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スポーツ選手の傷害について 一女子ハンドボール選手の傷害調査から一

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(1)

スポーツ選手の傷害について 一女子ハンドボール選手の傷害調査から一

森口哲史*・岡本研二**・川合武司***・小林 徹****・金子元彦*

(1998年10月6日受理)

The Ir巾ry of the Athletes

一The Injury Investigation of the Woman Handball Players一

Tetsushi MoRIGucHI,*Kenji OKAMoTo,**Takeshi KAwAI,***

Toru KoBAYAsHI****and Motohiko KANEKo*

(Received Octob釘6,1998)

はじめに

ハンドボール競技はヨーロッパにおいてトーアバルという女性競技を基に作られたといわれ,戸 倉14)によれば,女性スポーツとして発展し,健全な母体の育成を主眼としていた歴史的背景もある。

日本にも女性児童向けのスポーツとして紹介され,当初は11人制の競技スタイルで発展したが,現 在では競技スペースの縮小化と様々なルール改正もあって,40m×20mのコートで1チーム7人制を

とっている。この競技特性を岡本10)は,攻守混在型のパスゲームの範疇に属し,ゴール目標型の特 徴を有したものとし,他球技との違いはステップの制限と身体接触の許容範囲で,これはボール操 作の容易性と身体操作の自由度によって決められている,と述べ,さらに大西11)は運動特性につい て,格闘球技と表現される動きの中で,1試合1万メートルを2本走破するのと同強度な有酸素運動 の一面を有し,その中には無酸素性パワーが要求される局面が同時に存在することを示している。

このように,多大な運動量とスピーディーな動きの中で,激しい身体接触を伴いながら展開して いくハンドボール競技は,傷害の発生が最も多い球技の一つに発展したといってもよいだろう。そ れはいくつかの外傷・障害調査3)8)9)15)からも伺うことができ,実際にチェコスロバキアのトップスポ 一ツセンター(SVS)を引退した他競技の女性スポーツ選手は「競技力の低下」を引退理由に挙げて いるのに対し,ハンドボール選手は「健康上の問題や不安」を筆頭に挙げている。1)わが国でも学校 体育にハンドボール競技が導入され,競技人口の増加に伴って幅広い年齢層で生涯スポーツとして

*順天堂医療短期大学看護学科

**茨城大学 教育学部保健体育講座

***順天堂大学 スポーツ健康科学部

****芝浦工業大学

(2)

発展する可能性があるため,生涯健康の観点からも外傷・障害の予防は重要視されなければならない。

しかし,他の身体接触を伴うスポーツに比べ外傷・障害に関する報告や調査は多いとは言えず,特に 身体の形態上外傷・傷害の発生が大いに懸念される若年層や女性競技者についての報告は少ない。

そこで本研究は,女子ハンドボール選手に着目し,その外傷・障害の特徴を把握し,発生過程を 分析し考察する事で,教育・競技場面におけるスポーツ外傷・障害予防の基礎資料を得る事を目的と

した。

研究方法

1.対象

関東学生ハンドボール1部リーグに所属する大学女子ハンドボールチーム3チーム(98名)で,部 員は体育系学部・学群,教育系学部に所属していた。尚,この3チームは全日本学生ハンドボール選 手権大会等においても上位に位置し,優秀な成績を収めているチームであった。

2.期間

調査期間は,1996年5月から1996年7月であった。

3.内容

研究の内容は質問紙表による調査で,外傷・障害についての実態調査を行った。なお,調査項目を 2つで構成し,調査項目1と調査項目Hとした。調査項目1は,今までハンドボールによって受けた 外傷・障害の既往歴を中心に構成し,調査項目Hは,調査日からさかのぼって1年以内に発生した比 較的新しい外傷・障害に限定し,発生状況がより詳細に把握できるよう自由記述方式で行った。調査 表に記した主なものは下記のとおりである。

a.対象者のプロフィール(競技歴,学年,練習日数・時間等)

b.調査項目1(過去の既往歴,後遺症,手術の有無,練習継続状況等)

c.調査項目H(過去1年以内に受けた実際の傷害部位,種類,状況,原因,治療機関,治癒の状態,

手術の有無)

尚,外傷・障害については,いわゆる明らかな外力によって人体組織が損傷したもの(外傷)と,

ある一定動作の繰り返しや同部位の使い過ぎなどによって運動器官に微少外傷の蓄積もたらし,病 変が潜行的に進展したもの(障害)とを総称して,「傷害」とした。以下外傷・障害を「傷害」と称す。

4.集計と分析

調査結果の集計は,SPSS 8. O for windowsを用い,単純集計と順位データの解析を行った。項目 間の関連と差異を見るために,正規分布を仮定できない場合の検定としてNonpalametric Testを行い,

2つの独立項目の場合にはMann−Whitney test,複数の独立項目の場合にはKruska1−Wallis testを行っ

(3)

た。さらに,傷害に関する項目の特徴を見るために,実測度数と期待度数の調整済み残差による残 差分析(Adjusted Residual)を適用した。 Adjusted Residua1は,平均0,標準偏差1の正規分布に近似的 にしたがう為,この性質からAdjusted Residual値2.0以上のものは,特徴的な個所であると見なした。

