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各取組は PDCA サイクルを回し効果を評価し 目標が達成できない見通しとなったときは さらなる総量の縮減や取組 体制の強化等 基本方針等を見直します [ 図表 40] [ 図表 40:PDCA サイクル ] 計画修正 Action 計画修正 Action Plan Check 計画等修正 Acti

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Academic year: 2021

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(1)

公共施設等の管理運営は所管部門ごとの判断に基づいて行われてきましたが、公共資産マネジ メントの取組を進めるうえで、市全体としての最適化を図る視点が不可欠です。 そこで、公共資産情報の収集把握、施設の質と量の最適化、計画の進行管理など公共資産マネ ジメントにかかる全体調整や方針策定を担う全庁横断的な組織体制を構築します。 また取組を進めるうえでの客観性や専門性を確保するため、第三者で構成する会議等を設置し ます。 公共資産マネジメントを実現するためには、公共資産に関わる全ての職員が、それぞれの公共 施設等の状況を適切に理解し必要に応じて市民等への説明責任を果たすとともに、施設管理に対 して責任感を持ち、最少の経費で最大の効果を挙げて、市全体の経営改善に貢献することが必要 です。 そこで、マネジメント研修の拡充や公共資産マネジメントの啓発に携わる推進員の設置等、マ ネジメント体制の強化に取り組みます。

(2)

各取組はPDCAサイクルを回し効果を評価し、目標が達成できない見通しとなったときは、 さらなる総量の縮減や取組・体制の強化等、基本方針等を見直します。[図表 40] [図表 40:PDCA サイクル] ○マネジメントサイクルでは施設所管部門の自主的な点検を踏まえ、本計画に基づく施策の実 施状況やメンテナンスサイクルなどを点検、評価(以下、単に「評価等」という。)します。 また、評価等およびその後の施策の方向性については庁内会議体に報告し、必要に応じて計 画を見直します。 ○評価等の報告は翌年度以降の予算検討、および更新等や保全費用の調整等に活用し、財政状 況とのバランスを図っていきます。 ○評価等の方法は本計画の目指す方向を的確に反映し、かつ社会経済等の状況に即した適切な ものであるよう常に見直しを行い、評価等の継続性にも配慮しつつ、その発展のため必要に 応じ機動的に変更を行っていきます。 そのため、評価等の運用を通じて指標の具体化および充実化を図るとともに、その基礎とな る科学的知見および統計の充実、データベースの整備等、総合的な評価手法の開発などに努 めます。[図表 41] ○短期的には公共資産データベース、施設のメンテナンスサイクル、再配置基本方針や土地利 活用方針といった個別方針、長寿命化等の施設マネジメント計画やリニューアル整備計画と いった個別の実施計画の検討・策定など、おもに、取組を進めるうえで必要となる仕組み、 個別方針、実施計画、マニュアル等の整備状況を評価します。 Plan Do Do Check 計画等修正 計画修正 計画修正 Action Action Action

(3)

○将来、状況が想定を超えて変化する場合には、マネジメントをローリングするなかで、計画 期間中でも修正します。 [図表 41:評価項目イメージ] *数値化が困難な場合は高‐中‐低のレベリングによる簡易的仕分けを行い、最終的に総合的な検討を行う。 [図表 42:評価等を踏まえた保全予算配分の優先順位の考え方イメージ] 高 4位 2位 1位 中 7位 5位 3位 低 9位 8位 6位 低 中 高 施設の重要度 右欄以外の施設 民間で代替可能な 施設 準義務的施設 防災拠点 ・福祉施設 ・図書館等 義務的施設 防災重要拠点等 ・本庁舎・消防署 ・学校等 出典:公共ファシリティマネジメント戦略(公益社団法人日本ファシリティマネジメント協会編著・ぎょうせい) ○将来にわたる計画的な保全の予算計画・管理のため、今後次のような検討を行います。 ・今後、策定していく各施設の維持管理保全計画等や事業計画等を取りまとめ、3年から5 年程度の中期的な市全体の維持管理・修繕・建替費用にかかる費用の見通しを作成し、毎 年ローリングする。 ・保全にかかる予算計画・管理の指標として残存不具合率1*を導入するなどにより、保全予算 の目標管理を行う。 1 残存不具合率【ざんぞんふぐあいりつ】(略:FCI)FCIはファシリティマネジメントが生まれたアメリカで開発された 評価法。現在の老朽化度合に必要な建物の保全改修費(→これまで施工しようとした保全改修費で予算の都合で延期されてい る分と今後5年程度の間に施工が必要な保全改修費を合算した金額=残存不具合額)を、現時点で同じ建物を建てると仮定し た場合の価格(=復成価格)で割った率のこと。残存不具合率:FCI(%)=残存不具合額÷復成価格×100 FCI5%以下の場合は良好な状態、5%~10%の場合は注意を要する状況、10%以上の場合は悪い状態とされる。 劣 化 ・ 不 具 合 の 優 先 度

