【調査結果】 「鍋」に関する意識・実態調査 ◆ 多くの人に愛される「鍋」・・・今年の冬も、9 割が「鍋を食べたい」 ◆ 「鍋」において“シメ”を楽しみにしている人は 75%!“シメ”が「最も」楽しみと言う人も半数近くに ◆ 「“シメ”をアレンジすることで、鍋はもっと楽しめる」7 割が回答! 【インタビュー】 赤堀料理学園 校長・赤堀博美先生に聞く、今年の冬の「鍋トレンド」 ◆ 「スープを最後まで楽しみたい」というニーズから、“シメ”に注目が集まるように ◆ 定番の“シメ”メニューだけでなく、今年はアレンジのきいたものに注目が集まる傾向 ◆ おすすめの“シメ”メニューは、「トマト鍋×ナポリタン」、「寄せ鍋×そば」 【レシピ紹介】 赤堀先生おすすめ、家庭で楽しめる“シメ”レシピ「トマト鍋×ナポリタン」、「寄せ鍋×そば」 ◆ トマト鍋のシメでつくる「ナポリタン」 ◆ 寄せ鍋のシメでつくる「そば」 配信代行会社へのお問い合わせ/トレンダーズ株式会社 TEL:03-5774-8871 FAX:03-5774-8872
NEWS RELEASE
報道関係者各位 ※マーケティングリサーチ:「鍋」に関するトレンド予測“シメ”を楽しみに鍋メニューを選ぶ人が増加中・・・
今年の冬の「鍋」トレンド、キーワードは“シメ”
トマト鍋で「ナポリタン」、寄せ鍋で「そば」・・・
今年注目の鍋の“シメ”も紹介
生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研(東京都渋谷区)は、今年の冬の「鍋」トレンドとして、“シメ”の楽 しみ方に注目し、レポートします。 近年、鍋料理への関心は大きく高まっており、毎年さまざまなアレンジが楽しまれ、味付けや具材のバリエーションも豊かになっ ています。 そして今年の冬、鍋の新しいトレンドとして注目したいのが、鍋そのものではなく、“シメ”に特徴のある鍋です。ここ数年の傾 向として、鍋の“シメ”にこだわりを持つ人が増えており、飲食店でも、定番の雑炊・うどん・ラーメン以外にも、パスタ・餅・オムラ イス・チーズフォンデュなど、多彩なバリエーションの“シメ”メニューが登場し、注目を集めています。 今回トレンド総研では、この鍋の“シメ”をテーマに、生活者への意識・実態調査をおこないました。また、本レポートでは、食のト レンドに詳しい赤堀料理学園校長・赤堀博美先生のインタビューコメントや、家庭で楽しめる鍋の“シメ”レシピについてもご紹介し てまいります。Summary
2013 年 8 月 27 日
トレンド総研
1、
「鍋」に関する意識・実態調査
はじめに、20~50 代の男女 500 名を対象に、「鍋」に関する意識・実態調査をおこないました。 [調査概要] 調査名:「鍋」に関する意識・実態調査 調査対象:20 代~50 代 男女 500 名 ※性別・年代ごとに均等割付 調査期間:2013 年 7 月 16 日(火)~7 月 19 日(金) 調査方法:インターネット調査◆ 多くの人に愛される「鍋」・・・今年の冬も、9 割が「鍋を食べたい」
まず、「あなたは鍋が好きですか?」と質問したところ、87%と約 9 割が「好き」と回答。また、「今年の冬、鍋を食べたいと思いま すか?」という問いには、90%が「そう思う」と答えており、多くの人が鍋を楽しみにしている様子がうかがえます。 続いて、「鍋を食べる際、残ったスープ・出汁で“シメ”を食べることはありますか?」と聞くと、53%が「よくある」、34%が「たまにあ る」と回答。合計で 87%が、普段の鍋料理で“シメ”を食べる習慣があるようです。◆ “シメ”を鍋の楽しみにしている人は 75%!
“シメ”が「最も」楽しみと言う人も半数近くに
そこで、「鍋において“シメ”を楽しみにしていますか?」と聞くと、75%が「楽 しみにしている」と回答。また、「鍋において“シメ”が最も楽しみ」と答えた人 も、49%と全体の半数にのぼりました。 さらに、「鍋において“シメ”を意識してメニューを選ぶことはありますか?」 と聞くと、46%と約半数が「ある」と回答。[グラフ 1] 多くの人が、鍋において “シ メ”を重要視しているようです。◆ 「“シメ”をアレンジすることで、鍋はもっと楽しめる」7 割が回答!