結果

1,対象の概要

対象の概要は表1に示した。対象の学年は,1年生21名,2年生23名,3年生28名,4年生26名であった。

競技歴を見ると6年以上の競技歴を有しているものが66名(67.3%)と最も多く,3年〜6年が27名(27.6

%),3年未満の者は僅か5名であった。練習日は週5日に13.3%,週6日に85.7%で,一回の練習時間 は2〜3時間に56.1%,3時間以上が43.9%と長いものであった。

表1対象の概要 学年       練習日数

Frequency(人)  Percent(%)      Frequency(人)  Percent(%)

1年生      21       21.4       週5日     13       13.3 2年生     23      235      週6日     84      857 3年生      28       28、6       毎日      1       1.0 4年生     26      2a5       Total     98      100

Total         98       100

n=98 n=98

競技暦       練習時間

Frequency(人)  Percent(%)      Frequency(人)  Percent(%)

3年未満     5      5.1       2〜3時間    55      5al 3〜6年未満   27      27.6      3時間以上    43      43.9 6年以上     66      673      Total      98      100

Tota1         98      100

n=98 n=98

2,調査項目1(過去の既往歴,後遺症,手術歴,練習継続状況)

a.既往歴について

既往歴について,まず既往数を表2に示した。今までにプレーに差し支える傷害を10回以上受けて いるものが9.2%,7〜9回が9.2%,4〜6回が26.5%,1〜3回がModeで48%であった。プレーに差し支 える傷害を受けたことのないものはわずか7.1%のみで,約93%のものが傷害を経験していた。既往 数から傷害頻発者の受傷部位の特徴を見るために,過去最も多く受傷した部位との残差分析結果を 表3に示した。その結果,10回以上群では肩部(adjusted residual L5)に若干の特徴が伺えた。4〜6回 群に顔面・頭部(2.2),1〜3回群に手部と膝部(共に1.8)であり,プレーに差し支えるまでの傷害を 受けたことの無いものでは,下腿部(2.9)の傷害(違和感や痛み程度の)が特徴的であった。

(4)

表2既往数(プレーに差し支える程度の傷害)

既往数

Frequency(人)  Peτcent(%)

10回以上      g       a2 7〜9回       9       92

4〜6回      26       2a5 1〜3回      47       4&0

受けていない    7       7、1 Total         98         100

n=98

表3 既往数別 既往傷害最多発生部位(Adjusted Residual*)

傷害部位

顔面・頭部肩部上腕〜手部腰部 大腿部膝関節部下腿部足関節部その他得にない 10回以上   一α6  1.5  −0.8  0  −0,3  0、3  −0.7  α7  −0.6 一α6

7〜9回         1.1    一α6   −0.8    0    −0.3   −O.6   一α7    14    −0.6   −0.6 4〜6[亘1        2.2     0.3    −0.6    0.8   −0.6    −1    −0.3    0.3     0.3    −1.2 1〜31亘1        −2    −0.5    1.8    −0.8    1      1.8    −0,4   −0.7    0.7    −0.9

受けていない 一〇.6 −0.5 −0.7  0.3 −03 −L3  2.9  −L6 一α5  54

*実測度数と期待度数の調整済み残渣。平均q標準偏差1の正規分布に近似的にしたがうため,2の以上は特徴的な個所

ハンドボールの傷害によって何らかの後遺症を有しているものは48名(49%)おり,約半数とい う高い値であった。後遺症がないものはわずか25あ%にすぎなかった。手術療法の経験者は25名(25る

%)見られ,4人に1人は手術療法を受けていた。また,図1に示す通り,既往数と後遺症・手術歴と の関連を見るために,Kruskal−Wallis TEST及び, Mann−Whitney TESTを行った。既往数によって後 遺症の有無に有意な差があり,既往数が多いものほど有意に高い割合で後遺症を有していた。特に 10回以上群では後遺症保有率が100%であった。一方,手術の有無との関係についても同様に,手術 の有無によって既往数に有意な差が見られた。10回以上のいわゆる傷害頻発群では55.6%のものが手 術を経験しており,7〜9回と4〜6回群では22.2%〜34,6%,1〜3回群では19.1%と低い値を示した。未 経験群では0%であった。

後遺症       手術療法

(%) (%)

100 100

50 50

0 P順

7商9 4商6 1〜3受けて いない 0 10回以  7−9回上

4〜6回

  受けて1〜3回  いない

■後遺症あり 100 66.7 46.2 44,7  0

腫手術あり 55,6  222 34.6 19.1   0 ロわからない 1t1 423 27,7  0

ロ手術なし 44.4  77.8 65.4 8α9  100 ロ後遺症なし 22.2 11.5 27.7  100

ManrWhitney Test P〈α05 Kruskal−Wallis Test P〈0.01

図1既往数別 後遺症と手術療法の有無

(5)

(%)