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○公共資産情報の体系的な収集、蓄積、利用を図るため、公共資産データベースを構築します。 ○データベース構築にあたっては資産の特性を十分考慮するとともに、既存システムである公 有財産台帳システムや固定資産台帳、統合型GIS2*との連係を図ります。[図表 43] ○公共施設は施設の個別性能や利用状況、経営情報等を広く社会的に共有するため、市民等の 視点に立った分かりやすい解説や分析、公共施設等の現状と課題を施設カルテとしてまとめ、 資産の“ ”を進めます。 ○公共資産データベースを活用し、各施設の資産評価の定期的な実施、評価結果に基づく利用 調整、再配置、長寿命化等の公共資産の最適化を推進します [図表 43:公共資産データベースイメージ] 公共資産マネジメントの取組は、行政だけでなく、市民、利用者、地域住民、市議会、指定管 理者等関係事業者といった多様な主体(以下、「市民等」)間の連携が必要です。 そのため、各主体の間で公共資産の情報や果たすべき目標についての相互理解と課題の共有が 必要といえます。 ○本計画を実現するためには、サービスの受益者であり最終的な負担者である市民等と本市の 現状を共有し、市全体的な公共施設等のあり方をともに考えていくことが必要です。そこで、 公共資産の個別性能や利用状況、経営情報等を広く社会的に共有するため、市民等の視点に 立った分かりやすい解説や分析、施設等の現状と課題の見える化を進めます。

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査、パブリックコメント等の適切な手法を検討し取り入れます。 ○定期的に利用者アンケートや聞き取りを実施するなど、変化するニーズを把握するとともに、 今後の運営改善や職員教育に活用しサービスの向上を目指します。 行政と民間事業者等がパートナーシップを組んで公共サービスを提供する官民連携手法は、 PFI、指定管理者制度、市場化テスト等といった手法が研究・導入されてきています。 しかし、本市においては、担い手の確保、サービス水準の向上、リスク分担の困難性、採算 性確保といった様々な課題もあり一部の手法の導入に留まっています。 今後は公共資産を取り巻く厳しい環境を踏まえ、PPP/PFI等の民間活力の活用、官民連 携の実現に向け、より一層積極的に取り組みます。 さらに市民やNPO、民間企業等とのパートナーシップを通じた公共サービスの提供のほか、 協働を促進するファシリテーター3*の育成やNPO等の公共サービスの提供における新たな担 い手の育成など、パートナーシップを支える取組について検討します。 (官民連携の取組例) ・PPP/PFI方針の検討(PFI方針の改訂) ・提案や意見を募集する民間提案制度の導入 ・地域住民等との協力関係の構築により公共サービスを推進するアドプト制度4*の導入 ・民間企業等との包括業務委託 [図表 44:各主体に向けた取組(案)] 3 ファシリテーター。直訳は促進者。人々の活動が容易にできるように支援し、うまくことが運ぶように舵取りする人。集団に よる課題解決、アイデア創造、教育、学習など、あらゆる知識創造活動を支援し促進していく働きを意味する。(引用:特定 非営利活動法人日本ファシリテーション協会Webページ) 4 アドプトは「養子縁組をする」という意。道路や公園等の公共の場所を養子にみたてて、市民や民間企業がわが子のように愛 情をもって、定期的な美化やメンテナンスを担う活動。

(6)

本市だけであらゆる用途の施設を全て自前で整備するフルセット主義を当然とするのではな く、国・県・近隣自治体の公共施設やインフラ施設との広域的な連携や、民間施設を活用した 公共サービスの提供なども含めた公共施設等の最適化に取り組みます。 特に、近隣自治体との相互利用、共同処理、連携協約の締結といった広域連携は、効率的な 行政運営の有効な選択肢であることから、まずは近隣自治体と行政ニーズや保有施設に係る情 報交換を図るとともに、連携効果が期待できる分野を研究します。 出典:総務省「新たな広域連携」

参照

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