宇検村まち・ひと・しごと
創生総合戦略
~人が元気・むらが元気・自然が元気~
平成 28 年 3 月
宇 検 村
1.趣旨・背景... 1
2.将来目標人口... 2
3.第5次宇検村総合振興計画との関係・将来像... 2
4.計画期間... 4
5.推進体制... 4
6.客観的な効果検証の実施... 5
(参考)国がこれまで示した総合戦略に対する考え方... 6
第2章 基本目標・数値目標・具体的事業
1.基本目標... 7
2.基本目標①「
“うけん”に定住できるしごとづくり」
(1)数値目標 ...8
(2)具体的事業・重要業績評価指標(KPI) ...8
◆コンパクトビレッジ推進プロジェクト ...8
◆地域産業振興プロジェクト ...9
3.基本目標②「人を呼び込む“うけん”づくり」
(1)数値目標 ...12
(2)具体的事業・重要業績評価指標(KPI) ...12
◆“うけん”観光振興プロジェクト ...12
◆移住・定住推進プロジェクト ...16
4.基本目標③「
“うけん”の次世代を担うひとづくり」
(1)数値目標 ...18
(2)具体的事業・重要業績評価指標(KPI) ...18
◆子育て支援プロジェクト ...18
◆結婚・出産促進プロジェクト ...19
5.基本目標④「結いのこころでつながる“うけん”づくり」
(1)数値目標 ...20
(2)具体的事業・重要業績評価指標(KPI) ...20
◆生活環境向上プロジェクト ...20
◆結いのむらづくりプロジェクト ...22
1 1.趣旨・背景 「宇検村まち・ひと・しごと創生総合戦略(以下、宇検村総合戦略)」は、国が策定し た「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の基本的な考え方や政策5原則等を基に、奄美 大島 5 市町村で策定した「奄美大島人口ビジョン」を踏まえ、基本的な考え方や基本目 標、具体的な事業をまとめ、宇検村における人口減少と地域経済縮小の克服、まち・ひ と・しごとの創生と好循環の確立を目指すものです。 本村の昭和 55(1980)年以降の総人口の推移は、「奄美大島人口ビジョン」で示し たとおり、この 30 年間一貫して減少傾向にあり、平成 72(2060)年には 1,045 人 と推計されています。また人口構造についても、平成 37(2025)年頃には老年人口(65 歳以上)と生産年齢人口(15~64 歳)が同程度になることが予想されています。 このような中、本村の人口減少および少子高齢化の進行に歯止めをかけるため、雇用 拡大・産業振興・観光振興・生活環境の充実等により定住と交流促進につながる多様な 取組を、近隣4市町村とも広域的に連携しながら、地域力を結集して進めていきます。 【宇検村の総人口と年齢3区分別人口の推移】 出典:国勢調査、市町村別将来人口推計(社団法人社会保障・人口問題研究所推計値) 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 19 80 19 85 19 90 19 95 20 00 20 05 20 10 20 15 20 20 20 25 20 30 20 35 20 40 20 45 20 50 20 55 20 60 宇検村 総人口[人] 宇検村 年少人口[人] 宇検村 生産年齢人口[人] 宇検村 老年人口[人] [年]
第1章 基本的な考え方
総人口減少率 45.9% 1,932 人 1,045 人 老年人口が生産年齢人口を逆転2 2.将来目標人口 「奄美大島人口ビジョン」では、平成 72(2060)年時点の奄美大島全体における将 来目標人口について、奄美大島5市町村で広域的に連携し人口減少問題に取り組んでい くことから、平成 22(2010)年の総人口 65,762 人の約8割程度を維持する 52,600 人と設定しています。 本村でも平成 72(2060)年の将来目標人口を、平成 22(2010)年総人口 1,932 人の約8割である 1,500 人に設定し、この目標人口を達成するために、国の総合戦略が 定める政策分野を勘案して基本目標を定め、具体的な施策に取り組んでいきます。 【宇検村の将来目標人口】
