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Ⅰ 研究 目的 と調査実施概要

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Academic year: 2021

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Ⅰ 研究 目的 と調査実施概要

1.研究 目的

本研究の 目的は,教員 のキ ャリア形成 におけ る神奈川大学の役割 を明確 にすることにある。

研究 目的に迫 るために,次の ような4点 を明確 にす ることとした。

(∋教員か らみた学生時代の学修 に対す る期待 (∋教員がキャリア形成過程で感 じて きた問題 (参教員が免許状更新講習 を含めた研修で,キ

ャリア形成の視点か ら学 びたいこと

④教員が リカ レン ト教育 として,大学で学 び たいこと

本研 究の特徴 は,「キャリア形成」の対象時 期 として,学生時代 も含 むことであ り,教員の キ ャリア形成 における大学の役割 を考 える点に ある。 これは,共同研究の一員である河上婦志 子 ・神奈川大学名誉教授が1987年 に発表 した 論文 「教員 の現職教 育 にお ける.大学 の役割」

(『神奈川大学 心理 ・教育研究論集』第5号) のテーマを受け継 ぎ,今 日的研究 として展 開す るものである。

調査の特徴 は,研究 目的や研究の特徴 を反映 して,回答者が研修 をめ ぐる現状 と大学‑の要 望 を表現で きる調査 となっている点にある。 こ の点は,文部科学省 レベル,各教育委員会 レベ ル, さらに大学や様 々な団体 で実施 されて きた 教員の意識調査や研修 に関す る調査の中での特 徴 といえる。研究成果 を神奈川大学 における教 職課程の教育実践 に反映で きることも本研究の 大 きな魅力である

鈴木そ よ子

2.調 査 ・研 究 活 動 の概 要

具体 的な研 究活動 は4点か らなる。

(∋卒業生の現職教員 を対象 とした質問紙調査 (参卒業生の現職教員 を対象 としたインタビュ

ー調査

(参学校 ボランティアの実践 と省察

①(参か ら得 られた知見 を教員養成のプロセ ス に生か し,両キャンパスで取 り組 んだ。

(彰教員免許状更新講習の試行 と本実施 におけ る取 り組み

①(参か ら得 られた知見 を現職教育の一環で ある当講習プログラムに生か した。

共 同研究の主な活動内容 を年度 ごとに示す。

l2007年度l

(1)本学卒業生の現職教員‑の質問紙調査 の企 画立案 ・実施 ・分析

(2)学校 ボランテ ィア活動 に参加 した学生の成 長過程 の分析

(3)教育免許状更新講習の構想 (4)法規上の詳細 な確認,資料収集

l2008年度l

(1) インタビュー調査の計画立案,実施,分析 (2)学校 ボランティアに参加 した学生の成長過

程の分析

(3)教員免許状更新講習の試行 を通 して,本実 施の計画 を立案

(4)教員採用試験サポー ト体制づ くりのための 基礎 資料作成

(2)

12009年度F

(1)本研究か ら明 らかになった大学の役割 とそ の遂行 のための課題の まとめ

(2)卒業生教員 と神奈川大学教職課程 との実践 研 究交流 ネ ッ トワークのあ り方の検討 (3)学校 ボランテ ィア校 との連携の充実 (4)教員免許状更新講習の評価 と課題の確認 (5)教員採用試験対策充実のための情報収集

年度 ごとに公表 された本共同研究の活動報告, 研究成果 を以下 に挙 げる。

12007年度l

(1)学会誌等

・河上婦志子 ・他 「生徒 の学び ・学生の学 び一 中大連携の試み‑」神奈川大学教職課程研究 室 『神 奈川大学 心理 ・教 育研 究論 集』 第 26号,2007.3,pp.83‑98

