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(1)

電気設備工事

設計・施工マニュアル

平成 29 年

(2)

構成

構成

A 共通事項 A 総則 A-1 適用基準および関係法令 A-2 主な電気関係法規の体系 A-3 耐震基準 A-4 耐震設計 B 設計編 B-1 図面作成要領 B-2 設計図資料 C 施工編 C-1 完成図作成要領 C-2 施工例 (平面図) C-3 施工図 (部分図) D 資料編 D-1 設計施工上の留意点

(3)

A

共通事項

目 次

A 総則 2 A-1 適用基準および関係法令 2 A-2 主な電気関係法規の体系 4 A-3 耐震基準 6 A-4 耐震設計 10

(4)

A-2 適用基準及び関係法令 共通事項−2

A 総則

この設計・施工マニュアルは一般的な形状、施工方法を示したものであり、性能の低下は無く、 その目的に合致するものであれば、監督員と協議のうえ、変更することは差支えないものとする。

A-1 適用基準および関係法令

電気設備の設計及び施工に当たっては、次の基準および法令などを適用するものとする。 (a) 公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編)国土交通省大臣官房官庁営繕部監修 (b) 公共建築設備工事標準図(電気設備工事編)国土交通省大臣官房官庁営繕部設備・環境課監 修 (c) 公共住宅建設工事共通仕様書(電気編)及び(機械編)-13 章 エレベーター設備工事 (d) 公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)- 第 9 編 昇降機設備工事 (e) 公共建築改修工事標準仕様書(電気設備工事編)国土交通省大臣官房官庁営繕部監修 (f) 建築設備耐震設計・施工指針 一般財団法人日本建築センター (g) 電気事業法 (h) 電気設備に関する技術基準を定める省令 (i) 電気用品安全法 (j) 建築基準法 (k) 消防関係法令 (l) 内線規程 (m) 電気供給約款 本マニュアルに記載している法令、規格等は、次の略称で示す。 凡例 書籍名 標仕 「公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編)」(平成 28 年版)国土交通 省大臣官房官庁営繕部監修 標準図 「公共建築設備工事標準図(電気設備工事編)」(平成 28 年版)国土交通 省大臣官房官庁営繕部設備・環境課監修 監指 「電気設備工事監理指針」(平成 28 年版)国土交通省大臣官房官庁営繕部 監修 福指 「福祉都市環境整備指針」(平成 29 年版)名古屋市 高圧規程 「高圧受電設備規程」(2014 版)(社)日本電気協会使用設備専門部会 耐震基準 「官庁施設の総合耐震計画基準及び同解説」(平成 8 年版)建設大臣官房 官庁営繕部監修 設計基準 「建築設備設計基準」(平成 27 年版)国土交通省大臣官房官庁営繕部設備・ 環境課監修

(5)

A-2 適用基準及び関係法令 凡例 書籍名 消技基準 「消防用設備等技術基準」(設備編 2010)名古屋市消防局予防部指導課推 薦 系連規程 「系統連系規程」(2016)社団法人日本電気協会系統連系専門部会 系連ガイドライン 「電力品質確保に係る系統連系技術要件ガイドライン」(平成 28 年)資源 エネルギー庁

(6)

A-2 主な電気関係法規の体系 共通事項−4

A-2 主な電気関係法規の体系

電気事業法…基本的な事項 電気事業法施行令…設置上の基準 電気事業法施行規則…技術上の規則 電気設備に関する技術基準を定める省令(電気設備技術基準) …電気設備に要求される基本的保安要件である性能・水準・目的のみを 規定している。 電気設備技術基準の解釈 …技術基準に適合する具体的材料・構造・施設方法等を具体的、詳 細に例示している。 内線規程(民間規程) …解釈に定められた内容をより具体的に定め、技術上必要な事項を 細部にわたり規定している(設計、施工、検査、維持に関する規 範)。罰則規定がない民間規程であるが、法規と同等の対処をす ることが望ましい。 高圧受電設備規程(民間規程) …電気事業者から高圧で受電する自家用電気工作物の保安を確保 するための技術的要件を明示しており、解釈の規定における選択 肢を増やす目的で制定されている。低圧電気設備を扱う「内線規 程」と対をなすもの。 電気関係報告規則 電気供給約款…電気事業者が一般需要に応じて電気を供給するときの電気料金その他の供 給条件を規定している。 電気用品安全法 電気用品安全法施行令 電気用品安全法施行規則 電気用品の技術上の基準を定める省令 電気工事士法 電気工事士法施行令 電気工事士法施行規則

(7)

A-2 主な電気関係法規の体系 JIS 照度基準(JIS Z 9110) (照度に関する基準) 労働安全衛生法 事務所衛生基準規則 労働安全衛生法施行令 労働安全衛生法規則 工業標準化法 日本工業規格(JIS) A 土木建築 C 電気 X 情報処理 Z その他 建築基準法 建築基準法施行令 建築基準法施行規則 国土交通省告示 (例)非常用照明、排煙設備などの電源規則 避雷針JIS A 4201-2003 昇降機関係 建築安全条例 消防法 消防法施行令 消防法施行規則 危険物の規則に関する政令 危険物の規則に関する施行規則 名古屋市火災予防条例…地域に応じた設置基準 (消防用設備等早見表) …防火対象物の用途、構造及び規模等に応じ、どのような消防設備等が必要であ るかを判断するために、基本的事項を表にしたもの。 (消防用設備等技術基準 設備編) …各種消防用設備等の設置及び維持方法を規定している。

(8)

A-3 耐震基準 共通事項−6

A-3 耐震基準

耐震基準は以下による。 市設建築物総合耐震設計基準(平成18 年 7 月) 1. (目 的) この基準は、名古屋市住宅都市局が所掌する市設建築物の大地震災害に対する安全性の目 標を定め、その目標に基づく所要の安全性を確保することを目的とする。 2. (適用範囲) この基準は、すべての鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造の市設建築 物の設計に適用する。 3. (適用する技術基準) 適用する技術基準は「官庁施設の総合耐震計画基準」(国土交通省大臣官房官庁営繕部)と する。なお、特別の事情がありこれにより難い場合には別の基準によることができる。 4. (建築物の分類と耐震安全性の目標) 市設建築物の耐震安全性の検討にあたっては、大地震災害時に果たすべき機能に応じて建 築物を分類(表−1)し、分類された建築物の建築構造、建築非構造部材、建築設備につい て、それぞれが持つべき耐震安全性の目標(表−2∼4)を定め、それらの目標を達成すべ く耐震安全性に関する検討を行う。

(9)

A-3 耐震基準 (表−1) 分 類 対 象 施 設 構 造 体 非 構 造 部 材 建 築 設 備 災害対策の指揮・情報 伝達のための施設 市役所(本庁舎・東庁舎・西庁舎) 区役所 Ⅰ A 甲 区役所支所 土木事務所 Ⅱ A 甲 救 護 施 設 消防署 港防災センター 病院 Ⅰ A 甲 消防出張所 消防救助隊 保健所 Ⅱ A 甲 避 難 所 地域防災計画に位置付けた 学校(小・中・高等学校)等 Ⅱ A 乙 註1 危険物を貯蔵又は使用 放射線等取り扱い建築物 Ⅰ A 甲 註2 石油類等取り扱い建築物 Ⅱ A 註2 市 民 利 用 施 設 文化施設 社会教育施設 社会福祉施設 学校施設(小・中・高等学校を除く) Ⅱ B 乙 そ の 他 東山動物園猛動物舎 Ⅰ B 乙 一般の建築物 Ⅲ B 乙 *註1)地域防災計画において避難所として位置づけられた施設において、大地震動後に一 部の設備機能を相当期間確保する必要のあるものは、当該部分を甲類に準ずるもの とする。 註2)危険物を貯蔵又は使用する施設については、その危険物の危険性の度合い、数量等 を勘案し、大地震動後に一部の設備機能の継続を図る必要のない部分は、当該部分 を乙類に準ずる。

(10)