【合計特殊出生率及び転出抑制・目標転入のめやす】 合計特殊出生率の向上 :1.69 ⇒ 2.3 地元雇用の創出による転出抑制 :毎年 15 名 移住促進による目標転入 :毎年 10 人 [内訳] ・チャレンジ世代(20〜44 歳) :毎年 3 名 ・家族(2~4 人世帯)移住 :2 組/年 ※チャレンジ世代(奄美成長戦略ビジョン定義) 3.第5次宇検村総合振興計画との関係・将来像 平成 25 年3月に策定した「第5次宇検村総合振興計画」は、本村の特性やむらの課題 を踏まえ、キーワードは「奥奄美のすばらしい自然・歴史・文化」、「村民ひとりひとり の結いの心」をイメージし、「奄美の自然・歴史・文化が彩り 焼内湾を包む結いのここ ろでつながるむら うけん」を基本理念としています。そして「人が元気・むらが元気・ 自然が元気」をキャッチフレーズとしてむらづくりを進めています。
2010年
1,932人
約8割程度
を維持
2060年
1,500人
1,045 人
※何もしないままだと・・・
引 上 げ(平成 22 年)
(平成 72 年)
3 上記計画による人口目標については、将来人口推計から「なだらかな右肩下がり」を 想定しており、平成 35(2023)年の将来目標人口を 1,800 人に設定し、また、計画 の枠組みを「産業・生活環境・人と自然の調和」等の“むらづくり”とするなど、その 内容は「地方版まち・ひと・しごと創生戦略」の考え方に沿った整合性のあるものであ り、個別の具体的な事業を今回の「宇検村総合戦略」で取り組むことで、両計画の相乗 効果を創出していきます。 【宇検村の将来像イメージ】
奄美の自然・歴史・文化が彩り
焼内湾を包む結いのこころでつながるむら
うけん
「人が元気・むらが元気・自然が元気」
宇検 久志 生勝 芦検 田検 湯湾 石良 須古 部連 名柄 佐念 平田 阿室 屋純焼内湾
歴史
自然
文化
うけん
結いのこころ
4
4.計画期間
計画の実施期間は、平成 27 年度から平成 31 年度までの5ヵ年の計画とします。5.推進体制
地方創生に関する取組を全村的に推進するために、「宇検村総合戦略推進本部」、「宇検 村総合戦略PT※1」、「宇検村総合戦略WG※2」を設置し、総合戦略の策定・推進を行って いきます。また民間委員で構成する「宇検村総合戦略策定委員会」で数値目標や重要業 績評価指標(KPI)の効果検証等を行い、必要な見直しを行うことができる推進体制 を構築します。 【宇検村総合戦略推進体制】 ※1 PT:プロジェクトチームの略称 ※2 WG:ワーキンググループの略称民間委員で構成
宇検村 村議会
報告
村長・副村長・教育長・各課長等宇検村総合戦略推進本部
各課より 1~2 名(補佐・係長級)宇検村総合戦略 PT
各課若手職員・民間若手宇検村総合戦略 WG
報告
意見
連携
産官学金労言等の専門分野代表宇検村総合戦略
策定委員会
連携
5
Plan(計画)
宇検村総合戦略推進本部 宇検村総合戦略策定委員会 宇検村総合戦略PT・WGDo(実施)
宇検村総合戦略推進本部Check(評価)
宇検村総合戦略策定委員会Action(改善)
宇検村総合戦略推進本部 宇検村総合戦略策定委員会6.客観的な効果検証の実施
本計画の実施にあたっては、後記「第2章 基本目標・数値目標・具体的事業」で設 定する数値目標や重要業績評価指標(KPI)を基に、実施する事業の効果検証等を「宇 検村総合戦略策定委員会」で行います。そして同策定委員会からの提言のほか、社会経 済情勢や村民のニーズに的確かつ柔軟に対応できるよう、必要に応じて総合戦略を改訂 するなど一連のプロセスを PDCA サイクル※3で実行していきます。 【PDCAサイクルのイメージ】 ※3 PDCAサイクル:PDCAはPlan-Do-Check-Actionの略称。 Plan(計画)、Do(実施)、Check(評価)、Action(改善)の 4 つの視点を プロセスに取り込み、プロセスを不断のサイクルとし、継続的な改善を推進するマネジメント 手法のこと6
(参考)国がこれまで示した総合戦略に対する考え方
