• 検索結果がありません。

岩波東アジア史料

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "岩波東アジア史料"

Copied!
13
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

2003.11.15.

18世紀東南アジアに関する漢籍史料

岡山大学 渡辺佳成 はじめに  膨大な史料 無用の史料?   1.工具書、目録 許雲樵「南洋文献叙録長編」(『南洋研究』1、1959) 顧海編『東南亜古代史中文文献提要』(廈門大学出版社、1990)

Sun Laichen, “Chinese Historical Sources on Burma: A Bibliography of Primary and Secondary Works,”(Journal of Burma Studies, 2: 1-116)

方國瑜『雲南史料目録概説』(全 3 冊、中華書局、1984) 范秀傅主編『中国辺疆古籍題解』(新疆人民出版社、1995) 呉永章『中国南方民族史志要籍題解』(北京:民族出版社、1991) 呂名中主編『南方民族古史書録』(四川民族出版社、1989) 鄧衍林編『中国辺疆図籍録』(台北:文海出版社、1984(上海:商務印書館、1958)) 2.史料紹介 a.地理書・外国伝 ・『(皇朝)清朝通典』 乾隆 52(1787)成書。清初より乾隆 50(1785)。巻 98 辺防 2:暹羅、緬甸、 整欠、景海など。 ・『(皇朝)清朝通志』 乾隆 52(1787)成書。清初より乾隆 50(1785)、四夷伝は無し。 ・『(皇朝)清朝文献通考』 乾隆 52(1787)成書。清初より乾隆 50(1785)。所収文献の原本が存 在しているので、史料的価値は低いが、百科全書的なものとして便利。巻 38 土貢考、296 四裔 考 4:緬甸、297 四裔考 5:暹羅など。 ・(清)劉錦藻撰『(皇朝)清朝続文献通考』 乾隆 51(1786)より光緒 30(1904)まで。改訂本は 宣統 3(1911)までを増補。巻 62:土貢考、325:輿地考 21 雲南省、333:四裔考 3(緬甸)、 暹羅、345:外交考 9 界務英吉利など。 ・『清史稿』 ・(清)陸次雲撰『八紘譯史』 (百部叢書集成:龍威秘書) 1683 成書。宣教師より得た地理書を、中国の史書と比較考訂しつつ翻訳。巻 2 西部、巻 3 南 部に東南アジアの諸国(顧海 p.260) ・(清)陳倫烱撰・李長傅校注・陳代光整理『海国聞見録校注』(鄭州:中州古籍出版社、 1985) 雍正 8(1730)自序。台湾、海南島、江南などの沿海各地の水師の副将、提督を歴任。その間多 くの事を見聞し、また、西洋人たちからも情報を得る。清初の中国人の地理認識を知る上で重 要な著作。 ・(清)印光任・張汝霖著、趙春晨点校『澳門記略』(広州:広東高等教育出版社、1988) ・(清)印光任・張汝霖著、趙春晨校注『澳門記略校注』(澳門文化司署、1992)

(2)

2003.11.15. 乾隆 16(1751)年張序。印は 1744 年澳門同知、張は 1746 年に権澳門同知事。下巻(澳蕃篇) にポルトガル人の様子を詳述、その他の貿易に来る国々についても簡述。 ・(清)謝清高口述・(清)楊炳南筆録・安京校釋『海録校釋』(北京:商務印書館、2002) 1765-1821、31 歳で失明後、マカオで通訳。商人であった謝清高が 1782-95 に外国船で海外諸 国を歴遊した間に見聞したことを口述( 1820)。その後のことも加筆された部分もある。 ・(清)梁廷枏著、駱驛・劉驍校点『海國四説』(北京:中華書局、1993) 道光 26(1846)序。嘉慶元(1796)−咸豊 11(1861)。広東の知識人、「籌海防夷」を目的と した著述が多く、広東海防彙覧 42 巻、粤海関志 30 巻、夷氛聞記 5 巻などがある。『海國四説』 は、「耶蘇教難入中国説」、「合省國説」、「蘭崙偶説」「粤道貢國説」から成り、「粤道貢 國説」の巻 1、2 は暹羅国。 ・(清)魏源撰、陳華ほか点校注釈『海国図志』(長沙:岳麓書社、1998) 1794-1857。林則徐による Hugh Murry の地理大全(1836)の翻訳「四州志」を基礎として、中 外の書籍を参考にして編纂。 1842 年 50 巻本、1847 増補 60 巻、1857 再増補 100 巻。東南アジア は巻 3-11(顧海 p.278) ・(清)徐繼畲撰『瀛環志略』(台北:華文書局、1968.4;中華文史叢書第 1 輯;清・道光 30 年刊 本)(臺北:臺灣商務印書館、 1986) 1795-1873。福建巡撫、辦理通商事務、兼署閩浙総督(1846)を歴任。外国の宣教師、商人と の往来多く、西洋の著作を収集。外国に関する著作を博捜し、世界五大州志を撰写、その後 5 年をかけて本書を完成(1848)。巻 1 南洋濱海各国、巻 2 南洋各島。(顧海 p.279) ・(清)傅恆等『皇清職貢圖』(乾隆 16 年の奉勅撰)(瀋陽:遼瀋書社、1991)(荘吉發校注 『謝遂《職貢圖》滿文圖説校注』(台北:國立故宮博物院、1989))(李澤奉, 劉如仲編著 『清代民族圖志』(西寧:青海人民出版社、1997)) 乾隆 16(1751)の命により各省総督・巡撫が蛮夷、外夷の服装絵図、説明を報告、乾隆 26 に完 成。巻 9 の続図は乾隆 28-40 の間に増補。図像、図説は、特別に調査して作成したものではな く、多くは既存の書よりの採録である。巻 1:暹羅国夷官、官婦、夷人、夷婦、巻 7:雲南各 族 ・(清)伯鱗『雲南種人図説』(道光雲南通志) 嘉慶 9-25(1804-1820)年間,雲貴総督 ・(清)檀萃『滇海虞衡志』 嘉慶 4(1799)自序、6 没、嘉慶 9 刻。二餘堂集叢書、問影楼輿地叢書第一集、叢書集成初編、雲 南叢書、 宋文熙・ 李◆平校注本(云南人民出版社、1990)。乾隆 43 年(1778)禄勧知県とし て来滇、久居。桂海虞衡志にならってこの書を作成するも、見聞は少なく旧書の抄録が大部分。 該博ではあるが、考証等には信じがたい部分もある。物産については詳細。 ・(清)徐延旭撰『中越交界各隘卡略』(小方壺齋輿地叢鈔第 10 帙) 著者の生平不詳。道光、咸豊年間に成書。(范 p.44) ・闕名『暹羅考』(小方壷斎輿地叢鈔第 10 帙) ・龔柴『暹羅考略』(小方壷斎輿地叢鈔第 10 帙、旧小説己集) ・季麒光『暹羅別記』(小方壷斎輿地叢鈔第 10 帙)

