• 検索結果がありません。

の立ち上げと今後の展望

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "の立ち上げと今後の展望"

Copied!
6
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

天神地区

博多駅 周辺地区

博多駅 天神南駅

天神駅

西鉄天神大牟田線 市営地下鉄

JR

西鉄福岡駅

鉄道網

凡例

<主要渋滞箇所>

:箇所

:区間

六本松交差点(福岡市中央区六本松)

原交差点

渡辺通4丁目交差点(福岡市中央区天神)

荒江交差点

堅粕1丁目 交差点

天神地区

博多駅 周辺地区 9.8%

13.4%

14.1%

11.8%

8.0%

8.3%

2.0%

1.5%

1.1%

30.8%

37.8%

42.2%

15.5%

15.1%

15.6%

30.1%

24.1%

18.6%

昭和58年

5,930.3

平成5

(6,585.7)

平成17年

6,657.1

鉄道 バス タクシー 自動車 二輪車 徒歩

※カッコ内はトリップ数(単位:千トリップ/日)

福岡市内における バス路線は充実

凡例

<運行事業者>

<平日運行本数(往復)>

:西鉄バス

:昭和バス

:JR九州バス

:その他

:10未満

:10以上20未満

:20以上50未満

50以上100未満

:100以上

29 こ う え い フ ォ ー ラ ム 第25号/ 2017 . 3

市民参加型モビリティ ・ マネジメント 「まち歩かんね、 クルマ減らさんね運動」

の立ち上げと今後の展望

THE MOVEMENT ON MOBILITY MANAGEMENT: LAUNCH AND PROSPECTS IN FUKUOKA-CITY 山口 晋弘 * ・ 辻 健太郎 * ・ 藤井 涼 ** ・ 二宮 建 **

Kunihiro YAMAGUCHI, Kentarou TUJI, Ryou FUJII and Tatsuru NINOMIYA

To Cope with the transportation problems in the Central city area in Fukuoka-City, this study has set up the movement on Mobility Management, known in Japanese as “MACHI-ARUKAN-NE, KURUMA-HERASAN-NE UNDOU”. The launch of this movement included a lot of consultation with the member of Fuku-POMM (Fukuoka- Platform On Mobility Management). As part of the process, the member registration system was built. This system allows the use of IC cards for transportation.

During this study, 570 people became members. This demonstrates that this movement has a possibility of being effective in Civic Action.

In this report, we review the launch details and prospects of this movement.

Keywords : Mobility Management, Civic Action, Tracffi c Jam Measures, Revitalization in Central City Area, Organization on Mobility Management

1. 本取り組みの背景

(1) 福岡市中心部における現状

福岡市中心部 (天神地区 ・ 博多駅周辺地区) では、 西鉄 天神大牟田線、JR線、 市営地下鉄、 バス等の公共交通の 利便性が高い (図- 1)にも関わらず、 クルマ利用による移 動が多く(図- 2)、 様々な交通問題 (渋滞、 環境負荷、 交 通事故等) の要因となっている。 福岡市中心部を東西に抜け る国道202号においても福岡市中心部に主要渋滞箇所が多く 存在している(図- 3)等、 直轄国道のみならず周辺道路を 含めた面的な対策が必要となっている。

* コンサルタント国内事業本部 大阪支店 技術第一部 社会システム グループ

** コンサルタント国内事業本部 福岡支店 技術第一部 社会システム グループ

天神地区

博多駅 周辺地区

博多駅 天神南駅

天神駅

西鉄天神大牟田線 市営地下鉄

JR

西鉄福岡駅

鉄道網

凡例

<主要渋滞箇所>

:箇所

:区間

六本松交差点(福岡市中央区六本松)

原交差点

渡辺通4丁目交差点(福岡市中央区天神)

荒江交差点

堅粕1丁目 交差点

天神地区

博多駅 周辺地区 9.8%

13.4%

14.1%

11.8%

8.0%

8.3%

2.0%

1.5%

1.1%

30.8%

37.8%

42.2%

15.5%

15.1%

15.6%

30.1%

24.1%

18.6%

昭和58年

(5,930.3)

