• 検索結果がありません。

看護学生 の長 さ ・量 ・温度 に関す る感覚 について

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "看護学生 の長 さ ・量 ・温度 に関す る感覚 について"

Copied!
7
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

(31)

原著 :秋 田大学医短紀要

8:31‑37,2000.

看護学生 の長 さ ・量 ・温度 に関す る感覚 について

AStudy oftheSenseofNursingStudentstoObjectivemeasuresin Length

,

VolumeandTemperature

平 元 泉 * 櫛 引 美代 子 * 石 井 範 子 * 長谷部 真木子 *

IzumiHTRAMOTO*MiyokoKUsHIBIKI*NorikoIsHI* MakikoHASEBE*

l.は じめに

基礎看護技術 の演習 において,温湯 を準備す る際 に, 自分の手で温度 を確 かめることをせず, 温度計のみに頼 り,多大 な時間を費やす学生 に 出会 うことがある。 また,量や長 さに対 して も, 適切 な感覚 を持 っていない印象 を受 けることが 多 く,教育方法 を検討す るな どの対応の必要性 を感 じている。 これ まで,看護基礎教育課程 に おける基礎看護技術教育の問題 として,学生の

方では, 日常生活行動 については大半の学生が 多 くの経験 を持 ってお り,看護学の学習上の レ デ ィネス として活用で きるとい う報告 もある

2)

. 読腸の際 にはカテーテルの挿入の長 さ,涜腸液 の量や温度 について,直腸の解剖生理 を理解す る必要がある。 この ように基礎看護技術 には長 さや量,温度 について,その裏付 けを理解 して

適切 に実施す ることが求め られる。 これ までは,

「 洗 浄 の温 度 は何 度 であ る」 , 「 洗腸 の際 の カ テーテルの長 さは何セ ンチである」 とい う知識 を教授す るとともに,演習の際 には,温度計や もの さしや計量 カ ップなどで正確 に測定するこ とを経験 させ ることを重視 して きた。そのため か,実習の場面で も同様 に,計測器具 に頼 った 行動 とな り, 自分の感覚で準備 してか ら,計測 器具 を用いて確認するな どの行動 を起 こさない 傾向にあると感 じている。 したがって,学習者 の レデ ィネス を明 らかにし,適切 な指導 を行 う 必要がある。そこで,本研 究では,入学時の学 生が長 さや量 ( 本稿では容量 を意味する)及び 温度 について どの程度の感覚 を持 っているかを 明 らかに し, さらに日常生活行動の経験 との関 連や,看護学の学習 によって どの ように変化す るかについて検討す ることを目的に調査 を行 っ

*秋 田大学医療技術短期大学部看護学科

KeyWords:

看護学生 看護技術教育 生活経験

レデ ィネス

ー31‑

(2)

(32)

看護学生の長さ・量 ・温度に関する感覚について

た。

I l .研究方法

1.対象

:A

大学医療技術短期大学部看護学 科学生

。1

年生

78

,2

年生

77

,3

年生

82

名, 合計

237

名の うち, 研究の主旨を説明 し協力が得

ら れ た 1年 生

70

(89.7%),2

年 生

52

(67.5%),3

年 生

74

(90.2%)

,合 計

196

(82.7%)

を対象 とした。調査 は講義のない時 間に設定 した。調査への協力の有無,得 られた デー タは個人の評価 とは無関係であることなど を説明 した。

2.

調査期間 :平成1 0年1 0月

〜12

。1

年生 の調査 は, 温度 について経験す る機会 となる「 清 潔の援助」の学内演習 を実施 していない時期 と

した。

3.

方法

調査 は質問紙 を用いた調査お よび長 さ ・量 ・ 温度の感覚 に関する調査 の

2

つの方法で行 った。

1

)質問紙調査 :田島 ら

2

、の 日常生活行動調 査 をもとに,長 さ ・量 ・温度の感覚 に関連があ ると見なされる,食事 ・衣類 ・清潔 に対す る入 学前 ・後の経験頻度の記入 を依頼 した。 また, 1年生 には温度の感覚 に影響するかを明 らか に す るため,老人ホーム等でのボランテ ィアにお ける清潔の援助の経験 の有無 について項 目を設 けた。 また