(3)

2003.11.15. ・(清)傅[傳]顕『緬甸[鎖]瑣記』(小方壺齋輿地叢鈔第 10 帙) 傅恒に従って征緬の役に参軍.乾隆 34(1769)年 7 月,大盈江下流の野牛壩で,兵舟建造を監督 中に病没 ・(清)師範『入緬路程』(滇繋第 39 冊旅途十一之二 36-39,小方壷斎輿地叢鈔第 10 帙) ・(清)師範『緬事述略』(小方壷斎輿地叢鈔第 10 帙) ・龔柴『緬甸考略』(小方壷斎輿地叢鈔第 10 帙) b.遊記、見聞 ・(清)李仙根撰『安南雜記』(百部叢書集成:學海類編) 康煕 18(1688)年の使節の見聞(顧海 p.250)  ・(清)潘鼎珪撰『安南紀遊』(百部叢書集成:龍威秘書) 福建晋江の人、康煕 18(1688)年冬、広東から安南に漂流(顧海 p.260) ・中國第一歴史檔案館編、劉景憲訳「使交紀事」『清代檔案史料叢編』第 11 輯(中華書局、 1984) 康煕 21(1691)の安南使節、鄔黒らの満文手抄本の翻訳、北京図書館蔵。(档案文献辞典 p.112) ・(清)大汕著・余思黎點校『海外紀事』(北京:中華書局、2000(1987)(中外交通史籍叢刊; 10)) 康煕 38(1699)刊。康煕 34(1695)春、阮福週の請に応じてフエへ、一年半の滞在後翌年の 秋に広州に帰国。 ・(清)劉崑『南中雑説』(豫章叢書第 2 集第 8 冊、叢書集成初編) 康煕 11(1672)より雲南府同知、三藩の乱に反対、騰越に拘留される。経済関係の記事に貴重な ものが含まれている(運銭入交趾、入緬開宝井など) ・(清)王大海『海島逸志』(小方壺齋輿地叢鈔第 10 帙)(香港:学津書店、1992;未見) 1783 科挙に落第後、ジャワへ、1792-93 の間に帰国。1791 頃成書。(顧海 p.272) ・(清)彭崧毓『緬述』(問影楼輿地叢書、叢書集成) 道光 27(1847)騰越庁同知。27 年に発生した永昌府一帯の民族紛争に関連してバモーの長官が 28 年に派遣したビルマの使節より見聞したことを記述。末尾の「緬甸紀略」は、著者が騰越の 旧志、公文書より整理編纂したもの。(顧海 p.277) ・(清)馬徳新原著・馬安礼訳・納国昌注釈『朝覲途記』(銀川:寧夏人民出版社、1988) 1841-1849 雲南からビルマ経由のメッカ巡礼の見聞をアラビア語で書いたものを、弟子の馬安 礼が漢訳し 1861 年に昆明で出版 ・(清)趙翼『清朝(皇朝)武功紀盛』(台北:文海出版社、1967)(近代中國史料叢刊第 14 輯 133)(百部叢書集成:讀畫齋叢書) 乾隆 57 自序。鎮安府知府。阿里衮の幕下で征緬の役に参加。巻 3「平定緬甸述略」は、王昶 (征緬紀聞)、孫士毅(綏緬紀事)と相補う。乾隆 33(1768)冬老官屯の戦役までの記述 ・(清)孫士毅『綏緬紀事』 乾隆 35(1770)成書.傅恒に従って征緬の役に参加.茂隆呉尚賢,宮裏雁,劉藻・楊応 琚の辺防 策,明瑞の作戦について詳述.傅恒の作戦については略述.孫士毅の著作ではないとする説も

(4)

