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上皮性腫瘍による異所性の骨と軟骨の誘導

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Academic year: 2021

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本号の岩手医大歯学会雑誌から

この頁は……

 本号に掲載されている論文の内容を手っとり早く把握して頂き,歯科臨床との関わりを紹介する頁 です。各論文の指導教授あるいは,これに準じる方に紹介の労をとっていただきました。本号のもう 一 っの目次として御利用下さい。

上皮性腫瘍による異所性の骨と軟骨の誘導

畠 山 節 子 他1名

 上皮性腫瘍細胞に伴う異所性の骨形成と軟骨形成にっいて概説した。著者らの研究材料としている ヒト顎下腺由来腺癌細胞株のサブクローン,HSG・S 8がBMPを産生していることと,ヌードマウス に移植すると異所性に骨あるいは軟骨を誘導することから推察して,上皮性腫瘍にみられる骨や軟骨 は,腫瘍細胞が合成分泌し局所的に作用するBMPによって誘導されるというメカニズムを考察し た。骨形成の場合にはBMPが未分化間葉系細胞を骨芽細胞へ分化誘導するが,軟骨形成の場合には,

おそらくは腫瘍細胞はBMP様物質を産生分泌するとともに一部の腫瘍細胞が軟骨細胞へ化生するで あろうと考えられた。      (本号181頁)(佐藤 方信 記)

◆ ◆ ◆

抗癌剤投与が誘発舌癌の腫瘍血管内皮細胞におよぼす影響に関する電顕的研究

特にTHP−ADM, CDDP, PEP併用による物質透過関連構造の動態について一

笹 原 健 児  本論文は誘発舌癌に対する抗癌剤併用投与後の腫瘍血管内皮細胞の透過関連機構を検討するため,

健常舌粘膜下血管と腫瘍血管の動態を比較したものである。健常舌血管ではvesicleが,腫瘍血管で はfenestraが出現する傾向にある。抗癌剤投与時においては,腫瘍血管はPirarubicinでvesicleが 増加し,fenestraも散在している。 CisplatinとPeplomycin併用ではfenestraの増加, vesicleの減 少がみられ,更にこれら3剤併用では,その傾向が一層増強することからPirarubicinの先行投与が 有用であり,これら薬剤の基礎的情報を提供している。      (本号189頁)(工藤 啓吾 記)

◆ ◆ ◆

本学歯学部口腔病理学教室における病理組織検査の報告         一1992年度の集計一

佐 藤 方 信

 本報告は我々の教室で1992年に取り扱った病理組織検査にっいて種々の観点から集計した結果で

ある。この年度の総検査件数は356症例(男169例,女187例)から得られた513件であった。症例

を年代別に見ると,40歳代,50歳代,60歳代の症例が多く,70歳以上と10歳未満の症例は少なかっ

た。組織診断別には36例の扁平上皮癌,34例の術後性嚢胞,30例の歯根嚢胞,29例の粘液瘤,11例

の過角化症,14例の乳頭腫,9例の扁平苔癬,8例の線維腫,8例のシェグレン症候群,6例の含歯

性嚢胞などであった。      (本号210頁)(佐藤 方信 記)

参照

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はありますが、これまでの 40 人から 35

以上の各テーマ、取組は相互に関連しており独立したものではない。東京 2020 大会の持続可能性に配慮し

はじめに