■まち・ひと・しごとの創生と好循環の確立 地方創生は「ひと」が中心であり、長期的には、地方で「ひと」をつくり、その「ひと」が「し ごと」をつくり、「まち」をつくるという流れを確かなものにしていく必要がある。 ・将来に向けて安定的な「雇用の量」の確保・拡大を実現する「しごとの創生」 ・地方への移住・定着を促進するための仕組みを整備するとともに、結婚から妊娠・出産・子育 てまで切れ目のない支援を実現する「ひとの創生」 ・「しごと」「ひと」の好循環を支えるために、人々が地方での生活やライフスタイルの素晴らし さを実感し、安心して暮らせる「まちの創生」 ■ まち・ひと・しごとの創生に向けた政策5原則 (1)自立性 各施策が一過性にとどまらず、構造的な問題に対処し、地方公共団体・民間事業者・個人等 の自立につながるようにする。 (2)将来性 地方が自立的かつ主体的に、前向きに取り組むことを支援する施策に重点を置く。 (3)地域性 各地域の実態に合った施策を支援することとし、各地域は客観的データに基づき実状分析や 将来予測を行い、「地方版まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定するとともに、同戦略に沿 った施策を実施できる枠組みを整備する。 (4)直接性 限られた財源や時間の中で、最大限の成果を上げるため、ひとの移転・しごとの創出やまち づくりを直接的に支援する施策を集中的に実施する。地方公共団体に限らず、産官学金労言の 連携を促すことにより、政策の効果をより高める工夫を行う。 (5)結果重視 明確なPDCAメカニズムの下に、短期・中期の具体的な数値目標を設定し、政策効果を客 観的な指標により検証し、必要な改善等を行う。 ■ 数値目標・重要業績評価指標(KPI) (1)基本目標における数値目標 ・政策分野ごとに 5 年後の基本目標を設定 ※行政活動そのものの結果(アウトプット)ではなく、その結果として住民にもたらされる便 益(アウトカム)に関する数値目標を設定 (2)各施策における重要業績評価指標(KPI) ・Key Performance Indicatorの略称 ・施策(事業)ごとの進捗状況を検証するために設定する指標をいう ・原則として当該施策のアウトカムに関する指標を設定7
基本目標①
“うけん”に定住できるしごとづくり
基本目標②
人を呼び込む“うけん”づくり
基本目標③
“うけん”の次世代を担うひとづくり
基本目標④
結いのこころでつながる“うけん”づくり
1.基本目標
国の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」では、人口減少の克服と地方創生を確実に 実現するため、5原則(自立性・将来性・地域性・直接性・結果重視)に基づきつつ、 関連する施策を展開することとしており、以下の4つの「基本目標」を設定し、地方に おける様々な政策による効果を集約し、人口減少への歯止め、「東京一極集中」の是正 を着実に進めていくこととしています。 【国の基本目標】 基本目標① 地方における安定した雇用を創出する 基本目標② 地方への新しいひとの流れをつくる 基本目標③ 若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる 基本目標④ 時代に合った地域をつくり、安心な暮らしを守るとともに、地域と地域 を連携する 本村においては、国の「基本目標」に対応する形で、以下の4つの基本目標を設定し ます。また基本目標の実現に向けて、目標ごとに数値目標を設定するとともに、具体的 事業についても重要業績評価指標(KPI)を設定して取組を進めていきます。第2章 基本目標・数値目標・具体的事業
8
2.基本目標①
(1)数値目標 数値目標 基準値(現状) 目標値(H31) 就業者数 575人(H26) 665人 事業所数 87事業所(H26) 102事業所 (2)具体的事業・重要業績評価指標(KPI) ◆コンパクトビレッジ推進プロジェクト 事業名 KPI 基準値(現状) 目標値(H31) ① 医療・商業機能等 集約拠点化事業 雇用者数 年間利用者数 3人(H26) 3 万人(H26) (うけん市場) 10 人 5万人 ② 公共交通ネットワーク再構 築事業 ③ 高齢者向け宅食・ 見守り事業 【事業概要】 ① 医療・商業機能等集約拠点化事業 診療所を核とした地域福祉型(診療所、病児保育施設、ICT を活用した役場機能) の「道の駅」を村の中央部(干拓地区)に整備する。日常不可欠な施設や地域活動 を行う場を一定のエリアに集約し、各世代の人々が豊かに暮らせる「シマ」の創造 と観光客や村内外の様々な人々に魅力的な情報を発信する拠点とする。 また「道の駅」を拠点に、各集落の農産物等の集荷・販売や特産品の掘り起こし、 商工会等を中心にした各集落売店の需要を踏まえた配送などを連携させることで村 内の食材アクセス改善を図る。 周辺施設機能の有機的な連携が見込め、地域ビジネス、雇用及び子育て・高齢化 に対応した生活環境を創出する。 •本村の将来人口目標を達成するためには、安 定した地元雇用が不可欠となります。農林業・ 水産業・観光業・商工業などの地元産業の底上 げ、コンパクトビレッジ推進による関連事業で の新規雇用創出を図ります。“うけん”に定住
