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H24 年度グローカル人材開発センター 事業報告書 (平成25 年 2 月 18 日から平成 25 年 3 月 31 日まで) 事業の成果 初年度は事業期間が短く、事務所の設立・事務規定の策定から法人運営にかかる事務体制 の整備及び、事業にかかる準備作業に重点をおいた。広報に関しては、設立記念シンポジ ウム開催した他、京都の大学間連携共同教育推進事業幹事会にてアナウンスを行い、また HP を設立して、一般への発信体制を整備した。人材育成の研究・先進事例調査では、京都 の産学公一体となったグローカル人材育成事業の方向性を固め、PBL 教育の開発にかかる 活動を行った。(※本会の事業報告は一部、平成24 年度選定の文科省事業が始動した 10 月 まで遡って記載している。) (1) 総会の開催 11月8日(18:00~20:00)むすびわざ館にて、設立総会が開催された。平成 24年度の京都市申請の書類一式(平成24 年度の事業計画・活動予算書、平成 25 年度の 事業計画・事業予算書、役員の承認、設立趣旨書、定款、財産目録)について協議がなさ れ、承認された。 (2) 理事会・臨時総会の開催 2月26日(13:45~14:00)むすびわざ館にて第1回理事会・臨時総会を開催 した。これは定款上の事務所の住所表記の軽微な変更に伴うものであるが、定款の変更に あたるため開催したものである。総会において問題なく承認された。 事業 No.1:産学協働による大学教育プログラム・資格制度の開発・運用 (1) PBL(課題解決型教育プログラム)の開発と運営 ①運営協議会・専門部会への参加 文科省大学間連携共同教育推進事業推進のための運営協議会、幹事会、専門部会、事務連 絡会議等が昨年度までで計7回開催され、当法人(および当法人移籍予定であった職員) もこれらに参加した。 第1回 幹事会 10月10日(水)17:00~19:00に龍谷大学にて、9 大学 10 団体が集まり、事 業計画が協議された。 第1回 運営協議会 11月16日(金)17:00~19:00に、龍谷大学にて、9 大学 10 団体が集まり、2
事務連絡と予算に関して協議された。 第2回 幹事会 (第1回 グローカル専門部会) 12月13日(木)14:15~15:45に、むすびわざ館3B 教室で、5 大学で協議が なされた。 第1回 事務担当者会議 1月10日(木) 14:00~15:30、京都産業大学にて 5 大学が集まり、予算執 行に関して情報共有が行われた。 第3回 幹事会(第2 回 グローカル専門部会) 1月29日(火)13:00~15:00に、むすびわざ館にて、5 大学が集まり、グロー カルの授業の開発およびシンポジウムの役割分担に関して協議がなされた。 第4回 幹事会 2月20日(水)10:00~12:00に、龍谷大学にて、9 大学が集まり、来年度の事 業計画と予算に関して報告がなされた。 第2回 運営協議会 3月26日(火)10:00~12:00に、龍谷大学にて、9 大学が集まり、実績報告と 来年度事業計画および予算に関して協議・報告がなされた。 ②連携校における「グローカル委員会」の構築・始動 共同教育推進事業連携校では事業推進の委員会を設置し、PBL の開発にかかわる教員・事務 体制の確保を進めた。5大学合計で59名がメンバーである。これらが当法人の産学連携 コーディネートの際の大学側窓口となる。 京都産業大学「グローカル人材委員会」 京都府立大学「グローカル人材育成プログラム検討委員会」 京都文教大学「大学間連携共同教育推進事業委員」 龍谷大学「プロジェクト推進部会」 佛教大学「PBL 推進委員会」 ③先進事例調査 昨年度は、3箇所で先進事例の調査を実施した。 ・2013 年 2 月 14 日(木)に、法政大学市ヶ谷キャリアセンターおよび藤村博之教授の研究 室を訪問。大学生の就職状況、NPO 法人人財創造フォーラムの事業等について把握し、アク ティブラーニングに関する意見交換を行った。 ・2013 年 2 月 22 日(金)に、大正大学のキャリアセンターにて、中小企業との協働の方法 や同センターのプロジェクトに関してヒアリングを行った。 ・2013 年 2 月 22 日(金)に東京大学工学部にて、インターンシップ・PBL 報告会が実施さ3
れ、理系人材との接続に関する先進的アイディアを吸収した。 (2)グローカル人材資格開発(京都産業大学より COLPU 委託事業) グローカル人材能力プログラムを開発するにあたり、「グローカル人材」の定義やその質 保証のシステムについて検討するため、計 3 回研究会を開催した。資格を構成するカリキ ュラムについて、地域公共政策士とのオーバーラップのさせ方などについて協議した。研 究会の内容に関する詳細は、下記のとおり。 第1 回研究会(2012 年 12 月 13 日) ・研究会の趣旨及びスケジュールについて ・グローカル人材能力プログラムについて ・京都経済四団体協力講義について 第2 回研究会(2013 年 2 月 26 日) ・グローカル人材能力質保証フレームワークについて ・グローカル人材能力プログラムの学習アウトカムについて 第3 回研究会(2013 年 3 月 18 日) ・グローカル人材能力プログラムの学習アウトカムについて (資料 1-1:資格フレーム) (3)FD(教育手法向上)研究事業 京都産業大学と協働して、3回にわたる FD 研究会の企画・運営を実施した。 ・2月13日:学生による FD 研究会「国際化と伝統のバランス」。学生 20 名と 4 名の地域・ 行政職員が参加した。・3月15日:NPO 法人 DNA 大宮登氏:15 名の教職員および 5 名の学生が参加した。DNA より学生主体の NPO 運営を組み込んだ教育手法についての報告がなされた。 ・3月26日(火)法政大学 藤村博之氏:龍谷大学にて、専門科目に内在するキャリア 教育の要素とはなにか、また教員は大学の就職活動にどのように関与していくか、につい ての報告がなされた。 (4) NPO 法人グローカル人材開発センター設立記念シンポジウム~オール京都で育むグロ ーカル人材~ 平成 24 年 2 月 28 日 13 時半より設立記念シンポジウムを、また 17 時半からは懇親会を 開催した。当日は、シンポジウム来場者 250 名、懇親会参加者 90 名であった。両会ともに、 産業界、行政、大学・一般市民がそれぞれほぼ三分の一ずつという結果であり、産学公の 連携がよくあらわれた形となった。KBS 京都・京都新聞から取材がなされた。 (資料 1-2:ニュースレター3号) (5) OECD 協働開発事業 グローカル人材育成プロジェクトを、OECD の LEED プログラムの一環として世界に発信す るため、平成 24 年 12 月 20 日に京都産業大学・龍谷大学は、OECD-LEED の政策分析官 Cristina Martinez-Fernandez(クリスティーナ・マルティネス-フェルナンデス)氏らと会合を持