, 2 ・3

年生 については,臨地実習 における清潔の援助の経験状況 についての項 目 を設 けた。 これ らの経験 と長 さ ・量 ・温度の感 覚 との関連 をみるため,質問紙 には学籍番号の 記入 を求めた。

2

)長 さ ・量 ・温度の感覚 に関する調査 (1)長 さにつ いて :調査用紙 に記載 され た

3

カ所 の始点 を開始点 として,それぞれ

1

c

m

5cm・10cm

の長 さの線 を引 くように指示 した。

(2

)量 について

:

1m 9

・5

mB・

100

mBのそ れぞれの水 を指定 された

3

つの容器 に入れるよ うに指示 した。なお,予備調査 の結果,容器の 容量 に左右 されることがわかったので

, 17

花 βの 量 は

15m

Bの カ ップ, 5

mQ

100m

Bには

500m

Bの

カップを使用 した。

(3)温湯 の準備 につ いて :「 清拭用

」(50

‑52℃)

「 足浴用

」(40‑42℃)

「 体温程度

」(36

‑38℃)

の温湯の準備 について順次指示 して実 施 させ た。 1 年生 には 「身体 を拭 く時のお湯, 足 を洗 う時のお湯 を準備 して くだ さい」 と指示 した 。 清拭 と体温程度 の温湯 には

5月容量 の

ベースンを,足浴 の温湯 には1

2

月容量のた らい

を使用 した。

学生

1

名 に対 して調査者

1

名 とし,長 さ ・量 については,調査者が注射器お よびメスシリン ダーを用いて実測 し調査用紙 に記入 した。温湯 の準備 については,所要時間 ・温度 について測 定 した。温度測定 には,放射温度計

(MINOLTA HT‑7)を使用 した。清拭 ・足浴の温湯 につい

ては準備 した量 も測定 した。学生 1名 に対 して, 調査 に要 した時間は約

7

分であった。

3.分析方法 :長 さ ・量 ・温度の実測平均値

について,学年別 に一元配置分散分析 を用いて 比較 し

。 また

, 1

年生 については, 日常生活 行動の経験の有無別お よびボランテ ィアの経験 の有無別 に,量 ・温度 の平均値 について

, t

検 定 を用いて比較 した

I l l .結 果 1.対象の背景

調査対象者の背景は,表

1

の通 りであった。

女 子 学 生 は

188

(95.9%)

,男 子 学 生 は

8

(4.1

%)であった。平均年齢 は

1

年生

18.9

歳,

2

年生

19.9

,3

年生 は

20.9

歳であった。出身 地は県内が

99

(50.5%)

,県外が

97

(49.5%)

とほぼ同数であった。居住環境 は,入学前 は家 族 と同居 が

175

(89.3%)

と最 も多 く,入学 後 はアパー トでの一人暮 らしが

120

(61.20/.)

に変化 していた。

1)入学前の 日常生活行動の経験頻度

入学前の 日常生活の経験頻度 は,表

2

の通 り

であった。 1 年生では,半数以上の者が週

1

以上定期的 に実施 していたのは

, 9

項 目中 トイ

レの掃除 を除 く

8

項 目であった

。60%

以上の学

生が経験 していた項 目は,食事の後片付 け

53

(76%)

, 自分の部屋の掃除

52

(74%)

,洗濯

物 の後片付 け

50

名 ( 7

1.4%)

,入浴時 の湯 の準

46

(66%)

,食 品 の買 い物

42

(60%)

32‑

(3)

泉 ・櫛 引 美代子 ・石 井 範 子 ・長谷部 真木子

(33)

1

学生 の背景 学 年

1年生 2年生 3年生 n≡70(%) n三52(%) r(I=74%)

1 (943)6(645.7) (96.5(023,8)2)(97r7(222.3)7) 平均相称tfI lB.0.99 9.1

.

9

5

20.0.96

出 身 池 県県外 ((3245.3584.7)3)((24275158..1)9)((43.456.322B)2)

豪族と 同居

アパ ー ト

TT a. +

(91̲6((2.445ー24)7)9)

(

488(1.(9.

6 1

5

.

59)6)

)

(87.(165日 .a0.18)4)8)

入学後の居住環境 豪族と同

ア パー ト

下村, 崇

(

(

(125.4

6

11

0

08

2

43)

.