平成5年

6,585.7

平成17

6,657.1

鉄道 バス タクシー 自動車 二輪車 徒歩

※カッコ内はトリップ数(単位:千トリップ/日)

福岡市内における バス路線は充実

凡例

<運行事業者>

<平日運行本数(往復)>

:西鉄バス

:昭和バス

:JR九州バス

:その他

:10未満

:10以上20未満

:20以上50未満

:50以上100未満

:100以上

図-2 交通手段構成比の推移(通勤目的)2)

図-3 国道202号における主要渋滞箇所3)

図-1 市内バス路線の運行本数(平成26年7月時点)1)

(2)

づくりが求められている。

(3) 本取り組み内容

以上を踏まえ、 福岡市中心部における交通問題の解消に向 けた公共交通の利用促進、 まちの回遊性向上や活性化を目 指し、 関係機関の取り組みを有機的な1つの運動体として機 能させるために、 市民参加型モビリティ ・ マネジメント 「まち歩 かんね、 クルマ減らさんね運動」 (以下、 まちクル運動) の立 ち上げを行った。 また、 実施主体として、 「まち歩かんね、 ク ルマ減らさんね運動推進協議会」 (以下、 まちクル運動推進 協議会) の発足を福岡国道の業務発注のもとで実施した。

本投稿では、 市民参加型まちクル運動、 まちクル運動推進 協議会の紹介と試行実施における運動実施の効果検証および 今後の展望について記載するものである。

2「まちクル運動」 の立ち上げと 「まちクル運動推進協 議会」 の発足

(1) 「まちクル運動」 の立ち上げ

まちクル運動の立ち上げには、 企画段階から関係機関との 協議・調整を経て、運動実施による効果波及イメージ(図- 5)

の共有のもと、 平成27年12月に立ち上げを行った。

まちクル運動は 「参加者みんなで少しずつクルマを減らして 公共交通を使って、 もっとまちを歩こう!」 という社会的な意義 がある運動である。 この意義のもと、 ①交通系ICカードを活 用した会員登録制によるサポート体制の確保、 ②ホームペー ジやスマホ、SNS (ソーシャル ・ ネットワーキング ・ サービス)、

会員へのメール送信による関係機関の取り組みを一元的に情 報配信する仕組みを構築することで、 関係機関の取り組みの 連携強化を図っている(図- 5)。

また、 運動に賛同する会員が、 関係機関が実施する公共交 通利用促進策のイベント等に参加した場合には、 くじ引き形式 でのノベルティの提供を行い、 ③参加する楽しさとともに継続 参加を促す仕組みを構築した。

なお、 ノベルティは関係機関の協力のもと、 提供頂いた物 品により成り立っている。

以下、 「まちクル運動」 を構成する各要素1)~3) につい て紹介を行う。

(2) 福岡モビリティ ・ マネジメント推進連絡会 (FUKU-POMM)

の発足

福岡市中心部における自動車の集中に起因する様々な交通 問題 (渋滞、 環境負荷、 交通事故等) に対し、 ハード整備や ソフト施策の推進だけでなく、 市内における利便性の高い公共交 通を活用し、 市民ひとり一人に 「かしこいクルマの使い方」 への 意識をみつめなおしてもらうことが近年、 重要視されている。 そこ で、 九州地方整備局福岡国道事務所 (以下、 福岡国道) では、

平成16年度より、 福岡市中心部におけるモビリティ ・ マネジメン ト (以下、MM) の推進を実施している4

福岡国道では、 交通問題への面的な対策の必要性のもと、

平成16~19年度に、 学識経験者や交通事業者、 福岡市に よる勉強会を立ち上げ、 南区や城南区におけるMMの試行運 用を行った。 その後、 実施成果を踏まえ、 平成21年3月に、

学識経験者、 福岡市、 交通事業者、 九州運輸局が参画した福 岡モビリティ ・ マネジメント推進連絡会 (Fukuoka- Platform On Mobility Management、 以下、Fuku-POMM) を発足 した (表- 1)。

