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南海地震時の避難経路選択行動に関する

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Academic year: 2021

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北部 中央部

南部 上

ノ加 江 漁 港

上ノ加江小学校 上 ノ加 江 漁 港

1.地域概況

2.現況

現況 避難路改善 避難場所追加

0 5 10 15 20 25 30

0100200300400500600700800900 1000 ステップ数

避難訓練 事前情報あり

ランダム 津波到達予想時間

0 5 10 15 20 25 30

0100200300400500600700800900 1000 ステップ数

避難訓練 事前情報あり

ランダム 津波到達予想時間

0 5 10 15 20 25 30

0100200300400500600700800900 1000 ステップ数

避難訓練 事前情報あり

ランダム 津波到達予想時間

0 5 10 15 20 25 30

0100200300400500600700800900 1000 ステップ数

避難訓練 事前情報あり

ランダム 津波到達予想時間

0 5 10 15 20 25 30

0100200300400500600700800900 1000 ステップ数

避難訓練 事前情報あり

ランダム 津波到達予想時間

0 5 10 15 20 25 30

0100200300400500600700800900 1000 ステップ数

避難訓練 事前情報あり

ランダム 津波到達予想時間

0 5 10 15 20 25 30

0100200300400500600700800900 1000 ステップ数

避難訓練 事前情報あり

ランダム 津波到達予想時間

0 5 10 15 20 25 30

0100200300400500600700800900 1000 ステップ数

避難訓練 事前情報あり

ランダム 津波到達予想時間

0 5 10 15 20 25 30

0100200300400500600700800900 1000 ステップ数

避難訓練 事前情報あり

ランダム 津波到達予想時間

4.

避難場所追加 図

3.

避難路改善

5.

通行可能リンク

南海地震時の避難経路選択行動に関する MAS 分析と考察

○久保田恭平、長崎友紀、竹内光生(高知高専建設)、田所良太(大林道路)

キーワード:南海地震,MAS,避難誘導計画,避難訓練,動的シミュレーション

1.はじめに

2030

年までに

M8

を超える規模の南海地震が発生す る確率は約

50%とされており,震災後に津波の恐れが

ある地域では,自主防災組織を主とした避難誘導計画 の作成や避難訓練が実施されている.本研究では南海 地震に備えた減災計画として,避難誘導計画を

2005

年 に策定した高知県上ノ加江の漁村地区を対象に,避難 誘導計画及び避難訓練の両輪が必要であるとして,そ れらの効果を検証するために,住民の避難行動をマル チエージェントシステム(MAS)を用いてモデル化する.

2.避難誘導計画の概要および

MAS

モデル化 上ノ加江の地域概況を図

1

に示す.震災後,漁港方向か ら侵入してくる津波から小 学校に逃げる状況を想定し た.南北約

1km,東西約250m

の 市 街 地 の 道 路 総 延 長 は

9278.4m

で,このうち幅員

2.0m

未満道路は

38.5%

を占 め,昭和

56

年以前の旧耐震 基準による木造住宅の割合 は

80.3%である.図2

に示す

「現況」は,旧耐震基準によ る木造住宅の倒壊を想定し た最短所要時間の避難経路 網の解析結果である.図

3

に示す「避難路改善」は,避 難経路網に特に影響を与えると思 われる道路区間を整備した場合の 解析結果である.図

4

に示す「避難 場所追加」は,北部に避難所を追加 した場合である.図

5

MAS

のモ デル化では,地域的な比較のために

「図

5

に示す北部と中央部と南部の

3

カ所から各

30

人が避難行動を開始する」とした.

3.避難誘導計画と避難訓練の有無のモデル化 避難誘導計画は図

2,図3,図4

に示す最短所要時間 の避難経路網に沿って避難所まで誘導する

3

通りの計 画であり,出発点を 3 地点に集約している.また避難 訓練の有無については,有の場合は最適避難経路網に 沿って避難所まで移動し,無の場合は最適避難経路網 に関する情報がなく,個々に判断しつつ図

5

に示す通

行可能リンクあるいは改善避難路に沿って,出来るだ け早く避難所へ移動しようとする行動である.

4.シミュレーション解析結果および考察

本モデルは,㈱構造計画研究所の

KK-MAS

を利用 してモデル構築を進める.図

6

に示すグラフは,縦 軸を脱出者数,横軸を時間の経過を示すステップ数 としており,津波到達が想定される

142

ステップに 縦線を示す.グラフ中の

3

本の曲線は,脱出者数の 増加が早い順に「避難訓練有」,「避難訓練無の事前 情報有」 ,「避難訓練無のランダム」の場合である.

本報告は出発点を

3

地点に集約した場合であるが,

例えば図

6

の北部について「避難路改善」, 「避難所 追加」による効果をみると, 「避難訓練有」, 「避難訓 練無の事前情報有」,「避難訓練無のランダム」のい ずれの場合も曲線が改善されていることがわかる.

自律行動をする活動主体を複数生成し,時系列な 評価の行える動的シミュレータである

MAS

による行 動ルール別動的シミュレーションを行った.その結 果は,①閉塞部での人の停滞,パニック行動を示す ことができた.②避難行動においては,土地情報の 有無が重要であることが分かった.③GIS を用いた避 難経路解析では避難行動がスムーズに行われた場合 を想定しているのに対し,MAS を用いた避難シミュ レーションではスムーズに避難行動が行えないため に猶予時間内に避難できる人が尐なくなることか ら,実際の避難行動では冷静な判断力を持つことや,

素早い情報収集が必要であることが分かった.

---

お問合せ先

氏名:竹内 光生

電話番号:088-864-5587

E-mail:ttake @ce.kochi-ct.ac.jp

6.避難シミュレーション解析結果

参照

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