7)0

)

((2446.2751(I.1̲2)9)9) (3(68.23Sl(o)0Ll)9)

あった。

2

)入学後の 日常生活行動 の経験頻度 入学後 の 日常生活行動 の経験頻度 は,表

3

の 通 りであった。 1年生 では,週 1回以上定期 的 に実施 してい る項 目は,入学前 と同様 の

8

項 目 であ ったが,洗濯物 の後片付 け

65 (92.9%)

, 衣類 の洗 濯

63 (90%)

,食後 の後片付 け

60

(85.70/

.

)

, 自分 の部屋 の掃 除

59 (84.2%)

, 食事 の準 備

57 (81.4%)

,食 品 の買 い物

55

(78.6%)

,入 浴 時 の湯 の準 備

51 (72.9%)

70%

以上で,入学前 よ りも増加 していた。

3

)臨地実習 にお ける 「 清潔 の援助」 の経 験状況

2 ・3年生 の臨地実習での 「 清潔の援助」 の 経験状況 について調査 した結果 は,表

4

の通 り であ った。母性 ・小児看護学実習 のない

2

年生 で は

,

沫 浴 を除い て 「 清拭 車 を用 いた清拭

47 塞 (90.4%)

, 「 足浴

43 (82.7%)

, 「 洗髪

40

(76.9%)

,70%

以上 の者が経験 していた。

さらに

,3

年生 では 「 沫浴

74

(100%),

「 温 湯 を用 い た清拭

40 (54.1

%)で

,2

年 生 で

2

日常生活 の経験頻度 ( 入学前)

■ 芋牛 工 三 百日 三二 a

1:BE70;戸年ノ 王lz芋 等=正三52

(

王!

8H1 d=n=74r%芋:ZFi:l(‑ 1 1)E70芋:iq二Z=J(P521‑tJfVZF4J苧 ‑zIlE7‑‑1F1宇 Jz

Lt70

t

FZ=1‑p 52LqF,='JEltJ手 持こl(●)=74.1 ▲:p 70芋;H之等:l(‑1 ̲l)1 ‑ IZ52Jl)n=74←‑1E‑ l

1

B=70芋 tー1

i

F

piiI:1J5qr1ZI

J

lp 74Lq

r E

f

I l

,ZFユ=℡≡707年 JI,

lt

I

:

r

f

rF

7

lJiL=E7;rOi叫‑i.l芸 ㌢

q L t

J芋 ヰ

r

戸74

. +

食事 I A島 L ニ : の r. J I い ‑ ≡ ‑ 勃

(げ.ll77)(19373)(29.2=07)(57.41) (59.36)(1ll4.49)(2334413)(Z32.1777)(2229.357)(68.46)(111091)2 (168.21)(5.07) (o)01 (L4)21

2 2

24

0

8,6)(11397

3

)

日 1

1

0 J

8J

)

(0o)0 ( (;.7)

食後の 後片 付

(1

( 2 ▲

0.

9 1

0)

ー (5.(11点ー (178)(i?39o)"7ー ((ll5.B.7)4ー ((5.7.8)7ーIt(5911ーt,4)(9167り ー̲〇一 (3乙7)(1知 9ー5 (

(

473)118

^

̲1ー (ー1570..7)∩ー (23̲(561 (1O)

(

61)227ー (

r

o)O

n

(1(r0l.9)(f1.17)14ー ((1343)104j

(E t25.97̲0)1ー (24.(2171 (3)Io)0o1

(

̲

((4.4ー311ー)

衣 類衣 洗i 男の f 動の 洗f 後片 E 付

(1(?一▲ー11043)5 (7lI5qt.7.)(&(1680Aー1)(1(71l043)b9〇一(i̲(23.3Rー8)(ク1E(1456J4.)I 1((2518971ー

.

7)

(

(

3 2 3

8 0 1

○̲3広一

)

((233▲<○1 14991)(1(11043)0J1ー

( 1

(

3

477ー 13)(1LA一一266

)

(1ilJ11.4)L1 ((11ー232R)(t之711̲▲ー)(h?〇一 121BO9D)(Z丘,

5

)

9)Al 1(25.I96A7)

1 ー

(f0o)0nl (

ト 2 ヽ

35.)(/22.37)ll

掃除 浴垂

…▲

トイ レ

lこ . L 三

r1(

(

145.I5.7)

7

1ー (3

)

((I.

o

203),8ー8)(1(6.(

i

5

80.8)78ー (5.

