好 塩 基 球 に 関 す る 研 究
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(2) 190. 谷. 崎. の研 究 が散 見 され るに す ぎな い.一 方好 酸 球 は 周 知 の ご と く末 梢血 へ の 出 現 頻 度 が好 塩 基 球 に 比 べ は る. 勝. 朗. 有 無 な どに つ い て 検討 した. 新 し く改 良 した 染色 液 によ る直 接 算 定 と間接 法 の. か に 高 く,以 前 よ りア レル ギ ー性 疾 患 そ の 他 に お け. 比 較 で は,気 管 支 喘息 患 者5例. る臨 床 的 意 義 が 重 要視 され て い る.. に よ る好 塩 基球 お よ び好 酸球 の 直 接 算 定 を行 な い,. 以 上 の ご と く好 塩 基 球 あ る いは 好 酸 球 個 々の 研 究. につ いて 改 良 染 色 液. これ と塗 抹 標 本 に よる 間 接 法 につ いて比 較 検 討 した 。. 報 告 は 多 数 み られ るが,こ の 両 血 液 細 胞 の 臨 床 的 意. 間接 法 に つ い て は,メ. 義 あ る い は動 態 に関 して は,両 血 液 細 胞 の 関 連 性 を. 抹 標 本 の 白 血球 を100〜3,000個. 同 時 に追 求 す る こ とが よ り重 要 で あ りか つ 合 理 的 で. ぞ れ の好 塩 基 球 と好 酸 球 の百 分 率 か ら白血 球 数 よ り. あ り,さ らに この 算 定 の 際 同 一 血 液 よ り同時 に両 血. 血 液1cmm中. 液 細 胞 を染 色 算 定 す る こ と が よ り望 ま しい と考 え ら. め た 実 数 を比 較 した.. れ る.こ の点 か らす れ ば1961年Kovacs16)が. 考案 し. イ ギ ムザ 染 色 に よ る末 梢 血 塗 の間 で観 察 し,そ れ. の実 数 を求 め,こ の値 と直接 法 よ り求. つ ぎ に この 改 良 し た染 色 液 で健 康 人51名(特. にア. た染 色 液 は一 応 そ の 目 的 に か な っ た もの と云 え るが. レ ル ギ ー性 疾 患 お よ び 血 液 疾 患 の 既 往 症 の な い も. この染 色 稀 釈 液 は後 述 の ご と く煩 雑 で,日 常 の 臨 床. の)に つ い て,末 梢 血 好 塩 基 球 数 お よ び好 酸 球 数 の. に 手軽 に 用 い る こ とは 困難 で あ る.. 算 定 を行 な い,同 時 に じん ま しん患 者10例,ア ギ ー性 鼻 炎4例,寄. 生 虫 疾 患3例(12指. 日常 の 臨床 に容 易 に応 用 で き るよ うに, Kovacsの. 肝 ジ ス トマ1例),後. 天 性 溶血 性 貧血3例,特. 染 色 稀 釈 液 に 種 々 の 検討 を加 え,さ らに そ の 改 良 染. 小 板 減 少 性 紫 斑 病5例,甲. 色 液 の 安 定性 お よ び従 来 の 間 接 法 との比 較 等 につ い. 症6例,機. て 検 討 を行 な った.. 骨 髄 性 白血 病13例,ネ. 著 者 は好 塩 基 球 お よ び好 酸 球 の 同 時 直接 算 定 が,. ン グ症候 群,ア 第2章. 実験 方法. 発性血 能亢進. 欠 乏 性 貧 血16例,慢. フ ロ ーゼ 症 候 群2例,ク. ジ ソ ン氏 病 各1例. 性 ッシ. な どの 諸 種 疾 患 に. つ い て も,健 康 人 同 様好 塩 基 球 お よ び好 酸 球 数 の直. 本 編 で は好 塩 基 球 お よ び好 酸 球 の 同 時 直 接 算 定 法 につ いて,改 良 を加 え た成 績 を方 法 論 の 検 討 と して. 接 算 定 を行 な い,そ の 臨 床 的 評 価 につ い て検 討 を加 えた 。. 述 べ る関 係 上,実 験 方 法 は 成績 の 項 と重 複 す るの で, 実 験 方 法 の項 で は そ の過 程 の あ らま しを述 べ,次. 第3章. い. で改 良 法 を応 用 し た対 象 を記 す る に と どめ る. まず 著 者 はKovacsの. 状 腺 疾 患12例(機. 能 低 下 症6例),鉄. レル. 腸 虫 症2例,. 染 色 液 を用 い染 色 性 の 安 定. 第1節 Kovacsの. Kovacsの. 実験 成績 原 法 に対 す る検 討. 染 色 法 は 表1に 示 す ご と くで あ る.. 性 お よ び良 否,沈 澱 物 の有 無 な どに つ い て 検 討 を加 えた.