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養蜂業の民俗−転地養蜂家の生存戦略− [ PDF

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Academic year: 2021

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1 養蜂業の民俗 ―転地養蜂家の生存戦略― キーワード:近代養蜂、生業、移動性、産業化、自然知、徒弟制、地域社会 人間共生システム専攻 中尾 有希 問題と目的 本論文は、産業としての近代養蜂を行う人々が、ど のようにして自然との関わり方を変容させてきたか、 その生き方を探るため、九州から北海道への大規模な 転地(以下、大転地と略)を行う養蜂家の事例をもとに、 その関係性に注目して記述したものである。 養蜂とは、ハチミツ等を採るためにミツバチを飼う ことで、現在の日本における養蜂は大きく二つに分け ることが出来る。一つは個人の趣味として、在来種の ニホンミツバチ(学名 Apis cerana japonica)を対象に 行う「伝統養蜂」。もう一つは明治時代に海外から輸 入された養蜂で、集蜜能力の高い外来種のセイヨウミ ツバチ(学名 Apis mellifera)を対象に、巣枠を入れ替 えて管理できるラングストロス式巣箱を用いた「近代 養蜂」である。現在産業として行われる養蜂は、全て この近代養蜂に当たる。 これまで民俗学・人類学での養蜂研究対象は伝統養 蜂が多く、近代養蜂についてその経営の実態にまで及 ぶものは少なかった。ニホンミツバチがほとんど野性 の環境で飼育されるのに対し、セイヨウミツバチは人 工的に手入れをすることで、蜂群の規模の調整が頻繁 に行われる等、ほとんど家畜化された環境で飼育され ており、そこでの人と自然の関わり合いは希薄化した ように思われてきた。 しかし、そうした近代養蜂も、日本の気候に合わせ た独自の養蜂文化を形成し、その特色として「移動性」 と「間接性」が指摘されてきた[柚洞 2013]。限られた 期間により多くのハチミツを採るため、ミツバチを連 れて開花前線を追いかけて移動生活を送る養蜂家が 現れたのである。養蜂業における飼育戸数は、1985 年の9,499 戸から 2005 年には 4,790 戸まで減少、現 在では5,934 戸まで持ち直したとはいえ、養蜂業界全 体は縮小してきた。ハチミツ生産量は横ばいからやや 減少傾向にあり、一戸当たりのハチミツ生産額は減少 しつつある。戸数の増大と生産量の減少(蜜源の減少) という不均衡状態では、厳密な囲い込みができない資 源としての花々(以後蜜源と呼ぶ)を巡り、なわばり争 いの問題も起こっている。 こうした自然資源の不足、温暖化による気候変化等 の環境変化や、生産者や消費者といった社会の変化に 伴って、近代養蜂はそのあり方を変容させつつある。 養蜂家と自然の関係の在り方を知ることは、その変容 のありさまから、環境と社会の変容を知ることであり、 これからの人と自然の関係性を知る一端となるはず である。 方法 本論文は、九州を中心とした複数の養蜂家への聞 き取り調査、参与観察をもとに記述した。調査データ としては、福岡県の複数の養蜂家を対象に、2010~ 2012 年にかけて散発的に計 12 回(各回 2,3 時間ずつ) の聞き書きを行ったものを予備調査とし、2013 年 8 月5 日~17 日、2014 年 8 月 16 日~9 月 8 日まで、養 蜂家M さんの転地先・北海道 T 村での住み込み行っ たものを本調査とする。 これらの養蜂家をとりまく関係性について、本論で は 1) 養蜂家個人と自然の関わり 2) 同業者同士での 関わり 3) 養蜂家と地域社会の関わりの三つの位相に 分けて考える。1)では、「自然から得る知識や身体を使 う経験、そしてその経験から生成する知識」、2)では現 場で作られていく社会的な規制など、直接的に自然資

