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最近の直流機の絶縁診断と保全技術

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Academic year: 2021

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∪.D.C.る21.313.2.048:る21.317.333:る58.581

最近の直i充機の絶縁診断と保全技術

Advancedlnsutation

Diagnosisand

Maintenance

of

DC

Motors

一般に直流機は,過酷な負荷及び悪環境のもとに使用され,絶縁に関するトラブ ルとしては,メグ低下によるコイルの焼壬員及びレヤー絶縁、アース絶縁の経年劣化

に起因するものが多い。これらの現象に対するメカニズムをモデル試験,実機調査

結果から明確にし,メグ値の管理基準を提案するとともに使用条件が絶縁二劣化に及 ぼす影響,新しい非破壊試験法,点検のポイントについて述べ,今後の直i充機の保 全業務に対する考え方を明らかにした。 山

言 直流機の事故原因を分析すると,悪質ダストの蓄積による メグ低下が起因となる電機子巻線のレヤーンョート,接地に 基づくコイルの溶壬員,及び整流子ライザ部の短絡,音容壬員があ る。また一方,過宇治な運転条件により熟的,機械的,環境的 に直流寸幾がストレスを受け,経年的な絶縁劣化によりレヤー ンョート,接地が生じる場合がある。本稿ではメグ低下,絶 縁劣化のメカニズムの検討を行ない,直流機の信頼性運転の

面からの保全上のメグ値の考え方,運転履歴から絶縁劣化度

を推定する方法,及び新しい非破壊的な絶縁診断書式験法,目 視点検の重要点について具体的に述べる。 8

絶縁の劣化要匡l

一般に直主荒磯の絶縁物は,マイカ,ガラス,合成樹脂から 成る固体複合絶縁物であるが,その絶縁システムの劣化要因 として次の点が挙げられる。 (1)電気的な劣化 絶縁層内部及び表面に悪質ダストが蓄積し,メグ値が0.1 Mn以下に低下するような状態では,440-1,000V程度の電 圧でもトラッキング劣イヒ(表面漏れ電i充による局部的なアー

クによる劣化)を生じ接地に至る場合がある。

(2) ヒートサイクルによる劣化

起動・停止もしくは負荷変動によるもので,導線と絶縁層

とのはく離,素線絶縁同士の摩耗,絶縁層内のポイドの拡大,

絶縁層内部でのき裂の発生などに影響を及ぼす。 (3)機械的な劣イヒ ミル用直流機の運転でし,コイルが機械的に厳しいのは,圧 延材のかみ込み時であり,最大2.5G程度の振動が加わり,し だいにi成少する。これにより,劣化を受ける部分はスロット 出口部とコイル曲がり部である。 (4)熱 劣 化

熱劣化とは絶縁層のレジンの収縮,熱分解などによるポイ

ドの発生,]妾着力の低下などによる劣化である。一般的に絶 縁物の熱劣化特性は,アレニウスの反応別に従うと考えられ, 100C半減則が適用される。 (5)環境劣化 直i充機の環境劣化としては,金属酸化物,カーボンダスト, SO盲 ̄,Cl【イオンなどを含んだ潮解性ダストなどの悪質ダス トが蓄積し,絶縁層内部への悪質ダストの侵入による貫通絶

