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福島県立医科大学 学術機関リポジトリ

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Academic year: 2021

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Fukushima Medical University

福島県立医科大学 学術機関リポジトリ

This document is downloaded at: 2021-11-08T01:47:27Z

Title 精神看護学領域地域貢献活動報告 : 学術活動

Author(s) 大川, 貴子; 田村, 達弥

Citation 福島県立医科大学看護学部紀要. 19: 27-28

Issue Date 2017-03

URL http://ir.fmu.ac.jp/dspace/handle/123456789/565

Rights © 2017 福島県立医科大学看護学部

DOI

Text Version publisher

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学 術 活 動 27

精神看護学領域 地域貢献活動 報告

大川 貴子・田村 達弥  

 私たち精神看護学領域では地域貢献の一貫として,福 島県内の看護職者向けに継続して行なっている活動があ ります.

 一つ目は「セルフケア事例検討会」であり,臨床での 困難事例についてセルフケア理論を基盤にして,ケース の全体像を捉えながら,どのようなアプローチをしてい くのがよいか,ディスカッションしています.この事例 検討会は,事例を提供して下さる施設へ出向いていって 行なうという,出前形式で実施しています.

 平成28年度は第39回を6月4日(土)に医療法人安積保 養園 あさかホスピタルにて(参加者:56名),第40回を 9月24日(土)に公益財団法人金森和心会 針生ヶ丘病院 にて(参加者:31名),第41回を12月3日(土)に磐城済 世会舞子浜病院にて(参加者:24名)行ないました.

 事例検討会の前にはミニレクチャーと称し,事例提供 をする施設からの希望に添った内容で,30分程度の講義 を行なっています.今年度はいずれの施設からもセルフ ケア理論についての理解を深めたいという要望があった ため,セルフケアに焦点をあてたアセスメントや,それ に基づくケアの導き方について具体例を挙げながら説明 すると共に,パターナリズムへの問題提起や,リカバ リー・ストレングスモデルとセルフケア理論との関連に ついて触れました.ミニレクチャーに対する参加者から のアンケートでは「セルフケアは患者さんにしてあげる ことではなく,自己決定できるように導くことが大切で あることを改めて学びました.」「小さな親切,大きなお 世話.身につまされる思いでした.私たち看護者が日頃

良かれと思って行なっていることが患者にとって自ら考 え行動に移す能力を低下させてしまうことに気づかされ た.」といった感想が寄せられました.

 事例検討では,各施設の事例提供者とそのケースに関 わる医療福祉メンバーにご協力いただきながら,参加者 を交え,教員のファシリテートのもと,2時間程度かけ て活発な意見交換が行なわれます.事例提供者からは

「自分たちが行なっている看護について語ったり,意見 をもらったりすることで患者本人や家族へのかかわり方 について整理することができた.」「問題行動の中に隠れ ている患者の気持ちを全体像から理解していくことで,

患者の行動の裏付けができ,何を求めているのか少しず つ見えてきたような気がしました.」といった感想が聞 かれています.参加者からのアンケートでは「1つの場 面からそのことの意味を考えることの重要性と,アセス メントをつなげていく思考のプロセスを学べた.」「ミニ レクチャーの内容が参加者の意見に反映されていたよう に感じる.困難なケースに向き合っていく大変さを改め て感じ,提供者が支援される会になっていると感じた.」

といった感想が寄せられました.

 また,参加者からは毎回「また開催してほしい」「是 非続けてほしい」といった意見が寄せられています.次 年度も3回のセルフケア事例検討会を予定しておりま す.

 二つ目は「精神看護学セミナー」であり,毎年,精神 看護において関心の高いトピックを取り上げ,そのテー マに関する第一人者や,研究活動を行なっている人をシ ンポジストに招き,シンポジストからのプレゼンテー ションを踏まえて参加者とのディスカッションをすると いう形で開催しています.

 前回は平成28年3月5日(土)に,『あなたは「家族へ のケア」をしていますか?-基本的な考え方から具体的 なアプローチまで紹介します-』をテーマに,精神疾患 患者の家族に対するアプローチに焦点を当てて,シンポ ジストを2名お招きして開催しました(参加者70名).

高知県立大学看護学部精神看護学教授の田井雅子先生か らは,家族エンパワメントモデルについて紹介して頂き ました.医療法人安積保養園あさかホスピタルの大森徹 さんには,修士課程で行なった研究結果を基に,精神科

学  術  活  動

セルフケア事例検討会での様子(舞子浜病院)

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28 福島県立医科大学看護学部紀要 第19号 19-28, 2017

急性期病棟に入院となった患者の家族が求めていること について報告していただきました.ディスカッションで は,病棟や地域で実践されている参加者の方々からたく さんのご質問やご意見を頂き,家族エンパワメントモデ ルの精神看護への応用についてや,対応に苦慮している 家族への支援方法についてなどを考え合うことができ,

とても充実したセミナーとなりました.参加者からのア ンケートでは「家族のニーズを捉える際に,自分の価値 観から離れるということにハッとした.」「今まで家族エ ンパワメントモデルというシステム化されているものが あるとは知らずに独自の考えや上司先輩の方法の見よう 見まねで対処してきた.家族へのかかわり等の理論的な ものを取り入れて行なえると感じた.」「ディスカッショ ンがとても興味深いもので,自身のケアを考え直すこと ができた.どの科にも共通することなので,是非もっと 多くの人に家族看護を広めていきたいです.」といった 感想が寄せられました.

 今年度は平成29年3月4日(土)に「グループのちから を再確認!-当事者同士が語り合える場づくり-」と題 したセミナーを開催予定です.

 大学に籍を置く者として,理論と研究と実践とのつな がりを具現化させていけるような取り組みを展開し,そ のことが県内で提供される精神看護の質を高めていくこ とに少しでも貢献できればという気持ちで,このような 活動を行なってきました.「継続は力なり」という言葉 を信じ,より多くの皆様とこのような場で意見交換をし,

実践に活かしていただけるような「お土産」をもって職 場に戻って頂けるよう,創意工夫をしながら会を重ねて いきたいと思います.

2015年度精神看護学セミナーの様子

参照

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区分 授業科目の名称 講義等の内容 備考.. 文 化

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学側からより、たくさんの情報 提供してほしいなあと感じて います。講議 まま に関して、うるさ すぎる学生、講議 まま