A-3 耐震基準 共通事項−8 (表−2) 構 造 体 の 耐 震 安 全 性 の 目 標 重要度係数 大地震時の 変形制限係数 Ⅰ類 大地震動後、構造体の補修をすることなく建築 物を使用できることを目標とし、人命の確保に 加えて十分な機能確保が図られる。 1.5 RC造、SRC造 1/200 S造 1/100 Ⅱ類 大地震動後、構造体の大きな補修をすることな く建築物を使用できることを目標とし、人命の 安全確保に加えて十分な機能確保が図られる。 1.25 Ⅲ類 大地震動により構造体の部分的な損傷は生じ るが、耐力の低下が著しくないことを目標と し、人命の安全確保が図られる。 1.0 (表−3) 建 築 非 構 造 体 の 耐 震 安 全 性 の 目 標 A類 大地震動後災害応急対策活動や被災者の受け入れを円滑に行うのに支障となったり、 危険物の管理上支障となる建築非構造部材の損傷、移動等が発生しない。 B類 大地震動により、建築非構造部材の損傷、移動等が発生する場合も、人命の安全確保 と二次災害の防止が図られている。 (表−4) 建 築 設 備 の 耐 震 安 全 性 の 目 標 甲類 人命の安全性確保及び二次災害の防止が図られるとともに、大きな補修をすることな く、大地震動時においても必要な設備機能を相当期間継続できる。 乙類 人命の安全確保及び二次災害の防止が図られている。 付則 この基準は平成 18 年 7 月 1 日から施行する。

(11)

A-3 耐震基準 (補足) 「官庁施設の総合耐震計画基準及び同解説」(平成8年版)において「4.4.2 建築設備の耐震 設計」の耐震安全性の分類中、一般施設とは、市設建築物総合耐震設計基準の(表−1)におけ る分類欄の「その他」に分類された施設とし、特定施設とは「その他」以外に分類されたものと する。

(12)

A-4 耐震設計

共通事項−10

A-4 耐震設計

耐震設計は以下による。

(13)
(14)

A-4 耐震設計

(15)
(16)

B

設計編

設計編−1

目 次

B-1 図面作成要領 ... 2 (a) 設計図書作成要領 ... 2 1節 一般事項 ... 2 2節 設計図 ... 3 3節 検討事項及び計算書・検討書 ... 4 (b) 設計図作成における詳細事項(原図枠および表題欄について) ... 5 (c) 図面構成 ... 6 (d) 同じ用紙に2以上の図面を記載する場合について ... 7 (e) 各図の作成 ... 8 テレビ共同受信 機器構成図(学校テレビ共聴設備) ... 10 テレビ共同受信 機器仕様 ... 11 太陽光発電 システム構成図 ... 12 太陽光発電 システム構成図(解列箇所及び電圧降下) ... 13 受変電設備 変圧器の変位幅と配線の絶縁距離 ... 14 受変電設備 認定キュービクル ... 15 受変電設備 認定キュービクル ... 16 受変電設備 非常電源回路 ... 17 受変電設備 非常電源回路 ... 18 受変電設備 非常電源回路 ... 19 受変電設備 非常電源回路 ... 20

(17)

B-1 図面作成要領

B-1 図面作成要領

(a) 設計図書作成要領 1節 一般事項 1.1 総則 (a) 設計図書等(工事概要、特記仕様書、設計図、工事費積算書)の作成 は、原則として、この要領による。 (b) 使用材料の呼称は、工事共通仕様書及び日本工業規格による一般名称 (規格のないものについては一般的な名称)を用い、原則として、固有 商品名(登録商標等)を表示しない。 (c) 材料の製作所を指定する場合は、原則として、特記仕様書に記載する こととし、一社指定を避ける。 (d) 設計図書等で使用する単位は、国際単位系(SI単位)とする。 1.2 工事概要 工事概要は、特記仕様書用紙に、指定の様式にしたがい表示する。 1.3 特記仕様書 (a) 特記仕様書は、各課指定の用紙に、指定の様式にしたがい表示する。 (b) 機械設備の特記仕様書の作成は、「機械設備工事設計・施工マニュアル」 (名古屋市住宅都市局)D 設計図書作成のための手引きによる。 1.4 図面共通事項 (a) 用紙は、原則としてA1版の良質なトレーシングペーパーとする。 (b) 表示文字、数字は、縮小版を作成しても明瞭に判別できるように、大 きくわかりやすく表示する。 (c) 寸法の単位は、mm を原則とし、単位記号は付けない。 (d) 図面は、各設備工事ごとに分類整理できるように作成する。 (注)機械設備の場合 衛生設備、空気調和設備、ガス設備など 電気設備の場合 強電設備、弱電設備、電話設備、火災報知設備、エレベーター設 備など (e) 各課備え付けの標準図が使用できるものは、第二原図を作成し、図面 の一部としてもよい。 (f) 用紙タイトル枠の直近に設計事務所名を明記する。 1.5 図面共通記号 機械設備の図面に使用する記号は、原則として、「機械設備工事設計・施 工マニュアル」(名古屋市住宅都市局)A 共通事項による。 1.6 図面目録 (a) 図面目録は、工事件名記載の上、図面番号と図面表題を列記する。 (b) 図面番号は、工事概要及び特記仕様書を先頭とし、設計図を続ける。

(18)

B-1 図面作成要領 設計編−3 2節 設計図 機械設備 電気設備 付近見取り図 (a) 工事場所、方位(北を上に作図)、 道路、停留所その他目標となるも の (a) 同左 配置図 (a) 縮尺 1/100∼1/1000 (b) 凡例、建物(既設、今回施工及 び将来計画の区分を明示)、 方位 (北を上に作図)、道路本管の径 (取付工事のある場合)、屋外工事 (a) 同左 (b) 凡例、建物(既設、今回施工及 び将来計画の区分を明示)、方位 (北を上に作図)、電力・電話・ CATV等の引き込み点、屋外工 事 系統図 (a) 系統図には、階高を記入 (b) 配管系統図(各階の配管径、分 岐関係などを記入) (c) ダクト系統図(各系統ごとの風 量、SFD、FFD などを記入) (d) 制御システム構成図 (a) 同左 (b) 配線系統図 (c) 幹線種類、配管、ラックの種別 (d) 必要に応じて天井高さ、室名、 区画貫通処理の有無 平面図 (a) 縮尺 1/50∼1/200 (1/100 を標準とする) (b) 間取り、室名、開口部、壁の種 別、造付け家具、雨どい、ひさし、 通り記号など(建築図面との整合 を図る) (c) 配管、ダクト、機器配置図 (a) 同左 (b) 同左 (c) 配管、配線、機器配置図 詳細図 (a) 縮尺 1/20∼1/50 (b) 便所、厨房、機械室、その他必 要部分 (c) 平面詳細、立面詳細、断面詳細、 各部納まり図 (a) 同左 (b) 変電室(機器配置、結線図、線 系統図) 発電機室(機器配置、結線図、 発電機設備系統図 避雷針(保護範囲) 電話交換機(機器配置、系統図) 昇降機(機器配置、結線図) その他必要部分 姿図又は参考図 (a) 縮尺は任意 (b) 厨房機器、空調用機器、制御盤、 水槽類などで工事費算出及び工事 施工上必要があるもの (a) 同左 (b) 照明器具、端子盤、動力盤、特 殊機器類などで工事費算出及び 工事施工上必要があるもの 機器表 (a) 性能、形式、形状、付属品、動 力、数量、設置場所など使用する 機器を明確に表現 (a) 同左 (b) 参考外形寸法を記載 計算書 (a) 消火設備計算書、浄化槽設備計算 書などは、設計図面に記載 (a) 発電機、電力貯蔵設備、放送設 備などの容量計算は、設計図面に 記載

(19)

B-1 図面作成要領 3節 検討事項及び計算書・検討書 原則として設計図面には記載しないが、下表に示す必要書類を作成の上、監督員に提出する こと。また、設計事務所名を表紙下部中央に明記する。 <共通項目> 市設建築物の設計グレード 設計グレード区分に基づき、コスト縮減を配慮した設備の設計を行う。 名古屋市福祉都市環境 整備指針 人にやさしい環境整備の設計を行う。 市設建築物浸水対策 留意事項 敷地の条件、施設用途、建物の形態等により浸水対策に対応した設計を行 う。 リサイクルの推進 建築副産物の発生抑制を図るとともに、リサイクルを考慮した設計を行う。 耐震検討書 「機械設備工事設計・施工マニュアル」、「電気設備工事設計・施工マニュ アル」の耐震設計基準に基づき建築物を分類し、適切な耐震安全性に関する 検討を行う。 公共建築物の環境配慮 整備指針 環境配慮評価調査票への記入を行う。 計画通知 建築物エネルギー消費性 能確保計画 建築物環境計画書 騒音、振動計算書 該当する建物の計画通知のための設備に関する資料の作成を行う。 該当する建物の建築物省エネ法に関する計画書又は届出書、及び添付図書 について、設備に関する資料の作成を行う。 該当する建物のCASBEE名古屋への設備に関する記入を行う。 騒音、振動により当該施設又は隣地に、影響の恐れがある機器等の騒音 振動計算を行う。 <電気設備> 光害対策ガイドライン 照度計算書 電圧降下計算書 「街路照明設備のガイド」、「屋外照明等設備チェックリスト」等を積極 的に活用し、より良好な照明環境の実現に努める。 各室、各用途ごとの照度計算を行う。 各電線の許容電流、電圧降下を検討し、適切な配線サイズを決定する。 ※ 軽微な工事に付いては、監督員と協議のうえ省略することができる。