2003.11.15. あり ・(清)王昶『征緬紀聞』(春融堂集,小方壷斎輿地叢鈔第 10 帙,古今説部叢書第 4 集,騰衡図書 館排印単行本,永昌府文徴紀載巻 17) 乾隆 33(1768),阿桂の書記として征緬の役に参加.34 年 7 月騰越出発~35 年 1 月昆明までを 記す ・(清)周裕撰『從征緬甸日記』(百部叢書集成:借月山房彙鈔)(沈雲龍選輯『明清史料彙編』 初集第 8 冊)(『史料三編 招捕総録・元朝征緬録・従征緬甸日記』台北:広文書局 1969) 乾隆 55 自序。前雲南県知県。-・(清)陳元燮撰、陳玉龍校注「安南軍営紀略校注」北京大学東方語言文学系編『東方研究論文 集 1982(総第 4 期)』(北京大学出版社、1983)pp.140-150. 乾隆 53(1788)孫士毅麾下の一員として従軍、原任は広西富賀営都司。 北京図書館清抄本。 ・福建師範大学歴史系華僑史資料選輯組編『晩清海外筆記選』(北京:海洋出版社、1983) 「華僑在東南亜」(pp.1-83) c.筆記、編纂史事 ・(清)陸次雲撰『譯史紀餘』 (百部叢書集成:龍威秘書) 八紘譯史を編纂時に集めた外国関係の記事資料を整理編集したもの。巻 2 外国詩編に占城、安 南人の漢詩、巻 3 外国銭文に交趾、三佛、佛泥、投和などの銭、巻 4 外国書文に緬甸、八百の 文字(顧海 p.261) ・(清)劉靖『順寧雑著』(小方壷斎輿地叢鈔第 7 帙) 乾隆 24-30(1759-1765)に順寧府知府.他書にも見られる記事も多いが,記述は他書より詳細. ・(清)趙翼『粤滇雑記』(小方壷斎輿地叢鈔第 7 帙) 阿里衮の幕下で征緬の役に参加.猛拱についての記述 ・(清)趙翼撰、李解民點校『簷曝雜記』(清)姚元之撰『竹葉亭雜記』(北京:中華書局、 1982) 趙翼、雍正 5(1727)-嘉慶 19(1814)。1810 頃。清朝の制度、風習、人物および華南各地の 民族、事情など雑多な記述を集めた書。巻 3 は、彼自身が従軍した征緬の役についての記述を 含む。巻 4「西洋船」「緬甸安南出銀」。 姚元之、乾隆 41(1776)-咸豊 2(1852)。光緒 19(1893)刊本。諸書を博捜した掌故の書。 ベトナムとの関係を記した記事あり。(范 p.126) ・(清)阮葵生撰『茶餘客話』(百部叢書集成:藝海珠塵) 1771 前に完成。1888 刊。内閣任務の際に歴代の档案に触れる機会を持つ。巻 13「緬甸」「進 貢各国」、巻 20「煙草」に呂宋など。(顧海 p.270) ・(清)倪蛻『滇小記』(抄本(行方不明),雲南叢書(下巻のみ)) 康煕 58(1719)序.巡撫甘国壁の幕.雲南に関する掌故の書.出処が明確でなく,自らが加筆し た部分と引用が不分明.南園漫録,続録などからの引用多し.また,滇南雑誌は,この書から の孫引きが頗る多い ・(清)倪蛻輯、李◆校点『滇雲歴年伝』(雲南大学出版社、1992)

(5)

2003.11.15. 古代−雍正 13(1735)までの編年史。乾隆 2(1737)自序。康煕 54(1715)より雲南巡撫の幕友と して来雲南。引用史料を明記。但し史料の考証、批判がやや甘い。清初の部分は参考になる。 ・(清)王昶『征緬紀略』(春融堂集,小方壷斎輿地叢鈔第 10 帙,古今説部叢書第 5 集) 乾隆 52(1787)のビルマ朝貢までの清緬関係を記述.王昶の作ではなく,騰越知州呉楷の作を王 昶が増補改訂したもの.征緬紀聞の記述と相補う部分あり.王昶は乾隆 33(1768),阿桂の書記 として征緬の役に参加. ・(清)昭璉著、何英芳點校『嘯亭雜録』(北京:中華書局、1980) 乾隆 41(1776)−道光 9(1829)。道光初までの清朝の掌故、他書に見えない記事も多い。乾 隆のビルマ遠征関係の記事を含む(巻 5 緬甸帰誠本末) ・(清)魏源撰『聖武記』(北京:中華書局、1984) 道光 22(1842)自序。先人の著作を参照して、征緬、安南の役について要領よくまとめた記述 。 但し、魏源自身は辺境の事について詳しくないので、誤りも間々ある。 巻 6「乾隆征緬甸記 上下」「乾隆征撫安南記」 ・(清)王鳳文『雲龍記往』(雲南備徴志第 19 巻,章学誠・章氏遺書文集巻 8 雲龍記略.ともに原 書そのままではない.一方で省略されている部分が一方に含まれていることもある.) 乾隆 53(1788)雲龍州知州.董善慶の雲龍野史の補訂.雲龍記・擺夷伝・阿昌伝・段保世職伝の 四篇.史事は荒唐無稽の説が多い.又,擺夷はタイ族ではなく白族. ・(清)曹樹翹(春林)『滇南雑誌』(嘉慶 15 五華山館刊本,曹春林著書本,清季申報館叢書余集 排字本,小方壷斎輿地叢鈔第 7 帙(未全)) 雲南布政使梁敦懐の幕友,掌故として詳細ではあるが,引用を明記していない部分も多く,ま た,引用に当っての史料批判は甘い部分が有る.巻 17 殊方上:白古,巻 18 殊方中:緬甸,巻 20-22:土司上・中・下,巻 23-24:種人上・下,風俗,土司,種人. ・ (清) 王之春撰・趙春晨點校『清朝(国朝)柔遠記』(北京:中華書局、2000(1989)(中外交 通史籍叢刊;15)) 道光 22(1842)生、卒年不明。李鴻章の幕客として仕える。琉球処分に関して日本との交渉に あたり、長崎、横浜を遊歴する。中法戦争の際には、雷瓊兵備道、高廉兵備道などを務め、戦 後は中越国境画定交渉に参加する。光緒 17(1891)年、署理広東布政使の時にロシア皇太子ニ コライを接遇し、光緒 20 年、湖北布政使の時にニコライ2世の即位式に派遣される。光緒 5 (1879)前後に初稿を完成、清代の中外関係の歴史をまとめる。光緒 17(1891)広雅書局本、 清初から同治 13(1874)までの中外関係を編年体で記す。上諭、奏疏をもとにすると凡例で述 べているが、二次、三次資料からの引用も多く、誤りを含むものもあるので注意を要する。 ・方略館原纂、呉豐培整理『安南紀略(欽定安南紀略)』(北京:書目文献出版社、1986)4 函 20 冊 乾隆 56 年奉勅撰、乾隆 51(1786)~54 年のベトナム遠征、交渉に関する諭旨、上奏などをま とめたもの。(档案文献辞典 p.77) ・(清)奕訢奉勅撰、李岷深等編『平定雲南回匪方略』 故 宮 博 物 院 稿 本 、 光 緒 22 ( 1896) 大 字 印 刷 本 。 50 巻 。 咸 豊 5 ( 1855 ) 年 9 月 か ら 光 緒 5 (1879)に至る雲南の回民反乱。(范 p.58) ・『昭忠祠列伝続集』

