の指導のもと,「米 国(クリントン政権時代)の中東和平政策」について論 文を書きました。きっかけは9.11テロ事件。当時,カリ フォルニアに住んでいた私は,事件の様子をニュースで 見て,なぜこのような事態に至ったのか興味があったの です。今思い返せばあまりに深遠なテーマで,自身の研 究内容は稚拙だったと思いますが,先生の助言や学友ら の刺激があり,何とか論文の形にまとめられました。  学問以外には,少林寺拳法部に3年間所属していまし た。部活では,週3度の練習に加え,合宿や大会にも参 加しました。大会では,「演武」といって二人ひと組と なって,型や技の技術を披露します。パートナーの同輩 とほぼ毎晩,公園で練習した結果,2年生の時に関東学 生大会3位,3年生の時に茨城県大会優勝などの成績を 収めることができました。部員とは今でも親交があり, かけがえのない仲間です。  部活以外に,ピアノと,英会話のアルバイトもしてい ました。ピアノは,高校生のころからクラシック音楽に はまったのがきっかけで,大学から習い始めました。筑 波ホールでのリサイタルで,同じ教室に通う小学生らの 演奏の伴奏をしたのが良い思い出です。英会話も,米国 で暮らしていた経験を活かし,子供たちに英語の発音を 教えていました。以上,毎日がフル回転の学生生活でし た。 私の仕事について  現在は,株式会社東芝にてノートパソコン(Dynabook/ Satellite)の海外営業・マーケティングをしています。 7人のチームでアジア全域(東南アジア10ヶ国以上,韓 国,香港,台湾)のPC事業を担当しており,私は香港 と台湾を任されています。両者とも先進国の中では小規 模ですが,現地の代理店と直接取引をしていますので, 自身の商品知識や分析力,交渉能力が試されるという点 でエキサイティングです。  勤務時間は一日平均9∼10時間程度。5割は英語を使 用し,エクセルやメールでの業務が多いです。最近は, 外国人の採用にも積極的で,私のチームにもインドネシア 人,フィリピン人,ベトナム人の新卒採用者が入ってきま した。国籍,文化,性別が違う相手と仕事をすることの 難しさはありますが,グローバル企業ならではのダイナ ミズムと前向きにとらえ,日々の指導に励んでいます。 学生へのアドバイス  さて,学生のみなさんが興味を持たれるのは,これか らどんな仕事に就くべきか,あるいは自分が専攻してい る学問と仕事をどう結び付けたらいいかという点かと思 います。私が思うに,学生生活で学んだことはさまざま な形で仕事に活かされるので,今のうちからあまり心配 することはないということです。例えば,論文を書くと きに課題を設定し,必要な資料を集め,分析するという プロセスは,マーケティングそのものです。また,部活 やサークルの仲間と力を合わせて達成したこと,それに よって生まれた人間関係や絆は,社会人となっても活き てくることでしょう。  だから,皆さんには学生のうちに,色々なことに取り 組んでほしいと思うのです。そして,あまり自分を枠に はめるのではなく,さまざまな可能性を模索してほしい と思います。何一つ無駄なことはない。短い4年間の密 度が濃ければ濃いほど,その後の社会人生活はより豊か になることだろうと思います。