す な わ ち染 色 算 定 法 と して は,白 血 球 用 メ ラ ンジ ュー ル で1の 目盛 ま で耳 朶 よ り採 血 し,染 色 液. 表1. Kovacsの. 原 法(好 塩 基 球 お よ び好 酸 球. 数 直 接 算 定 法). を11の 目盛 ま で加 えて ゆ るや か に1分 間振 盪 し,計 算 盤(Fuchs‑Rosenthal)に. 移 して400倍. で鏡検. 算 定 した.ま た好 塩 基 球 数 お よ び好 酸 球 数 は 計 算 盤 の 全 区画 中 の好 塩基 球 お よ び好 酸 球 の 数 を算 定 し, そ れ ぞ れ3.125倍 し,血 液1cmm中. の絶 対 数 と して. 表 わ した. つ ぎにKovacsの のpHの. 染色 液 に,ま ず ほ ぼ 等 量 の種 々. クエ ン酸 お よ び 燐 酸 緩 衝 液 を加 え る こ とに. よ り,そ の 染色 性 の 良 否,安 定 性,沈 澱 物 の有 無 な どの比 較 検討 を行 な った.ま た 染 色 液 に加 え る緩 衝 液 の 量 に つ い て も詳 細 に 検 討 し た.こ の よ うに して 新 し く改 良 した 染 色 液 の 安 定 性 を検 討 す るた め,同 時 に6本 の メ ラ ン ジ ュール に採 血 し,採 血 直後,採 血 後30分,. 1時 間,. 2時 間,. 3時 間, 4時 間 の 好 塩. 基 球 数,好 酸 球 数,染 色 性 の良 否,沈 澱 物 の 出 現 の. このKovacsの. 染 色 法 につ いて 種 々 の 検 討 を加 え. た 結 果,以 下 述 べ る ご と き欠 点 が あ り,日 常 臨 床 に 応 用 す る に は不 適 当 で あ る と考 え られ た..
(3) 好 塩 基 球 に 関す る研 究 表2. 1). 緩 衝 液 のPHと. 191. 染色性. 染 色 に際 して 沈 澱 が 生 じや す く,メ ラ ン ジ ュー. 液 を加 え た場 合 お よ びpH. 6.2〜6.8の 燐 酸 緩 衝 液 を. ル 採 血 後 す み や か に計 算 盤 に 移 して 算 定 しな い と,. 加 え た場 合 に,ま ず 良 好 な染 色 性 が 得 られ るが,ト. 沈 澱 物 の た め算 定 不 能 と な る.こ れ は採 血 後 直 ち に. ル イ ジ ン ブ ル ー お よ び ラ イ トグ リー ン の染 色 性 は,. 冷 蔵 庫 に 保 管 す る こ と に よ りあ る程 度 防 ぎ得 る もの. pH 6.4の 燐 酸 緩 衝 液 を加 えた場 合 が もっ と も良 好 で. の不 便 で あ り,こ の 時 間 的 制 約 は臨 床 検 査 の上 か ら. しか も沈 澱 物 が生 じ る こ と もな く最 も安 定 性 が 高 い. は致 命 的 で あ る と考 え られ た.な ぜ な ら計 算 盤 で の. こ と が判 明 した.さ. 算 定 に は平 均20分 を要 し,一 度 に 多人 数 を,あ る い. 異 の 有 無 を確 め るた め,. は頻 回の 観 察 で 多数 の 検 体 を対 象 とす る場 合 は甚 だ. ン酸 緩 衝 液 お よ び燐 酸緩 衝 液 の 両 者 で比 較 検 討 して. 不 便 で あ る か らで あ る.. み た が,両 者 の差 は ほ とん ど認 め られ な か っ た.ま. 2). 染 色 性 が不 安 定 で あ る.. 3). 赤 血 球 の残 骸 が残 りや す い.. 4). 使 用 の度 毎 に〓 紙 に て〓 過 す る必 要 が あ る. 第2節. Kovacsの. 表3. 原法に対す る. 改 良 染 色 液 の検 討 著 者 はKovacsの. 染 色 法の 前 述 の ご と き欠 点 を改. 良 す るた め に,ま ずKovacsの の 緩 衝 液 を加 えて,そ. 染色 液 に か な り大 量. の染 色 性 の良 否,沈. 澱物の有. 無 な どにつ いて 検 討 を加 えて み た.表2はKovacs の 染 色 液 に ほ ぼ等 量 の種 々 のpHの. ク エ ン酸 お よ び. 燐 酸 緩 衝 液 を加 え て,そ の染 色 性 の 良 否,沈 澱 物 の 有 無 な ど を比 較 検 討 した もの で あ る.表 に 示 す ご と くpH. 3.4〜4.2お よ びpH. 5.2〜5.4の. クエ ン酸 緩 衝. らに この緩 衝 液 の 種 類 に よ る差. 改 良染色 法. pH 5.4〜6.0の 範 囲 で ク エ.