)

(l64D

o )

6ー (17)(

(

o)

1 i

1.,9)8ー (1((0o)568D.̲8)Rー (E4619)l<hdl4d8.7ー)(l(36i<̲

l l

576

l J

3).50ー

)

((1(一9山〉26ーJ80u ー1)Ji)日 7.((121214aO)512.4)一一 (21(12̲ll(9,1571)7ー (16)((ll211419乙ヱ)6.̲6〇一 ()((2ま9)1219ー (11.4)(E11231..B)9)gー ((

))7

(619)

(

(■一202A2乙9)占1(l(3771l7118)2Z.2nー)(((14662.121̲17.42)rI)ー (o)(o)lnt00 ((r

0

o)

2 3

3<

̲ (

((

2

2乙7)2

. 7

7ー

)

3

日常生活 の経験頻度 ( 入学後)

6E7) R■ ヰ

⊥三rll「】戸年■1lA:Z芋Ip

一 ■

521 J . p

( q

F 7 , I⊥ t

4

r J ( ) 芋 三 可 7 . ー 年 0

1l:1‑4lJ=Elp 7

(

l

E

羊ヰLl4 ⊥二n57;一十軍平0Z:1‑ ‑J(ヽ1 ,lttユFl/HJ子E;‑lj71E(P+‑1TL)月1L

憲 t

' Z 3 = z ( L

:Z7+1事年4ELl q7Lt0ZII

1 JI㌔書 芸

十 一

■1L.̲

I I

EJ =I

z ㌧

l

I Z 1

■ーT4:lF

l

z

(

p7

%ー

=平0

乙 ‑ n ; き

芋 年

Z5221l

古 z 十 I 宇 号 I

7I14▲=p

̀

7′ l0■一E(屯l J芋 】l一 IF52 z

(

F7

4

食事J 食品 全 t JのE 裸の の買い 後片 I I I 物 付け

((l(4547607.9乙9)71ー1) ((

6)4)(7(1(Tt.51553447.3)nt6)(27(1(7.6895..61)一一 21)((140(159,097.6)4)(29r(lt4O5l<ー 27:..4)7)(1((ll38ll5.8

.

̲7)6)▲ー 1(l(26.(<l.4933)9)Rー((9.ヱ63(75.45.5)4ー (L4)I)(1

(

11

2 1

..9ー4)((11

(

0α)6

3 <

3

R

)

ー (

((5.445

2 l

.4)4)

T t

(I(L4)

l

0

n

11.

l

4) (1(

l

10o)

1 一

..9)

9 ー

((

(

0o0o)

ヱ 1

)

7

ー (1(1h 1l1538,l8.̲6)7)4ー ((1

(

613S

3 i

3)j)

̲ A ー

(17)(

f

793

0

ol

)

((fo)0nー (○)(o)tnー00 (((17ー17)乙7)2

t

: ∫

,, ‑ (

l1

l

O43)

l く 1 ー r

(9̲5

5 〇 一 く

6

l

)(1

l

1

1 T

48.

0 t

9)

< 1

(30.

( 2 1

217

0)

点 1

(3乙7)

l t

1

1 7 J

7

7 7 ー

(l

( 7

114S61一jI、1 32)(45.27‑.7)(

(

48.

2 .

2

L

54

A

lー 391)((<517)41i ̲4 ー (

f A

3433)

1

((3S3<B)Rt

(

(224

<

.I)▲ー(

t

0○)

1 1 ▲ 1 0

(

(

o)

1 1

ql(o)

l 0 0 n

(十J▲ー45.17)((233)

2 l

Jtー (f34

1 】

.▲ー1)

(

r0o)

0 一

1 (

( 0 ○ O

nl

) ( ( 2 1 2 1 7 7 ) ー

浄l

E 浴室

トイ レ

f 分 の

tpJ (1(ふ 1121̲705.04ー)((

(

459r17I,

.

L7)

9

.I)

(

((

乙 1 三

a

占 ヱ 2 6

.

7)

1 )

.

( 3 (

(1

7 7 8

121

.

.

6

4)

)

(

l

L

(

t 3 6 3 2 L

3

.