(20)

B-1 図面作成要領 設計編−5 (b) 設計図作成における詳細事項(原図枠および表題欄について) 住宅の場合は、右側に表記する。 <表題欄> 設計図 <設計事務所欄> NO. 縮 尺 枚 の 内 係 長 係員 設計 平成 年 月 日 (社 名) (設計協力会社名) 名古屋市住宅都市局営繕部○○○課 本図記入寸法は特記なき限り「mm」単位とする。 設計事務所欄には社名を記入する。なお、設計協力をした場合も同様とし、設計事務所欄の 右側に記入する。 (1) 図はその長手方向に置いた位置を正位とする。 (2) 平面図、配置図等は原則として図の上方を北とする。 (3) 用紙の呼称及び寸法 呼称 A1 A2 図面寸法 594×841 420×594 表題欄 60×100 60×100 有効寸法 535×755 350×515 左右余白 左30、右 20 左30、右 20 上下余白 上下とも20 上下とも20 (4) 文字・線および縮尺 (イ) 漢字は楷書、外国語はカタカナ、数字はアラビア数字とする。 (ロ) 文字は原則として横書きとする。 表題欄 設計事務所欄

(21)

B-1 図面作成要領 (ハ) 線は、原則として実線(細線),実線(太線),実線(極太線),長破線,破線,一点鎖線, 二点鎖線の7種類とし、線種の使い分けは、標準図による。 実線(細線) 実線(太線) 実線(極太線) 長破線 破線 一点鎖線 二点鎖線 また、線の太さは下記による。 種 類 用 途 特に太い線 火災報知設備の警戒区域、非常警報設備の報知区域、防火区画、防煙区画 等 太 い 線 機器、配管、配線、避雷導線、棟上げ導体、空気管等 細 い 線 寸法線、寸法補助線、中心線、建物、別途工事等 (ニ) 縮尺は原則として7種類とし、建築図面の縮尺に合わせるものとする。 1/30・1/50・1/100・1/200・1/300・1/500・1/600 各図の標準的尺度 図 面 標 準 縮 尺 図 面 標 準 縮 尺 配 置 図 1/200 1/500 機 器 等 1/50 1/100 平 面 図 1/100 1/200 屋外配線図 1/100 1/200 断 面 図 1/100 1/200 詳 細 図 1/30 1/50 *必要に応じて縮尺を変えてもよい。 縮尺欄、図面等に、A3 サイズに縮小した場合の縮尺を併記する。 表題欄中、縮尺欄の記入例 縮 尺 A1:1/100 (A3:1/200) 枚 の 内 (c) 図面構成 設計図書の構成は、設備工事の区分に応じ原則として次による。ただし、図面枚数が少な い場合は、表紙および図面目録を省略することができる。また、建築の規模により構成を組 替えても差し支えないものとする。同一用紙に2以上の異なる図を記入することも可とする。 (1) 共通項目 ・表紙 ・図面目録

(22)

B-1 図面作成要領 設計編−7 ・特記仕様書 ・工事区分表(小規模の場合は省略できる。) ・案内図・配置図 ・系統図 ・機器表 ・姿図・盤図 ・平面図 ・詳細図(必要に応じて記入する。) (2) 電気工事 ・動力設備 ・照明設備 ・コンセント設備 ・放送設備(容量計算書) ・弱電設備 ・自動火災報知等 防災設備 ・駐車場管制設備 ・雷保護設備 ・その他設備 (3) 受変電工事 ・高圧・特別高圧機器設備 ・自家発電設備(容量計算書) ・電力貯蔵設備(容量計算書) (4) 昇降機設備工事 ・昇降路、機械室平面図 ・昇降路断面図 ・穴明図 ・かご室意匠図 (d) 同じ用紙に2以上の図面を記載する場合について *数字は下階から上階にいたる順序を示す。 2 1 4 3

(23)

B-1 図面作成要領 改修工事の場合、設計図の構成は、改修後図面を先にし、改修前図面を後にする。 実施設計図は、正確かつ明瞭に作成する。 (e) 各図の作成 (1) 表紙には、当該工事名称等を記載する。 (2) 図面目録には、図面番号及び図面名称等を記載する。ただし、枚数が少ない場合は、こ れを表紙に記載することができる。 (3) 特記仕様書には、工事名称、工事場所、建物概要、工事種別等を「電気設備工事特記仕 様書」に基づき記載する。 (4) 案内図には、工事場所への道順が容易に理解できるように、工事場所、主要交通機関、 周辺道路、目標物及び方位を記載する。 (5) 配置図には、工事建物位置、敷地状況、道路、隣接建物及び方位を記載する。また、電 力、電話及びCATV等の引き込み点を記載する。 (6) 系統図には、設備概要が理解できるように、設備の機能全体を系統別に記載する。 幹線種類、配管、ラックの種別、階数及び階高を記載するほか、必要に応じて天井高 さ、室名、区画貫通処理等も記載する。 改 修 後 改 修 前 改 修 前 改 修 後

(24)

B-1 図面作成要領 設計編−9 (7) 機器表には、受変電盤、各制御盤、分電盤、弱電・情報端子盤、各種弱電機器等を種別 ごとに、設備概要が理解できるように記載する。 (イ) 原則として、記載すべに事項は、記号、名称、仕様、数量、取付場所、形状、取付方 法、参考外形寸法などとする。 (ロ) 容量、能力は、下限表示を原則とする。 (ハ) 姿図、盤図に表現することで理解できるものは、それに替えることができる。 (8) 姿図は、基本的な外形をわかりやすく描き、基本的仕様を併記する。 (イ) 照明器具の場合、光源の種類、器具の形式、カバーの有無・種類、グレアの分類、ラ ンプの大きさ・本数、安定器の種類・力率、入力電圧及び周波数によりそれぞれ規定 されるので、仕様を統一し一姿図で複数の器具を描く場合などワット数の併記により 共用することは可とする。 (ロ) 放送機器、舞台照明機器の場合、各機器の配置、容量、仕様、参考外形寸法などの他、 システムブロック図を併記する等わかりやすく記入する。 (ハ) 注意点として、指定して特殊な機器を使用する場合以外には、製作会社が特定される ような製品型番、商品名、愛称などを使わないようにすること。 (9) 盤図は、電気設備の基本的な部分であり、わかりやすく、漏れなく仕様を記入する。 (イ) 受電盤、変圧器盤、配線用遮断器盤、動力盤、電灯盤ごとに盤名称、幹線記号・サイ ズ、電源種別、主回路結線、分岐開閉器、負荷名称・容量、制御回路の種類・リモコ ン端末器の有無などを記入する。 (ロ) 各盤ごとに、全体負荷容量、非常用・保安用回路、電灯分電盤の 200V 回路の注記な どわかりやすく表現する。 (10) 平面図は、原則として各階ごとに作成する。 (イ) 平面図において表示しがたい部分は、抽出して詳細図などを作成し記載する。 (ロ) 配管等の立ち上がり及び引き下げは配線サイズの他に用途を記載する。 (ハ) ケーブルラック等の梁、壁等の防火区画等の貫通箇所を記載する。 (ニ) 平面図と詳細図の関連及び重複の無いように明確に表現する。

(25)

B-2 設計図資料

テレビ共同受信 機器構成図(学校テレビ共聴設備)

(26)

B-2 設計図資料

設計編−11

テレビ共同受信 機器仕様

(27)

B-2 設計図資料

太陽光発電 システム構成図

参考図書 設計基準 2-10.4.1 P235 系連規程 系連ガイドライン 1.構成 太陽光発電装置は、太陽電池 アレイ、接続箱、パワーコンデ ィショナー、系統連系保護装置 等により構成する。 2.系統連系方式 (1) 系統連系に要する技術用件 は、関係法令を確認し、電気 事業者と十分な協議を行う。 (2) 連系方式は、原則として受 電電圧の連系区分とし、高圧 連系、低圧連系、又は、みな し低圧連系とする。 3.みなし低圧連系(系統連系 規程2章3節1.) (1) 以下(2)∼(4)について、みな し低圧連系として定義されて いるが、個別案件対応となっ ているため、電気事業者と十 分な協議を行う。 (2) 太陽光発電装置と他の発電 装置(コジェネ含む)の出力 容量の合計が契約電力の5% 以下であれば、高圧受電でも 低圧連系扱いとすることがで きる。 (3) 太陽光発電装置と他の発電 装置(コジェネ含む)の出力 容量の合計が10 kW以下であ れば、高圧受電でも低圧連系 扱いとすることができる。 (4) 低圧連系扱いであれば、地 絡過電圧継電器(OVGR)の 設置を要しない。 注:その他の条件あり 図1 高圧連系の系統図例 図2 高圧受電 みなし低圧連系の系統図例 図3 低圧連系の系統図例

