経団連産業技術本部長 吉村 隆
2018年11月21日
「知財紛争処理システムの見直し」に関する意見
~Society 5.0時代を見据えた議論を~
「Society 5.0」の実現は国家目標
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人類は「狩猟社会」「農耕社会」「工業社会」「情報社会」と発展してきた。
今、デジタル革新(デジタル・トランスフォーメーション)をきっかけに第
Society 5.0は「創造社会」
デジタル革新を人々の多様な生活や幸せの追求のために活用すべき。
今後、人々には世の中を変える「想像力」と「創造力」が必要。
Society 5.0とは創造社会であり、「デジタル革新と多様な人々の想像・創
造力の融合によって、社会の課題を解決し、価値を創造する社会」である。
Society 5.0
多様な人々の
力
デジタル革新
×
価値創造
課題解決
想像
創造
Society 4.0から5.0へ
3
Society 5.0で目指す社会は、「課題解決・価値創造」「多様性」「分散」
「強靭」「持続可能性・自然共生」がキーワードとなる。
さまざまな制約から解放され、誰もが、いつでもどこでも、安心して、
自然と共生しながら、価値を生み出す社会を目指す。
「Society 5.0実現ビジネス3原則による新たな価値の創造」
経団連は、提言「Society 5.0実現ビジネス3原則による新たな価値の創造」で、
Society 5.0時代の知財制度のあり方を提言。
「オープンイノベーションを進めるためには、特許や著作物等の知財を活用し
合うことができる、柔軟で多様な仕組みを構築することが求められる」
(提言p8より抜粋)
⇒知財制度も、知財の「保護」と「活用」のバランス(権利者と実施者のバラン
ス)の取れた仕組みが必要。
⇒その前提として、知財の価値を適切に評価することも必要。
【原則1】
「ビジネスモデル」を創る
【原則2】
「知」を創る
「ルール」を創る
【原則3】
新たな「価値」の
創造
個の 多様性 リアル 新しいを創る (イノベーション) 社会の 多様性 多様な個人が活躍する環境整備 ○各人の多様性・能力を引き出す ○時間等の需給をマッチング ○多様な選択肢と選択の自由の確保 ○再チャレンジ可能な仕組み ○ベーシックインカムの検討 知識のプラットフォーム化 ○知的資産をシェアして利活用 ○データ分析等による新しい価値 ○情報を媒介とするエコシステム ○SDGsの中での融合促進 ○「リアル」のアーカイブ化 多様な個性を生みだす仕組み ○自主性・好奇心・行動力を涵養 ○他者との違いを生み出す力 ○多様性を受容する感性 ○「リアル」「生」の経験の提供 ○大学のプラットフォーム化 ○体験・五感のアーカイブ 多様な価値を内包する社会システム ○新たな指標を開発 ○多様な個人を包摂・統合的運用 ○様々なシステムの実験的導入 ○異質なものとの共存・融合 ○外国人材活用(例:e-citizen) ○地域ごとに保有する資産の活用