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氏 名（生 年 月 日）本
籍
学 位 の 種 類
学 位 授 与 の 番 号 学 位 授 与 の 日 付 学 位 授 与 の 要 件学 位 論 文 題 目
論 文 審 査 委 員
タ ニ グチ ト モ コ 谷 口 知 子博 士 （医 学）
乙 第１雀７３号 平 成 ６ 年 ４ 月１５日 学 位 規 則 第 ４ 条 第 ２ 項 該 当 （博 士 の 学 位 論 文 提 出 者） Ｑｕａ１ｉｔｙ ｏｆ Ｉｉｆｅ ｍ ｅａｓ ㎜ ｅ ｍ ㎝ ｔｓ ｕｓｉ ㎎ ａ ｌｉ皿ｅ 肌 ㎜ ａ１ｏｇ ｓｃａｌｅ ｆｏｒ ｅｌｄｅ・ｌｙ 刺 ｉ ㎝ ｔｓ ｗ 舳 ｃｈｒｏ㎜ｉｃ １ ｍ ｇ ｄｉｓｅａｓｅ （高 齢 者 の 慢 性 呼 吸 器 疾 患 に お け る ア ナ ロ グ ス ケ ー ル を 用 い た ク オ リ テ ィ オプ ライ フ の 評 価）
（主 査） 教 授
金 野
公 郎
（副 査） 教 授 新 田 澄 郎 ， 橋 本 葉 子論
文
内
容
の
要
旨
〔目 的〕
高 齢 者 の 慢 性 呼 吸 器 疾 患 患 者 の 日 常 生 活 の 活 動 度 （ｑｕａｌ１ｔｙ ｏｆ１ｉｆｅ， ＱＯ Ｌ） は 著 し く 障 害 さ れ て い る． 従 っ て こ れ ら の 患 者 の 診 療 に 際 し て は Ｑ ＯＬ の 総 合 的 把 握 カ葦臨 床 上 不 可 欠 で あ る． し か し 従 来 の 評 価 法 は 複 雑 で 検 者 ・ 被 検 者 の 負 担 が 重 く， 繰 り 返 し 行 う こ と は 困 難 で あ っ た． 本 研 究 に お い て は 簡 便 な ア ナ ロ グ ス ケ ー ル （Ｑ ＯＬ ス ケ ー ル） を 考 察 し， 本法 の 臨 床 的 有 用 性 を 検 討 す る こ と を 園 的 と し た． 〔方 法〕 本 研 究 に 用 い た ＱＯＬ ス ケ ー ル は 進 行 乳 癌 患 者 に 用 い ら れ る ｌｉｎｅ ａｒ ａｎ ａｌｏ ｇ ｓｅｌｆ－ａｓｓｅｓｓ ｍ ｅｎｔ ｔｅ ｃｈ ｎｉｑ ｕ ｅ を 変 法 し た 呼 吸 困 難， 不 安， 家 事 ・ 仕 事 な ど を 含 む ８ 項 目 よ り 成 る． ６５歳 以 上 の 呼 吸 器 疾 患 患 者， ７６例 を 対 象 と し， 重 症 度 に よ り ３ 群 に 分 類 し た． こ れ ら 対 象 症 例 に 対 し て 本 法 お よ び ＱＯ Ｌ 評 個 法 と し て 一 般 的 な ２ 種 の 質 問 紙 法 テ ス ト を 実 施 し 比 較 検 討 し た． 〔結 果〕 Ｑ ＯＬ ス ケ ー ル は 全 被 検 者 に 外 来 で 実 施 が 容 易 で， か つ 極 め て 良 好 な 再 現 陸 を 示 し た． 一 方， 質 聞 紙 法 で は 解 答 不 完 全 の た め１１％ が 解 析 不 能 で あ っ た． ＱＯＬ ス ケ ー ル 合言十点 は ３ 群 問 で 有 意 差 を 認 め， 重 症 度カ 増 す ほ ど 低 値 で， か つ 項 目 別 で も ５ 項 目 で ３ 群 問 に 有 意 差 を 認 め た． 従 来 法 の ２ 種 の 質 問 紙 法 で は ３ 群 問 に 差 を 認 め な か っ た．〔考察〕
ＱＯＬ ス ケ ー ル は 簡 便 さ に 優 れ，再 現 性 も 高 く， 同 時 に 重 症 度 の 高 い 患 者 の 評 価 で は 自 覚 症 状， 精 神 面 を 含 め た 日 常 活 動 度 の い ず れ に お い て も 低 値 で あ る こ と 秘 示 さ れ た． 一 方 従 来 法 は 広 範 囲 の 疾 患 カミ対 象 で あ る た め， 呼 吸 器 領 域 か つ 高 齢 者 を 対 象 と す る 場 合 に は 不 十 分 で， こ の 点 本 法 は 高 齢 者 慢 性 呼 吸 器 疾 患 患 者 の 有 効 な ＱＯＬ 評 価 法 と 考 え ら れ た．〔緒 論〕
本 研 究 に お い て 考 案 さ れ た ＱＯＬ ス ケ ー ル は 簡 便 性， 再 現 性 菊 よ び 重 症 度 の 判 定 上 高 齢 者 慢 性 呼 吸 器 疾 患 患 者 に 対 し て 有 用 な ＱＯＬ 評 価 法 と 考 え ら れ た． 一 ５８２ 一７９