できるしごとづくり
9 ② 公共交通ネットワーク再構築事業 本村においては各校区のコミュニティー形成が進んでおり、地域の公共交通ネッ トワークの再構築を行う。また、コミュニティーバスやデマンド交通による移動手 段の維持・確保と効率化の検証等も行う。 ③ 高齢者向け宅食・見守り事業 「道の駅」に集まる農産物を利用して、要介護・要支援高齢者を対象とした「宅 食」事業を行うとともに、地域の「見守り」機能の役割を担う。 (栄養士、食生活研究グループ、生産者、福祉医療関係者を交え業種を超えた支援 構成団体を育成、次代を担う人々が参加しやすい環境を醸成する。) ◆地域産業振興プロジェクト 事業名 KPI 基準値(現状) 目標値(H31) ① 起業者支援事業 起業者数 - 3 人 ② 水道事業、集落排水 事業の再編 各事業再編による 常勤職員数 1人(H26) 5 人 ③ 村の観光プロガイド 育成事業 観光プロガイド数 - 7 人 ④ 海岸漂着物等地域 対策事業 雇用者数 - 4人 ⑤ (株)宇検村元気の 出る公社による農作 業の受託拡大 (株)宇検村元気の出 る公社の雇用者数 4 人(H26) 10 人 ⑥ 新規就農者助成事業 新規就農者数 0 人(H26) 5人 ⑦ 学童保育施設 設置事業 雇用者数 - 8 人 ⑧ 優良企業の誘致促進 企業誘致件数 - 1件 ⑨ 村企業立地等促進 条例の制度拡充 誘致企業従業員数 123 人(H26) 140 人 ⑩ プレミアム付商品券事業 消費額 (うち村外消費者 の消費額) 20 百万円 (H26) 13百万円/年 (7百万円/年)
10 【事業概要】 ① 起業者支援事業 県内外の観光客をもてなす新たな取組や特産品開発・加工販売を実施する起業家 及び小さな拠点づくりに積極的に参画する起業家に対し支援を行う。 また、村内に少ない女性の起業家を育成することにより、きめ細かいサービスを 行える女性の社会進出を支援し、新たな雇用の創出を図る。 ② 水道事業、集落排水事業の再編 水道事業、集落排水事業に地方公営企業法を適用化し、独立採算を目指すととも に、各事業の体制再編において雇用の促進を図る。 また、PFI等を活用し、県内外の企業と協力して人材の育成や新たな雇用の促 進を図る。 ③ 村の観光プロガイド育成事業 奄美大島エコツーリズム推進協議会開催のエコツアー研修制度(ガイド養成制度) を活用し、同協議会が定める登録・認定ガイドを育成し、商工会や地元企業と連携 した着地型観光の商品化を行う。 また、生涯学習講座の「うけん地元学」等における受講者を集落案内ガイドとし て育成し、宇検村観光物産協会を総合案内窓口とした観光ガイド業での雇用を創出 する。 併せて、今後増加が予想される外国人観光客の為に通訳兼ガイドの育成を行う。 ④ 海岸漂着物等地域対策事業 海岸線の景観と安全を守るため、漂着ゴミの回収や村内の啓もう活動を行う清掃 作業員を雇用する。 ⑤ (株)宇検村元気の出る公社による農作業の受託拡大 (株)宇検村元気の出る公社で作業員の雇用を行い、村内の遊休農地を利用し、 牧草やさとうきび等を栽培する。 また、堆肥製造の原料不足解消及び農作業の受託拡大を行うことで、各地区の遊 休農地を有効活用する。 ⑥ 新規就農者助成事業 既存の補助事業に該当しない小規模農家の生産意欲向上を図るため、村独自の助 成制度を創設し、農家の育成と新規就農者の定着を図る。
11 ⑦ 学童保育施設設置事業 学童保育施設を小学校区4カ所に設置し、村内の子どもたちが放課後を安心安全 に過ごせ、異年齢との交流による多種多様な体験活動を行うことができる総合的な 放課後対策を行う。 ・放課後のサポート学習(宿題など) ・集落の方との交流(昔遊び・島唄・島口・三味線等) ・食事改善グループとの連携(虫歯予防・健脳食・食事マナー) ・地域行事等の練習の場 また、地域(集落)の指導員を学童保育の指導員に雇用することで、村内での雇 用創出を図るとともに地域(集落)の教育力を高める。 本事業により、若い子育て世代が安心して働きやすい環境を整備することで、「安 心して子育てができる村」をアピールし、出生率の向上、移住・定住の増加を図る。 ⑧ 優良企業の誘致促進 事業者のニーズに対応した環境基盤の整備とその誘致のための情報発信や村出身 者等を通じた周知広報を実施し、本村の特性に合致する優良企業に対する誘致を推 進する。 ⑨ 村企業立地等促進条例の制度拡充 現状の企業立地等促進条例の雇用促進奨励金などを見直し UIO ターン者※4や新卒 者等の雇用増を既存企業に促す。 ⑩ プレミアム付商品券事業 プレミアム10%以上の商品券(プレミアム分は村が補助)を発行し、村内商工業 者からの購買額を増やし、村内経済の循環を促す。 また、村外への商品券販売を積極的に行い、村外者の消費額の増加を図る。 ※4 Oターン者:2地域居住者のこと