色々なことに

チャレンジし,

充実した学生生活を

南 雄太郎

平成19年度 国際総合学類卒業 株式会社東芝勤務 会社の同僚らと

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 みなさん,こんにちは。カナダで博士研究員をしてい る日下部学と申します。今回は「卒業生だより」という ことで,筑波大学の学生の皆さん,とくに生命科学研究 に関係するような学生さんたちに向けて,私の大学入学 から海外の研究機関で研究職として働くことになるまで の経緯を,卒業生の体験談として紹介させていただきた いと思います。 血液のお医者さんから基礎研究へ  私は1996年に筑波大学医学専門学群に入学,2002年 に卒業しました。学生時代は医学アイスホッケー部に所 属し,ご多分にもれず授業よりも課外活動にいそしみま した。どうにか留年せずに6年間を楽しく過ごすことが できました。卒業後は2年間の研修医生活の後,血液内 科という白血病や悪性リンパ腫という血液の「がん」を 治療する医師として働き始めました。自分自身も大学に 入る前は不治の病と思っていた白血病ですが,ちょうど このころは基礎研究から開発された新しい薬剤が,実際 の医療現場で使用できるようになった時期でした。それ までは入院して抗がん剤治療をしなければいけなかった 病気が,外来通院と飲み薬で長期間コントロールできる ようになるなんて素晴らしいと単純に感動しました(興 味のある方は「慢性骨髄性白血病+グリベック」で検索 してみてください)。また一方で,なかなか治療に反応 せず病気で亡くなられる方を診療させていただくうち に「なんで病気になるのだろう?なんで治らないのだろ う?」という素朴な疑問を持つようになりました。病院 での臨床だけではなかなか勉強できない,基礎的なこと を学んでみたいという動機から,2007年4月に人間総合 科学研究科に入学し,医学医療系高橋智教授の研究室で 基礎研究を始めました。 初めての国際学会から留学先決定まで  基礎研究を始めて約1年半経った2009年12月に,柳 澤純先生が代表の戦略イニシアティブA「遺伝情報ウェ ブと生命制御拠点」の海外発表支援として参加費と旅費 のサポートをいただき,初めて海外の学会へ参加させて いただきました。自らの研究成果を英語で発表するとい うのは初めての経験でしたのでとても緊張しましたが, 私の研究内容に関係する論文を何本も書いている米国の 研究者が自分のポスターを見に来てくれて,質問してく れるという機会がありとても嬉しかったのを覚えていま す。この頃から漠然と海外留学に対するあこがれという ものを持つようになりました。また,同時期に医学医療 系の教員の先生をはじめ,海外留学経験をもつ方々から 留学先の選び方,どうやって応募したのかといった話を 伺いました。結論としては十人十色というか,いろいろ あるということなのですが,共通するのは自分から何か しらのアクションを起こすことですべてが始まるという ものでした。当たり前といえば当たり前なのかもしれま せんが。研究はその後,比較的順調に進み,予定どおり 4年間で学位を取得できる目処はたっていましたが,学 位を取得した後の進路をどうするかを決められずにいま した。海外留学しなければ血液内科の臨床現場に復帰す ることになるだろうとは思っていました。留学先のコネ など全くなかったのですが,初めての海外学会参加以降 もっていた「あこがれ」がどうにも引っかかっていまし た。ある先生からのアドバイスがあり,何のコネもない 研究室のホームページをみて博士研究員応募のメールを 履歴書とともに送りました。もちろんダメもとでの行動 でしたが,わずか数時間後に返信が来ました。血液内 科の千葉滋先生からのご了解も得ることができたので, 2010年12月のオーランドでの国際学会での面接を受けた ところ,晴れて採用が決定し2011年12月からカナダの バンクーバーで暮らしています。 みなさんへメッセージ  ふと,単純なあこがれだった留学を実現できたのはな ぜだろうと考えることがあります。きっと良い意味で深 く考えず行動したからだと思います。指導教員であった 高橋智教授が以前のSTUDENTSに「求めよ,さらば与 えられん」というメッセージを寄稿されています(通巻 611号)。自分は幸運にもたくさんの人と出会うことがで き,たくさんの人に「求めて」みた結果,楽しい生活を 送ることができています。筑波大学はそういった出会い にあふれている大学だと思います。出会いによって人生 が変わっていきます。ぜひ楽しい学生生活をたくさんの 出会いとともに過ごしてください。

つくばでのたくさんの

出会いから海外へ

くさ

 学

まなぶ 平成13年度 医学専門学群卒業 平成22年度 人間総合科学研究科 先端応用医学専攻修了 現 ブリティッシュコロンビア大学 博士研究員 2010年12月オーランドでの米国血液学会

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つくばスチューデンツ・平成 24 年度 № 5(通巻 641 号) 12

点字サークル「てんつく」

∼視覚障害者と点字∼

小池 由恵

(点字サークル「てんつく」代表

知識情報・図書館学類 3年)