・鈴木そ よ子 ・他 「共同研究 『教員のキャリア 形成 に果たす神奈川大学の役割』 について」

神奈川大学教職課程研究室 『神奈川大学 心 理 ・教育研 究論集』 第27号,2008.3,pp.111

‑121 (2)口頭発表

・鈴木そ よ子 「報告一卒業生 に対す る質問紙調 査 の中間報告 と教員免許状更新講習‑」神奈 川大学教育研究交流会 2008.2.16

(3)その他

・神奈川大学 ・教員 キャリア形成研究会 「教員 のキャリア形成 についての調査 集計結果報 告 (問1‑間 6の うち数字による回答部分) 2007.12.1 (単純集計 による分析。質問紙調査 対象者全員 に送付)

・岩揮啓子 『学校 ボランティア情報交流会報告 書』神奈川大学教職課程,2007.7

・岩 揮啓 子 「学生 の成長 を確 認 した ときの喜 び

『パ イオニ アス クールよこは ま 神奈川 大学 ・横浜市立松本中学校連携事業』横浜市 立松本 中学校,2008.1

J2008年度l

(1)学会誌等

・岩揮啓子 パ可上婦志子

『生徒支援』 の総合 演習一 中学校 の総合 的学習 と大学教職課程の コラボ レーシ ョンー」神奈川大学教職課程研 究室 『神奈川大学 心理 ・教育研究論集』第 28号,2009.3,pp.5‑15

・岩揮啓子 「教員養成 における学校 ボランテ ィ アの意義」神奈川大学教職課程研究室 『神奈 川 大 学 心 理 ・教 育 研 究 論 集』 第28号, 2009.3,pp.107‑110

・入江直子 「神奈川大学 における学校 ボランテ ィアの取 り組み」神奈川大学教職課程研究室

『神奈川大学 心理 ・教育研究論集』第28号, 2009.3,pp.111‑115

・古屋喜美代 ・入江直子 「学校 ボランテ ィア学 習会 を通 しての学 び一主 として小学校 ボラン ティア学習会の分析か ら‑」神奈川大学教職 課程研究室 『神奈川大学 心理 ・教育研究論 集』第28号,2009.3,pp.117‑124

・鈴木そ よ子 「教員が大学での研修 に期待す る 内容 と方法‑ ア ンケー ト 「教員のキャリア形 成 についての調査」 よ り‑」神奈川大学教職 課程研究室 『神奈川大学 心理 ・教育研究論 集』第28号.2009.3,pp.29‑40

・鈴木そ よ子 「神奈川大学の教員養成 における 新たな 目標 と計画策定のための一考察一神奈 川大学湘南 ひ らつかキャンパスの実践 に即 し

て‑」神奈川大学教職課程研究室 『神奈川大 学 心理 ・教育 研 究論集』 第28号,2009.3, pp.53‑62

・鈴木そ よ子 ・他 「教員のキャリア形成 に果た す神奈川大学の役割‑ 2008年度 (第2年次) 研究活動報告‑」神奈川大学教職課程研究室

『神奈川大学 心理 ・教育研究論集』第28号, 2009.3,pp.8卜93

(2)口頭発表等

・古屋喜美代 ・入江直子 「学校 ボランティア体 験 を通 しての学生の学び と成長」 日本教育心 理 学 会, 第50回 総 会, ポ ス タ ー 発 表, 2008.10.13

(3)その他

(3)

・入江 直子 「教 員免許更新講習 に向けて」神奈 川大学 資格教育課程協議会 『神奈川大学 資格 教 育課程通信』 第26号,2009.3.25,p.1

・神奈川大学教 職課程指導室 『学校 ボ ランテ ィ ア通信』,「小 学校 特 集」8号,「特 集 :戸 塚 中」9号,「松 本 中 ・栗 田谷 中 ・老 松 中編 」

10号,8.9.10号 ともに2008.7.16 J2009

年風

(1)学会誌等

・鈴木 そ よ子 「研 究 目的 と調査実施概要」神奈 川大学教職課程研 究室 『神奈川大学 心理 ・ 教 育研 究論集』 第29号,2010,3,pp.57‑66

・河上婦志子 ・鈴木 そ よ子 「質問紙調査結果 の 概要」神奈 川大学教 職課程研究室 『神奈川大 学 心理 ・教 育研 究論 集』 第29号,2010.3,

pp.67‑74

・河上婦志子 「教 師の学習 ニーズの諸相 」神奈 川大学教 職課程研 究室 『神奈川大学 心理 ・ 教 育研 究論集』 第29号,2010.3,pp.75‑88

