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テーマ別選択クラス制度について
益 田
目 次 0. まえがき 1・・0.「デーーマ別選択クラス」とほ 1…1.改革案紅おける位置ずけ 1.2..趣旨と狙い 2.0.昭和53年度実施の概要 2.1や 対象と時間帯 2.2.受講者の希望調べと振り分け 2.3L.テ−マと受講生の好み 2。4.問題点 2.4.1‖ 希望の偏り 2.4.2..選択の掠りどころ 2,4.3… 希望外クラスへの配属 2.5. Zクラス 3.0.アンケ・−ト調査Ⅰ 3・1・アンケ一卜の構成 3.2.制度の主旨紅ついて 3・3・テ−・マの具体的なこと紅ついて 3.4い 「選択」の具体的なことについて 3=5.教科番および教授法について 3.6.自由意見 3.7.「アングーー・ト調査I」の分析 4.0.アンケート調査Ⅱ 4.1.アンケ・−トの構成 4,2..制度の主旨について 4・31学期ビとにテ・−マを変えること紅ついて益 田 出 42 4.4.希望のとり方とクラスの人数制限に.ついて 4.5.担当者を選択すること虹ついて 4.6.教科書の難易度を平均化すること紅ついて 4.7.「アンケ−ト調査Ⅱ」の分析 5.将来への展望 6.あとがき 0.まえがき 大学の内外で漸く批判の声が大きくなりほじめた大学教養課程の英語紅つい て,従来の方法を検討し,改善すべき点があればそれを指摘し,さらに・できる
ことなら改善案を提案しよう,ということに.なって,香川大学でも昭和44年ご
ろから,担当教官がたびたび会議を開いて話し合った。もちろん,論議をつく したわけでは決してこなかったが,検討の結果を文章化して印刷に.まわしたのが 45年の暮れで,それが「香川大学一般教育計画要項試案」*に.発表された。それ から今日までの約10年間に.,大学の内外の情勢はずいぶん変化した。英語関係 に限って云え.ば,当時の教官の大半が定年退職や転出入で入れ替わった。学生 数は次発に.増加し,それ紅伴なって学生の質も意識も大きく変わった。そのう え,学生数の増加に、比例する担当教官数の増加は行なわれて−いない。この情況 は10年まえに唱えた改革案を無効であるとするの紅十分であると云ってよい。 無効であるとまでは云わないにしても,実施不可能であるとすることは決して 見当ちがいではない情況である。 ところが,われわれをとりまく物理的情況を別にしてみると,改革の必要性 は,事情軋多少の変化ほあるに.せよ,本質的紅は一向に消失していないばかり か,何とかしなければもうどうしようもないところまできている,という感が 深い。すなわち,学生の英語学習意欲は低下し,単位をとれなかった者の数が 年々増大して普通クラスを極度に膨脹させて圧迫し,なんらかの制度的な方策 む講じなければ正常な授業が行なえないような事態になってきた。そこで,こ の事態を打開するために,そして,普通クラスを正常な状態で運営するために, 単位不合格者のための特別クラスをいくつか開設することにした。これはあく * 一般教育担当教官会議(1971),pp..33−37デーマ別選択クラス制度について 43 までも普通クラスの保護策であって,積極的な改革の方策ではない。云うなれ ば,消極的改革である。ところが,これが積極的改革を推進する支えとなった のである。 かつての改革案では中心的な機能を果すものと考えられた「テL−マ別選択ク ラス_」という制度を,この際,実験的に.実施するこ.とになったのである。「テ㌧− マ別選択クラス_lの何たるかほ,サーぐ述べることになるが,ともかく,われわ れの改革案の重要な部分が,ほからずも実現することになり,昭和53年度の前 ・後期にわたってクラスを開設した。そして,前期を終わった時点で,いくつ かのクラスの受講生について,この制度に対する反応を調査し,学年度未に引 画した受講生ならびに担当者に・ついてのアンケ−トの質問項目を準備するとと もに,54年度にひきつづきこの制度を実施するか否かの判断材料を得た。 こうして,昭和53年度末には,受講生と担当教官のはば全員紅ついて,それ ぞれ別簡に準備されたアンケート調査を実施した。以下は,主として−53年度に. おけるこの制度の実施の実態と,アンケ−・ト調査とに.基づいた】 ̄テーマ別選択 クラス」に関する報告である。 1.0. 重 ̄テーマ別選択クラス_】とほ 1.1.改革案における位置ずけ 昭和46年の1 ̄要項試案_iに.発表された英語の改革案及びその後修正され た考え方*の基本は次の諸点であった。 (11教養課程の英語を履修するに当たって,必要な学力の最低水準を明示す る。 (2)学生の関心と学習目的の多様化にできるだけ対応する。 (3)選択履修を可能にし,学習意欲の向上をほかる。 (4)学生の自学自習を促進する。 (5)集中的な履修を可能に.する。 以上のうち,あるものは次に.述べるような形ですでに実現されており,あるも のほ実施を計画されており,さらに.あるものは今後の問題として残されている。 * 益田 出(1974),「−・般教育の英語一一−改革に関する私見」『香川大学一般教育研究』 第6号
益 田 出 44 以下に.その現状を説明する。 (1′)大学入学時の学生の英語学カは,いろいろな技能において,また,学生 個人個人の総合的学力紅おいて不揃ろいである。問題なのは,全般的学力水準 が極めて∵低い学生であって,こういう学生の数が近年激増している。そこで低 水準の向上をはかり,教養課程での英語教育が一定の水準以上で理想的紀行な えることを目指す。その一山つの方法として㌧第一年次前期(舞・一学期)に,必 要最低水準を示す教材を用いることに.よって,とくに水準以下の英語学カで入 学した学生に対して,大学に.おける英語の学習に適応できるために.達成すべき 穿力目標を具体的紅示す。これに.ついてほ,昭和53年度から,実験的紅,教育 学部第一年次生のうち,英語を選択した者の約3/4に相当する約180人に.ついて, 上述の立場から厳選された標準イヒ教材を与え,標準化テストを実施して検討中 である。この実験結果をふまえ.て,できうれば,第一・年次生のさらに多くの者 を対象として1司じ方法を適用し,入学時の学力の不捕ろいをある程度の水準で 調整し,算一年次後期(鱒二学期〕以降のカリキュラムに・適合させようという のが,今後の計画である。 (2′),(3′)従来のテクストの講読を中心とする英語の授業を,テーマという 観点から観織化し多様化して,テーマに.関する教科嘗を読むだけでなく幅広く 関連した寄物や論文を読み,討論・研究発表を織り込むこと紅よって,・−・般教 養的性格を十分に.備えた英語教育の実現を目指す。教養課程における従来の英 語の授業ほ,語学力習得のための訓練を中心に据え,文法事項の習熟や翻訳技 術の習得に主眼を置き,教科書の内容やトピックには重きを置かないきらいが あった。そのため,実用主義的な要請に応えることができないばかりか,好い 意味の教養主義に徹することもできなかった。これに対サーる反省として,本学 の教養課程匿おける英語の中心として構想されたのが「テ−マ別選択クラス」 である。なお,今までの改革案でいわゆる「実用英語」として分けて考えられ た「英語会話」等の授業も,この「デーマ別選択クラス」に吸収して開設す−る ことに.した。 (4′)昭和48年紅「外国語自習室」が完成し,同年から英語のみならず各外国 語の教室における授業と密接に.関連を保ちながら,学生の自学自習に利用きれ
