国立国語研究所学術情報リポジトリ
文章表現と理解 : 言語効果の調査法を求めて
著者 林 四郎
雑誌名 ことばの研究
巻 1
ページ 71‑86
発行年 1959‑02
シリーズ 国立国語研究所論集 ; [1]
URL http://doi.org/10.15084/00001704
文章表現と理解
一言語効果の調査法を求めて一
丁 四 郎
1 言語効:果についてのわたくしの考え
国立国語研究所には,書語効果戴院室という研究室がある。わたくしは,そ こに属している。この研究室は,マス・コミュニケーシ・ンセこ関する欝語を研 究することになっているが,わたくしは,マス・コミュニケーシ諏ソという巨 大な現象を対象にすえてかかるよりも,まず,対象はどうあれ,君語を効果の 瀦からとらえ,研究する方法を組み上げることが第一に必要だと考える。
晋語を効果の薗でとらえるとは,番語をコミュニケーション現象として,動 的に観察することにほかならない。だから,欝語効果の学とは,すなわち,コ ミュニケーションの学である。そこで,言語効果学の闘口は,一挙にひろがっ て,マスであろうがパースナルであろうが,ことばによるコミニュケーション のあるところには,つねに醤語効果の問題があることになる。そのとおりで,
言語効果学は,おそろしく大きな領域をもつ学問である。
「書語効果学」とわたくしはいった。だれもまだこういう学を命名したこと はないが,わたくしは,あえてこの語を用いる。雷語効果学は生れたばかりの 学問である。まだ,その境界もわからず,本体もとらえられていないから,ど へのように伸びていくかもわからない。わたくしは,ぜひ,ふさふさとしたみが なるまでに,この学問を伸ばしたいと考える。
わたくしは,自由な考えをもって器語効果の学にのぞみ,まず,直観的に,
ここに一つの問題があると考えた点からぶつかろうと思う。
2 一つの小調査の報告
わたくしは, まず,自分の興味に従って,文章表現と理解の問題をさぐるこ 71
とにする。そして,その探求を,一つの小さな調査から始める。文章表現と理 解ということも,また大きな問題であるが,今測は,三つの点に視点を定めた◎
それは,
(1)修飾語と:文構造の問題 (2)接続語の問題
(3)羅の抽象の問題
である。そして,問題をすべて署語発達との関係でとらえたいと思ったので,
調査は,小学校の各学年手燭について試みた。調査した学校は,:東京都の千代 田区:立九段小学校と成践大学付属成践小学校とである。調査はペーパーテスト であるから,1年生は無理と思い,九段小では2年以上としたが,成践小では,
1年生もやってみた。昭和33年の9月,10月に実施した。
以下,この調査の報告をしながら,母語効果の研究法にふれていくが,紙数 の関係で,視点(1)の考察結果だけを述べ,(2)以下についての報告は鋼の機会に ゆずる◎調査後の時日が短いので,結果の整理はまだ終っていない。整理も,
第一次的な,きわめて早い段階のものであることをことわっておく。
3 修飾語と文構造の問題
ペーパーテストではあるが,半分は愚問筆啓の形式をとった。わたくしが問 題文を読み,答えを紙に書かせた。読みかたは,ラジオのニュースよりはゆっ
くりで,1回だけとした。
修飾語と:文構造の問題というのは,リーダビリティー(注)のほうで,センテン スの長さを問題にするのと似ているが,彼においては,もっぱら量的に観察す るのを,これにおいては,問題をもとの質妙な観点にもどしている。
注 主として,アメジカのルードルフ。フレッシュが研究し,読みやすさの尺度を作 つた。基準は,①センテンスの長さ,②接辞(a魚x)の数,③人称語の数の3点に 羅かれた。ただし,同じくアメリカのゲイルは,この基準の②③を批判して,それ らよりも,語の基本度が問題だとして,わかりやすい語の語彙表を作った。わが濁 では,堀用直義氏や,森岡健二氏が,この問題の研究家として知られている。今の ところでは漢字の包括率とセンテンスの長さが基準と考えられている。
鯉藷においては,修飾語,特に連体修飾語は必ず被修飾語の前に位概するか 72
ら,修飾語を大きくすると頭でっかちになり,何がどうしたという中心思想を 簡潔に述べることができなくなる。(結局,センテンスが長くなる。)しかし,
新聞などのように字数を制限されると,同じ藷の反復をさけるために,とかく 修飾薇に頼りがちになるQそこで,そういう頭でっかちの文章が,実際,受け 手の理解をさまたげるかどうかを調査したQ