(6)

2003.11.15. 嘉慶年間鈔本。333 巻。征緬甸 10 巻(存 8 巻)。(范 p.172) ・『欽定禮部則例』 乾隆 29(1764)勅修、35(1770)告竣本、乾隆 49(1784)修 194 巻本、嘉慶 9(1804)勅纂 11 印刷 200 巻本、道光 21(1841)修 24 刊成 202 巻本、台北・成文出版社 1966 本。主客司所掌 20 巻、朝貢通例、朝鮮琉球越南襲封四訳館事例、貢使商民貿易など。(档案文献辞典 p.81) ・『大清会典』『大清会典事例』 康煕 29(1690)162 巻、雍正 11(1733)250 巻、乾隆 28(1763)100 巻、嘉慶 23(1818)80 巻、 光緒 25(1899)100 巻 乾隆大清会典則例 180 巻、嘉慶事例(920 巻)、図説(132 巻)、光緒事例(1220 巻)、図説 (270 巻) d.実録・檔案 ・大西和彦編『大清実録中東南亜関係記事:順治・康煕・雍正』(東南アジア史学会関西例会 《漢籍を読む会》、1991) ・桃木至朗編『大清実録中東南亜関係記事:乾隆』(全5冊、同、1984-85) ・八尾隆生編『大清実録中東南亜関係記事:嘉慶』(同、1986) ・云南省歴史研究所編『《清実録》越南緬甸泰国老史料摘抄』(昆明:云南人民出版社、1986) ・ 雲南省 歴史研 究所 編『《 清実録 》有関 雲南 史料匯 編』( 全 4 巻 、云南人 民 出版 社 、1984-1986)、 『明清档案通覧』(北京:中国档案出版社、2000) 秦国経『中華明清珍档指南』(北京:人民出版社、1994) 『國立故宮博物院清代文獻檔案總目』(國立故宮博物院、1982) 莊吉發『故宮檔案述要』(國立故宮博物院、1983) 中央研究院近代史研究所檔案館『外交檔案目録彙編』(臺北:中央研究院近代史研究所、1991) 中国第一歴史档案館『中國第一歴史档案館館藏档案概述』(北京:档案出版社、1985) 中国第一歴史檔案館・中国人民大学清史研究所・中国社会科学院中国辺疆史地研究中心編『清代 辺疆満文档案目録』(桂林:广西師范大学出版社、1999)(12: 綜合巻) 云南省档案館『云南省档案館指南』(北京:中国档案出版社、1997)、福建省档案館『福建省档 案館指南』(北京:中国档案出版社、1997)、广州市档案館『广州市档案館指南』(北京:中国档 案出版社、1997)、广西壮族自治区档案館『广西壮族自治区档案館指南』(北京:中国档案出版社、 1997) ・國立故宮博物院編『宮中檔康煕朝奏摺』(全 9 輯、台北:國立故宮博物院、1976-1977) ・中國第一歴史檔案館編『康煕朝漢文硃批奏摺彙編』(全 8 冊、北京:檔案出版社、1984-1985) ・中國第一歴史檔案館編『康煕朝滿文朱批奏折全譯』(北京:中国社会科学出版社、1996) ・中國第一歴史檔案館編『康煕起居注』(全 3 冊、北京:中華書局、1984) ・國立故宮博物院編『宮中檔雍正朝奏摺』(全 27 輯、台北:國立故宮博物院、1977-1980) ・中國第一歴史檔案館編『雍正朝漢文硃批奏摺彙編』(全 40

(7)

