情報技術がもたらす社会的解決メカニズム
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(2) 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report. ⑴. Vol.2017-ASD-10 No.6 2017/11/18. 株式会社いろどり:事業の概要. 徳島県勝浦郡の上勝町は、人口 1,699 人(2016 年1月現在)のうち 65 歳以上の高齢者が 51.2%、 75 歳以上が 33.8%を占める徳島県随一の高齢地域であるが、この上勝町は、高齢者が中心的労 働力となって「ツマモノ」を生産・販売する事業を展開していることで国内外に知られている。 ツマモノとは料理に季節感を演出するために添える花や枝葉で、軽量で高齢者でも従事しやす く高付加価値商品であることから、JA 職員であった横石知二氏がミカンに代わる上勝町の産業 として 1985 年から導入し、町民に雇用機会と収入がもたらされた。 ツマモノ事業では、多品種少量の品揃えと生産体制の確立が鍵になるが、当事業では、必要 な情報を上勝町が出資し横石氏が経営する株式会社いろどりが提供して、生産・出荷の判断は 個人事業主である事業従事者に委ねるという体制を採用している。ツマモノの商品価格は市場 の競りによって決められ、事業従事者は、より多くの売上をあげるために、株式会社いろどり が提供する市場情報や事業従事者ごとの出荷履歴と競りの結果、月間売上などのデータを活用 して、高く売れる商品を各自で予測し地元 JA へ出荷している。出荷された商品の情報や競りに よって決定された価格は IT システムにて公開され、事業従事者はその結果を見て需要予測を自 己評価し、次の出荷計画に反映している。現在この仕組みで 320 種以上のツマモノが生産され ており、年商は 2.6 億円である。株式会社いろどりは、ツマモノ生産農家に市場・業況等の情報 をリアルタイムで提供し、商品流通に関わる手数料を徴収して利益を得ているが、最大出資者 が上勝町(70%)であることから、株主(オーナー)による「上勝町民のための事業であるか どうか」という監視が働き、利益最大化を目的とした町外への拡大や従事者の搾取といった問 題は発生しにくい。株式会社いろどりのケースが知られることによって、上勝町には I ターンや U ターンが増えており、外部からの農家研修生の募集も行われている。. ⑵. 経営学的視座から⾒た上勝町⺠の受診⾏動. 町民の 1 割を超える 200 以上の農家がツマモノ生産者として事業に従事しているが、 「忙しく て病院に行く暇がない」と笑いながら言うほどに元気である。上勝町は利用者の減少や施設の 老朽化などを考慮して、2006 年 9 月に町営養護老人ホーム「長寿園」を廃止した。上勝町の老 人医療費を調べてみると、75 歳以上比率(2008 年度)が徳島県内 24 の市町村で最高であるに も関わらず、受診率(2005~2007 年の 3 カ年平均)が最低であることが分かった(図 1)。言 い換えると「高齢者は多いわりに、皆あまり病院に行かない」という状況であり、「忙しくて病 院に行く暇がない」という事業従事者のコメントを裏付ける証拠となり得る。. ⓒ 2017 Information Processing Society of Japan. 2.