聞題を,二つに分けた。
(1)指示・解説的な文章の解説や指示に受け手が従いうるかどうか。
② 文章内容が,受け手にどんな印象をもって受け取られるか。
第1の問題に,また二つの問いを用意した。一つは,おり紙作業,一つは算 数の問題とした。
第2の問題には,三つの問いを用意した。一一つはニュース文の聞き取り,次 は生活文の聞き取り,今一つは解説文の聞き取りとした。
隔紙墨の蘭隊み馳)
〔ま四角な紙をくばって〕
第1種
ましかくの かみを 二つに おります。 すると, ながしかくに なりま す。それを また,二つに おります。小さな ましかくが できます。かみ
をひらきましょう。かみに,たてよこにおりめのすじができている でしょう。このすじをえんぴつでたどって,せんをひいて ください。
これを,修飾語の大ぎい文にして 第2種
二つに おって ながしかくに なって いる ましかくの かみを 小さ な ましかくに.なるように,また 二つに おって ひらくと,できて い る たてよこの おりめのすじを えんぴつでたどって,せんをひいて
ください。
九段小学校(以下K校と呼び,成践小学校をS校と呼ぶ)では,両脚の問題 を大体等数になるように,ランダムにまぜて配った。S校では学級によって第
1種目第2種とを分けた。
各人が作業完成までに要した時間を測り,10秒ごとに人数を集計して,累積
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相対度数分布表にした。グラフで,そのグループの何%の児童がそこ(黒点か ら垂線をおろした所の秒数)までの時闇で作業を完成したかがわかる。
K校の結果では,3年は招く乙線がからみ合っているが,その他の学年では,
わずかながら,第1こ組が先行しているQ大体10秒の差があるようだ。学級の 差が出てはいけないので三種の問題を混配したのだが,もしかしたら,そのた め,ひとのできぐあいにつられてもっとあるべき差がちぢまったかもしれぬと 思い,S校では学級別をしてみたOS校では,下学年において,かなり署しい 盤が出た。2年生では,児童の50%が作業をおえるまでで40秒以上,80%がお えるまででは80秒の大差がある。 (これほどに開くと,学級の能力差が問題に なる)上学年においては,この差はなくなるが,それでも,おそい方の一,二三 の児:童は,修飾語の大きい文章の抵抗をまだ克服できないでいるように思われ るQ
1轍の間門(聞き馳)
K校では 第1種
花子さんは え本を 7さつ もって いました.そこKお母さんに 3 さつ 買って いただきました。 そのうち 1さつ なくして しまいまし た。毛頭さつ もウて いるでしょう。
に対して,修飾語の長いの(第2種)は
え本を 7さつ もって いて,お母さんに 3さつ 買って いただいた のに,1さつなくして しまった 花子さんには,今,え木が 偲さつ ある
でし..ltう。
これは聞き取りだから,二種二二のようなやりかたができず,学級による組 別となった。三二の正答率は次のようである。 (どの学年も,第1組が第1種 第2紅が第2種の:文を聞いた。表中では第!種の文に当った方の組をゴシック 活字で印刷した。以下すべてそのとおりである。数値はみな%)
77
K校
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正 答 97 63 誤 答 3 30 無 答 0 7
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100 100 100 き(35) i(43) (46)
2年ではかなりの差があるようだったが,これは,学級の能力差らしかった。
なぜなら,K校では,2年までは出生顧位による学級分けが保たれているので,
第2組は第1組に比べてややおさない。それは,他の問題にもはっきりとあら われていた。2年を除くと,あとは両三の正答率に違いらしい違いはない。5 年などは逆である。問題がやさしすぎて,この程度の文章表現の違いは問題に
ならないのである。それで,S校では,すこしむずかしくした。
ag 1種
花子さんは本を 8さつ もって いました。そこへおかあさんに 3 さつ 買って いただきました。おとうさんも 2さつ 買って くださいま した。そのうち 1さつ なくして しまいました。今,何さつ もって い るでしょう。