てんつくとは  点字サークル「てんつく」は筑波大生約15人,筑 波技術大学6人のメンバーで構成された,点字や視 覚障害についての理解や交流を深めることを目的と したサークルです。  週1回,水曜日の普段の活動では,好きな文章で 点字を打つ練習をしたり,クリスマスには『触って楽 しいクリスマスカード』などを作ったりしています。  また,夏休みには日本点字図書館へ行き,最新の 点字印刷技術や視覚障害者事情などを勉強します。 学園祭では視覚障害者向けに点字のパンフレットを 作成し,学園祭の各案内所においていただいていま す。  のんびりとした気質のメンバーが多く,活動中は お菓子をつまみながら,雑談を交えていることが多 いです。 筑波技術大学生との交流  筑波大学の近くに筑波技術大学という視覚・聴覚障 害者を対象とした大学があるのはご存知でしょうか。 てんつくでは上記のとおり6名の筑波技術大学生が 所属しており,活動にも一緒に参加しています。  実際に視覚障害者の話を聞くことで,自分たちの 思い込みや偏見に気づかされることもあり,とても いい刺激になっています。今までで一番驚いたのは, 全盲のてんつくメンバーに筑波大学構内を案内して いたとき,ソファーが並んでいる大きな部屋のとこ ろで,杖で何度か床を叩いて,その音の反響で「ここ はソファーみたいな椅子がいっぱいあるの?」と聞か れたときです。その耳の良さにドキッとしてしまい ました。  また,音声変換ソフトを使い携帯や,PCを使うこ ともでき,twitterをしている方もいます。 点字とは  そもそも点字とは1825年にルイ・ブライユがアル ファベットの6点式点字を開発したことに始まりま す。50音もあるものを覚えるのは大変ではないかと 思われるかもしれませんが,実際はアルファベット のように母音と子音で構成されており,50音なら覚 えようと思えば,比較的簡単に覚えることができま す。現在では普段の生活の中ですと駅の構内や学校 の扉,エレベーターなどで多く見ることができます。  また,上記の点字以外にも視覚障害者に対する目 印として,点字ブロックや触地図,紙幣の凹凸など があります。  点字ブロックはみなさん見たことがあると思いま すが,道に敷かれている黄色い凹凸のあるブロック のことです。なぜ黄色なのかというと,視覚障害者 の中には弱視と呼ばれる,全く見えないわけではな いがメガネやコンタクトを使っても十分な視力が回 復できない方がいて,黄色という目に入りやすい色 を使うことで,全盲者だけでなく弱視者にもわかり やすい道案内となっています。  触地図は名前の通り触ってわかる地図,紙幣の凹 凸は実際に財布からお札を出して眺めるとわかりま すが,左右下の黒い直線もしくは八角形のマークの ことです。  このように,身近な生活の中でもいろいろな視覚 障害者に対するバリアフリーの工夫がなされていま す。このほかにも注意してみると,いろいろな発見 をすることができますので,ぜひ町を歩くときは気 にしてみてください。 新規メンバー募集中  てんつくでは,年中無休で新規メンバーを募集し ています。  • 点字や視覚障害について興味のある方  • 筑波技術大学の学生との交流に興味のある方  • まったりとした雰囲気のサークルに入りたい方  • 新しいことを始めてみたい方  • 水曜日の放課後に暇をつぶしたい方  見学はいつでも大歓迎なのでお気軽にご連絡くだ さい。 活 動 日:水曜日 18時30分∼ 活動場所:文化系サークル会館 1階 普段の活動風景

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筑波大学体育会柔道部

2012年の活動とこれからに向けて∼

川戸 湧也

(体育専門学群 3年)