冊、南京:江蘇古籍出版社、1989-2003.11.15. 1991) ・中國第一歴史檔案館編『雍正朝漢文諭旨匯編』(全 10 冊、桂林:廣西師範大學出版社、1999) ・中國第一歴史檔案館編『雍正朝滿文朱批奏折全譯』(上下、合肥:黄山書社、1998) ・中國第一歴史檔案館編『雍正朝起居注冊』(全 5 冊、北京:中華書局、1993) ・國立故宮博物院編『宮中檔乾隆朝奏摺』(全 75 輯、台北:國立故宮博物院、1982-1988) ・中國第一歴史檔案館編『乾隆朝上諭檔』(全 18 冊、北京:檔案出版社、1991) ・中國第一歴史檔案館編『乾隆帝起居注』(全 18 冊、桂林:廣西師範大學出版社、2002) ・中國第一歴史檔案館編『嘉慶道光兩朝上諭檔』(全 55 冊、桂林:廣西師範大學出版社、 2000) ・中國第一歴史檔案館編『咸豐同治兩朝上諭檔』(全 28 冊、桂林:廣西師範大學出版社、 1998) ・國立故宮博物院編『宮中檔光緒朝奏摺』(全 26 輯、台北:國立故宮博物院、1973-1975) ・中國第一歴史檔案館編『光緒朝硃批奏摺』(全 120 輯、北京:中華書局、1995)(この史料集の み内容による分類があり、特に第 111-112 輯の外交関係、第 116-117 輯の雲南、広西の少数民族関係、 第 119 輯の中法戦争関係の記事は重要である) ・中國第一歴史檔案館編『光緒宣統兩朝上諭檔』(全 37 冊、桂林:廣西師範大學出版社、 1996) ・張偉仁主編『明清檔案』(全 10 輯 324 冊、第 11,12 輯は CD-ROM、中央研究院歴史語言研究所、 1986-1995) ・『清代外交史料 嘉慶朝』『清代外交史料 道光朝』(台北、成文出版社、1968(故宮博物院、 1932-33)) ・『掌故叢編』(北京:中華書局、1990(故宮博物院、1928-29)) ・『文献叢編』(臺北:臺聯國風出版社、1964(故宮博物院、1930-42)) ・『史料旬刊』(臺北:國風出版社、1963(故宮博物院、1930-31)) ・『明清史料』(中央研究院歴史語言研究所: 1930-1975) ・『史料叢刊』(台北:文海出版社、1964(東方学会:1924)) ・『史料叢編、二集』(台北:藝文印書館、1973(旅順庫籍整理処、1934)) ・『歴史檔案』(季刊) ・中國第一歴史檔案館編『清代中国与東南亞各国關系檔案史料彙編』(第1冊、北京、国際文化 出版公司、1998)(シンガポール関係) ・渡邊佳成編『清代漢籍史料に見る東南アジア大陸部の変動に関する研究:東南アジア関係漢文 史料集成 清代編Ⅰ(宮中檔乾隆朝奏摺中ビルマ・雲南関係記事)』(岡山大学、2003) ・「雍正朝外交案」『史料旬刊』第 7 期(雍正初年の暹羅、ルソン関係 檔案を含む) ・「雍正安南勘界案」『史料旬刊』第 1、2、4、5 期(雍正 3(1725)~6、12 年の檔案) ・「乾隆朝外洋通商案」『史料旬刊』第 10、12、14、16、18、20、22、24、31 期(乾隆元 (1736)~7、13、16~18、20、24、40、43 年の奏摺 31 件、暹羅、ルソン、バタヴィア、ベト ナム関係の檔案を含む) ・「安南攻勦沙匪案」『史料旬刊』第 40 期(乾隆 18 年の奏摺 3 件) ・「安南土官韋福琯滋擾諒山案」『史料旬刊』第 16 期(乾隆 7 年の奏摺 5 件)

(8)

2003.11.15. ・「乾隆年間由泰国進口大米史料選」『歴史档案』1985-3(乾隆 7~41 年の奏摺 18 件) ・「黄占等搶取蘇禄貢使貨物案」『史料旬刊』第 24 期(乾隆 13 年の奏摺 3 件) ・「安南清査莫氏後裔案」『史料旬刊』第 14 期(乾隆 16(1751)年 12 月の奏摺 2 件) ・「福建巡撫潘思榘奏陳外番南洋諸国構衅慎重海防摺」『史料旬刊』第 10 期(乾隆 16 年の奏摺) ・「安南移民抜竹毀柵案」『史料旬刊』第 10、13 期(乾隆 16 年の奏摺 7 件) ・「福州将軍新柱奏訪訊外番呂宋与蘇禄国彼此構兵情形摺」『史料旬刊』第 17 期(乾隆 17 年 9 月の奏摺) ・「暹羅国入貢案」『史料旬刊』第 14 期(乾隆 17 年 10 月の奏摺 2 件、清単 2 件、嘉慶 4(1799) 年正月 26 日上諭) ・「蘇禄国貢使回国案」『史料旬刊』第 8 期(乾隆 20 年 3 月の奏摺 2 件) ・「安南脱回廠徒案」『史料旬刊』第 21、22、40 期(乾隆 40 年の奏摺 12 件) ・「乾隆 29 年的絲斤出口」『歴史檔案』1983 年第 4 期 ・「緬匪進貢還人案」『史料旬刊』第 22、23 期(乾隆 43 年の奏摺 9 件) ・「阿里衮明徳奏緬賊差人投書探信、遮放土司多万福并不報明聴候辦理徐将多万福厳行監禁已委 潞江土司線維坤協理遮放土司印務摺」『史料旬刊』第 25 期(乾隆 33 年の奏摺) ・「両広総督李侍堯奏復査明暹羅与花肚番構兵情形摺」『史料旬刊』第 30 期(乾隆 33 年 8 月の 奏摺) ・「阿里衮明徳奏報査明歴次陣亡傷亡官兵摺」『史料旬刊』第 24 期(乾隆 33 年の奏摺) ・「阿桂奏摺」『文献叢編』第 45、46 輯(乾隆 34(1769)-35 年の奏摺 27 件) ・「両広総督李侍堯奏審擬続獲高明県民黎奇珍娶逃婦林亜妹為妻商同陳嘉撥等謀殺謝干儒一案案 犯摺」『史料旬刊』第 25、40 期(乾隆 40 年の奏摺 3 件) ・「雲南整欠景海両土目進貢案」『史料旬刊』第 17 期(乾隆 40 年の奏摺 2 件) ・「安南夷人陳廷暄阮文富薙発改装私越隘口案」『史料旬刊』第 18 期(乾隆 43 年の奏摺 6 件) ・「安南進貢案」『史料旬刊』第 18 期(乾隆 43 年の奏摺 3 件) ・「雲貴総督李侍堯奏陳巡閲辺境情形摺」『史料旬刊』第 22 期(乾隆 43 年の奏摺) ・「安南檔」『文献叢編』第 12、13 輯(乾隆 57(1792)-60 年の奏摺 25 件) ・「嘉慶 10 年広東海上武装公立約単」『歴史檔案』1989 年第 4 期 ・「清嘉慶朝中外通商史料」『文献叢編』第 9 輯(嘉慶 17(1812)-20 年の軍機処檔 10 件) ・「道光朝外洋通商案」『史料旬刊』第 4~6、8~11、13、15、19、21、23、25 期(道光元 (1821)~14 年の奏摺、奏片 83 件) ・(清)周於礼「条陳征緬事宜疏」(滇繋 28 冊芸文八之一二 42-44,光緒騰越庁志巻 16 芸文志疏 32-33) 乾隆辛未 16(1751)進士 ・孟隕「緬人入貢表文」(光緒騰越庁志巻 16 芸文志表 1-2(緬夷入貢表文)) 乾隆 55(1790) ・不明『車里議』抄本(五編の文) 車里宣慰使の職をめぐる争いにビルマ,チェンマイが介入した事件(嘉慶 23:1808 前後)につ いての議論.道光雲南通志・辺防志・普洱府は,嘉慶 17:1802-道光 5:1825 間の車里紛糾の事 跡について詳しい.