(4) 192. 谷. た著 者 は,染 色 液 に対 す るpH. 6.4の. 表4. 崎. 勝. 朗. 白血球 数 ・好酸球数 ・好塩基球数 の経 時的変動 および染色 性. 燐 酸 緩 衝 液 の量 に つ い て も詳細 に検 討 を行 な い,染 色 液:pH. 6.4の 燐酸. 緩 衝 液 の量 は,ほ ぼ2:1が. 最適で. あ る こ と を 見 い だ した.表3にpH 6.4の 燐 酸 緩 衝 液 を用 い て 最終 的 に 調 整 した改 良 染 色 液 を示 す.こ の 染 色 液 を用 い て の染 色 算 定 法 は 実験 方 法 の項 で述 べ た ご と く,白 血 球 用 メ ラ ン ジ ュー ル で. 用 可 能 で あ る こ とが 判 明 した.. 1の 目盛 ま で耳 朶 よ り採 血 し,染 色 液 を11の 目盛 ま で加 えて ゆ るや か に1分 間振 盪 し,計 算 盤(Fuc hus‑Rosenthal)に. 移 して400倍 で 鏡 検,計. 第3節. 改 良 染 色 算 定 法 と間接 法 の 比 較. 好 塩 基球 お よ び好 酸 球 の改 良 染 色 法 によ る直 接 算. 算盤の. 定 と従 来 の 間 接 法 との 比 較 を行 な っ た 結 果,気 管 支. 全 区 画 中 の 好 塩 基 球 お よ び好 酸 球 の数 を算 定 し,そ. 喘息 患 者5例 の うち代 表 例 を示 す と図1の. れ ぞれ3.125倍 し,血 液1cmm中. あ る.末 梢血 塗 抹 標 本 で は出 現 率 の低 い好 塩 基 球 に. の 絶 対 数 と して 表. わ し た.こ の 場 合 好 塩 基 球 はMetachromasieを. 呈. して 赤 紫 色 に染 ま り好 酸 球 は緑 色 に染 色 され る.. す るた め,同 時 に耳 朶 よ り白血 球 用 メ ラ ン ジ ュ ー ル. ず,ま た好 酸 球 も白血 球500個. 第4節. 酸. 球 数,染 色 性 の 良 否,沈 澱 物 の 出現 の有 無 な どに つ 示 す ごと く細 胞 数 お よ び. 健 康 人 に お け る好 塩 基 球 数 お よ び 好酸 球 数. 健 康 人51名(男. 子25名,女. 好 塩 基 球 数 は38±22/cmm. は認 め られ な か っ た.ま た沈 澱 物 も4時 間後 で もほ. 子 は43±25/cmm. とん ど認 め られ な か った が,ご. 18/cmm. 間, 4時 間後 に 赤 血 球 の 残 骸 が 出 現 して く るの が 認 め られ た.し か し算 定 に は何 らの 支 障 も きた さな か. 好 酸 球 は139±91/cmm は145±65/cmm. 間 以 内 に算 定 す る こ とが 最 も望 ま しい. /cmm. が,採 血4時. 間後 で も充 分 算 定 し う る た め採 血 後 か. は 認 め ら れ な か っ た.こ. また 一 度 調 整 した染 色 液 の 安 定 性 の 検 討 の た め,染. な って みた が,調 整1年 後 で もな お 染 色 性 に は何 ら の 変 化 も認 めず,一 度 作 製 した 染色 液 は1年 以 上 使. 図1. 好塩 基球 と好 酸球 の直接 法 と間 接法 の 比較. (13〜110/cmm)で,男 子 は33±. あ っ た.男 女 間 に は有. 意 の差 は ま ず 認 め られ な か っ た.. り採 血 後2時. 色 液 調 整 後1年 室 温 に放 置 して 同 様 に 染 色 算 定 を 行. つ い て,末. (13〜110/cmm)で,女. (13〜100/cmm)で. っ た.以 上 よ りこの 改 良 染 色 液 を用 い る時 は耳 朶 よ. な り時 間的 余 裕 を もっ て算 定 で きることが判 明 した.. 子26名)に. 梢 血 好 塩基 球 数 お よ び好 酸 球 数 を算 定 した と ころ,. 染色 性 に つ いて は, 4時 間 まで ほ と ん ど経 時 的変 化. く一 部 に お い て3時. は観 察 す る こ とが 望. ま しい こ とが 判 明 した.. 1時 間, 2時 間, 4時. 間 まで そ れ ぞれ 室 温 に放 置 した後 好 塩 基 球 数,好. い て 検 討 した 結 果,表4に. お い て は,直 接 法 に近 似 の 信 頼 度 を 得 るた め には 少 な く と も白血 球 を2,000個 以 上 観 察 しな け れ ばな ら. つ ぎに この 新 し く改 良 した 染 色 液 の安 定 性 を 検討. に 採 血 し,採 血 直 後, 30分,. ご と くで. 図2. (70〜340/cmm),女. (20〜583/cm)で. を 示 す と 図2の. (20〜583/cmm)で,男. 子. 子 は134±113. 同 様 男 女 間 に は有 意 の差 の 好 塩 基 球 と好 酸 球 の 関 係. ご と くで 両 者 間 に は ほ ぼ 相 関 関 係 が. 健康 人にお け る好塩 基球 と好酸 球 との 関係.