・古屋喜美代 「教 師がふ り返 る, 自らの キ ャリ ア形成 にお ける壁 とは何 であ ったか」神奈川 大学教 職課程研 究室 『神奈川大学 心理 ・教 育研 究論集』 第29号,2010.3,pp.89‑98

・大西勝也 「学校 の現状」神奈川大学教職課程 研 究室 『神奈川大学 心理 ・教 育研 究論 集』

第29号,2010.3,pp.99‑106

・関口昌秀 「軽度発達障害 と思われ る子 と学校 教 師」神奈川大学教 職課程研究室 『神奈川大 学 心 理 ・教 育研 究論 集』 第29号,2010.3,

pp.107‑120

・岩揮啓子 「現場 の教 員 を支援す る‑教 員免許 更新講習 (選択 :生徒指導) を実施 して‑」

神奈川大学教 職課程研 究室 『神奈川大学 心 理 ・教 育研 究論集』 第29号,2010.3,pp.121

‑130

・入 江 直 子 「教 員 免 許 更 新 講 習 の取 り組 み‑

『教 師が学 びあ うコ ミュニテ ィー』 の展望‑ 」 神奈川大学教 職課程研 究室 『神奈川大学 心 理 ・教 育研 究論集』 第29号,2010.3,pp.131

‑161

Ⅰ 研究 目的と調査実施概要

・共 同研 究 「教貞 のキ ャリア形成 に果 たす神奈 川大学 の役割」報告書,2010.3

(2)口頭発表等

・河上婦志子 ・関 口昌秀 ・鈴木 そ よ子 「教 員 の キ ャリア形成 と大学 の役 割一 神奈 川大学卒業 生 の学習 ニーズ調査 を踏 まえて

」 日本教育 学会 第68回大会発 表,2009.8.29

・鈴木 そ よ子 「教 員 の キ ャ リア形成 に果 たす大 学 の役割一 神奈川大学卒業生 に対 す る調査 よ り‑」 日本教 師教 育学 会 第 19回大会 発 表,

2009.10.4

(3)その他

・教 員免 許状更新講習 における ラウ ン ドテーブ ル等 の取 り組 み,2009.8

・神 奈川大学教 職課程 主催神 奈川大学教 育研 究 交流会 ,司会 ・古屋喜美代 , テーマ 「教 師 と しての悩 み と成長〜若 き教 師の成長 を どの よ うに支 えるか ?」2010.1.30

・神 奈 川 大 学 教 職 課程 「ボ ラ ンテ ィア通 信」 No.12‑14

・神 奈 川大学教 職課程 「平成21年 度学校 ボ ラ ンテ ィア情報交流会報告書」2009.ll.18

・湘南 ひ らつ かキ ャンパ ス教 職課程 「学校 ボラ ンテ ィア活動 レポー ト集」2010.1.18 3.質問紙調査の概要

本稿 に続 く報告 な らびに論 文 の基本 デー タと して,質問紙調査 の概 要 と対象者 について述べ る。

質 問紙 調 査 は,2007年8月 に行 った。 神 奈 川大学教 職課程 を履修 した現役 の教 員754名 を 対象 と して, 自宅 に質問紙 を送付 した。754名

は現住所 を確 認 で きた人数 に当た る。

254名か ら回答 が あ った。 回答率 は33.7%。

回答 を受 け取 った後 ,改 めて分析対象年齢 を限 定 す る こ とに な り,254通 の うち,20代 か ら

50代 の237名 を分析 対 象 者 と した。分 析 対 象 者数 は送付 数 の32%に当た る。

質 問紙 (資料 Ⅰ‑1「教 員 の キ ャ リア形 成 に つ い ての調査 」 質 問紙 ) は,A3用紙 両 面 を用

(4)

資料Ⅰ‑1 「教員の キ ャリア形成 についての調査」質問紙

教員のキャリア形成 についての調査

神奈川大学 ・教員 キ ャリア形成研究会

間 1 回答 して下 さるあなた ご自身について伺 い ます。

1.年齢 ・性 別

2.卒業年

3.学部 (○ で囲む)