筑波大学体育会柔道部とは  我々『筑波大学体育会柔道部』の起源は,柔道の 創始者である嘉納治五郎先生が校長を務められてい た高等師範学校時代の1894年に求める事ができ,そ こから数えると今年で118年目になります。その歴史 の中で数々の日本チャンピオン,世界チャンピオン, オリンピックメダリストを輩出しており,今年開催 されたロンドン五輪でも選手を派遣し,メダルを獲 得しました。  さて,現在の柔道部は体育専門学群をはじめ人間 学群教育学類,生命環境学群生物資源学類,理工学 群数学類などさまざまな学群学類の部員が在籍して おり,加えて留学生も在籍しています。非常に豊か な個性・キャラクターにあふれた部活動であるといえ ます。さらに海外の大学・クラブチームをはじめナ ショナルチームも本学柔道部に出稽古にやってきま す。そういった意味で国際交流も盛んに行われてい ます。 2012年活動報告  我々柔道部は例年,全日本学生優勝大会・全日本学 生体重別選手権大会・全日本学生体重別団体優勝大会 の3つの全国大会での優勝を目標に掲げて活動をし ていますが,今年の目玉は何といってもロンドン五 輪でした。すでに述べたように,本学柔道部から現 役の学生1名,卒業生3名をロンドンに派遣いたし ました。4名という数は出場した選手を大学別に分 けると最も多い数です。また結果も銀メダルを獲得 するなど,素晴らしい結果で終える事ができました。 これは日頃の稽古の賜物であると同時に,応援して いただいたみなさまのおかげでもあると思います。  また学生はというと,関東学生柔道優勝大会では 見事に優勝を果たしましたが,その後の全日本学生 柔道優勝大会では優勝した東海大学に惜敗しました。 非常に悔しい思いをしましたが,10月に行われる体 重別の団体戦でその雪辱を果たすべく,日々厳しい 稽古に打ち込んでいます。  個人戦では22名の選手が関東学生柔道体重別選手 権大会を突破し,全日本の舞台へ駒を進めました。 また,そのうち10名の選手が強化指定選手の選考会 でもある講道館杯全日本柔道体重別選手権大会に出 場できます。10名という数は近年では稀なほど多い 数字です。春の団体戦で負けた悔しさがこの数字に 表されているのではないかと思います。  そして全日本の舞台では優勝・準優勝・3位が各 1名という結果でした。出場する全階級での優勝を 目指していましたので不本意な結果ではありますが, 決勝戦に2名の選手が進出し,うち1名が優勝でき た事は非常に誇りに思います。  また,今年度はすでにポーランド,オーストリア のナショナルチームをはじめ,スペイン,ドイツ, フランスのチームが本学柔道部を訪れました(10月 1日現在)。例年よりは少ないですが,今年も多くの 外国人柔道家との交流ができました。 これからの目標と抱負  大きい目標としては10月に開催される全日本学生 柔道体重別団体優勝大会を制する事です。6月に行 われた優勝大会は無差別の団体戦であるため重量級 をそろえる事が可能な私立大学に遅れを取ってしま いました。しかし,体重別で団体戦を行うこの大会 では,選手層は薄いながらも各階級に全日本クラス の選手をそろえる我々にもチャンスがあり,事実一 昨年は優勝しています。今回は昨年の雪辱を晴らす という意味でも必ず優勝を果たし,筑波大学の名を 全国に轟かせたいと思っています。また4年後のリ オデジャネイロ五輪,あるいは2020年の五輪に向け て学生・卒業生は動き出しています。  今後の柔道部の動向にぜひ注目いただき,世界で 活躍する選手から大学レベルで活動する選手まで全 員に応援を頂戴できれば幸いです。 筑波大学柔道部HP  http://club.taiiku.tsukuba.ac.jp/judo/

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筑波大学応援部WINS

∼“筑波大学を元気にする”活動をしています!∼

砂田 美佑

(情報メディア創成学類 3年)

