業 務 説 明 書
業 務 名:NAFIC附属セミナーハウス整備基本計画策定 業務場所:桜井市大字高家 1.業務の目的 奈良県では、奈良県農業大学校を再編し、「農に強い食の担い手」を養成する「フード クリエイティブ学科」を新設、「なら食と農の魅力創造国際大学校(NAFIC)」として 平成28年4月に開校することとし、平成27年10月に教育研修に必要な施設として、 安倍校舎を整備した。 校内に、学生の調理・サービスの実践研修の場として「実践オーベルジュ棟」を設置し、 指定管理者制度により株式会社ひらまつが平成27年4月より「オーベルジュ・ド・ぷれ ざんす 桜井」(平成27年9月オープン)として管理運営している。 さらに、このNAFICを含む安倍地区の地域振興を鑑み、「NAFICを核とした賑 わいづくり構想」を平成27年10月末に策定した。 その中で、県が直接実施する事業として、NAFICにセミナー機能及び宿泊研修機能 を付加し、食のトップランナーの育成を支援するとともに、食と農の連接を目指す多くの 人が集い、交流し、ネットワークを築くための拠点施設として整備を進めることとした。 本業務は、以上の状況を踏まえ、NAFIC附属セミナーハウスの整備について、その 基本計画を策定するものである。 2.履行期間 契約締結日の翌日から 平成28年8月31日まで。 ただし、平成28年7月22日までに中間報告を行うこととする。 3.納入場所 奈良県農林部担い手・農地マネジメント課 4.計画地概要 (1)所在地 奈良県桜井市大字高家 (2)敷地面積 約 12,500 ㎡ (3)法的規制 都市計画法、建築基準法、屋外広告物法、景観法、奈良県風致地区条例、桜 井市風致地区条例、なら・まほろば景観まちづくり条例、文化財保護法、瀬 戸内海環境保全臨時措置法等 (4)各種条件 市街化調整区域 建ぺい率 40%以下/容積率 200%以下/緑地率 20%以上/高さ 15m 以下5.県が考える整備の方向性(概要) NAFICフードクリエイティブ学科に通う学生たちが、実践オーベルジュ棟での ディナー実習等を行うための宿泊施設(学生寮)と、各種セミナーが開催できるセミ ナールームを有し、NAFIC臨時講師の宿泊や食と農に関する国際会議等のゲスト の滞在にも対応できるゲストルームを整備することで、NAFICの研修・教育機能 を強化する。 (1)整備方針 ①NAFICの研修・教育機能の充実に必要な施設整備 ◇NAFICフードクリエイティブ学科において進める「食」の担い手育成 食のトップランナーの育成に必要な実践力を強化するため、実践オーベ ルジュ棟での宿泊客に対する深夜及び早朝の調理やサービス実習に対応可 能な学生が宿泊できる寮機能を付加する。 ◇「フードクリエイティブ学」の確立と普及 フードクリエイティブ学科の基幹的な教義を成す「フードクリエイティ ブ学概論」の内容をさらに深め、広く浸透させるため、専門家が集まるセ ミナーやフォーラムを開催するための小規模なコンベンション機能を付加 する。 ◇「食」と「農」の知の集結 食と農のトップレベルの知識を集結し、新たなムーブメントを国内外に 発信する拠点とするため、各界の有識者が複数日にわたり、議論を尽くす ことができるよう、会議機能及び宿泊機能を付加する。 ②周辺環境を生かした施設整備 ◇NAFIC安倍校舎の現施設との計画的一体感を重視 自然環境とマッチした建築とするため、県産材による木質化に取り組む とともに、「新・里山」としてふさわしい新たな農村景観の創出を図る。 ◇地形を生かした効率的な整備 階段状の現在の地形を生かすことで、造成を最小限にとどめ、効率的な 整備を図る。 (2)整備概要(イメージ) NAFIC安倍校舎に付属するセミナーハウスとして、NAFIC安倍校舎 の隣接地を活用し、その地形を生かした吉野建て方式により、次の施設を整 備する。 ① 学生宿泊棟 NAFICフードクリエイティブ学科の2学年、最大で40人が宿泊でき るシェアハウスとして整備する。トイレやシェアリビングを設ける。 ② セミナー棟 ゲストハウスとして、シングルの宿泊室を設け、短期研修を受講する受講 生や特別講師の宿泊場所とするとともに、各種セミナーなどへの参加者の宿 泊施設とする。 セミナー用のミーティングルームは、多様な規模の会合に対応するため、大
中小の3部屋とする。 また、宿泊者用の共同浴室、トイレを設ける。 ③ エントランス棟 セミナーハウスの玄関として、ロビーを設けるとともに、学生たちが自炊 をすることで、NAFICフードクリエイティブ学科で学んだ調理技術を実 践できるようシェアキッチン、シェアダイニングを設ける。 (3)研修拠点施設のコンセプトイメージ ①施設全体としては、NAFIC安倍校舎の現施設と一体的な運営ができること を基本とし、学生や一般の参加者に快適な研修環境を提供するとともに、地域 住民をはじめとする県民に開かれた「食」と「農」の研修拠点となるよう配慮 する。 ◇ 木質化を図り、景観にもマッチした落ち着いた研修環境を確保する。 ◇ 学生自らが調理できる環境を整備し、実践研修の機会を増やす。 ◇ 学生の深夜及び早朝の実習に伴う宿泊及びセミナー等参加者の宿泊に 関して、快適な宿泊空間を整備する。 ◇ 多様な研修に対応できるよう、規模の違う複数のセミナールームを用意 する。 ②階段状の地形を生かすとともに、周辺の景観に配慮し、NAFIC安倍校舎 の現施設との一体性を尊重した植栽を計画する。 ◇ 地形を生かした吉野建てとし、セミナー棟と学生宿泊棟をエントラン スでつなぎ、一体的な利用ができる動線を確保する。 ◇ 木造(県産材)と鉄筋コンクリートの混構造とし、ぬくもりのある上 質な内装とする。 ◇ 敷地内の高低差を利用した法面処理においては、ブドウなど景観にマ ッチした修景を施す。 ◇ 人工的な構造物はできる限り、和の植物で覆い、NAFIC安倍校舎の 現施設側への景観に配慮する。 6.業務内容 ※検討にあたっては、「NAFICを核とした賑わいづくり構想」及び上記5.県が考 える整備の方向性(概要)に基づくとともに、奈良県農林部、県土マネジメント部ま ちづくり推進局と調整の上、進めること。 (1)建築基本設計に必要な与条件の整理 ① 法規制の確認及び規制の要件整理 ② 建築基本設計に必要な与条件の整理 ・県が提供する情報(地形図、想定利用規模)の他、調査に必要な情報については適 時収集し、宿泊施設やセミナー機能の規模を利用者の動態及び類似施設との比較等 を踏まえて検討すること。
・周辺地域が抱える課題を把握した上で、立地条件、自然環境等踏まえて、施設とそ の周辺整備に伴う与条件を整理する。 (2)NAFICを核とした賑わいづくり構想Bゾーンの全体計画のあり方を含めた基本 計画策定 ① 全体計画(理念、コンセプト等)の検討 ・NAFIC安倍校舎の付属施設としての役割を踏まえつつ、周辺整備との関連性を 含めて、「食」と「農」の拠点機能の充実を念頭に施設の配置計画及び運営計画を検討 すること。 ② 建築計画策定 ・NAFIC安倍校舎の現施設との一体感や周辺地域との環境的調和を考慮し、空間 構成、外観、意匠などの基本計画を策定する。 ・利用者ニーズに合致する館内レイアウト計画を策定する。 ・NAFIC安倍校舎の現施設との連動を考慮した動線計画と施設のエントランス及 びアプローチ計画作成する。 ・以上に基づいた基本計画図(平面図、立面図)を作成する。 ③ 敷地等整備計画策定 ・現状の地形等を生かした敷地等新たに設置する施設周辺の整備計画を作成する。 ・駐車場、雨水調整池、周辺植栽等の内容の検討・設定を行う。 ・敷地内に露出している岩盤の利活用について提案する。 ・以上に基づいた基本計画図を作成する。 (3)対外説明資料の作成 ①(1)~(2)の検討を踏まえ、透視図(イメージパース)を作成する。 ・周辺全体のイメージパースの作成【A3・1視点×1案】 ②(1)~(2)での検討を踏まえ、周辺平面図及び施設平面図・立面図を作成する。 ・周辺平面図【A3×2案】 ・施設平面図【A3×2案】 ・施設立面図【A3×2案】 (4)事業スケジュールの検討及び概算事業費の算出 ・補助制度等の活用も踏まえた上で、事業スケジュールの検討及び概算事業費を算定 する。 (5)各種協議及び資料の作成 ① 県庁内ワーキンググループ会議の資料作成【6月、7月、8月の3回を想定】 ② 法規制についての確認と整理 ※対象となる法律 都市計画法、建築基準法、屋外広告物法、景観法、奈良県風致地区条例、桜井市 風致地区条例、なら・まほろば景観まちづくり条例、文化財保護法、瀬戸内海環 境保全臨時措置法等
7.打合せ協議 (1)委託事業の実施にあたっては、実施内容を奈良県農林部及び県土マネジメント部ま ちづくり推進局と協議しながら、進めるものとする。 (2)本業務に関する打合せ協議は、業務着手時、中間打合せ3回、成果品納入時の計5 回を予定する。 8.中間報告 平成28年7月22日までに、施設基本設計等の予算化に必要となる項目(事業スケジ ュール、概算事業費、設計与条件の整理など)について取りまとめることとする。 9.成果品 本業務は、電子納品対象業務とする。 成果品は、国土交通省が策定した「土木設計業務等の電子納品要領(案)」及び奈良 県が策定した「土木設計業務等の電子納品ガイドライン(案)」(以下、両者を総称して 「要領」という。)に基づいて作成した電子成果品を提出するとともに、報告書等を納 品する。 提出する成果品と数量は次のとおりとするが、「要領」で特に記載のない項目につい ては、調査職員と協議のうえ、決定するものとする。 ・ 報告書(A4版ファイル綴じ・図面はA3折り込み):2部 ・ CD-Rに納めた電子データ:2部 ※ 電子納品のデータ形式等は、調査職員と協議すること ・ その他、発注者が指示するもの 10.閲覧資料 次の資料については、参加表明者に対し、公告に記載した業務説明書の配布期間に、な ら食と農の魅力創造国際大学校安倍校舎にて閲覧可能とする。 ・ なら食と農の魅力創造国際大学校安倍校舎に関する設計図書 11.貸与資料 次の資料については、参加表明者に対し、公告に記載した業務説明書の配布期間に、な ら食と農の魅力創造国際大学校安倍校舎にて貸与する。 ・ NAFICを核とした賑わいづくり構想 12.その他の特記事項 (1)作業の内容及び規模等が設計変更の対象となる可能性が生じた場合には、事前に 調査職員と協議するものとする。 (2)その他本業務の履行に際し、疑義が生じた場合には、調査職員と協議し、その指示 に従わなければならない。 (3)業務遂行の過程で得られた図表等の著作権、一切の知的所有権は発注者に属するも のとする。 (4)履行期間後においても、成果品について誤りや不備があった場合は、受注者は速や かに対応し、修正を行うものとする。
(5)本業務説明書及び閲覧資料により得た情報は、参加表明書又は技術提案書の作成以 外の目的に使用してはならない。