NEWSLETTER 2011.1. N。.36
〒221‑8686横浜市神奈川区六角橋3127‑1電話(045)481‑5661(代)神奈川大学言語研究センター
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日本中国語学会 第 60 回全国大会 を開催 して
2010年11月13日 (土)、14日 (日) の二 日間、
神奈川大学の16号館2階セレス トホール と23号館 の1、2階で 日本中国語学会第60回全 国大会が開 催 され ました。
大会 は 日本 中国語学会事務局 (京都大学文学研 究科 中国語学 中国文学研究室 内)、大会運営委員 会 (委員長 :岩 田礼金沢大学教授他10名)、大会 準備会 (代表 ‥加藤宏紀神奈川大学准教授) で構 成 され る大会本部 を中心 に実施 されました。
大会 は11月12日 (金) に開催 された理事会 を皮 切 りに13日 (土) の評議会、 開会式、学会奨励賞 授与式 に続 き、午後13:15か ら16:45まで 「中 国言語学 の新潮流」 と題 したシンポジウムを三名 の招待講演者 によ り挙行 しました。
最初 のス ピーカーはスタンフォー ド大学 の孫朝 奪教授で 「現代漢語把字句的形成」 と題 して、現 代 中国語 の処置構文 の成立 を 『祖堂集』 や 『朱子 語類』等 の歴史資料 のデータを根拠 に説得 的に論
じました。
イ リノイ大学アーバナ ・シャンベーン校 のJerome Packard教授 は第二講演者 として言語学的認知科 学的方法論 にもとづき HTheMorphologyofChi‑ neseHを中国語 の単語 は統語論記述 をベースに し た ものではな く、Hthebound‑freeandfunction‑
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松 村 文 芳
ると主張 しま した。Packard先生 は英語 で講演 さ れ ま したので通訳 は神奈川大学英語 ・英文学科 の 佐藤裕美先生 にお願 いいた しました。
第三講演者 は中国社会科学院哲学研究所論理学 研究室主任 の那崇理教 授 で、 「自然言語 の形式意 味論 のい くつかの研究 モデル」、 と題 して、研究 モデル を 「言語学 をベ ース と した研究 モデル」、
「伝統 的論理学 に準拠 した研究 モデル」、 「論理学 と言語学 を総合 した研究 モデル」 に分 けて詳 し く 紹介 し、中国語 に適用 して論 じました。
孫朝奪教授 の講演 は中国歴史言語学 に新鮮 なア イデアを提供 し、JeromePackard教授 は中国語 形態論 にユニークな、 また盲点 をつ く手法 をもた らし、都崇理教授 は論理学者 の立場 か ら、現代 中 国語 の意味研究 に重要な指針 を与 えて くれ ました。
この目はまたポスターセ ッシ ョンが七名 に よ り実 施 され ましたo
大会二 日目は23号館 で9:30か ら六会場 を使用 し、一会場 あた り11名 の発表者 による研究発表が 行われ ました。
第一会場 は午前 ・午後共 に音韻部会、第二会場 は午前 ・午後共 に歴史語法部会、第三会場 は午前 が教育部会、 午後 が現代語法部会 (1)、第 四会 場 は午前 が現代語法部会 (2)、午後 が現代語法 部会 (3)、第五会場は午前が現代語法部会 (4)、
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午後が現代語法部会 (5)、第六会場 も午前 と午 後 にそれぞれ現代語法部会 (6)、 (7)の分科会 に分かれて、研究発表 と活発な質疑応答が行われ ました。
開催校 の神奈川大学か らは彰国躍教授が第4会 場 の現代語法部会 (2) において 「現代 中国語 の 色彩語 とメタファー ー 下位概念化 の認知意味論 的考察 ‑」 と題 して発表 を行 い、 また外国語学研 究科中国言語文化専攻博士後期課程院生の鈴木進 一氏が 「大陸と台湾における指示詞の対照研究 ‑
"這 ・那 Iの距離認識の相違について‑1 というテー マで研究発表をしました。
大会開催 にあたっては大会準備会 を計八 回にわ たって開き、 中国言語文化専攻の言語部門担当の 三名 の教員 と博士前期 ・後期課程 の大学院生の献
身的な協力のもと、 中国語学科ゼ ミ生多数 の支援 を得て、二 日間にわたる会場案内、参加者受付、
クローク荷物預か り、懇親会受付、研究発表六会 場 におけるタイムキーパー、 プロジェクタ使用補 助等の業務を無事 こなす ことができました。
今 回の大会開催 と同時にAPECの会場が 「み な と未来」 に設定 されたため、宿泊できるホテル が不足 しましたが、 開催校代表である加藤宏紀先 生の機転で早 めに手配 したため、何 とか切 りぬけ られました。 また加藤代表 は招待講演者三名 の航 空券の手配、宿泊場所 の設定予約、大会予稿集 の 作成か ら会計処理 までのすべてを超人 的に処理 し て くれました。 同氏の御尽力 によ り全 国大会が大 きな成功 を納 め られたことをここに特記 して、開 催報告 といたします。
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