(9)

2003.11.15. ・(清)阮元「奏車里外域情形摺」「奏車里土司襲職摺」(研経室全集,続集巻 2 之下 101-104、 104-106(広東刊本,叢書集成,文選楼叢書)) 道光 6-15(1826-35)に雲貴総督 ・中国第一歴史檔案館蔵檔案 硃批奏摺 外交類 緬甸 712 件、琉球 723 件、安南 1158 件、老撾 69 件、暹羅 222 件、呂宋 44 件、馬来亜 2 件、印尼 14 件、蘇禄 40 件、荷蘭 33 件など 軍機処録副奏摺 外交類 緬甸(乾隆 10-宣統 3)1229 件、琉球(乾隆 9-光緒元)507 件、越南(雍正 8-宣統 2)1415 件、老撾(乾隆 6-咸豊 3)129 件、泰国(乾隆 7-光緒 34)296 件、蘇録・呂 宋(乾隆 4-光緒 27)69 件、馬来亜(光緒元-宣統 3)3 件、印尼(乾隆 6-宣統 3)15 件、荷蘭(乾隆 6-宣統 3)153 件 漢文専案彙鈔檔冊 緬檔(乾隆 32 年 1 月-33 年)2 冊、安南檔(乾隆 57 年-60 年)1 冊 ・台北故宮博物院蔵檔案 宮中檔 嘉慶、咸豊、同治期のものは、図書文献館の閲覧室に影印製本 軍機処檔録副奏摺 一部は、http://www.npm.gov.tw/tts/npmmeta/dblist.htm(清代宮中檔奏摺及軍機處檔摺件目錄 索引)により検索可能、また、全文閲覧も可能(清代宮中檔奏摺及軍機處檔摺件全文影 像資料庫(付費使用)。そのほか、同ウェブページには、「一史館藏康熙朝滿漢文硃批 奏摺彙編目錄索引」もあり、中国第一歴史檔案館蔵の康煕朝檔案の検索も可能。 専檔 緬檔(乾隆 32 年上下、33 年上下、34・35 年上下)、安南檔(嘉慶元年正月至 12 月) 国書 緬甸國銀表、安南恭輓乾隆金箋、恭奏表文(安南)、暹邏國金派葉表文 ・中央研究院歴史語言研究所所蔵檔案 内閣大庫檔案 http://www.ihp.sinica.edu.tw/~mct/html/database.htm で一部検索可能。 (堀池明「台湾における清代檔案資料のデータベース化とその利用」『東方』265、2003.3 参照) e.文集、奏議、年譜 錢實甫編『清代職官年表』(全 4 冊、中華書局、1980)

Arthur W. Hummel (ed.), Eminent Chinese of the Ching period (1644-1912) 清代名人傳略(Taipei: Ch'eng Wen Pub., 1972(Washington, 1943))

『清代文集篇目分類索引』(台北:台聯國風出版社、1979)

(10)