Fuku-POMMでは、 発足以降、 福岡国道や福岡市、 交

通事業者、 まちづくり団体等の関係機関が主体となって実施 する取り組みに関する情報共有 ・ 意見交換 ・ 連携手法の検討 が実施されている。 取り組みには、5つの方策 (①パーク&

ライド (P&R) の利用促進、 ②公共交通乗換マップの活用 ・ 更新、 ③転入者MM、 ④都市交通マスタープランの策定 ・ 施 策展開、 ⑤自動車に対するデ ・ マーケティングキャンペーン)

(図- 4)のもと、 福岡市のモビリティ向上を目指しており、 方 策に基づく関係機関の取り組みが着々と進められている。

一方、Fuku-POMMの取り組みの中で、福岡市のモビリティ

の更なる向上、 都市の活性化を目指し、 関係機関の取り組み の連携強化、 一元的に情報配信する仕組みの構築、 一般市 民を含めたサポート体制の確保を目指すための新たな仕組み

表-1 Fuku-POMM構成主体(平成28年6月時点)

学識経験者 京都大学教授、 東海大学教授

交通事業者 福岡市交通局 (鉄道)、 九州旅客鉄道㈱

西日本鉄道㈱ (バス、 鉄道)

まちづくり 団体

We Love 天神協議会 博多まちづくり推進協議会 行政 九州地方整備局、 九州運輸局

福岡県、 福岡市

図-4  5つの方策に基づく各関係機関の取り組み5)

(3)

31 こ う え い フ ォ ー ラ ム 第25号/ 2017 . 3

1) サポート体制の確保

サポート体制の確保として、 会員登録制を採用した。 会員 登録を行う利点として、 (ⅰ) 会員数より運動参加者数が明確 になること、 (ⅱ) 登録時に得たメールアドレスよりプッシュ型の 情報配信が可能になること、 (ⅲ) 会員の参加回数を記録する ことができることが挙げられる。 また、 会員登録時には、 交通 系ICカードを活用することで、 実際に公共交通を利用してい る方かどうかの確認を行った。 なお、 交通系ICカード運営業 者への利用許可申請では、 カードの製造番号のみの活用に 許可を得たため、 「カードを持っていること」 だけで 「公共交 通を利用している方である」 という判断を行っている。

会員登録では、 ホームページからの仮登録とイベント等が実 施される現地における本登録の2パターンの登録を可能とし た。 ホームページからの仮登録は、 必要事項 (名前、 メール アドレス、 住所等) を記入するのみで登録完了となり、 現地に おける登録では、 必要事項を記載し、 交通系ICカードをIC カードリーダーに通すことで、 登録完了となる(図- 6)。 本登 録を完了後に会員証(図- 7)を提供し、 会員であることの 自覚を持たせる工夫を行った。 なお、 会員証は、Zカード (Z 折りのカード) を採用し、 カードを広げることで、 運動参加へ の意気込み等を宣言文として記載できる工夫を行った。

図-5 まちクル運動の実施による効果波及イメージ

図-6 交通系ICカードを活用した登録

図-7 会員に渡す会員証

初めての方は、必要事項(名前、 メールアドレス、住所等) を記載 の上、交通系ICカードを登録すれば完了

ピッ!

運動参加への宣言文 ページ を準備し、手書 きで宣言できる仕組み 広げる

(4)

32

持つ既存のノベルティを集めて、 参加者に提供した。

継続参加を促す仕組みは、 会員の参加回数や各種調査へ の協力回数に応じて、 ポイントがたまり、 一定ポイントまでたま ると会員証のランクを上げる仕組みを構築した(図- 12)。 会 員証のランクが上がるごとに、 参加ごとに当たるノベルティにお いて1等が当たりやすくなる仕組みとした。