80

60 40

20

0 .、じ {、中 霞     跡    _冨ノ 普通に続け 別メニューで 行わなかっ

●10回以上 0 77.8 22.2 口1〜3回 23.4 59.6 17

Mann−Whitney Test P〈0.01 図2既往数別 傷害時練習継続状況

一方,練習の継続状況でも傷害頻発群とそうでないものとの間に有意な差が見られ,図2に示す通 り,10回以上の傷害頻発群では受傷時に通常の練習を継続しているものはおらず,別メニューで行う ものが77.8%,練習は行わないものが22.2%であった。傷害が比較的少ない1〜3回群では,通常の練 習を続けていたものが23.4%,別メニューが59.6%,練習を行わないものは17%見られた。ただし,

ここでは傷害の程度は分からなかった。

補足であるが,既往歴と同時に,選手個人に傷害予防のための対策を聞いたところ,「身体作り」

としたものが全体の64.3%,「良い生活習慣の確立」としたものが12.2%,「休日の増加」としたもの が10.2%であった。練習内容や動作そのものに対策をおいているものはほとんど見られなかった。

3,調査項目II(過去1年以内に受けた実際の傷害について)

a.傷害の発生と対象との関係

過去1年以内に受けた傷害について,傷害を受けたものは78名(79.6%),受けていないものが20名 で,約8割にも上るものが傷害を受けていた。傷害数を見ると,1回が34名,2回が29名と多く,3回に 11名,4回のものは4名であった。1年以内に78名で延べ141件の傷害が発生していた。

選手のプロフィール(学年・競技歴)との関連を見るために,傷害の有無についてそれぞれKrus一 kal−Wallis TEST及び, Mann−Whitney TESTを行い,図3に示した。傷害発生の有無は,学年において 有意な差は見られず,競技歴において有意な差が見られた。競技歴が3年以内のものは,3〜6年・6年 以上のものに比べ傷害を受けていない割合が有意に高かった。特に競技歴が6年以上のものは,約9 割という高い割合で年内に受傷していた。一方,傷害数との関係では,学年,競技歴の双方とも有 意な関連は見られなかった。

b.傷害の概要と部位別特徴

傷害の概要を表4に示した。傷害部位は下肢関節部に集中しており,膝関節部に32件(22.7%),足 関節部に40件(28.4%)であった。これらは全体の約半数を占めていた。上半身の各部位についても 肩部に16件(11.3%),腰部に14件(9。9%),顔面・頭部,上腕〜手部にそれぞれ10件(7.1%)発生

していた。傷害の発生部位ををトータルで見ると上半身に約36%,下半身に約60%の割合であった。

傷害の種類は,捻挫(39件)及び靭帯損傷(17件),半月板損傷(9件)が目立ち,脱臼,骨折,打 撲といったものが多く発生していた。全体的に重症度の高い傷害であった。傷害の発生状況では,各

(6)

競技歴 学年

100

100

80 80

置    躍一      一

60 60

%  40

一      一

40

f

20 20

学㌔慧暁 鵜ン 争       ♂セ バ㌃      竃

o

一3年末満一一一3万6年 6年以上 0 †年生 2年生 3年生 4年生

冒傷害あり 20 70.4 87.9 ■傷害あり 81 73.9 71.4 92.3

ロ傷害なし 80 29.6 12.1 ロ傷害なし 19 26.1 28.6 7.7

Mann−Whitney Test P<0.01 Mam−Whitney Test non sl9.

図3対象の概要と,年内の傷害の有無

構成項目にさほど偏りなく発生していたが,接触27件(19.1%)と着地時23件(16.3%)が他の項目 より多かった。発生原因は「不可抗力」40件(28.4%)についで,「わからない」,「疲労」,「不注意」

がそれぞれ約15%ほどで続いていた。治癒の状態を見ると約36%は完治していたが,「プレーでき ない」を含むプレーに悪影響を与えるとしていたものは44%と高い割合であった。手術療法は141件 中11件の傷害において行われていた。しかし本調査では手術の程度,内容までは把握できなかった。

表4過去1年以内の傷害の概要

既往数         既往数         既往数        既往数

Frequency(%)      Frequency(%)      Frequency(%)      Ffequency(%)

顔面・頭部  10(7.1) 骨折     8(5.7) 転倒    ll(7.8) 疲労    21(14.9)

肩部    16(ll.3) 捻挫    39(27.7) 接触    27(19.1) 睡眠不足   1(0.7)

上腕〜手部  10(Zl) 脱臼    10(7.1) ジャンプ   5(3.5) 不注意   21(149)

腰部     14(9.9) 靭帯損傷   17(12.1) 着地     23(16.3) 突然の練習  3(2.1)

大腿部    9(6.4) 打撲     9(6.4) 走動作    10(n) 過大な練習量  9(6.4)

膝関節部  32(22.7) 創傷     1(0.7) ストップ  11(7.8) 難しい練習  6(4.3)

下腿部    4(2.8) 半月版損傷  9(6.4) 投動作   11(7.8) 天候     1(0.7)

足関節部  40(28.4) 肉離れ    8(5.7) フェイント 13(9.2) コートの不備  4(2.8)

体幹部    2(1.4) ovemse,腰痛症 16(11.3) わからない 17(12.1) 不可抗力  40(28.4)

その他    4(2.8) その他   24(17.0) その他   13(9.2) わからない 22(15.6)