(3) 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report. Vol.2017-ASD-10 No.6 2017/11/18. 図 1:老人医療費受診率×75 歳以上比率 3,000 北島町 牟岐町 徳島市 鳴門市 海陽町 佐那河内村美波町 板野町 石井町 阿南市 吉野川市 小松島市 那賀町 上板町 松茂町 美馬市 つるぎ町 東みよし町 三好市 勝浦町 阿波市. 藍住町. 受診率(3 カ年平均). 2,500. 2,000. 神山町 上勝町. 1,500. 1,000. 500. 0 0.0. 5.0. 10.0. 15.0 20.0 75 歳以上⽐率(2008 ). 25.0. 30.0. 35.0. さらに、上勝町の高齢者がどのような受診行動を取っているのかについて、徳島県発行「老 人医療事業年報」(2007 年度)のデータをもとに、医療支出関数(healthcare expenditure function)アプローチをベースにした知野(1998)を参考に「受診率」「1件当たり日数(レセプ ト)」「1日当たり費用」の 3 つの要素を中心に徳島県平均と比較しながら分析する(図 2)。 図 2:受診率・一件当たり日数比較・一日当たり費用額比較 受診率. 一件当たり日数. 一日当たり費用額. 25.00. 1,800.00. 1,577.07. 1,600.00. 1,298.14. 1,400.00. 上勝町. 20.00. 25,000. 19.11. 上勝町. 19.96. 徳島県平均. 徳島県平均. 1,200.00. 10.00 5.00. 2.20. 121.45 132.20. 84.63 98.93. 9,634. 10,000. 600.00 200.00. 上勝町. 15,000. 1,000.00. 400.00. 21,121 20,000. 徳島県平均. 15.00. 800.00. 22,905. 2.45. 2.39. 2.38. 7,643. 7,935. 7,568. 5,000. 0.00. 0.00 入院. 入院外. 歯科. 入院. 入院外. 歯科. 0 入院. 入院外. 歯科. まず受診率については、通常は後期高齢期(75 歳以上)になると受診率、特に入院の受診率 が上がると考えられている。しかし上記データからは、上勝町は全てにおいて受診率が低く、 特に入院外に関しては徳島県平均より約 20%も低くなっている。1 件当たり日数については、 日本の医療制度下では医療と介護の境界的領域に属するサービスが医療部門に偏重しているこ とから、医療サービスというより介護サービスを必要とする患者が入院する社会的入院という 現象がしばしばみられ、そのため高齢者の入院期間が長くなる傾向がある(知野,1998)。しか し上勝町の入院期間は県平均より短く、入院外に至っては県平均より約 10%短くなっている。1 日当たり費用額は、入院・入院外・歯科全てが県平均より多い。特に入院外に関しては 26%も 高くなっている。これらのデータから、上勝町の高齢者は①受診頻度が低く、②受診期間が短 く、③一日当たりの費用は高い、ということが分かり、重篤な症状のときのみ最短期間で受診 するという行動をとっている可能性がある。 ただしこれらの受診行動は疾病の特性だけではなく、医師数、病床数、施設数、技術の進歩 などの医療サービス供給側の要因や、医療機関が限られていることによる利用抑制、所得、食. ⓒ 2017 Information Processing Society of Japan. 3.
(4) 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report. Vol.2017-ASD-10 No.6 2017/11/18. 生活や自然環境など需要側の要因にも左右される(知野,1998)ため、本稿では可能性の提示に 留め、正確な要因分析については更なる調査を待つことにする。. 次に経営学的視点から、なぜ上勝町の高齢者は上記のような受診行動をとるのかを考察する。 株式会社いろどりのツマモノ事業は、従事者が上勝町民に限定されているため、この事業が上 勝町とそれ以外の市町村の受診行動との差を作る要因になっている可能性は高い。ツマモノ事 業従事者の 26.5%(うち 70 歳以上は 38%)にアンケート調査を実施し、事業従事者の主観的 幸福感と主観的健康観を調査した小林ら(2008)によると、調査対象者の 72.5%が「生き甲斐 がある」と回答、そのうち 65.5%が生き甲斐の内容として「働くこと」を挙げている。また調 査対象者の就業後の変化として、自分に対する自信、経済的なゆとり、生き甲斐、生活リズム が変化し、主観的健康観に影響していることが判明している。 近年は健康行動に影響を与える認知的要素が注目されており、その一例として Bandura(1977) によって提唱された「自己効力感(Self-efficacy)」が挙げられる。「自己効力感」は、「ある結 果を出すための行動を自分がいかにうまく遂行できるかという「効力予期」に関わる知識や確 信の程度」を指す(Bandura, 1977;祐宗・原野・柏木・春木, 1985)。