(5) 好 塩 基 球 に 関 す る研 究. 表5. 193. 健康人におけ る末梢血好 塩基球 数(直 接法 によ る). 認 め られ た.こ れ を諸 家 の 報 告 した平 均 値 と比 べ る. 数 は275±272/cmm. と表5に 示 す ご と くで あ る.. 基 球 は か な り高 度 な増 加 傾 向 を示 した.. 第5節. 諸 種 疾患 に お け る好 塩 基 球 お よ び 好 酸 球 の動 態. 第1項. じん ま しん,ア. つ ぎに後 天 性 溶 血 性 貧 血3例 69±19/cmm. レル ギ ー性 鼻 炎,. /cmm. 寄生虫疾患. (53〜390/cmm)で. (57〜83/cmm),好. (100〜397/cmm)で. あ り,好 塩. で は,好 塩 基 球 数 は 酸球 数 は203±237. あ り,同様 健 康 人 と比 べ. 好 塩 基 球 の 中 等 度 の 増 加 傾 向 を認 め た.. 採 血 時 じん ま しん が 出 没 して い る患 者10例 の 末 梢 血 好 塩 基 球 数 は46±33/cmm 好 酸 球 数 は183±190/cmm. (7〜90/cmm)で, (40〜473/cmm)で. 第3項. 甲状 腺 疾 患. 甲 状 腺 機 能亢 進 症6例,甲 あっ. た.こ の 値 は と もに健 康 人 と比 べ ほ ぼ 同程 度 か ご く. 状 腺 機 能 低 下 症6例. の. 末 梢血 好 塩 基 球 と好 酸球 の 関係 は 図3に 示 す ご と く で あ る.. 軽 度 に 増 加 傾 向 を示 す程 度 にす ぎず,統 計 処 理 で は 有 意 の 差 は認 め られ な か っ た.ま た ア レ ル ギ ー性 鼻 炎患 者4例 につ いては好 塩 基 球数53±18/cmm. (33〜. 図3. 甲状 腺疾 患 にお け る好 塩基 球 と好酸 球 との関係. 70/cmm)で あ り,好 酸 球 数 は340±374/cmm (127 〜707/cmm)で あり ,健 康 人 に比 べ 好 塩 基 球 よ り も 好 酸 球 が よ り著 明 な増 加 傾 向 を示 した. つ ぎに寄 生 虫 疾 患3例 で は,好 塩基 球 数113±40/ cmm. (87〜143/cmm),好. (447〜738/cmm)で. 酸 球 数 は572±212/cmm. あ り,と もに健 康 人 と比 べ 著 明. な 増 加傾 向 を示 した.な お 同 じア レル ギ ー性 疾 患 で あ る気管 支 喘息 に お け る好 塩 基 球 お よ び好 酸 球 の 動 態 に つ い て は第2編 第2項. で詳 述 す る予 定 で あ る.. 特 発 性 血 小 板 減 少 性 紫 斑 病, 後天性溶血性貧血. 特 発 性血 小 板 減 少 性 紫斑 病患 者5例 の 末 梢 血 好 塩 基球 数 は49±61/cmm. (0〜93/cmm)で. 球数 は169±281/cmm. (10〜390/cmm)で. あ り,好 酸 あ り,好. 塩基 球 数 は健 康 人 平 均 値 と比 べ ご く軽 度 の増 加 を認 め た に す ぎな い が,こ れ ら症 例 の うちglucocorti coidsを. か な り長 期 に使 用 して い る2例 を 除 けば ,. 好 塩 基 球 数 は80±16/cmm. (67〜93/cmm),好. 酸球. 好 酸 球 数 は 両疾 患 の 間 に 有意 の 差 は認 め が た い が 好 塩 基 球 数 は 甲状 腺 機 能 低 下症 に お い て や や 増 加 の 傾 向 を と り平 均55±32/cmm. (23〜83/cmm)で. ある. の に対 し,甲 状 腺 機 能 亢 進 症 で は む し ろ や や 減 少 の 傾 向 を と り平 均13±14/cmm(0〜27/cmm)で. あっ. た.こ れ ら疾 患 に お け る基 礎 代 謝 率 と好 塩 基 球 数 と の 関 係 を検 討 して み る と図4の. ご と く とな り. ,甲 状.
