微生物学実習 4日目
[計p.13] 4日目
HT供試菌の同定 細菌汚染検査
[実験IIIC]
生化学的性状試験3 (供試菌,TSI寒天培地によ る確認培養)
[実験IV] 薬剤感受性試験 前培養
[実験IA]
グラム染色スケッチ [実験IB]
グラム染色のよる細菌の分
類◇顕微鏡の清掃・点検 [実験IIIC]
生化学的性状試験3 (フードスタンプ,TSI寒天
培地による確認培養)[計p.8] 画線分離培養の結果の確認
前日までの確認:
フードスタンプで検査したセレウス菌,サルモネラ属細菌を普 通寒天平板培地に画線分離培養した.
1. フードスタンプ セレウス寒天からの画線分離
培養
2. フードスタンプ サルモネラ寒天からの画線分 離培養
TSI寒天培地の確認培養のサンプル
[計p.8&Rep.22] 分離培養の結果
◆フードスタンプから釣菌したサルモネラ属細菌およ びセレウス菌の分離培養の結果をスケッチする[Rep.
22].
用フードスタンプより ( 黒 ) 色のコロニー検体
セレウス菌フードスタンプより ( 赤 ) 色のコロニー検体 培地の色・コロニーの形状・他の細菌の混入などが分かるよう に色鉛筆を使ってスケッチすること.
サルモネラ
記入例
重要部分のみ 重要部分のみ 拡大図
拡大図
[Rep.23] 分離培養・純培養の成功例 寒天培地上のコロニー形態が均一で,他の菌の 混入が認められない.
[Rep.23] 分離培養・純培養の失敗例 異なる形状のコロニーが観察される.
[計p.8&Rep.22] グラム染色による確認
サルモネラ菌,
大腸菌・大腸菌群 フードスタンプ分離サンプル
セレウス菌フードスタンプ 分離サンプル グラム染色性
(陽性・陰性)
陰性 陽性
細胞形態
(桿菌・球菌)
桿菌 桿菌
細胞の大きさ
(縦 x 横μm)
3 x 1 μm 2 x 1 μm
芽胞(有・無)
なし あり
推定した細菌種
サルモネラ菌 セレウス菌
◆画線分離培養した細菌をグラム染色し,グラム染色性・細胞 形態・細菌の混在の有無を確認する(Rep.22).
[計p.8&Rep.22]グラム染色による確認 複数種類のコロニーが混在する場合、最も 多くみられるタイプのコロニーを1つ選択 する。
重要
[計p.8&Rep.22]グラム染色による確認
顕微鏡の清掃
2日目と同じように
清掃します。 レンズペーパー
石油ベンジン
[実p.24] 薬剤感受性試験 薬剤感受性試験の最も重要な目的は細菌感染症 治療の際の適切な抗菌薬の選択である.
菌種や菌株の違いで、
薬剤感受性が異なる 患者
分離培養 原因菌
薬剤感受性試験
抗生物質名 判定結果
○○ 有効 XX 有効
□□ 無効
[実p.24] 薬剤感受性試験
1.重篤な症状で緊急性 が高い
臨床において必要な場合のみ実施される 2.広域スペクトルの抗
生物質が効かない
[実p.24] 薬剤感受性試験 ディスク法でグラム陽性菌を試験する
本実習で扱う方法
黄色ブドウ球菌
(薬剤感受性菌)
黄色ブドウ球菌
(薬剤耐性菌)[実p.24] 薬剤感受性試験
薬剤感受性試験の方法と有効薬剤の選択方 法の習得を目的とする.
抗生物質名 判定結果
○○ 有効 XX 有効
□□ 無効 本実習における目的
[実p.24] 薬剤感受性試験 微生物を利用した抗生物質(化学療法剤)の評 価方法として,殺菌作用及び静菌作用に基づい た「力価検定」と「感受性試験」がある
[実p.24] 薬剤感受性試験 病原性細菌を扱うので,実習内容を十分に理解 した上で実験を行うこと!
黄色ブドウ球菌
[実p.26] 黄色ブドウ球菌による感染症
黄色ブドウ球菌は、皮膚の化膿性疾患、骨髄炎、関節 炎、肺炎、腹膜炎、敗血症などの原因となる。また、
エンテロトキシンやTSST-1などの毒素を産生するため、
食中毒やトキシックショック症候群、腸炎などの原因 となる。
[計p.9] 薬剤感受性試験の前培養
供試菌 ◆2日目のグラム染色結果より,グラム陽性・球菌と同 定され,また3日目のマンニット食塩寒天培地にてマ ンニット分解性であった2種類の供試菌( ),
供試菌( )について普通ブイヨン液体培地に4
本ずつ植菌する(8人班では1人1本ずつ担当する).
*ビニールテープを用いて,培地に班名・試験者名を示 し,『供試菌○』と明記すること.
訂正
[計p.9] 薬剤感受性試験の前培養
【実験IV】普通ブイヨン液体培地:「 8 」本 配布物
グラム陽性・球菌
マンニット分解性ありの2種類の供試菌を4本ずつ
[計p.9] 薬剤感受性試験の前培養
白金耳を用いて、分離状 態の良いコロニーを1つ 釣菌する。
グラム陽性・球菌
マンニット分解性ありの2種類の供試菌 4本ずつ植菌
[計p.9&Rep.24] 薬剤感受性試験の前培養
◆培養する際に,班の中で培養操作についてお 互いに評価する(Rep.24).