8<ー (

) )

((l232.41403.14))<ー ((41lJ23529三ln.5..7)4)nl (71((.鵜.31=1捕̲49.1)I)5ー (((17,3445.34286S.9)6Rl (1)(1(2<̲11104.04833)7ー ()((12A.135947}E3)9)

(21.(1(1

7

968nJ36)n

)

((1rui11I..4)4) (1(

(

23

ヱ ̲ 1

1.B)

R

9)

(o)(1

f

01

I l

.

̲

4

)ー (o)((12318.073九.66ー ()(125.

( 0

03

5 I

̲0)L)t(1( ) (1

(

26.

I

11

7

,

̲

42)<1(( ))

I

(o)(I

l

01

1 1

.

̲

9)qー(2(li̲454̲.7)4)4ー

33 ‑

(4)

(34) 看 護 学 生 の長 さ ・量 ・温 度 に関 す る感 覚 につ い て

4

臨地学習における 「 清潔の援助」の経験状況

2n(年生%)52 3Ttt7t′6g.4 腔♯の有無 CJt@*

軽や な し控一一あ り 5拘★ Jl 2216((540ー0.0)4)) 34(302((45.40ー27)9)6) 5‑10画集

10回以上 2(3(35 8(18)

軽♯ な し 24(15(5(8(1 )42))) 71o(1(1.2((9o)25ーr4)7)9) 軽戦あ り 155‑ 10回東研回以上0回東

洗宅 梓JGあ り 515‑0回以 上回未済10回兼 36(122(2( )(23))) 23115(35(((34]26.0日)8).3)9)

屋浴 樫牧な し軽挨 あ 155‑0回未済回以上lO回束 49(I0(3(0( )7)) 2391(159(1((̲51.12.21).A)8)7)

汰浴 桂瀬な し 52o((1o)00) 30o((4o)05) rF■■PI 5珂未済

5

「 長 さ」の感覚 ( 学年別)

1年生 2年生 3年生 分散分析 n=70 n=52 n=74

1 088 083 082 NS

cm 梯 準偏差 0.53 0.17 0.17 5cm 4.05 4.09 3.98 NS

標 準偏差 0.87 0.86 0.77 10cm 8.26 8.56 8.47 NS

6

「 量」の感覚 ( 学年別)

. 1n=7年 生0 2n年生=52 3n年生=74 分散分析 多重 比較 lml 9.18 4.83 5.41 ●◆ ◆1>2,1>3

標準偏差 5.18 3.47 4.05 2=3 5ml 35.96 20.65 27.53 ■◆ 'l>2,+l>3

標準偏差 22.81 14.43 23.48 2=3 100ml 135.88 112.19 122.51 *1>2,

':p<0.05,HI.P<0.01

7 1

年生の 「 量」の感覚 ( 炊事経験の有無別)

炊 事経験の有無 経験 あ り 経験 な し t検定 zl=59 J)=11

lznl 9.16 9.27 NS

樟準偏差 4.87 6.63 5m1 34.43 44.18 NS

標準偏差 20.09 32.64 100ml 平 134.42 143.73 NS

‑ 34

(5)

泉 ・櫛 引 美代子 ・石 井 範 子 ・長谷部 真木子

(35)

50%

以下であった

2

項 目について も,経験者 の割合が増加 していた。

2.

長 さ ・量 ・温度の感覚 に関す る調査 につ いて

1)長 さ

:1cm・5cm

10cm

の長 さについて, 各学年の平均値 は表

5

の通 りであった

。 1cm・

5cm

10cm

ともに指示 された長 さに近い値であ り,学年 による差 はみ られなかった。

2

)量 :1mB・5mB・

100

m Bの量 につ いて, 各学年の平均値 は表

6

の通 りであった。 1 m別こ ついては 1年生 は

9.18(±5.18)

mP

, 2

年生 は

4.83(±3.47)

mB

,3

年生 は

5.41(±4.05)

mBで,

3

学年共 に指示 された量 より多 く,特 に 1年生 は

2・3

年生 より有意 に多 く見積 もっていた (p

<0.05). 5

7 n 飢こつ いて も

, 1

年生 は

35.96(± 22.8

1)mBで

, 2

年生

20.65(±14.43)3

年生

27.53(±23.48)

mBよ り有意 に多 く見積 もってい た

(p<0.05)。 2

年生 と

3

年生の差 はなかっ た。

100

mBで は

, 1

年 生

135.88(±52.81)

mB,

2

年 生

112.19(±48.15)

mB

, 3

年 生

122.51(± 48.26)

mBで,指示 した量 に近 い値 であ った

.