応援部WINSについて  こんにちは!突然ですが,皆さんは応援部にどん な印象をお持ちですか?もしかしたら「練習が大変」, 「上下関係が厳しい」などといったイメージがあるか もしれません。  私たち応援部WINSは今年で創部6年目と比較的新 しく,部員は皆本当に仲が良くアットホームな雰囲 気を持つ団体です。当初はわずか数人で結成された 応援部WINSですが,今では50人を超える程の大所 帯になりました。『筑波大学を元気にする』ことを活 動目標に,また『既成観念にとらわれることなく,よ り効果的な応援のスタイルを創造していく』ことを活 動指針に掲げており,応援部WINSだからこそ出来る 応援とは何かを模索しながら日々活動に励んでいま す。活動内容は体育会部活動の試合応援から学内の イベントでのステージなどと多岐に渡っており,勝 利の追い風になるような応援,観客の方々に元気を 与えられるようなステージを目指して練習をしてい ます。今年から硬式野球部の試合応援に行かせても らうことになり,ますます活動の幅を広げています。  応援部WINSは,学ランを着て応援の指揮をとる リーダー,いつも笑顔の溢れるチアリーダー,そし て楽器演奏で応援を盛り上げるアンサンブルバンド の3部門で構成されています。普段は部門ごとに分 かれて練習を行い,本番や応援の時期が近くなると 3部門集まっての全体練習を行うという形式をとっ ています。また,練習以外にも月に1度,全体ミー ティングを行って情報の共有をしています。主な活 動場所は課外活動練習施設付近,春日講堂,1E棟教 室などです。活動頻度は部門によって多少異なりま すが週に3回程度です。 今年もやります,桐華祭!  昨年の12月にいつも応援部を支えてくださってい る多くの方々に感謝の気持ちを伝えたいという思い で応援部WINS初の単独公演「桐華祭(とうかさい)」 を開催しましたが,今年も引き続き開催することに なりました! 第2回 筑波大学応援部WINS単独公演 桐華祭 日時:2012年12月21日(金)    18:30開場 19:00開演 場所:つくばカピオ ホール    入場無料  この桐華祭は私たちの今年1年の活動の集大成と も言えます。演目は実際に応援の時に使う曲をメド レーにした私たちのお家芸である応援曲メドレーか ら,筑波大学にまつわる歌,各部門ごとに行うス テージなど盛りだくさんの内容となっております。 入場無料なので,気軽に足を運んでいただけると嬉 しいです。 部員は常時募集しています!  応援部WINSは新歓時期だけではなく,いつでも新 入部員募集中です!「応援って楽しそう!」,「学ラン を着てみたい!」,「チアになって踊ってみたい!」,「楽 器を始めてみたい!」と,少しでも興味をもたれた方 は練習を覗きに来てみませんか?どの部門にも共通 して言えることは,応援部に入るために必要なのは 「応援したい!」という気持ちだけだということです。 ダンスや楽器などの経験の有無は全く関係ありませ ん。一度練習を見に来たらきっと部の持つ温かい雰 囲気を知ることが出来ると思います。  私たちと一緒に応援部WINSで青春してみません か?連絡お待ちしています! Mail:wins_tsukuba_cheer@yahoo.co.jp Web:http://www.shihoukai.gr.jp/~endan/wins/ Twitter:wins_tsukuba 野球応援の様子 昨年の桐華祭の様子

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一生続く筑波大学の教職の縦と横の繋がり

「教育実習シェア会」(

11083A・12027A)

下村 理愛

(教育研究科 スクールリーダシップ開発専攻 1年)