ちなみに、「鍋の“シメ”の定番として思い浮かぶもの」を複数回答で 聞いたところ、「ごはん(雑炊など)」(71%)、「うどん」(50%)、「ラーメ ン」(27%)などが上位に。しかし一方で、「鍋において、もっと“シメ”の アレンジを楽しみたいと思いますか?」という質問には、58%と約 6 割 が「そう思う」と回答しており、定番メニュー以外にも“シメ”のバリエー ションを求めている人も多い様子。また、「“シメ”をアレンジするこ とで、鍋がもっと楽しめるようになると思いますか?」という質問 には、68%と約 7 割が「そう思う」と答えました。[グラフ 2] 今回の調査結果からは、鍋において“シメ”にこだわりを持って いる人が多く、“シメ”ありきでメニューを選んでいる人もいるほ か、“シメ”のアレンジ方法やバリエーションを求めるニーズも増 えていることが明らかになりました。 [グラフ 1] [グラフ 2]赤堀 博美 (あかほり ひろみ) 赤堀料理学園 校長、管理栄養士、 日本女子大学非常勤講師、日本フードコーディネーター協会副会長 1965 年、東京都文京区小石川生まれ。1991 年、日本女子大学大学院食物栄養学専攻終了。子供料 理教室、男性料理教室、高齢者へのユニバーサルフードの開発など多方面で活躍。また、フードコ ーディネーターとしてテレビの料理番組、ドラマ、CM を担当。管理栄養士として栄養指導、講演で日 本各地を回っている。
2、赤堀料理学園 校長・赤堀博美先生に聞く、今年の冬の「鍋トレンド」
そこで今回、食のトレンドに詳しい赤堀料理学園 校長の赤堀博美先生に、今年の冬におすすめの「鍋」の楽しみ方についてイン タビューをおこないました。◆ 「スープを最後まで楽しみたい」というニーズから、“シメ”に注目が集まるように
まず、最近の鍋の楽しみ方の傾向としてあげられるのが、「具材」だけでなく「スープ」まで食べきるという点です。近年は、 鍋のスープもバリエーション豊かになっており、家庭でもいろいろな味を楽しめるようになりました。また、野菜などに含まれる水溶 性の栄養素はスープに流れ出てしまうので、栄養学的な観点からも、最後まできっちりスープを楽しむことはおすすめと言えます。 そして、この「スープを最後まで楽しむ」という流れの延長として、近年は鍋の“シメ”にも注目が集まるようになってきました。具 材が少なくなったタイミングで“シメ”を投入することで、最後までしっかりスープを飲み切ることができます。◆ 定番の“シメ”メニューだけでなく、今年はアレンジのきいたものに注目が集まる傾向
今年はその流れがより加速し、“シメ”の楽しみ方がますますバリエーション豊かになっていくと予想されます。定番の「雑 炊」「うどん」「ラーメン」などのほか、アレンジのきいた“シメ”メニューに、より注目が集まっていくでしょう。 実際に、最近ではレストランや居酒屋でも、定番の“シメ”に加えて、パスタ・餅・オムライス・チーズフォンデュなど、オリジナルの “シメ”メニューを提供する店舗が多数登場しています。また、レシピサイトでも、 “シメ”を自分なりにアレンジする人が多くみられ るようになってきました。鍋の最後に入れるものをちょっと工夫してみるだけで、新しい楽しみ方ができるようになるのです。◆ おすすめの“シメ”メニューは、「トマト鍋×ナポリタン」、「寄せ鍋×そば」
すぐに家庭で出来る“シメ”のアレンジとしておすすめなのは、トマト鍋をベースにした、今流行の「ナポリタン」。また、寄せ 鍋をベースにした「そば」なども手軽にできて良いと思います。 トマト鍋をベースにした「ナポリタン」については、ケチャップがベースなので、お子様がいる家庭には特におすすめです。ナポ リタンは日本人が好きなパスタの食べ方で、かつ調理も簡単なので、家庭での“シメ”にはぴったりだと思います。なお、ナポリタ ンを作る時には顆粒スープを入れる場合が多いですが、鍋の場合はベースのスープに具材の旨味が出ているので、そのままでも 十分しっかりした味になると思います。トマト鍋の場合、具材は何でも合うと思いますが、冬に楽しむのでしたら、ごぼうや大根など、 根菜を入れても良いでしょう。 寄せ鍋をベースにした「そば」は、大人で楽しむ鍋の“シメ”にぴったり。うどんやラーメンは “シメ”の定番と言えますが、 家庭でそばを“シメ”として楽しんでいる人は、意外と少ないのではないのでしょうか。そば以外に、お餅などを入れても、お 雑煮風になって美味しいと思います。また、鍋は冬の風物詩ではありますが、最近では季節を問わず鍋を楽しむ人も増えています。 夏であれば、すぐにゆでられるそうめんを入れてみるのもおすすめです。また、カロリーが気になる方には、はるさめヌードルなど も良いでしょう。3、赤堀先生おすすめ、家庭で楽しめる“シメ”レシピ