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3.基本目標②
(1)数値目標 数値目標 基準値(現状) 目標値(H31) 社会増減数 (転入数-転出数) ▲16 人(H26) 9 人/年 延べ宿泊者数 5,900人(H26) 8,000人/年 (2)具体的事業・重要業績評価指標(KPI) ◆“うけん”観光振興プロジェクト 事業名 KPI 基準値(現状) 目標値(H31) ① 村の観光プロガイド 育成事業【再掲】 観光商品開発件数 - 7 件 ② 観光施設等整備事業 【ケンムン公園】 【ふれあいの森公園】 【湯湾岳展望公園】 【リュウキュウイノシシ牧場】 入込客数 25,800人 (H25) 35,000人 /年 ③ リュウキュウアユを活用した 観光地域づくり団体 育成事業(広域連携) リュウキュウアユ個体数の増 1,098匹 (H26) 5,000匹 ④ 集落行事看板等 設置事業 行事看板設置数 道路案内標識設置数 入込客数 - - 25,800人 (H25) 14ヵ所 20ヵ所 35,000人 /年 ⑤ 無料 Wi-Fi の設置 Wi-Fi 施設整備 3 ヵ所(H26) 10 ヵ所 ⑥ ジョギング・バイク用コース 看板等整備事業 大学陸上競技部等 合宿者数 38人(H26) 50人/年 •新しい人の流れをつくるためには、観光面の 強化や移住・定住の定着化を図る必要がありま す。島内広域連携による取組の他、自然や文化 など村独自の特色を活かした事業を実施するこ とにより、定住・交流人口の増加を図ります。人を呼び込む
“うけん”づくり
13 事業名 KPI 基準値(現状) 目標値(H31) ⑦ バレーボール合宿 増加推進事業 中・高・大学等の バレーボール合宿者数 181人/ 10チーム(H26) 240人/ 14チーム ⑧ シマ時間体験センターの 活性化 体験学習参加者 40 人(H26) 45人 ⑨ 宮城県七ヶ宿町との 交流事業 交流人口 物産販売高 51人(H26) - 71人 80 万円 ⑩ 奄美大島満喫ツアー 助成事業(広域連携) 満喫ツアー利用者 延べ人数 859人(H26) 1,200 人 ⑪ 奄美大島 サンセットプロモーション事業 (広域連携) 旅行全体の満足度 (交流人口動態調査) 85.0%(H27) 90.0% ⑫ 奄美大島観光物産協会 組織強化事業 ( Web フ ゚ ラ ッ ト フ ォ ー ム 構 築・DMO)(広域連携) 奄美大島観光物産 協会 HP 閲覧数 153万 PV (H26) 300万 PV ⑬ ノラ猫の TNR 活動※5 実施(広域連携) 避妊数 - 100 匹 【事業概要】 ① 村の観光プロガイド育成事業【再掲】 ② 観光施設等整備事業 ケンムンの棲む郷・うけん観光ルート、湯湾岳展望公園、ふれあいの森公園施設、 リュウキュウイノシシ牧場等を整備し、村の中心部に位置する農産物直売所・黒糖 焼酎工場、やけうちの宿(コテージ・レストラン)への導線を確立し、世界自然遺 産登録を見据えた観光客の受入態勢を強化する。 ※5 TNR活動:TNRはTrap-Neuter-Returnの略称。ノラ猫を罠で捕獲し、不妊化の後に元の 場所に戻す活動のこと