第2種
もって いた 8さつの 木の上に,おかあさんに 3さつ 買って い ただき,お父さんも 2さつ 買って くださったのに,1さつ なくして しまった花子さんには,今,本が侮さつ あるでしょう。
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78
有意差のことはいわないが,2年,4年,5年では,一応の差があるように見 える。6年では,もはや問題にならないQ (1年で差がないのみか逆転さえし ているのはわからない。学級の能力差ということも,他の問題から児ていえそ
うにない。)
問題をややむずかしくしたことによって,文章蓑酔臥の抵抗があらわれたと いえるかどうか,しかとはいえないが,どちらかといえぽ,その傾向があると はいえそうだ。
「一州麟巴麹欄i(聞き取り)
第1種は
アメリカの ミズーリ摺の 蛸漂の あれ野で 歩けなくなって いた お じいさんが 1か月ぶりにすくい出されました。このおじいさんは,ドレ フスという 66歳に なる 人で,8月の はっかに ミズーPtliの 川際に ひとりで 遠足に いきましたが,けいれんを おこして 歩けなく なって しまいました。
1か月問,ドレフスさんは 毎日 川の水を のんで,近くの 木や 草を ひろって きては,火を もしつづけて いました。
ドレフスさんを たすけたのは,この 川原に 痢転車で 旅欲こ 来た 人たちでした。だれも いない はずの 川原に,煙があがって いるので,
何だろうと 思って 肴って みたら,そこに,おじいさんが 死にそうに なって 倒れて いたのです。
第2種は
;
アメリカで,8月の はっか1・C,ミズーリ川の 川原に ひとりで 遠足に 行った ドレフスという 66歳に なる おじいさんが けいれんを おこし て 歩けなく なって し、まい,それから 1か.Sl]間,毎日 川の水を のん で,近くの 木や 草を ひろって ぎては,火を もしつづけて いたので すが,とうとう 川原の あれ野で 死にそうに なって 倒れていた とこ
iろを・ミズ HICD糠こ膚1淋で緬に来て・だれい ないは
ずの 絹猟に 煙が あがって いるので,侮だろうと 思って 行ってみた 人たちが見つけて,ドレフスさんを 1か月ぶりですくいliElしました。
固有名詞の出現回数や位置が,あまり違っては,問題が文構造から離れてく るので,なるべく違えないように心がけて作文した。
79
この問題文を読んで聞かせたのち,次の質問をした。
(1) どこで おこった じけんですか。
② だれと だれが でてきましたか。
(3)みじかく いうと だれが どうした ということですか。
(設問はプリント)
この答えの観察に,わたくしは,一種のキー・ワード(K:ey Word)方式(浅〉
をとった。
注 キー・ワードは,文字通りには,一文の中心になる重要な語をさすのであるが,
特別lc,アメジカのハμルド・ラスウユルなどの政治社会学者がキー・ワードをキ 一・シンボルとして利}iTlし,一つの社会調査の方法を作り上げた【一・時代,一回公 の鋲向や方向をささえるような重要な語をキー・ワードと認定し,A?.としてマス6 コミュニケーシgソの面で,それらの語が現れる現れかたを,ある期間にわたって 測片するのである。わが園でも,池内一一氏や加藤秀俊氏などが,この方法で調査を 行ワているe
わたくしがここでキー・ワードというのは,注記したような重い意味のもの でなく,それぞれの場蘭における人々の意識の広がりをささえているいくつか の観念を,いくつかの語に求めたものである。=? 一・ワードを認定したら,グ ループごとに,どの語にどれだけの集中がなされているかを見る。つまり,応 答者が:文として記述した答えを,キー・ワードとした語に視点を定めて語別の 度数を測るのである。これをあとから再構成すると,グル〜ブ全体としての意 識の広がりと深さとがつかめるであろう。設問の(3)で特にこの方法をとった。
設1課1)(どこで起った事件か)の応答分析の結果は次のようになっている。
これは,例えば「アメリカのミズーリ川のほとり」と答えてあれば,これを「ア メリカj「〜川」「ほとり」の3語に分けて集計した結果である。S校だけの集 計結果を示す。第1組が第1種,第2組が第2種である。表中の数偽は,各組 の人数を100とした%をあらわす。例えば,1年1組は42意いるが,これを100 人とすれば,そのうち14人の答えの中に「アメリカーiという語があったわけで