縁耐力の低下,絶縁層の表面抵抗低下によるクリープ絶縁耐

谷口正イ変*

肋sαわ5ゐ才7セガな〟Cカブ

松延謙次**

〝gわざ肋ね〟柁0∂〝 力の低下などによる劣化がある。 田

メグ管理の考え方

現在は,直i充機を運転する場合のメグ値の規定はなく,温 度,吸湿度,汚手鼻度などによって著しく異なるものである。

JEC(電気規格調査会)にも参考資料としてメグ値の最低値が

記載されているが,実際には生産計画との関係で,この最低 値を下回るメグ値で運転せざるを得ない立場に追い込まれ, 大事故に至る場合もある。そこで,これまでの悪質ダストに 起因する事故の調査,事故前のメグ値の状態,ダストの分析, 及びモデル試験結果を総合的に検討し,メグ管理基準として 0.1Mn以上で運転することが妥当である旨の結論を得た。 3.t 付着ダストの特性 図1に汚損電動機から採取したダストを成分分析した結果 と,ダストの付着量と絶縁こ抵抗の関係を示す。 (1)これらの結果は,A,B機のダストが95%RHの高湿度で 0.1Mn以下のメグ値を示しており,湿度に対して極めて敏感 に反応するばかりでなく,導電性が高く,ダストを介して沿 面放電を生じやすいということを示している。この原因は SO盲▲とCl ̄が多いためで,分析時はこの成分に注意する必要 がある。 (2)図1で,SO了▼,Cl▲濃度と絶縁抵抗との関係についてまと めると図2に示すようになり,メグ値はイオン化した濃度に 強く依存している。SO了 ̄,Cl ̄濃度が1%以上ならば悪質ダス トと考えられる。 3.2 JECによる最低絶縁抵抗 我が国のJECが提案している最低絶縁抵抗々minを図3に 示す。 3.3 表面抵抗とトラッキング性 機器を停止し絶縁抵抗が低下した状態から電圧を印加する とき,沿面進路形成の危険が特に大きいということが考えら れる。そこで,沿面距離を♂=10mm,20mm,30mmに変え, 任意の電圧を衝撃的に印加し30秒保持する実験を行ない,印 加電圧とクリープ電圧が破壊するまでの印加回数を求めた。 図4にその結果を示す。 (1)表面抵抗0.01∼0.05Mnのとき,印加電圧600V以上であ ると沿両足巨雄が30mmでも表面壬負傷される。 (2)トラッキングが,印加する回数に影響することは注目す べきである。印加電圧600V,表面抵抗0.01∼0.05Mnの印加 * 日立製作所日立工場 ** 日立製作所日立工場工学博士 61

(2)

482 日立評論 VOL.67 No.6(1985-6) 付着ダスト成分 W % 成分 C Cu SO4 Cl Fe PH A機 21.2 0.17 9.9 4.7 9,3 5.8 B機 35.2 0.16 7.0 2.5 8.0 6.1 C枚 8.8 0.35 0.01 0.01 65.5 D機 20.1 0.2 0.05 0.1 49.0 E機 57.0 0.4 0.35 0.01 2.0 0 0 0 5 1 0 (胡5ニ怒盟埜庶 0.1 0.05 0,01 B機 A磯 注:測定条件 40℃,95%RH C枚 500Vメガー D機 磯 「ヒ 0.025 0.05 0.075 ダストの付着量(g/cm2) 0.1 図l ダストの絶縁抵抗特性 ダストの付着成分及び付着量と絶縁抵 抗の関係を示す。いずれも実機から採取したものである。 1,000 100 nU (G>ニ増資渡璧 0.0 マ 注:ダストの付着量 0.05g/cm2 ㊥(Cl「) □(Cl■十SO4 ̄ ̄) (∋ 0.01 0.1 1 10 100 SO4 ̄ ̄,Cl ̄(%) 図2 SO盲 ̄,Cl ̄濃度と絶縁抵抗特性 潮解性のSOi ̄,Cl▼を含んだダ ストは,これらの濃度により大きくメグ値が左右される。 62 (Gヲニ∪盲叱墟出世璧単嶋 0.5 4 3 nU O 2 0 \ \ ● ヽ. \ ヽ、 定格電圧440V 、●、

帥=豆謡驚策謀面(ME=

定格電圧750V 、-●、 、、-●---__ 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 定格出力P(kW) 図3 定格出力と最低絶縁抵抗 を示す。 500 0 0 〈U ■hJ 0 543 2 ・-(直)実意匝[至山