14 ③ リュウキュウアユを活用した観光地域づくり団体育成事業 (広域連携) 絶滅危惧種であるリュウキュウアユを保護するため、河内川に生息する水性移入 生物(鯉・カメ等)の駆除を行う。 外来生物駆除対策を実施することにより、自然環境や世界自然遺産登録へ向けて の取組について、住民への意識啓発を行う。 また、奄美にしか生息しないリュウキュウアユの養殖を行い、地元レストランで のアユ料理提供や土産物として利用することにより、観光客増加を図る。 ④ 集落行事看板等設置事業 現在、観光スポットの看板は各集落に設置しているが、集落行事の看板は無いた め、本村14集落に年間の集落行事看板を設置する。 看板及びHPに行事等の詳細を掲載し、各集落の行事・人の魅力発信で観光客を 呼び込む。併せて、道路案内標識の設置を進め、交流人口・滞在客の増加を図る。 ⑤ 無料Wi-Fi の設置 本村の観光スポット等に無料 Wi-Fi を設置し、観光客のSNS(Twitter、 Facebook 等)発信を促すとともに、SNS発信に伴うさらなる観光客を呼び込む。 ⑥ ジョギング・バイク用コース看板等整備事業 本村一円にジョギングやバイクツーリングコースの案内板を整備し、ウォーキン グ等による村民の健康増進と毎年合宿で来島する東北福祉大学陸上競技部やトライ アスリート・ロードバイク愛好者等を呼び込むことで、交流人口の増加を図る。 併せて、今後増加が予想される観光客用にレンタサイクル等の整備検討も行う。 ⑦ バレーボール合宿増加推進事業 本村は、バレーボール競技が盛んな地域で、毎年多くの学生等がバレーボール合 宿で訪れる。 今後も、民間企業と協力しながら、継続して島内外のバレーボールチームの合宿 ほかスポーツ関係の合宿等を呼び込むことで交流人口・宿泊者の増加を図る。 ⑧ シマ時間体験センターの活性化 本村の自然を活かした、海・川・山の体験メニューの作成、マリンスポーツの充 実(水上バイク・シーカヤック)、宿泊棟の整備を行い、シマ時間体験センターの活 性化を図る。
15 ⑨ 宮城県七ヶ宿町との交流事業 小学 6 年生を対象に冬季七ヶ宿町へ本村の児童を派遣、夏季は七ヶ宿の児童が本 村へ来て交流研修を実施している。今後は両町村の物産品販売等も実施し、交流人 口と村内物産品の販売拡大を図る。 ⑩ 奄美大島満喫ツアー助成事業(広域連携) 奄美大島満喫ツアー実行委員会(奄美大島 5 市町村で設置)が実施するツアーへ 助成し、観光客の増加を図る。 ※助成対象(バス助成、商品造成、イベントコンベンション、チャーター助成、学 生スポーツ合宿、国内修学旅行) ⑪ 奄美大島サンセットプロモーション事業 (広域連携) 「夕日と人と集落」を素材とした観光プロモーションを実施し、奄美大島への観 光客来島・再来島を促すため、国道メインの観光ルートだけでなく西回り観光ルー トの確立を図る。 ⑫ 奄美大島観光物産協会組織強化事業(Webプラットフォーム構築・DMO) (広域連携) 奄美大島全体を1つの集客装置と見立て、地域全体の多様性をまとめるプラット フォーム機能としてのDMOを確立するとともに、奄美ブランドとして取り組むべ き事業のベクトルを揃えた効果的な施策を打ち出すための基盤整備を行う。 ⑬ ノラ猫のTNR活動実施(広域連携) ノラ猫の TNR 活動を実施し、世界自然遺産登録を見据えた環境整備を行う。 ・ノラ猫の実態調査(ノラ猫の実態を調査し、ノラ猫台帳を作成) ・ノラ猫の避妊手術(集落単位で避妊手術を行い、術後は捕獲場所に放す) ・避妊手術後のノラ猫数調査(術後、年を追ってノラ猫数を調査する)
16 ◆移住・定住推進プロジェクト 事業名 KPI 基準値(現状) 目標値(H31) ① 地域おこし協力隊 の活用 隊員数 0人(H26) 6人 ② 田舎暮らし体験 推進事業 田舎暮らし体験 参加者数 0人(H26) 20人 ③ 親子山村留学事業 の拡充 親子山村留学による移 住世帯数 0世帯(H26) 2 世帯/年 ④ 夢のシマ暮らし応援 事業 (やけうちルーキーズ) 移住者数 新規雇用者数 - - 10人 6人 ⑤ 南部大島移住・交流 推進事業 (南部三町村連携) 出会い交流・移住体験 ツアー実施による移住者 数(3町村合計) 0人(H26) 40人 【事業概要】 ① 地域おこし協力隊の活用 本村の地域おこしに意欲のある都市部の人材を呼び込み、その定住・定着を図る ことで村内各集落の維持・強化につなげる。 また、隊員の定住を促すために、村独自の支援助成等も検討する。 ② 田舎暮らし体験推進事業 本村への移住を促すために、村外者の「田舎暮らし体験」を推進し、集落散策・ 先輩移住者との交流・仕事体験・集落行事見学等、本村の魅力発信や移住への具体 的な動機付けを図る。 ③ 親子山村留学事業の拡充 現在2校区で実施している親子山村留学を他校区へ拡大し、本村への移住を推進す る。併せて、雇用推進協議会(仮)等を組織し、村内の就業先の開拓、公営住宅の建設 や小規模住宅改修などによる住宅の確保、空き家情報の収集等、一元的な管理及び 情報の発信を行う。