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2 源を使う人々の経験、3)では直接的に養蜂をする人々 だけでなく、養蜂に間接的に関わる人びとの経験を扱 った。ここで経験に注目したのは、人々の「生き方」 というものが、自然や自分の周りの他者とどのように 関係性を築いていくかを示すものだからである。生業 誌という視点を持つことで、養蜂家の人々の「自分を 取り巻く世界との関係性の築き方の履歴、過程」を知 ろうと試みる[葉山 2013;198]。 結果 1) 養蜂家個人と自然の関わり 養蜂業は技術発達により自然への依存度を徐々に 低下させはしてきたが、ハチミツを採る時、気候や花 の状態、ハチの状態等、自然に左右される領域の大き い生業である。近年では温暖化の影響で地域間での季 節のズレ具合にも変化が起こっており、その変化に対 応しながら一年を過ごしていた。 日本における養蜂業は現在、①巣箱の構造②分蜂群 の扱い方③採蜜時の所有群の扱いによって、Ⅰ・Ⅱ・ Ⅲ型に分けられる[澤田 1986]。Ⅰ・Ⅱ型が上述した伝 統養蜂であり、これは略奪的な狩猟採集段階から住居 近辺での飼育を試みた、段階的な家畜化の遍歴を示す 区分である。Ⅲ型が本論で扱う近代養蜂であるが、こ のⅢ型においても、転地する者としない者で一年の流 れが変わってくる。 越冬(寒さに弱いハチが死滅しないよう、規模を縮小 する等の手入れをすること)・建勢(春の採蜜期に合わ せて増殖させること)・採蜜(蜜の溜まった巣枠を遠心 分離機という機械にかけて回し、遠心力でハチミツを 搾ること)・越夏(夏季の蜜源枯渇や暑さからハチが死 滅しないよう、涼しい土地に移すこと)・交配用ハチの 育成(農作物の受粉を促すために施設園芸農家等へミ ツバチの貸し出しを行うが、採蜜に用いる以上の蜂群 数が求められるため、11 月からの貸し出しに向けて人 工的に増殖させる)といった作業は、Ⅲ型のほとんど養 蜂家が行う作業であるが、転地を行うものは、拠点地 での開花ピークを終えると、巣箱をトラックに積んで 北上し、転地先での採蜜・越夏を終えた 10 月頃に再 び拠点へと戻ってくるというような移動生活を行う。 この転地期間での具体的な作業について、九州・北 海道間の大転地を行う養蜂家 M さん(47 歳)の事例を もとに記述した。15t 車をチャーターし、フェリーを 使ってできるだけ早く転地先に移動する輸送の作業、 転地先・T 村でのなわばり(蜂 場ほうじょう)管理、その際の採蜜 群と交配群の厳密な別管理、ミツバチの代替の餌・砂 糖水の餌づくり作業を行っていた。 ここで注目したのは、比較的若い世代で、新規参入 者である M さんは、なわばり意識の強い養蜂業界で 蜜源の豊富な蜂場をあまり持てなかったこと、そして、 そのために従来の養蜂家が採蜜で生計を立てるとこ ろを、M さんは交配群の貸し出しに特化した経営を選 択したことである。ミツバチ一群(女王蜂一匹を核とし た群れ)当たりの利益率は採蜜が 5 万円/群、交配用貸 し出しが1 万 8 千円/群、利益率は採蜜の方が高いが、 採蜜で生計を立てられるのは、土着の土地に質の良い 蜜源豊富な蜂場を持ち、比較的小規模な群数で十分な 量のハチミツを採蜜できる古株の養蜂家である。新規 参入者であまり質の良い蜂場を持たない M さんは、 採蜜よりも交配用ミツバチの貸し出し・育成に特化す る経営を選択した。 しかし交配用ミツバチの増殖は、頻繁なエサやりや、 大規模の蜂群を分割する作業(蜂わり)の手間が多く、 利益率の低い分群数も多く必要になるため、採蜜経営 よりも人手がかかる。