4.学科

5 免許取得教科

6.教 職 に就 いてか らの年数

7.教 職以外 の職業経験

8.現在 の雇用形態 (○ で囲む) 9.現在 の勤務校

(○ で囲む) 10.現在 の勤務校種

(○ で囲む)

ll.現在 の担 当教科

12.現在 の校務分掌

13.現勤務校 での役職 (○ で囲む)

西暦

男性 ・女性 (○ で囲む)

月卒業

1.外 国語学部 2.法学部 3 工学部 4.経済学部 5.経営学部 6.理学部

(な し ・あ り) 職種

1.正規職貞 2.臨時任用 3.非常勤講師 4.その他 (

1.公立学校 2.私立学校 3. 国立学校 4.その他 (

1.小 学校 2.中学校 3.高等学校 4.中等教育学校 5.特 別支援 学校 6.その他 (

/ /

/ /

1.校 長 2.教頭 3.副校 長 4.主幹 5.統括教諭 6.主任 7.主事 8.その他 (

8 月 1 5

日までにご投函下 さい。

(5)

研究 目的 と調査実施概要

2 次の点 につ いて,今 の教員 の力 は どの程 度不足 してい る と思い ますかD

大いに や や

不足 している 不足 している 不足 している 十分ある

1 教科 に関す る専 門知識 1 2 3 4

2 教材研 究力 1 2 3 4

3 ‑枚 的教 養 1 2 3 4

4 社会 人 と しての常識 1 2 3 4

5 教員 同士 の人 間関係 づ くり 1 2 3 4

6 保護者 との コ ミュニケーシ ョン力 1 2 3 4

7 生徒 理解 1 2 3 4

8 教 育者 と しての使命感 1 2 3 4

9 学級経営力 1 2 3 4

10部活指導 1 2 3 4

11 事務処理能力 1 2 3 4

間3 教 職 についてか ら行 なって きた研修 .研 究や学習 は, 自分 の能力形成 に どの程度役立 ち ま したかo

大いに 少 し 参加

役立った 役立った 役立った 役立っていない していない

1 初任者研修 1 2 3 4 5

2 経年研修 1 2 3 4 5

3 教委 に よる課題別研修 1 2 3 4 5

4 教科別研修 .研 究 1 2 3 4 5

5 校 内研修 1 2 3 4 5

6 組合研修 1 2 3 4 5

7 民 間研 究会‑ の参加 1 2 3 4 5

8 同僚 との 自主学習 1 2 3 4 5

9 先輩 か ら学 んだ こ と 1 2 3 4 5

10 個 人的 自主学習 1 2 3 4 5

(6)

4 次のような研修があれば, どの程度受けたい と思いますかo

ぜ ひ 時間が とれれば あ ま り

受 けたい 受 けたい 受 けた くない 受 けた くない

1 教科の専門内容 1 2 3 4

2 教科 の指導技術 1 2 3 4

3 ⅠT活用法 1 2 3 4

4 カ ウ ンセ リング 1 2 3 4

5 軽 度発 達 障害 (LD,ADHD, 1 2 3 4

アスベ ル ガー な ど)

6 生徒指導 1 2 3 4

7 保護者 との関係づ くり 1 2 3 4

8 学級経営 1 2 3 4

9 学校の管理運営 1 2 3 4

10 その他 (

間 5 次のような方法の研修があれば, どの程度参加 したい と思いますかo )

ぜ ひ あ ま り

参加 したい 参加 したい 参加 した くない 参加 した くない

1 実践事例の検討 1 2 3 4

2 ワー クシ ョップ 1 2 3 4

(ロー ルプ レイな ど)

3 専 門家の講演 1 2 3 4

4 デ ィベ ー ト 1 2 3 4

5 ⅠTを使 った研修 1 2 3 4

6 その他 (

間 6 研修や研究会へ出席 しに くい理由として,次の ものはどの程度当てはまりますかo )

