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乳癌患者における細胞性免疫能に関する研究

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Academic year: 2021

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芳 賀

医 学 博 士 乙第

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ヨウ

昭和59 年 5

81 日 1 0 3 氏名(生年月日〉 本 籍 学 位 の 種 類 学 位 授 与 の 番 号 学 位 授 与 の 日 付 学 位 授 与 の 要 件 学 位 論 文 題 目 論 文 審 査 委 員 学 位 規 則 第

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条 第

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項該当(博士の学位論文提出者〉 乳 癌 患 者 に お け る 細 胞 性 免 疫 能 に 関 す る 研 究 〔 主 査 〉 教 授 織 畑 秀 夫 ( 副 査 〉 教 授 藤 田 昌 雄 , 教 授 菊 地 錬 二

論 文 内 容 の 要 旨

目的 乳癌の治療は主として外科手術と術後補助化学療法 が行なわれてきたが,近年,担癌生体が自己癌に対し て免疫応答をしていることが知られるようになり,こ れに加えて免疫療法も行なわれている. このような現在,手

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癌患者の免疫能を正確に把握す ることは,その治療に欠くべからざる課題である.そ こで,手

L

癌患者における細胞性免疫能を各種パラメー ターを用いて測定し,癌腫の病期やその進行を規定す る諸因子との関係につき検索した.さらに,外科手術 や術後補助免疫化学療法が細胞性免疫能に及ぼす影響 などについて検討を加えた. 対 象 1 9 7 7 年1月より2981 年01 月までに東京女子医科大学 第二病院外科で手術,術後補助免疫化学療法がなされ た08 症 例egats( 1 35例, egats II 11 例,egats III 8 例, geats IV 8例〕を対象とした.手術術式別では定 型的乳房切断術

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例,拡大根治手術

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例,縮小手術

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例である. 方法 末梢血リンパ球数, T 細胞比, B 細胞比,FcIgG- R+ T 細胞比, PHA によるリンパ球幼若化反応IS( 値〉 をパラメーターとして細胞性免疫能を測定し,以下に つき検索した. 1)手術前の細胞性免疫能と Tnm 分類による病期 およびその進行度を規定する諸国子との関係. 2 ) 手術術式別にみた手術侵襲の細胞性免疫能にお よぼす影響と手術後における細胞性免疫能の変動. 3 ) 術後補助免疫化学療法の細胞性免疫能におよぼ す影響と免疫賦活剤の効果. 723-成績 1.術前の細胞性免疫能 1)末梢血リンパ球数は病期の進行したもので減 少し, egtas IV で著しい. 2 ) T 細胞比は病期の進行にしたがし、低下し, s t a g e IV で著しい. 3 ) B- 細胞比,cIgG-F R+ T 細胞比はgetas 1, II に 対しegast III , IV で高値を示す. 4 ) PHA 幼若化反応、のIS 値は病期の進行にした がって低下する.

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病期を規定する因子との関係 1)腫蕩径と各パラメーター聞には明らかな相関 は認められない.

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リンパ節転移が進むにしたがし、末梢血リンパ 球数は減少し, T 細胞比, PHA 幼若化反応のIS 値 低下する. 3 ) リンパ節転移は免疫能の低下に関与し, IS 値 がそれをもっとも反映する. 3 . 術後の細胞性免疫能 1)各病期とも術後 1-2 週 で 免 疫 能 は 一 過 性 に 低下し,それ以降は回復する傾向をみる. 2 ) 末梢血リンパ球のPHA 幼若化反応のIS 値 は 術 後 の 免 疫 能 を も っ と も 鋭 敏 に 反 映 し 術 後 補 助 免 疫化学療法の施行や効果判定の指標となりうる. 3 ) 手術術式別では拡大手術群に明らかな免疫能 の低下を認める.

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結 論 乳癌患者における術前の細胞性免疫能は,病期が進 ん だ

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で明らかに低下し, とくにそれはリ ンパ節転移の拡がりに関係が深い.術後の細胞性免疫 能は,各病期とも一過性に低下し,それ以降は回復す る傾向をするが,末梢血リンパ球の

PHA

幼若化反応、 の

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値がこれをもっとも鋭敏に反映し臨床経過や再 発予知の指標となりうる.

論 文 審 査 の 要 旨

乳癌治療は外科手術と術後補助化学療法が行なわれているが,近年担癌体の自己癌に対する免疫応 答が知られると共に,免疫療法も行なわれている.そこで著者は乳癌手術,術後捕助免疫化学療法が なされた

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症例につき,各種パラメーターを用いて,細胞性免疫能について検討を加えた.その結果, 術 前 の 細 胞 性 免 疫 能 は

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の進行する程低下し,また手術により一過性に低下するが,後に回復す ることを明らかにした. 本論文は乳癌治療に益することが大きく,学術上価値あるものと認める. 主論文公表誌 乳癌患者における細胞性免疫能に関する研究. 日本臨床外科医学会雑誌

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年〉 副論文公表誌 1)空腸王子滑筋肉腫の 1例 東女医大誌

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制癌剤に併用ぜる還元ク、ルタチオンの効果第 1 報 薬理と治療

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241-249

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3 ) 制癌剤に併用せる還元グルタチオン (GSH) の 使用経験(第 2報〉 薬理と治療

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339-346

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術前診断が困難であった腸型

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日 血 液 透 析 用

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作製法の評価 臨床外科

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精神運動発作として

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年間治療を受けていた

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7 ) 門脈圧允進に伴う腹腔内出血の l治 験 例 一 騎 穿静脈癌破裂によるーー 外科治療

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8 ) 内胆汁凄を形成していた乳頭膨大部癌の1 例 東女医大誌

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胃十二指腸潰蕩治療における

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の使用経験 臨床と研究

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右芳十二指腸ヘルニアの 2 例 -724-消外会誌

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)1 1 1 ) 虫垂粘液のう腫の1例 東女医大誌

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急性腎不全時における創傷治癒の実験的研究 最新医学

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年齢別比較における高齢者の外科 日臨外会誌

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食道平滑筋肉腫の

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治験例 消外会誌

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小児腸重積症の手術例について 小児外科

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乳腺外来生検症例の検討 日臨外会誌

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小腸広範切除5症例の検討 手術

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両側性原発性乳癌の検討 外科診療

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乳癌治療における補助免疫化学療法の効果につ いて 日臨外会誌

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原発乳癌組織におけるホルモンレセプター 外科

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21)男子手 L癌の 1 例 外科

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乳癌に対する卵巣摘除の効果 日臨外会誌

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例の検討 臨床外科

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参照

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