(2) 「まちクル推進協議会」 の発足

まちクル運動の長期的な定着 ・ 継続を目指すことを基本とし、

事務局を本事務所とした 「まちクル運動推進協議会」 を平成 28年3月14日に発足した (写真- 1)。 本協議会の構成主 体はFuku-POMMと同様 (表- 1) とし、 試行期間で運動 のモニタリングを行い、 「行政主導から地域主導への適切な役 割分担」 とともに 「公共交通を中心としたライフスタイルの定着」

を目指していくこととした。

2) 一元的に情報配信する仕組みの構築

一元的に情報配信する仕組みとして、 ホームページ(図-

8)やSNS (Facebook、Twitter)(図- 9)からの情報配 信を行った。 ホームページでは、 パソコンとスマートフォンの両 方に対応させた情報配信を行った。 なお、 ホームページへの 誘導には、 ポスターやチラシによる周知活動により行った。 周 知活動では、Fuku-POMM構成主体 (表- 1) の協力を得て、

フリーパブリシティによる無償の周知活動を行った(図- 10)。 3) 参加する楽しさとともに継続参加を促す仕組みの構築

参加する楽しさとして、 交通系ICカードを活用した運動参 加登録を実施するごとに、 ノートパソコンからスロット形式で1 等~5等までのノベルティが当たる仕組み(図- 11)を構築 した。 はずれなしのノベルティを提供することで、 楽しく参加 できることを目指した。 なお、 提供するノベルティは、Fuku- POMM構成主体 (表- 1) からの協力により、 関係機関が

図-8 「まちクル運動」ホームページ

図-9 SNS(Facebook、Twitter)

図-11 参加する楽しさを提供する仕組み

図-10 周知活動の様子(ポスター)

図-12 継続参加を促す仕組み

写真-1 発足式の様子(H28.3.14)

(5)

18.8%

18.3%

18.2%

31.5%

25.0%

36.1%

42.6%

41.4%

45.7%

43.1%

28.9%

30.8%

32.1%

20.1%

27.2%

10.9%

5.4%

5.6%

1.4%

2.8%

5.4%

3.0%

2.7%

1.3%

1.9%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

クルマに頼らないライフスタイル 環境に優しい移動 渋滞の解消に貢献する移動 安全な移動 健康によい移動

とてもそう思う ややそう思う どちらともいえない あまり思わない 全く思わない 単位:%

参加したいと 思う 11.5

まあまあ 参加したいと

思う 31.2 どちらとも言

えない 36.5 あまり参加し

たくない 9.7

参加したくな 11.1

N=4,928

40%の方が 参加してみたいと回答 とてもよい取

組だと思う 16.6

なかなかよい 取組だと思う 44.8 どちらとも言

えない 32.0 あまりよい取

組だと 思わない

2.9

よい取組だと 思わない

3.8

N=4,928

60%の方が 良い取組と評価

単位:%

37%

63%

本登録(214) 仮登録(358)

全 会 員 の 内 、 37% が交 通系IC カ ー ド の登 録( 本 登録)を実施 本登録

214名

仮登録 358名

※本登録:現地にて交通系ICカードの登録を行った会員

※仮登録:ホームページから登録を行った会員

33 こ う え い フ ォ ー ラ ム 第25号/ 2017 . 3

3.まちクル運動の試行実施による結果

平成27年12月より試行運用を開始し、 月1回の会員登 録活動を行った (写真- 2)。 登録活動では、 関係機関がも つマスコットキャラクターの着ぐるみを活用する等の集客に向け た工夫を行った。 あわせて、WEBリサーチモニター会社を介 した会員登録の呼びかけを行った。 その結果、 平成28年3 月末において、572名の会員を獲得することができ、 内、 本 登録が214名、 仮登録が358名となった(図- 13)。

4.まちクル運動の試行実施による効果検証

(1) 効果検証方法

まちクル運動の試行実施における効果検証を行った。 効果 検証方法は、 福岡県在住者に対するWEBアンケート調査と、

今回会員登録した約570名を対象とした2回のアンケート調 査により効果検証を行った (表- 2)。

(2) 効果検証結果

会員に対するアンケート調査 (2回実施) および福岡県在住 の方へのWEBアンケートから得られた主な結果を以下に示す。

1) 運動に対する評価 (WEB アンケート調査)