大 い に あ ま り まった く

当ては まる 当ては まる 当ては まらない 当ては ま らない

1 費用がかかる 1 2 3 4

2 忙 しくて時間が取れない 1 2 3 4

3 校務 を休 んで出張で きない 1 2 3 4

4 管理職が認めて くれない 1 2 3 4

5 他の教員への気がねがある 1 2 3 4

6 開催地が遠い 1 2 3 4

7 内容が実践的でない 1 2 3 4

(7)

研究 目的 と調査実施概要

間 7 大学で研修す る機会があれば, どの ような内容や方法の研修 を期待 しますか○

8 現在,あなたが課題 としていることはどの ようなことですかo

アンケー ト調査の報告書 は,全貞の方‑ 2008年 にお届 けいた します○

①共同研究の報告書 は2010年に発行 される予定ですo報告書送付 を希望 しますかo (はい .いいえ)

②質問紙調査の後,2008年度にインタビュー調査 を予定 していますo神奈川県内の方 を対象 として, 1人11時間程度で行 う予定です○インタビューに応 じていただけますかo (はい .いいえ) はい と答 えて下 さった方 には,対象者 を確定 した後,改めてご連絡いた しますo

*① に 「はい」 と答 えた方は

,

氏名

住所」 を,② に 「はい」 と答 えた方は,下記の全項 目の記入 を お願い しますo

7柑ナ 氏名

住所 T

電話 (自宅or携帯)

E‑Mail(職場or自宅)

(8)

いて,質問項 巨=ま,8つの大間か ら構成 されて いる。

(1)年齢層 と性別

分析対象者 の年齢層 は,図Ⅰ‑1「年齢 層構 成

,図Ⅰ‑2「性別年齢構成」 にあるように 20・30代の若者が約60%を占める。40代, 50代 はそれぞれ約20%の割合 である。男女比

は.約78%が男性で.女性の約38倍 に当たる。

男性,女性それぞれの年齢層 を見 ると.男性の 回答者数185名で,年齢構成は20代か ら50代 まで,20%前後 か ら30%前後 の構成 にな って いる。女性の回答者数は48名で,年齢構成は, 2030代 をあわせて約73%,40代が約20%, 50代 は約6%であ り,男性の年齢構成 との相違 が明確 になっている。

図Ⅰ‑1 年齢層構成 50

40 30 20

0 20 40 60 80 口人数 □%

Ⅰ‑2 性別年齢層構成

0

注 ・未記入者4

50 100

て約12%。臨時任用 と非常勤講師29名 の年齢 層 は20代 が約76%,30代 が約20%とい う構 成 になっている。

(3)現在の勤務校種

分析対象者 の勤務校種 を図Ⅰ一3「現在 の勤 務校種」で見 ると,1番多 い校種が中学校 で約 50%,2番 目が小学校 で約22%,3番 目が高等 学校 で約19%となってい る。本学 で取得 で き る教員免許 は中学校 と高等学校 の教貞免許であ り,小学校 の教貞養成課程 はない。に もかかわ らず回答者の うち,5人 に1人が小学校教員で ある

本学 を卒業 した後,通信教育等で小学校教員 免許 を取得 したのち,小学校教員 となった卒業 生が多いのだろ う。 また,小 ・中学校の枠で採 用 されて,小学校教員 として勤務 しなが ら,夜 間大学 に通 って小学校免許 を取得 した時代 もあ った とい う。卒業後, これ らの方法で免許 を取 得 し,小学校教員 になっている。在学 中の教職 課程履修学生のなかに も,小学校教員免許の取 得 を希望す る学生 はいるが,回答者のなかで こ れほ どの割合 を占めているとい うことが,私 た ちにとって新たな発見 となった。 このデータは 神奈川大学の卒業生が教職 に就 くための方法 と して,小学校教員免許取得の重要性 を実績 と し て示 している。

Ⅰ‑3 現在勤務

(2)現在の雇用形態

男女 ともほぼ同 じ傾向を示 している。正規職 員 が約88%,臨時任用 と非常勤講 師 をあわせ

・高 特別支援学校

中等教 育学校

高等学校

中学校

小学校

注 ・教 育委員会等4

(9)