このため従来の家族経営が中心 の養蜂園と異なり、M 養蜂では家族経営を母体に、更 に20 人近くの従業員を雇っている。 採蜜や交配群の世話を行う際、この従業員の作業の ほとんどが流れ作業で行われ、その作業の中で、先頭 で巣箱の様子確認する者、ハチを振るい落として巣枠 を運搬する者、餌やりをする者等、それぞれ役割がそ の日のメンバーによって決まっていた。この分担には 経験年数もあるが、従業員それぞれの得意・不得意に も関係すること、そして特に、先頭で巣箱の蓋をあけ て中の様子を確認する作業では、できるだけ早く巣箱 内の様子を判断し、巣箱の中の女王蜂を発見できる素 質が求められる。こうした作業が高度に能率化される のも、限られた期間でより多くの群数を増殖させねば ならない M 養蜂の経営戦略のためである。転地先で ある北海道T 村では、社長である M さんの滞在中も、 北海道での主任を務める従業員Z さん(25 歳)がほとん どの作業の指揮を執る。Z さんの北海道への転地回数

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3 は6 回で、この 6 年は 6~10 月の転地期間すべてを T 村で過ごしている。そのため、8 月以降の数週間しか T 村へ滞在しない M さんより、北海道の季節の移り変 わりとそれに合わせた作業の流れを把握していた。 近代化を経て、養蜂業は様々な道具を用いるように なったが、その根幹は養蜂家が自身でハチの状態を判 断できるかどうかの能力であることが分かった。ハチ の数や巣枠の様子を目で見て、羽音の違いを耳で聞き、 採蜜に適度な重量かを腕で抱えて感覚的に測るとい う、身体を通して培ったハチへの知識が根幹あって初 めて機械や道具が用いられるのだと考えられる。 2) 同業者同士の関わり 産業として行われる以上、Ⅲ型では同業者の関わり も重要になってくる。本論では、同じ養蜂業を営む者 同士で展開する関係性としてまず①養蜂組合②親方 弟子関係の大きく二つと、その他、一つの養蜂園内で 構成される③従業員同士の関係やそれを支える④女 性の役割に着目した。 ①は(ⅰ)全国規模の組合 (ⅱ)各県ごとの組合 (ⅲ) 各転地先での転地養蜂家の組合の三つに大きく分け ることができ、こうした組合の中で、養蜂家はそれぞ れのなわばりにおける蜜の採れ高が極端に減少する ことがないよう分布調査会議を行って、新規参入者や 巣箱設置数等のなわばり調整を行っている。 ②では、M さんの弟子入りした J 親方との関係性、 そしてM さんが独立後にとった 4 人の弟子について、 弟子入りの経緯と弟子入り期間、独立後の状況を把握 した。弟子の中には、家業を継ぐ前の修行として弟子 入りする者、何かのきっかけで養蜂に興味を持ち、近 隣養蜂場を訪ねて弟子入りする者、養蜂場から養蜂場 へと紹介されて弟子入り先に辿り着く者もあった。 親方・弟子関係の具体的な事例から、養蜂業に新規 参入する者は親方からの援助なしに独立することは 難しく、独立後も倉庫や、餌をつくる攪拌機等の設備 の借用、また、ハチやハチミツなどの産品の販売する うえで問屋や小売店に仲介してもらうなど、弟子にと っての親方スジの存在が大きいことが分かった。また、 独立後の弟子は親方スジの養蜂家の手伝いや、親方へ のこまめな挨拶を通して、親方への筋を通しているこ とも分かった。この弟子とは違った形で一養蜂園内を 構成する③従業員は、給料・休日のある点で弟子とは 労働環境が異なり、そのため、仕事を通して養蜂家と 同等の技を身につけた場合も養蜂家としての独立は 禁止である。弟子は独立するための技を得る代償とし て、弟子入り2 年間を原則無給・無休の条件で働く形 をとる。 ④また、各養蜂園同士が対外的に関係性を展開して いるとき、その内側で養蜂園を支えているのは、移動 生活における家事や、それに伴う近所づきあいを引き 受ける女性(主に養蜂家の妻や母親、息子の嫁等)の存 在である。家族以外の従業員を多く雇うM 養蜂では、 北海道における 20 代の従業員 4~5 人の集団生活を、 M さんの母親・K 江さん(70)が支える。同業者同士の 交流においても、女性陣で懇親会用の食事を準備する 等、女性の存在は円滑なつきあいを支える重要な役割 を果たしていた。 こうした同業者同士の関わりの中で気づいたのは、 養蜂家達が親方・弟子関係、組合といった縦・横の繋 がりの中で、頻繁に互いの手伝いを行っていることで ある。特に、新規参入者である M さんは修行を終え た1988 年から独立するまでの 8 年間、積極的に近隣 の養蜂場の繁忙期の手伝いを行うことで、養蜂家間で の信頼を築いていた。養蜂業者の高齢化が進んで引退 する者が現れ、蜂場やミツバチを手放すという時、こ うした信頼関係は、蜂場の売買等の話を優先的にもち かけてもらえるなど、なわばり調整の中でも機能して いた。そして、M さんがとった 4 人の弟子の独立時も、 信頼関係のある養蜂家に紹介することが独立の手助 けになるなど、巣箱やハチ、なわばりといった物質的 な財産だけではなく、人間関係それ自体が財産として 機能している。 3) 養蜂家と地域社会の関わり 次に、同業以外の人々との関係として、①農家との つきあい、②趣味的養蜂(Ⅰ・Ⅱ型)を行う人とのつき あい、更に、移動するⅢ型独自の関わりとして、③転 地先での近所づきあいの三つに分けて記述する。 転地先での近所づきあいでは、M 養蜂が北海道 T 村 を転地先とした過程と、T 村での蜂場獲得の経緯につ

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4 いて聞き取りした。自然資源の豊富な北海道は、転地 先として理想的であるが、養蜂家の間で人気が高いの は果樹栽培や施設園芸が盛んで蜜源の多い道央付近 である。こうした土地は古くからなわばりも形成され ており、新規参入は難しい。その一方で、T 村は夏季 も比較的冷涼な土地で、酪農を基幹産業とする等、近 年では転地してくる養蜂家がおらず、転地の新規参入 が可能であった。採蜜するには蜜源としては乏しい土 地を、M さんは交配に特化した経営を行うことで、有 効に活用することに成功していた。交配群で生計を立 てるには比較的大規模な群数を育成することが必要 だが、なわばり争いのないT 村では蜂場箇所を多く申 請することもできる。 こうした転地養蜂家M さんが転地してくることは、 T 村の人々にとって歓迎される出来事であった。T 村 の中でもM さんが拠点として家を建設した N 地区は 過疎化が進んでおり、遠く九州から若い人々がやって くる転地生活はN 地区の人々にとって「おもしろい」 ことで、蜂場に適した土地の紹介や、祭り、飲み会へ の誘い等、M 養蜂を積極的に巻き込んだ付き合いを展 開していた。 農家との付き合いとしては、蜂場として土地を借り るときの関係性の変化や、農薬の使用等農業における 近代化の結果として、昆虫の減少、交配用ミツバチの 需要拡大という新たな養蜂家との関係性が生まれて いた。この関係の中では、ミツバチの農薬被害も起こ っており、農家への貸し出しを辞める養蜂家がいる一 方で、M さんのように農家との関係を積極的に深め、 ミツバチの扱い方について農家に啓蒙する養蜂家も 現れていた。 趣味的養蜂を行う人との間では、2013 年に施工さ れた養蜂振興法の改正により、趣味で飼う人にも業者 と同様の行政への申請が定められ、これまでの暗黙の うちに行われていたすみわけが行き詰まりを見せつ つある。