患では胆汁を介してのendotoxemia及び背景に肝機 能障害がある場合にも手術を契機に血中エンドトキシ ンの上昇がみられることが判った. 46. CA19-9の臨床的検討 (独協医科大学第二外糾〉 門脇 淳 , 門 馬 公 経 , 田 島 芳 雄 各種消化器系疾患のCA19-9を測定し若干の検討を 行なったので報告する.CA19-9の測定はセントコア社 製キットを用いた.cut off値は37u/mlとした.悪性疾 患の血清CA19引土,食道癌13例中0,胃癌42例中17例 (40%),大腸癌18例 中6例 (33%),肝癌5例中2例 (40%),胆道癌9例中7例 (78%),勝癌15例中9例 63 (60%)に陽性であった.良性疾患では26例に測定し5 例(19%)に陽性であった. 一方,胆汁及び勝液中のCA19-9を同じ方法で測定 してみると,勝液は3例に測定し,平均3700u/mlと血 清 に 比 べ 高 値 で あ っ た . 胆 汁 は30例 に 測 定 し た が 5000-100万u/mlの高値であった.これは良性疾患と 悪性疾患の聞に差がなかった.良性疾患で血清 CA19-9高値のものは胆道系疾患または勝炎に多くまた黄痘 を有するものに多かった.経過を追って測定すると黄 痘 の 消 長 と 平 行 す る こ と が 多 く , こ れ は 胆 汁 中 の CA19‘9の高値と関連することが推測され,興味深い. 更に今後の検討を要する問題である.
CA19-9の臨床的検討
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