Ⅰ 研究 目的 と調査実施概要

Ⅰ‑1 インタビュイーの勤務校 (学校種)

学校種 小学校 中学校 高等学校 特別支援学校 中学校 .高等学校 計

表Ⅰ‑2 インタビュイーの年齢層

20304050代 計

4 3 9 4 20

3 2 3

0

8

・20088月時点の年齢を示す。

(4)現勤務校 での役職

校 長 ・教 頭 ・副 校 長 の 管 理 職 は12名, 主 幹 ・統 括教 諭 ・主任 ・主事 の 中間管 理 職者 は 53名,あわせ て約27%が管理職の立場 にある。

なお,質問紙調査 の実施過程,分析過程 につ いては,鈴木 そ よ子 ・他 「共 同研 究 『教員 のキ ャリア形成 に果 たす神奈川大学の役割』 につい て」 (神奈川大学教 職課程研 究室 『神奈川大学 心理 ・教育研究論集』第27,2008.3,ppユ11‑

121)に詳 しく述べ られている。

4.イ ン タ ビ ュ ー調 査 の 概 要

本稿 に続 く報告 な らびにイ ンタビュー調査結 果 に もとづ く論文の基本的情報 として,イ ンタ ビュー実施 の概要 と対象者 について述べ る。

(1) インタビューの 目的

イ ンタ ビュー は,2007年度 の質 問紙調査 を 踏 まえなが ら,大学 に対す る教貞 の期待 や要望 をよ り具体 的に調査す る 目的で実施 した。質問 紙 の回答の傾 向 を分析 し, この傾向 を仮説 とし て,イ ンタビューで よ り深 く, よ り詳 しく聞 き 取 りを行 なった。

(2)インタビュー対象者

イ ンタビュー準備 の第一歩 として,質問紙調 査 を依頼 した際に, 回答者の うち神奈川県在住 の卒業生 には,2008年度 実施予定 の イ ンタ ビ

ユー調査 に協力 して もらえるか どうか も答 えて もらった。 この時,イ ンタビューに協力 で きる とい う回答 のあ った60名が,2008年度 の イ ン タビュー協力依頼 の対象 となった。 イ ンタビュ ー協力依頼 の対象者の うち, イ ンタビュー 日程 期 間中に大学 に来校 で きる28名が イ ンタビュ ー対象者 となった。

イ ンタビュイーの勤務校 (学校種) について は,表Ⅰ‑1「イ ンタ ビュ イーの勤務校 (学校 檀 )

」 ,

男女 の内訳 や年齢層 につい ては,表Ⅰ‑

2「イ ンタビュイーの年齢層」 に示す。

(3)イ ンタビュー実施期間 ・インタビュー方法 200884日 (月) か ら822日 (金) までの8日間で実施 した。午前 の部 と午後の部 に分 け,個別 イ ンタビュー と集 団イ ンタビュー をセ ッ トに した。個別 イ ンタビューは1時間か ら1時間30分,集団インタビューは30分程度 で,集 団インタビューは,個別 イ ンタビューを 実施 したイ ンタビュアー とイ ンタビュイー全員 が集 まって行 なった。

個別 イ ンタビューは1名のイ ンタビュイー を 1名のイ ンタビュアーが担当 した。

(4)インタビューの質問項 目

イ ンタビューでは主 に次の3点 について質問 した。

(ヨイ ンタビュイーが見 ている学校 の現状,最 近の変化

(10)

② 「壁」体験 (困難,危機の体験)の有無 と 内容,乗 り越 えた経験

③研修経験 と大学‑の期待

なお,イ ンタビュー調査の実施過程,質問内 香,分析 方法等 につ いて は,鈴 木 そ よ子 ・他

「教員 のキ ャリア形成 に果たす神奈川大学 の役 割‑ 2008年度 (第2年次)研究活動報告‑」

(神奈川大学教職課程研究室 『神奈川大学 心 理 ・教 育研 究 論 集』 第28号,2009.3,pp.81‑

93)に詳 しく述べ られている。

参照

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