(28)

B-2 設計図資料 設計編−13

太陽光発電 システム構成図(解列箇所及び電圧降下)

参考図書 消技基準 23−2.(5).ウ P23-16、17 内規 3594-3 P654 非常電源用以外の発電設備を接続する場合は、発電設備を含む一般負荷回路が火災等により、 短絡、過負荷、地絡等を生じた場合、当該非常電源回路に影響を与えないようにすること。 解列箇所の例 ※ 解列用遮断器が設置可能な場所 1.高圧又は特別高圧で受電する場合 2.低圧で受電する場合 (注1) 積算電力量計(買電用及び売電用)及び配線は「消技基準」第23非常電源2(3)に定め る非常電源回路の保護を行うこと。 (注2) 系統連系型小出力太陽光発電設備(低圧受電、設備容量50kW 未満)からの逆潮流による パワーコンディショナーから引込線取付点までの電圧降下は,標準電圧の2%以下とすること。

(29)

B-2 設計図資料 受変電設備 変圧器の変位幅と配線の絶縁距離 参考図書 監理指針 3-1.1.2 P451 下式にて計算した絶縁距離を考慮した配置計画とする。 絶縁距離 = 最小絶縁距離 + 変位幅 D ●最小絶縁距離は表 1 による。 表 1 配線各部の最小絶縁距離 配線の場所 最小絶縁距離 高圧充電部 相互間 90 mm 大地間 (低圧回路含 む) 70 mm 高圧用絶縁電線非接続部 (絶縁電線被覆外側からの距離) 相互間 20 mm 大地間 (低圧回路含 む) 20 mm 高圧充電部と高圧用絶縁電線非接続部 相互間 45 mm 電線端末充電部から絶縁支持物までの 沿面距離 130 mm (300V 超過)低圧充電部と充電部間又は 非充電金属間 空間距離 10 mm 沿面距離 20 mm (300V 以下)低圧充電部と充電部間又は 非充電金属間 空間距離 10 mm 沿面距離 10 mm ●防振ゴム有りの場合の変位幅 図 1 変圧器の変位幅のイメージ D=(2・α・t・H)/ L D :変圧器上部の変位幅 (mm) α :余裕率 (2) t :ストッパの隙間 (mm) H :変圧器の高さ (mm) L :防振ゴムの取付スパン(mm) 取付スパンの短い方で検討 (αは隙間の施工誤差、ボルトと金具の隙間などを考慮)

(30)

B-2 設計図資料 設計編−15

受変電設備 認定キュービクル

参考図書 消技基準 第 23−2 P23−2 ◎名古屋市消防局予防部指導課推薦「消防用設備等技術基準(設備編2010)」より 第23 非常電源 2 非常電源専用受電設備 構造及び性能 非常電源専用受電設備の構造及び性能等は、次によること。 ア 高圧又は特別高圧で受電する非常電源専用受電設備(以下「高圧受電設備」とい う。)のうちキュービクル式の高圧受電設備(以下「キュービクル式高圧受電設備」と いう。)は、認定品又は「キュービクル式非常電源専用受電設備の基準」(昭和50年 消防庁告示第7号。以下「告示7号」という。)に適合すると認められるものとするこ と。 ※昭和50年5月28日消防庁告示第7号(改正〔平成10年12月消告8号〕) 「キュービクル式非常電源専用受電設備の基準」より 第四 接続方法 キュービクル式非常電源専用設備の接続方法は、一の非常電源回路が他の非常電 源回路及びその他の電気回路の開閉器又は遮断器によって遮断されないものとす るほか、別図の例によるものとする。 ※昭和50年10月8日 社団法人日本電気協会 キュービクル式非常電源専用受電設備認定中央委員会 「キュービクル式非常電源専用受電設備認定規程」による 「キュービクル式非常電源専用受電設備認定基準」より [追加基準] 1.専用変圧器及び共用変圧器における配線用遮断器の定格電流の制限 1.1 一専用変圧器に使用される配線用遮断器の定格電流の制限 (1)配線用遮断器が一台の場合は、変圧器定格二次電流の1.5倍以下とする。 (2)配線用遮断器が複数台の場合は、その合計した値は変圧器定格二次電流の1.5 倍以下とし、かつ、それぞれの配線用遮断器は、変圧器定格二次電流の1.0倍 以下とする。 1.2 共用変圧器に使用される配線用遮断器の定格電流の制限 (1)配線用遮断器が複数台の場合は、その合計した値は変圧器定格二次電流の2.14 倍以下とする。 (2)一般用配線用遮断器のうちの主配線用遮断器は、変圧器定格二次電流の1.5倍

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B-2 設計図資料

受変電設備 認定キュービクル

[備考] (2)における配線用遮断器は、受電用遮断器より先に遮断するものとする。 ただし、分岐用配線用遮断器までの問は短絡事故が発生しない配線方式で 行い、分岐用配線用遮断器が十分な遮断電流を有し受電用遮断器より先に 遮断する場合は、この限りではない。 上記の数値は、油入変圧器の過負荷率 1.5 を元に決められている。 また、共用変圧器の場合の配線用遮断器の定格電流値は、 1.5(過負荷率) 0.7(需要率) = 2.1428 ・・ ≒ 2.14 より、決定されている。

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B-2 設計図資料 設計編−17

受変電設備 非常電源回路

改修工事等において、動力負荷を増設する場合、非常電源回路に関し以下の点について留意 する。 1.前項「キュービクル式非常電源専用受電設備認定基準」[追加基準]による他、次による。 2.電源供給 1) 原則として、三相動力としキュービクルから供給する。 2) 供給変圧器の容量を確認する。 3) 上容量的に供給可能であれば、次に消防法上の確認をし経済的に最適なインターロッ ク回路の設計をする。 (具体的には次のことを確認する) ・ 負荷容量に対して極端に大きなトリップ値のブレーカーを使用している場合→最適な トリップ値のブレーカーに取り替える。(2.14・In との差を少なくすることが可能であり、 MC の組み込みスペースも少なくて済む) ・ MC+ブレーカーを組み込むスペースが無い場合は、MC+ブレーカーを鉄箱に入れ電気 室などの壁面に取り付ける。 ・ 消火栓起動信号が必要な場合、消火栓ポンプ操作盤から耐火ケーブル配線により取り 出す。 3.調査・検討手順 (例:学校の場合) 1) 動力変圧器容量の確認 KVA ① 2) 既設負荷容量の確認(ブレーカー単位) 消火ポンプと一般負荷とのインターロックが取れている場合は、下記の計算から消火 ポンプを除いて計算する。

負荷名'称 MCBフレーム/AT 電線サイズ 負荷容量KW KVA換算率 換算後KVA

1.消火ポンプ / 1.25 2.揚水ポンプ / 1.25 3.ブール / 1.25 4.給食調理所 / 1.25 5.管理諸室冷 房電気 / 1.50 6.木工・金工室 / 7. / 8. / / ② 計 KVA

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B-2 設計図資料

受変電設備 非常電源回路

3) 新設負荷(今回増加する負荷)容量

負荷名'称 MCBフレーム/AT 電線サイズ 負荷容量KW KVA換算率 換算後KVA

1. パ ソ コ ン 室 3.5KW 50/50 8∼14 6.84 1.25 2. パ ソ コ ン 室 5.5KW 100/75 14∼22 8.89 1.25 3. パ ソ コ ン 室 . 3.5KW×2 100/100 14∼22 12.68 1.25 配膳室 / 1.25 ③ 計 KVA 注) パソコン室については、学校により1∼3のいずれかで計算する。(最上階の教室 の場合は、5.5KW又は3.5KW×2台設置の場合あり)また、電線サイズについては、 電圧降下を考慮する必要あり。 4) 必要変圧器容量 想定需要率 0.5 として計算する。

必要変圧器容量 ( ② KVA+③ KVA ) × 0.5 = ④ KVA

既設変圧器の供給可能確認 ① − ④ = KVA ⑤供給後の余裕容量

① >= ④ 供給可能

① < ④ 変圧器取替工事要す。

5) 消防法上の確認

三相変圧器容量 定格二次電流In 2.14 × In

30KVA 82.5A 176A

50KVA 137.0A 293A

75KVA 206.0A 440A

既設動力変圧器の定格二次電流2.14×In A ⑥ 消火ポンプ回路のMCBのトリップ値 A ⑦ その他の動力回路のMCBのトリップ値の合計 A ⑧ 結果の確認 ⑥ 対 ( ⑦ + ⑧ ) の比較を行う。 ⑥ >= ⑦ + ⑧ OK ⑥ < ⑦ + ⑧ NG インターロック回路を次のように組む。