(6) 194. 図4. 谷. 崎. 甲状 腺疾 患 におけ る基礎 代 謝率 と好 塩 基球 との関係. 勝. 朗. で は好 塩 基 球 数,好 酸 球 数 と も に低 値 を示 し,一 方 ア ジ ソ ン氏 病 で は好 塩基 球 数 の 軽 度 の増 加 傾 向 が 示 され た. 第4章. 総 括 な らびに考 案. 従 来 好 塩基 球 に 関 す る研究 は,他 の 血 液 細 胞 に比 して充 分 とは云 えず 不 明 な 点 が 多 く存 在 して い る. この理 由 と して末 梢血 好 塩 基 球 の 出 現 頻 度 が低 い こ と と同時 に算 定 方 法 に も適 切 な もの が な か った こ と が あ げ られ る.よ. うや く1953年 に い た っ てMoore. & James3)が 好 塩 基 球 の 直 接 算 定 法 を 考案 し,ひ. き. つ づ き好 塩 基球 の 染 色 算 定 用 稀 釈 液 が種 々 考 案4)〜7). 腺機 能低下 症では基礎 代謝率 が低下 す るにつれて好. され,諸 種 疾 患 に お け る好 塩 基 球 の 動 態 が追 及 され. 塩基球数 が増加 す る傾 向が認 め られたが,一 方 甲状. は した もの の,好 塩 基 球 と同 時 に好 酸 球 の算 定 が な. 腺機 能亢進 症では基礎 代謝率 と好 塩基球数 との間 に 関連 は認 め られなか った.. され な か った こ と もあ って,諸 種 疾 患 に お け る好 塩. 第4項. 基 球 の 臨 床 的 意 義 につ いて の 評 価 が充 分 な され ず 今 日に 至 って い る. 1961年Kovacs16)が. ネ フ ロー ゼ症 候 群. トル イ ジ ン ブ. ル ーお よ び ラ イ トグ リー ン を用 い て好 塩 基 球 お よ び. ネ フ ロー ゼ症 候 群2例 の 好 塩 基 球 数 は25/cmm (13 〜37/ccmm)で あ り ,好 酸 球 数 は139/cmm (107〜. 好 酸 球 の 同 時 直 接 算 定 法 を考 案 し,こ の 両 血 液 細 胞. 190/cmm)で. の 同 時 直 接 算 定 が 初 めて 可 能 とな った が,こ の 染 色. あ り,と もに健 康 人 と同 様 の正 常値 を. 算 定 法 に は い くつ かの 欠 点,す. 不 した. 第5項. な わ ち沈 澱 が 生 じや. す く,染 色 性 が不 安 定 で あ り,赤 血 球 の 残 髄 が 残 り. 鉄 欠乏 性 貧血. 鉄 欠乏 性 貧 血 患 者16例 につ いて 末 梢 血 好 塩 基 球 数. や す くま た使 用 の た び に 〓過 す る必 要 が あ る な どの. お よ び好 酸 球 数 を算 定 した 結 果,好 塩 基 球 数 は72±. 事 項 が あ り,日 常 臨 床 に 応 用 す る に は甚 だ 不 便 で あ. 44/cmm. る と考 え られ た.著 者 は これ らの 欠 点 を改 良 す るた. (40〜153/cmm)で. 216/cmm. (30〜660/cmm)で. あ り,好 酸 球 数 は156± あ った.す な わ ち 鉄 欠. め に,加 え る緩 衝 液 の 種 類,量. につ い て 検討 を重 ね,. 乏 性 貧 血 で は 一 般 に好 塩 基 球 数 は健 康 人 に比 べ か な. pHを. り高 度 な 増 加 傾 向 を示 した.一 方 好 酸 球 数 は健 康 人. 製 し,こ れ ま で の 欠 点 を と り除 くこ とに ほ ぼ成 功 し. 調 整 す る こ とに よ り前 述 の ご と き染 色 液 を作. とほ ぼ変 りな く正 常 値 を示 した.. た.こ の 新 し く改 良 した 染 色 液 は細 胞 の染 色 性 が 良. 第6項. 好 で あ るば か りで な く,安 定 性 に お い て も きわ め て. 慢 性 骨 髄 性 白血 病. 慢 性 骨 髄 性 白血 病13例 の 末 梢 血 好 塩 基 球 数 は2704 ±4305/cmm. (100〜10693/cmm)で. は937±1355/cmm. あ り,好酸 球 数. (7〜3200/cmm)で. あ り,特 に. 好 塩 基 球 の 著 明 な増 加 が認 め られ た.な お慢 性 骨 髄. 優 れ て お り,ま ず 液 調 整 後1ヶ 年 以上 に わ た って 室 温 放 置 の 状 態 で も全 く染 色 性 に変 化 を認 め ず,さ. ら. に 染 色 液 使 用 時 にお いて も,耳 朶 よ り採 血 染 色 後4 時 間 以 内 で あれ ば きわ め て優 れ た 染色 性 が 保 持 で き. 性 白血 病 にお け る好 塩 基 球 の動 態 に つ い て は 第3編. るた め,日 常 臨 床 に簡 易 に使 用 で き る もの と考 え ら. で 詳 述 す る予 定 で あ る.. れ る.つ いで 著 者 は この新 し く改 良 し た染 色 液 を 用. 第7項. い て 諸 種 疾 患 に お け る好 塩 基 球 お よ び好 酸 球 の動 態. 副腎皮質疾患. ク ツ シ ン グ症 候 群 お よ び ア ジソ ン氏 病 各1例 討 で あ るが,表6に. 表6. の検. 示 す ご と くク ッシ ン グ症 候 群. 副腎疾患 におけ る好塩基球 数 および好酸球数. を観 察 し,末 梢 血 好 塩 基球 は ア レ ル ギ ー性 鼻 炎,寄 生 虫 疾 患,特 発 性 血 小 板 減 少 性 紫 斑 病,後 天 性 溶 血 性 貧 血,甲 状 腺 機 能 低 下 症,鉄 欠 乏 性 貧血,慢 髄 性 白血 病,ア. 性骨. ジ ソ ン氏 病 な どの 疾 患 に お い て 増 加. 傾 向 を と る こ と を見 出 し た.著 者 は これ らの 疾 患 を 好 酸 球 との 関 連,さ. らに ま た好 塩 基 球 増 多の 発 生 の. 機 序 を 考 慮 して,一 応 下 記 の ご と き分 類 を こ ころ み た..