「トマト鍋×ナポリタン」
、
「寄せ鍋×そば」
さらに今回は、赤堀先生に、家庭で楽しめるおすすめの“シメ”メニューとして、「トマト鍋」のシメでつくるナポリタン、「寄せ鍋」の シメでつくるそばのレシピについても教えていただきました。レシピ 1:「トマト鍋×ナポリタン」
【材料】(2~3 人前) <鍋のベース> カットトマト缶:400g、にんにく:1 かけ、水:2 カップ、コンソメ:小さじ 2、砂糖:小さじ 1、塩・こしょう:適量、 オリーブ油:適量 <具材例> ウインナー:8 本(斜め半分に切る)、ベーコン:4 枚(1 枚を 4 つに切る)、玉ねぎ:1 個(1cm 幅のくし切り)、 ブロッコリー:1 株(小房に分ける)、にんじん:1 本(ピーラーで 1、2cm 幅に薄切り)、ごぼう:1/2 本(ピーラー で1、2cm幅に薄切り)、じゃがいも:1個(皮をむいて1cm幅の半月切り)、なす:1本(1cm幅輪切り)、しめじ: 1p(石づきをとり、小房に分ける)、エリンギ:2 本(縦 4 等分のまき割り) <シメ> パスタ麺(1.7mm ※鍋の中でそのままゆでる場合は 1.4mm):適量、バター:大さじ 1 【作り方】 <ベースの作り方> 1、鍋にオリーブ油をひき、みじん切りにしたにんにくを香りが出るまで炒め、カットトマトを加え、さっと炒める。 2、1 に水・コンソメを加え一煮立ちさせ、砂糖・塩・こしょうで味を整える。 <シメの作り方> 1、残った汁を煮立たせ、バターを溶かす。中火にしてゆでたパスタ麺を入れてあえる。 2、麺を混ぜながら、塩・こしょう・ケチャップで味を整える。レシピ 2:「寄せ鍋×そば」
【材料】(2~3 人前) <鍋のベース> 昆布(10cm 四方):1 枚、水:400ml <具材例> 鶏もも肉:1 枚(一口大に切る)、たら:2 切れ(一口大に切る)、木綿豆腐:1 丁(奴に切る)、しいたけ:1p(軸を とる)、しめじ:1p(石づきをとり、小房に分ける)、えのき:1p(石づきをとり、ほぐす)、白菜:1/4 株(食べやす く切る)、長ねぎ:1 本(斜めに切る)、にんじん:1 本(花型に抜く) <シメ> そば、砂糖、酒、しょうゆ、みりん、ねぎ、こしょう・ゆず皮:各適量 【作り方】 <ベースの作り方> 固く絞ったぬれ布巾で昆布の表面をふき、鍋に昆布と水を入れて中火にかける。沸騰直前で昆布を取り出す。 <シメの作り方> 1、残った汁に砂糖・酒・しょうゆ・みりんを加え、一煮立ちさせる。 2、水でさっと洗ったゆでそばを 1 に加え、再沸騰させる。 3、ねぎ、こしょう、ゆず皮を入れる ▼トレンド総研より 鍋料理において、こだわりを持つ人が増えている“シメ”。最近では、“シメ”を楽しみに鍋のメニューを選ぶ人も少なくないよう です。今年の冬は、これまで以上に“シメ”のアレンジの幅が拡がっていくと予想されます。いつもの雑炊やうどんなどの“シ メ”を、「トマト鍋×パスタ」や「寄せ鍋×そば」に変えてみるだけで、手軽にトレンドを取り入れることができるため、店舗だけで なく、家庭でも“シメ”のバリエーションが増えていくでしょう。今年の冬、鍋を食べる予定の方は、ぜひ最後の“シメ”をひと工夫 してみてはいかがでしょうか。■このリリースに関するお問い合わせや取材、資料ご希望の方は下記までご連絡ください■
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トレンド総研の「マーケティングリサーチ」は、クライアントの依頼のもと、市場における生活者の意識・実態に関する調査を行っています。 また、調査結果にもとづき、各業界におけるトレンドの予測・分析、トレンド商品の人気の背景などに関する情報を発信し、