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B-2 設計図資料 設計編−19

受変電設備 非常電源回路

6) インターロック回路の検討 インターロック回路の不要な場合 MCB1 既設消火ポンプのトリップ値 MCB2∼MCB5 その他の既設動力回路のトリップ値 MCB6 今回増設回路 変圧器の二次定格電流の 2.14 倍の電流値. 2.14 In 2.14 In > ( MCB1 ∼ MCB6 までの合計 ) MCB1のインターロック回路不要。 インターロック回路の必要な場合 MCB1 既設消火ポンプのトリップ値 MCB2∼MCB5 その他の既設動力回路のトリップ値 MCB6 今回増設回路 変圧器の二次定格電流の 2.14 倍の電流値 2.14 In 2.14 In < ( MCB1 ∼ MCB6 までの合計 ) ( MCB1 ∼ MCB6 までの合計 ) − 2.14 In = A − ⑨ この場合、⑨の電流値分の負荷(MCB)を消火ポンプ起動時には、トリップさせな ければならい。 (図2)は、MCB6をトリップさせるために、MC回路を組み込んでいる。

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B-2 設計図資料

受変電設備 非常電源回路

7) 既設インターロック回路があり今回 MCB を増設したら 2.14 Inをオーバーした場合 MCB1 既設消火ボンブのトリップ値 MCB2∼MCB7 その他の既設動力回路のトリップ値 MCB8 今回増設回路 変圧器の二次定格電流の2.14倍の電流植 2.14 In 2.14 In < ( MCB1 ∼ MCB8 までの合計 ) ( MCB1 ∼ MCB8 までの合計 ) − 2.14 In = A − ⑩ この場合、⑩の電流値分の負荷(MCB)を消火ポンプ起動時には、トリップさせな ければならい。 (図3)は、MCB5 ∼ MCB7 までのグループを、既にトリップさせているため今 回増設によるオーバー分トリップさせる MC 回路を組み込む。 8) キュービクル改造概略図(参考)

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C

施工編

施工編−1

目 次

C-1 完成図作成要領 ... 3 C-2 施工例 ... 4 引込設備 ... 4 幹線・動力・コンセント設備 ... 5 電灯設備 ... 6 弱電設備 ... 7 分電盤 ... 8 太陽光発電設備 系統図 ... 9 太陽光発電設備 幹線 ... 10 受変電設備 単線結線図 ... 11 受変電設備 電気室 ... 12 C-3 施工図 ... 13 配管類 プルボックスと配管の支持例 ... 13 配管類 天井内プルボックスと点検口 ... 14 配管類 金属ダクト内ケーブル支持物 ... 15 配管類 露出配管の施工例 ... 16 配管類 屋上の露出配管 ... 17 配管類 金属管のコンクリート床埋込 ... 18 配管類 コンクリートスラブ配管(PF・CD管) ... 19 配管類 ケーブルラックの取付け ... 20 配管類 2 種金属線ぴ(レースウェイ) ... 21 配管類 ボンディング(金属管) ... 22 配管類 ボンディング(ケーブルラック) ... 23 配管類 ケーブルラックの末端処理 ... 24 配管類 組立ハンドホール 施工例 ... 25 配管類 埋設標及び標識シート ... 26 配管類 配管軸方向の耐震支持例(1) ... 27 配管類 配管軸方向の耐震支持例(2) ... 28 配管類 バスダクトの防火区画貫通部 ... 29 配管類 PF管・ケーブル等の防火区画貫通部 ... 30 配管類 防火区画貫通部措置工法完了標識例 ... 31

(37)

C

施工編

配線類 配線器具の取付け高さ(1) ... 32 配線類 配線器具の取付け高さ(2) ... 33 配線類 動力・弱電設備の取付け ... 34 配線類 天井扇・換気扇の取付け ... 35 配線類 接地極相互間距離 ... 36 配線類 配電盤機器等の耐震処置施工例(1) ... 37 配線類 配電盤機器等の耐震処置施工例(2) ... 38 配線類 監視制御システムの耐震措置例 ... 39 自動火災報知設備 感知器等の設置の留意点(1) ... 40 自動火災報知設備 感知器等の設置の留意点(2) ... 41 自動火災報知設備 感知器等の設置の留意点(3) ... 42 自動火災報知設備 感知器等の設置の留意点(4) ... 43 自動火災報知設備 感知器等の設置の留意点(5) ... 44 自動火災報知設備 感知器等の設置の留意点(6) ... 45 自動火災報知設備 感知器等の設置の留意点(7) ... 46 自動火災報知設備 感知器等の設置の留意点(8) ... 47 自動火災報知設備 感知器等の設置の留意点(9) ... 48 受 変 電 高圧引込柱(装柱図) ... 49 受 変 電 単線結線図銘版 ... 50 受 変 電 火災予防条例等による標識 ... 51

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C-1 完成図作成要領 施工編−3

C-1 完成図作成要領

完成図は、設計編図面作成要領による他、次による。 (1)図面枠(標題欄、設計事務所欄、施工者欄)の記入位置。 (2)標題欄、設計事務所欄は次のように作成記入する。 工事 完成図 NO. 縮 尺 枚 の 内 係 長 係員 設計 平成 年 月 日 (社 名) (設計協力会社名) 名古屋市住宅都市局営繕部○○○課 本図記入寸法は特記なき限り「mm」単位とする。 (3)特記仕様書の枠外下に、施工者欄を次のように表記し、必要事項を記入する。 完 成 年 月 施 工 者 標題欄 住宅の場合は、右側に表記する。 施工者欄 設計図を用いる場合は 完成図 工事 設計図 とする。 A1 用紙へ印刷し、 監督員の押印 設計事務所欄

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C-2 施工例 既設中電柱 6 1 3 63ケ 引込開閉器盤 電灯引込 動力引込 電話引込 CATV引込 情報(光)引込 16cm−700kg LPT−1 ED (B) (FEP30) CE3.5゜−3C 5 2 , 4 9 0 2 , 4 9 0 4 ,0 0 0 (C)  E14゜ (VE16) (A) HH U 事務所 多目的便所 玄関 UP 駐車場 後設置倉庫 既 設 擁壁 公道 駐車場 隣地 境 界 道路境界 隣 地 境 界 県にて新設擁壁(着工時既設) 隣地境界 7,001 2 5 , 00 0 20,000 2 5 , 0 0 0 以降電灯設備平面図参照 配管接続 自転車置場 照明器具は別途建築工事 EEF2.0−3C 別途支柱配線カバー 別途配線コード受け を利用し配線。 露出スイッチボックス (H≒500) (PE28) 使用 配管立上げ部分: 3φ3W 1φ3W CET 60゜ CET 38゜ 1φ3W CET 38゜ 3φ3W CET 60゜ (PE54) (PE42) CATV 電 話 情 報 C C C 0.9m コンクリート根かせ (バンド付) 1.2m 軽量腕金 引込第1柱 CP−10−19−350Kg 軽量腕金 0.9m 盤接続部は2種金属可とう 電線管(ビニル被覆・防水) を使用のこと。 引込開閉器盤 WHM−1 盤上面 GL 配管立上り コンクリート柱底 1 , 7 0 0 4 , 0 0 0 1, 8 0 0 0.9m 軽量腕金 ×2本 (前後に取付) (PE管) (FEP管) CATV 電 話 情 報 (FEP30) (FEP30) (FEP30) C C C 1φ3W CET 38゜ (FEP50) 3φ3W CET 60゜ (FEP65) GL−600 1 0 ,0 0 0 S:1/60 引 込 第 1 柱   参 考 装 柱 図 (PE28) (PE28) (PE28)