(7) 好 塩 基 球 に 関 す る研 究 1)ア. レル ギ ー性 疾 患,. 脂血 症 を伴 な う疾 患, きた す 疾 患, 6)腫. 2)自. 4)内. 己免 疫 疾患,. 7)そ. 腺 機 能 亢 進 症 に お い て好 塩 基 球 は減 少 し,機 能 低 下. 5)貧. 血 を. 症 に お い て増 加 す る と云 わ れ て い る.こ の 甲 状 腺 機. の他,に. 分類. 能 と好 塩 基 球 との 関 係 に つ い て は,稲 垣8)9)ら の 詳 細. 分 泌疾 患,. 瘍 性 疾患,. 3)高. 195. な報 告 が あ る.彼 等 に よ れ ば,甲 状 腺 疾 患 に お け る. した. 好 酸球 との 関 連 か らす れ ば, 1)は 原則 と して好 酸. 好 塩 基 球 の変 動 はthyroxinの. 好 塩基 球へ の直接作. 球 増 多 を伴 な う もの で あ り, 3), 4), 5), 6)は 伴 わ. 用 で はな く, thyroxinが. 末 梢 組 織 へ 作 用 した 結 果 の. な い もの で あ り,ま た2)は そ の 中 間 に位 す る もの と. 代 謝 の高 低 に よ る と云 う.す な わ ち粘 液 水 腫 の 際 に. 考 え られ る.ま た 発 生 機 転 か ら これ ら好 塩 基 球 増 多. 皮 ふ に増 加 す る ム コ蛋 白 体 は 主 と してhyaluronic. を きたす 疾 患 につ いて 考 察 を加 え る と, 1)の ア レル. acidを 含 ん で お り,こ の 物 質 の 増 加 と好 塩 基 球 増 多. ギ ー性 疾 患(気 管 支 喘 息,ア. レル ギ ー性鼻 炎,寄 生. と の 間 に 関係 が あ る と報 告 して い る.ま た ネ フ ロ ー. 虫 疾 患 な ど)で は 当然 ア レル ギ ー反 応 の 関 与 が 考 え. ゼ症 候 群17)にお け る好 塩 基 球 の 増 加 も前 述 の ご と く. られ る. 2)の 自己 免 疫 疾 患 もア レル ギ ー反 応 あ る い. 同様 に 考 え られ て お り,こ の 場 合 は 末 梢 組 織 で の 甲. は そ れ に類 似 す る抗 原 抗 体 反 応 の 関 与 が 考 え られ る. 状 腺 ホ ル モ ンの作 用 が 減弱 して い る た め で あ る と報. が,し か し 自己免 疫 疾 患 の 中 で も後 天 性 溶 血 性 貧血,. 告 して い る.ま た ア ジソ ン氏 病 にお け る好 塩 基 球 増. 特 発 性 血 小 板 減 少 性 紫 斑 病 以 外 で は,好 塩 基 球 の 増. 多 は,ク. 多 を示 す 症 例 は認 め られ なか っ た.こ れ は 自己 免 疫. ticoidsの 減 少 に よ る もの と考 え られて い る.. ッ シ ン グ症候 群 とは 反 対 に 血 中glucocor. 疾 患 の 中 で も特 に この2つ の 疾 患 は,血 清 中 に証 明. 5) の 鉄欠 乏 性 貧血 に お け る好 塩 基 球 増 多 に つ いて. し うる 自己 抗 体 が患 者 の 赤 血 球 ない し血 小 板 に固 着. は,そ の発 生 機転 に つ い て 現 在 手 が か りは つ か め て. して い る と考 え られて お り,血 清 中 の 自己 抗 体 が 病. い な い.今 後 の研 究 に まつ と こ ろ大 で あ る.. 因 的意 義 を有 して い る と云 う点 で,他 の 自己 免 疫 疾. 6) の腫 瘍 性 疾 患 で は慢 性 骨 髄 性 白血 病 に お いて 著. 患 とは趣 を異 に して い る た め で あ るか もしれ な い が. 