その他   13(9.2)

Total     141(100)  Tota1     141(100)  Tota1 141(100)  Total     141(100)

n=141       n=141 n=141       n=141

傷害部位別の傷害の種類発生状況から部位別の特徴を見るために,残差分析(a(恥sted residual)

を行った。その結果を表5に示した。顔面・頭部では,骨折(adjusted residua 13.4)で,発生状況は接 触(4.2)が特徴的であった。肩部では,脱臼(6.1)で,発生状況は投動作(5.7)であった。

手部では,骨折(4.9)で,転倒(2.7)。大腿部では,肉離れ(8.2)で,走動作(3.2)。下腿部では,

overusedと思われる疾患(4.1)で,ジャンプ(5.1)であった。実測度数が2番目に多かった膝関節 部では,靭帯損傷(5.0),半月板損傷(5.7)で,状況は着地(2.1),フェイント(2.1)が特徴的で

(7)

表5部位別傷害の種類と発生状況(A(恥sted Residual*)

傷害の種類

骨折  捻挫  脱臼 靭帯損傷 打撲  創傷 半月版損肉離れ overu陥腰痛症 その他 顔面・頭部  3.4  −2 −0.9 −1.2  1.8  3.6 −0.9 一α8   −1.2    2 肩部     一1 −26  6.1 一α8   0 −0.4 −1.1  −1    0.2    1.6 上腕〜手部  4.9 −1.3  α4  α8 一α9 −0.3 −0.9 −0.8   −1.2    0.3

腰音匡       一1  −1.8  −1.1   −1.5    〔Ll  一α3    −1   −1       75     −0,3

大腿部   一〇。8 −1.9  0.5 −1.1  α6 一α3 一α8  82   −1.1   一α5 膝関節部  一L6  −4  −1   5  0.8 −0.5  57 一α7   −1.7   一α2 下腿部   一〇.5 −1.3 一α6 −0.8 −0.5 −0.2 一α5 −0。5    4.1    0.4 足関節部  一L8 10.4 −2.1 −1,6  −2 一α6  −2 −1。8   −27   −2.4 体幹部    2.7 −0.9 −0.4 一α5 一α4 一α1 −0.4  2.7   −0.5   一α6 その他    α6 −0、1 一α6 −0、8  1.5 −0.2 一α5 一α5   −0,7    1.8

発生状況

転倒  接触 ジャンプ 着地 走動作ストップ投動作フェイント わからない  その他 顔面・頭部  α3  4.2 −0.6 −1.4  0、4  −1  −1  −1   −1.2    0.1 肩部    一1.2  1.3 −0.8 −1.2 −1.2 −1.2  5.7 −1.4    0.1   −0.4 上腕〜手部  27  1.7 一α6 −0.6 −0.9  −1  0.3  −1   −1.2    α1

腰音区      一〇.1  −1,2  −0.8   −0.2  −1.1  −1.1     1  −1.3       37       0.7

大腿部   一〇.9  1.l  l.3 −1.4  3.2 一α9 −0.9  −1   −1.1    1.4 膝関節部   1.1 −1.6 −1.2  2.1  −1 一α4 −1.9  21    1.3   −1.4 下腿部   一〇、6  −1  5.1 −0.9 −0.6 一α6 一α6 −0.6    0.8    1.1 足関節部  一〇.8 −22  α6  1.8  0.8  4.1 −2.2  2.1   −22   −1.1 体幹部   一α4  1。1 −0.3 一α6 一α4 一α4  2.2 −0.5   −0、5   −0.5 その他   一〇.6  −1 −0.4 −0.9  1.4 −0.6 −0.6 一α6    0.8    2.9

*実測度数と期待度数の調整済み残渣。平均q標準偏差1の正規分布に近似的にしたがうため,2.0以上は特徴的な個所

あった。実測度数が最も多かった足関節部では,捻挫(10.4)で,状況はストップ(4.1),フェイ ント(2.1),着地(1.8)であった。腰部は特定の傷害種類(腰痛症等)が確立されており,発生状 況は「わからない」(3.7)であった。

傷害発生部位別の治癒の状態を表6に示した。Kruskal−Wallis TESTによってそれぞれの部位の治癒 の状態には差があることが示唆された。内訳を見ると骨折の多かった顔面・頭部部と上腕〜手部に おいてプレーできないものが多く見られ,顔面・頭部部に10%,上腕〜手部に20%であった。その 他には腰部,膝関節部,足関節部に見られた。傷害がプレーに差し支えるとしたものは,腰部で最 も多く64,3%,上腕〜手部,膝関節部,下腿部でそれぞれ50%であった。完治率の高かった部位は 顔面・頭部で60%,大腿部で55.6%であった。

なお体幹部については度数が2件のため統計上他の部位との比較は困難であった。事例的には肋軟 骨の骨折と腹部の筋損傷であった。治癒の状態はその2件とも完治していた。

(8)

表4過去1年以内の傷害の概要

既往数

完治した  プレーに影響しないプレーに影響する プレーできない  その他 顔面・頭部    60.0%     20.0%      0.0%      10.0%    10。0%

