介護保険制度改正の説明会
札幌市の地域包括支援センターのイメージキャラクター「ほっター」
2018年(平成30年)3月
札幌市 保健福祉局 高齢保健福祉部
※この資料に掲載している介護保険料の額等は現時点の(案)であり、
現在開会中の札幌市議会において審議中のものです。
○ 高齢社会を迎えた私たちのまわりでは、寝たきりや認知症などで介護を必要とする方が増えています。 ○「介護保険制度」は、介護が必要になっても残された能力を活かして、できる限り自立し尊厳をもって暮 らしていただくために、介護を社会全体で支えるためのしくみです。この制度は、平成12年度に創設され、 制度の開始から19年目を迎えます。 ○ 介護を社会全体で支えるということは、より具体的には、介護保険にかかる全ての費用を社会全体で負担 するということになります。 ○ 介護保険制度は、国が定める基準に従い市町村が運営しています。
介護保険制度のしくみ
○ 介護保険制度は、40歳以上の全ての住民が加入します。 ○ 加入者は、年齢によって「第1号被保険者」と「第2号被保険者」に分かれます。 被保険者区分 第1号被保険者 第2号被保険者 年 齢 ○ 65歳以上の方 ○ 40~64歳の方(医療保険の加入者) 介護サービスを 利用できる方 ○ 日常生活に常に介護が必要な状態 (要介護状態)と認定を受けた方 ○ 日 常 生 活 に 支 援 が 必 要 な 状 態 ( 要 支 援 状 態 ) と 認 定 さ れ た 方 または確認された方 ○ 「初老期認知症」や「脳血管疾患」など の加齢が原因となる16種類の病気により 介護や支援が必要な状態(要介護・要支援 状態)と認定された方 被保険者証 介護サービス を利用する際 に必要です。 ○ 65歳になると自動的に送られて き ま す ( 手 続 き は 必 要 あ り ま せ ん)。 ○ 要介護・要支援認定を受けた方や、特に 希望する方に交付されます。 保険料額の設定 ○ お住まいの市町村が決定 ○ 加入している医療保険の保険者が決定 ※ 第2号被保険者の方の介護保険料につ いては、加入している医療保険の保険 者にお問い合わせください。
介護保険の加入者
2018年度(平成30年度)
介護保険制度改正のポイント
2018年(平成30年)4月1日施行
(一部除く)
「共生型サービス」を位置づけ
2018年(平成30年)4月から
○ 高齢者と障がい児者が同一の事業所でサービスを受けやすくするため、介護保険と障がい福祉両方の 制度に新たに共生型サービスが位置づけられ、障がい福祉サービス事業所等であれば、介護保険事業 所の指定が受けやすくなります(逆に、介護保険事業所であれば、障がい福祉サービス事業所等の指 定が受けやすくなります)。 ○ 対象サービスは、下記のサービスです。 訪問介護(ホームヘルプサービス) 通所介護・地域密着型通所介護(デイサービス) 短期入所生活介護(ショートステイ) 対象サービスは、 訪問介護 通所介護・地域密着型通所介護 短期入所生活介護 障がい児者 障がい児者 障がい福祉サービス事業 所等であれば、介護保険 事業所の指定も受けやす くする特例を設ける。 ※逆も同じ 障がい 障がい「介護医療院」の創設
2018年(平成30年)4月から
○ 今後、増加が見込まれる慢性期の医療・介護ニーズへの対応のため、新たに介護保険施設として「介 護医療院」が創設されます。 ○ 介護医療院は「日常的な医学管理が必要な重介護者の受入れ」や「看取り・ターミナル」等の機能と、 「生活施設」としての機能を兼ね備えた施設です。 ○ なお、次期高齢者支援計画期間中(2018年度(平成30年度)~2020年度)の介護医療院の整備 については、介護療養型医療施設等からの転換を優先します。サービス利用の利用者負担について
○ 介護サービスを利用した場合、利用される方の利用者負担は、原則として要する費用の1割または 2割でしたが、2割負担のうち現役世代並みの所得がある方(特に所得が高い方)は、2018年(平成 30年)8月利用分から3割負担となります。 ○ なお、利用者負担額が一定の上限額を超えたときは、申請により、その超えた額が高額介護サービス 費として給付(払い戻し)されるため、負担割合が3割となっても、すべての方が3割分の負担になる とは限りません。2018年(平成30年)8月利用分から変わります
●2018年(平成30年)8月利用分からの負担割合 ●2018年(平成30年)7月利用分までの負担割合上記以外の方
1割
第1号被保険者(65歳以上)のうち、 一定以上の所得がある方上記以外の方
1割
第1号被保険者(65歳以上)のうち、 一定以上の所得がある方 第1号被保険者(65歳以上)のうち、 現役世代並みの所得がある方2割