はじめに  「筑波大学は教職の繋がりが全然ないなあ…」と 思っているそこのあなた!  「教育実習の準備って何をすればいいの?」とお困 りの後輩の皆さん!  「事後指導ではできなかったぶっちゃけトークをし たい!」という先輩の皆さん!  「教員になって全国に散らばっても繋がる仲間を筑 波大学で作りたい!」というキミ!  そんな皆さんの想いをぜんぶ解消するイベントが 教育実習シェア会です。  これだけわかってもらえたらもうOKです(笑)。 教育実習シェア会で私たちが創りたいもの  これまでに,教育実習事前シェア会,教育実習事後 シェア会と2種類のイベントを行いました。これらの 2つのイベントで共通していることは先に述べたよう に「筑波大学内の教職の繋がりを創る」ということで す。  「事前」シェア会では,先輩たちの話を聞いて,後 輩が教育実習で「よりよい失敗をするために」とい うテーマを掲げてイベントを行いました。時期は教 育実習目前の4月で,約40名が参加しました。前半 は先輩から教育実習に関するプレゼンを行いました。 生活面は福原遼平さん(教育研究科1年),授業面は 大澤明梨さん(社会学類4年),部活面は稲垣謙次郎 さん(人間総合科学研究科1年)がプレゼンをしまし た。私が一番印象に残っているのは福原さんの「忙し すぎて,解放されるのが夜中だけなのでATMが使え ません。お金は事前におろしておきましょう。」です。 後半は先輩後輩を混ぜた小グループに分かれて質問 &アドバイスタイム。学校の事前指導では絶対聞け ない様な質問がたくさん出ました。  「事後」シェア会の時期は実習が終わったばかりの 6月末と11月頭で,6月の第1弾では約30名が参加 しました。学校で行われる事後指導では,語りきれ なかったところまで小グループに分かれて思う存分 語ってもらいます。前半のランダムグループ別では 「教室の教卓が及ぼす教員と生徒の関係性」という深 い話までいく班もあり,後半の教科別では教科観の 熱い話がそれぞれ聞けました。また,そんな先輩の 話を純粋に聞きたい,先輩たちと話したい,先輩た ちと繋がりたいという,後輩の皆さんからも多くの 触発が生まれました。中にはイベントをきっかけに 運営メンバーになってくれた人もいました。  経験をシェアすることで得られるものはいっぱい あると思います。経験はその人の一部なので,人間 理解にも繋がって,いつの間にか仲良くなっていま す。だから私はこのイベント,メンバーが大好きで す。こんな素敵な機会を持たせてくれた,T-ACTの 先生方,ご協力いただいた教職授業担当の先生方, 本当にありがとうございました。 長く続く筑波大学の教職の縦と横の繋がり「筑波教育 ネットワーク」  このイベントの枠を超えて,筑波大学の長く続く 縦と横の教職の繋がりを作っています。筑波教育 ネットワークはFacebook上の繋がりですが,気軽に 悩みを相談できる場や,教育や教職のイベントの情 報を共有する場として設置しました。例えば「一緒に 試験の勉強をしましょう!」,「来週こんな教育のイベ ントがあります!一緒にいきませんか?」など。ぜひ ここでも繋がりを作って,将来,教員になっても初 心を思い出す仲間がいたら心強いですよね。そんな 関係が筑波大学から日本中に広まったらいいな,と 考えています。 Facebook group:筑波教育ネットワーク

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事前シェア会で生活面について プレゼン中 みんなラーメンが大好き!スタッフのみんなと! 事後シェア会でのグループ別の話し合い

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身近な行動で,世界は変えられる

∼「それでも運命にイエスという。」上映イベントを通じて(

12002A)∼

中居 秀美

(国際総合学類 3年 執筆者)

田中 宏明

(心理学類 3年)

堀下 恭平

(生物資源学類 3年)

映画との出会い  この映画「それでも運命にイエスという。」は,カ ンボジアのエイズ患者の実態を記録したドキュメン タリー映画で,「僕たちは世界を変えることができな い。」のサイドストーリーとして作られました。当 初,日本一周上映イベントの一環として,2011年3 月15日の開催が予定されていたこの上映イベントは, 予期せぬ大震災の影響で中止を余儀なくされました。 しかし製作者の葉田さん・小川さんの強い希望と私た ち学生の想いが繋がり,1年2ヶ月越しの2012年5 月19日に,上映イベントを筑波大学で開催しました。  辛く困難な状況に置かれていても,自分の運命を 受け入れ前向きに生きていく人々の様子を映し出し たこの映画。参加者も自分の人生を見つめ直すきっ かけになれば,そして明日からの毎日が少しだけ違 うものになっていけば,というのが私たちの想いで した。 小さな国際協力  みなさん,「国際協力」と聞いて思い浮かべるもの は何でしょう。砂漠の真ん中で井戸を掘っている様 子,先進国の援助で建てられた立派な校舎,路上で 暮らす貧しい子供たちへの支援…。「国際協力」と聞 くと,自分とは無関係な活動,自分には何もできな い,と思いがちです。しかし,途上国に行って深刻 な現状に自ら立ち向かうことだけが,国際協力では ありません。それはもっと身近なところから始める ことができ,ほんの小さなことでもいいのです。た とえば途上国の現状を「知る」こと。それだって立派 な国際協力の1つです。  このイベントでは,自分ができる身近な行動が小 さな「幸せ」を生み,それが繋がって大きな「幸せ」 になることを,映画の鑑賞のみならず,映画製作者 のゲスト講演,そして主催3団体の活動を紹介する ことで,参加者に感じ取ってもらえるようコンテン ツを工夫しました。 身近な行動で,世界は変えられる  イベントの最後には,参加者それぞれが思う「幸せ を生む方法」を書き出してもらいました。身近なとこ ろで自分にできることはなんだろう,自分が幸せに できる人は誰だろう。そんなことをちょっと真剣に 考える時間でした。最後には「幸」の文字になるよう に1枚絵にして会場に展示し,みなさんと幸せな瞬 間を共有することができました。  当初の予定を大きく上回る100名を超える参加者 と,32名のスタッフで作り上げたこのイベント。1 つものを作り上げるために,活動の内容も幅も違う 3団体が協力することで直面する困難は当然ありま したが,それ以上に得られた達成感や一体感,そし て幸せの可能性はきっと今後の活動に生かされるも のだと感じました。  「僕たちは世界を変えることができない」。確かにそ の通り,世界なんて大きなものを変えることはでき ません。しかし,日常を変えることはできます。自 分の身近な行動で,身近な人が幸せになり,その人 が行動を起こし…,と行動が連鎖し,幸せを生み続 けられたら,あなたの毎日が,そして世界が変わっ ていく気がしませんか?  「身近な行動で,世界は変えられる」。参加者がそう 感じていただけたなら,それは私たちの幸せです。 協力団体: TABLE FOR TWO筑波大学,WorldFut