肩部       31.3%     18。8%     3L3%      0.0%    18・8%

上腕〜手部    3α0%      α0%     50.0%     20.0%     0.0%

腰部       71%     14。3%     64.3%      7.1%     71%

大腿部      5臥6%     11.1%     333%      0。0%    α0%

膝関節部     12.5%     21.9%     5α0%      9.4%    6.3%

その他     10α0%     0・0%      0・0%      0・0%    α0%

25.0%       50.0%       25.0%      α0%      0.0%

Total      30.5%        19.1%         376%      64%       6、4%

n=141  Kruskal−Wallis Test P<0.05

考察

ハンドボール選手の傷害の特徴と傷害発生過程

1.傷害の特徴

a.傷害の概要について

プレーに支障をきたす傷害を受けた経験のある者は全体の93%に上り,さらに,過去1年以内に 傷害を受けたものが約80%に上ることからもこのスポーツの激しさを伺い取ることができた。過去 1年以内に受けた傷害は78名で述べ141件発生し,多いものは1人で4件もの傷害を受けていた。日 本ハンドボール協会が1988年に行った調査8)において,大学女子ハンドボール選手392名中60件の傷 害が発生していた事を報告しているが,本調査はこの結果と比較しても非常に高い頻度の傷害発生 数(率)である。この傷害発生数(率)の違いは,調査対象の競技レベルの違いや同協会に大学側か ら正確な傷害発生数が申告されたか否かによるものとも考えられるが,そればかりではなく,年々 向上している競技レベルとそれに伴う身体接触の過激化に起因している可能1生も無視できないので はないだろうか。刻一刻と移り変わる選手側(身体形態やスキル)と競技面(戦術や競技レベル),

また,ルール面までを踏まえた傷害の特徴を認識することが傷害予防の出発点と言えよう。

傷害の内訳は発生部位(過去1年以内に発生した傷害)において,上半身に36.2%,下半身に60.2%

であった。この割合はHoeberings.3)らのオランダハンドボール選手の調査(上肢部に30%,下肢部に 56%)とほぼ一致していた。また,他競技ではあるが身体接触の多い女子サッカー選手の傷害調査7)

の結果(上肢部に37.5%,下肢部に62.5%)と類似していることも興味深い。竹村の調査13)を見る と女子スポーツ選手の傷害の特徴として16才から20才を中心とした年齢層に集中しており,傷害の 発生部位は下肢部の中でも特に膝関節部に目立つことを示しているが,本調査においても膝関節部

(9)

と足関節部の傷害発生数は非常に多かった。特に膝関節部では手術療法が最も多かったことからも この部位の傷害は競技生命を左右するといっても過言ではないだろう。既往歴で最も多かったのが 足関節部の捻挫であり,全体の約50%にも上った。

また,選手の学年や競技歴また住居形態といった個人情報と傷害発生との関連性を見る為の,過 去1年以内の傷害の有無と傷害発生数については,学年において傷害発生の有無との間に有意な関連 は見られず,競技歴との間において有意な関連が見られた。1年以内の傷害の発生は,学年いわゆる 年齢によって差異はなく,どれだけ長くハンドボール競技を行っているかという競技歴において有 意な差異が見られた。吉田15)の調査では体力不足と練習の不慣れによって低学年(大学1,2年生)

に傷害は多いと報告されており本調査結果とは異なっているが,近年の中高校生の競技力向上によ るプレーの過激化と,即戦力としての大学側の入部者受入れ態勢が,今回の低学年の傷害発生人数 の増加という結果を引き起こしたのではないかと推察された。しかし,1年以内に傷害を受けたもの の傷害発生数では,学年・競技歴のいずれとも有意な差異は見られなかった。これらの結果から,1 年以内の傷害発生の有無は,学年に関係なく競技歴が長いものほど発生しているが,その傷害数は 学年・競技歴には関連性がないことが示唆された。過去の既往歴ばかりではなく,1年以内の傷害に ついても競技歴の長いものに傷害の発生が多かったことは非常に興味深く,推測ではあるが古傷の 再受傷や後遺症,または競技活動への悪い意味での「慣れ合い」が関与しているのではないだろう

か。

b.傷害頻発者について

傷害頻発者の特徴を見る為に,既往歴(過去何回プレーに差し支える傷害を受けたか)を軸に分析 した結果,次のような特徴が得られた。

まず,傷害頻発数別の過去最も受傷した部位と種類の残差分析結果から,10回以上の既往歴のある 者では肩部,7回〜9回の者で足関節部が特徴的な頻発者の傷害発生部位であった。しかしこの結果

は実測度数と期待度数の差であり,調整済みの特徴である為,いずれの群においても実測度数が多 かった足関節と膝関節に傷害が発生していることを忘れてはならない。ただし,10回以上の頻発者の 肩部の傷害は他の部位と比べても特徴的であり,突発性外傷・慢性障害の両方の危険性を有している 為,その因果関係を追求する必要性があると思われた。同様にプレーに差し支える傷害を受けたこ との無い者が,傷害を自覚しづらい下腿部に傷害が多いこと,また足関節部に少ないことも,overused との関連で今後の検証課題としたい。