柵J\ハ八

\鼻

\、 d=10mm +ECが提案している最低絶縁抵抗値 7 ∼u5 JT4 03 S O O5 触5

州驚

成 物 れC2。・。他4・7 ダ Na V

501--1

7

△△\㌻Y

2 +一.\ 品 ⊥ m C H ㈲脚 0 ∩コ 度度 染 汚 面 表湿

榔㌔。

表面抵抗 0.10∼0,08M臼 沿面距離 d=10mm o d=20mm x d=30mm 表面抵抗 0.01∼0.05M臼 治面距離 d=10mm O ̄ ̄ ̄O d=20mm X--× d=30mm △一一「△ 0 200 400 600 800 1,000 1,200 印加電圧(∨) 図4 表面抵抗とトラッキング性 表面抵抗値によりトラッキング性 は大きく変化し,0.Ol∼0.D5Mnのメグ値に対しては,)主意を要する。 回数が1∼30回でクリープ破壊しているので,前に低いメグ 値で起動できたからといって,i欠回もできるとは限らないこ とになる。 3.4 直ミ充横手故当時の絶縁抵抗値 直幸充機のメグ低下が原因でコイル焼損事故に至ったと推定 されるものにつき,どのくらいのメグ値で事故になっている かを調査した。事故直前のメグ値ははっきりしないので事故

の3箇月前までに記録した最低メグ値でまとめた。その結果

を図5に示す。 メグ低下が原因でコイル焼損などに至る場合,最低メグ値 が0,1Mnを下回ると危険領域に入ると考えるべきである。 3.5 メグ値の条件による変化 メグ値の条件による変化を図6に示す。悪質なダストで吸 湿した状態でメグ値の低いところから起動しようとした場 合,A曲線に従ってメグ値は変化する。この曲線で事故は起動 時の電圧を印加したとき,もしくは起動直後には起こらない が何パスか圧延し運転卓見度が上昇し,吸湿したものが蒸発し

てくると更にメグは低下し,メグの最イ氏値(同図中②)の状態

(3)

最近の直流機の絶縁診断と保全技術 483 No一 事故例 事故当時の最低メグ値(M臼) 0.01 0.05 0.1 0.2 J 1 A ○ 2 B 3 C l 4 D 5 E ○ 6 F 図5 事故当時の最低メグ値 事故直前のメグ値の記鍬まないが,事故 前3箇月で最低メグ値はい〈らであったかということでまとめたものである。 注:A(ダスト+吸湿) B(健全なもの) ----(製品温度) -(メグ値)

′ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄†\、

①甘′

_____...__′ / / /

∧廿④・-ヨ=

期 却 冷 結露 停止中 革 運転中 停 停止中 動 図6 メグイ直の条件による変化 ダスト付着の多い直流機の場合は, 環境条件,運転状態(温度)によってメグ値が大きく影響される。起動後にメグ値 の最低がくる場合があるので注意を要する。 が最も危険になってくる。 3.6 メグ管理値の設定 JECの最低メグ値が0.1∼0.4Mn程度であり,コイル焼壬員 事故に至っているメグ値が0.1Mn以下,トラッキング現象の 発生しないメグ値が0.08∼0.1Mn以上であることから,運転 管理メグ値としては0.1Mn以上が妥当と考える。また接地リ レーの動作メグ値も0.1Mn以上を妥当とし,運転時のどのよ うな状態でもこの値を下回って運転しないようにすることを 提案する。 四

大形電動機の故障の実態

あるユーザーが900kW以上の電動機の故障状況を詳細に

報告l)しているが,それによると部位別故障発生状況では,巻

線に関する故障が140件中58件と

トソ70で,41%を占める形と

なっている。また巻線故障のうち,絶縁劣化に基づくものと

判定されたものが70%を占めている。巻線の絶縁劣化と判定 された72台の交流電動機,直i充電動機について確率寿命を求 めたのが図7である。平均寿命は26.5年となっている。