2003.11.15. ・(清)鄂容安等撰・李致忠點校『鄂爾泰年譜』(北京:中華書局、1993) 康煕 19(1680)年−乾隆 10(1745)年。鄂爾泰の死後、息子の容安が乾隆 13 年までに完成。北 京図書館抄本。雲貴広西三省の総督を歴任、後に軍機処大臣を勤める。 ・(清)鄂爾泰撰『雍正朱批鄂爾泰未刻摺稿』 抄本、安南国王来稿、咨会安南国王稿、南掌入貢表文などを含む。(档案文献辞典 p.122) ・呉豊培主編『鄂尓泰奏疏』(北京:全国圖書館文献縮微覆制中心、1991)1 函 2 冊 ・『張允随奏疏』 四川大学図書館蔵手抄本、10 巻。雍正 8(1730)雲南巡撫より乾隆 16(1751)三月病没まで の上奏集。(档案文献辞典 p.125) ・楊国楨編『林則徐書簡(増訂本)』(福建人民出版社、1985(1981)) ・『道咸同光四朝奏議』(全 12 冊、臺灣商務印書館、1970)(國立故宮博物院清代史料叢書) ・中山大學歴史系中國近代現代史教研組、研究室編『林則徐集』(日記、公牘、奏稿上中下) (北京:中華書局、1984(1962)) f.地方志、叢書 金恩輝, 胡述兆主編『中國地方志總目提要』(上中下、台北:漢美圖書、1996) ・『福建通志』 康煕刻本(北京圖書舘古籍珎本叢刋 35 史部 地理類、北京:書目文獻出版社、1988)、同治 10 年重刊本(陳壽祺等撰、中國省志彙編 9、台北:華文書局、1968) ・『廣東通志』 (清)郝玉麟等監修、魯曽煜編纂、雍正 9(1731)成書。雍正 9 刻本、乾隆 2 刻本、四庫全書 本。64 巻。「外藩門」は他の通志には見られない。朝貢、貿易などの状況を記述。 (清)阮元修、陳昌齊等纂、嘉慶 2(1819)始修、道光 2(1822)成書。道光 2 刻本、同治 3 (1864)刊本、1934 上海商務印書館影印本、1990 上海古籍出版社 5 冊本(vol.5 の巻末より 索引あり)。334 巻。(范 p.19) ・『廣西通志』 (清)金鉷・銭元昌・陸倫等撰、雍正 11(1733)刊本、四庫全書本。128 巻。巻 91-98 土司 人物、諸蛮。 (清)謝啓昆・胡虔等纂、嘉慶 6(1801)、7 刻本、同治 4(1865)刊本、光緒 17(1891) 刊本、1966 台北・文海出版社・中國邊疆叢書本。280 巻。(范 p.22) ・(清)梁廷枏纂『粤海關志』(臺北:文海出版社、1975;近代中國史料叢刊續編第 19 輯 181-184) 道光間刻本。30 巻。巻 21-巻 30:貢舶・市舶・行商・夷商・雜識。 ・(清)范承勲・呉自肅纂修『〔康煕〕雲南通志』( 北京圖書舘古籍珎本叢刋 44 史部 地理類、北 京:書目文獻出版社) ・(清)鄂爾泰等纂『〔雍正〕雲南通志』(四庫全書本) ・(清)阮元等纂『〔道光〕雲南通志』道光 15(1835)成書 ・(清)王崧(楽山)『[道光]雲南志[抄]鈔』(楽山集)

(11)

2003.11.15. 雲南総督阮元の招聘により通志の編纂に与るも,途中で辞去.後を継いで李誠が通志を完成さ せるも,王崧の原稿は採用しなかった.王崧の纂輯したのは,地理,建置,塩法,鉱廠,封建, 土司,辺裔のみ.出処を明記せず ・(清)岑毓英『[光緒]雲南通志』(光緒 20 刊本) 光緒 9-17 成書,20(1894)刊.道光雲南通志の増補.ただ戎事の増補,付録の忠義,列女は かなり詳細なもので,内容は咸同の軍務(回民起義)についてのもので,岑毓英の功績を述べ る ・『永昌府志』(康煕初刻本(21 巻),乾隆 50(1785)刻本(26 巻),道光刻本(26 巻)、光緒刻 本(66 巻)) ・(清)屠述濂『[乾隆]騰越州志』 乾隆 35(1770),知州呉楷の纂修を,乾隆 55,知州屠が増補,出版. ・(清)陳宗海『[光緒]騰越庁志稿』 光緒 13(1887),同知陳及び騰越の人趙端礼の纂修,出版.乾隆 55(1790)以前の事跡について は乾隆志に拠る ・(清) 師範纂『滇繋』(臺北:成文出版社、1967)4 冊(中國方志叢書) 嘉慶丁卯 12(1807)自序。嘉慶 13 初刊本、嘉慶 22 刻本、光緒 13(1887)雲南官書局重刻 本、雲南叢書本。雲南研究者必携の百科事典的地方志。康煕、雍正両雲南通志から多くの記事 を採る。また、土司、属夷に関しては天下郡国利病書(←天啓滇志)に拠るところが多い。” 疆域、職官、事略、賦産、山川、人物、典故、芸文、土司、属夷、旅途、雑載”。特に典故、 芸文が全体の半分近くを占め、古今の典籍から雲南に関する多くの記述を収録している。ただ、 出処が明記されていないものもあるので注意を要する。また、出典が明記されているものも。 原文に変更が加えられている部分もあるので、原本が存在する場合はそちらを参照すべきであ る。 ・(清)王崧『雲南備徴志』(宣統元重印,雲南叢書本.版本によって字句の異同が甚だしいので 注意、)(臺北:成文出版社、1967)(中國方志叢書) 道光 8,9(1828,29).総通省志局事の時に,雲南に関する書籍を集大成.滇繋に収録されている ものとほぼ同じだ(十編ほど違う)が,滇繋は原文通りでないことが多いのに対して,雲南備 徴志はほぼ原文通り. ・(清)王錫祺『小方壺齋輿地叢鈔』 光緒 3(1877)年より清代の地理著作を博捜収集、光緒 17(1897)年編輯完成。 補編は光緒 20(1894)、再補編は光緒 23(1897)。初編、補編、再補編各 12 帙。第 10、11 帙に東南アジア関 係の地理書を収める。(顧海 p.282) g.史料集 ・中山大学東南亜歴史研究所編『中国古籍中有関菲律賓資料匯編』(北京:中華書局、1980) ・景振国主編『中国古籍中有関老撾資料匯編』(鄭州:中州古籍出版社、1985) ・陸峻嶺・周紹泉編注『中国古籍中有関柬埔寨資料匯編』(北京:中華書局、1986) ・余定邦・黄重言編『中国古籍中有関緬甸資料匯編』(上中下、北京:中華書局、2002)