傷害時の練習状況は,傷害頻発者とそうでないものとの間に有意な差異が見られ,4回〜6回の者,

7回〜9回の者で約90%の者が通常の練習は行っていなかった。10回以上の頻発者については100%

通常の練習は行っておらず,約80%が別メニューで残り20%が全く練習できない,としていた。傷 害からの回復には運動不可期間(安静期)は不可欠であり,その点では今回の4回〜10回以上の頻発 者の受傷時の練習状況は理解できるものであった。しかし,1回〜3回の者で23.4%,プレーに差し支 えるほどの傷害は受けたことがないものはで71.4%が,傷害時(軽いものも含む)に通常の練習を 続けていたことは軽視できない。「これくらいのけがや痛みは大丈夫であろう」と言う選手側,「そ れくらいのけがなら練習を休むな」という指導者側,このような傷害に対する対処法が傷害の程度 に関係なく適しておらず,現に後遺症及び手術療法の双方において傷害頻発者に有意に高い割合を 示していたことからも,初期の適切な処置を怠ることなどによって傷害頻発者を増やすことは絶対

(10)

に避けなければならない。

2.傷害部位と発生過程 a.顔面部と頭部について

顔面・頭部においては傷害の種類との残差分析結果から,骨折・創傷・打撲が特徴であった。し かし度数が1件のみの創傷を除けば,骨折の発生が最も顕著だと言えよう。これらの傷害の発生状況 は接触によるものが殆どであり,他の状況における顔面・頭部への傷害は認められなかった。原因 は不可抗力のみが顕著な特徴であった。これらのことより顔面・頭部の傷害は,何の前触れもなく 予期せぬ突発的な衝突や接触によって発生したのではないかと考察された。

顔面・頭部は皮膚組織と骨格との間の筋組織が薄い上に露出しており,ハンドボール競技におい てはヘルメットやフェイスガード等の類は着用しないため,傷害は骨格にまで及ぶ重大なものとな る可能性は高い。それは,顔面・頭部における10件の傷害のうち,何らかの外科的手術が3件(骨折 2件,創傷1件)行われていることからも伺える。また,傷害発生状況においての「接触」は,選手 対選手だけではなく,選手対ボール,選手対床面やゴールポストに衝突する場合もある。フィール ド選手においては主にオフェンスとディフェンスの選手同士の接触が殆どであると考えられ,その 詳細は正面同士のストップやフェイントの間合いが近すぎた場合や,ポストマン(相手ディフェン

ス選手に主に背を向けているオフェンス選手)の振り向きざまの接触が推測された。転倒後の床面 への頭部,特に後頭部の強打等は本調査では見られなかった。

一方,ゴールキーパーは,対人接触よりもボール(特に近距離からのシュート時)との接触の危険 性があり,これはシュートを放つ選手の技術と良識に大きく影響を受けると思われた。しかし,ア ンバランスな体勢からのシュートや,キーパーとの間合いの近さによってシュートコースは正確性 を失うことも多々出現し,このような場合ゴールキーパー自身が危険を予測し回避することは非常 に困難であると考えられる。本調査においてもキーパーの眼底出血や鼻骨の骨折が見られていた。し かし,治癒状況を見ると,この部位のほとんどがプレーに影響を残すことなく完治しており,傷害 の程度にもよるが受傷直後のプレー不可期を過ぎてしまえば,通常の練習を再開していることが示 唆された。

b.肩部から手部について

一肩から手の部位では計26件の傷害が発生していた。特に肩部の傷害の多さと重傷度はハンドボー ル競技特有と言えよう。肩の傷害の特徴としては脱臼が最も顕著であった。また,診察などは受け ていないが投球時の違和感や,痛みを訴える選手も若干見られた。傷害の発生状況は主に投球時と 接触であり,その原因としては「難しい練習」をはじめ,「急な練習・過大な練習量」であった。こ れらより肩部の傷害発生過程を推察すると,チーム全体の戦術練習,個人の技術練習の双方の場合 においても目標の達成が困難であったり満足感が得られない場合においては,特定練習メニューの 反復や練習時間,量の増加が考えられる。困難な練習ほど窮屈な局面における攻防であったり,ま たアンバランスな姿勢時の投球の繰り返しや,投球動作(特にコッキング期,アクセレレーション 期)資棚においての投球手に対する接触(ハッキングや引っかける動作)が肩の傷害を引き起こして いるのではないか,と考察された。さらに,この部位については急性外傷が引き金となり,その後 遺症等によって慢性障害につながることも懸念されるため,入念なチェックとケアーが必要であろ

(11)

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コッキング期 アクセレレーション期

資料1投動作,指導者のためのスポーツ外傷・傷害4)より

一方,上腕部から手部においては骨折が多く発生していた。予想された指部の捻挫(突き指)など は殆ど見られなかった。状況は転倒時と接触時に多く,原因は不可抗力であった。この部位の傷害 は突発的に発生し,単独の転倒時や対人接触による転倒時の着き手・かばい手の傷害であると推察 された。「突き指」が見られなかった事は意外であったが対象者の競技歴が長い事から,予防の徹底