C-2 施工例

引込設備

既設中電柱 6 1 3 63ケ 引 込 開閉 器 盤 電 灯引 込 動 力引 込 電 話引 込 CA T V引 込 情 報( 光 ) 引込 16cm−700kg LPT−1 ED (B) (FEP30) CE3.5゜−3C 5 (C)  E14゜ (VE16) (A) HH U 事 務 所 多 目 的 便所 玄 関 UP 駐 車場 後設 置 倉 庫 既設 擁 壁 公 道 駐 車 場 隣 地 境 界 道 路境 界 隣 地 境界 隣 地 境界 7, 001 25 , 000 20,00 0 2 5 ,00 0 以 降電 灯 設 備平 面 図 参照 配 管 接続 自 転 車置 場 EEF2.0−3C 露出 ス イ ッチ ボ ック ス (H≒500) (PE28) 使 用 配管 立 上 げ部 分 : 照 明器 具 は 別途 協 議 G L 屋 外 屋 内 F L イ ン サ ー ト 吊 り ボ ル ト 防 水 鋳 鉄 管 シ ー リ ン グ 材 バ ッ ク ア ッ プ 材 水 切 つ ば 支 持 材 水勾配(1/200 程度) 浸水対策とし て 、 水 勾 配 を 考慮してスリー ブ を 施 工 す る。 引込線は引込点まで 電 気 事 業 者 が 施 工 す る。電気使用申し込み が必要。 取引用電力量計は 電 気 事 業 者 が 施 工 する。 太陽光発電設備を 設置する場合はメー ター取付けスペース を要する。 電話、CATV、情報線 は、保安器等まで各事 業者が施工する。申し 込みが必要。 引込柱に取付ける架空引込み線 の高さ及び弱電流電線との離隔距 離に注意する。 ○ 参内線規程 2110-1 P168 内線規程 2205-2 P202 他の工作物及び 植物との離隔距離 に注意する。 ○ 参内線規程 2110-1 P170 2200-17 P180 2205-2 P202 根入れ長さ、根かせ の深さ、向きに注意す る。 防 護 管 は 地 上 2.5m 以上とし、上 部からの雨水進入 を防ぐ措置をとる。 ○ 参標仕 2-2.11.1 P115 地中配線は、ケーブルを使 用し、埋設深さに注意する。 金属管を使用する場合は、防 食処理を施す。 引込盤は、点検、 検針等に支障がな いように取付ける 建 物 外 壁 を 貫 通 す る 部分は、屋内に水が浸 入しないように防水処置 を施す。また、地盤変位 への対応処置を施す。 ○ 参標仕 2-2.1.12、13 P94 標準図 電力 74 P187 標準図 電力 36 P138 標準図 電力 76 P189 内線規程 資料 2-2-3 P845 CATV ブースタ ー 用 電 源 の 確 認。 埋 設 標 識 シ ー ト 、 地 中 埋 設標の施設。 空 管 に は 鉄 線を入れる。 屋外盤類 は SUS 製と する。 支線を取 りづら い場 合 は、コンクリート柱の併柱 も考慮する。支線を省略 する場合は電気事業者と 協議が必要。 ○ 参内線規程 2205 P201 内線規程 資料 2-2-3 P845 支 線 に は カ バーを取付け る。

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C-2 施工例 施工編−5

幹線・動力・コンセント設備

Y1 Y3 Y2 X1 X2 X3 X4 5 , 2 8 0 1 1 , 5 8 0 6 , 3 0 0 15,700 5,500 4,500 5,700 2 階 平 面 図 S:1/100 幹線・動力・コンセント設備 2EET 2EET EET S ガス漏れ警報用 配管支持ブロック 4 5 EET (WP) S−1 PB4 PB3 (A) (B) 14 15 電灯設備と共用 C (PF28) パワーコンディショナー 取付予定位置 3 2 1 C (PF28) C (PF22) LPT−1へ 電力モニター用 (注)エアコンへの配管接続部分は,    2種金属可とう電線管を使用。 CE5.5゜−4C (C31) CE5.5゜−4C (C31) CE5.5゜−4C (C31) CE5.5゜−4C (C31) CE5.5゜−4C (C31) ACP−1へ ACP−2へ ACP−3へ ACP−4へ ACP−5へ 1 2 3 4 5 PS 倉庫 押入 DN PS 物入 (下部PS) 湯沸室 便所 会議室2 和室15畳 ホール H=1500 (注) 配管支持ブロックに組込みのダクターはステンレス製。 屋外配管支持金物はステンレス製。 配管支持ブロックはゴムマット付。 2 2 2 2 2 2 2 F B PAC PAC PAC PAC PAC 2EET (WP) Y3 Y1 Y2 1 1 , 5 8 0 6 , 3 0 0 5 , 2 8 0 15,700 5,500 5,700 4,500 X1 X2 X3 X4 S:1/100 1 階 平 面 図 幹線・動力・コンセント設備 冷蔵庫用 EET EET ガス漏れ警報用 C (PF22) C 2EET EET 2EET EET EET EET (FEP30) 2EET (B) (A) 電灯設備と共用 PB3 7 8 8 9 10 10 警 11 E E D D(ELCB) 電力モニター 取付予定位置 H=1800 C (PF22) LPT−1 12 C C (PF22) (PF28) 将来エアコン用 (1φ100V) H=2200 H=1800 E14゜×2 (VE22) 11 E14゜ E14゜ (PF22) 将来エアコン用 (3φ200V) H=GL+1500 2EET (WP) H=900 給湯器用 H=GL+900 2EET 倉庫 PS PS UP PS 調理室 女子便所 男子便所 玄関 事務所 多目的便所 廊下 UP 会議室1 UP ポーチ EET 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 F B ○参監指2-2.1.13 P341 施工図-配管類 屋上の露出配管 漏 電 遮 断 器 回 路 の 接 地 は 、 他 の 回 路 の 接 地 と 共 用 し な い。 電気配管が 水道管、ガス 管と接近して いる場合は、 直 接 触 れ な い よ う に す る。 機 器 配 置 等は、「福祉 都 市 環 境 整 備指針」によ る。 木 造 の 屋 側 電 路 と な る 場 合は 、金 属管 工 事 不 可 。 又、合成樹脂 管 ( VE,HI ) は 外 傷 を 受 け る 恐れが無い場 所に限る。 メ タ ル モ ー ル 等 が 、 8m を 超 え る 場 合 は 接 地 工 事を施す。 金属管等には、配線 用遮断器等の定格電 流に合 わ せた 太さの 電線でボンディングす る。 ○ 参内線規程 1350-13 P95 ○ 参内線規程 2300-1 P207 接 地 線 が 外 傷 を 受 け る 恐 れ が あ る 場 合 は、 合成 樹脂 管 ( VE,HI ) な どに収める。 ○ 参内線規程 1350-3 P85 ○ 参内線規程 3102-7 P255 ○ 参内線規程 3125-8 P300 ○ 参標仕 2-2.2.5 施工図-配管類 ボンディング 屋上にふ設 す る 露 出 配 管 は 、 配 管 用 架 台 等 を 使用し、支持 する。 屋 外 配 管 は 、 C 管とし、指 定色塗装 を施す。 屋外 盤 、ボ ッ ク ス 類 は SUS 製防水 とする。 外壁にアウトレットボッ クスを取付ける場合は、 結露対策を施す。 上下階の EPS が確保 できない場 合は 、壁を ふかす等、管路を設け るように建築工事側と協 議する。 耐震壁に配管を打ち込む 場合 、建 築 と打 合せ を行 い、アウトレットボックス、配 管の位置を確認する。

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C-2 施工例

電灯設備

電灯設備 1 階 平 面 図 S:1/100 L L PL LPT−1 (AUD) 以降配置図 1 R1 R1 R R R R2 F2 F2 2.0 2.0 F2 F2 F2 F2 F2 F2 F2 2.0 2.0 2.0 2.0 CE3.5゜−3C (FEP30) 2 誘 A 共用 4 (PF22) 接地線はコンセント設備と共用 3 1.6×2 R2・R3 2.0×2 (PF22) (A) 4C 6 2.0×2 F F F2 (イ,ロ,ハ) イ イ イ ロ (R1) (R2,R3) 3C イ イ イ ロ ロ ロ 1 1 , 5 8 0 6 , 3 0 0 5 , 2 8 0 15,700 5,500 5,700 4,500 PS PS UP PS UP 会議室1 UP 調理室 男子 便所 女子 便所 倉庫 廊下 玄関 ポーチ 事務所 多目的 便所 2.0 5 2.0 R2 24H F4 24H 24H 24H 24H 24H 4PT 4PT 4PT F4 (イ,ロ) 24H F4 F4 ハ ハ ニ ニ ホ ホ (ハ) (ニ) (ホ) 3 (A) 24H R3 R3 F2 R3 ヘ ヘ ト ト (ヘ) (ト) 24H L 24H S B B B Y3 Y2 Y1 X1 X2 X3 X4 電灯設備 2 階 平 面 図 S:1/100 2.0×2×2 (PF22) L F2 F2 F2 2F3 F2 F2 F2 2F3 6 3 6 共用 接地線はコンセント設備と共用 F F2 2F3 L (ロ) (イ) イ イ ロ ハ ハ イ イ ロ ロ イ イ ロ ロ 5 , 2 8 0 1 1 , 5 8 0 6 , 3 0 0 15,700 5,500 4,500 5,700 PS DN PS 物入 (下部PS) 会議室2 ホール 湯沸室 倉庫 便所 和室15畳 24H 24H (イ) (ロ) (ハ) 24H (イ,ロ) 24H 押入 Y3 Y2 Y1 X1 X2 X3 X4 屋内灯分岐回路から屋外灯配線 を引き出す場合は、引出線点近くに 開閉器および過電流遮断器を取付 ける。 ○ 参内線規程 3210-2 P399 32W 型以上の蛍光 灯器具は、接地工事 を施す。 ○ 参標仕 2-2.13.7 P122 断熱・遮音施工を行う天井 に、ダウンライトなどの埋込型 器具を取り付ける場合は S 形 埋込形照明器具を選定する。 メ ン テ ナ ン ス 用 点検 口を 適所に 設ける。(分電盤 上 部 、 主 な プ ル ボックス等) ○ 参内線規程 3205-4 P394 照 明 器 具 の 取 付 は 、 ス ラ ブ に イ ン サ ートを打ち込み、吊り 金物を 下ろす 。( 呼 び径 9 ㎜以上の吊り ボルト) ○ 参標準図 電力 25 P126 監指 2.14.3 P420

