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日本語学習のタイプ

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Academic year: 2021

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長崎大学留学生セ ンター紀要 第

6

1 99 8

私は,かれ これ

2 0

年 ,外国人に日本語 を教 える仕事 に従事 してい るが.その間に様 々な タイプの学習者 ・ 学習方法 に出会 った。それ らの うち.印象に残 ってい

るもの を記 してみたい。

a.

暗記中心型

1 9 7 3

年か ら

4

年近 く勤めたベ トナ ムの

B

大学 日本語科では学科 の方針 として暗記 を重視 していた。学生たちは,授業外の時間に,教科書 を持 っ て大学 の周囲の畑の中や木の Lでぶつぶつ と声 を出 し なが ら暗記 に励 んでいた。暗記とパ ターン ・プラクテ ィ スとい う古典的な方法であったが.若い優秀 な学生 た ちは.わずかの例外 を除 き. よ くつ いて きて上達は 目 覚 ましかったO彼 らは現在ベ トナムの政府機関.大学.

E]本企業の現地事務所等で活躍 している。

b.

実生活結合型 長崎の

S

大学では,高校 を卒業 して来 日したマ レーシア人.中国人,韓国人なとに教 えたO彼 らの 目的は大学進ノ芋であったが,学 んだ R本

い ときも質問 します

」 な

と言 って, 予定の時間 まで読み続 けた。 人草の 職 員録の名前 を片 っ端か ら読 まされた教員 もいた。

e.

教師依存型 アメ リカの名門

H

大学からやっ て来た 日系 の

S

君が 「セ ンターの授 業 について先 年 と話 し合い たい

」 と

1 05

‑ 資料

3‑

言って.研 究室に入って きたIJ何事か と多少緊張

L

いると.娘は次のように言った

「 、「 H

大学 で 日本語 を勉 強 していた ときは,毎 日,1テス トと簡単な宿題が出た

ま'+I.

2‑3

週間に 1回作文の宿題が出たC ここで も もっ とテス トや宿題 を増や してほ しい。テス トや宿趣 が ない とどうやって勉強 した らいいか分か らない。」

f. "応答使先"型 メキ シコ人の

M

君 は ̀あ い/ 語 はす ぐ実生 括で便 って

L

芸蓋,

日本語学習のタイプ

自身は意識 していなかっ

たか も しれないが )をう

N "YAHARA AKI RA

留学生センター 教授

C

持続型 イタリア

人の

M

君は

.T

大の留学4:セ ンターで勉強 を始めた こ ろは普通の学生 だった。ただ,いつ も大 きな声で. し か も特徴 のあ るアクセ ン トとイン トネ‑シ ョンで教科 書 を読み質問 を し話す ことで 目立つ くらいたった。 し か し

,1 5

週間の中級 の コースが終 わったあ と.彼の本 領が発揮 された。研 究の合間 にセ ンタ‑の補講やボ ラ ンテ ィアによる 日本語教室 な ど様 々なクラスに通い, 勉強 を続けた。私の補講の クラス

(L級 )に も

2

期連 続 して出席 していた、ついつ も最前列 に陣取 り.教材 の プ リン トは拡大 コピー した もの を持 ち (こう しない と 漢字が吉元みに くい ら しい).当て られ れ ば, 相変 わ ら ず大声で答えた(,凶 を追 うご とに力 をつけ,ついには 教材の E]本譜 の不 自然 さや私の漢字の誤 りを指摘す る

ところ まで きた。

d.

自己中心型 (教師利用型 ) u本 人を母親 に持 つ フラ ンス人 R君は クラス分 けのための面接 で も完壁 に近い 日本語 を話 した。「あ なた に適 当 な 日本語 の ク ラスはないので、自分で勉強 して 質問 が あ っ た ら個 人 指導の時間に来 なさいrJ」 と伝 えたーす る と.彼 は, いろい ろな教員の個 人指導の時間に, 自分で開音 した

̀教材" を使 って 自分のペ ースで学習 を始めた「例 え ば,中学生用の漢字教材 を持 って来て

.

「私が こ こに ていた ら,指摘 して くだ さい〔 また,意味が わか らな

ちの 71人、'たった、初対 面の ときは,事務 の人 も 教 員 も,その応 答の巧み さか らてっ きり上級 レヘ ルの学生だと考えてしまっ たJ ところが,ペ ーパ ーー テス トを してみる と,慕 礎 的 な知識 もかな り怪 し かった、彼は不満そうだつ たが,基礎 をかためたは うが い と考 え初級の クラス に入って もらったっ相変 わ らずあいつち と簡単 な応答 ,

+=けは うまかつたが,系統的な勉 強が 若手 ら Lくいつ i)つ まらなそ うに していた1

g "日本人M型 ハ ンカ T)一 人の

G

さんは 来 日直 後の クラス分けのペーパーテ ス トは高得.i:Tj=L,たが, 面接 では 「わた しは E]本譜では話せ ませ ん

」 を連発 した。簡 単な質問にはJE確 なE]本語で答 えるの fjが.

少 し難 しい質問だ と英語で答え ようとし/+=

同僚の 人は 「自分の鏡 を見ているよう,+i 」 と言)た、

私 も若 いころは, 自分の教 えf]に虹理や り学'lJJ]'者 を 従わせ ようとす る 一面があ った しか し.最近では, 学習者には独 自の事情 (文化的背景 も含 め

) .

向.

得 手不得手等があ るのfi, とい うことをかな り意識す る ようになった。そ うした学習者の事情 との緊張関係 の 中で教 え方も進歩 .発寒 してい (わけであ る

本人に 一定の青欲があ りなが ら.臥 (あるいは私が 所席 していた機関 )のや り方では と、う して もうまくい か なかった学生 も何 人かいて,今J▲出す と心が痛む、

aで触れた 「わずかの例外」の 人たちとは

3

午前ベ ト ナムで再 会 したが,その R本譜力の進歩には驚嘆 した

草葉後実践 の中で 自分に合った学習方法 を会得 したの であろ う「

(『学園だよ り

』N o . 1 37( 1 997. 7

1

.

長崎大学学生部)よ り転載)

参照

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