ここでミル用直流.機の寿命について考える。負荷的には一

般電動機以上に過酷運転の方向にあり,更に最近は,制御理

1.0 0.8 0.6 0.4 0.2 ズー3打 方ー2(7 〃=72台 ズ=26.5年 げ=6.8年 一ズ 一■■l■【 ズ 貢+ 1 1 ズ十2げ 1

ト確率分布

確率寿命 5 10 15 20 25 30 35 40 経 時(年) 図7 大形電動機の絶縁劣化による寿命分布 電動機の一般的な平 均寿命としては26.5年となっているが,使用条件の厳しいミル用直流機では15 ∼20年程度と考える。 100 0 0 9 8 0 0 0 0 7 6 5 4 (訳)】ご 只定食璧壮鮮 30 20 0 ヽ 、l、 V尺(%)=100(1-1.8×灯6り×(1-1.3×10 ̄210g50n)×(卜1.5×10 ̄りc・仙ト10P f:累積稼動時間(h).Jc:鉄心長(m),P:環境劣化度(0∼5) 乃:累積かみ込み圧延回数(回),仙:累積起動・停止回数(回) 環境を含む実劣化曲線 / 絶縁診断及び予担別呆全実施による回復V月 基本劣化曲線 P=0 P=3 要予防保全対策 要絶縁更新 回復Ⅴ月後の劣化曲線(想定) 運転年数(年) 図8 経年絶縁劣化曲線と予防保全 仙ま.軌 熟サイクル,機械娠 動に起因する残存絶縁耐力の基本的劣化分と,環境劣化度Pによる分とで構成 される。 論及び装置の発達で,電動機容量の利用率が高くなってきて いること,また特にミル用電動機に関しては,圧延材料のイ ンゴット重量の増加によるかみ込み時の衝撃トルクの増大な どが影響して,一般電動機より寿命的には短い傾向にある。 以上からミル用直流機の寿命は,平均的には15∼20年程度と 考えている。 田

運転履歴からの残存絶縁耐力推定

日立製作所は熱劣化,振動劣化,ヒートサイクル劣化及び 環境劣化の影響を調べるため,モデル試験,実機確認試験な どを実施し,残存絶縁耐力(運転による劣イヒ分を差し引いた現 在もっている破壊電圧)lんを導いた2)。その結果を図8に示す。

(1)環境劣化(雰囲気のダストの絶縁層への付着,侵入による

化学的な劣化)分に対しては,メグ値の状況により,洗浄作業,

ワニス処理などを実施することで回復させることができるの

で,絶縁更新の判断基準としては,環境劣化度P=0のときの

基本劣化曲線がポイントとなる。

(2)コイル絶縁更新管理限界について考える。絶縁物の寿命

判定基準としては,IEC(IntemationalElectrotechnical

Commission)が寿命点(End

Point)を「絶縁破壊電圧では初

期値の50%低下点,引張り強度,曲げ強度では初期値の50%

低下点+と定義している。一方,一般にミル用直流機のB種絶

縁は,レヤー絶縁,アース絶縁を合わせて約1mm程度の厚さ

63

(4)

484 日立評論 VOL.67 No,6(1985-6) があり,新品時にアースに対して10kV程度の耐力をもってい

るが,この絶縁層が経年劣化してスロットの出口部,コイル

曲がり部などで振動,熟的ストレスにより絶縁層の自化,ク

ラックの発生した状態で,ミクロ的には絶縁層を貫通した形 になった場一合,気中での絶縁耐力は3kV/mm程度である。す

なわち,絶縁層のギャップだけで3kV程度は耐えることにな

る。この値は,初期の30%程度に相当し,このマイクロクラ ックの発生した状態では,雰囲気の悪性ダストによっては,

絶縁破壊する不安定な状態である。日立製作所は以上の点を

考慮し,絶縁劣化管理方針として,残存絶縁耐力が50%に低

下したと考えられるときが絶縁更新を図る目安となり,残存

絶縁耐ブコが30%に低下する時点が信頼性運転の限界であると 考えた。 l訂

絶縁診断技術

6.1 絶縁の劣化 電機子絶縁は,各ターン間のレヤー絶縁とコアに対するア ース絶縁から構成されている。 (1) レヤー絶縁の劣化 電機子コイルでは,熱源である素線部がいちばん1温度が高 く,レヤー絶縁が最もその影響を受け劣化することになる。 レヤー絶縁の劣化は,具体的には絶縁ワニスの接着力の低 下が生じ,素線と絶縁とのはく離が起こる。次の劣化のステ ップとしては,素線同士の電磁力及び熟伸びによって素線絶 縁の摩耗が発生し,これは摩耗度の進展とともに動き量が増 加し,加速度的に進むものと考える。 (2)アース絶縁の∠劣化 アース絶縁の劣化は,起動・停止,負荷変動などによる絶