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C-2 施工例 施工編−7

弱電設備

S:1/100 1 階 平 面 図 弱電設備 LPT−1 R N E 2.6×2 (VE22) CATV E ETEL TV TV TV 3C 2C 2C 2P 2P×2 4P HP TV 2C 1 1 , 5 8 0 6 , 3 0 0 5 , 2 8 0 15,700 5,500 5,700 4,500 倉庫 PS PS UP PS 調理室 女子便所 男子便所 玄関 廊下 UP UP 会議室1 ポーチ 事務所 多目的 便所 H=900 R F B NC e 復旧 (  ) S:1/100 2 階 平 面 図 弱電設備 TV TV 5 , 2 8 0 1 1 , 5 8 0 6 , 3 0 0 15,700 5,500 4,500 5,700 PS 倉庫 押入 DN PS 物入 (下部PS) 便所 会議室2 和室15畳 ホール 湯沸室 HP F B Y3 Y1 Y2 X1 X2 X3 X4 Y1 Y3 Y2 X1 X2 X3 X4 非常警報設備 消防用設備等は 、項 判定に 従っ て必要な 設備を設ける。 機 器 配 置 等は、「福祉 都 市 環 境 整 備指針」によ る。

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C-2 施工例

分電盤

強電流回路と弱電 流回路はセパレータ ー で 隔 離 す る 。 ま た、離隔距離に注意 する。 防 災 設 備 用 回 路の配線用遮断 機 に は 、 取 っ 手 つ ま み 部 に 誤 操 作防止用ロックカ バーを取付ける。 ○ 参監指 2-1.8.3(8) P199 金属製セパレー タ ー は 接 地 工 事 が必要。 建築工事との調 整により有効寸法 を決める。 ド ア 表 面 に ア ク リ ル 樹 脂 製 ( テ プ ラ 不可)のプレートで 盤 名 称 を 掲 示 す る。 例:分電盤(電灯) 分電盤(動力) 分電盤(弱電) ドア裏面に図面 ホルダーを設け、 単線結線図等を 備え付ける。 ○ 参監指 2-1.8.1 P186 2-1.8.3(9) P199 ドア裏面に請負 者、製造者、及び 製造年月日等必 要 事 項 を 記 録 し た銘板を貼る。 動力盤 P−1 参考詳細図

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C-2 施工 施工編−9 誘 警 ( 逆接続 可能型 ) MCCB 3P 50AF MCCB 3P 225AF 150AT CET38゜ CET60゜ 200/100V 1φ3W 200V 3φ3W セパレータ MCCB 3P 100AF 100AT 30AT 今回工事にて取付 パワーコンディショナー 太陽光発電

太陽光発電設備 系統図

既設電灯動力端子盤( LPT − 1 ) 単相3線式系統へ連系 する場合、接続方法によっ ては、3極3素子過電流遮 断器が 必要となる の で注 意すること。 ○ 参内線規程 3594-4 の6 P655 資料 3-5-8 P890 主幹漏電遮断 器の直後に接続 してはならない。 ○ 参内線規程 3594-4 の6 P655 資料 3-5-8 P890

注意

太陽光発電設備の施設については、電気事

業者と技術的な協議を行い施設すること。

負 荷 電 流 を 開 閉できるものに限 る。 ○ 参内線規程 3594-4 P655 システム系統図 原則的に売電用 電力量計は負担金 工事なので工事費 に含めない(原局と 協議すること) パワーコンディショナから引込 線取付点までの電圧降下は,標準電 圧の2%以下とすること。 ○ 参内線規程 3595-5 P637

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C-2 施工例

太陽光発電設備 幹線

接続箱とパワー コンディショナの間 の配管等に太陽光 直流配線注意の注 意表示をする。 太陽電池モジュール架 台等には、D 種接地工事 を施すこ と。 ただし、使用 電圧が 300V を超え 450V 以下の場合は、C 種接地 工事とする。 中継端子箱、接続 箱は容易に点検でき る場所に施設するこ と。 ○ 参内線規程 3594-9 P657 電技解釈 29 条 3 項 標準品を使 うなら 3,000 以 内がよい。 太 陽 光 パ ネ ル メンテナンス通路 を確保する。(幅 1.2m 程度) ○ 参標仕 P406

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C-2 施工例 施工編−11

受変電設備 単線結線図

○ 参高圧受電設備規程 3110-1 P249 進相コンデンサ の 開 閉 装 置 は 、 定格設備容量が 50Kvar(6%直列 リ ア ク ト ル と 組 み 合 わ せ た 場 合 は、53.2Kvar)を 超える場合は、高 圧 カ ッ ト ア ウ ト は 使用できない。 高調波対 策 に 留 意 する。 保護協調 配電側地絡継電 器との時限協調及 び配電線側の地絡 電流による誤動作 に注意する。 保護協調 過電流継電器は、動作 協調をとるため、電気事 業者との協議によって動 作電流整定値を決める。 主遮断装置は、CB 形、PF・S 形とする。ただし、PF・S形を採 用する事ができるのは、受電設 備容量が 300KVA(JIS C 4620 に 適合するキュービクル式高圧受 電設備)以下。(注:JIS C 4620 以 外のキュービクル及び受電設備 では 150KVA 以下とするものがあ る) 変圧器の容量により適 切 な 開 閉 装 置 と す る 。 300KVA を 超 え る 場 合 は、高圧カットアウトは不 可。 事故電流に対して、機 械的、熱的にも耐えられ るケーブル、各機器等と する。 取 引 用 VCT 、 WHM は電気事業 者が取付ける。 ○ 参高圧受電設備規程 1110-5 P17 ○ 参高圧受電設備規程 2110-1 P141 ○ 参高圧受電設備規程 2110-2 P141 ○ 参高圧受電設備規程 1150-8 P63 ○ 参高圧受電設備規程 1150-9 P64 電源引込部 架空の場合:高圧引込がい管を使用し、電源電線 類を伝わって雨水等の流入を生じないようにする。 貫通箇所周辺の防水措置、脱落防止措置が必要。 地中の場合:防水鋳鉄管を使用し、電源ケーブル 挿入後屋内側管口部に防水装置を確実に取付け る。貫通箇所周辺の防水処理必要。 ○ 参高圧受電設備規程 1180-1 P80 高圧受変電設備の計画・設計・施工 P179,180 過電流保護協調については、電気 事業者から提示される短絡電流をもと に検討する。また、地絡保護協調に ついても、実際の運用に際し、電気事 業者と十分連絡を取り協議する。