明 な 増 加 を示 す が,こ の 増 加 が 腫 瘍 性 増殖 に よ る も. な お不 明 な点 が 多 い. 3)の 高 脂 血 症 を伴 な う疾 患 で. の か 反 応性 増 加 に よ る もの か につ い て も一 定 の見 解. は粘 液 水 腫8)〜10)お よ び ネ フ ロー ゼ症 候 群17)におい て. は な い.し か し1912年Naegeli21)が. 軽 度 〜中 等 度 の 増 加 を示 す と云 われ て い る が,著 者. て も好 塩 基 球 増 多 が 認 め られ る と述 べ て お り,こ の. の観 察 で は ネ フ ローゼ 症 候 群 に お いて は好 塩 基 球 増. 場 合 の好 塩 基 球 増 多が4)の 貧 血 発 生 の 機 転 と関連 が. 多 は認 め られな か った.こ れ は これ らの症 例 がす で. あ るの か,あ. に大 量 のglucocorticoidsの. 関 連 が あ る もの か 甚 だ 興 味 あ る と ころ で あ る が,現. 長 期 間 投 与 を受 け て い. た た めか も しれ な い.. 癌 性 貧血 に お い. る い は悪 性 腫 瘍 そ の もの の 免 疫 機 構 と. 在 な お 不 明 で あ る.. 好 塩 基 球 の顆 粒 中 に はheparin18)が 含 ま れ て お り このheparinの. 機 能 の1つ. emia. factor19)と して 考 え る研 究 者 も あ. clearing. る.そ して この場 合acid あ るheparinあ. 第5章. とし てheparinをlip. mucopolysaccharideで. る い は それ に類 似 したhyaluronic. 結. 語. 新 た に好 塩 基 球 お よ び好 酸 球 の 直 接 算 定 用 染色 液 を, Kovacsの. 原 法 に適 量 のpH. 6.4の 燐 酸 緩 衝 液. を加 え る こ とに よ り改 良 考案 し,以 下 に示 す 特 徴 的. acidの 代 謝 面 か らす れ ば,こ れ らの物 質 が増 加 す る. な 結 果 を得 た.. と云 わ れ て い る粘 液 水 腫 あ る い は ネ フ ロ ー ゼ症 候 群. (1) 好 塩 基 球 と好 酸 球 を同 時 に 直 接 算 定 で き る.. に お い て好 塩 基 球 が増 加 す る の は,こ れ らの物 質 が. (2) 染 色 液 は きわ め て 安 定 性 が よ く,一 度 調 整 した. 好 塩 基 顆 粒 中 に含 まれ て い る こ と と考 え合 わ せ れ ば. 染 色 液 は室 温 に て1ヶ 年 以 上 使 用 可 能 で あ り,ま た. あ る程 度 理 解 で きる と ころ で あ る.こ の2つ の疾 患. 使 用 毎 に 〓 過 す る必 要 は な い.. に お い て,コ. (3) メ ラ ン ジ ュ ール 採 血 後2時. レス テ ロー ルの 増 加 と好 塩 基 球 の 増 加. 間以内で あれば染色. とが ほ ぼ平 行 して 推 移 す る と云 われ て い る8)20)もの. 性 に変 化 を認 め ず,ま た沈 澱 物 を生 ず る こ と もな い.. の,こ の 際 の好 塩基 球 の 増 多 がheparinの. ま た4時 間 以 内 で あれ ば染 色 性 に変 化 を生 ず る こ と. lipemia clearing. factorと. い わゆ る. して の作 用 と関 係 が あ. るか ど うか は不 明 で あ る. 4) の内 分 泌 疾 患 で は,ま ず 甲状 腺 疾 患 に お け る好 塩 基 球 の 動 態 はか な り早 くよ り知 られ て お り,甲 状. な く,一 部 で赤 血 球 の残 髄 が 出 現 す る こ とが あ るが, 算 定 には 何 ら支 障 を きた す こ とは な い. (4) 操 作 は き わ め て簡 単 で,容 易 に 日常 臨 床 に応 用 で き る と考 え られ る..