17 ④ 夢のシマ暮らし応援事業(やけうちルーキーズ「役場若手職員・チャレンジ世代」) 空き家等の実態を把握し、貸出の可否、リフォームの必要性・費用等の算出や空 き家バンクのデーターベースを作成する。 空き家等にある荷物を預ける場所があれば家を貸すことができる人を対象に、村 営コンテナ倉庫を整備し貸し出す。 併せて、移住・定住ツアーのコーディネーター人材を育成し、就労体験や地元教 育機関等の体験を通し、移住者の増加と新規雇用を推進する。 ⑤ 南部大島移住・交流推進事業(南部三町村連携) 南部三町村(瀬戸内町・宇検村・大和村)で移住体験ツアーや出会い交流ツアー を実施し、出会い・交流の場を設けることにより、移住希望者や若者の結婚の希望 をかなえるとともに、交流人口を増やす。
18 4.基本目標③ (1)数値目標 数値目標 基準値(現状) 目標値(H31) 子育て環境の満足度 - 80% 合計特殊出生率 1.69(H24) 2.30 (2)具体的な事業・重要業績評価指標(KPI) ◆子育て支援プロジェクト 事業名 KPI 基準値(現状) 目標値(H31) ① 入学祝い金等の助成 拡充 子育て世代の 転入世帯数 10世帯 (H24-26 平均) 14世帯/年 ② 保育所利用料の 軽減・無料化 ③ 義務教育児童の 給食費等保護者負担 金無料化 ④ 島内高校通学者への バス定期券補助の 継続 ⑤ 学童保育施設 設置事業【再掲】 保育施設の設置数 利用者数 - 4ヵ所 40 人 【事業概要】 ① 入学祝い金等の助成拡充 子どもの健やかな成長のための現行の経済的助成(入学祝い金、子育て支援金) の見直し・拡充を行う。 •本村の次代を担う若い世代の増加は、村に活 気を与え、更なる飛躍と発展の原動力となりま す。結婚・出産・子育ての切れ目ない支援によ り、子どもを生み育てる環境の充実を図ります。
“うけん”の次世代
を担うひとづくり
19 ② 保育所利用料の軽減・無料化 保育所入所児童の保育料の軽減制度を見直し、第1子から保育利用料を全額無料 とし、経済的負担・不安を軽減する。 また、子育て世帯の経済的負担感、不安感を緩和することで、第2子以降を望む 家庭の増加、子育て世帯の転入、保育所入所者数の増加を図る。 ③ 義務教育児童の給食費等保護者負担金無料化 義務教育児童の給食費等保護者負担金を無料とし、子育て世帯の経済的負担を軽 減することで、若い世代の移住者を増加させる。 また、給食の食材も食の安心・安全の観点から、地元食材を優先的に使用し、地 産地消も推進していく。 ①、②の事業と併せて行い、島内外へ広報紙・村 HP 等で子育て世代の移住・定 住を PR していく。 ④ 島内高校通学者へのバス定期券補助の継続 本村出身の高校生は、半数が村外へ移住(寮・下宿)するため、島内高校への通 学用定期券の全額補助を継続し、本村への定住促進を図る。 また、高校生活を村内で過ごすことにより、青年団活動等を通じて学生に本村の 魅力をより知ってもらい、高校又は大学卒業後、本村へのUターン増加を図る。 ⑤ 学童保育施設設置事業【再掲】 ◆結婚・出産促進プロジェクト 事業名 KPI 基準値(現状) 目標値(H31) ① 南部大島移住・交流 推進事業(南部三町村 連携)【再掲】 出会い交流ツアーに よる婚姻組数 - 1組 ② 結婚・出産祝い金等の 拡充 出生数 12 人(H26) 17 人/年 【事業概要】 ① 南部大島移住・交流推進事業(南部三町村連携)【再掲】 ② 結婚・出産祝い金等の拡充 出生児の健やかな成長のための現行の経済的助成(出産祝い金)の見直し・拡充 を行う。また、結婚祝い金支給を新設する。
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5.基本目標④
(1)数値目標 数値目標 基準値(現状) 目標値(H31) 生活環境の住民満足度 - 60% (2)具体的事業・重要業績評価指標(KPI) ◆生活環境向上プロジェクト 事業名 KPI 基準値(現状) 目標値(H31) ① 医療・商業機能等集 約拠点化事業【再掲】 年間利用者数 3 万人(H26) (うけん市場) 5万人 ② 定住促進住宅 整備事業 独身世帯用住宅 利用世帯数 子育て世帯用住宅 利用世帯数 長期賃貸住宅 利用世帯数 - - - 10 世帯 5 世帯 6 世帯 ③ 空き家リフォーム事業 利用世帯数 - 10 世帯 ④ 集落の拠点整備事業 整備件数 - 4 件 ⑤ 高速通信網整備 村内光ファイバー網整備 - 村内全 14 集落 •本村内には14の集落が点在し、少子高齢化が 進んでおり、各集落の存続が困難になってきて います。住宅や集落の拠点等整備や機能集約を 図り、各世代が住み慣れた地域で安心して暮ら せるような生活環境の創出・再構築を図ります。結いのこころで