デーーマ別選択クラス制度紅ついて 45 ている。 (5′)上記(1′)で触れた実験的クラスは実現しているが,肝心の「テーマ別 選択クラス。」でほ.,受講生からの強い要望に.も拘らず実施するに至っていない。 それは,この時間帯の授業を非常勤講師に.大幅に蘭っているためで,非常勤講 師に.依存する限り同劇クラスを週2回開講することを望むことはまず無理であ る。 1.2.趣旨と狙い この制度の趣旨として (1)単なる語学力の養成のみに.とどまらず,閑適の文献等に広く限を通 し,受講生同志で討議などをすることに.よって,学生各自が自分に周心のある 問題について広い知識を猿得するとともに,討論によってその知識を洗練し, 同時に英語の語学力を養なう 。 (2)学生各自がそれぞれの将来の専攻等とのかかわり合いを考えて,自 由な立場からテ岬マを選んで履修する。 (3)ある一定水準以上の英語学カを備える受講生が,所属学部や学科・ 課程・専攻等の枠を越えて同じデー・マのもとに一一つのクラスを構成することに・ より,互いに.異質の考え方に接するこ.とができ,それが総合大学の教養課程の 利点であり,学生にとっては人生の得難い経験の・−一部となりうる。 以上のようなことがあげられる。そしてこの制度の狙いとしては,学生の自 主的な選択ということで,何よりも学習意欲の昂胞をはかることができること, そしてそれ紅伴なって一挺当者の教授意欲の増進をも期待できることである。な ぜならば,教養課程における外国語担当教官の欲求不満の最大の原因は,教官 の個人的な研究と教授内容との間の隔たりの大きさであることはすで紅指摘さ れているところであって,このl ̄テ−マ別選択クラス.」ほその点の問題を多少 なりとも解決することが期待されるからである。すなわち,担当教官は自分に 関心のあるテーマを設定できるし,そのデー・マに.多かれ少なかれ関心をもつ学 生集団を教えることが可能となる。 2.0.昭和53年度実施の概要
益 田 山 46 上記のような趣旨に沿って,53年度前期ならびに後期に.わたり,次のような 要領で「デー・マ別選択クラス」を開設した。 2.1.対象と時間帯 教育学部ならび軋経済学部に所属し英語を履修せんとする舞2年次生金属を 対象として,2か所の時間帯(水旺第1限・土旺第2限)をこのクラスのため 紅割り当て−,それぞれの時間帯で11ずつの異なるクラスを開設した。(但し,「英 語会話」だけⅥ.1つのクラスを週2回実施した。)そしてこれを前期と後期とに 分けて行なった。したがっで延べクラス数は42クラス紅及んだ。 2.2.受講者の希望調べと振り分け 受講希望者紅は,開講に.先立って1 ̄英語選択クラス要貴」を配布し,これに よって二希望するクラスを速択し申し出させた。このl ̄要覧_】には,担当者から 出されたテーマ,授業内容。方法等の解説,教科書名(参考書名)等が記載さ れているが,担当者名ほ伏せてある。希望者が特定のクラスに.集中することが 予想されたので受講者の振り分けに利用するため,「希望調べ」に.は2つの時間 帯のそ・れぞれ紅ついて,第3希望まで記入させた。 I−希望調べ_きを集計すると希望状況は次の表(発1表∼筋4表)の通りであ った。 (1)前期・水旺日 (申込者数合計507名) G H  ̄ 教臣経 教i経 市 教極 てlて 19ヨ20 122い30 1241 5 39 252 42 (16%) (25%) (64%) (25%) olll l 27l30 17】66 16i51 11 57 83 67 (34%) 遡 (21%) (40%) 6い0 _ 16 61 59 57 (50%) (39%) (15%) (34%) 32 157 394 166 クラス別 件数合計 (第1表)
デーマ別選択クラス制度に.ついて (2)前期・土旺日 (申込者数合封515名) 47 L M N 0 一≡≡・・モ 盲恒 可盲 可壷 率 可盲 ・▼ ■禦 教廃 可盲 両 可盲 教l経 杢 A讐 空庚 十十 璽萎 軍 ∃至 旦空 吏 」吏 6−7 1
もを三三竺 Ⅸ ■ P Q R S T U* 64 44 115 27 69 23 38 71 47 4 13 (62%) (37%) (43%) (23%) (29%) (29%) (18%) (31%) (51%) (12%) 2 1l2亭 牽 旦竺 」竺 空k 5‡2竺 垂 ヰ 12い3 ⊥竺 ⊥ 24 45 90 27 91 27 87 84 25 2 (23%) (38%) (33%) (23%) (38%) (34%) (41%) (36%) (27%) (6%) 3 1f14 6l23 25l40 31l35 33!48 4l26 不 市 11l9 11l17 , 15 29 65 66 81 30 85 76 20 28 (15%) (25%) (24%) (55%) (34%) (38%) (40%) (33%) (22%) (82%) クラス別 し牲数合計 103 118 270 120 241 80 210 231 92 13
(第2表) (3)後期・水旺日 (申込者数合計499名) (第3表) * 前期は「英会話」を選んだ者には他のクラスを希望することを認めなかった。益 田 出
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(4)後期・土旺日 (申込者数合計505名)
教l経 可盲 可盲 率 串 教恒 盲咋 盲恒 教l経 教恒 教】経
63−31 叫37 47】50 15llO4 Ol3 ⊥±止 Ol5 22l73 ol4 2l6 曳1
∴ Ⅹ L M − N 0 P Q R S T U 1 94 51 97 119 3 15 5 95 4 8 14 (62%) (29%) (38%) (39%) (17%) (14%) (9%) (33%) (6%) (13%) (88%) 2 可完 可忘 空座 空庚 吏. セ 2】26 A讐 」讐 14l7 ユ止 29 46 94 108 6 43 28 89 29 21 1 (19%) (26%) (37%) (36%) (33%) (39%) (53%) (31%) (45%) (33%) (6%) 3 1車9 20】58 19l42 26】49 2l7 12:41 6巨4 ヰ _土讐 車 ヱ止 29 78 61 75 9 53 20 100 32 34 1 (19%) (45%) (24%) (25%) (50%) (48%) (38%) (35%) (49%) 迎 (6%) クラス別 件数合計 152 175 252 302 18 111 53 284 65 63 16
(第4表) 以上のように,希望調べを行なった段階でほクラスによって希望者数にかな りの偏りがあったので,各クラスの大きさを前期に.は55名,後期に.は60名(但 し,「英語会話」は30名)を限度として人数調整を行なった。その結果,最終的 な割り振りとして発表した名簿に.よる各クラスの人数は,次の表(算5表∼第 8表)の通りであった。 (1′)前期・水旺日 (第5表)テ−マ別選択クラス制度について 4勺 (2′)前期・土旺日
K L M N 0 P Q R S T U
希望順位別 人数合計 盲函 率 函遍 率 盲桓 函壷 函義 教l経 垂 垂 竺座 教l経 吐警1 _ 55
100%) は3%) (98% 51%) (100% (39%) (78%) (94%) 幽 12% 100%) (69%)  ̄ n ) 9lo 市 0‡8 1 吏 重 重 吏 ]互 ⊥ ■ ●; 9 10 0
 ̄ 0 3 T 岳 】 7‡11 「 市 丁 「 市 坐 覇 49壬65 0 0 0 ▼l訂 (34%) 0 (39%) 0 ■ 2 クラス別2 9  ̄ ̄1i 3 4 2 147 17% (2%) 15% 22% (22%) 6%) (7%) 土且塑 (15%) 16 0 4 (7%) 25 (76%) 114 .旦必 希望外 T ‖ i  ̄「 T T 二[ 工 __L __L 丁 1 1 15l39 0 0 0 0 0 0 0 0 0 し旦遡 0 54 (5%) 人数合計 55 52 55 53 55 41 49 54 55 33 13 1.009