白金耳を選んで 火炎滅菌
[計p.9] 薬剤感受性試験の前培養 アルミキャップ付き試験管は上方から持たない
横から持ちます
落とします 危険です
[計p.9] 薬剤感受性試験の前培養
培地や試験管を持ったまま白金耳を火炎滅菌しない
もう慣れたし・・・
試験管を落としたり、菌液 をこぼす恐れがあります
[計p.9] 液体培地への植菌の評価 1.
培養後、菌の増殖が認められること。
評価のポイント
明日,菌液が濁っている ことを確認する.
濁っていれば,培養成功.
濁っていなければ,培養 失敗.
[実p.20] 生化学的性状試験 3
TSI寒天培地を用いて,代表的な腸内細菌 を同定する.
目的
RK
供試菌と,フードスタンプを用いて台所用 品から採取した菌.
材料
[実p.20] 細菌と食中毒について 食品を食べたり飲んだりすることで種々の原因 により中毒を起こすことを食中毒といい,この うち細菌が原因となる食中毒を細菌性食中毒と いう.
おいしい
毎日飲んで 学業優秀
○○乳業 2011.12.16
牛乳
毒素
生きた病原性細菌を含
む食品の摂取 細菌毒素を含む食品の 摂取
サルモネラ属細菌 腸炎ビブリオ カンピロバクター など
黄色ブドウ球菌 ボツリヌス菌 など
[実p.20] 細菌と食中毒について
腸管毒素
[実p.20] 細菌と食中毒について
原因菌の検出・同定
細菌生食中毒が発生した場合の対応手順 発生状況,原因食品などの情報収集
治療 再発防止
[実p.20] 生化学的性状試験
基質
代謝○○菌
培地成分
XX菌
代謝産物
+pH指示薬など
生化学的性状の違い=代謝できる物質の違い
培地の色が変化する
培地の色が変化しない
[実p.20] 生化学的性状試験・細菌同定
•
フードスタンプから得られた細菌はサルモネラ 属細菌(あるいは大腸菌・大腸菌群の細菌)であ るか?他の菌の可能性はないのか?
•
純培養をする際に,目的の細菌を釣菌出来た か?他の菌が混ざることはなかったのか?
TSI培地を用いた生化学的性状試験により同定 する.
[実p.20] 生化学的性状試験・細菌同定 試料
供試菌A〜Hより,グラム染色結果からグラム陰 性・桿菌と同定された細菌種4種類
実習生単離菌(フードスタンプから)
[実p.20] TSI寒天培地
主にサルモネラなどの腸内細菌の鑑別培地 として用いられる.
TSI= Triple Sugar Iron(乳 糖・白糖・ブドウ糖・クエン酸 第二鉄)
硫黄(S)源:チオ硫酸ナトリウム pH指示薬:フェノールレッド
(マンニット食塩寒天培地を参照)
[実p.5 & Rep.26] 寒天培地の種類 試験管を用いる培地として、斜面培地・高層培 地・半斜面培地(半高層培地)があり、純培養・増 菌培養・菌の性状テストなどに用いられる。
高層 部は 嫌気 的
斜面
部は 好気 的
半高層培地
斜面部: 好気的条件
高層部: 嫌気的条件
[実p.21] TSI寒天培地への穿刺培養-1
純培養したコロニーの釣菌方法 白金線
寒天培地 実習室にてデモあり!
1.火炎滅菌した白金線を 菌の増殖していない部 分に当てて冷やす.
2.白金線の先端で釣菌
する.
[実p.21] TSI寒天培地への穿刺培養-2
TSI寒天培地への植菌方法
1. 培地の高層部に深く穿刺する.
2. 白金線を高層上部まで引き上げる.
3. 斜面部に塗布する.
4. 37℃で培養する.
白金線
実習室にてデモあり!
提出時は キャップを 閉めた状態 にする(後で 教員が調整 する)。
[実p.21] 穿刺培養の評価
1.
指示された方法で穿刺培養されている。
2.
目的とする細菌が増殖しており、その他の微 生物の混入が認められない。
評価のポイント
[実p.21] コロニーの選択条件
1. 寒天培地上のコロニー形態が均一で,他の菌の混入 が認められない.
2. 顕微鏡観察でも他の菌の混入が認められない.
3.
コロニーの分離状態が良く,1つのコロニーのみを 正確に釣菌できる.
異なる細菌が混在する状態では、
正確な実験結果が得られない。
確実に1つのコロニーを釣菌し、
検査菌を純培養する。
[計p.8] TSI培地を用いた確認培養
検体
◆サルモネラ属細菌あるいは大腸菌・大腸菌群用フードスタン プから釣菌し,実験IIIBで「分離培養」した検体を各自TSI培地 1本に植菌する.
*ビニールテープを用いて,培地に班名・試験者名を示し,『検 体』と書くこと.
供試菌 ◆2日目のグラム染色結果より,グラム陰性・桿菌と同定された 4種類の供試菌( ),供試菌( ),供試菌
( ),供試菌( )についてTSI培地に2本ずつ植菌 する(8人班では1人1本ずつ担当する).
*ビニールテープを用いて,培地に班名を示し,『○班,供試菌
○』と明記すること.
[計p.8&Rep.24] TSI培地への穿刺培養
◆培養する際に,班の中で培養操作についてお 互いに評価する(Rep.24).
白金耳を選んで 火炎滅菌
[計p.8] TSI培地を用いた確認培養
配布物:
【実験IV】TSI培地:「16」本
フードスタンプ からの検体 (各自1本)
検体 供試菌
供試菌 ( )
各班(4種類x2本ずつ)
供試菌 ( )
供試菌 ( )
供試菌 ( )