まちクル運動のホームページを閲覧した後の運動に対する 評価は、 「とてもよい取り組み」 「なかなか良い取り組み」 と回 答した方が全体の約6割であった(図- 14)。

2) 運動への参加意向 (WEB アンケート調査)

まちクル運動に対する参加意向では、 「参加したいと思う」

と回答した方が約1割、 「まあまあ参加したいと思う」 と回答し た方と合わせると約4割であった(図- 15)。

3) 移動に対する意識 (会員アンケート (1 回目))

移動に対する意識として、 「健康によい移動」 「安全な移動」

「渋滞の解消に貢献する移動」 「環境に優しい移動」 「クルマ に頼らないライフスタイル」 の5つに対する意識を確認した結 果、 会員にとって、 「安全な移動」 「健康によい移動」 に高い 意識があることが分かった(図- 16)。

表-2 評価検証方法の概要と回収数 WEB

アンケート

会員アンケート

(1回目)

会員アンケート

(2回目)

概要 ・ 会員登録依頼

・ 取組評価 等

・ 目標設定

・MM意識 等

・ 目標達成状況

・ 今後の参加意向等 実施

期間

H28.1.26

~H28.2.1 H28.2.10

~H28.2.22 H28.3.1

~H28.3.14

回収数 4,928名 165名 128名

図-13 会員登録状況(平成28年3月時点)

写真-2 会員獲得活動の様子

図-16 移動に関する意識

図-15 まちクル運動への参加意向(N=4,928)

図-14 まちクル運動に対する評価(N=4,928)

(6)

37.5%

25.9%

20.5%

15.2%

21.4%

17.0%

0.9%

17.0%

16.1%

10.7%

10.7%

3.6%

7.1%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

交通系ICカード(nimoca)のポイント と連動すべき 運動に参加できる機会(イベント数)

を増やすべき 福岡市内のイベント情報を積極的に

発信すべき 運動に参加した時にもらえる商品を

充実すべき 公共交通の割引情報(一日乗車券 等のサービス)を積極的に発信す…

運動参加者であれば周辺店舗等で 割引サービスが受けられるように…

その他

仮会員

※3つまで回答 本会員

【単位:%】

62.79%

58.51%

49.11%

63.83%

37.21%

41.49%

50.89%

36.17%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

クルマ利用削減時間

公共機関利用時間

徒歩回遊時間

まち来訪頻度回数 達成 未達成

N=86

N=94

N=112

N=94 N:回答数

26.6%

64.8%

7.8%

0.8%

積極的に参加したい 機会があれば参加したい どちらとも言えない あまり参加するつもりはない

62.79%

58.51%

49.11%

63.83%

37.21%

41.49%

50.89%

36.17%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

クルマ利用削減時間

公共機関利用時間

徒歩回遊時間

まち来訪頻度回数 達成 未達成

N=86

N=94

N=112

N=94 N:回答数

26.6%

64.8%

7.8%

0.8%

積極的に参加したい 機会があれば参加したい どちらとも言えない あまり参加するつもりはない

34

果検証を行った。 結果、WEBアンケート調査においてはサン プル数が約5,000件、 会員アンケートにおいても100件を超 える回答を得ることができた。

回答結果より、まちクル運動に対し、約6割が 「良い取り組み である」 と評価した。 また、 約4割が 「参加してみたい」 と回 答した。 移動に関する意識調査からは、 「安全」、 「健康」 に意 識が高い方が、 運動会員になっていることがわかり、 クルマ利 用削減目標時間の達成率も約6割と高く、 運動実施による 「ク ルマ利用の抑制」 に一定の効果が得られることを示すことがで きた。 今後のニーズとしては、 「交通系ICカードとの連動」 や