3

学年 を比較す ると

, 1

年生が

2

年生 よ り有意 に多 く見積 もっていたが

(p<0.05), 3

年生

との差 は有意ではなかった。

また, 1 年生 について,食事 の準備 を定期的 に実施 しているか否かで比較 した結果,各量の 平均値の差は有意ではなかった ( 表

7 )。

3

)温度 :「 清拭」

,

「 足 浴」

,

「 体 温程 度」 の 温湯の準備 にお ける所要時間,温度,量の各学 年 の平均 は,表

8

の通 りであ った。「 足浴」の 温度 については

, 1

年生

43.40(±4.20)

, 2

年生

43.58(±2.18)

, 3

年生

43.23(±1.65)

℃で, 指示 された値 に近 く

,3

学年の差 はなかっ た。「 足浴」の温湯 の量 について も,各学年 の 差 は認め られなかった。所要時間は

2 ・3

年生 が

1

年生 よりも有意 に長かった

(p<0.05)

「 清 拭」の温湯 の温度では

,1

年生が

45.28(±4.6

1 )

℃で

,2

年 生

48.31(±4.69)

,3

年 生

47.46 (±3.95)

℃ よ り有意 に低い温度であった

(p

<0.05)

。温湯 の量 は

,3

年生が

2

年生 よ り有 意 に多かった

(p<0.05)

, 1

年生 との差 は なかった。所要時間について

, 3

学年 に明 らか な差 は認め られ なか った。「 体温程度」の温湯 については

, 1

年生が

34.73(±3.47)

℃で

, 2

年生

39.53(±2.43)

, 3

年生

38.98(±2.53)

℃ よ り有意 に低 か った

(p<0.05)

。所要 時間

8

「 温湯の準備」における時間 ・温度 ・量 ( 学年別)

1年生n=70 2I)年生=S 3n年生=74 分 散分析 多重比較 時間 49.06 51.75 51.22 NS

(珍) 樟 準偏差 22.01 18.99 15.20

温度 45.28 48.31 47.46 ** +1<2,1<3 (℃) 標 準偏差 4.61 4.69 3.95 2=3 2.84 2.59 3.13 ■● +2<3

( 棲 準偏差 0.90 0.99 0.90 1三2,1=3 足 浴 時間 50.ll 57.37 60.34

◆ ◆

+1<2,.1<3

(秒) 標 準偏差 23.54 18.96 15.47 2=3 温度 43.40 43.58 43.23 NS

ぐC) 標 準偏差 4.20 2.18 1.65 5.19 4.88 5,56 NS

標 準偏差 2.12 1.63 1.39

時間 38.53 46.69 47.21

■ ●

12,●13 (秒) 樺準偏差 12.01 19.74 15.60 2=3 温度 34.73 39.53 38.98 + + ●1

2,1く3

':p<0・051'':P<0101

ー35

(6)

(36)

看護学生の長さ ・量 ・温度に関する感覚について

表 9 1年生の 「 温度」の感覚 ( ボランティア経験の有無別) ボランティア経験の有無 経験あり 経験なし

t検定

n=20 tl=50

清 拭

温度

45.05 45.37 NS (C) 標準偏差 5.71 4.09

温度

42.75 43.75 NS

2 ・3

年生が 1年生 に比べ て有意 に長かった

(p<0.05)

0

1年生の 「 清拭」お よび 「 足浴」 の温度 につ いて,ボランテ ィア等での経験 の有無別 に比較

した結果,両者 に差 は認め られなかった ( 表

9)

〟.