(第6表) (3′)後期。水旺日\、そゝラス名 \、−、■−−−▲■・−■▲ A B C D G H ロ ロ \
籠置\ぞ鱒 国 盲恒  ̄姦恒 可壷 教主縫 教】経 盲園 盲恒 盲1盲 教l経 ■ 60 45 3 54 57 35 31 5 1 下忘 可忘 n 0】3 M 9l45 A空 A竺 耳妻 ⊥ヱ 1l3 8l6 4 14 (100%) (75%) (5%) (95%) (93%) (61%) (62%) (12%) (31%) (54%) 山 妄 重 互垂 」ヱ _土止 三戸 _竺と空 】!止 Ol4 0!22 0 15
(25%) (36%) (5%) (7%) (23%) (26%) (29%) (31%) n ‖ 】 互垂 T 三E ご1ヱ 6l18 1】43 +++
0 0 34 0 0 9 6 24 5
壬 】 希望外 0 0 0 0 0 0 0 0 0クラス別 60 60 58 57 61 57 50 41 13 26
人数合計 (第7表)益 田 出 50 (4′)後期・土旺日 叉三三竺 K L M N 0 P Q R S T U 希望 傾位別 人数合計 籠蔚\鞄 教廃 盲恒 盲恒 教恒 函壷 函表 可壷 可壷 垂 二 垂 ・▼・記 不 市 4‡39 0弓4 2l6 13い 2叫40  ̄ 1 1首 5 ▲ ̄−す 4 8 「i盲 ̄ 615 (100%) 100%) 100%) 100%1 (10%) (27%) (13%) (76% (9% 」ヱ墾 ;;′′ (62%) l T 市 市 1l9 叫2 市 14l5 1】0 64l98 2 0 0 0 0 . l l 市 市 市 T ヱ座 9岳12 吏 51l13 3 0 0 0 0 5 (17%)
「 ̄ 工
0 0 希望外 (59%) 0 クラス別 54 人数合計0 0 0
(第8表) 2.3.デーマと受講生の好み 担当教官によって示されたデーマを一億表に・すると次の籍9表の通りであ る。 学期l旺日』クラス名 テ マD
 ̄.H.ロレ∵/スの小説と評論
日本語と英語の比較 イギリス英語とアメリカ英語 新しい文法へのいざない WessexNovels ー− 。 二工二 ・丁益 田 出 これを受講希望者数(第1表∼第4表を参照)と照合してみると,どういう テ㌧−マが学生に好まれるかということの大体の見当がつく。 まず,前・後期を通じて300件以上の希望があったのは,「世界の短篇小説」, 「英国短篇小説を読む」,「−短かい.エッセイ」の3クラスであった。200件台紅な るとクラス数はぐんとふえて10クラス軋のぼるが,これに200に近い数字として
170件以上を加.え.ると,前期でほ,C,D,F,M,0,Q,P,後期ではB,D,E,L,
M,Rの合音†13クラスである。このうち,「短篇小説」ほ2クラス(後:L,M), 「英国の小説」ほ2クラス(前:F,後:B)である。「短篇小説」というテ㌧−マは, この2クラス紅,300件以上の希望があった2クラス(前:Ⅰ,後:A)を加え ると,希望件数は1,147件にのばる。これほ.,前・後期を通じての全希望件数 (5,927件)の約20%にあたる。 「短篇小説」に.次いで希望が多いのは日本に関するデーマで,4クラス(前:C,Q,後:D,E)847件(全体の14%)に及ぶ。これは,日本を,その文化・言
語・文学などに/ついて世・界的な視野の中で眺めることへの学生の関心が強いこ とを示しており,今日の国際社会払おけるわが国の立場に.対する国風一般の関 心をそのまま反映して:いると考えてよいであろう。次に多いのほアメリカ紅関 するテー→マで合封3クラス(前:R,後:D,R)685件(全体の12%弱)紅蓮して いる。これは,「英国事情」という英国紅ついてのデーマにわずか53件しか希望 がなく,その内訳も第1志望が9%という数字を示していることからも,外国 のなかではやはりアメリカに.対する関心が圧倒的に強いことを物語っていると 云えよう。 以上は,希望件数が多かった方のデーマの主なもの紅ついて見たが,今度は 逆に少なかったテ㌧−マに日を向けることに.して,希望件数が50以下のもの紅つ * 「英語会話」ほ過2回授業デーマ別選択クラス制度について 53 いて見る。 まず,「文化の理解」と「進歩の観念」は,希望件数がそれぞれ34件と18件に・ すぎず,しかも算1希望が前者で12%,後者で17%というふうに不評である。 これは恐らく,いわゆるかたい内容を想わせるテ∵−マに対しては,学生の多く が頭から拒否反応を示すためではないかと思われる。そしてここ.れは,アンケー ト紅現われた,教材に関する学生の希望によっても襲づけられている。ところ が意外なのは,英語を話したり聞いたりというような実際的な言語の運用とか 時事英語を扱うようなクラスに希望が少ないことである。「rListening&Writ− ing」が43件,「放送英語と発音練習」が24件,そして外国人教師による】 ̄英語 会静」が前期13件,後期16件で,これら6クラスの希望者数の平均は26人であ る。これが人数調整後の数字であるのならまだしもであるが,希望調べの段階 の数字であること,そして,アンケ−・トの「−希望する授業の種類」に・現われた 数字とこれとを考え食わせると,意外であると云うはかない。 これまでは,希望が極端紅多かったテ・−マと,逆に極端に少なかったものと を中心に,学生の希望の偏りを見てきたが,今度はすぺてのテーマを「文学」・ 「 ̄言語」等の大きな項目に整理分類して,デーーマ紅対する学生の全体的な傾向 を眺めることにする。 算10表から明らかなことは,前・後期を通じて受講生の希望の半分以上が文 学関係のデーマに.集中していること,国情・国民性関係のテーマ(この主なも のは,日本とアメ.リカであるが)は,デーマを立てれば相当数の学生を集める ことになるらしいこ.と,実用的な英語関係のデーマにはあまり希望が集まらな いこと,などである。いまひとつ注目すべきことは,言語関係では言語学プロ パ・−でなくて,国とか民族との関連で言語のことを問題にするのでなければ, 学生ほ関心を示さないらしいことである。 算10表を見て以上のようなことが云えるとは云うものの,ここに.現われてい る数字は,与えられた種類と数のテーマの範囲内で受講者が示した希望を表わ している紅すぎないのであって,もしもこれ以外のデーーマが与えられれば,こ こに示されているデーマに.対する希望件数も違ってくるかもしれない。したが って,受講生のデーマに対する好みの傾向をさらに正確につかむ紅は,後でく
益 田 54 後 期 クラス名桓件数l大項目侵害貪琵
A 32626
B】215
clOl 文
K 152】 1・523 L 175 学 ∂ N M 252 302  ̄ ̄1「盲1言語l(2貰)
D 170 E 国 情 F 134 . 1..006 P lll 国 民 R 性 64 実 G ⊆125と H ロ 24 用 322 30 英(11%) 語 T U ;;竜0】18iその他l(1諾)
クラス名l希望件数l杢項目及署昇琵 A F【亀 蓋
又 M 270 岬− 1 1・684 N1201
弓(56%) 0 241 R 創) 学 Q210
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一一一〟 L 672 D l177 言 E L 22 (22%)H 弓157 語
甑産l(ぎ乳 B __】_ 実 88 G 32 (3%) 琵 U 13 膵l318