3割
2割
○ 自己負担が2割の方のうち、3割となる「現役世代並みの所得がある方」の基準(案)は以下のとおりです。 <現役世代並みの所得がある方(特に所得が高い方)の基準(案)> ① 第1号被保険者のうち、「合計所得金額が220万円以上(単身で年金収入のみの場合、344 万円以上)の方」の利用者負担を3割とします。 ② ただし、本人の合計所得金額が220万円以上であっても、同一世帯の第1号被保険者の「年 金収入+その他合計所得金額の合計が、単身で340万円未満、2人以上世帯で463万円未満の 場合」は、利用者負担は2割です。 ○ 第2号被保険者(64歳以下)の方、生活保護を受けている方、市町村民税非課税の方については、引き 続き1割負担です。 ○ 要介護・要支援認定を受けている方、または、総合事業の事業対象者の確認を受けている方には、1割、 2割、3割の負担割合を記載した介護保険負担割合証を交付いたしますので、介護保険サービスを利用する 際には、被保険者証と一緒にサービス事業所等へ提出してください。 また、要介護・要支援認定を受けていない方には、新しく要介護・要支援認定を受けた際に、介護保険負 担割合証を交付いたします。 ○ 介護保険負担割合証の有効期間は原則7月31日までですが、満了前までに新しい有効期間の証を郵送い たします。(申請手続きは必要ありません)
○ 福祉用具について、要介護・要支援認定を受けた方は、月々の利用限度額の範囲内であれば、 貸与(レンタル)価格の1~3割の自己負担で借りることができます。 ○ 福祉用具貸与について、商品ごとの貸与価格の全国平均の公表や貸与価格の上限設定が行われます。 ○ また事業所の福祉用具専門相談員に、下記の事項が義務付けられます。 ① 貸与する商品の特徴や価格帯の異なる複数の商品を利用者に提示すること。 (2018年(平成30年)4月から) ② 貸与する商品ごとの全国平均貸与価格とその事業者の貸与価格の両方を利用者に説明すること。 (2018年(平成30年)10月から)
福祉用具貸与の貸与価格の上限設定等
2018年(平成30年)4月・10月
から変わります
札幌市高齢者支援計画2018
(2018(平成30)~2020年度)における
介護保険料等について
2018年(平成30年)4月1日から
札幌市がサービス提供事業所に支払う費用について
○ 利用者負担額(1割~3割)は、通常、利用者本人からサービス提供事業所(訪問介護の事業所な ど)に直接支払っていただきます。 ○ 利用者負担額以外の9割~7割の費用については、通常、札幌市が介護保険制度を運営するために 特別に設けている「介護保険特別会計」からサービス提供事業所に支払います。 ○ 札幌市がサービス提供事業所に支払う費用は、公費(国・都道府県・市町村)と保険料(第1号被 保険者と第2号被保険者が納める保険料)でまかなうこととされており、それぞれが国によって決め られた一定の割合を負担することとなります。 ○ なお、介護保険制度の運営に要する事務経費(介護保険事業に携わる職員の人件費、通知書の作成 費や郵送費、制度の普及啓発の経費など)については、札幌市が公費で負担しています。○ 札幌市がサービス提供事業所に支払う費用のうち、第1号被保険者全体が負担する割合は、全国の第 1号被保険者と第2号被保険者の人数の割合によって3年に1度見直されます。 ○ 現在(平成27~29年度)は「第1号被保険者の負担割合22%:第2号被保険者の負担割合28%」 ですが、2018(平成30)~2020年度は65歳以上の人口の増加に伴って「第1号被保険者の負担割 合23%:第2号被保険者の負担割合27%」とされます。
【札幌市がサービス提供事業所に支払う費用の負担割合】
(2018(平成30)~2020年度)
※この負担割合は、居宅等サービスに係る標準的な負担割合であり、 負担割合は、サービスの種類によって異なります。23%
27%
50%
第1号被保険者(65歳以上の方)の 保険料 第2号被保険者(40~64歳の方)の 保険料 公費で半分を負担 国:25% 都道府県:12.5% 市町村:12.5%第1号被保険者の保険料段階設定について
2018年(平成30年)4月から
変わります
