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空間電荷のリモートセンシングに関する研究

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Academic year: 2021

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Title

空間電荷のリモートセンシングに関する研究( はしがき )

Author(s)

高木, 伸之

Report No.

平成10年度-平成12年度年度科学研究費補助金 (基盤研究

(C)(2) 課題番号10650273) 研究成果報告書

Issue Date

2000

Type

研究報告書

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/464

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

研究概要

報告書額要

赤外線カメラで被写件の温度分布を見るように、地表から雷雲内までの電荷分有をリア

ルタイ1ヰで測定できれば、その装置は様々な分野で′の活用が見込まれる。そ土で、下の左 図に示すような構成で電荷密度をリモートセンシングするための予備実験を行ったムこの システヰは、音波により空間電荷を振動させ、それl羊よって発生する電界 の変化を検出し、 その電界変化量から電荷密度を推定しようというのが基本概念である。右図に示すよう一に 空間電荷密度の実測値と音波・電界による推定値はよく一致しており、本手法が空間電荷 密度を測定できることを明らかにした。そこで、屋外で空間電荷密度を測定可能な装置を

製作することが本研究の第1の目的である。さらに、開発された装置によって、以下の3

つの点を明らかにしようというのが本研究の第2の目的であるム (1)高建造物の避雷針や送電線の架空地線を避けて別の場所に落雷するすることがしばし ば観測されている。この原因として、避雷針や架空地線からのコロナ放電によって生成さ れた空間電荷により、避雷針や架空地鼻白身が速蔽されて、その先端の電東が弱められる ために、先端からの雷撃進展を抑制されているのではないかと予測されている。しかし、 その因果関係は実証されていない。そこで、空間電荷量を測定することたよって雷撃進展

に彪響を及ぼすほどの電東が発生しているかどうかを検証する。、もし因果関係が証明され

れば、空間電荷を用いた避雷しにくい送電線や誘雷しやすい避雷針等の新たな避雷及び誘 雷方法が可能となりうる。 (2)落雷を雲の中の放電(雲放電)に変えられれば、地上での雷災害は全てなくなる。これ は究極の避雷技術である。実際、雷放電のほとんどは雲放電であり、一部の放電だけが大 地にまで達する落雷となっている。この夢の技術を実現するには、放電開始可能な場所、 すなわち電荷密度の高い場所を探査し、・そこに放電を誘発するためのマイクロ波またはレ ーザ㌻を牌射すればよい。そこで、本研究では複数の電界計により放電開始位置を特定す ると共にその場所の電荷密度を調べ、放電開始可能電荷密度を明らかにする。 (3)雷雲内の電荷は下に負電荷領域、上に正電荷領域のダイポール構造にならている土と が知られているd従って、通常の夏の落雷のほとんどは(95%以上)負電荷が中和される負 極性落雷である。ところが㌦正極性落雷の割合が50%∼10d%という雷雨が夏季た発生す ることが日本、アメリカヾ-中国等で報告されている。これは、`気象条件によっては、かな らずしも雷雲内は単純なダイポール構造にはならないことを示唆している。これを確かめ るには、正極性落雷の発生率が高い雷雲の電荷構造を本研究で開発された装置によって明 らかにする必要がある。 雲内の電荷密度調べることは、電界の高度分布とポアソンの方程式により電荷密度を求 め`る方法や、筒状の導体内を通過する空間電荷により筒に誘導される電荷重から求める方

(3)

法で測定されている。しかし、いずれの方法もロケットやバルーンを雲内に放して測定を

行っているために、ある晦定の時間の、かつ特定の場所のデータしか得られていないのが

国内外での現状である。本研究の成果は電力工学の発展に寄与するだけではなく、大気電

気学、雲物理学の発声に_も大きく貢献できると期待できる。

本報告書はや牽から準成されている。第1章は序論である。第2章では本研究以外の空

間電荷の測定方法を紹介してい冬。第3章は本研究で用いた新しい空間電荷の測定方法に ついて述づている。第4章では観測装置及び室内実験結果について報告している。第5華 ㌧一 では屋外での観測結果について述べている。第6章は結論である。 研究鱒織 研究代表者:高木仲之(岐阜大学工学電気電子工学科) 研究分担者:渡辺貞司(岐阜大学工学電気電子工学科) 研究分担者:王 道洪(岐阜大学工学電気電子工学科) 研究経費 平成10年度 800千円 平成11年度 2,400千円 平成12年度、 800千円 計 4,000千円 研究発表 (1)学会誌等 (1)N.Takagi,D.Wang,T.Watanabe,Ⅰ.Arima,T.Takeuchi,M.Shimizu,Y.Kattiragi,

M.Ybkoya,andY.Kawashima:、Expansion-Oftheluminous region ofthelightnihg

return stroke chan鱒el,Journalof GeophysicalResearch,VOl.103,No.D12,

14131・14134,1998 (2)Ⅰ.Yuge,T.Watanabe,N.Ta垣gi,D.W血g,M.Che町Z.Kawa$aki,M.Oda,H.Taknhia, Y.MlnOWa,J.MltStltSuji,T.Abe,T.SatoandY.SorLOi:Apreliminarystudyontriggering lightningwithat訂anSientqame,JoumalofAtmo革phericf:lectricity,Vol.18,No.2, 125-130,1998 (3)T.Ushio,Z.Kawasaki,Y.Ohta,M.Chen,D.Wang,N.Takagi,T.Watanabe,Ⅹ.Liu,

Q.3Gushu and C.Guo:Broadbandinterferometric measurement ofi血tra-さloud

lightninginChineseinlandplateauarea,JournalofAtmosphericElectricity,満1.18,

No.2,139-154,1998

(4)D.Wang,D.Crawford,K.J.Rambo,Ⅴ.A.Rakov,M.A.Uman,N.Takngi,T.Watanabe,

参照

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