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口 (第10表) ゎしくふれることになるアンケーート調査の結果をも十分に考え合わせなければ ならないであろう。 2.4.問題点 はじめてデーマ別選択クラス制度を実施してみて,次の諸点が問題点としてテーマ別選択クラス制度について 55 うかび上ってきた。 2.4.1.希望の偏り 欝1表∼第4表紅見られるように,希望調べの段階でかなりの偏りがあり, 籍1希望の通りに全員を受講させるという理想的な形態きはrおよそかけ離れ て,80名もの学生を全く希望していないクラスに振り分けざるを得なかった。 一一・方でほ,全く受講希望をしていないクラスに振り分けるようなことをしてま でクラスの人数制限をしなくてもよい,という学生からの意見があるが,担当 教官ほ例外なくクラスの人数制限を希望しており,人数制限ほこの新らしい制 度のメリットの1つであるという認識さえある。そればかりか,単位未修得者 のためのクラス(Zクラス)を開設することで,永年の懸案であったこのテ・−・マ 別選択クラス制度を発足することの合意が得られたのも,Zクラスの開設で従 来のクラスが多少とも縮少される見とおしが立ったことが大きく作用している ことは否めない。これを要するに,現時点では厳しい人数制限は止むを得ない 措置である。 開き直るわけでほないが,限られた人数の担当者が,しかも限られた能力で もって,関心の多様化した多数の学生の希望を充たすことはいずれに.しても不 可能紅近いことであるし,学生の希望をきいて,それに常紅すんなりと応える ことが最善の教育ということになるわけではない。つまり,受講希望が「短篇 小説」に.集中するからというので,そのことを理由紅やたらと多くの短篇小説 関係のテ−マを準備したり,「一一文化の理解」のようなかたいデーマは,人気がな いからというそれだけの理由で開設を差し控える,というようなことは極めて 不見識であり,そもそも・−・般教育の楷神と完全紅矛盾するものと云わざるを得 ないであろう。 2.4.2.選択の掠りどころ この制度の趣旨から云えば,学生は「要覧_1の解説を参考軋してテ・−マによ って受講するクラスを選択することになっている。ところが昭和53年10月紅行 なった,アンケーート調査のための予備調査と翌54年2月のアンケ・−トに.よる と,かなりの数の学生が「要覧_】から担当者を予想し,それ紅よってクラスを 選択していることがわかった。これほもう一つの選択の仕方,つまり,テーマ
益 田 出 56 と担当者の両方を掠りどころとしてクラスを選ぶという方法を示唆している。 可能性としては,担当者を選ぶという第3の選択方法が考え.られるが,「サーー・マ 別.」とV、う趣旨からは適当とほ云えないであろう。しかし第2番目の,テー・マ と担当者を選ぶという方法は,自由選択の趣旨から云えばもっとも理想に近い かも知れず,実施してみる価値のある方法であると思われる。ただ,一部の学 生が正直に告白しているよう紅,テ−マよりも単位を得やすいと彼等が判断す る相当者を予想し,これを主な墟りどころとしてクラス選択をする風潮がある とすれば,籍2の方法を実施にうつす・のは躊躇せざるを得ないであろう。 担当者を予想して選択するということを別にして考えると,第1表∼第4表 及び算9表からすぐに云えるのは,「短篇小説」とかl ̄短かいエッセイ」という ようなテーマ紅希望が集中するところを見ると,「短かい」というこ.とほ魅力で あるらしいということである。アンケートに.,「易しい教材」紅対する希望が多 かったことを考え合わせると,「短かい」ほ† ̄易しい」に通ずるというわけであ ろうか。 2.4.3.希望外クラスへの配属 クラスを自由紅選択させ,そのうえクラスの人数を制限するということ把.な れば,希望に偏りを生じた場合,希望しなかったクラスに.まわされる者がでて− くること軋希望調べをするまえから十分に予想されていた。ところが実際に希 望をとって振り分けをしてみると,そういう,いわば犠牲者ほむしろ意外に少 なかった。(第5表∼第8表を参照。)とくに.後期はわずか26件で,申込件数合 計1,004件の2.6%に.すぎない。 しかし,これほ全くの焼伴であって,今後もこの程魔のわずかな犠牲者を出 す紅とどまるという保障はないし,また,人数ほ/いか紅少なくても希望外のク ラスにまわされる学生が出るということほ,当の学生紅とってはもとより,引 きうけることになった教官にとっても甚だ好ましくないことである。今後も十 分起こりうることであるだけに,希望外クラスへの配属を避ける方策が検討さ れなければならない。希望調べを,現在の3志望を4志望までふやす,とか, 希望が集中したテーマと極端に少ないテーマを選んだ者だけについて再度希望 調べをやり直す,などが手っとり早い方法としてあげられるが,将来の学生数
テーマ別選択クラス制度について 57 増加及びそれに.伴なうクラスの追加というようなこ.とを考えると,いずれはコ ンビュ・−一夕一による処理にまたねばなるまい。 2.5. Zクラス t ̄まえがき」で述べたよ.うに.,従来の,学部。学年で機械的に虎けた通常ク ラスで不合格となる学生が年々増加し,彼等の再履修でクラスが極度紅膨脹し て教室運営ができに.くくなり,担当者とくに非常勤講師からの苦情が出るだけ でなく,クラスの雰囲気が感化するというような状態が極限に達した。そこで. 不合格学生だけを対象として別個紅クラスを設けること紅なり,1年生と2年 生を対象とするそれぞれのクラスを週あたり2コマずつ計4コマ開設すること になった。これが便宜的にZクラスと呼ばれているもので,Zクラスの実施に. よって,人数制限を条件とするl ̄デーマ別選択クラス」の開設が可能となった のであるから,後者を続けてゆく以上ほどうしてもZクラスを維持しなければ ならないということになる。 ところがZクラスに・は未解決の問題点が決して少なくない。その1つは開設 時間帯である。該当する学生はすべて2年生以上であるから専門科目を履修し はじめて几、る関係で受講生全員に都合の好い時間帯ほ非常に限られている。そ のうえドイツ語のZクラスも同じ時間帯紅開設しており,南外国語のZクラス を受講する可成りの数の学生ほどちらかの外国語しか履修できない。第2の問 題点は,受講者数を予め把握することがはとんどできないことである。これは 担当者に.とって.教科書の選定,授業計画などに甚だ不都合である。舞3に,Z クラスほ多人数授業になりがちで,語学の演習という形態にほなりに.くいし受 講生の一般的学力水準が低いこともあって教官からは敬遠されがちである。 このよう紅,いろいろな問題を含みながらも,Zクラスは一方で人数制限を したいくつかのクラスの運営を支えるという重大な機能をほたしているのであ るから,われわれは何とかしてこれらの問題点を解決する努力をしなければな らないであろう。ただ忘れてほならないことは,Zクラスの人数がいか紅ふえ ても,通常クラスを圧迫し,あるいは犠牲にしてまでZクラスの便宜をはかる ぺきでほないということである。学生ほ通常クラスだけで履修するのが正規の コ」−・スであるからである。
