• 検索結果がありません。

DEAにおける時系列データの分析法

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "DEAにおける時系列データの分析法"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

−i一口ー‖ 1995年度日本オペレーションズ。リサーチ学会 秋季研究発表会

m匠剛こお膠る時系列デロ汐の分析法

東京理科大学 *増田久美 MASUDAkumi ソニー(株) 平瀬啓太 HIRASEKeita. 東京理科大学 山口俊和 YAMAGUCHITbshikazu 02601660 01701440 所と考える.前期と当期のD効率値の比較をすると きに,単純に前期(トー1期)と当期(‘期)のD効率 値の比率を求めただけでほ,各々の期に得られるウェ イトが適うので,同じ基準で評価しているとはいえ ない.そこで,前期の業績を評価したときに得られた ウェイトを用いて当期のデータに適用し,得られたD 効率債と前期のD効率借との比を求める.この此の 値は,前期の業績で高く評価された入出力項目に対す る当期の値なので,長所の伸びぐあいがわかる. また,前期に高く評価されなかった入出力項目につ いて,当期に改善したときには,当期のその入出力項 目のウェイトが大きくなると考えられる.そこで,当 期の業績を評価したときに得られるウェイトを用いて 前期のデータに適用し,得られたD効率値と当期の D効率値との比を求める.この比の億により前期の欠 点を改善した度合いがわかる. しかし,DEAではウェイトか一意に定まらない場 合があるので,前期の基準で当期のD効率値を評価 したいときに評価することができない.当期の基準で 前期のD効率値を評価したいときも同様である.そ こで,この間題を解決するために,修正クロス効率健 一21の考え方を応用する. 2.皿 墟築する時系列データを用いた分析法 修正クロス効率値の考え方を応用して,前期のウェ イトで当期のD効率値を評価する方法を考える.前 期のデータでD効率値を求めたとき,ウェイトが決 まらないDMU。について,以下のように考える.前 期のデータを用いて,DMU。以外のすべてのDMUの D効率値が1以下という条件のもとで,さらに前期の D効率値を維持したままで,当期のDMU。のD効率 値が最大になるようにウェイトを決める.まず,分析 対象の前期のDMtT。のD効率値♂ニ,ト1を求める・こ のβニ,ト1を用いて,次の陀Ⅶ1(A川 によって得られ るんニ,tが前期の基準で当期を評価したDMU。のD効 率値となる.

且 はじめに

DEA(DataEnvelopme11t・Ana・ly$is)は,多入力。 多出力系システムにおける相対的な効率牲の評価手 法として開発された川.既に提案されている時系列 データを用いた分析法としてはFF(Fa・CtOrFiIlding TimeonSerie$)分析法【l]やWINDOW分析法 がある.これらの分析法では,分析する期間のデータ とその前期のデータを比較するときに,単純に前期と 当期のD効率値の比や平均をとっている.また時系 列にデータかあるときにDl工Aを用いて分析すると各 時点において効率的なのか,あるいは効率的でないの かということしかわからない.さらに各々の期によっ て評価の基準が違うために同じ基準で評価していると はいえない.本研究では,】)EAにおいて分析する期 間のデータとその前期のデータを同じ基準で評価しな がら,時系列データを分析する方法を提案する.

2 操察する分析法

時系列デ岬夕を用いた既存の分析法にはFf’(払・CtOr Findi)1gTimeo11SeT・ies)分析法やWINDOW分析法 がある.時系列的に効率値の変化を見たときに,そ の変化した要因が他のDMtIに関係なく分析対象の DMtl。自身の活動によって効率倍が変化したのか,そ れとも分析対象のDMU。以外のDMUの活動によっ て効率値が変化したのか,というように,効率値が 変化した理由を探る方法がFF分析法である.また. Ⅵ‖NDOlV分析法では,各年毎にD効率値を求め,そ の平均をとることによって,各年次のDEA解が等し く影野し合い,時系列変化をより多く測定できる. 一般に企業では時系列的に業績を考えたときに,前 期の欠点を改善し,長所をさらに伸ばすことを考え る.各DMUは,DEAの特徴として自分に有利な入 出力項目に大きいウェイトをつけることができるの で,ウェイト付けされた項目はその期の長所と考え, ウェイト付けされなかった入用力項目はその期の短 ーこ〇5− © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

(2)