TSUKUBA,Study For Two筑波大学支部

会場の皆さんと大きな幸せを共有しました たくさんの方にご来場いただきました!

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秋から冬にかけて流行る感染症に気をつけよう

大塚 盛男

(医学医療系)

 大学は多数の学生の皆様が集団で生活する場所の ため,感染症が流行しやすい環境にあります。毎年, 気温が下がり空気が乾燥する秋から冬にかけての時 期には,ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎やイ ンフルエンザなどの感染症が流行して,多数の方が 保健管理センターを受診されます。多くの学生の皆 様は,これらの感染症に罹った経験があるのではな いかと思いますが,家族と離れて一人で生活してい ると辛い症状への対応が大変な場合もあると思いま すので,罹らないように注意しましょう。 感染性胃腸炎  感染性胃腸炎とは,細菌やウイルスなどの感染に より嘔吐や下痢などが出現する疾患で,発熱や頭痛 などの全身症状や脱水症状などが加わる場合もあり ます。例年11月上旬から患者数が急増し,12月をピー クに一旦減少しますが,1∼3月に再度増加し,そ の後徐々に減少していきます。12月のピークはノロ ウイルス,春のピークはロタウイルスの感染により ます。一方,夏はサルモネラやカンピロバクターな どの細菌によることがしばしばです。  これから流行るノロウイルスは,感染力が非常に 強くごく少量のウイルスでも口から体内に入ると感 染します。ノロウイルスに汚染された食品を食べた り,感染した人の便や吐物を介して感染します。感 染後,1∼2 日で嘔気,嘔吐,下痢,腹痛が出現し ますが,頭痛,発熱,悪寒,筋痛,咽頭痛,倦怠感 などを伴うこともあります。突然発症し強い症状が 急速に進行することも多く,発症1∼2日目は辛い 状態になることもしばしばです。通常,2∼3日で 自然治癒します。ノロウイルスに有効な薬はないの で,治療は整腸剤や痛み止めなどの対症療法のみと なります。経過中,食事は無理して摂る必要はあり ませんが,少しずつでも水分は補給しましょう。ま た,食事を摂る場合は消化の良いものにしましょう。  ウイルスは患者の便や吐物に大量に含まれていま す。症状がなくなっても1週間位便とともに排出さ れます。トイレの後は必ず良く手洗いをしてくださ い。また,感染しても症状が出ない場合もあります が,この場合でもウイルスは排出されます。知らず にウイルスを拡散させる可能性がありますので,日 頃からトイレの後の手洗いを心がけてください。ま た,ウイルスが付着した物に手を触れることで感染 しますので,食事の前などはよく手を洗うことが大 切です。患者の看護や世話をする時は,使い捨ての マスクや手袋を着用し,処置後は十分に手洗いして ください。また,多種類の型のウイルスが存在しま すので,一度罹っても何度も感染します。予防には 十分に気をつけましょう。 インフルエンザ  インフルエンザは,インフルエンザウイルスによ り発症します。風邪は,多くはライノウイルスやコ ロナウイルスなどのウイルス感染により発症し,鼻 やのどの症状を主とするものでインフルエンザとは 異なります。インフルエンザは,主にくしゃみや咳 に含まれるウイルスが,そのままあるいは空気中に 浮遊しているうちに呼吸器に吸い込まれて感染し, 通常1∼3日後に発症します。突然38℃以上の高熱 が出て,鼻水,のどの痛み,咳などの呼吸器症状と ともに,頭痛,関節痛,筋肉痛などの強い全身症状 が出現し,これらの症状が約5日間続きます。時に は,腹痛,下痢,嘔吐などの消化器症状も出ます。 また,気管支炎や肺炎を併発しやすく,体力のない 高齢者や乳幼児などは命にかかわることもあります。 学生の皆様でも合併症を生じることがありますので, 経過中は無理をせず治療に専念しましょう。また, 罹ってしまった人は,他人への感染を減らすよう必 ずマスクを着用して,咳やくしゃみで飛沫が飛び散 らないように心掛けてください(咳エチケット)。  治療には,インフルエンザウイルスに特異的に効 く薬が用いられます。この薬は体内でのウイルスの 増殖を抑え, 病気の期間と症状の重さを軽減します。 効果を上げるにはウイルスが十分に増殖する前に投 与する必要があり,発症後48時間以内に治療開始す る事が大切です。また,インフルエンザの診断には, 15分位で結果の出る簡便な検査キットが用いられま す。発症直後では陽性とならない場合もありますが, 感度,特異度ともに高く信頼できる検査です。診断 や治療は健康保険でできますので,罹ったかな,と 思ったら早めに医療機関を受診しましょう。  さらに詳しく知りたい方は,感染症情報センター のHP(http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html) にアクセスしてください。