つながる“うけん”
づくり
21 【事業概要】 ① 医療・商業機能等集約拠点化事業【再掲】 ② 定住促進住宅整備事業 ・独身世帯用住宅整備 村に少ない独身世帯用の住宅を整備(戸建の集合地やマンション)し、低額 で借りることができるようにする。 ・子育て世帯用住宅整備 子育て中の世帯用の住宅を整備(もしくは戸建てで集合した地区)し、低額 で借りることができるようにする。 また、交流スペースをつくり、子育て中の母親が、生活の中で自然と交流を 持ち、子育て用品(オムツ・ミルク等)が買える小さな売店や託児所などの支 援サービスも取り入れる。 ・長期賃貸住宅整備 村が民間住宅を20年間賃貸し、当該住宅の改修工事を行い、移住希望者に 貸し出すことにより、定住促進と人口の増加を図る。 ③ 空き家リフォーム事業 村内の空き屋を調査し、貸すことができる空き屋をリフォームして、各集落に最 低 3 件ずつ用意し、移住者等の住居を確保する。 ※空き家が古民家であれば、古民家再生プロジェクトのように元の素材を活かす。 ④ 集落の拠点整備事業 平成 27~29 年度までの3カ年、久志校区(3集落)の活動拠点として民家を改 築するモデル事業を実施する。 「自由に集う場」「子育て支援の場」「健康作りの場」「日常生活の支援の場」「交 流の場」として福祉拠点の仕組みを確立する。 今後、「小さな拠点づくり事業」等を活用し、他の3校区へも波及させる。 ⑤ 高速通信網整備 現在、村内は ADSL 回線が整備されているが、地区によっては回線スピードが遅 く、住民から不満の声が上がっている。 また、誘致企業からも光ファイバー網整備の要望があり、今後の企業誘致や起業 促進のためにも、光ファイバー網未整備の他町村と連携し整備を推進する
22 ◆結いのむらづくりプロジェクト 事業名 KPI 基準値(現状) 目標値(H31) ① 地域づくりによる 介護予防推進事業 開催教室数 参加者数 要介護認定率 - - 20.8%(H26) 18 教室 150 人 22.1%以下 ② 消防団員の育成強化 AED 設置 住民の防災意 識の向上 6集落(H26) ― 全集落に設置 70% ③ 村民魅力化事業 (やけうちフューチャーズ) チャレンジ世代 活動人員 ワークショップ 開催数 イベント開催数 イベント集客数 - ― ― ― 100 人 4 回/年 3 回/年 300 人/年 ④ 医・歯学部進学者への 奨励金制度の創設 医・歯学部進学 者への奨励金 利用者数 - 2 人 【事業概要】 ① 地域づくりによる介護予防推進事業 平成 27 年度に、モデル地区において地域づくりによる介護予防推進支援モデル事 業を実施し、28 年度以降は住民主体の「いきいきどぅくさ(元気・健康)体操」教 室の普及及び開催場所の拡大を図り、高齢者の通いの場を充実させ、活動的な高齢 者の増加並びに元気な地域づくりを推進する。 この事業で活動的になった高齢者は、今後の地域づくり・まちづくりの担い手人 材として活かしていく。 ② 消防団員の育成強化 地域防災のリーダーとして、各地区の消防団員の育成強化を図り、消防団の自主 防災組織の指導や救急救命講習会により、地域の安心・安全な暮らしを守る。 また、AED の全集落配置と女性消防団員の募集を行う。
23 ③ 村民魅力化事業(やけうちフューチャーズ「役場若手職員・チャレンジ世代」) 官民共同で連携を図り、村内の若者のモノづくり(空き家再生DIYスキル)、プ ロモーション(SNS・フリーペーパー等による村の情報発信)、プランナー(イベン ト企画・運営)の人材養成を行う。 また、人材養成や子どもの学び場づくりを通して、村の活性化・村民の魅力化を 推進する。 ④ 医・歯学部進学者への奨励金制度の創設 本村内外の医学部・歯学部希望者に対し、新たな教育資金制度を創設し、医学部・ 歯学部在籍中に係る入学金、授業料等を村が奨学金として貸与する。 医師、歯科医師の国家資格を取得し、宇検村診療所で勤務することを条件で奨学 金返済を免除し、卒業後 10 年~20年の間に勤務することとする。 勤務年数は5年以上とし、勤務しない場合の奨学金は全額返納とする。