様々な臨床場面や健康 に関連する場面において自己効力感が行動変容に結びついているということが実証されている。 さらに、自己効力の高い人は健康を維持・増進するための行動を積極的に行うことができると 言われている(島井,1997)。 自己効力感が変化する情報源として、①遂行行動の達成、②代理経験、③言語的説得、④生 理学的状態(祐宗ら,1985)があるが、いろどりの事業ではこれらの要素が提供されている。ま ず、横石氏は FAX やネットワークシステムを使って事業従事者に毎日欠かさず激励メッセージ を送っている(③言語的説得)。1996 年に横石氏が異動で事業従事者とのコミュニケーションを しなくなった時期には売上高が下がっており、この行為の影響力が分かる。次に、事業従事者 は全て町内の人間であることから、身近な存在の友人や隣人がツマモノ事業を通じて収入を得 ていることを観察しやすく、「あの人が出来ているなら自分もできるだろう」という発想を持ち やすい(②代理経験)。身近にある小さな目標は達成のための行動との因果関係が見えやすく、 それを達成することで、さらに行動を強化することが容易である。いろどりの事業では、スモ ールステップの達成による管理を行って、自ら動機付けが出来るように配慮している(①遂行 行動の達成)。そしてツマモノの栽培や採集、運搬を通じて、適度な運動も行われている(④生 理学的状態)。これらの繰り返しによって、自己効力感は高く強固なものになっていく。 上述を併せて考えると、平均年齢が 70.1 歳で、うち 36.8%を 75 歳以上が占めているツマモ ノ事業従事者は、事業を通じて自信や生き甲斐を持つことで自己効力感が高まっているため、 日常的に健康行動を効果的に行っており、その結果が低い受診率という結果になっていると考. ⓒ 2017 Information Processing Society of Japan. 4.
(5) 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report. Vol.2017-ASD-10 No.6 2017/11/18. えられる。そしておそらく、自己効力感の高いロールモデルを身近に見ることで、ツマモノ従 事者以外の高齢者にもその効果が伝播している可能性もある。. ⑶. ⾃⼰効⼒感向上の基盤としての情報技術の位置付け. 次に、なぜ上勝町のツマモノ事業ではこのような結果が表れるのか、個人及び組織の視点か ら考察する。特に、他所では同様の試みが行政や市民主導でなされているもののなかなか結果 が伴わないという状況を鑑み、本事業に特徴的な情報技術とその意味を考える。. ①従事者⾃⾝による⽬標の設定とフィードバック 自分自身による動機付けは、目標の設定と内的な基準とによって起こる。目標設定と結果の 自己評価が、目標に対する動機付けの効果をもたらすが、自己評価が起こるためには、自らが 設定した目標と、その目標に対するこれまでの自分の成果に関する知識(フィードバック)が 必要である(祐宗ら,1985)。自己効力感が適切に働くレベルの目標を事業従事者が自ら設定し、 目標に対する成果の明確なフィードバックが必要になる。そこで横石氏は、上勝町にもともと あった市町村防災行政無線設備と家庭の FAX を生かしてネットワークを構築、双方向に受発信 のできる同報 FAX システムを開発した。このシステムを用いて生産農家に市場からの注文情報 を一斉送信し、対応可能な農家が即座に返信することで、迅速で柔軟な対応が可能になった。 さらに 1999 年には通産省(現:経済産業省)から総額 1,060 万円の実証実験事業を受けて第三 セクター「株式会社いろどり」を設立、コンビニエンスストアの POS システムに倣い集出荷ケ ースをバーコードで管理する「彩ネットワークシステム」を構築するとともに、操作の簡単な トラックボールや専用インターフェイスを備えた特注のパソコンを開発して各生産農家にリー スし、ツマモノの生産管理を行うようにした。このシステムでは、各事業従事者が、与えられ る市場情報や自分の過去の実績、体調などを考慮しながら出荷計画を立て、結果である自分の 売上をシステム上で確認できるようになっている。また、事業従事者が出荷した商品はすべて 事業従事者番号で個別に管理されており、自分の商品がどこの卸売市場でいくらの値がついた かが明確に分かるようになっているので、自分の行動に対する成果のフィードバックが行われ ている(図 3)。 さらに同社では、2011 年から Android タブレット端末を導入し、家庭の専用パソコンのみな らず、畑作業中や外出時にも同じく情報ネットワークにアクセスでき、ショートメールなどの 媒体から情報共有もできる体制を整備している。ツマモノ事業に関わる情報を共有できる時間 と場所が拡張したことのほか、タブレットを用いた新たな使い道の開発も期待されるが、ここ で注目すべきは、どちらにしてもユーザーはパソコン類の機器を触った経験のない高齢者であ ることが開発段階からしっかり認識されていたことである。同社では、ツマモノ事業にアクセ. ⓒ 2017 Information Processing Society of Japan. 5.