(テーピング等)や,「突き指」を競技に支障をきたす傷害と捉えていないことも考えられた。

治癒の状態は,肩部・上腕〜手部の双方において,受傷直後の患部固定による練習不可状態と別 メニューでの練習継続が見られた。肩部・上腕〜手部は,この競技のいわばメインパーツであり,そ の一方ではoveruseの危険性を持った部位でもある。後遺症としてプレーに悪影響を与えているかど うかこの結果から伺うことはできなかったが,肩部の慢性的な痛みや投球傷害は,投動作を主運動 とするスポーツに発生する特徴的なものである。肩関節における過進展外転,外旋位における,筋 や腱の緊張の繰り返しや衝撃の蓄積によって病変が発生することからも,傷害予防としては,下肢 に集中されがちなクールダウンやアフターケアーを肩関節や肘関節を中心とした上肢部へも積極的 に取り入れ,習慣化すること。また,肩関節周辺筋群の強化及び,場合によっては投動作のフォー ムのチェック等も取り入れていく必要性があるのではないだろうか。

c.下肢部について

下肢部の傷害は全体の約60%を占め,ハンドボール競技で最も特徴的な部位であることが示唆さ れた。IrelanndとWall!6)が膝の傷害についてバスケットボール選手で調査しているが,女子は男子に 比べ4倍多く傷害が発生し,重傷度や手術の割合も高いことを示し,Engstrome2)らも,女性のサッカ 一選手において,男性よりも傷害が多いことを報告している。さらに竹村13)の調査でも同様に,バ スケットボール及びハンドボール選手の膝関節靭帯損傷の多発を報告していた。これらの調査では みな一様に,女性の下肢傷害の危険性に触れていた。本調査では,大腿部の肉離れ,膝関節部の靭 帯及び半月板損傷,足関節部の捻挫が見られ,特に関節部の傷害数の多さは特筆された。状況別に 見るとこれらの傷害は,走動作中に大腿部,ジャンプ時に下腿部,着地時に膝関節,ストップ動作

(12)

に足関節部,フェイント時に膝関節と足関節部,に特徴的な発生を示していた。ハンドボールにお いては「走・跳・投」の基本動作の中に様々なステップワークとターン,フェイント等が混在し,時 にはそれに加えて接触やアンバランスな体勢も出現する為,特に下肢関節部にかかる負担は絶大で あると思われる。傷害の発生には個人の身体形態である体重と脚筋九またアライメント(解剖学 的位置)が深く関連している5}12)と報告されていることからも,筋力及び柔軟性のトレーニングは勿 論のこと,予防としてのテーピングの適用も考慮されるべきであろう。

治癒の状態を見ると,傷害の絶対数が多い為ばらつきもあるが,大腿部の完治率は高かった。関 節部では,プレーに差し支えるもの,全くプレーできないものを合わせて,膝関節で60%,足関節 部で35%と高い値を示した。さらに,膝関節部では年内に32件中5件(15.6%)が手術療法を受け ており,他の部位と比較しても最も多かった。これらより,膝関節部に傷害を受けることは競技能 力の低下のみならず,競技の継続をも脅かす重大な疾患であるといえよう。

d.その他の部位及びoverused syndromeについて

顔面・頭部,四肢関節部の他では腰部の傷害が目立ち,その殆どが椎間板ヘルニアであった。腰部 疾患は様々な競技において発症し,慢性の障害として扱われることが多い。竹村の調査13}では,バ レーボール選手の最も多い傷害として腰痛症が報告されていた。スパイ久サーブ等での上半身の 捻り動作,さらにブロックでの腰椎の過伸展が発生原因として挙げられていたが,これらの動作は ハンドボールでのジャンプシュート,シュートブロックと非常に類似している。さらにハンドボー ルは走動作と接触が加わる為,腰部への負担はより大きいことが推察されよう。本調査でも腰部に 傷害を有しているものは,いつ受傷したのか自らも把握できておらず,さらには完治することなく その傷害はプレーに差し支えていた。発生状況がはっきりしていないことからも,潜行的に進展す る疾患であり,overusedとの関連も否定できなかった。また,プレーへの影響は他の部位と比較して も有意に高い割合を示しているものの,手術療法へと踏み切っているものは全く見られなかった。こ れは,四肢部のそれと違い深刻な手術のイメージと術後の身体状態への不安が,保存療法で痛みを 堪えながらプレーすることの一因となっているのであろう。

overusedと思われる傷害は,肩部(投球傷害等)と下腿部(疲労骨折等)に見られた。

下腿部についてはわずかな事例(4件)であったが,ジャンプ時に発生していたことが特徴的で,半 数がプレーに差し支えていた。overusedによって発生する傷害は,急性外傷と違い発生状況や原因が 把握しづらく,選手の自覚症状に頼る部分が大きい。予防としては,ウォーミングアップ・クールダ ウンは言うまでもなく,練習時間・頻度・内容とその反復性への配慮と,個人の身体形態の把握そ れに加えて指導者と選手の密なコミュニケーションの上で対処していくことが重要であろう。

まとめ

本調査で以下の結果が得られた。

1.既往数が10回以上の傷害頻発者は,1〜3回のものに比べ,後遺症の有無・手術療法の経験が有 意に高い割合を示した。

2.過去1年以内の傷害は,競技歴の長いものと短いものに有意な差があり,競技歴が6年以上の

(13)