ある。
80
学 年
組
実人数 率化の基準
アメジカ
川
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川 原
池
そ ば へ り ほとり き し ふ ち 近 く 台 計
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1 124 115
これによると,金体的には, 「アメリカ」あるいは「川」という,単純でば く然としたとらえかたから,次第に「アメリカの〜川のほとり」のような,限 定された答えになっていく様子がわかる。「みずうみ」という答が多いのは,
「ミズーり」を「みずうみ」と聞いたためである。「〜ノ昭としたのは,「ミ ッシッシー=一」 「いずみ川」だとか,はては「アラフスト川」 「ユiJウス川」な ど珍妙な川がたくさん出たのを,一つにくくったためである。
そこで,第1組と纂2組のちがいだが,記された語の数の総計からみると,
まちまちで,問題文による差は開題にできない。
設醐(2)(だれとだれが出てきたか)の答:えではどうか。
「ドレフス」としてあるのは, 「ドレフス」 (実際にこう聞き取ったのは少な い。「ドレクJk 」「ドレス」「ストレス」など様々)と名を:誉いたにしろ「おじ いさん」と書いたにしろ,ともかく老人をさしたものの数,ヂ旅行者」は「自 転車旅行の人」から「旅鴛者」単に「助けた人」まで,一」応それらしい人物を あげてあれば入れてかぞえた数。 tt
81
学 年 三 実人数 率化の墓準
1年 1 2 42 44 100 100
ノL2
1 2 45 42 1go loo ドレフス
旅行着
ム e?.1一
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52 45
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6年 1 2
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全体 1 2 260 256 100 100 85 63 72 46
エ57 玉09
全体の数では.3年の逆転を除くと,まず,第1組のほうがかせいでいる◎
そして, 「ドレフス」と「旅行者」とでは,いくらか「ドレフス」のほうが多 く出ているのだが,その差は,第2組のほうが,すこしずつ多い傾向がある。
設問(3)(だれがどうしたのか)の答えはどうか。
学 年 組 実入数 墜佳ρ糊莚
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f一川」にはr〜川」「みずうみ」「川のほとり」等を含むe
「遠足に」には「旅行」 「遊びに」等を含む。
「けいれん」には「病気」「足力玉動かなく」「いけいれん」等を含む。
F歩けなく」には「動けなく」「帰れなく」「倒れ」等を含む。
懸綜*「助けた蓋には,「助けられた」「助かった」を含む。これは「旅行{擬に「旅 行噺が」と「旅行表に」とが含まれているのと呼応する。
82
6年生は,総数からいっても,分布のわりあいからいっても,第1,第2組 の間eこ何の違いもない。すなわち文章表現上の抵抗を平然感じなかったわけで ある。しかし,その他の学年では,いくぶんずつ,または大きく,策1組がリ
ーー hしている。
陣蔽の内容擁の諏醜き11交り)
第エ種
わたしたちの 学級には,学級i三{誌の ほかに,竜うひとつ 日誌が ある。
これは 自由日誌と よばれている。1学期の 中ごろ,反省会のとき ある 人が こんな 発得 をした。日直の 仕事は 2か月に 3繊ぐらいしか 鳳
ってこない。だから,田藏で ないとき,気がついて 書きたいと 思う こ とが あっても,書けないというのだ。この 二二が もとに なって,だれ もが いつでも 書ける 虜由臼誌が できたのである。
第2種
わたしたちの 学級には,学級溝誌の ほかに,もうひとつ 日誌が ある。
これは,2か月に 3圓ぐらいしか El直の 仕事が 図っていないからJ臼 直でないとき 気がついて 霧ぎたいと 思う ことが あっても 書けない
という 発鷺が 1学期の 中ごろ,反省会のときに ある人から 出たので それから 考えて,だれもが いつでも 書けるように 自由臼誌と 名づけ てつくった ものである.