(6) 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report. Vol.2017-ASD-10 No.6 2017/11/18. スできる道具として近づいてもらえるように最初は各家庭の FAX を活用して注文情報を流し、 高齢の事業従事者たちが情報共有体制のメリットを実感できてから、不特定多数のユーザーの ための汎用性よりも高齢者にとっての操作の簡便さを重視したパソコンを提供している。ソフ トウェア上のインターフェイスも工夫し、できる限りカタカナ表記を避ける・画面の色の変化 によって新着情報を知らせるなど、事業従事者たちが直観的に操作しアクセスできることを重 視したシステムを構築しており、現在は日常的にタブレットが利用されるに至っている。 図 3 「彩ネットワークシステム」初期画面と事業従事者の専用パソコン使用風景. 「〔事業従事者 H 氏〕誰がどれくらい出したか、だいたい分かる。ほれを見て、今日はあの人 に勝った、負けたと思うたりな。目標にしとる人が 4,5 人あるんよ」 「〔事業従事者 T 氏〕売れ 筋にも流れがあって、ファクスやパソコンの情報を見て考えるんです。私は毎日 17~18 ケース は出す。計画的に出して流れを見よるのよ」 (国保、2006「株式会社いろどり」慶応ビジネスス クールより引用)。これらの発言に見られるような目標設定とフィードバックによる動機付けは、 トップダウンで目標が一方的に定められるか、共選・共販体制を取ることで個々人の生産者が 商品に対する売上のフィードバックを得られないような生産者直売所や生産者組織では働かな い。. ②健全な競争のための⼿続き的公正 上勝町のツマモノ商品は卸売市場の競り、つまり個人の評価が介入していない完全な市場原 理による価格決定が行われており、事業従事者間に健全な競争を持ち込んでいる。そのため価 格が低いのは事業従事者が市場ニーズを読み間違えた結果であると受けとめられている。ただ し、このような実力主義をとる時には、組織的公正が担保されてはじめて適切な競争とフィー ドバックが働く。二村(2004)によると、組織的公正は「手続き的公正(procedural justice)」 (=機会の平等)と「分配的公正(distributive justice)」 (=結果の平等)に大別される。上勝 町のツマモノ事業では、商品価格を市場原理に任せることで前者の「手続き的公正」が確立さ れているのである。行政主導のまちおこし活動の場合、結果の平等が優先されることから、「分 配的公正」を担保しない活動を行うことはネガティブな評判に逢う恐れがある。公平な手続き. ⓒ 2017 Information Processing Society of Japan. 6.