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つくばスチューデンツ・平成 24 年度 № 5(通巻 641 号) 18

日本学生支援機構奨学金返還説明会の開催について

 平成25年3月満期予定者を対象に奨学金返還説明会を以下のとおり開催します。  対象となる学生は,対応支援室の学生支援・教務で関係書類を受領し,当日持参してください。  なお,返還に関する説明会は今回限りとなりますので,必ず出席してください。 日    時:12月5日(水)15:15∼17:00〔開場 14:30〕 場    所:大学会館 講堂 対  象  者:平成25年3月満期予定の学群生・大学院生 主な説明事項:(1)奨学金返還の重要性について        (2)返還誓約書の記入と提出について        (3)貸与奨学金返還確認票の記載内容の確認と変更について        (4)返還方法等について        (5)延滞した場合の措置について        (6)返還にかかる制度と諸手続について        (7)機構からの情報提供について

茗渓会学生活動支援事業について

(学生部学生生活課)

 9月10日(月)17:00から総合交流会館において, 茗渓会の江田昌佑理事長から学生活動支援事業で 採択された学生団体に対し,助成金の決定通知書 の交付式が行われました。  採択されたのは15団体で,助成金の総額は300 万円でした。

平成

24年度暖房の実施期間について

(施設部施設環境課)

 本年度の暖房の実施期間については,気象庁による中期予報などを勘案するとともに,CO2削減対策に寄与する ため昨年と同様,下記の実施期間を運転することとします。 暖房の実施概要 ○暖房実施期間   本年度は土日,祝祭日を除く平成24年11月28日(水)から平成25年3月8日(金)までを予定しています。  外気温15℃以下を目安に暖房運転を行います。なお,実施期間は温度条件により1週間程度前後して弾力的 に運用します。 ○運転時間   8時30分から18時まで運転します。室内温度の設定は18℃とします。 ○個別エアコンの運転について   上記暖房実施期間と運転時間は執務室,会議室などの個別エアコンについても厳守するものとします。 省エネなどへの協力要請  暖房運転には多くのエネルギーを必要とします。本学では,省エネルギー,CO2削減を推進しておりますので, 学生・教職員のみなさんには省エネなどについてご理解とご協力をお願いします。

インフォメーションつくば

採択された団体の代表者の皆さん

参照

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