益 田 出 58 3.0.アンケート調査Ⅰ 昭和53年度紅初めて「テーマ別選択クラス」を実施してみて,受講した学生 はこれをどの様に評価し,どういう問題点を感じ,どこをどう改善すべきであ ると考えたか,を直接聞いてみるこ.とに.した。まず前期が終わったところでい くつかのクラスの学生に.,そのクラス固有の問題でなく,テーマ別の選択制度 紅ついて感想を自由に.述べてもらった。この予備調査をもとに・アンケ−トの質 問項目を整理し,昭和54年2月14日・17日の両日にわたって受講者のはぼ全員 (合計474名)軋ついて本調査を実施した。以下はその結果の集計ならび紅分析 である。 3.1.アンケートの構成 質問項目は大きく分けると5つの部分から成り金部で14問ある。つまり, A.テーマ別選択クラスという「制度」紅ついて(問1∼3) B.「デーマ」に二ついて(問4∼6) C.「逮択_lに.ついて(問7∼10) D.教科書および教授法について(間11∼13) E.自由意見 という構成になっている。 以下,Aから瀕に質問項目と選択肢,それに集言=ノた数字を示しながら分析 を試みる。 3.2.制度の主旨について 一\M、/【、/、_W_一一一ヽ/\′ヽノーー〈_一\/へ】/\ノ・.′\ノ、ノ→)′ヽ/【し/\ノ・−.ノ ̄、_′、_′\/\ノーー叫}一\/\ノ【−−\/ヽ′−′→−へ/、_仰′W√・・・へノへ・/\ノ、ノ(し′\/\ノ ノ\/、−/\ノ、′1 問1「テーマ別選択クラス」の主旨として,英語の授業を単に語学 力の養成に.とどまらず,英語を通じてあるデーマに.ついて考える,と いうことがあるのですが,あなたのクラスではこの主旨は活かされて いたと思いますか 。 ①活かされていた ⑧ある程度活かされていた ⑨活かされていな かった ④どちらともいえない ⑨その他
テー・マ別選択クラス制度について 59
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⑧を選んだ人にほ.その原因を問うたが,とくにこれといった意見はなく,ま た⑤についても記述はなかった。 問2l ̄テー・マ別クラス」ということで,同じような関心を持ちなが ら背景や専攻の異なる人が集まって一つのクラスを構成す・ることによ り,いろいろ違ったものの考え方に.接したり,幅広い意見の交換がで きたりすることを期待して,学部・学科・専攻などの枠を取り外した クラスを編成しましたが,これ紅ついてどう考えますか。 ①よかったと思う ⑧まあまあであった ⑧よくなかったと思う ④どちらともいえない ⑨その他 5 ⑨を選んだ人に理由を求めたところ,経済学部の受講生紅「クラスの者が・一 緒に受ける授業が第2外国語の時間だけ紅なり,クラスの活動ができに.くくな る_】という主旨の記述があった。これは⑨の「その他−;にも見られ,合計6名 がはぼ同じことを述べている。益 田 出 60 間3「選択クラス」ということで,限られた範囲の中ながら,多少 とも自分紅関心のあるデーマを選択できることほ,受講者の学習意欲 を高めることに.なると期待されていましたが,この点について,選択 制でない従来のクラスの場合とくらぺてどうでしたか。 ①学習意欲を増した ㊥学習意欲を失なった ⑨学習意欲にほ関係 がない ④どちらともいえない ⑨その他 選択肢 教 育 経 済 合 計 百分比 1
82 117
199 42 2 0 4 4 1 3 44 132 176 38 4 36 52 88 19 5 1 1 2 0 3.3.テーマの具体的なこと紅ついて問4受講生諸君の多様な関心相応すべく,テ。_マの種酢はでき…
るだけの多様性をもたせる配慮をしたのですが,あなたほ自分に関心 のあるテ∵−マが見付かりましたか。 ①見付かった ⑧見付からなかった ⑧どちらともいえない ④その他 選択肢 教 育 経 済 合 計 百分比 1 100 176276 l 58
2 20 50 70 15 3 42 80 122 26 4 1 3 4 1テ∵−マ別選択クラス制度について 61 問5 算一希望のクラスに.はいれない人が出ることが予想されたので, 前期と後期とで二度のチャンスを与えるよう,半年どとにテ叶・マを変 え,クラスの編成もやり直しでいますが,これをどう思いますか。 ①よいと思う ⑧よくないと思う ⑨どちらともいえない ④その他 (彰その他の中で述べられた意見紅「週一一回の授業でデーマをこ.なすのは無理 のように思えるので,半年で区切るのであれば過二回の授業にすべきだ」とい う主旨のものがあった。 問6 テーマの種類として,もし自由紅希望できるとすれば,あなた は.どのようなテーマの授業を受けたいと思いますか。三つばかり書い て下さい。 出されたテ㌧−マのうちもっとも多かったのが文学紅関するテーマで合計502 件であった。内訳の主なものほ,小説(109),短篇小説(82),詩(64),物語 (32),推理小説(24),日本文学の英訳(23),ユ・−モア小説(23),旅行記(21)
で,その他に.,伝記,童話,戯曲,民話・神話・伝説,SF,長編小説,作家
論などがある。大項目で第2番目に多いのほ,国情。国民性に.関するもので合 計143件。内訳は,英米の国民性・生活習慣。ものの考え方(80),とくに.外国 人の目から見た日本・日本人論(40),外国人(とくに英米人)と日本人の比 較(23)である。第3番目は随筆・評論で合計101件。このなかには歴史,文 化論,芸術論,マスコミ論,恋愛論,友情論などを含む。大項目で云うと大体益 田 出 62 以上の3つの分野が圧倒的紅多く,あとほノ」\区分把.ならざるを得ないが次のよ うなものがある。音楽関係(34),英語に関する話題(26),経済学・法律学に. 関するもの(23),時事問題(22),スポ−・ツ,自然科学,外国の大学生清,言 語,哲学,社会科学論,ジョーク,文化人類学,現代社会の諸問題,人間心理 の問題,教育関係の問題,など。これらはいずれも2件以上の項目であるが, 1件だけのものは省略する。 3.4.「選択」の具体的なことについて 1 間7 各クラスの人数を50名ぐらいに制限していますから,必ずしも≧
希望したクラ純全員がはいれるとは限らないのですが,こ・の人数制…
限についてどう思いますか。 ①人数制限は止むをえない ⑧人数制限をしない方がよい ⑧どち らでもよい ④その他 ⑧を選んだ場合でも無制限というわけではないとすれば,大体何人ぐらいま ご認めてよいかを述べてもらった。記載のあったものを表忙して示すと次のよ うになる。妄妄誇警 30】60 60∼70【7 80
教 育 1 0 2 1 2 経 済 2 3 u 3L 5 2 合 計 」一う丁 ̄㌻ 1丁㌃ 4 4テ㌧−マ別選択クラス制度紅ついて 63 問8 希望したクラスにはいれない人が出ることを予想して,弟三希 望まで出してもらって振り分けていますが,こ.のやり方について:どう 思いますか。 ①このままでよい ④希望をもっととるぺきだ ⑧第一希望だけと ればよい ④その他 〉 ④については希望の数を提案するように.求めたが応じたものははとんどな く,④に・ついての記述は全く見られなかった。 間9クラスを選択するとき,選択の目安となるのはあくまでもテー マが中心であるのがこの制度の主旨ですが,諸君の中紅は担当者を選 択させてはしいと考え.ている人もいるようです。この点についてどう 考えますか。 ①テ−マだけで選ぶのがよい ④テーマと担当者名とで選ぶのがよ い ⑨担当者名だけで選ぶのがよい ④どちらともいえない ⑨その他
選択肢ぎ教 育 経 済l合 計 百分比
16 76壬巨巨巨
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1益 田 出 64 問10クラスを選択する際に配布された「−要覧」の解説は選択の助け になりましたか。 ①助けに.なった ④助けにならなかった ⑧そ・の他 ▼【
音素首「豪盲!遍議 合計l百分比
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9巨 ●重 r ‖ 】】● …● ,㌃「㌃
⑧を選んだ者にはどういう解説を希望するかということを書いてもらったと ころ,記述のあったもののはとんどが,授業のやり方(たとえば教科書の内容 について,大意を摘みながらかなりの分鼻をこなす,など)についての解説, 全体としてもっとくわしい解説,を希望している。教科書のサンプルを予め見 ることができるような配慮を求める意見もあった。 3.5.教科書および教授法について 問11同じ単位数に対して教科書(教材)の難易度に・差がありすぎる ので平均化すべきだという意見があります。これに・ついてどう思いま すか。 ①難易の差があるのほ止むをえない ④平均化すべきである ⑧どちらともいえない ④その他 選択肢 教 育座 済 u 合 計 百分比 1 121 26 2 293 62 3 55 12 4 1 0テーマ別選択クラス制度について 65