ものは非常に高い割合(約9割)で年内に傷害を受けていた。

3.傷害の発生部位は,上半身に約36%(主に骨折,脱臼,打撲),下半身に約60%(下肢関節部 に靭帯損傷,捻挫)であった。

4.傷害の発生状況は,接触によるものが最も多く,その単独の場合と他の状況(特に投動作,ジ ヤンプ等)との併発によるものが特徴であった。

5.傷害の治癒の状態は,各部位で有意な差が見られ,完治率は顔面・頭部,大腿部で高く,プレ 一に影響を与えているのは,腰部,関節部であった。プレー不可率が高かったのは,骨折多 かった上腕〜手部であった。

今回の調査で,大学女子ハンドボール選手の傷害の特徴が明らかになった。競技レベルの違い(個 人のスキル,身体形態等)や時間の経過(競技年齢層の変化,戦術の変化等)によってもその特徴 は多少変化することも考えられ,定期的な健康チェックが必要であることが示唆された。また,ど ういった動きの中で,どのような傷害が起こり得るのか,という動作に対応した傷害の発生機序を 予測することは,より焦点が絞られた急性外傷及び慢性障害の予防が可能となるのではないかと考 察された。指導者・選手の双方が,スポーツ傷害の知識を身につけ予防への意識を高めることが,そ の発生数を抑え,傷害の程度を軽減させる第一歩ではなかろうか。

傷害を予防することは,より強く,より厚みのあるチーム作りを実現させるばかりでなく,個人 の生涯健康の観点からも非常に重要である。勝利至上ゆえの醍醐味とチャンピオンシップスポーツ の面白さの中で,生涯健康の意義の理解とそれに通じる実践活動の1つが,傷害の予防と対策であろ

う。

今後の課題としては,他競技の調査と比較研究も含め,より的を絞った個人の要素(形態,筋九 柔軟性,アライメント)と傷害発生との因果関係,又その背景に存在する要素(性格,ライフスタ イル)との関連性に着目し,多角的な傷害予防,対策の資料を得ることが挙げられた。

引 用 文 献

1)コーチングクリニック編集部:女子選手の早期引退の理由(SVS実態調査),コーチングクリニック(1992),

6(4),12−16

2)Engstrome, B., Christer Johansson, and Hans Tornkvist.:Soccer injuries among erite female playe鳳 Am. J. Sports Med(1991),19,372−375

3)Hoeberings. J. H. W. Ch. C. van Galen, and H. Philipsen:Pattern of injury in handball and comparison of injured versus noninjured handball players, Int. J. Sports Med(1986).7,333−337

4)市川宣恭:スポーツ外傷・障害の基礎知識,市川宣恭編,スポーツ指導者のための,スポーツ外傷・障害

(1991),第5版,南江堂,19−42

5)Irelannd, M, L, Wall, C.:Epidemimology and comparison of knee injuries in elite male female United States basketball athletes. Presented at the Orthopaedic Guild. Washington DC(1991),10,5−7 6)黄川昭雄:体重支持力と下肢スポーツ障害,Japanese Journal of Spoτts Science(1986)5(12)別冊:837−841 7)河野照茂・大畠嚢・高木俊男・鍋島和夫・池田舜一。若山待久・青木治人・山下文治・深谷茂・武井経憲・

塩野潔・森本哲郎・福林徹・田中寿一・宮川俊平・森川嗣夫・関純・野村公寿・小林正之・勝又伴栄・村上 恒二:サッカー選手の身体的プロフィールとスポーツ外傷・傷害(2)日本代表女子チームの選手につい

(14)

て,臨床スポーツ医学(1993),vol10,12,1439−1443

8)日本ハンドボール協会スポーツ医科学委員会:ハンドボール選手の外傷・傷害について,日本体育協会 スポーツ科学研究報告集(1988),vol1,26−33

9)西山逸成:男女ナショナル選手のメディカルチェックと海外遠征試合における医療,日本体育協会スポー ツ科学研究報告集(1990),1,279

10)岡本研二:ハンドボール競技の概要,日本ハンドボール協会編,ハンドボール指導教本,第1版(1992),

大修館書店,東京,9−23

11)大西武三:ハンド1ドール,臨床スポーツ医学(1995),vol12, No2,228−229

12)佐々木弘俊,玉川明朗,大森浩明,小西由里子:アメリカンフットボール選手の下肢マルアライメント

・筋力とスポーツ傷害との関係,臨床スポーツ医学(1998),VoL15, No.1,78−82 13)竹村夫美子:女性スポーツの外傷・傷害,臨床スポーツ医学(1985),voL2,6,679−690 14)戸倉ハル:美と健康のための女子体育(1966),初版,大和文庫,東京,135

15)吉田昌子:大学女子ハンドボール部におけるケガの実態調査,コーチングクリニック(1994),8,(8),

62−65,8,(9),62−65

参照

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( 同様に、行為者には、一つの生命侵害の認識しか認められないため、一つの故意犯しか認められないことになると思われる。

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