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ベノレ@カントとオペラ歌唱表現技法に関する一考察

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Academic year: 2021

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ベノレ@カントとオペラ歌唱表現技法に関する一考察

一寸呼気のあり方とAf

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の表出,および装飾的歌唱技法を視長として一

教科・領域教育専攻 芸術系(音楽)コース 張 主 ( zbangxu組〉

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はじめに

本論文は,筆者自身が母国,中国のj掛 大 学 音 楽コース日繍から鳴門教育λ学j消却彦士課程に 至る声勲賞奏研究で,イタリア歌曲やオペラ作品

指 導 教 授 草 下 賞

に関する軒高表現のための実脚色学習を基に誠子,

考察,検討を重ね,繍鍋令に進めてきた〈演奏の一 助となる歌唱表現のための実践的研究〉の総括を 第一の目的とする。

第二として演奏に関する側面的知識,つまり,

イタリアの美学的股慣に端を発するベル・カント (Be1 Can加)の歴史的意義と位置づけ,および その歌唱技法,丈判句,音楽的内容に基づき,演 奏上の角鰍を探究することである。

問題の所荘

本研究における問題の所在は,需伊高時における 呼気のあり方と情感の表出の恨拠となる要素が何 か,さらにベルカント eオペラの脚色実践におけ る装自締官歌唱技法の扱いをどのように考え, どの ように瑚砕するかという点である。

研究の概要

研究内容は)では, Be1Can加の槻説として,

その語源と定義を行い,さらに呼気のあり方と

BelCan加の歌唱上の栴教につして,また,ベノレ・

カントの発声上の輔教,その装飾的歌唱について 考察し,それに続き,歌曲作品における装飾音 h fiori加ra001 can加 ital00)と感憤表現 Oa rappresentaziooo per a島t加)について諮市JIを示

(2)

- 350 - しながら?各楽匂における灘柑の形と詩句の意 味やドラマの内容や役柄の精神性などから,高貯島 の樹迅となる意味づけについて検討した。(IT)で は,歌曲作品における感績表現の根拠と詩の解釈 を行った。修了演奏試験においてプログラミング した全ての歌曲作品,オペラ作品のアリア部分に ついて,詩の対訳をイ村とともにそれぞれの作品 に関する概説および解釈を行い,軒高表現の基本 となる謝轟から,それぞれの感情表現に関わる文 学的側面から表現要素を抽出するととも

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こ角械を 樹子した。(直)楽曲解説では,立で採り上げた全 ての楽曲の部分音出列を掲げ,ベノレ。カントを代表 するG.ロッシーニ, G.ドニゼ ッティ, G.ヴエルヂ イ, G.プッチーニの 4人の作曲家の概要,作品あ るいは作曲技法等の特徴を概説し,各楽曲の音楽 的側面及び文学的側面の両者を統合した検討を行 い。歌唱表現の根拠となり得る表現要素を抽出し,

楽曲について解説を行ったO

帯欝結果

ベノレ・カントの語源と定義については, 14世紀 のヤコボ・ダ・ボローニャによる世俗歌曲作品マド リガーレの詩編を様拠として,考察した結果,イ タリアでは独自の実学的鞘致を声楽家たちの手に よって,伝踊告に創出された声と歌唱のあり方を 総称してベル,カントと呼び,さらに,ベノレ@カ ントとは単に発声上の概念ではなく,イタリアの 風土と歴史および民族的精神}性の中で育まれた理 想的な歌唱のあり方と言及できた。つまり,ベノレ・

カントは,イタリアの文化的背景と声楽上の美的 特性を有する声と人間性を内包する至高の歌唱と 結論づけた。さらに呼気のあり方については声は,

イメージによって導かれる生離台作用に依拠する ことが最も自然であり,今日に至る芦楽指導上の 方法であったことカ寺住察できる。つまり,耕昌に

おいては呼気は可能な限り柔軟で自然な息の流れ に合わせるべきであり,ベノレeカントの定義と思 想、の告批しから判断すすしは声の奇i練は,常に生理 的なイメージ(表象概念)の中から繰る返される 練習で初めて得られるものであり,駒昌とは息づ かいを伝えるものである。ベノいカントの歴史的,

文化的意義については,一応,理解を深めた。し かしながら,マドリガーレやプロットーラなどの 世俗音楽や古典歌曲やオペラに至るベル・カント 的要素は単

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こ発声上の品穏にとどまるもので、はな く,感情の表出を探究する音楽上の風潮が装音締守 旋律の意味をノレネッサンスの時代,つまり絵画的 装飾音からa飴t加を希求する感情的,精神的,心 的内容を表出するための装飾音に位置づけられた ことは,ベノレ・カントにおける装飾技法を論ずる 場合,極めて重要になったのであるO つまり,ベ ノレ・カントにおけるコロラツーラなどの聯I品のあ り}j同調織的な技術ではなくF 息の流れによる感 情表出がより重要視されるのである。

おわりに

本研究では,イタリアのベノレ・カントの駒自表 現技法について,呼気のあり方およびaffettoの 表出,さらに装飾的蔀措技法に視座しつつ考察し てきた。その結果,ベノレ・カントはイタリアの芸 術文化における美学的思想から派生した歌唱の あり方に関する;射致的呼称であり,その原典は世 俗音楽マドリガーレの詩編であること。また,そ の詩編は真の美しい歌唱のあり方を説いたもの であり,後年の音楽学者がBe1Cantoという言葉 を使うようになった要因であると言える。また,

ベノレaカントにおける歌唱の基本は,息の自然な 流れを維持することで'呼気や声の響きなどをコ ントロールし,歌うことにより,自然で柔軟な歌 唱カヰ専られていることが翌盟事できる。

参照

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