享問12教え.方がクラスごとに納まちだの摘じ単位を出・すのはおか く
きしい。教え方をある程度統一すべきだ,という意見があります。これ
についてどう思いますか。 ①教え方ほいろいろであってよい ⑧教え方は統・一すべきだ ⑧どちらともいえない ④その他 ! 、、′一、】一_....._.、.′.、.∼\′.〉−ノ、一_、ノ、ノへノへ一(〈(ノ/ 選択肢 教 育 経 済 合 計 百分比 1 126 344 73 2 65 14 3 20 39 59 13 4 0】 1 1 0 問13あなたは,どんな種類の教科書(教材)でどんな教え方の授業 が行なわれることを希望しますか。三つばかり番いで下さい。 こ.の問いに.対する回答の多くほ,希望するテ∵−マの種類を問うた問6の回答 と豊後した。つまり,受講生の多くほ,テ㌧−マは即ち教科書のタイトルである と考えたようである。この制度を企画した側としては,テーマが主体であって, 教科書はテ㌧−・マを追究する過程における進行係のような役割を果たすにすぎな いものであると考えていた。(しかし,これほ後でも述べるように企画者の欲張 った期待にすぎなかった。)集計に当たってほ.このあたりのくいちがいを整理し て処理した。 まず教材の希望を多いものから列記すると第23表の通りである。 希 望 す る 教 材 教育i経済 合 計 平易な教材26l40
66 英語の新聞 【’−■■一「「− ̄■’■ 実用的な日常英語 19  ̄←竜一】「㌃− 42 卜 ̄ ̄■ ̄ ̄ ̄■■ ̄’▼▼■■■ ̄ 615 21 1 「㌃ ̄芯 ̄ n m 視聴覚教材益 田 出 66 上に掲げた表に.ほ重複する項目がいくつかある。たとえは∵ ̄英語の新聞ノ, 「外国の雑誌・週刊誌」,「時事英語」ほ一括してもよいかもしれないし「実用的 な日常英語」もこのなかに加えてよいかもしれない。あるいはI ̄旅行会社のパ ンフレット類▼1というのも!【実用的な」英語の−・種であろう 。これらを一括し てもしかりにl−実用英語」とするなら,希望数ほ97に.達すること紅なる。ま た「平易な教材」と「分鼠の少ない教材_Iを合わせると72となる。ちな魂に., 「平易な教材_lの中に.は,「読みやすい」,「固苦しくない」,「気軽に.読める」,「冗 談っばい」,「わかりやすい_lなどという限定のついた】−教材−1を含めてある。 以上のほか紅は次に列挙するようなものがあった。「商業英語」,「海外のベス トセラーー」,「難解な英語」,「手紙文」,「会話文の多い教材」,「英米以外の文学 の英訳」,「原苔」。このl ̄原書」というのほ.,多分,輸入森を指しているものと 思われる。 次に.教授法に対する希望であるが,これほもちろん教材とも関連するわけだ が,一応分けて希望の多いものから順に列記する。
希 望 す る 教 授 法 ≧教育極勘合計
英語会話の授業 34 85 119 工3 授業の中紅ヒアリングをとり入れる 学生同志又は教官との討論を主体とする 15 25 ロ 40 口テ−マ別選択クラス制度について 67 Pさしい教材を多く使い速読する 2 21 23 ♭ない分塁の教材を精読する 7 7 14 冬作文(和文英訳を含む)をとり入れる 7 6 13 墜文和訳を中心とする講義式授業 5 7 12 F■−プを併用する授業 7 4 11 と法的な説明に屈点をおく授業 6 4
10 1
ヒ意の把握を中心とする 2 7 」L教室での授業 0 9 9 尽すよりはかの作業をする授業 3 5 受しい授業(毎回指名,宿題,小テストなど) 4 4 邑音訓練・朗読をとり入れる 4 3 定期的紅)レポートの提出を求める授業 4 3 9 8 8 7 7 上の表で,いくつかの項目ほ1つの大項目にまとめることができる。それは, いわば,「音声面重視の授業」とでもいうべきもので,このなかに.「英会話の授 業」・「授業の申に・ヒアリングをとり入れる」,「チープを併用する授業」,「LL教 室での授業」,「発音訓練・朗読をとり入れる_iが含まれ,希望件数は合計189と なる。 以上のはかに・,教授法ないしほ授業のタイプとして希望があったものを挙げ ると次の通りである。「演習形式の授業」,「輪読形式の授業」,「ゼミ形式の授 業」,「出席率を評価する」,「文学作品を読み全員で劇化する.」,「外国人による 授業_lなど。 3.6.自由意見 アンケ−トの最後紅,この制度に.対する建設的な意見を求めた。これまでの 質問とはちがった角度からの自由な意見を期待したが,応じた人が少なかった うえに.,選択肢に.よる回答の理由ずけをしたような内容のものが多かったし, テーマ別選択クラス制度とは直接関係のない内容のものも見られた。たとえば, 希望外クラスや第3希望のクラスに眉己属されること紅対する強い不満,経済学 部生が英語会話を履修しても外国語の必要単位として扱われないことに.対する益 田 出 68 3名の学生からの激しい抗議,デーーマだけでなく担当者をも選ぺる権利がある はずだという主張,それに.経済学部生からの希望として,この制度のクラス編 成が外国語クラスに.これまであったまとまった活動を阻害するのを救済してほ しいという希望,などである。 3.7.l−アンケート調査Ⅰ_卜の分析 調査結果の分析に先立って述べておきたいことほ,このアンケノ−・・・ト紅応じて くれた受講生諸眉474名(うち,教育学部163名,経済学部309名,はかに学部 の区別を示してないもの2名)がまじめに記入して協力してくれたことである。 調査を実施したのは学期末試験期間中の,それぞれのテーマ別クラスの試験終
了直後であった。この時期を速んだことほ,よくもありわるくもあった。よか
ったことは,アングーートの回収率が非常紅よかったこと,一週間まえまで受け ていた授業のことについての質問であり,はとんど全員が前・後期を通じて4 コマの受講経験をしたばかりであったこと,などである。わるかったこととし てあげられるのは,試験を受けたばかりのところであったから,質問の意味を じっくりと考え.てから回答をするには疲れていた学生がいたかも知れないこと である。記述を求めた個所に応じた者が少なかったのほ,このためであったと も考えられる。 調査の数字は,教育学部生と経済学部生とに分けて示したが,教材・教授法 に関するものを除いてほ,学部による有意差は認められない。結果的紅は,学 部別の数字を示したことは無意味であったが,少くとも血般教育の英語紅関す る限り,学生の意識という点でほ,学部紅よる差がないことがわかった。その 意味でほ学部別の数字ほ有意義であったと云えるであろう。 アングーート鞠査の5つの質問グループのうち貨5番目はI−自由意見_iに潤す るものであったが,これほ上に見たよう紅とくに.注目すべき意見が出なかった ので,他の4つのグル・−プ(A∼D)についてのみ結果を分析する。 まず「テ㌧−マ別選択クラス」の主旨紅関しては,受講生の反応を総合す・ると. デーマを立でて行なう授業紅その主旨が活かされていたという肯定的な判断を した者が全体の80%(弗11表の①と④)紅も適し,クラス編成の仕方を支持し た者が約60%(第12表の①と④)を占めた。しかし,テ仙マ㌢こよってクラスをテーマ別送択クラス制度について 69 選んで履修できることと学習意欲との関係になると,これによって意欲を増し たことを積極的に認めた者は単数以下の42%(第13表の④)にすぎなかった。 この制度の企画者が懸念したのは,従来の学部別のクラス編成を止めて新らし い方法をとったことが受講生にどういう反揆を呼ぶだろうか,というこ.