縁層とコアとの摩耗,コイルエンドがパインドなどによって

熟伸びが拘束されることによるコイルのスロット出口での曲 げ応力疲労,起動時及び過負荷時の電一義力による曲げ応力疲 労,そして過負荷時の温度上昇による熟的な劣化などが主と なる。 アース絶縁の劣化した状態では,ダストや吸湿の影響を受

けやすくなり,メグ値の低下につながる。このように絶縁層

内部までダストなどが侵入した状態になると,スチーム洗浄 などを実施しても完全にダストを除去することが困難とな り,メグ値の回復が十分にできない状態になる。 6.2 絶縁診断 (1)目視点検(重要ポイント) (a) コアダクト部からの白い粉の発生の有無 起動・停止,負荷変動の激しい機械では,アース絶縁と コアとの摩耗により白い粉の発生が見られる。特に過負荷 使用される機械では,高温状態での摩耗となるため,白い 粉が発生しやすい。

(b)コイルエンド絶縁部のクラックの有無

起動・停止,負荷変動による熱伸び,起動時,過負荷時 などの電磁力により,コイルのスロット出口部及び足部,並

びにパインド端部の曲げ応力によるクラックが発生する。

初期では,表面の仕上げワニス程度のクラックであるが,

更に進むとアース絶縁層内部まで進展してゆく。

(2)アース絶縁診断

HIT(HitachiInsulation

Tester:日立直流機絶縁診断装

置)を開発し,アース絶縁,レヤー絶縁の弱点部の検出を実施

している。図9(a)に示すように,隣接する整流子セグメント に通電し,シャフトに対する電i充電位を微小電圧計(内蔵)で 測定する。対地絶縁抵抗が局部的に低いコイルがある場合に 64 電機子.整流子 セグメント 端子 電流計

宅+0・5

0

薫一0.5

30 HlT内蔵 (a) (b) 注:略語説明 HIT(HitachilnsulatwlTester) ♂異常コイル位置 40 50 セグメントNo. 図9 アース絶縁診断 アース絶縁でのメグ値の低下点を,対地電位の 変イヒで検出できる。

「二

高周波電源

検出器 微小電圧計 H汀内蔵

_+

・勇

卜鮭出田代人∼吼-知人† (訳)⇒<20 00 80 5MHz ハ〆∧ 八〃〃▲ 〈〃レ 異常コイル位置

正常コイル 6-8 26{28 46 ̄48 66 ̄68 セグメントNo. (a) (b) 図tO レヤー絶縁診断 レヤー絶縁劣化の度合い及び異常劣化部を,イ ンピーダンス電圧降下度から検出できる。 は,シャフトに対する電位が同図(b)に示すように急変するの で,対地絶縁の局部異常を検出できる。 (3) レヤー絶縁 図川(a)に示すように,一つのコイルを形成する複数ターン の回路に高周波電流を流し,コイル端子間の電圧を測定する。 レヤー絶縁抵抗が局部的に低いコイルがある場合,及びレヤ ー絶縁の摩耗などによりレヤー間臣巨離が局部自勺に小さくなっ ている場合,レヤー間静電容量Cが変化し,インピーダンス電 圧降下のばらつきとなって測定され,同図(b)に示すようにコ イル端子間の電位が急変するので,レヤー絶縁の局部的異常 を検出できる。 Ii

言 以上直流機の電機子巻線の絶縁劣化に関するメカニズムを

明らかにした。またメグ低下に対しては,0.1Mn以上での管

理を推奨するとともに,アース絶縁,レヤー絶縁に対する点 検のポイント及びHITを使用しての非破壊試験による定量 的な劣化度の判定法を提案した。現在実機でデータを蓄積中 であり,運転履歴からの寿命推定と合わせ,絵合的な判断に

よって絶縁劣化を把握し,精度の高い保守管理法としてまと

めていきたい。今後共ユーザーを含む関係方面の賛同と協力

が得られれば幸いである。

参考文献 1)登古:大型電動機の保守,製毒裁研究,305号,1981 2)松延,外ニ ミル用直流機の絶縁診断と寿命予知,日立評論,65, 12,869-872(昭58-12)

参照

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