(8) 196. 谷. 崎. 勝. 本 法 を用 い た好 塩 基 球 お よ び好 酸 球 の臨 床 的評 価. 朗. 己 免 疫 疾 患,. につ いて は,諸 種 疾 患 に お け る好 塩 基 球,好 酸 球 の. 泌 疾 患,. 動 態 を観 察 した結 果,ア. 7)そ. レル ギ ー性 鼻 炎,寄 生 虫 疾. 3)高. 5)貧. の他. 脂 血 症 を伴 な う疾 患, 4)内. 血 を きた す疾 患,. 6)腫. 分. 瘍 性 疾 患,. に分 類 し,そ れ ぞ れ に つ いて そ の発 生. 機 転 に若 干 の検 討 を加 え た.. 患,特 発 性血 小 板 減 少 性紫 斑 病,後 天 性 溶 血 性 貧 血, 甲状 腺 機 能 低 下 症,鉄 欠 乏 性 貧 血,慢 性 骨 髄 白血 性 病,ア. ジ ソ ン氏 病 な どの 疾 患 に お い て好 塩 基 球 が 増. (稿 を終 る に あ た り,御 指 導,御 校 閲 を賜 っ た恩 師. 加 す る こ と を見 い だ し た.. 平 木 潔 教 授 に深 甚 の 謝 意 を表 す る と と もに,終 始. さ らに この 好 塩 基 球 増 多 を好 酸 球 との 関連 お よ び 発 生 機 転 よ り,. 1)ア. レ ル ギ ー性 疾 患,. 御 懇 篤 な る御 指 導 を賜 っ た木 村 郁 郎 講 師 に 深 謝 し ます.). 2)自. 文. 1). Ehrlich,. P.:. chwand, 2). Alder, en. 3). Farbenanalytische. Berlin, A.:. klinisches. (Mastzellen), J.. Proc.. soc.. Untersuchungen. Verhalten und. Folia. E.. zur. Histologie und. Klinik. des. Blutes,. Hirs. 1891.. Uber. Moore,. 献. &. James,. haematol., G. W.:. Exper.. Biol.. 28:. a. &. diagnostische 249,. simple. Med.. der. basophilen. Leukozyt. 1923.. direct. 82:. Bedeutung. method. 601•`603,. for. absolute. basophile. leucocyte. count.. 1953.. 4). 稲 垣 智:好 塩 基 球 の 固 定 染 色 な らび に算 定 の方 法 に 関 す る研 究,日 血 会 誌, 18: 635〜642,. 5). 稲 垣 智:新 た に改 良 した 流 血 中 好 塩 基 球 の直 接 算 定 用 染 色 稀 釈 液 につ いて,日 血 会 誌, 20: 279,. 6). 長 田 泰 公,田. 7). 荒 瀬 進,業 天 賢 吉:好 塩 基 性 白血 球 の 臨 床 的研 究 に 際 し注 意 す べ き2つ の事 柄 につ い て,共 済 医 報, 580〜584,. 1955. 1957.. 多井 吉 之 介:循 環 好 酸 球 な らび に好 塩 基 球 数 の 測 定 法 補 遺,日 新 医学, 46: 19〜23,. 稲垣 智:甲 状 腺 機 能 と流 血 中 好 塩 基 球 数 との 関 係 に 関 す る臨 床 的 考 察,日 血 会 誌, 19: 662〜669,. 9). Inagaki, oid. S.:. tes. The. function,. Boseila,. relationship. Acta. A-W.. in. 5:. 1956.. 8). 10). 1959.. the. A.. between. Endocrinol., &. rabbit,. 26:. Moltke, Acta. the. E.:. level. of. 477•`488, of. 29:. basophil. leucocytes. 1956.. and. tlyr. 1957.. Influence. Endocrinol.,. circulating. 1-thyroxin. 273•`278,. on. the. circulating. basophil. leucocy. 1958.. 11) 柴 田 昭:好 塩 基 球 の 機 能 に 関 す る研 究,好 塩 基 球 と副 腎 皮 質 機 能 との 関 係 につ い て,日 新 医 学, 47: 245 〜254 , 1960. 12). Code,. C. F.:. : Is •` 204, 13). a. W.. Shelley,. W.. B.. W. J.. of. cortisone. on. between. Juhlin,. G. blood. 17) 鳥 飼 龍 生,稲 研 究,日. S.:. L.:. the. these. number. cells?,. A newtest. (London), and. Juhlin,. 191: L.:. Technics. B.:. Amer.. Kovacs, same. and. raections:. Shelley, gs,. 16). B. Nature. ologic 15). effect. relationship. of. circulating. Proc.. Staff.. basophils Meet.. Mayo. and clin.,. eosinophils 29:. 200. 1954.. Shelley, reaction,. 14). The. there. Indirect Med. A. Asc.,. sample,. and. Folia. 184: direct. Atlas,. 433〜434,. detecting. cytology Blood,. 171•`178, method. 岡爽 一,大 1956.. anaphylactic. sensitivity:. The. basophil. 1961. of 19:. degranulation. Haematologica,. 垣智,小 黒 昌 夫,熊. 内会 誌, 45:. Functional. basophil. simple. for. 1056•`1058,. human. basophil. 208•`216,. test. in. allergic. and. phisi. 1962.. for. allergy. to. penicillin. and. other. dru. 1963. for. absolute 5:. basophil. 166•`175,. 井 政 栄,石. and. eosinophil. counts. from. the. 1961.. 浜 玲 子,小. 出昭:流 血 中好 塩 基 球 に 関す る臨 床 的.
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