とであ った。それは,この制度をほじめて実施にうつそうとした昭和44年度に,クラ ス編成のやり方が学生自治会の活動を妨げるものであるとの理由で,一学部の 学生自治会が制度の実施を中止することを申し入れてきた経緯があったからで ある。ところが今回のアングーー・トほ,積極的な反対ほわずかに10%(第12表の ⑧)にすぎないことを示している。外国語を履修するためのクラスと学生自治 会の活動とを結びつけようとする誤まった考え.方ほ,今や姿を消したと見てよ いであろう。一方,企画者がもっとも期待した選択履修に.よる学習意欲の増進 は,アングーート調査の数字から見る限り成果をあげるに.至っていない。外国語 に.限らず,今日の大学生の学習意欲の・−L般的欠如は,とりわけ一・般教育がかか えている大きな問題であるから,新らしい制度に切り沓えたからというので, ただちに学生の意欲をふるい起させることが出来るなどと期待するのほ早計に すぎるであろう。そう考えるならば,この制度の施行によって,学習意欲を増 したと答えた学生が42%もいたことほ期待をうわまわることであるのかも知れ ない。いずれにせよ,今後の改善に.よってこの数字をさらに伸ばす努力をした いものである。昭和53年度に.実施した「デーーマ別選択クラス」の主旨について−, 以上見てきたところから判断しうるこ.とは,受講生の過半数が賛成したという ことで,今後も継続して実施すべきであることを示唆している,としてよいで あろう。 第2番目に,テ・−・マの具体的なことに.ついでであるが,まず,テ㌧−・マを選ぶ チャンスを−学期ビとに与えるという53年度のやり方は77%の受講生に支持さ れているばかりか,反対は7%にすぎない。ただ,1つのデーマについてまと まったものを読み,さらに理解を深めるには週1回の授業で一学期(半年間) というのでは足りない,という批半摘ミー部の受講生のみならず担当者からも出 ている。過2回授業は年間2学期制をとった大学側の方針であり,おそらく学 生の希望にも合致することに.なるであろうが,非常勤講師に大幅な援助をうけ
益 田 出 70 ている現状では実施はかなり困難であろう。現に.非常勤講師の声として,デーー マ別クラスほ通年開講にして−はしいとの希望が出されている。差し当たり,で きるものだけでも週2回授業を実現することを考.え.てよい。 テ・−マの種類でほ,53年度に開設したデーマのうちでもっとも多くの受講生を 集めたのが文学関係であった(第10表を参照。)し,学生のそういう好みの傾向 を袈書きするように.,アンケ一卜でも文学に関するテ」−マが合計希望件数にお いても,ジャンルの数に‥おいても圧倒的に多かった。これほ,大学の一般教育 の語学ほ文学部出身の教師の好みで文学偏重に.なる,という他聞や大学内部か らの−■・般的批判が当たらないことを如実に示している。また,文科系の学生は 理科系の語学教材を好むという説もこ.こでは通用しないようである。なぜなら ば,「テ・−マ別クラス」受講生の大半ほ文科系と見徹されるからである。たまた ま,53年皮の開設テーマのなかでは文学関係が多くて二(21テーマのうち前期は 9.後期は7),学生の好みに偶然合致したためか,この制度をほじめて実施し た紅し引鶴 希望外クラスへの振り分けが非常紅少なく(前期5%,後期3 %),全体としてよく学生の支持が得られることに.なったと考えられる。前期に 比べて後期の方が希望調整がうまくいった原因として−,学生が自由紅希望する テーマの第2位に当たる国情・国民性に関するテーマが,これまた偶然に・比較 的多く開設された(前期1に対し後期6)ことがあげられよう。 先に.もふれたよう軋,テーマの希望と教材・教授法紅関する希望とは,受講 生の回答ではかなり重複しているし,この両者の間にほ事実つながりがあるの で,ここでも両方を含めて考えること紅する。この制度の出発点となった英語 の改革案で「英語第2」と称していた,いわゆる実用的な英語は,今回はテー マ別制度のなかに.とり込んで,テ∵−マの1つとして開設した。そして受講生の 希望は,「英語会話_l等の実用英語紅集中している(第24表を参照。)。にも拘ら ず,それとはうらはらに.,学生の受講希望を見ると,実用英語関係のデーマへ の希望は不思議なはど少ない(第10表を参照。)。この原因は,1つには学生の なかで,本音と建前の食い違いが生じ,何をやりたいかと問われれば「英語会 話」と答えるが,実際に.クラスに.入って授業をうけることになると尻込みして しまう,ということであるかも知れない。もう1つの原因ほ,ある学部で,実
テ㌧−マ別送択クラス制度について 71 用英語関係のデーマを履修することを,結果的には避けさせるような指導が学 生に対して行なわれている,ということにある。(これは,一般教育を内部から 妨害する行為である。) 開設デー・マの種類と数に関してこは,受講生の好みや希望を十分考慮して決め るペきであるこ.とほ.当然であるが,安易に「消費者の需要を充たす_1のであっ てはいけない。この制度が軌道にのった段階では,開設テーマの種類を整理し 検討したうえで一定のルールを設けることができよう。ノレールに・従ってテーマ を開設することにより,受講生の側の希望に極端な偏りを生ずることを防ぎ, 担当者の側の授業計画を容易紅することになるはずである。 次紅「選択」の問題であるが,人数制限はまず必至であろう。クラスの適正 規模は,おそらく今回の50∼60名よりほかなり少なく30∼40名というところで あろうが,教官の絶対数が不足している現状ではとてもそういうわけにはゆか ない。希望外クラスに.まわされることを避けるために.人数制限の拡張ないしほ 徹癒を求める声軋応える方法としては,1つに」は,現在の第3希望まででよい とする80%の意見(舞18表を参照。)に.も拘らず,さら紅多くの希望をとること に.より振り分けの可能性をひろげることである。今1つの方法は,直接的な解 決策ではないかも知れないが,全く機械的紅希望外クラスに配属するのではな ぐて,学生が希望したクラスと同じグル−プ(たとえば「文学」,「国情・国民 性_トなど)のなかの比較的受講生の少ないクラスに配属するというやり方であ る。いずれにしても希望外クラヘスの振り分けは,今後の課題である。 クラスの選択にあたって,テ⊥−マの他に担当者をも選ばせるべきかどうかに ついては,受講生の76%もが両方で選ぶことを希望している(第19表を参照。)。 ところが,後でふれるように,担当教官は必らずしも学生のこの意見に賛成で はない。こ.れについてはすでに.2.4.2.でふれたような問題点があるが,改革案 全体がもう少し宅備された段階では,学生の希望を実現してよいであろう。 「要覧」に.関しては,アンケ−トの数字(第20表を参照。)を見る限りでは今 まで通りではとんど問題はなさそうであるが,「自由意見」その他のところで述 べられた意見では,全体的にもっとくわしい解説を求める声が強い。「テーマ 別」の「選択クラス_卜であることを担当者は再認識して,この要望には応える