野生のニホンミツバチを営巣させること楽し みを見出す伝統養蜂(趣味的養蜂)でのなわばりと、よ り多く蜜の採るための近代養蜂にとってのなわばり では従来求める条件が異なっていたが、そのすみわけ が難しい地域も現れてきた。本論では、すみわけが適 正に行われている宮崎県T 地域の現状も紹介し、同じ 養蜂を行う者同士でどのような配慮があるのかを記 述した。趣味としてハチを飼い、自然に関わろうとす る人々の権利を保障することも大切な一方で、社会に 出回る農作物生産に大きく貢献している養蜂業者を、 趣味で行う者とを同等に扱うことへの反発もある。 こうした趣味的養蜂の届出義務化の背景について 考えを巡らすと、輸入自由化により、特に中国産との 比較で国産ブランド力が高まったハチミツだが、より 自然との濃密な関係性を求めるようになった消費者 の需要が趣味養蜂の拡大へと行き着いたとも考えら える。そうして趣味的養蜂が増大した結果としての法 的登録なのか、それとも、趣味的養蜂の数が増えたの ではなく、単に近代養蜂とのトラブルが増えたことに よる法的登録の明確化なのか、趣味養蜂の戸数や群数 を把握してこなかった現状では断定することはでき ないが、趣味養蜂が増加していないのであれば、この なわばり衝突の背景はやはり、全体としての自然資源 に対する近代養蜂業の総体的な負荷増大を示してい るのかもしれない。 考察 以上の三つの位相で、現代を生きる養蜂家の経験を 分類した。従来の養蜂研究が伝統養蜂を対象にしてき た一方で、本論文では、近代養蜂が産業であるがゆえ に築いてきた様々な関係性に注目した。 代々家族経営の養蜂家がいる一方、新規で養蜂を行 う者の中には、養蜂業界に参入するために徒弟関係を 築く者があり、これはなわばり獲得、転地などの大が かりの作業で手伝いのやりとりを行うときにも、重要 な機能を果たしていた。 M さんのような、採蜜よりも交配貸し出しに特化し た戦略をとる養蜂家が現れたことには、自然資源の減 少と、そこから来る業界での新規参入の困難さ、農業 の近代化による影響を伺い知ることができた。様々な 関係性の変容からみる養蜂業界の変化には、こうした 環境の変化や、生産者・消費者をとりまく社会の変化 が反映していた。特に、ミツバチの農薬被害や蜜源不 足は近年深刻化しており、農家への貸し出しを辞める 養蜂家もいれば、貸し出しではなく販売という形態を とり、交配のピークを過ぎた後のミツバチは農家で焼

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5 却処分してもらう養蜂家もいる。交配群だけでなく採 蜜群でも、蜂場近辺の畑でミツバチに有害な農薬が散 布されていたことで、巣箱のハチが死滅していたとい う事例も頻繁に起こっている。 人と自然間ではなかなか見えづらい近代化の影響 は、その間を介する、ミツバチという、それ自体自然 の生き物の姿に象徴されているようにも思われる。蜜 源の増殖には、養蜂家の積極的な取り組みだけでなく、 私たちの生活環境も大きく影響してくる。これからの 養蜂業がどのように変容していくのか、そしてその変 容に私達はどのように関与しているのか、私達は当事 者として考えていくことが必要である。 主要参考文献 玄蕃充子 2013「養蜂の多様化―養ほう振興法の改正 をめぐって―」日本民俗学会発表用レジュメ 澤田昌人 1986「ヒト―ハチ関係の諸類型-ニホンミ ツバチの伝統的養蜂―」『季刊人類学』17-2:61-125 京 都大学人類学研究会 葉山茂 2013『現代日本漁業誌―海と共に生きる人び との七十年』昭和堂 柚洞一央 2006「日本の養蜂業における移動空間の狭 域 化 と 生 産 形 態 の 多 様 化 」『 地 理 学 評 論 』 79(13):809-832 日本地理学会

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