○ 65歳以上の第1号被保険者の方々に納付していただく介護保険料は、前年の所得などに応じた所得段 階ごとに設定されています。 ○ 札幌市における保険料の段階設定は、現計画期間(2015(平成27)~2017(平成29)年度)は 10段階でしたが、低所得者に配慮しつつ、被保険者それぞれの負担能力に応じて保険料を負担してい ただくため、現計画期間の最高段階である第10段階を所得により4つの段階に細分化し、11段階以降 の負担割合を引き上げ、よりきめ細かい段階設定をします。 ○ これにより、次期計画期間(2018(平成30)~2020年度)の保険料段階設定を13段階に改めます。 低所得者の第1号保険料の軽減継続 ○ 次期計画期間においても、引き続き、現計画期間と同様に第1段階の基準額に乗じる割合をさらに引 き下げ、その引き下げた分について、サービス費用の約50%の公費負担に加えて、別枠で公費を投入 し、保険料の軽減を図ります。 第1段階(負担割合:基準額×0.45) 別枠公費負担による軽減割合は▲0.05【札幌市の第1号被保険者の保険料の段階設定】
2015(平成27)~2017(平成29)年度 2018(平成30)~2020年度 段 階 保険料 段 階 保険料 負担割合 第1段階 27,956円 第1段階 31,174円 基準額×0.45 第2段階 40,380円 第2段階 45,029円 基準額×0.65 第3段階 46,593円 第3段階 51,957円 基準額×0.75 第4段階 55,911円 第4段階 62,348円 基準額×0.90 第5段階 62,123円 (月額5,177円) 第5段階 69,275円 (月額5,773円) 基準額 第6段階 71,442円 第6段階 79,667円 基準額×1.15 第7段階 77,654円 第7段階 86,594円 基準額×1.25 第8段階 93,185円 第8段階 103,913円 基準額×1.50 第9段階 108,716円 第9段階 121,232円 基準額×1.75 第10段階 124,246円 第10段階 138,550円 基準額×2.00 第11段階 145,478円 基準額×2.10 第12段階 152,405円 基準額×2.20 第13段階 159,333円 基準額×2.30 ○ 所得段階別の第1号被保険者の保険料は下表のとおりです。 新設段階 第11・12・13段階第1号被保険者の保険料の設定の基本的な考え方
○ 第1号被保険者の保険料は、サービスを利用される方の利用者負担額を除いた介護保険事業計画期間 の3年間で見込まれる介護保険の総費用のうち、第1号被保険者の保険料全体で負担すべき金額をまか なうことができるように設定します。第1号被保険者の保険料の設定の基本的な考え方
第1号被保険者の保険料は市町村ごとに決定
○ 第1号被保険者の保険料は、市町村が条例で定めるため、市町村ごとに異なります。 ○ 段階ごとの保険料の設定は、3年間変更はありません。 第6期(3年間) 2015(平成27)~2017(平成29)年度 保険料基準(月額) 5,177円 保険料の設定 第7期(3年間) 2018(平成30)~2020年度 保険料基準(月額) 5,773円2018(平成30)~2020年度第1号被保険者の保険料の具体的な計算方法
2018(平成30)~2020年度の第1号被保険者全体で負担する金額は、以下の流れで計算していきます。 項目 金額(概数) 考え方 ① 介護保険の総費用 ○ 利用者負担額を除いた 介護サービス費用 ○ 介護予防などの地域支 援事業に要する費用 4,583億円 (3年間累計) ○ 高齢化の進展に伴う介護サービスの利用者数の増加な どを踏まえて推計しています。 ○ なお、介護保険制度の運営に要する事務経費(介護保 険事業に携わる職員の人件費、通知書の作成費や郵送 費、制度の普及啓発の経費など)は、札幌市が負担し ているため含まれていません。 ② 第1号被保険者全体で負 担する金額 (=①×約23%) 1,044億円 (3年間累計) ○ 上記①の総費用のうち第1号被保険者全体で負担する 金額です。標準的には総費用の23%の金額となります。 ○ 札幌市の場合、第1号被保険者の所得が全国平均を下 回っていることから、国からの交付金が標準より多く 交付されており、その分、第1号被保険者全体の負担 割合が低くなっています。第1号被保険者全体で負担する金額
項目 金額(概数) 考え方 ③ 保険料上昇抑制のための 札幌市介護給付費準備基 金の活用 27億円 ○ 保険料上昇抑制のために、第1号被保険者の保険料の これまでの剰余金を管理・運用している「札幌市介護 給付費準備基金」の2017(平成29)年度末残高見 込みのほぼ全額にあたる27億円を活用します。 ④保険料上昇抑制後の第1 号被保険者全体で負担す る金額 (=②-③) 1,017億円 (3年間累計) ○ 保険料上昇抑制前の負担額1,044億円から、上昇抑 制のための基金の活用額(27億円)を引いた金額で す。
○ これらをもとに、2018年(平成30)~2020年度の第1号被保険者の保険料基準額を求めると、 月額は以下のとおりとなります。