益 田 出 72 ぺきであろう。 最後に.,教科書および教授法についでであるが,教え方に統・一を求める声は あまりない(第22表を参照。)が,教科書の難易度を平均化してはしいというの が半数を超えている(第21表を参照。)。これは,難かしい教科寄を避けてはし い,という気持の現われと解釈して:もよいであろうか。「テーマ別選択クラス」 という制度で教材の難易度を問題にすること自体が,そもそも矛盾している こ.とであるのかも知れない。教科書だけがもっぱら中心である従来のクラスと はちがって,ここでは「デー・マ_暮の追究が中心となるはずだからである。教材 の難易という問題は,この制度がもう少し成長すれば自然に解消するはすであ る。 受講生が希望する教材・教授法紅つい・ては,集計結果を示したところですで に.分析を試ろみたので繰返さないが,全体として安易なものを求める傾向が窺 えるのほ現代大学生気質の現われであろうか。 4.0.アンケ−ト調査Ⅱ 昭和53年度にデーマ別クラスを担当した教官についてもアンケ−・ト調査を行 なった。担当者合計16名のうち11名から回答を得た。以下にその集計と分析を 記す。 4.1.アンケ−トの構成 全体としては,受講生に対して行なったアンケ−ト紅準じて質問項目が準備 されたが,希望するデーマとか教授法などのように,学生だけ紅向けての質問 は省いてある。回答の仕方は,すべての項目軋ついて記述式回答を求められて いる。質問項目ほ全部で5つあるが,学生に対するもの(アンケ−トⅠ)との 対比を示すと次の通りである。 アングー・トⅠ lァソグーートⅡ 間 1 間1∼3 問 2 問5 問 3 間7,8 問 4 間9 問 5 問11
テ−マ別選択クラス制度に.ついて 73 次に.,各項目ごとの集計結果を説明する。 4.2.制度の主旨について(問1) 主旨が活かされたと判断した人が6名,反対に.清かされなかったというのが 3名,どちらとも決めかねるという人が2名であった。否定的な判断をした人 が理由としてあげて:いるだけでなく,肯定的な人も,必らずしも満足できる成 果をおさめ得なかった原因だとしているのは,受講生の学力不足(5名)で, 他に,選択する際の判断材料の不足(1名),クラスがなお大きすぎる(1名) という指摘がある。 4.3.学期ごと軋テーマを変えることについて(問2) 53年度のやり方でよいとする人が7名,否が4名であった。否定的な答え.を した人のうち2名が1つのテー・マを1年間つづけるこ.とを提案しており,半年 (学期ごと)でよいとする人のうち1人が過2回授業を主張している。 4.4.希望のとり方とクラスの人数限制に.ついて(問3) この点紅ついて−ほ53年度のやり方(策3希望までとり,55名位を限度の人数 細限をする)に反対はない。要望として,希望をもう少し多くとれという提案 と,希望をとるときに特定のテ㌧−マを選んだ理由を書かせ,履修紅対する熱意 を振り分けの瞭に.考慮してはどうか,という提案がある。人数制限の限度につ いては,55名,40名,「少ないほどよい一」がそれぞれ1名づつある。 4.5.担当者を選択することについて(問4) 担当者名は出さず,テーマだけで選択させるのがよいとする意見が6名から 出され,積極的に名前を出すのがよいとする意見ほ皆無である。担当者名を出 しても出さなくても同じであるというのが2名あるが,その理由は.どちらも, テーマの傾向などでいずれはわかることだし,現に学生の予想はかなりよく当 たっているからであるという。また,担当者名を示す場合には希望を4ないし 5までふやしてとる必要があるとの意見もある。 4.6.教科書の難易度を平均化するこ.とについて(問5) 難易度の平均化を考える要なしという意見が6名で,その理由として,進度 に.より難易の差ほ調整されているのが普通であること,難易度を考慮すると幅 広いテ・−・マとテ㌧−マに適した教材を選びにくくなること,難かしい教科書を読
益 田 出 74 んだり易しいものをやったりというのが学生に.とってこはよいこと,などが述べ られている。また,平均化の必要を全面的に.あるいはある程度主張する意見は 3名から出ている。これ以外に・,平均化するというのではなく,教科書の難易 を段階で示して学生が自分の実力に合ったレベルのものを選べるようにしては. どうか,という提案もある。 .以上のはかに.自由な意見として次のようなことが述べられている。(1)学年の はじめ紅担当者が集まって,テーマの内容や教科書の難易度などについて打ち 合わせをし,相互の理解を深めておくぺきである。(2)テーマのなかにほ一冊の ′J\説を読めばすむような規模の小さいものもあれば,かなりスケールの大きい ものもあるので,テ∵−マの規模をある程度平均化する手だてを考えることが必 要である。(3)学年のほじめ紅欝1回目の教科書として,全部のクラスに.共通し て同じものを使うという,ある大学でかつて−採用した方法は一考の価値があ る。 4.7.「アンケート調査元」の分析 テ㌧−・マ別選択制度の主旨を十分に.活かすためには何よりも受講生の学力水準 の向上が前提となることが指摘されているが,同時に.担当者のこの制度に対す る理解と認識を深めることも必要であることが「自由意見_lのなかで示唆され ている。クラスの開講期間については,過1回の授業で1学期間で1つのテー マをカグアーサるのは無理であるとする判断は正しいと考えられるが,かと云 って通年授業ほ大学の方針と矛眉するので,1学期を単位として過2回授業と するか,週1回授業で規模の小さいデー・マを掲げること紅するかしか選べない であろう。希望のとり方は,担当者名をふせて第3ないし算4希望ぐらいまで とるのが妥当であろうか。人数制限をする際の限度は担当者の−・般的な好みに よっででほなく,テ−マの種類と「要覧」紅述べられたクラスの運営方法に基 づく担当者からの申し出忙したがって個別に定めるのがよいであろう。ただ し,担当者の人数紅ある程度の予猶があればの話であるけれども。最後に,難 易度の問題は結局ほ学生の学力水準の問題に帰せられるのであって,テーマ別 選択クラス制度が一般教育課程における英語力リキュラムのなかで正しい位置 を占めること紅なれば,自然紅解決されると考えられる。つまり,現状よりも
テ−マ別選択クラス制度紅ついて 75 っと高い学力水準に達した学生にのみこの制度への遺をひらくように・すれば, テーマの追究がもっと純粋に.行なわれることが期待できるであろう。 5.将来への展望 昭和53年度には.じめて実施にうつした「テ㌧−マ別選択クラス」は,上で見て きたように一山応の成功をおさめたとしてよいであろう。この感触は,すでに・53 年度前期の終了時点で行なったアンケート調査のための予備調査で得ていたの で,53年度後期の終了を待たずに.翌54年度もひきつづき,はば同じ方針と要領 でこの制度を実施することを決めていた。 −一応の成功をおさめたとほいえ,今後に威された問題ほ多い。受講生の希望 調べと振り分けの問題,開設テ㌧−・マの調整,担当者の確保など,テーマ別選択 クラス制度内部の問題ももちろんたくさんあるが,香川大学に.おける一般教育 のカリキュラム全体のなかでの問題もある。そのもっとも大きなものは,農学 部学生をどうす・るかということである。農学部学生が−・般教育の枠組みのなか で特異な位置を占めているのほ,ただ単に英語の授業に.関して−だけではない。 地理的な条件や1年半で−・般教育科目を履修するという特殊事情に加えて−,英 語に関しては学力の一・般的低水準という問題がある。これは,デーマ別選択ク ラス制度が高い学力水準を前提としようとするとき,とくに問題となるであろ う。しかし,このことを差し置いても,物理的制約が農学部学生にこの制度の 適用を許さないのが現状である。 時間割の問題ほ技術的なことにすぎないが,英語のように相当多数の学生が 受講する科目に.なると,技術的な問題とほ.いえかなり厄介である。デーマ別ク ラスも実施の段階で時間割操作上の困難から相当難航したうえ,他の外国語科 目の時間帯を圧迫しながらやっと実現することが出来た。すでに述べたように, Zクラス開設時間帯の問題が目下悩みの種になっているし,教育学部1年生に. 実験的に/試ろみている標準化クラス(仮称)に.も時間割上の問題がある。今後, 学部・学科の増設に伴なう学生数の増加は.十分起こりうるので,時間割の問題 は一層複雑さを加えてくるであろうと予想されるし,一般教育の英語改革の実 を挙げるに」は,時間割の問題を避けて通るわけに.はゆかないのである。