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C-2 施工例

受変電設備 電気室

変圧器を設置する 場 合 は 、 防 振 ゴ ム を 取付け 、変位幅を考 慮した絶縁距離を確 保する。 VCT は、将来の保守点検、取 替え作業に支障のないように、 向き、高さなどに注意し、堅固 に取付ける。また、作業スペー ス、開放部を確保する。 ○ 参高圧受電設備規程 1180-1 P80 受電室内に外部からねずみ、 ヘビなどの小動物が入らない よう電源ケーブルの引込及び 立上がり開口部に、金網(SU S製)張り、砂埋めなどの措置 をする。 ピ ッ ト 内 部 配 線に は行先表示をする。 また、高低圧電線の 混触防止、離隔距離 に注意する。 高低圧母線は、相別確認が 容易に出来るように配慮す る。また、機器の入出力端子 と母線との間の振動保護に 注意する。高圧母線と他の電 線及び支持物との離隔距離 に注意する。 取引用メーター の 読 取 り に 支 障 の な い ようにする。 接地端子盤内の各端子に は行先表示を明示する。 接地端子盤を設けない場 合は、接地抵抗測定のでき るよう端子接続とする。 ケーブル端末処理 ケーブル延線時、引込時に無理な張力を加え ないようにし、外傷防止を十分に行う。 ケーブル端末処理前に絶縁抵抗測定を行い、 ケーブル自体に異常のないことを確認する。 処理後も絶縁抵抗測定を行い、端末処理が異 常なく施工されていることを確認する。 銘板の取付け、記入事項が適切であることを 確認する。 竣工時の測定及び試験 1.図面と施設の対照確認 2.接地抵抗の測定 3.絶縁抵抗の測定 4.絶縁耐力試験 5.継電器試験 6.制御回路動作試験 7.インターロック試験 8.負荷試験 他 ○ 参高圧受電設備規程 1180-1 P80 1330-1 P130 キュービクルの設置に当た っては、金属箱の周囲との保 有距離、他造営物又は物品と の離隔距離に注意する。 ○ 参高圧受電設備規程 1130-1 P33 1130-3,4 P38,39 ○ 参高圧受電設備規程 1130-3 P38 内線規程 3810-6 P736 ○ 参高圧受電設備規程 1180-1 P80 ○ 参高圧受電設備規程 1180-1 P80 ○参高圧受電設備規程 1180-1 P80 ○ 参高圧受電設備規程 1180-1 P80 電気室内には、電気火災 に有効な消火設備を、機械 設備工事で施設するが、改 修工事の場合、電気設備工 事で消火器を設置する事 もある。 ○ 参名古屋市火災予防条例 45 条 原則、給排水等の 水系配管がないよ うにすること。 ○ 参標仕 P138

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C-3 施工図 施工編−13

C-3 施工図

配管類

プルボックスと配管の支持例

参考図書 標仕 2-2.2.8 P99 監指 2-1.2.6 P130 用 途 表 示 ( 特 記 仕 様 書 参 照 ) ※   確 認 し や す い 位 置 開 閉 方 向 は 現 場 の 納 ま り 等 を 考 慮 し 必 要 に 応 じ て 蝶 番 を 取 り 付 け る 。 長 さ 8 0 0 m m 以 上 の プ ル ボ ッ ク ス の 蓋 は 分 割 し 着 脱 を 容 易 に す る 。 吊 り ボ ル ト 呼 び 径 9 m m 以 上 5 0 0 以 下 2 0 0 0 以 下

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C-3 施工図

配管類

天井内プルボックスと点検口

参考図書 標仕 2-2.2.5 P96 監指 2-2.2.5(g) P352 1. 原則としてプルボックスの点検口は下部に設ける。 ただし、下部に照明器具があり、支障のある場合は側面点検とする。 2. プルボックスの点検口と天井点検口との距離は作業スペースを考慮する。 3. 大きなボックスの点検口のプレートは、分割するなど、施工手順を考慮する。 4. 他の設備と取合いをチェックして、点検口の数や大きさを削減する。 5. 必要により点検口蓋の裏面に用途等を表示する。 イ ン サ ー ト ボ ン デ ィ ン グ 下 部 点 検 と す る 点 検 口 C チ ャ ン ネ ル M バ ー 側 面 点 検 と す る 照 明 器 具 等 点 検 口

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C-3 施工図 施工編−15

配管類 金属ダクト内ケーブル支持物

参考図書 標仕 2-1.2.7 P32 標仕 2-2.2.9 P101 監指 2-2.10.1.2 P382 電 線 及 び ケ ー ブ ル 金 属 ダ ク ト ( 厚 さ 1 . 6 m m 以 上 ) ケ ー ブ ル 保 護 用 シ ー ス 等 ( 1 . 5 m 以 下 ご と に 緊 縛 す る ) ケ ー ブ ル 本 数 が 多 い 場 合 7 5 0 m m 以 下 ご と に 取 付 ケ ー ブ ル 支 持 物 ( 鋼 管 、 平 鋼 等 ) 脱 着 式 ケ ー ブ ル 緊 縛 1.5m以下

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C-3 施工図

配管類 露出配管の施工例

参考図書 監指 2-2.2.4 P350 (注)1.金属管は、次の場合を除き、ねじなし電線管(E管)とする。 (1)屋外、湿気の多い場所及び水気のある場所 (2)その他理由のある場合 2.屋外及び見えがかり部分(機械室・EPSは除く)の露出配管には塗装を施す。 2 0 0 0 エ ン ド キ ャ ッ プ 又 は 保 護 カ バ ー ※   壁 面 で 人 が 容 易 に 触 れ る 恐 れ の あ る ( 2 m 以 下 ) 部 分 の 支 持 物 に は サ ド ル 又 は 突 き 出 な い 構 造 の も の を 使 用 す る 。 ( 例 ) やむを得ずパイラック等を使用する場合は、接 着剤を用いてキャップを取り付ける。

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C-3 施工図 施工編−17

配管類 屋上の露出配管

参考図書 監指 2-2.1.12 P343 (注) 1. 直射日光を受ける屋上では、IE電線の使用は避けて、CEケーブルを 使用すること。 2. 雨露・塩害等により腐食の恐れのある場所は厚鋼電線管を使用するのが 望ましい。金属配管には防錆処理を施すこと。 3. 温度の影響や紫外線により劣化される塩ビ管の使用は避けること。 4. 支持金物はステンレス製または溶融亜鉛めっきをしたものが望ましい。 1 0 0 以 上 20 00 以下 コ ン ク リ ー ト 置 基 礎 支 持 金 物 コ ン ク リ ー ト ブ ロ ッ ク ク リ ッ プ 電 線 管 チ ャ ン ネ ル ア ン カ ー 基 礎 防 水 層 ゴ ム マ ッ ト 30 0以 上

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C-3 施工図

配管類 金属管のコンクリート床埋込

参考図書 標仕 2-2.2.3 P96 監指 2-2.2.3 P347 1. 床スラブに埋設する電線管の径は31mm以下とする。 2. 電線管のコンクリートかぶり厚は20mm以上とする。 3. 電線管の床スラブ内に並列して配管する場合、管相互の間隔は30mm以上とする。 4. 電線管は結束線などを用いて鉄筋に固定する。固定間隔は2m内外とする。 5. 電線管の曲げ半径は管内径の6 倍以上とし、90 度以上曲げない。 6. 電線管内で電線を接続してはならない。接続が必要な場合は、ジャンクションボックスを 設ける。 7. 電線管は配筋がダブルの場合は上下鉄筋の間に、シングルの場合は鉄筋の上に配管する。 8. コンクリートボックスと鉄筋の位置が重なる場合は、鉄筋を切断し同径の補強筋を入れる。 鉄筋を曲げてボックスを入れてはならない。 9. ボックスの前後では、鉄筋、パイプ、ボックスに無理な力が加わらないように配管にはS ベンドをつける。 10. ネジなしカップリングで接続する場合、隙間からトロの侵入を防ぐためビニールテープを 巻くことが望ましい。 11. 鉄筋と配管が平行する場合は30mm以上間隔をあけること。

上 端 筋

コ ン ク リ ー ト ボ ッ ク ス

悪 い 例

下 端 筋

結 束

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C-3 施工図 施工編−19

配管類 コンクリートスラブ配管(PF・CD管)

参考図書 標仕 2-2.3 節 P101 監指 2-2.3 節 P357 1. 配管延長30m以内にジャンクションボックス又はプルボックスを設ける。 2. ボックス周りは原則として30cm以内、その他は 1m以内で鉄筋に結束する。 3. 結束は専用線を用いること。 4. 端末の保護やトロの侵入を防ぐためキャップなどを使用し、養生を行う。 5. 梁に沿っての配管は、梁面より100mm以上離して行うこと。 6. 梁を横断する場合はまとめて配管しない。 7. 配管曲げ半径は管内径の6 倍以上を原則とする。直角又はこれに近い屈曲は設けないこと。 8. 分電盤の上部・下部などでは配管が集中するが、建物強度を減少させないように考慮するこ と。 9. 配管相互の間隔は30mm以上とること。

上 筋

下 筋

C D 管 ・ P F 管

良 い 例

悪 い 例

二 重 筋 で の 配 管 の 交 差 は 、 踏 み つ け 圧 縮 を 受 け な い よ う

上 筋 と 下 筋 の 重 な り 部 分 よ り ず ら す こ と

こ の 部 分 は 接 触 し て も 良 い

3 0 m m 以 上 離 す こ と

C D 管 ・ P F 管

※   ス ラ ブ 厚 の 1 / 4 を 超 え る 外 径 の

    配 管 は 埋 め 込 み を 避 け る 。

コンクリート打設時に破損することがないよう十分な養生をする。立上部は配筋に支持する か、立上げ支持鉄線、連立管立上げ固定具等を使用する。 場合によっては、うま、サイコロ、スペーサー等を取付け、管を保 護する。 (PF28)は不可

参照

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