1.入学前後の 日常生活行動の鑑験状況 全国の

4

年制看護大学

20

校 の入学生 を対象 と した学習 レデ ィネスの調査

2

‑と比較すると,悼 別,年齢,入学前の家族 と同居の割合等の背景 は,本調査 とほぼ同様であった。炊事 ・掃除 ・ 洗濯等の 日常生活行動の経験頻度 について,過

1回 以 上 定 期 的 に実 施 して い る者 の 割 合

,60%

以 上 と報 告 さ れ て い る。本 調 査 で は

,60%

を下回る項 目もあ り,割合が若干低い 傾向にある。 しか し,入学後 には全体の

60%

以 上がアパー トでの

1

人暮 らしを始めてお り, 日 常生活行動 の経験頻度 も増 加 してい る。 した がって,本調査 の対象 について も, 日常生活 に 必要 な経験 を有 している と考 えられる。

2.

長 さ ・量 ・温度の感覚

看護基礎教育 において,基礎看護技術 の教育 内容 として長 さ ・量 ・温度 は重要である。例 え ば,基礎看護技術 では , 「 涜腸」におけるカテー テルの挿入の長 さ,洗腸液の温度 , 「 清拭 」 「 洗 髪 」 「 足浴」 な どの清潔の援助 の際 に準備す る 温湯 の温度な どがある。 さらに,小児看護技術 としては,直腸検温時の体温計の挿入の長 さ, 乳児の経 口与薬時の

1

回注入量 , 休浴時の温湯 の温度,調乳の温度 な どがある。母性看護技術 としては,子宮底長,出血量,搾乳量の測定 な どがある。 これ らは,解剖生理学的な裏付 けを 基 に してお り,正確 な知識 を持 ち,行動化 され

る必要がある。 この ような看護技術 の教授 にお いて,長 さ ・量 ・温度 について適切 な感覚 を有 しているかを把握す ることは重要であると考 え る。

本調査の結果,長 さについては各学年 に差が な く,適切 な感覚 を有 していることが明 らか に なった。 したがって, 1 年次の基礎看護技術 の 教授 において,カテーテルの挿入 な どの長 さに ついては,具体的なイメージを持 って理解で き ると考え られる

また,量 については

, 1

年生 は 1mB・57 花 9・

1 007 n Qともに多 く見積 もっていることが明 らか になった。 日常生活では,調理の際 に調味料 の 量 な どで経験する機会がある。 しか し,炊事経 験の有無別 に比較 したが明 らかな差 は認め られ なかった。1 0 0mBは

3

学年 ともに指示 された量 に 近い感覚があるのは, コップ半分 など日常的 に 体験 しているためであると言 える。 しか し

, 1

mBや 5mBの少量 は

2 ・3

年生で も十分な感覚 を 有 していない結果 となった。 このことは,学内 演習や実習等で,意識的 に体験する機会が少 な いため とも解釈 される。 したがって,講義や学 内演習 などで,具体的な量 を提示 して体験 させ る等 の対応が必要であろ う。

温度 については

,

「 清 潔 の援助」の学 内演習 前 の 1年生 で も , 「 足浴」 の温度 に対 す る適切 な感覚 を有 していることが明 らかになった。入 浴や洗髪 など日常生活での経験 か ら,適切 な温 度の感覚 を有 しているので, レデ ィネス として 活用 で きる と考 え られ る 。 「 清拭」や 「 体温程 度」の温湯 について, 1 年生では 日常生活上 の 経験 と結 びつけて行動化で きるまでには至 って いない。 また,入学前の ボランテ ィアな どにお ける清潔の援助の経験 と温度の感覚 には関連 は

‑ 36

表 3 日常生活 の経験頻度 ( 入学後)

参照

関連したドキュメント

ためのものであり、単に 2030 年に温室効果ガスの排出量が半分になっているという目標に留

  支払の完了していない株式についての配当はその買手にとって非課税とされるべ きである。

1 つの Cin に接続できるタイルの数は、 Cin − Cdrv 間 静電量の,計~によって決9されます。1つのCin に許される Cdrv への静電量は最”で 8 pF

□ ゼミに関することですが、ゼ ミシンポの説明ではプレゼ ンの練習を主にするとのこ とで、教授もプレゼンの練習

・微細なミストを噴霧することで、気温は平均 2℃、瞬間時には 5℃の低下し、体感温 度指標の SET*は

目的の温度測定は達成できたが、水蒸気量が多く、水滴や放射線によるノイズの影

を負担すべきものとされている。 しかしこの態度は,ストラスプール協定が 採用しなかったところである。

サーモカメラ温度測定結果の 色調と温度の関係は昼間と夜