(7) 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report. Vol.2017-ASD-10 No.6 2017/11/18. に従っていても個々人の状況に応じて結果に差が出ることが認められないため、一律価格・一 律分配を採用しがちである。しかし、自分の努力が結果に影響しなければフィードバックは働 かず、事業従事者の自己効力感は高まっていかない。 つまり、いろどりの事業では、従事者個々人による自己目標の設定とフィードバックの仕組 み、健全な競争を可能にする手続き的公正が情報共有体制を通じて実現されており、この条件 下で事業を行うことで従事者は自己効力感を高めていると言える。なおこれらの条件を満たす には民間企業が適しており、ゆえに民間企業のルールに則って活動をするソーシャル・エンタ ープライズは、このような自己効力感を高めることを通じた社会的課題の解決には適している と言える(図 4)。 図 4:事業を通じた自己効力感向上のメカニズム. 3.おわりに 本稿は、事業活動がどのようなメカニズムで関係者の行動に影響を与え、結果として社会的 課題の解決につながっているのかを明確にすることで、このアプローチの可能性と限界を理解 することを目的とした。株式会社いろどりによる老人医療費に対するソリューションを自己効 力感という視点から分析し、民間主体による取り組みであるソーシャル・エンタープライズは 自己効力感の向上が問題解決になる場合は有効であるという結論を得た。ただし、本事例は比 較的健康で介護の必要度が低い高齢者に事業を通じて自己効力感を提供することで、その結果 としてそれら当事者の医療費の抑制や介護予防に寄与し得るが、既に医療や介護サービスの必 要度が高くツマモノ事業に携われないような層への有効な手法ではない。重篤な疾病などの理 由で自己効力感を高めることが難しい人の場合や、そもそも自己効力感を高めることが問題の 解決にならない場合には、上記のようなアプローチではなく、これまで通りの公的資金による 支援が必要ということを明記したい。また、本事例は社会的課題の当事者が主体となった問題 解決アプローチとして象徴的であるが、当事者ではない主体が事業を運営するケースもあり、 解決への道筋には多様性がある。我々が主張するのは、民間主導の事業が全ての社会的課題解 決につながるわけではないことを理解した上で、民間でできることは積極的に民間に任せるこ との重要性である。すなわち、行政機関は適切な公的資金の分配をもって効果的なセーフティ・. ⓒ 2017 Information Processing Society of Japan. 7.
(8) 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report. Vol.2017-ASD-10 No.6 2017/11/18. ネット作りに集中する一方で、公的要素の強い財やサービスの供給において民間企業が活動し やすい制度環境を醸成することの重要性である。なお、本事例から得た知見から、他地域で社 会問題解決のために情報技術を活用して事業を展開する場合の留意点として、プレイヤーの自 発的な目標設定とその結果が明確に把握できるフィードバック仕組みの構築、健全な競争を促 す環境と「手続き的公正」を担保するルールの設定といった条件に配慮し、事業の中身そのも のよりも関係者の自己効力感を高めることを目的関数にした事業展開を行うことを付記したい。 本研究には多くの限界があることは承知している。株式会社いろどりの事業と上勝町のデー タの関連性については、医療費はプライバシーに関わるデータであることからここにある以上 のものを入手出来なかった。また本来ならば株式会社いろどりの事業開始前後で二次データを 比較すべきであるが、ツマモノ事業の開始は既に 30 年以上前であること、その間に長寿医療制 度(後期高齢者医療)への移行など多くの変更があり単純に比較することが出来ないこと、等 の原因から比較可能なデータを準備することが難しかった。故に因果関係の甘さに関する批判 は謙虚に受け止めたい。しかしながら現場の観察や関係者ヒアリングを通じて因果関係を強く 感じているため、その限界を踏まえつつも敢えて発表することを選んだ。これらの限界につい ては、今後の調査課題であると考えている。. 主な参考⽂献 Bandura, A. 1977, “Self-efficacy: Toward a unifying theory of behavioral change.” Psychological Review, Vol. 84, No. 2, 191-215. Dees, 1998a, “The meaning of social entrepreneurship” (https://community-wealth.org/sites/clo ne.community-wealth.org/files/downloads/paper-dees.pdf, 2017年10月27日閲覧) Dees, 1998b, “Enterprising non-profits” Harvard Business Review 国保祥子, 2009,「徳島県の事例に見るソーシャル・エンタープライズの社会的課題解決メカニ ズム」Social Design Review, Vol.1 小林珠美・田中寿恵・多田敏子, 2008,「山間地域の高齢者の就業が QOL に影響を及ぼす要因 について」Quality of life Journal 18(2) 島井哲志(編), 1997,『健康心理学』培風館 祐宗省三・原野広太郎・柏木恵子・春木豊(編), 1985,『社会的学習理論の新展開』金子書房 知野哲朗, 1998,「老人医療費の地域的変動とその決定要因」立命館経済学 47(2・3・4), 442-456. 沼上幹, 2000,『行為の経営学:経営学における意図せざる結果の探究』白桃書房 二村敏子, 2004,『現代ミクロ組織論』有斐閣. ⓒ 2017 Information Processing Society of Japan. 8.
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