この質問は,
(1)わたしたちの学級セこは,学級日誌のほかに,どんな日誌がありますか。
(2)これは,どうしてできたのですか。
の二つ。この第2問の容えを,岡じ方法で分析したのが次の表である。
今度は,第1組と第2組の醜合を変えて,第1種の文を第2組へ,第2種の 文を第1組へ配した。 (2年以下は,学級日誌の存在を知らないので,この問 題は3年以上に限った。)
記された語の総数でみると,今度は,少差ながら第2組がり一ドしているQ これは,差があるといえるような開きではないが,前の問題では,どちらかと いえぽ第1組がまさりがちであった事実から見ると,やはりここに,何か,変 83
学 年 組 実人数 率化の基準
3肉£
1 2
42 43 100 lee
5年 i6年
iQ 11 2 k 2 1 1 1 −1
43 441 46 43i t12 40 1 V Vl loo loepoo leopoo IGe
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* 「〜國しか」には
「2月に3醸」のほ か,「1月3回」「3 月に1回」等々いろ いろの記憶ちがいの 回答も含む,その他
「なかなか」 「あま り」等も含む。
**「1学期の巾ごろ」
には「1学期」 r1 学期のおわり」 「2 学期の中ごろ」 「6 月」等をち含む・
その他,ここにあげ
たキ・一・ワード{象㌔・
ずれも代鋸形で,こ れらに相当するいろ いろな言い匝1しを含 んでいるe
化をもたらす要因が文章表現にひそんでいるのではないかと推測することがで きるだろう。
隔文の内容雌の幽G輩iき1醐
第1種
鞭界に.は,およそ 2万種類の チ;1ウが います。日本には 2百麺類 いますから,約百分の1です。チョウの 種類も はじめは ごく わずかで した。それが まわりの 四境が うつりかわるに つれて,チョウも すこ しずつ かわって いぎました.そして 今のように たくさんの ちがった 種類が できたのですe
第2種
糠界で およそ2万種類,臼本に.
チaウは,うつりかわる まわりの
その約懲分の1の 2百種類が いる 環擁によって,はじめは ごく わずか 84
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な種類だったのから すこしずつ今のような たくさんの ちがった種 類に なるまでに かわって きたのです。
これについては,ぼく然と,「どんな話でしたか○思い出せるだけ書いてく ださい。」と口頭で要求し,自由に盤かせた。この結果の整理は,キー・ワーード 方武によらず,単に語数をかぞえた。語は自立語とし,くり返しのような,無 効の記述はかぞえなかった。この語数別による頻度数を相対度数とし,分布状 況を柱状グラフに描いた。前間に同じく,第1組が第2種,第2組が第1種の
文に当った。
柱の頂点のずれを見ると,2年以外は第1種の文を聞いた第2組のほうがす こしずつ多く書いたことがわかる。
4 まとめ
調査はまだまとめられる段階ではないが,ともかく記述だけをまとめておく。
この報告は,結果を紹介するためではなく,方法の見通しを立てるために行 ったものであるから,整理のしかたも,ふぞろいであった。この中で,わたく しがあえてキー・ワード方式と称した分析法を,わたくしは,もっと追求した いと思う。報告した範隠内では,これで何がわかったというほどの結果も出な かったが,この方法は,結果が一目で,質と量とでつかめる利点がある。証明 法にはならないが記述法としては有効である。わたくしは,雑誌「交学」の33 年6月号で,選挙公報文章の小規模な分析を行った。その折,この方式によっ
て,一つのグループの政治意識の図式化を試みた。
言語効果の問題と取り組むためには,どうしても,社会の一集団の,あるこ とがらに即した意識というものを,藩論喬勺にとらえる必要がある。そこから研 究が虜発すると思うので,あるテーマの実証を急ぐよりも,まず,できるだけ 問題を見つけたい。そのために,結果を,なるべく,一世でわかる図式化へも っていく努力をすることが大切であるとわたくしは考える。
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