「運動参加機会の充実」、 「イベント情報の発信」 が挙げられた。

今後の課題としては、 会員から得られた運動に対するニー ズ (交通系ICカードとの連動、 参加できるイベントの拡大、

積極的な情報配信等) に対し、 まちクル推進協議会として実 施可能なところから検討し、 改善していく必要がある。

5.今後の展望

平成27年度は、 福岡市中心部において、 関係機関が取 り組む公共交通利用促進策との連携強化に向け 「有機的な1 つの運動体」 として、 まちクル運動の立ち上げを行った。 あわ せて、 本運動の実施主体として 「まちクル運動推進協議会」

を発足した。 また、 数回の会員獲得活動において、 約570 名の会員を得ることができ、 クルマ利用削減に貢献できた等の 一定の成果が得られることを示すことができた。

今後は、 効果検証から得られた課題を踏まえ、 「まちクル運 動」 の改善を図るとともに、 会員獲得等の継続的な運動推進・

運動による効果のモニタリングを実施するとともに、 「行政主導 から地域主導への適切な役割分担」 に向けた関係機関との協 議 ・ 調整を実施していく。

謝辞:本稿の作成にあたり、Fuku-POMMの関係機関、 試行 運用に協力いただいたの皆さまの多大なご支援を賜りました。

ここに謝意を表します。

参考文献

1) 福岡市住宅都市局 : 福岡都市圏における公共交通機関に関する 調査、2016

2) 福岡市交通計画課 : 福岡市の人の動き ~ 第4回北部九州圏 パーソントリップ調査による~ <概要版>、2007

3) 福岡県交通渋滞対策協議会 : 福岡県地域の主要渋滞箇所の公 表について、2013

4) 池田、 中村、 北村、 須永、 牧村ら : 福岡におけるかしこいクル マの使い方を考えるプログラム ~福岡モビリティ ・ マネジメント推 進連絡会 (Fuku-POMM) の活動~、 第5回日本モビリティ ・ マネジメント会議 (JCOMM)、2011

5) 福岡市住宅都市局 ・ 道路下水道局 ・ 経済観光文化局 : 道路交 通の円滑化に関する調査、2015

4) 運動に対する今後のニーズ (会員アンケート (2 回目))

会員アンケート (2回目) において、 まちクル運動に対する 今後のニーズを把握したところ、 「交通系ICカードとの連動」

が最も高く、 次いで 「運動参加機会の充実」 「イベント情報の 発信」 を望んでいることが分かった(図- 17)。

5) 目標設定に対する達成状況 (会員アンケート (2 回目))

会員登録時に設定した 「クルマ利用削減目標時間」 におい て、 回答者の約6割が目標を達成(図- 18)しており、1週 間1人の削減時間に試算すると約112分の削減となった。 ま た、 回答者の9割以上から継続的な参加意向を得ることがで きた(図- 19)。

(3) 効果検証のまとめ

今回、 平成27年12月より4カ月間の期間において、 会 員登録活動および各種アンケート調査による試行段階での効

図-17 まちクル運動に対する今後のニーズ

図-18 目標の達成状況

図-19 今後の参加意向(N=128)

参照

関連したドキュメント

福岡市新青果市場は九州の青果物流拠点を期待されている.図 4

在学中に学生ITベンチャー経営者として、様々な技術を事業化。同大卒業後、社会的

The figures for Visitor Arrivals are definitive (2019) and provisional (2022), while * stands for the preliminary ones, compiled and estimated by JNTO..

私たちは上記のようなニーズを受け、平成 23 年に京都で摂食障害者を支援する NPO 団 体「 SEED

私たちは上記のようなニーズを受け、平成 23 年に京都で摂食障害者を支援する任意団 体「 SEED

1000 ㎥/日以上の事業者 213.5 73.2 140.3 65.7 500 ㎥/日以上の事業者 39.3 18.6 20.8 52.9 200 ㎥/日以上の事業者 20.4 19.1 1.3 6.3. 計 273.3 110.9 162.4

安全性は日々 向上すべきもの との認識不足 安全性は日々 向上すべきもの との認識不足 安全性は日々 向上すべきもの との認識不足 他社の運転.

兵庫県 篠山市 NPO 法人 いぬいふくし村 障害福祉サービス事業者であるものの、障害のある方と市民とが共生するまちづくりの推進及び社会教