(12)

2003.11.15. ・余定邦・黄重言等編『中国古籍中有関新加坡馬来西亜資料匯編』(北京:中華書局、2002) ・刀永明輯『中国泰族史料輯要』(雲南民族出版社、1989) ・中国社会科学院歴史研究所編『古代中越関係史資料選編』(北京:中国社会科学出版社、 1982) ・蕭徳浩・黄錚主編『中越辺界歴史資料選編』(上下、北京:社会科学文献出版社、 1993) ・中国海外交通史研究会・福建省泉州海外交通史博物館合編『泉州海外交通史料彙編』(1983) ・北京大學南亞研究所編『中國載籍中南亞史料匯編』(上下、上海古籍出版社、1994) ・饒宗頤編『新加坡古事記』(香港:中文大学出版社、1994) ・龔予・陳雨石・洪炯坤主編『中國歴代貢品大觀』 (上海社会科学院出版社、1992) ・陳佳栄ほか『古代南海地名匯釈』(北京:中華書局、2002(1986)) ・方国瑜主編『雲南史料叢刊』(全 13 巻、云南大学出版社、1998-2001) ・程賢敏選編『清《聖訓》西南民族史料』(成都:四川大学出版社、1988) ・徳宏州史志編委弁公室編『≪明実録≫≪清実録≫有関徳宏史料選編』(徳宏州民族出版社、 1989) ・龔蔭編著『明清雲南土司通纂』(雲南民族出版社、1985) h.東南アジアの史料 ・戴可来・楊保 校注『嶺南摭怪等史料三種』(鄭州:中州古籍出版社、1991) 嶺南摭怪、嘉 定城通志、河仙鎮葉鎮鄚氏家譜 ・許文堂・謝奇懿編『大南實録清越關係史料彙編』(臺北:中央研究院東南亞区域研究計畫、 2000) ・(荷)包樂史(Leonard Blusse)・呉鳳斌校注『公安簿(第一輯) 吧城華人公館(吧国公堂)档 案叢書』(廈門大学出版社、2002) ・陳荊和、陳育崧編著『新加坡華文碑銘集録』(香港中文大學出版部、1970)

Wolfgang Franke and Chen Tieh Fan, Chinese Epigraphic Materials in Malaysia( 3vols, University of Malaysia Press, 1982-1987)

・Wolfgang Franke, Claudine Salmon et al, Chinese Epigraphic Materials in Indonesia(4vols, Singapore: South Seas Society, 1988-1997)

・傅吾康主編・劉麗芳合編『泰國華文銘刻彙編』(台北:新文豊出版公司、1998) ・荘欽永『馬六甲・新加坡華文碑文輯録』(民族学研究所資料彙編第 12 期、台北:中央研究院、 1998) ・張少寛『檳榔嶼福建公冢曁家冢碑銘集』(新加坡亜州研究学会、1997) ・陳鉄凡編『南洋華裔文物論集』(台北:燕京文化事業股份有限公司、1977) ・呉翊麟『暹南別録』(台北:商務印書館、1985) ・李拂一訳『泐史』1947 年李拂一編訳本(雲南大学西南文化研究室)、1954 年調査組訳本、台湾復

(13)

2003.11.15. 仁書屋(民国 72 再版) タイ文抄本(上巻:孟艮抄本、中下巻:孟海抄本)の漢訳。別に 1954 年調査組漢訳本(孟康 抄本を主として、孟往、孟遮抄本、李訳本を参照)あり。両訳本で内容、異同あり。また、明 実録等漢籍史料とも異同あり ・刀述仁・刀永明・康朗庄翻訳、刀永明集解『車里宣慰使世系集解』(雲南省少数民族古籍訳叢 22)(雲南民族出版社、1989) ・高立士「≪西双版納召片領世系≫訳注」『民族学報』第 2 期(1982)pp.81-91. ・朱徳普「≪泐史≫校補」雲南省編輯組編『泰族社会歴史調査(西双版納之十)』(雲南民族出 版社、1987)pp.127-229. ・刀派漢講述、康朗崗允記録編著、刀永明・刀建民翻訳、刀永明校注『孟連宣撫史』(雲南省少 数民族古籍訳叢 1)(雲南民族出版社、1986) ・佚名、刀永明・刀建民翻訳『孟連宣撫司法規』(雲南省少数民族古籍訳叢 9)(雲南民族出版社、 1986) ・佚名、刀国棟・刀永明・康朗庄翻訳『◆◆王族世系』(雲南省少数民族古籍訳叢 10)(雲南民 族出版社、1987) 3.何が見えるのか、何を見るのか ~ 今後の方針にかえて 交渉史、各地域の事情、歴史 中国人の見た東南アジア 「華僑の世紀」

参照

関連したドキュメント

大気に関わるものでは樹木や雪氷・氷床堆積物 の代替記録からそれなりに分解能の高い資料

『サンスクリット文法』 (岩波書店〈岩波全書〉、 1974、のち新装版 ) 、および『サンス クリット読本』 (春秋社, 1975

嶺岡帯では蛇紋岩類、斑れい岩類、玄武岩類、遠洋性堆積岩類などのオフィ

2000:Productivewelfarecapitalism:social policyinEastAsia,PoZiricaZStzJcJ“48,

〒020-0832 岩手県盛岡市東見前 3-10-2

Category 分野 掲載企..

ブラジルに Keppel FELS Brazil SA(オフショア・リグ建造)、アゼルバイジャ ンに Caspian Shipyard Company(オフショア・リグ建造 )、フィリピンに

SUPPLIES 航海用機器 23 67 GALLEY EQUIPMENT ギャラリー機器 1. 31