「所管業務と活動内容」 統括研究官 安藤雄一
●所管業務
私の所管業務は、概ね、以下の4つに由来する。
(1) 地域資料システム研究分野(統括研究官としての担当分野)
(2) 歯科(自身が歯科医師であり専門領域として)
(3) 地域保健システム研究療育
(前職の生涯健康研究部・上席主任研究官時代の専門領域として:2011~2014年度)
(4) 情報系(元口腔保健部・口腔保健情報室長時代の専門領域として:2002~2010年度)
以上の(1)~(4)より、主たる所管業務は、以下の5つに集約される。
・地域医療全般
・歯科医療
・歯科保健
・人材育成
・調査、情報発信
【所管業務①】に研究関係の所管業務の概要を示す。生活習慣病関連では地域医療全般、歯科医療、歯
科保健に関わる内容として、糖尿病の医科歯科連携(H25-27厚労科研・分担)、特定健診・特定保健指導へ
の歯科関連プログラム導入(H26厚労科研・代表)、日本歯科医師会が提案した新しい成人歯科健診(通称:
生活歯援プログラム)(H26-28労災疾病臨床研究・分担)などに取り組んでいる。歯科医療に関しては、この
ほかに歯科医療の需給分析(H27歯科医師の資質向上等に関する検討会)に関する研究に取り組んでいる。
歯科保健に関しては、口腔が生命予後に及ぼす影響に関する研究やフッ化物によるう蝕予防に取り組んで
いる。人材育成としては公衆衛生領域の人材育成計画全般、行政歯科保健担当者に関する実態等に関する
研究に取り組んでいる。調査・情報発信としては、統計法32条に基づく政府統計を用いた研究として、歯科疾
患実態調査(H26厚労科研・分担)やデータウェアハウス構築に関する研究(H27-28厚労科研・分担)に取り組
んでいる。また地方自治体(東京都杉並区・江東区)独自の取り組みによるデータ利用に協力する研究も行っ
ている。
【所管業務②】に研修関係その他の所管業務の概要を示す
研修では、歯科の専門職であることから「歯科口腔保健の推進のための企画・運営・評価研修」の副主任を
務めている。また情報系の役職であった関係から、「地域保健支援のための保健情報処理技術研修」と「地
域医療のための情報化コーディネータ育成研修」では副主任を務めている。また、研修においては、遠隔教
育委員長を務めており、研修全般における円滑な遠隔教育システムの活用に関する業務を担当している。
研修以外では、Webサイトによる情報発信として、歯科口腔保健の情報提供サイト(通称:歯っとサイト)およ
びe-ヘルスネットなどを担当している。前者については厚労省の健康増進対策費(H27)を受けており、後者に
ついては厚労省事業の評価委員としてe-ヘルスネットの立ち上げ以来、関与している。また全国地方自治体
の歯科専門職の大半が加入している全国行政歯科技術職連絡会(通称:行歯会)の事務局を担当し、人材
育成の面で2間接的なサポート役を担っている。このほか調査に関して、厚労省の歯科疾患実態調査のデー
タ管理等に関する業務を担当している。
●活動内容
【所管業務①】【所管業務②】に示した内容のうち、以下、主なもの3つを紹介する。
【活動内容①】は、人材育成に関する厚労科研「質の高いサービスを提供するための地域保健行政従事者
の系統的な人材育成に関する研究」(H24~25)の一環として2013年10月~2014年2月にかけて全国地方自
治体・都道府県型保健所に対して都道府県歯科保健担当者を介して行ったWebアンケート調査のうち、歯科
保健担当者の職種別分布を示したものである。政令市等(中核市含む)のように比較的規模の大きな自治体
では歯科専門職(歯科衛生士、歯科医師)の割合が8割強と多いが、小規模市町村では歯科専門職の割合
は2割に満たず、保健師が7割強と最も高い割合を示していた。都道府県型保健所では保健師が約4割と最も
多く、以下、歯科衛生士、管理栄養士の順であった。この調査により行政における歯科保健担当者の職種な
どの全国的な実態が初めて明らかになった。
【活動内容②】は「歯科口腔保健の情報提供サイト(通称:歯っとサイト)」のトップページで、上述した【活動内
容①】より、歯科保健に関するに関する情報提供の充実する必要が考えられたことから作成したものである。
行政の歯科保健担当者として必要と考えられたコンテンツ(根拠法令、事業の事例など、啓発資料、マニュア
ル・手引き類、学術情報、データ、基礎知識、災害対策、リンクに分類)が収載されている。また、【所管業務
②】で述べた行歯会のサイトも搭載されている。
【活動内容③】は、厚労省科学委託研究「生活習慣病の発症予防に資する歯科関連プログラムの開発とその
基盤整備に関する研究」(H26)の成果を搭載したWebサイトのトップページである。本研究班では、共通リスク
ファクターアプローチCommon Risk Factor Approachの考え方を基盤に特定健診・特定保健指導に歯科関連
プログラムを導入するメリットや方法について検討を行った。本Webサイトには、「特定健診・特定保健指導へ
の歯科関連プログラムの導入マニュアル」、特定保健指導の現場担当者が歯科保健指導に関して活用でき
る動画、研究報告書などが収載されている。
生活習慣病関連
【所管業務①】 研究関係
専門領域
歯科
(専門職として)
地域医療システム
研究分野
(現在の担当分野と
して)
地域保健システム
研究領域
(以前の
担当領域として)
情報系
(元口腔保
健情報推進室長と
して)
地域医療
(全般)
歯科医療
歯科保健
人材育成
調査
情報発信
糖尿病の医科歯
科連携
(H25-27厚
労科研・分担)
新しい成人歯科健診
(H26-28労災疾病臨床研
究・分担)
特定健診・特定保健道
への歯科導入
(H26厚労
科研・代表) 【活動報告③】
う蝕予防-フッ化物利用
公衆衛生領域の人材育成
計画・行政歯科保健担当
者に関する実態調査
(H24-25厚労科研・分担)
【活動報告①】
統計法32条に
基づく政府統計
利用
・
歯科疾患実態調
査(H26厚労科研・
分担)
・データウェアハウ
ス構築に関する
研究(H27-28厚労
科研・分担)
地方自治体独自の取り組みによるデータを用いた研究
(杉並区、江東区)
歯科医療の需給分析
(H27歯科医師の資質向上
等に関する検討会)
口腔が生命予後に及ぼ
す影響
(H25-27科研)