定式化にあたり記号を以下のように定義する. 制約条件 た

∑竹¢.‥恒−1

rニ1 分析するDMUの番号(α=1,2,…,,l) 入力項目数 出力項目数 DMUブのt期のi番目の入力値 (哀=1,2,‥・,”l;J=1,2,‥・,,l) DM叫のt期の−・番目の出力値 (丁・=1,2,…,た;j=1,2,…,?l) 入力盲に対するウェイト (i=1,2,・‥,”l) 出力T・に対するウェイト (㍗=1,2,…,た) α nl た ズiブ.1 1;・j、‘ =βニ,t (7) m ∑‰両町−1 i=1 た

∑il・J,ト1・叫川り

I・=1 ≦−1 (j≠α) (8) IIl ∑∬小一l・帰一 i=1 lJi¢.t 叫・0.1 【FPl(A)】 最大化 叫。.I≧0 (,・=l,2,…,た)(9) 机叫≧0 (i=1,2,…,m)(10)

3 おわりに

本研究では,時系列データがある場合,前期と当期

のD効率値の変化を見るのに,単純に前期と当期の

D効率値の比較をするのではなく,前期の基準で当期 のD効率値を評価し,さらに当期の基準で前期の■D 効率値を評価する方法を提案した.この方法では,「前 期の基準で当期のD効率値を評価した値」の■「前期の D効率値」に対する比をとることにより,前期の美顔 で高く(長所と)評価された入出力項目に関して,さ らに伸ばした(あるいは悪くした)度合いがわかる. また,「当期のD効率値」の「当期の基準で前期のD 効率値を評価した値」に対する比をとることにより, 前期の業穎で高く評価されなかった項目(短所)に関 して,当期に改善した(あるいは改善できなかった) 度合いをみることができる. た

∑−1・¢,−叫¢・・

It=1 (1) ん。,【= Ill ∑‰.−・叫高・− i=1 制約条件 た ∑−1申1・軸 r=1 =♂ニ,ト1 (2) m

∑ズ叫−1・叫n,−

i=1 た

∑11J,ト1・U叫

I・=1 ≦1 (j≠ロ・) (こり =l ∑∬小一1・t帰 i=1 【参考/引用文献】 川枇々木規雄:“効率性の変化する要因を探るDEA /FF分析法による時系列分析”,日本オペレー ションズ・リサーチ学会春季研究発表会アブスト

ラクト集,pl).139−140(1994)・

【2】枇々木規雄:“2段階DEAを用いた修正クロス効 率値による評価法”,慶應義塾大学理工学部管理

工学科テクニカル・レポート,No■93015(1993)・

【3】末吉俊幸:“DEA./1VINDOlV分析法による電気 通信事業体の経営効率と規模の経済性の比較,検 討”,オペレ丁ションズ・リサーチ,Vol.34No・7, pp.316−319(1989). 【4】刀根薫:「経営効率性の測定と改善一包絡分析法 DEAによる−」,日科技連出版社(1993). l・・r叫≧0 (γ=1,2,・‥,た)(4) りi¢,t≧0 (i=1,2,‥・,”l)(5) 次に,当期のウェイトで前期のD効率値を評価す る方法を考える.当期のウェイトが一意に決まらない DMU。に関しても同様に求める・β;.tを用いて,次の 【FPl(B)】によって得られる帰十1が,当期の基準 で前期を評価したDMtI。のD効率値となる. 【FPl(B)】 最大化 た ∑−1中一1・−・−・…1 l・=l (6) /も。.ト1= ITl ∑右申1・ i=1 −107− © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

参照

関連したドキュメント

本稿は、拙稿「海外における待遇表現教育の問題点―台湾での研修会におけ る「事前課題」分析 ―」(

我が国では,これまで数多くの全国交通需要予測が行わ れてきた.1つの例としては,(財)運輸政策研究機構が,運

このように,先行研究において日・中両母語話

東京大学 大学院情報理工学系研究科 数理情報学専攻. [email protected]

大谷 和子 株式会社日本総合研究所 執行役員 垣内 秀介 東京大学大学院法学政治学研究科 教授 北澤 一樹 英知法律事務所

東北大学大学院医学系研究科の運動学分野門間陽樹講師、早稲田大学の川上

「イランの宗教体制とリベラル秩序 ―― 異議申し立てと正当性」. 討論 山崎

社会学研究科は、社会学および社会心理学の先端的研究を推進するとともに、博士課